JPH07243960A - 蒸気中の腐食試験装置 - Google Patents
蒸気中の腐食試験装置Info
- Publication number
- JPH07243960A JPH07243960A JP3571694A JP3571694A JPH07243960A JP H07243960 A JPH07243960 A JP H07243960A JP 3571694 A JP3571694 A JP 3571694A JP 3571694 A JP3571694 A JP 3571694A JP H07243960 A JPH07243960 A JP H07243960A
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- JP
- Japan
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- steam
- chamber
- solenoid valve
- orifice
- test piece
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- Withdrawn
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 蒸気タービンの蒸気を用いる蒸気中の腐食試
験装置において、試験片を格納したチャンバー内を交番
に乾湿の状態にする。 【構成】 試験片を格納するチャンバー６；蒸気タービ
ン１とチャンバー６とをループ状に連絡する蒸気配管３
ａ，３ｂ；及び前記蒸気配管のチャンバーの入口側の配
管３ａにそれぞれ設けられたオリフィス４と同オリフィ
ス６と並列に配置されたソレノイド弁５、ならびにソレ
ノイド弁５を開閉するタイマーを有する制御装置７を備
えている。
験装置において、試験片を格納したチャンバー内を交番
に乾湿の状態にする。 【構成】 試験片を格納するチャンバー６；蒸気タービ
ン１とチャンバー６とをループ状に連絡する蒸気配管３
ａ，３ｂ；及び前記蒸気配管のチャンバーの入口側の配
管３ａにそれぞれ設けられたオリフィス４と同オリフィ
ス６と並列に配置されたソレノイド弁５、ならびにソレ
ノイド弁５を開閉するタイマーを有する制御装置７を備
えている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、蒸気タービン内を流れ
る蒸気を用いる材料の蒸気中の腐食試験装置に関する。
る蒸気を用いる材料の蒸気中の腐食試験装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、タービン内を流れる蒸気を用いる
腐食試験装置では、タービンより取り出した蒸気を試験
片を格納するチャンバーへ直接供給する方法がとられて
いた。
腐食試験装置では、タービンより取り出した蒸気を試験
片を格納するチャンバーへ直接供給する方法がとられて
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の腐食試験
装置では、蒸気の湿り度はタービンより取り出された蒸
気のままで変化させることができず、乾湿交番雰囲気に
基づく実機の腐食を再現することができなかった。
装置では、蒸気の湿り度はタービンより取り出された蒸
気のままで変化させることができず、乾湿交番雰囲気に
基づく実機の腐食を再現することができなかった。
【０００４】本発明は、実機に発生する乾湿交番に基づ
く腐食を再現することができる蒸気中の腐食試験装置を
提供しようとするものである。
く腐食を再現することができる蒸気中の腐食試験装置を
提供しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、蒸気タービン
内を流れる蒸気を用いる蒸気中の腐食試験装置におい
て；試験片を格納するチャンバー；蒸気タービンと前記
チャンバーをループ状に連結する蒸気配管；及び前記蒸
気配管の前記チャンバーの入口側の部分にそれぞれ設け
られたオリフィスと同オリフィスと並列に配置されたソ
レノイド弁、ならびに前記ソレノイド弁を開閉するため
のタイマーを有する制御装置を備えたことを特徴とす
る。
内を流れる蒸気を用いる蒸気中の腐食試験装置におい
て；試験片を格納するチャンバー；蒸気タービンと前記
チャンバーをループ状に連結する蒸気配管；及び前記蒸
気配管の前記チャンバーの入口側の部分にそれぞれ設け
られたオリフィスと同オリフィスと並列に配置されたソ
レノイド弁、ならびに前記ソレノイド弁を開閉するため
のタイマーを有する制御装置を備えたことを特徴とす
る。
【０００６】
【作用】本発明では、タイマーを有する制御装置によっ
て、ソレノイド弁が適宜の時間間隔で開閉される。ソレ
ノイド弁が開の場合には、蒸気タービンより取り出され
た湿り蒸気は全てオリフィスを通過するため、オリフィ
スにより減圧され過熱状態（湿り度ゼロ）となり試験片
の格納されたチャンバーへ供給される。一方、ソレノイ
ド弁が開の場合には、蒸気タービンより取り出された湿
り蒸気の一部はオリフィスをバイパスしてソレノイド弁
を通過して流れるためオリフィスの前後で圧力差が生ず
ることがない、すなわち蒸気は湿り状態のままで試験片
が格納されたチャンバー内へ供給される。このように、
タイマーを有する制御装置によってソレノイド弁を適宜
の時間間隔で開閉することにより、試験片を格納したチ
ャンバー内に乾燥状態および湿り状態を繰返しつくり出
す（乾湿交番）ことができる。
て、ソレノイド弁が適宜の時間間隔で開閉される。ソレ
ノイド弁が開の場合には、蒸気タービンより取り出され
た湿り蒸気は全てオリフィスを通過するため、オリフィ
スにより減圧され過熱状態（湿り度ゼロ）となり試験片
の格納されたチャンバーへ供給される。一方、ソレノイ
ド弁が開の場合には、蒸気タービンより取り出された湿
り蒸気の一部はオリフィスをバイパスしてソレノイド弁
を通過して流れるためオリフィスの前後で圧力差が生ず
ることがない、すなわち蒸気は湿り状態のままで試験片
が格納されたチャンバー内へ供給される。このように、
タイマーを有する制御装置によってソレノイド弁を適宜
の時間間隔で開閉することにより、試験片を格納したチ
ャンバー内に乾燥状態および湿り状態を繰返しつくり出
す（乾湿交番）ことができる。
【０００７】
【実施例】本発明の一実施例を、図１によって説明す
る。１は蒸気タービンであり、３ａ，３ｂは蒸気タービ
ン１と試験片が格納されるチャンバー６をループ状に連
結する蒸気配管である。チャンバー６の入口側の蒸気配
管３ａは蒸気タービン１の第１段に接続され、チャンバ
ー６の出口側の蒸気配管３ｂは蒸気タービン１の第２段
に接続されている。前記蒸気配管３ａには、オリフィス
４とソレノイド弁５が並列に設置され、前記ソレノイド
弁５はタイマーを有する制御装置７により適宜の時間間
隔、例えば１時間の間隔で開閉されるようになってい
る。
る。１は蒸気タービンであり、３ａ，３ｂは蒸気タービ
ン１と試験片が格納されるチャンバー６をループ状に連
結する蒸気配管である。チャンバー６の入口側の蒸気配
管３ａは蒸気タービン１の第１段に接続され、チャンバ
ー６の出口側の蒸気配管３ｂは蒸気タービン１の第２段
に接続されている。前記蒸気配管３ａには、オリフィス
４とソレノイド弁５が並列に設置され、前記ソレノイド
弁５はタイマーを有する制御装置７により適宜の時間間
隔、例えば１時間の間隔で開閉されるようになってい
る。
【０００８】なお、前記蒸気配管３ａ，３ｂは５０Ａの
炭素鋼管で構成されており、チャンバー６は、例えば内
径１５０mm×長さ６００mmの寸法をもち炭素鋼で構成さ
れている。
炭素鋼管で構成されており、チャンバー６は、例えば内
径１５０mm×長さ６００mmの寸法をもち炭素鋼で構成さ
れている。
【０００９】本実施例では、蒸気タービン１内を流れる
湿り蒸気２は、蒸気タービン１の第１段より蒸気配管３
ａを経て図示しない試験片が格納されたチャンバー６内
へ供給され、チャンバー６より蒸気配管３ｂを経て蒸気
タービン１の第２段へ戻される。
湿り蒸気２は、蒸気タービン１の第１段より蒸気配管３
ａを経て図示しない試験片が格納されたチャンバー６内
へ供給され、チャンバー６より蒸気配管３ｂを経て蒸気
タービン１の第２段へ戻される。
【００１０】前記蒸気配管３ａに設けられたソレノイド
弁５は、タイマーを有する制御装置７によって適宜の時
間間隔で開閉される。ソレノイド弁５が閉の場合には、
蒸気タービン１から取り出された湿り蒸気２は全てオリ
フィス４を通過するためにオリフィス４によって減圧さ
れ、過熱状態（湿り度ゼロ）となって試験片の格納され
たチャンバー６へ供給される。一方、ソレノイド弁５が
開の場合には、蒸気２の一部はオリフィス４をバイパス
してソレノイド弁５を通過して流れるためにオリフィス
４の前後で圧力差が生ずることがなく。蒸気２は湿り状
態のまゝで試験片が格納されたチャンバー６内へ供給さ
れる。
弁５は、タイマーを有する制御装置７によって適宜の時
間間隔で開閉される。ソレノイド弁５が閉の場合には、
蒸気タービン１から取り出された湿り蒸気２は全てオリ
フィス４を通過するためにオリフィス４によって減圧さ
れ、過熱状態（湿り度ゼロ）となって試験片の格納され
たチャンバー６へ供給される。一方、ソレノイド弁５が
開の場合には、蒸気２の一部はオリフィス４をバイパス
してソレノイド弁５を通過して流れるためにオリフィス
４の前後で圧力差が生ずることがなく。蒸気２は湿り状
態のまゝで試験片が格納されたチャンバー６内へ供給さ
れる。
【００１１】このように、本実施例では、ソレノイド弁
５を適宜の時間間隔で開閉することによって、試験片を
格納したチャンバー６内に乾燥状態と湿り状態を繰返し
てつくり出すことができる。
５を適宜の時間間隔で開閉することによって、試験片を
格納したチャンバー６内に乾燥状態と湿り状態を繰返し
てつくり出すことができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明では、蒸気タービンと試験片を格
納したチャンバーとをループ状に連絡する蒸気配管のチ
ャンバーの入口側の部分にオリフィスと並列に設置され
たソレノイド弁をタイマーを有する制御装置によって適
宜の時間間隔をおいて開閉することにより、ソレノイド
弁閉の時チャンバー内を乾燥状態に、ソレノイド弁開の
時チャンバー内を湿り状態に保持することが可能とな
り、乾湿交番に基づく腐食を試験装置のチャンバー内に
設置した試験片に再現することができる。
納したチャンバーとをループ状に連絡する蒸気配管のチ
ャンバーの入口側の部分にオリフィスと並列に設置され
たソレノイド弁をタイマーを有する制御装置によって適
宜の時間間隔をおいて開閉することにより、ソレノイド
弁閉の時チャンバー内を乾燥状態に、ソレノイド弁開の
時チャンバー内を湿り状態に保持することが可能とな
り、乾湿交番に基づく腐食を試験装置のチャンバー内に
設置した試験片に再現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例に係る蒸気中の腐食試験装置
の系統図である。
の系統図である。
１ 蒸気タービン ２ 蒸気 ３ａ，３ｂ 蒸気配管 ４ オリフィス ５ ソレノイド弁 ６ チャンバー ７ 制御装置
Claims (1)
- 【請求項１】 蒸気タービン内を流れる蒸気を用いる蒸
気中の腐食試験装置において；試験片を格納するチャン
バー；蒸気タービンと前記チャンバーをループ状に連結
する蒸気配管；及び前記蒸気配管のチャンバーの入口側
の部分にそれぞれ設けられたオリフィスと同オリフィス
と並列に配置されたソレノイド弁、ならびに前記ソレノ
イド弁を開閉するためのタイマーを有する制御装置を備
えたことを特徴とする蒸気中の腐食試験装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3571694A JPH07243960A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 蒸気中の腐食試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3571694A JPH07243960A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 蒸気中の腐食試験装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243960A true JPH07243960A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12449593
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3571694A Withdrawn JPH07243960A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 蒸気中の腐食試験装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07243960A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101254963B1 (ko) * | 2006-09-18 | 2013-04-17 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 순환식 부식시험장치 |
| KR20160027454A (ko) | 2014-08-29 | 2016-03-10 | 한국원자력연구원 | 습증기 침부식 모사장치 및 습증기 제조방법 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP3571694A patent/JPH07243960A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101254963B1 (ko) * | 2006-09-18 | 2013-04-17 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 순환식 부식시험장치 |
| KR20160027454A (ko) | 2014-08-29 | 2016-03-10 | 한국원자력연구원 | 습증기 침부식 모사장치 및 습증기 제조방법 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |