JPH0724307Y2 - ラックピニオン式舵取装置のダストブーツ取付構造 - Google Patents

ラックピニオン式舵取装置のダストブーツ取付構造

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JPH0724307Y2
JPH0724307Y2 JP4247089U JP4247089U JPH0724307Y2 JP H0724307 Y2 JPH0724307 Y2 JP H0724307Y2 JP 4247089 U JP4247089 U JP 4247089U JP 4247089 U JP4247089 U JP 4247089U JP H0724307 Y2 JPH0724307 Y2 JP H0724307Y2
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JP
Japan
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rack
end side
side tightening
pinion type
mounting
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秀夫 後閑
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Yamada Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ラックピニオン式舵取装置におけるステアリ
ングラックを内装する筒状体の長手方向両端箇所に設け
たギヤハウジング及び補強カバーを簡単に取り付けるこ
とができ、且つシール性を良好にできるラックピニオン
式舵取装置のダストブーツ取付構造に関する。
〔従来の技術及びその課題〕
従来よりラックピニオン式舵取装置において、ステアリ
ングラックを内装する筒状体の長手方向両端にギヤハウ
ジング及び補強カバーを設け、そのギヤハウジング及び
補強カバーにゴム製等の蛇腹式ダストブーツが取り付け
られ、筒状体の内部に塵が入ることを防止している。
そのダストブーツのギヤハウジング又は補強カバーへの
取付部は、第9図に示すように、シール性を良好にしよ
うとすると、ゴムの肉厚を他の箇所より厚くし、締付力
を増大させるため、極めて取付にくい欠点があるし、今
度は、取付易くすると、シール性が悪くなる欠点があっ
た。このため、双方を良好にできるようにすることが期
待されていた。
〔課題を解決するための手段〕
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を
重ねた結果、その考案を、ラックピニオン式舵取装置に
おいて、ステアリングラックを収容する筒状体の長手方
向の両端にハウジングを設け、両ハウジングのそれぞれ
の外端箇所に、該外端から内側に順に先端膨出条と中間
部と後部膨出条からなる被取付部を設け、左右側に対向
するダストブーツのそれぞれの内端箇所に、該内端から
外側に順に先端側締付部と中間筒部と後端側締付部から
なる取付部を形成し、左右側の両ダストブーツの先端側
締付部は前記両端のハウジングの後部膨出条に、前記後
端側締付部は前記先端膨出条にそれぞれ嵌合させ、前記
中間筒部と前記中間部との間に空隙部を形成して前記取
付部を前記被取付部に取り付けてなるラックピニオン式
舵取装置のダストブーツ取付構造としたことにより、ダ
ストブーツとギヤハウジング又は補強カバーに簡易に取
り付けることができ、しかもシール性を良好にでき、前
記課題を解決したものである。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第8図に基づいて説
明する。
第1図等に示すように、1は筒状体であって、パイプ状
をなしており、その長手方向の両端にはハウジングA,A
が固着されている。その筒状体1の内部には、ステアリ
ングラック3が軸受2等を介して遊挿されている。該ス
テアリングラック3の長手方向両端にはロッド4,4が球
状継手部5,5を介して旋回且つ揺動自在に連結されてい
る。
ハウジングAは、ギヤハウジングA1と、筒状体1の端部
を補強する補強カバーA2とが存在している。そのギヤハ
ウジングA1及び補強カバーA2の両者に被取付部6が形成
されている。該被取付部6は、先端膨出条6aと中間部6b
と後部膨出条6cとから構成されている。その被取付部6
の実施例は、複数存在する。この第1実施例は、第1図
乃至第4図に示すように、その先端膨出条6aの軸方向断
面は、山形半円状に形成され、後部膨出条6cの軸方向断
面は台形山形に形成され、また、中間部6bは、この長手
方向の中間が一段と細径となる細径部6b1として形成さ
れている。
また、被取付部6の第2実施例は、第5図乃至第8図に
示すように、その先端膨出条6aの軸方向断面は、山形半
円状に形成され、後部膨出条6cの軸方向断面は台形山形
に形成され、また、中間部6bは、この全長が同一外径と
なるように形成されている。
また、ギヤハウジングA1には、その内部においてステリ
ングラック3のラック部Rと歯合するピニオンギヤPが
収容されるピニオンギヤ室7が形成されている。そし
て、そのピニオンギヤPとステアリングラック3のラッ
ク部Rとが常時良好に歯合するように、ステアリングラ
ック3のラック部Rの反対側を押圧するラックガイドS
が収納螺合するように設けられている。
Bはゴム製のダストブーツであって、蛇腹部8及び取付
部9より構成されている。その取付部9は、先端側締付
部9aと中間筒部9bと後端側締付部9cよりなり、その中間
筒部9bは、先端側締付部9aと後端側締付部9cとの間に筒
状に形成されている。
その取付部9の実施例は、複数存在し、該第1実施例
は、第1図乃至第4図に示すように、先端側締付部9aの
断面が、台形山形をなし、前記第1実施例の被取付部6
の後端側締付部9cを外側から密閉状に嵌合可能に構成さ
れている。また、その後端側締付部9cは、前記第1実施
例の後部膨出条6c箇所に嵌合可能に構成されている。そ
して、中間筒部9bは、前記中間部6bの細径部6b1を包む
ように嵌合されて、空隙部sが形成されている。
また、第2実施例の取付部9は、前記被取付部6の第2
実施例に対応するものであり、第5図,第6図に示すよ
うに、先端側締付部9aは、半円山形をなし、前記第2実
施例の被取付部6の後端側締付部9cを外側から密閉状に
嵌合できるように構成されている。また、その後端側締
付部9cは、前記第1実施例の後部膨出条6c箇所に嵌合可
能に構成されている。そして、中間筒部9bは、その中央
(先端側締付部9aと後端側締付部9cとの略中間箇所)が
最大直径となる樽形状をなしており、前記中間部6bを包
むように嵌合されて、空隙部sが形成されている。
また、第3実施例の取付部9は、第2実施例の中間筒部
9bと後端側締付部9cと同等をなし、その先端側締付部9a
は、単に肉厚が厚くなっている。該先端側締付部9aの外
端が、前記第2実施例の被取付部6の後部膨出条6cの側
部に当接するようにして密閉状に嵌合可能に構成され、
中間筒部9bは、前記中間部6bを包むように嵌合されて、
空隙部sが形成されている。
〔作用〕
先ず、第1実施例のダストブーツB(第1図乃至第4図
参照)及び第2実施例のダストブーツB(第5図,第6
図参照)の取付については、この取付部9の先端側締付
部9aの外径を少し広げつつハウジングAの被取付部6の
先端膨出条6aを越えるようにしてハウジングAの後部側
に押しつけ、さらに、先端側締付部9aをハウジングAの
後部膨出条6cに嵌合固着し、同時に、後端側締付部9c端
を前記先端膨出条6a側端に当接するように嵌合する。ま
た、第3実施例のダストブーツB(第7図,第8図参
照)の取付については、この取付部9の先端側締付部9a
の外径を少し広げつつハウジングAの被取付部6の先端
膨出条6aを越えるようにしてハウジングAの後部側に押
しつけ、さらに、先端側締付部9aをハウジングAの後部
膨出条6c側端に当接するようにして嵌合固着し、同時
に、後端側締付部9c端を前記先端膨出条6a側端に当接す
るようにして嵌合する。
〔考案の効果〕
本考案においては、ラックピニオン式舵取装置におい
て、ステアリングラック3を収容する筒状体1の長手方
向の両端にハウジングA,Aを設け、両ハウジングA,Aのそ
れぞれの外端箇所に、該外端から内側に順に先端膨出条
6aと中間部6bと後部膨出条6cからなる被取付部6を設
け、左右側に対向するダストブーツB,Bのそれぞれの内
端箇所に、該内端から外側に順に先端側締付部9aと中間
筒部9bと後端側締付部9cからなる取付部9を形成し、左
右側の両ダストブーツB,Bの先端側締付部9aは前記両端
のハウジングA,Aの後部膨出条6cに、前記後端側締付部9
cは前記先端膨出条6aにそれぞれ嵌合させ、前記中間筒
部9bと前記中間部6bとの間に空隙部sを形成して前記取
付部9を前記被取付部6に取り付けてなるラックピニオ
ン式舵取装置のダストブーツ取付構造としたことによ
り、第1に僅かな取付力にてダストブーツBをハウジン
グAに取り付けることができ、第2にシール性を良好に
でき、第3に構成が簡単で安価にできる等の効果を奏す
る。
これらの効果について詳述すると、ダストブーツBの取
付部9を前記被取付部6に取り付けるのに、その中間筒
部9bと中間部6bとの間に空隙部sを形成したことによ
り、該空隙部sの存在のため、該部分は接触しないこと
から、取付部9の先端側締付部9aと被取付部6の後部膨
出条6cとが、且つ取付部9の後端側締付部9cと被取付部
6の先端膨出条6aとを接触嵌合しても、嵌合するのに全
体でなく、一部となり、極めて取付やすくできる効果が
ある。
また、両端2箇所の嵌合箇所の中間には空隙部sが存在
することで、これが毛管現象を遮断する効果を発揮し、
ハウジングA内より漏れる油や、外部からの水,塵等の
シール性を格段と良好にできる利点がある。
以上のように取付易くすると、従来では、シール性が悪
くなっていたが、本考案では、取付性及びシール性を同
時に向上させた点に大きな有用性を有するものである。
また、本考案では、構成部材を増加するようなこともな
く、単に、空隙部sを形成しつつ取り付けたものであ
り、安価に提供できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであり、その第1図は
本考案を使用したステアリングの一部断面図、第2図は
本考案の第1実施例の要部断面図、第3図は第2図の一
部切除した斜視図、第4図は第2図の実施例の取付途中
の断面図、第5図は本考案の第2実施例の断面図、第6
図は第5図の実施例の取付途中の断面図、第7図は本考
案の第3実施例の断面図、第8図は第7図の要部拡大断
面図、第9図は従来公知の断面図である。 A…ハウジング、1…筒状体、3…ステアリングラッ
ク、6…被取付部、6a…先端膨出条、6b…中間部、6c…
後部膨出条、9…取付部、9a…先端側締付部、9b…中間
筒部、9c…後端側締付部、s…空隙部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラックピニオン式舵取装置において、ステ
    アリングラックを収容する筒状体の長手方向の両端にハ
    ウジングを設け、両ハウジングのそれぞれの外端箇所
    に、該外端から内側に順に先端膨出条と中間部と後部膨
    出条からなる被取付部を設け、左右側に対向するダスト
    ブーツのそれぞれの内端箇所に、該内端から外側に順に
    先端側締付部と中間筒部と後端側締付部からなる取付部
    を形成し、左右側の両ダストブーツの先端側締付部は前
    記両端のハウジングの後部膨出条に、前記後端側締付部
    は前記先端膨出条にそれぞれ嵌合させ、前記中間筒部と
    前記中間部との間に空隙部を形成して前記取付部を前記
    被取付部に取り付けてなることを特徴とするラックピニ
    オン式舵取装置のダストブーツ取付構造。
JP4247089U 1989-04-13 1989-04-13 ラックピニオン式舵取装置のダストブーツ取付構造 Expired - Lifetime JPH0724307Y2 (ja)

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JPH02133977U JPH02133977U (ja) 1990-11-07
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