JPH0724427Y2 - 防食材含浸被覆シート - Google Patents
防食材含浸被覆シートInfo
- Publication number
- JPH0724427Y2 JPH0724427Y2 JP1988163270U JP16327088U JPH0724427Y2 JP H0724427 Y2 JPH0724427 Y2 JP H0724427Y2 JP 1988163270 U JP1988163270 U JP 1988163270U JP 16327088 U JP16327088 U JP 16327088U JP H0724427 Y2 JPH0724427 Y2 JP H0724427Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impregnated
- sheet
- food material
- food
- material impregnated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
- Bulkheads Adapted To Foundation Construction (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主として水中に構築する金属製構造物の干
満帯および飛沫帯に防食被覆を施すための防食材含浸被
覆シートに関するものである。
満帯および飛沫帯に防食被覆を施すための防食材含浸被
覆シートに関するものである。
従来の鋼管杭、鋼矢板等の金属製構造物に防食被覆を施
すに際し、ナイロン等の不織布またはポリエチレン、ポ
リウレタン、合成ゴム等の連続気泡発泡体など弾性多孔
質体にペトロラタムペースト、ペトロラタムマスチック
などの粘着性および撥水性のある防食材を含浸させた防
食材含浸シートを使用することは知られている(特開昭
58-29916号公報参照)。
すに際し、ナイロン等の不織布またはポリエチレン、ポ
リウレタン、合成ゴム等の連続気泡発泡体など弾性多孔
質体にペトロラタムペースト、ペトロラタムマスチック
などの粘着性および撥水性のある防食材を含浸させた防
食材含浸シートを使用することは知られている(特開昭
58-29916号公報参照)。
上記防食材を含浸させたシートは、運搬時または施工時
に防食材が作業服または作業手袋に付着し、その取扱い
が困難であり、また重ねて運搬されたシートは一体的に
接着し、施工時に一枚づつ取出すことが困難となり、さ
らに保存時も1枚づつ取出すことがやっかいであるなど
の課題があった。
に防食材が作業服または作業手袋に付着し、その取扱い
が困難であり、また重ねて運搬されたシートは一体的に
接着し、施工時に一枚づつ取出すことが困難となり、さ
らに保存時も1枚づつ取出すことがやっかいであるなど
の課題があった。
そこで、本考案者は、かかる課題を解決すべく研究を行
った結果、 弾性多孔質体に防食材を含浸させて得られた防食材含浸
シートを非通気性の薄膜からなる袋に封入しておくと、
運搬時または作業時に防食材が作業服、作業手袋等に付
着するのを最小限に抑えることができ、効率よく運搬す
ることができるとともに、保存時に1枚づつ取出すこと
ができるという知見を得たのである。
った結果、 弾性多孔質体に防食材を含浸させて得られた防食材含浸
シートを非通気性の薄膜からなる袋に封入しておくと、
運搬時または作業時に防食材が作業服、作業手袋等に付
着するのを最小限に抑えることができ、効率よく運搬す
ることができるとともに、保存時に1枚づつ取出すこと
ができるという知見を得たのである。
この考案は、かかる知見に基づいてなされたものであっ
て、 弾性多孔質体に防食材を含浸せしめてなる防食材含浸シ
ートを内面に非粘着処理を施した非通気性薄膜からなる
袋に封入してなる防食材含浸シート、 に特徴を有するものである。
て、 弾性多孔質体に防食材を含浸せしめてなる防食材含浸シ
ートを内面に非粘着処理を施した非通気性薄膜からなる
袋に封入してなる防食材含浸シート、 に特徴を有するものである。
上記弾性多孔質体とは、例えばポリウレタン、ポリエチ
レン等でつくられた発泡プラスチック、スポンジ等の多
孔質ゴム等であり、 上記防食材とは、例えばペトロラタムペーストのような
半永久的に蒸発もしくは硬化しない性質を有し、金属の
表面に貼り付けると常時粘性を保つ防食層が長期にわた
り形成されるものである。
レン等でつくられた発泡プラスチック、スポンジ等の多
孔質ゴム等であり、 上記防食材とは、例えばペトロラタムペーストのような
半永久的に蒸発もしくは硬化しない性質を有し、金属の
表面に貼り付けると常時粘性を保つ防食層が長期にわた
り形成されるものである。
防食材を含浸した弾性多孔質体からなる防食材含浸シー
トは、粘着性のある防食材がシート表面に露出している
ために、保存または運送中に複数枚の防食材含浸シート
が一体に接着し、使用時に一枚づつ取出すことが困難と
なる。
トは、粘着性のある防食材がシート表面に露出している
ために、保存または運送中に複数枚の防食材含浸シート
が一体に接着し、使用時に一枚づつ取出すことが困難と
なる。
そのため、第1図の断面図に示されるように、上記防食
材には粘着せずかつ非通気性を有する紙、ビニール等か
ら作製された袋10に封入した状態で保存または運搬し、
使用時に上記袋10を切断して上記袋10から防食材含浸シ
ートを取出して使用するとよい。
材には粘着せずかつ非通気性を有する紙、ビニール等か
ら作製された袋10に封入した状態で保存または運搬し、
使用時に上記袋10を切断して上記袋10から防食材含浸シ
ートを取出して使用するとよい。
つぎに、この考案の実施例を図面にもとづいて具体的に
説明する。
説明する。
第2図は、本願考案の防食材含浸被覆シートを用いて鋼
管杭に防食処理を施した状態の断面図、 第3図は、本願考案の防食材含浸被覆シートを鋼矢板に
適用した状態を示す一部断面斜視図である。
管杭に防食処理を施した状態の断面図、 第3図は、本願考案の防食材含浸被覆シートを鋼矢板に
適用した状態を示す一部断面斜視図である。
実施例1 第1図に示されるような、内面に非粘着処理を施したク
ラフト紙からなる袋10に、ペトロラタムペーストを含浸
させた弾性を有する発泡ポリウレタンからなる防食材含
浸シート8を封入してこの考案の防食材含浸被覆シート
を作製し、これを作業現場に搬送し、作業現場で上記袋
10を切断し防食材含浸シート8を取出し、第2図に示さ
れるように鋼管杭1の周囲に上記防食材含浸シート8を
巻付け、その上からプラスチック製カバー4で被覆し
た。上記プラスチック製カバー4を圧着用ボルト5で締
付けると上記防食材含浸シート8から含浸されている防
食材が浸出し、防食材が鋼管杭1をおおうとともに上記
プラスチック製カバー4の内面にも粘着し、外部よりの
透水を防止するとともに経年変化により復元力が低下し
ても鋼管杭1に貼り付いているために防食材含浸シート
8が脱落することがなく、長期にわたって防食作用を維
持することができ、さらん防食材含浸シート8は袋10に
封入して作業現場に搬送されるところからペトロラタム
ペーストが外部に付着することなく効率よく搬送するこ
とができ、防食施工完了までの時間が従来と比べて約1/
2に短縮することができた。
ラフト紙からなる袋10に、ペトロラタムペーストを含浸
させた弾性を有する発泡ポリウレタンからなる防食材含
浸シート8を封入してこの考案の防食材含浸被覆シート
を作製し、これを作業現場に搬送し、作業現場で上記袋
10を切断し防食材含浸シート8を取出し、第2図に示さ
れるように鋼管杭1の周囲に上記防食材含浸シート8を
巻付け、その上からプラスチック製カバー4で被覆し
た。上記プラスチック製カバー4を圧着用ボルト5で締
付けると上記防食材含浸シート8から含浸されている防
食材が浸出し、防食材が鋼管杭1をおおうとともに上記
プラスチック製カバー4の内面にも粘着し、外部よりの
透水を防止するとともに経年変化により復元力が低下し
ても鋼管杭1に貼り付いているために防食材含浸シート
8が脱落することがなく、長期にわたって防食作用を維
持することができ、さらん防食材含浸シート8は袋10に
封入して作業現場に搬送されるところからペトロラタム
ペーストが外部に付着することなく効率よく搬送するこ
とができ、防食施工完了までの時間が従来と比べて約1/
2に短縮することができた。
実施例2 ペトロラタムペーストをスポンジ状合成ゴムに含浸さ
せ、防食材含浸シート8を作製した。
せ、防食材含浸シート8を作製した。
上記防食材含浸シート8を非粘着処理を施したクラフト
紙からなる袋10に封入してこの考案の防食材含浸被覆シ
ートを作製し、これを作業現場に搬送し、作業現場で上
記袋10を破り、これを第3図に示されるように鋼矢板5
に貼り付け、さらにその上からプラスチック製カバー4
を圧着し、圧着用ボルト6で締付けた。
紙からなる袋10に封入してこの考案の防食材含浸被覆シ
ートを作製し、これを作業現場に搬送し、作業現場で上
記袋10を破り、これを第3図に示されるように鋼矢板5
に貼り付け、さらにその上からプラスチック製カバー4
を圧着し、圧着用ボルト6で締付けた。
作業現場に搬送する際にペトロラタムペーストが外部に
付着することが少ないので搬送作業が楽になり、また重
ねて搬送しても接着することがないので効率よく取出す
ことができるので防食施工完了までの時間が約1/2に短
縮することができた。
付着することが少ないので搬送作業が楽になり、また重
ねて搬送しても接着することがないので効率よく取出す
ことができるので防食施工完了までの時間が約1/2に短
縮することができた。
防食材と緩衝材との両方の性質を兼ね備えたこの考案の
防食材含浸被覆シートを用いることにより、従来よりも
防食施工完了までの時間を大幅に短縮することができる
とともに防食効果を大幅に向上させることができ、産業
上すぐれた効果をもたらすとともに経済性向上にも大い
に寄与するものである。
防食材含浸被覆シートを用いることにより、従来よりも
防食施工完了までの時間を大幅に短縮することができる
とともに防食効果を大幅に向上させることができ、産業
上すぐれた効果をもたらすとともに経済性向上にも大い
に寄与するものである。
第1図は、この考案の防食材含浸シートを非通気性薄膜
からなる袋に封入してなる防食材含浸被覆シートの断面
図、 第2図は、この考案の防食材含浸被覆シートを鋼管へ適
用した場合の断面図、 第3図は、この考案の防食材含浸被覆シートを鋼矢板へ
適用した場合の断面斜視図、 1…鋼管杭、4…カバー、5…圧着用ボルト、6…鋼矢
板、7…水密仕上用エポキシ樹脂、8…防食材含浸シー
ト、10…袋。
からなる袋に封入してなる防食材含浸被覆シートの断面
図、 第2図は、この考案の防食材含浸被覆シートを鋼管へ適
用した場合の断面図、 第3図は、この考案の防食材含浸被覆シートを鋼矢板へ
適用した場合の断面斜視図、 1…鋼管杭、4…カバー、5…圧着用ボルト、6…鋼矢
板、7…水密仕上用エポキシ樹脂、8…防食材含浸シー
ト、10…袋。
Claims (1)
- 【請求項1】弾性多孔質体に防食材を含浸せしめてなる
防食材含浸シートを内面に非粘着処理を施した非通気性
薄膜からなる袋に封入してなることを特徴とする防食材
含浸被覆シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988163270U JPH0724427Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 防食材含浸被覆シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988163270U JPH0724427Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 防食材含浸被覆シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0284854U JPH0284854U (ja) | 1990-07-02 |
JPH0724427Y2 true JPH0724427Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31447850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988163270U Expired - Lifetime JPH0724427Y2 (ja) | 1988-12-16 | 1988-12-16 | 防食材含浸被覆シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724427Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4738131B2 (ja) * | 2005-10-18 | 2011-08-03 | 株式会社ナカボーテック | 被覆防食方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53110652A (en) * | 1977-03-09 | 1978-09-27 | Chiyuuichi Ueda | Production method of waterproof sealer |
JPS5829916A (ja) * | 1981-08-17 | 1983-02-22 | Nippon Steel Corp | 海用鋼構造物の防食施工方法 |
-
1988
- 1988-12-16 JP JP1988163270U patent/JPH0724427Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0284854U (ja) | 1990-07-02 |
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