JPH0427951B2 - - Google Patents

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JPH0427951B2
JPH0427951B2 JP59169055A JP16905584A JPH0427951B2 JP H0427951 B2 JPH0427951 B2 JP H0427951B2 JP 59169055 A JP59169055 A JP 59169055A JP 16905584 A JP16905584 A JP 16905584A JP H0427951 B2 JPH0427951 B2 JP H0427951B2
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paper
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recording medium
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Shigehiko Myamoto
Takashi Yamazaki
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/50Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
    • B41M5/52Macromolecular coatings
    • B41M5/5218Macromolecular coatings characterised by inorganic additives, e.g. pigments, clays

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Duplication Or Marking (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(A) 産業上の利用分野 本発明はインクを用いて記録する記録媒体に関
するものであり、特に媒体上に記録された画像や
文字の濃度が高く、吸収性及び記録画像の保存性
に優れたインクジエツト用記録媒体に関するもの
である。 (B) 従来技術及びその問題点 インクジエツト記録方式は、インクの微小液滴
を種々の作動原理により飛翔させて、紙などの記
録媒体に付着させ、画像、文字などの記録を行う
ものであるが、高速、低騒音、多色化が容易、記
録パターンの融通性が大きい、更に現像、定着が
不要等の特徴があり、漢字を含め各種図形及びカ
ラー画像等の記録装置として、種々の用途に於い
て急速に普及している。更に、多色インクジエツ
ト方式により形成される画像は、製版方式による
多色印刷や、カラー写真方式による印画に比較し
て遜色のない記録を得ることも可能であり、作成
部数が少なくて済む用途に於いては、写真技術に
よるよりも安価であることからフルカラー画像記
録分野にまで広く応用されつつある。 このインクジエツト記録方式で使用される記録
媒体としては、通常の印刷や筆記に使われる上質
紙やコーテツド紙を使うべく装置やインク組成の
面から努力がなされて来た。しかし、装置の高速
化、高精細化あるいはフルカラー化などインクジ
エツト記録装置の性能の向上や用途の拡大に伴な
い、記録媒体に対してもより高度な特性が要求さ
れるようになつた。すなわち、当該記録媒体とし
ては、インクドツトの濃度が高く、色調が明るく
彩やかであること、インクの吸収が早くてインク
ドツトが重なつた場合に於いてもインクが流れ出
したり滲んだりしないこと、インクドツトの横方
向への拡散が必要以上に大きくなく、かつ周辺が
滑らかでぼやけないこと、更に記録画像が紫外線
や空気中の酸素又は水に曝された場合の染料の抵
抗性を低下させず、好ましくは増強させること等
が要求される。 これらの問題を解決するために、従来からいく
つかの提案がなされて来た。例えば特開昭52−
53012号には、低サイズの原紙に表面加工用の塗
料を湿潤させてなるインクジエツト記録用紙が、
また、特開昭53−49113号には、尿素―ホルマリ
ン樹脂粉末を内添したシートに水溶性高分子を含
浸させたインクジエツト記録用紙が開示されてい
る。これらの一般紙タイプのインクジエツト記録
用紙は、インクの吸収は速やかであるが、ドツト
の周辺がぼやけ易く、ドツト濃度も低いと言う欠
点がある。 また、特開昭55−5830号には、支持体表面にイ
ンク吸収性の塗層を設けたインクジエツト記録用
紙が開示され、また、特開昭55−51583号では被
覆層中の顔料として非膠質シリカ粉末を使つた例
が、更に特開昭55−11829号ではインク吸収速度
の異なる2層構造を使つた塗抹紙の例が開示され
ている。これらのコーテツド紙タイプのインクジ
エツト記録用紙は、ドツト径やドツトの形状、ド
ツト濃度や色調の再現性と言つた点では一般紙タ
イプのインクジエツト用紙より改良されれている
が、これらの記録媒体に適用されるインクは水溶
性染料を使つた水性インクが多く、記録媒体上に
形成された画像に水等がかかつた場合、染料が再
び溶解して滲み出したりして記録物の価値を著し
く減少させる問題点がある。 そこで、この欠点を改良するために、例えば特
開昭55−53591号には金属の水溶性塩を記録面に
付与する例が、また特開昭56−84992号にはポリ
カチオン高分子電解質を表面に含有する記録媒体
の例が、また、特開昭55−150396号にはインクジ
エツト記録後、該インク中の染料とレーキを形成
する耐水化剤を付与する方法が、そして更に、特
開昭56−58869号には水溶性高分子を塗布した記
録シートにインクジエツト記録後、該水溶性高分
子を不溶化することによつて、耐水化する方法
が、それぞれ開示されている。 ところが、これらの耐水化法は耐水化の効果が
弱かつたり、耐水化剤が染料と何らかの反応を起
し染料の保存性を低下させたりして、充分な耐水
性と耐光性を両立させることはなかなか困難であ
つた。 (c) 発明の目的 本発明は、インクジエツト用水性インクを記録
媒体に噴射して記録画像を形成するインクジエツ
ト記録媒体に於いて、水性インク画像の耐水性及
び耐光性を改善し、前述したような高速、高精細
で保存性の優れた記録媒体を提供することにあ
る。 (D) 発明の構成及び作用 即ち、本発明は直接染料、酸性染料、反応性染
料、塩基性染料及び食品用色素の内の少なくとも
一種の水溶性染料を含有する水性インクを用いて
記録画像を形成する記録媒体が、カチオン性樹
脂、及びカリウム又はナトリウムからなるアルカ
リ金属の弱酸塩を含有することを特徴とするイン
クジエツト用記録媒体である。 本発明により、カリウム又はナトリウムからな
るアルカリ金属の弱酸塩を含有することによつて
水溶性インク中に含まれる染料の耐光性が向上す
るが、なぜそうなるのか、その理由は定かではな
い。 本発明に於いては記録媒体中にアルカリ金属の
弱酸塩の他に、無機顔料、接着剤及び水溶性染料
の耐水化剤等を含有させることが出来る。無機顔
料としてはインク吸収能力に優れた多孔性無機顔
料が好ましい。また耐水化剤としては、カチオン
性樹脂、特に耐光性を減少させることの少ない4
級カチオン性樹脂が好ましく用いられる。 本発明においては、カリウム又はナトリウムか
らなるアルカリ金属の弱酸塩は炭酸塩、シユウ酸
塩、ケイ酸塩であり、とくに好ましいものは炭酸
カリウムである。これらの塩の使用量は、その塩
によつて異るものの概ね、0.01〜20g/m2、好ま
しくは0.02〜10g/m2である。 本発明で前記アルカリ金属の弱酸塩と好ましく
併用される多孔性無機顔料とは、合成シリカある
いは水和アルミニウム酸化物の一次粒子を凝集さ
せて、平均二次粒子径0.5μm〜30μmの乾燥粉体
としたもので、これらの合成シリカあるいは水和
アルミニウム酸化物は水溶性原材料から水溶液中
で合成された場合、その一次粒子は数mμから数
百mμの大きさを持ち、自己凝集性を有している
為、乾燥してから粉砕、分級するなり、乾燥時に
スプレードライヤー等を使用して目的とする粒度
に調節することによつて、多孔性無機顔料とする
ことが出来る。 又、合成シリカや水和アルミニウム酸化物が
1μm以下の微粉末となつている場合には水に分散
した状態から結合剤や接着剤を加えて乾燥し、粉
砕、分級したり、スプレードライヤーで噴霧乾燥
することでやはり平均二次粒子直径0.5μm〜
30μmの多孔性無機顔料とすることも可能である。 更に、コロイダルシリカ、コロイダルアルミナ
の如き微粒水分散物質を0.5μm以上の粒子状に成
形するにはU.S.P―3855172号に開示されている
如く、微粒物質懸濁水中で尿素―ホルマリン樹脂
等を生成し、その生成条件を調節することによ
り、目的とする二次粒子径に造粒された多孔性無
機顔料とすることも出来る。 本発明で言う合成シリカとは、四塩化ケイ素の
熱分解による乾式法シリカ、ケイ酸ナトリウムの
酸、二酸化炭素、アンモニウム塩などによる複分
解沈澱生成物等のいわゆるホワイトカーボン、ケ
イ酸ナトリウムの酸などによる熱分解やイオン交
換樹脂層を通して得られるシリカゾル又はこのシ
リカゾルを加熱熟成して得られるコロイダルシリ
カ、シリカゾルをゲル化させ、その生成条件をか
えることによつて数ミリミクロンから数十ミリミ
クロン位の一次粒子がシロキサン結合をした三次
元的な二次粒子となつたシリカゲル、更にはシリ
カゾル、ケイ酸ナトリウム、アルミン酸ナトリウ
ム等を出発物質として80℃〜120℃で加熱して生
成したいわゆる合成モレキユラーシーブ等、二酸
化ケイ素を主体とする合成ケイ素化合物を云う。 本発明で云う多孔質の水和アルミニウム酸化物
は、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化
アルミニウム及びその類似物のようなアルミニウ
ム塩か、アルミン酸のナトリウムもしくはカリ塩
のようなアルミン酸アルカリ金属塩あるいはその
両者の水溶性アルミニウム化合物の水溶液から中
和あるいはイオン交換樹脂を用いてイオン交換し
て得られたゲル、これをヒドロゲルと云うが、を
通常は洗浄して塩類を除去し、次に乾燥を行つ
て、キセロゲルにすることによつて得られたもの
を云う。乾燥にスプレー乾燥等を使うことにより
塗工液に配合するに好適な粉末状にすることが出
来る。またブロツク状で乾燥した後で粉砕、分級
を行うことで粉末状にすることも可能である。こ
の様にして乾燥後得られる水和酸化物は、遊離水
分の全部とまではいかなくとも、そのほとんどが
除去されており、また結合水分も通常は幾分か除
去され、構造の大部分が不可逆的にセツトされ
て、多孔質の固体となる。この様にして得られた
多孔質の固体の細孔直径は通常50Å〜5000Åであ
り、二次粒子の水中に分散させた場合の表面電荷
はプラスチヤージ(カチオン性)となる。 本発明では上記多孔性無機顔料を下記無機ある
いは有機の顔料と併用することも出来る。この場
合、上記多孔性無機顔料は全顔料の20重量%以
上、好ましくは40重量%以上使用する。併用出来
る無機顔料としては例えば軽質炭酸カルシウム、
重質炭酸カルシウム、カオリン(白土)、タルク、
硫酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、酸
化亜鉛、硫化亜鉛、炭酸亜鉛、サチンホワイト、
ケイ酸アルミニウム、ケイソウ土、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸マグネシウム、合成無定形シリカ、
水酸化アルミニウム、アルミナ、リトポン等の白
色顔料及び有機顔料としては、スチレン系プラス
チツクピグメント、アクリル系プラスチツクピグ
メント、マイクロカプセル、尿素樹脂顔料等があ
る。 本発明で云うカオチン性樹脂は、水に溶解した
時解離してカオチン性を呈するモノマー、オリゴ
マーあるいはポリマーを指すが、好ましくは4級
アンモニウム基を有し、特に好ましくは下記()
〜()の一般式で表わされる構造を有する化合物
を云う。 式中R1,R2,R3はアルキル基、mは1〜7、
nは2〜10、Yは酸基を表わす。 ()〜()の式中R1、R2は―CH3、―CH2
CH3、―CH2―CH2―OH、Yは酸基を表わす。 () ポリアルキレンポリアミンジシアンジア
ミドアンモニウム塩縮合物 () ポリアミドエピクロルヒドリン樹脂。 一般式()で表わされる化合物は、例えばナル
ポリー607(ナルコケミカル社製)あるいはポリフ
イツクス601(昭和高分子社製)があげられる。 一般式()〜()で表わされる化合物はポリジ
アリルアミン誘導体で、ジアリルアミン化合物の
環化重合によつて得られ、パーコール1697―アラ
イドコロイド社)、Cat Floc(Calgon Corp)、
PAS(日東紡績社)、ネオフイツクスRPD(日華化
学社製)等を挙げることが出来る。 更に一般式()で表わされる化合物は例えばネ
オフイツクスRP―70(日華化学社製)を挙げるこ
とが出来る。 また一般式()で表わされる化合物は、エピノ
ツクス1301A(デイツクハーキユレス社)、カイメ
ン557H(デイツクハーキユレス社)、ポリフイツ
クス301(昭和高分子社)等を挙げることが出来
る。これら一般式()〜()で表わされるカチオ
ン性樹脂の含有量は通常0.1〜4g/m2、好まし
くは0.2〜2g/m2使用することで耐水性を改善
することが出来る。 これら多孔性無機顔料、カチオン性樹脂及びア
ルカリ金属の弱酸塩及び/又はその複塩を記録媒
体に適用する方法としては、これらを水に分散あ
るいは溶解させ、必要なら通常使用される接着剤
や無機顔料その他の添加剤を加えて塗工液とし、
サイズプレス装置、ゲートロールコーター、エア
ナイフコーター、ブレードコーター、スプレー装
置等で塗布乾燥する。接着剤としては、例えば、
酸化澱粉、エーテル化澱粉、カルボキシメチルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロース等のセル
ロース誘導体、カゼイン、ゼラチン、大豆タン
白、ポリビニルアルコール及びその誘導体、無水
マレイン酸樹脂、通常のスチレン―ブタジエン共
重合体、メチルメタクリレート―ブタジエン共重
合体等の共役ジエン系重合体ラテツクス、アクリ
ル酸エステル及びメタクリル酸エステルの重合体
又は共重合体等のアクリル系重合体ラテツクス、
エチレン酢酸ビニル共重合体等のビニル系重合体
ラテツクス、或はこれらの各種重合体のカルボキ
シル基等の官能基含有単量体による官能基変性重
合体ラテツクス、メラミン樹脂、尿素樹脂、等の
熱硬化合成樹脂系等の水性接着剤、及びポリメチ
ルメタクリレート、ポリウレタン樹脂、不飽和ポ
リエステル樹脂、塩化ビニル―酢酸ビニルコポリ
マー、ポリビニルブチラール、アルキツド銃脂等
の合成樹脂系接着剤が、単独あるいは複合して用
いられる。これらの接着剤顔料100部に対して2
部〜100部、好ましくは5部〜30部が用いられる
が顔料の結着に充分な量であればその比率は特に
限定されるものではない。しかし、100部をこえ
る接着剤を用いると接着剤の造膜により、空隙構
造を減らし、あるいは空隙を極端に小さくしてし
まうため、好ましくない。 その他の添加剤としては顔料分散剤、増粘剤、
流動性変性剤、消泡剤、抑泡剤、離型剤、発泡
剤、浸透剤、着色染料、着色顔料、螢光増白剤、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、防バイ剤、
耐水化剤等を適宜配合することも出来る。 支持体としては、紙または熱可塑性樹脂フイル
ムの如きシート状物質が用いられる。紙の場合は
サイズ剤無添加あるいは適度なサイジングを施し
た紙で、填料は含まれても、また含まれなくても
よい。 また、熱可塑性フイルムの場合はポリエステ
ル、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリメチル
メタクリレート、酢酸セルロース、ポリエチレ
ン、ポリカーボネート等の透明フイルムや、白色
顔料の充填あるいは微細な発泡による白色不透明
なフイルムが使用される。充填される白色顔料と
しては、例えば酸化チタン、硫酸カルシウム、炭
酸カルシウム、シリカ、クレー、タルク、酸化亜
鉛等の多くのものが使用される。 また、紙の表面にこれらの樹脂フイルムを貼り
合せたり溶融樹脂によつて加工したいわゆるラミ
ネート紙等も使用可能である。これらの樹脂表面
とインク受理層の接着を改善するための下引層や
コロナ放電加工等が施されていてもよい。 支持体上に塗工しただけのシートは、そのまま
でも本発明による記録用シートとして使用出来る
が、例えばスーパーカレンダー、グロスカレンダ
ーなどで加熱及び/又は加圧下ロールニツプ間を
通して表面の平滑性を与えることも可能である。
この場合、スーパーカレンダー加工による過度な
加工は、せつかく形成した粒子間の空隙によるイ
ンク吸収性を低下させることになるので加工程度
は制限されることがある。 本発明で云う水性インクとは、下記着色剤及び
液媒体、その他の添加剤から成る記録液体であ
る。 着色剤としては直接染料、酸性染料、塩基性染
料、反応性染料あるいは食品用色素等から選ばれ
た水溶性染料である。 また液媒体としては水及び水溶性の各種有機溶
剤、例えばジエチレングリコール等の多価アルコ
ール、トリエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、トリエチレングリコールモノエチルエーテル
等の多価アルコールの低級アルキルエーテル等は
好ましいものである。 その他の添加剤としては例えばPH調節剤、金属
封鎖剤、防カビ剤、粘度調整剤、表面張力調整
剤、湿潤剤、界面活性剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、及び防錆剤等を挙げることが出来る。 インクジエツト適性の測定は下記の方法によつ
た。 色濃度はシヤープ製インクジエツトカラーイメ
ージプリンター(IO―700)でシアン(c)、マゼン
タ(M)、イエロー(Y)、ブラツク(Bk)の各
インクでベタ印写して得た画像について、濃度を
マクベスデンシトメーターRD―514で測定した
値を用いた。 耐光性はキヤノン製インクジエツトプリンター
(A―1210)を用いて、C,M,Y,Bkの各イン
クでベタ印写して得た画像部について、キヤノン
フエードメーター(ガス試験機(株)社製、FAL―
25X―HCL型)で40℃、60%、照度41w/m2で40
時間照射し、照射前後の色濃度をマクベスデンシ
トメーターRD514で測定し、照射後の色濃度を
照射前の色濃度で除した値の百分率を耐光性(酸
存率)として示した。 耐水性は同じキヤノン製インクジエツトプリン
ターを用いて、C,M,Y,Bkの各インクでベ
タ印写して得た画像部について30℃の流水に3分
間浸漬し、浸漬前後の濃度をマクベスデンシトメ
ーターRD514で測定し、浸漬後濃度を浸漬前濃
度で除した百分率を耐水性の値とした。数値が高
い程耐水性が良好である。 インク吸収速度は、シヤープ製又はキヤノン製
インクジエツトプリンターを用いて、赤印字(マ
ゼンタ+イエロー)のベタ印字直後(約1秒後)
に紙送りして、ペーパー押えロール又は指等に接
触させ、汚れが出るか出ないかで判定した。 更に、吸収容量は、ポリエチレングリコール
(PEGNo.400)/水が1/1の溶液を用いて20℃
で10秒間一定面積のインク受理層に接触させ、余
分な液を吸取紙で取除いて、インク受理層中に吸
収された溶液の重量を測定し、平米当りのグラム
数として算出した値を用いた。 (E) 実施例 以下に本発明の実施例を挙げて説明するが、こ
れらの例に限定されるものではない。尚実施例に
於いて示す部及び%は重量部及び重量%を意味す
る。 実施例 1 水度370mlcsfのLBKP80部、水度410mlcsf
のNBKP20部、内填用タルク10部、内填用クレ
ー3部、ロジンサイズ剤(ニユーフオー100 デ
イツクハーキユレス社製)0.5部、バンド2.5部か
らなるスラリーから、長網抄紙機にて坪量68g/
m2の原紙を抄造し、抄造時にサイズプレス装置で
酸化澱粉を1.5g/m2付着させて酸性コート原紙
を製造した。この原紙のステキヒトサイズ度は33
秒であつた。 塗工液として、多孔性無機顔料の合成シリカ
(サイロイド620、富士デヴイソン社製)100部、
水溶性樹脂のポリビニルアルコール(PVA117、
クラレ社製)90度、カチオン性樹脂のポリフイツ
クス601(昭和高分子社製)10部、炭酸カリウム
(K2CO3)10部、その他消泡剤、螢光剤少量から
成る濃度16%の水性塗工液を作り、エアナイフコ
ーターで前記酸性原紙に固型分9g/m2になるよ
うに塗抹、乾燥した。次いで軽くスーパーカレン
ダーを通して、実施例1の記録用紙とした。この
記録用紙のベツク平滑度は105秒であつた。本記
録用紙についてインクジエツト適性を評価した結
果を表1に示す。 比較例 1 実施例1の塗工液から炭酸カリウムを抜いた他
は実施例1と全く同様にして、比較例1の記録用
紙を得た。この記録用紙のベツク平滑度は102秒
であつた。この記録用紙についてインクジエツト
適性を評価した結果を表1に示す。 比較例 2 実施例1の塗工液からカチオン性樹脂を抜いた
他は、実施例1と全く同様にして、比較例2の記
録用紙を得た。この記録用紙のベツク平滑度は95
秒であつた。この記録用紙についてインクジエツ
ト適性を評価した結果を表1に示す。 実施例 2 実施例1の塗工液中の炭酸カリウムをシユウ酸
カリウムと置換えた他は実施例1と全く同様にし
て実施例2の記録用紙を得た。この記録用紙のベ
ツク平滑度は112秒であつた。この記録用紙につ
いてインクジエツト適性を評価した結果を表1に
示す。 比較例 3 実施例1の塗工液中の炭酸カリウムに代えて塩
化カリウムを使つた他は実施例1と全く同様にし
て比較例2の記録用紙を得た。この記録用紙のベ
ツク平滑度は110秒であつた。この記録用紙につ
いてインクジエツト適性を評価した結果を表1に
示す。
【表】 実施例 3〜8 水度370mlcsfのLBKP80部、水度400mlcsf
のNBKP20部、重質炭酸カルシウム13部、カチ
オン澱粉1部、アルキルケテンダイマーサイズ剤
(ハーコンW デイツクハーキユレス社製)0.12
部及びポリアルキレンポリアミンエピクロルヒド
リン樹脂0.4部から成るスラリーから、長網抄紙
機にて坪量68g/m2の原紙を抄造し、抄造時にサ
イズプレス装置で酸化澱粉を固型分で1.5g/m2
付着させて中性コート原紙を製造した。この原紙
のステキヒトサイズ度は35秒であつた。 第1塗工液として、合成シリカ(ニツプシール
LP、日本シリカ工業社製)100部を水400部に分
散したスラリーをビスコミルを通して、凝集粒子
を粉砕し、ポリビニルアルコールル15部を加えて
濃度18%の水性第1塗工液を作り、エアナイフコ
ーターで前記中性コート原紙に固型分13g/m2
なるように塗抹、乾燥し下塗り紙を作製した。次
いで第2塗工液として合成シリカ(サイロイド
45、富デヴイソン社製)100部、水溶性樹脂のポ
リビニルアルコール(PVA117、クラレ社製)40
部、カチオン性樹脂としてネオフイツクスRPD
(日華化学社製)7部、炭酸カリウムを各々1部、
5部、10部、20部、40部、60部、その他消泡剤少
量から成る濃度13%の第2塗工液を作り、エアナ
イフコーターで前記第1塗工液下塗り紙の上に、
固型分5g/m2になるように塗抹、乾燥した。次
いでスーパーカレンダーを通して各々実施例3,
4,5,6,7,8の記録用紙とした。この記録
用紙についてインクジエツト適性を評価した結果
を表2に示す。 比較例 4 実施例4〜9で使用した第2塗工液中の炭酸カ
リウムを無添加とした他は実施例3〜8と全く同
様にして、比較例4の記録用紙とした。この記録
用紙についてインクジエツト適性を評価した結果
を表2に示す。 実施例 9 実施例5で使用した炭酸カリウムに代えて、ケ
イ酸ナトリウム10部を使用した他は、実施例3〜
8と全く同様にして実施例9の記録用紙を得た。
この記録用紙についてインクジエツト適性を評価
した結果を表2に示す。 実施例 10 実施例5で使用した炭酸カリウムに代えて、炭
酸ナトリウムカリウム10部を使用した他は全く同
様にして実施例10の記録用紙を得た。この記録用
紙についてインクジエツト適性を評価した結果を
表2に示す。 比較例 5〜8 実施例9で使用したケイ酸ナトリウムに代えて
各々KCl,NaCl,Na2SO4,CaCl2を使用した他
は実施例9と全く同様にして、各々比較例5,
6,7,8の記録用紙を得た。これらの記録用紙
についてインクジエツト適性を評価した結果を表
2に示す。
【表】 (F) 発明の効果 本発明によるアルカリ金属の弱酸塩を含有した
実施例1〜10に於いては、含有していない比較例
に比べ耐光性、特に黒(Bk)及びマゼンタ(M)
の耐光性が極めて改良されていて、インクジエツ
ト用記録媒体として、優れていることが認められ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 水溶性染料を含有する水性インクを用いて記
    録画像を形成するインクジエツト記録媒体に於い
    て、該記録媒体がカチオン性樹脂、及びカリウム
    又はナトリウムからなるアルカリ金属の弱酸塩を
    含有することを特徴とするインクジエツト記録媒
    体。 2 弱酸塩が、炭酸塩、シユウ酸塩及びケイ酸塩
    の少なくとも1種である特許請求の範囲第1項記
    載のインクジエツト記録媒体。 3 アルカリ金属の弱酸塩が、炭酸カリウムであ
    る特許請求の範囲第1項記載のインクジエツト記
    録媒体。
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