JPH072429B2 - インクジェット記録媒体 - Google Patents

インクジェット記録媒体

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JPH072429B2
JPH072429B2 JP62109300A JP10930087A JPH072429B2 JP H072429 B2 JPH072429 B2 JP H072429B2 JP 62109300 A JP62109300 A JP 62109300A JP 10930087 A JP10930087 A JP 10930087A JP H072429 B2 JPH072429 B2 JP H072429B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明はインクを用いて記録する記録媒体に関するもの
であり、特に媒体上に記録された画像や文字の濃度が高
く、記録画像の耐水性及び耐光性に優れたインクジェッ
ト用記録媒体に関するものである。
(B)従来技術及びその問題点 インクジェット記録方式は、インクの微小液滴を種々の
作動原理により飛翔させて、紙などの記録媒体に付着さ
せ、画像、文字などの記録を行うものであるが、高速、
低騒音、多色化が容易、記録パターンの融通性が大き
い、更に、現像、定着が不要等の特徴があり、漢字を含
め各種図形及びカラー画像等の記録装置として、種々の
用途に於いて急速に普及している。更に、多色インクジ
ェット方式により形成される画像は、製版方式による多
色印刷や、カラー写真方式による印画に比較して遜色の
ない記録を得ることも可能であり、作成部数が少なくて
済む用途に於いては、写真技術によるよりも安価である
ことからフルカラー画像記録分野にまで広く応用されつ
つある。
このインクジェット記録方式で使用される記録媒体とし
ては、通常の印刷や筆記に使われる上質紙やコーテッド
紙を使うべく装置やインク組成の面から努力が成されて
きた。しかし、装置の高速化、高精細化あるいはフルカ
ラー化などインクジェット記録装置の性能の向上や用途
の拡大に伴ない、記録媒体に対してもより高度な特性が
要求されるようになった。すなわち、当該記録媒体とし
ては、インクドットの濃度が高く、色調が明るく鮮やか
であること、インクの吸収が早くてインクドットが重な
った場合に於いてもインクが流れ出したり滲んだりしな
いこと、インクドットの横方向への拡散が必要以上に大
きくなく、かつ周辺が滑らかでぼやけないこと。更に記
録画像が紫外線や空気中の酸素又は水に曝された場合の
染料の堅牢性を低下させず、好ましくは増強させること
等が要求される。
これらの問題を解決するために、従来からいくつかの提
案がなされてきた。例えば特開昭52−53012号には、低
サイズの原紙に表面加工用の塗料を塗工させてなるイン
クジェット記録用紙が、また、特開昭53−49113号に
は、尿素−ホルマリン樹脂粉末を内添したシートに水溶
性高分子を含浸させたインクジェット記録用紙が開示さ
れている。これらの一般紙タイプのインクジェット記録
用紙は、インクの吸収は速やかであるが、ドットの周辺
がぼやけ易く、ドット濃度も低いと言う欠点がある。
また、特開昭55−5830号には、支持体表面にインク吸収
性の塗層を設けたインクジェット記録用紙が開示され、
また、特開昭55−51583号では被覆層中の顔料として非
晶質シリカ粉末を使った例が、更に特開昭55−11829号
ではインク吸収速度の異なる2層構造を使った塗抹紙の
例が開示され、更に特開昭59−174381号特開昭60−4438
9、同60−132785、同60−171143等には透明性のインク
受理層を設けたインクジェット記録用シートが開示され
ている。これらのコーテッドタイプのインクジェット記
録媒体は、ドット径やドット形状、印字濃度や色調の再
現性と言った点では一般紙タイプのインクジェット用紙
より改良されているが、これらの記録媒体に適用される
インクは水溶性染料を使った水性インクが多く、記録媒
体上に形成された画像に水等がかかった場合、染料が再
び溶解して滲み出したりして記録物の価値を著しく減少
させる問題点があり、またインク受理層の高い光透過
性、および透気性等のため染料の劣化が著しい等の欠点
がある。
そこで、これらの欠点の内、耐水性を改良するために、
例えば特開昭55−53591号には金属の水溶性塩を記録面
に付与する例が、また特開昭56−84992号にはポリカチ
オン高分子電解質を表面に含有する記録媒体の例が、ま
た特開昭55−150396号にはインクジェット記録後、該イ
ンク中の染料とレーキを形成する耐水化剤を付与する方
法が、また特開昭56−58869号には水溶性高分子を塗布
した記録シートにインクジェット記録後、該水溶性高分
子を不溶化することによって、耐水化する方法が、さら
には特開昭56−99693号、同59−96987号にはそれぞれハ
ロゲン化第4アンモニウム及びアルキルアミンの塩を用
いて染料を不溶化する方法が、また特開昭59−96988号
には金属の水溶性塩を用いて染料をレーキ化する方法が
それぞれ開示されている。
ところが、これらの耐水化法は耐水化の効果が弱かった
り、耐水化剤が染料と何らかの反応を起こし染料の保存
性を著しく低下させたりして、記録媒体としてバランス
の取れた品質を得るのが困難であった。
一方、記録画像の耐光性を向上させるために、例えば特
開昭54−68303号、同54−85804号、及び同56−18151号
にはインク液中へ紫外線吸収剤を添加した例が開示され
ている。しかしながらこれらの紫外線吸収剤はインクの
噴射安定性を低下させたり、溶解度が低いために多量添
加が出来ず微量添加では効果が少ないと云う問題があ
る。また別の解決策としてインクジェット記録シートの
方へベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系などの紫
外線吸収剤を含有させることが特開昭57−74192号、同5
7−74193号、及び同57−87988号で提案されているが、
これらは水への溶解性が悪く多量に使用することが困難
であったり、少量では効果がなかったり、また乳化して
用いると乳化剤の影響がある等の問題点がある。更に別
の解決策としてアルカリ金属の弱酸塩等の金属塩を含有
させることが特開昭61−43563号、および同61−47290号
で提案されているがこれらは多量に使用すると印字画像
の色彩性を低下させたり、少量では効果が少ない等の問
題点がある。
また、耐水化剤等と併用でそれぞれの効果が阻害される
等の問題から印字品質のバランスが取れた、インク吸収
性、画像色彩性に優れ耐水性、耐光性等にも優れた品質
の記録媒体を得ることは非常に困難であった。
(C)発明が解決しようとする問題点 本発明は、インクジェット溶水性インクを記録媒体に噴
射して記録画像を形成するインクジェット記録媒体に於
いて、水性インク記録画像の耐水性及び耐光性を改善
し、前述したような高速、高精細の記録特性に優れ、保
存性に優れた記録媒体を提供することにある。
(D)発明を解決するための手段 即ち、本発明は直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応
性染料及び食品用色素の内の少なくとも一種の水溶性染
料を含有する水性インクを用いて記録画像を形成するイ
ンクジェット記録媒体に於て、該記録媒体が下記一般式
(I)で示されるグリコール類を連結基とするポリ(ジ
アルカノールアミノ変性アルキレンクリコール)誘導体
を含有することを特徴とするインクジェット記録媒体。
一般式(I) (式中R1は炭素数2〜4のアルキレン基、又は炭素数3
〜4のヒドロキシアルキレン基、lは1〜3の整数、A
は一般式(II)で示される3級ジアルカノールアミノ
基、一般式(III)で示される4級ジアルカノールアミ
ノ基の単独、又は組合せからなるジアルカノールアミノ
基、m,nは5〜50の整数でmとnの合計は10〜100の整
数) 一般式(II) 一般式(III) (式中R2、R3は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基R
は炭素数1〜2のアルキル基、X はハロゲン、CH3SO4
、又はC2H5SO4 で示されるアニオン)。
本発明で用いられるグリコール類を連結基とするポリ
(ジアルカノールアミノ変性アルキレングリコール)誘
導体(以下PAA−AG誘導体)の製造方法の例としては、 (1)エチレングリコール等のグリコール類にBF3を触
媒として所定量のエピハロヒドリンを60〜80℃にて付加
反応して得られるグリコールを連結基とするポリエピハ
ロヒドリンにN−アルキルジアルカノールアミンを窒素
気流下100〜150℃にて第4級アンモニウム塩の目的物を
得る方法、 (2)上記(1)と同様にして得られたポリエピハロヒ
ドリンとジアルカノールアミン溶媒中、脱塩酸剤存在下
80〜120℃にて反応しPAA−AG誘導体を得る。更に必要に
応じ脱塩後同温度にてジアルキル硫酸またはアルキルハ
ライドを所定量反応させ第3級アンモニウム及び部分第
4級アンモニウム塩の目的物を得る方法が挙げられる。
本発明のPAA−AG誘導体を含有する記録媒体の作成方法
としては、パルプ繊維を離解してスラリーとし抄紙機で
抄造せしめる際、途中に設けたサイズプレス装置でPAA
−AG誘導体を含有したサイズプレス液を浸漬又は塗布す
る方法、更に塗工液中にPAA−AG誘導体を含有せしめこ
の塗工液をロールコーター、リバースロールコーター、
エアナイフコーター、ブレードコーター、スプレーコー
ター等の通常の塗工装置を用いて塗工乾燥しPAA−AG誘
導体を含有するインク受理層を設ける方法や、支持体上
に設けたインク吸収性顔料及び接着剤等からなるインク
受理層の上に溶解したPAA−AG誘導体を塗布する方法等
がある。この場合一般に使われる填料や顔料、接着剤及
びその他の添加剤を併用することも可能である。
本発明で使用できる填料や顔料としては例えば軽質炭酸
カルシウム、重質炭酸カルシウム、カオリン、タルク、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸化亜
鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、ケイ酸アル
ミニウム、ケイソウ土、ケイ酸カルシウム、ケイ酸マグ
ネシウム、合成非晶質シリカ、水酸化アルミニウム、ア
ルミナ、リトポン等の白色無機顔料および、スチレン系
プラスチックピグメント、アクリル系プラスチックピグ
メント、マイクロカプセル、尿素樹脂顔料等の有機顔料
がある。これらの内本発明に於いては合成非晶質シリカ
が好ましく用いられる。
本発明で云う合成シリカとは、四塩化ケイ素の熱分解に
よる乾式法シリカ、ケイ酸ナトリウムの酸、二酸化炭
素、アンモニウム塩などによる複分解沈澱生成物等のい
わゆるホワイトカーボン、ケイ酸ナトリウムの酸などに
よる熱分解やイオン交換樹脂層を通して得られるシリカ
ゾル又はこのシリカゾルを加熱熟成して得られるコロイ
ダルシリカ、シリカゾルをゲル化させ、その生成条件を
かえることによって数ミリミクロンから数十ミリミクロ
ン位の一次粒子がシロキサン結合をした三次元的な二次
粒子となったシリカゲル、皿にはシリカゾル、ケイ酸ナ
トリウム、アルミン酸ナトリウム等を出発物質として80
℃〜120℃で加熱して生成したいわゆる合成モレキュラ
ーシーブ等、二酸化ケイ素を主体とする合成ケイ素化合
物を云う。
本発明で用いられる接着剤としては、例えば、酸化澱
粉、エーテル化澱粉、カルボキシメチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、等のセルロース誘導体、カ
ゼイン、ゼラチン、大豆蛋白、ポリビニルアルコール及
びその誘導体、無水マレイン酸樹脂、通常のスチレン−
ブタジエン共重合体、メチルメタクリレート−ブタジエ
ン共重合体等の共役ジエン系重合体ラテックス、アクリ
ル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体又は共
重合体等のアクリル系重合体ラテックス、エチレン酢酸
ビニル共重合体等のビニル系重合体ラテックス、或はこ
れらの各種重合体のカルボキシル基等の官能基含有単量
体による官能基変性重合体ラテックス、メラミン樹脂、
尿素樹脂、等の熱硬化合成樹脂系等の水性接着剤、及び
ポリメチルメタクリレート、ポリウレタン樹脂、不飽和
ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニルコポリマ
ー、ポリビニルブチラール、アルキッド樹脂等の合成樹
脂系接着剤が、単独あるいは複合して用いられる。これ
らの接着剤は顔料100重量部に対して2重量部〜100重量
部、好ましくは5重量部〜30重量部が用いられるが顔料
の結着に充分な量で有ればその比率は特に限定されるも
のではない。しかし、100重量部以上の接着剤を用いる
と接着剤の造膜により、空隙構造を減らし、あるいは空
隙を極端に小さくしてしまうため、好ましくない。
その他の添加剤としては顔料分散剤、増粘剤、流動性変
性剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡剤、浸透剤、着色
染料、着色顔料、蛍光増白剤、紫外線吸収剤、酸化防止
剤、防腐剤、防バイ剤、耐水化剤等を適宜配合すること
も出来る。
支持体としては、紙または熱可塑性樹脂フィルムの如き
シート状物質が用いられる。紙の場合はサイズ剤無添加
あるいは適度なサイジングを施した紙で、填料は含まれ
ても、また含まれていなくてもよい。
また、熱可塑性フィルムの場合はポリエステル、ポリス
チレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート、
酢酸セルロース、ポリエチレン、ポリカーボネート等の
透明フィルムや、白色顔料の充填あるいは微細な発泡に
よる白色不透明なフィルムが使用される。充填される白
色顔料としては、例えば酸化チタン、硫酸カルシウム、
炭酸カルシウム、シリカ、クレー、タクル、酸化亜鉛等
の多くの物が使用される。
また、紙の表面にこれらの樹脂フィルムを貼り合わせた
り溶融樹脂によって加工したいわゆるラミネート紙等も
使用可能である。これらの樹脂表面とインク受理層の接
着を改善するための下引層やコロナ放電加工等が施され
ていてもよい。
支持体上に塗工しただけのシートは、そのままでも本発
明による記録用シートとして使用できるが、例えばスー
パーカレンダー、グロスカレンダーなどで加熱又は加圧
下、又はこれらを組合せたロールニップ間を通して表面
の平滑性を与えることも可能である。この場合、スーパ
ーカレンダー加工による過度な加工は、せっかく形成し
た粒子間の空隙によるインク吸収性を低下させることに
なるので加工程度は制限されることがある。本発明で云
う水性インクとは、下記着色剤及び液媒体、その他の添
加剤から成る記録液体である。
着色剤としては直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応
性染料あるいは食品用色素等の水溶性染料である。
例えば、直接染料としては C.I.Direct Black 2,4,9,11,14,17,19,22,27,32,36,3
8,41,48,49,51,56,62,71,74,75,77,78,80,105,106,107,
108,112,113,117,132,146,154,194 C.I.Direct Yellow 1,2,4,8,11,12,24,26,27,28,33,3
4,39,41,42,44,48,50,51,58,72,85,86,87,88,98,100,11
0 C.I.Direct Orange 6,8,10,26,29,39,41,49,51,102 C.I.Direct Red 1,2,4,8,9,11,13,17,20,23,24,28,31,
33,37,39,44,46,47,48,51,59,62,63,73,75,77,80,81,8
3,84,85,90,94,99,101,108,110,145,189,197,220,224,2
25,226,227,230 C.I.Direct Violet 1,7,9,12,35,48,51,90,94 C.I.Direct Blue 1,2,6,8,15,22,25,34,69,70,71,72,7
5,76,78,80,81,82,83,86,90,98,106,108,110,120,123,1
58,163,165,192,193,194,195,196,199,200,201,202,20
3,207,218,236,237,239,246,258 C.I.Direct Green 1,6,8,28,33,37,63,64 C.I.Direct Brown 1A,2,6,25,27,44,58,95,100,101,10
6,112,173,194,195,209,210,211 酸性染料としては C.I.Acid Black 1,2,7,16,17,24,26,28,31,41,48,52,5
8,60,63,94,107,109,112,118,119,121,122,131,155,156 C.I.Acid Yellow 1,3,4,7,11,12,13,14,17,18,19,23,2
5,29,34,36,38,40,41,42,49,53,55,59,61,71,72,76,78,
99,111,114,116,122,135,161,172 C.I.Acid Orange 7,8,10,33,56,64 C.I.Acid Red 1,4,6,8,13,14,15,18,19,21,26,27,30,3
2,34,35,37,40,42,51,52,54,57,80,82,83,85,87,88,89,
92,94,97,106,108,110,115,119,129,131,133,134,135,1
54,155,172,176,180,184,186,187,249,254,256,317,318 C.I.Acid Violet 7,11,15,34,35,41,43,49,75 C.I.Acid Blue 1,7,9,22,23,25,27,29,40,41,43,45,4
9,51,53,55,56,59,62,78,80,81,83,90,92,93,102,104,1
11,113,117,120,124,126,145,167,171,175,183,229,23
4,236 C.I.Acid Green 3,12,19,27,41,9,16,20,25 C.I.Acid Brown 4,14 塩基性染料としては C.I.Basic Black 2,8 C.I.Basic Yellow 1,2,11,12,14,21,32,36 C.I.Basic Orange 2,15,21,22 C.I.Basic Red 1,2,9,12,13,37 C.I.Basic Violet 1,3,7,10,14 C.I.Basic Blue 1,3,5,7,9,24,25,26,28,29 C.I.Basic Green 1,4 C.I.Basic Brown 1,12 反応性染料としては C.I.Reactive Black 1,3,5,6,8,12,14 C.I.Reactive Yellow 1,2,3,13,14,15,17 C.I.Reactive Orange 2,5,7,16,20,24 C.I.Reactive Red 6,7,11,12,15,17,21,23,24,35,36,4
2,63,66 C.I.Reactive Violet 2,4,5,8,9 C.I.Reactive Blue 2,5,7,12,13,14,15,17,18,19,20,2
1,25,27,28,37,38,40,41 C.I.Reactive Green 5,7 C.I.Reactive Brown 1,7,16 更に食品用色素としては C.I.Food Black 2 C.I.Food Yellow 3,4,5 C.I.Food Red 2,3,7,9,14,52,87,92,94,102,104,105,1
06 C.I.Food Violet 2 C.I.Food Blue 1,2 C.I.Food Green 2,3 などが挙げられる。
また水性インクの液媒体としては、水及び水溶性の各種
有機溶剤、例えば、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、sec−ブチルアルコール、t
ert−ブチルアルコール、イソブチルアルコール等の炭
素数1〜4のアルキルアルコール類;ジメチルホルムア
ミド、ジメチルアセトアミド等のアミド類;アセトン、
ジアセトンアルコール等のケトンまたはケトンアルコー
ル類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類;ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル等のポリアルキレングリコール類;エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ブチレングリコール、トリ
エチレングリコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チ
オジグリコール、ヘキシレングリコール、ジエチレング
リコール等のアルキレン基が2〜6個のアルキレングリ
コール類;グリセリン、エチレングリコールメチルエー
テル、ジエチレングリコールメチル(又はエチル)エー
テル、トリエチレングリコールモノメチルエーテル等の
多価アルコールの低級アルキルエーテル等が挙げられ
る。
これらの多くの水溶性有機溶剤の中でもジエチレングリ
コール等の多価アルコール、トリエチレングリコールモ
ノメチルエーテル、トリエチレングリコールモノエチル
エーテル等の多価アルコールの低級アルキルエーテルは
好ましいものである。
その多の添加剤としては例えばPH調節剤、金属封鎖剤、
防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整剤、湿潤剤、界面
活性剤、及び防錆剤、等が挙げられる。
インクジェット適性の測定は下記の方法によった。
色濃度はシャープ製インクジェットカラーイメージプリ
ンター(IO−720)でシアン(C)、マゼンタ(M)、
イエロー(Y)、ブラック(Bk)の各インクでベタ印写
して得た画像について、濃度をマクベスデンシトメータ
ーRD514で測定した値を用いた。
耐光性はキャノン製インクジェットプリンター(A−12
10)を用いて、C、M、Y、Bkの各インクでベタ印写し
て得た画像部について、キセノンフェードメーター(ス
ガ試験機(株)社製、FAL−25X−HCL型)で40℃、60
%、照度41w/m2で40時間照射するか又は直射日光下に24
時間暴露し、キセノン光照射あるいは日光暴露前後の感
覚色度(L)を色彩色差計(CR−100、ミノ
ルタカメラ製)を用いて測定し照射前後の感覚色差度
(ΔLΔaΔb)から色差ΔEを得た。この値を
変退色量として示した。
耐水性は同じキャノン製インクジェットプリンターを用
いて、C、M、Y、Bkの各インクでベタ印写して得た画
像部について30℃の流水に3分間浸漬し、浸漬前後の濃
度をマクベスデンシトメーターRD514で測定し、浸漬後
濃度を浸漬前濃度で除した百分率を耐水性の値とした。
数値が高い程耐水性が良好である。
インク吸収速度は、シャープ製及びキャノン製インクジ
ェットプリンターを用いて、赤印字(マゼンタ+イエロ
ー)のベタ印字直後(約1秒後)に紙送りして、ペーパ
ー押えロール又は指等に接触させ、汚れが出るか出ない
かで判定した。
(E)作用 本発明になるグリコール類を連結基とするポリ(ジアル
カノールアミノ変性アルキレングリコール)誘導体はそ
のカチオン製により水溶性染料の耐水化剤として作用す
る。更に該誘導体は、染料の耐光性に対しても良好に作
用する。
インクジェット記録媒体に於ける水溶性染料に対する耐
水化剤として4級アンモニウム塩が広く提案されてお
り、ジアルカノールアミノ変性物も提案されているが、
耐水性は良いが耐光性が悪い、またはその逆になったり
であった。
本発明になる作用は、分子量が適度であることにより、
そのカチオン性が3級、4級の組合せで自由に変えら
れ、シリカ等の顔料の凝集が適度に設計でき、しかも水
溶性染料の定着に抜群の効果を発揮できる。更に耐光性
についてはシリカ及び染料に対しての吸着性及び末端基
のアミノアルコール類による還元性等の複合効果により
退色性が抑制される。
従って本発明は、上記のような複雑な複合作用により、
達成されたもので、従来公知のものの応用ではなく、全
く新しい概念で考えられたものである。
(F)実施例 以下に本発明の実施例を挙げて説明するが、これらの例
に限定されるものではない。尚実施例に於いて示す部及
び%は重量部及び重量%を意味する。また、実施例及び
比較例に用いたPAA−AG誘導体は表−1及び表−2に示
した。
実施例1 水度370mlCSFのLBKP80部、水度400mlのNBKP20部から成
るパルプスラリーにタルク20部、カチオン澱粉(Cato
F、王子ナショナル社製)0.5部を添加して坪量65g/m2
紙を長網抄紙機で抄造し、抄造時にサイズプレス装置で
ポリビニルアルコール(PVA117、クラレ社製)2%、ホ
ワイトカーボン(ニップシルLP、日本シリカ社製)、表
−2の化合物6のPAA−AG誘導体4%より成るサイズプ
レス液60g/m2付着させ、乾燥後マシンカレンダーを通し
て仕上げ、実施例1の記録紙とした。この記録紙につい
てインクジェット適性を測定した結果を表−3に示す。
比較例1 実施例1で用いたサイズプレス液からPAA−AG誘導体を
除いた他は実施例1と全く同様にして、比較例1の記録
紙を得た。この記録紙についてインクジェット適性を測
定した結果を表−3に示す。
実施例2〜5 水度370mlCSFのLBKP80部、水度400mlCSFのNBKP20部、重
質炭酸カルシウム13部、カチオン澱粉1部、アルキルケ
テンダイマーサイズ剤(ハーコンW、ディックハーキュ
レス社製)0.08部及びポリアルキレンポリアミンエピク
ロルヒドリン樹脂0.4部から成るスラリーから、長網抄
紙機にて坪量68g/m2の原紙を抄造、抄造時にサイズプレ
ス装置で酸化澱粉を固形分で2g/m2付着させてコート原
紙を製造した。この原紙のステキヒトサイズ度は21秒で
あった。
塗工液として合成シリカ(ミズカシルP78D、水沢化学工
業社製)100部、ポリビニルアルコール(PVA117、クラ
レ社製)30部、及び表1の化合物1〜4で示されるPAA
−AG誘導体各20部から成る固形分18%の液を作成し上記
コート原紙表面にワイヤーロッドにて乾燥固形分10g/m2
と成るように塗布乾燥し、次いで軽くスーパーカレンダ
ーを掛けて仕上げ、それぞれ実施例2〜5の記録紙とし
た。これらの記録紙についてインクジェット適性を測定
した結果を表−4に示す。
比較例2 実施例2〜5で用いた塗工液からPAA−AG誘導体を除い
た他は実施例2〜5と全く同様にして比較例2の記録紙
とした。この記録紙についてインクジェット適性を測定
した結果を表−4に示す。
比較例3 実施例2〜5で用いた塗工液のPAA−AG誘導体に代えて
表−1の化合物5を用いた他は実施例2〜5と全く同様
にして比較例3の記録紙とした。この記録紙についてイ
ンクジェット適性を測定した結果を表−4に示す。
実施例6〜11 塗工液として合成シリカ(サイロイド74、富士デビソン
社製)100部、ポリビニルアルコール(PVA117)30部か
ら成る固形分20%の液を作成し、実施例2〜5で用いた
のと同じコート原紙上にエアナイフコーターで乾燥固形
分8g/m2となるように塗布乾燥し、インク受理層を持つ
ベース紙を作製した。
別に塗工液として合成シリカ(ファインシルX37
(B)、徳山曹達社製)100部、ポリビニルアルコール
(PVA117)50部、及び表−2の化合物6〜11で示される
PAA−AG誘導体各20部からなる固形分10%の液を作製
し、前記ベース紙の表面に乾燥固形分で5g/m2と成るよ
うに塗布乾燥し、次いで軽くスーパーカレンダーを掛け
て仕上げ、それぞれ実施例6〜11の記録紙とした。これ
らの記録紙についてインクジェット適性を測定した結果
を表−5に示す。
比較例4 実施例6〜11のPAA−AG誘導体の代わりにポリアルキレ
ンポリアミンジシアンジアミドアンモニウム塩縮合物
(ネオフィックスRP−70、日華化学社製)を用いた他は
実施例6〜11と全く同様にして比較例4の記録紙とし
た。この記録紙についてインクジェット適性を測定した
結果を表−5に示す。
比較例5 実施例6〜11のPAA−AG誘導体を除いた他は実施例6〜1
1と全く同様にして比較例5の記録紙とした。この記録
紙においてインクジェット適性を測定した結果を表−5
に示す。
実施例12 塗工液としてポリビニルアルコール(PVA117、50部、PV
A205、50部)と表2の化合物9で示されるPAA−AG誘導
体10部からなる固形分10%の液を作製し、厚さ100μm
の透明のポリエステルフィルムの表面にロールコーター
を用いて乾燥固形分15g/m2と成るように塗布乾燥し実施
例12の透明記録媒体とした。この記録媒体についてイン
クジェット適性を測定した結果を表−5に示す。
比較例6 実施例12のPAA−AG誘導体を除いた他は実施例12と全く
同様にして比較例6の透明記録媒体とした。この記録媒
体についてインクジェット適性を測定した結果を表−5
に示す。
(G) 発明の効果 本発明によるグリコール基を連結基とするポリ(ジアル
カノールアミノ変性アルキレングリコール)誘導体を記
録媒体中に含有するインクジェット記録媒体では記録画
像の耐水性が得られるばかりでなく色彩性も向上し、更
に黒およびマジェンタ印字画像の耐光性が著しく改善さ
れる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直接染料、酸性染料、塩基性染料、反応性
    染料、及び食品用色素の内の少なくとも一種の水溶性染
    料を含有する水性インクを用いて記録画像を形成するイ
    ンクジェット記録媒体に於て、害記録媒体が下記一般式
    (I)で示されるグリコール類を連結基とするポリ(ジ
    アルカノールアミノ変性アルキレンクリコール)誘導体
    を含有することを特徴とするインクジェット記録媒体。 一般式(I) (式中R1は炭素数2〜4のアルキレン基、又は炭素数3
    〜4のヒドロキシアルキレン基、lは1〜3の整数、A
    は一般式(II)で示される3級ジアルカノールアミノ
    基、一般式(III)で示される4級ジアルカノールアミ
    ノ基の単独、又は組合せからなるジアルカノールアミノ
    基、m,nは5〜50の整数でmとnの合計は10〜100の整
    数) 一般式(II) 一般式(III) (式中R2、R3は炭素数2〜3のヒドロキシアルキル基、
    R4は炭素数1〜2のアルキル基、X はハロゲン、CH3S
    O4 、又はC2H5SO4 で示されるアニオン)。
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