JPH0724267Y2 - スライドドアのガイドレール構造 - Google Patents

スライドドアのガイドレール構造

Info

Publication number
JPH0724267Y2
JPH0724267Y2 JP11711388U JP11711388U JPH0724267Y2 JP H0724267 Y2 JPH0724267 Y2 JP H0724267Y2 JP 11711388 U JP11711388 U JP 11711388U JP 11711388 U JP11711388 U JP 11711388U JP H0724267 Y2 JPH0724267 Y2 JP H0724267Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide rail
guide
roller
slide door
wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP11711388U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0238319U (ja
Inventor
尚人 清水
Original Assignee
日産車体株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産車体株式会社 filed Critical 日産車体株式会社
Priority to JP11711388U priority Critical patent/JPH0724267Y2/ja
Publication of JPH0238319U publication Critical patent/JPH0238319U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0724267Y2 publication Critical patent/JPH0724267Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ワンボックス自動車等に設けられるスライド
ドアのガイドレール構造に関する。
(従来の技術) 従来のスライドドアのガイドレール構造としては、例え
ば、実開昭59−134669号や実開昭62−69574号公報に記
載されたようなものが知られている。
これらのガイドレール構造は、スライドドアにローラブ
ラケットが取り付けられ、このローラブラケットにガイ
ドローラが軸着され、このガイドローラが転動するガイ
ドレールが車体に取り付けられ、スライドドアの全開位
置でローラブラケットが衝突する位置に全開ストッパが
設けられていた。
(考案が解決しようとする課題) ところで、第5図に示すように、ローラブラケット100
がスライドドア103に対して枢着部106を中心に揺動可能
に取り付けられている場合には、全開時に、ローラブラ
ケット100が全開ストッパ104に衝突すると、ローラブラ
ケット100は、スライドドア103の慣性力により揺動、つ
まり、矢印a方向の首振が生じ、これに伴って前側ガイ
ドローラ101は外壁109に対し矢印c方向に衝突及び押圧
し、また、後側ガイドローラ102は、その反力により内
壁108に対し、矢印b方向に衝突及び押圧する。
このため、騒音(衝突音)が生じたり、ガイドレールが
口開きしたり、ガイドローラのベアリングが破損すると
いった問題があった。
本考案は、上述のような従来の問題点を解決するために
なされたもので、ガイドローラによるガイドレールへの
衝突や押圧を緩和吸収することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するために、本考案のスライドドアの
ガイドレールでは、スライドドアの内面にローラブラケ
ットが揺動可能に枢着され、該ローラブラケットには、
前側ガイドローラ及び後側ガイドローラが軸着され、両
ガイドローラが転動するガイド溝部を有すると共に、こ
のガイド溝部を挟んで車体中央側の内壁と車体外側の外
壁とを有するガイドレールが車体に固定され、前記スラ
イドドアの全開位置において、ローラブラケットに当接
してスライド規制する全開ストッパが車体に設けられ、
前記スライドドアの全開時における前側ガイドローラの
外方位置の外壁に切除穴が形成され、該切除穴を塞い
で、前記ガイドレールの外面に支持板が固定され、前記
切除穴を埋設する状態で、支持板の内面に緩衝部材が取
り付けられている手段とした。
(作用) 本考案のスライドドアのガイドレール構造では、スライ
ドドアを全開にすると、ローラブラケットが全開ストッ
パに当接して、そのスライドが規制される。
このスライドドアが全開となったときには、前側ガイド
ローラは、ガイドレールの緩衝部材が設けられている位
置に配置されていて、緩衝部材との間に生じる摩擦によ
って、スライドドアの跳ね返りが防止される。
また、このスライドドアが全開となった際には、スライ
ドドアの慣性によりローラブラケットに首振が生じる。
この首振によって、前側ローラが車体外側に振られる
が、この位置には緩衝部材が設けられているため、ガイ
ドレールに対する前側ガイドローラの衝撃力や押圧力
は、この緩衝部材により緩和吸収される。
そして、全開時には、前側ガイドローラがガイドレール
を押圧することの反作用として後側ガイドローラがガイ
ドレールを車体内側方向へ押圧力するが、この押圧力も
前記前側ガイドローラの押圧力緩和吸収により緩和され
ることとなる。
また、緩衝部材をガイドレールに取り付けるための手段
として、支持板が設けられているが、この支持板を、レ
インフォースとしての機能を持たせ、ガイドレールの剛
性を向上させることができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
第1図は本考案一実施例のスライドドアのガイドレール
構造を示す平面図、第2図は実施例構造を備えたワンボ
ックス自動車の側面図である。
第2図において、1はスライドドアで、車体2の側壁に
形成されたドア開口部20に設けられ、本実施例の対象で
あるアッパガイドレール3と、その他のセンタガイドレ
ール4及びロアガイドレール5にガイドされてドア開口
部20を開閉するようにスライドする。
このスライドドア1の内面前部には、ベースブラケット
10が固定され、このベースブラケット10にローラブラケ
ット11がピン12により揺動可能に枢着されている。そし
て、このローラブラケット11には、前後に前側ガイドロ
ーラ13と後側ガイドレール14が軸着されている。
前記アッパガイドレール3には、両ガイドローラ13,14
が転動されることでスライドドア1のスライドガイドを
成すガイド溝部33が形成されている。このガイド溝部33
は、下面を開放させるように、内壁30,上壁31,外壁32で
囲むようにして形成されている(第3図及び第4図参
照)。
また、第1図に示すように、アッパガイドレール3の奥
端部には、スライドドア1の全開位置でローラブラケッ
ト11に当接して、スライドドア1のスライドを規制する
全開ストッパ6が設けられている。
そして、前記スライドドア1が全開したときにおける前
側ガイドローラ13の外方位置の外壁32部分には切除穴34
が形成されている。さらにこの切除穴34は、第3図及び
第4図に示すように、ガイド溝部33の上壁31から外壁32
にかけての外面にアングル型の支持板7が固定されるこ
とで塞がれている。
そして、前記支持板7の切除穴34に面した内面に、ガイ
ド溝部33の外壁32の板厚より若干厚い厚さ(板厚+撓み
分相当)のゴム材による緩衝部材8が加硫焼付により取
付けられ、この緩衝部材8が切除穴34を埋設する状態で
取り付けられている。
次に、本実施例の作用を説明する。
スライドドア1は、ローラブラケット11が全開ストッパ
6により衝突(当接)されることで全開位置でスライド
規制される。
このようにローラブラケット11が全開ストッパ6に衝突
すると、スライドドア1のスライド慣性により、ローラ
ブケット11はピン12による枢着部を中心として矢印A方
向に首を振る。
このローラブラケット11の首振に伴って、前側ガイドロ
ーラ13には外壁32を押圧する外方向の押圧力Cが生じ、
また、この反力により後側ガイドローラ14には内壁30を
押圧する内向きの押圧力Bが生じる。
そして、この前側ガイドローラ13の外向き押圧力Cに対
し、本実施例では、外向き押圧力Cが作用する外壁32部
分に緩衝部材8が設けられてることから、この外向き押
圧力Cは緩衝部材8によって緩和吸収され、これに伴っ
て、この反力により生じる後側ガイドローラ14の内向き
押圧力Bも緩和される。
また、上述のように、スライドドア1の全開時に前側ガ
イロドーラ13の外向き押圧力Cが緩衝部材8に作用する
こことから、この緩衝部材8に対する前側ガイドローラ
13の摩擦によってスライドドア1の跳ね返りを防止する
ドアチエック機能が得られる。
また、緩衝部材8は加硫焼付けされた支持板7をアッパ
ガイドレール3に固定することによって取付けられるの
で、長大のガイドレール3へ加硫焼付けすることなく容
易に取付けることができる。
また、緩衝部材8の厚さはアッパガイドレール3の板厚
分確保できるので、ガイドレール3に凹部を成形する必
要がなく加工が容易でしかも緩衝効果を得るゴム容量に
することができる。
また、緩衝部材8の取付手段となる支持板7がレインフ
ォースとなるので、ガイドレール3の剛性が向上する。
尚、本実施例では、本考案のガイドレール構造をアッパ
ガイドレールに適用した場合で説明したが、ロアガイド
レールにも適用することができる。また、緩衝部材8は
外壁32のみならず、内壁30にも設けても良い。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案のスライドドアのガイ
ドレール構造にあっては、スライドドア全開時における
前側ガイドローラのガイドレールに対する衝撃や押圧力
を緩衝部材によって緩和吸収することができるので、全
開時に前側ガイドローラとガイドレールとの衝突により
発生する騒音を防止でき、かつ、前側ガイドローラ並び
に後側ガイドローラの破損を防止できると共に、ガイド
溝部の口開きを防止することができるという効果が得ら
れる。
また、緩衝部材と前側ガイドローラとの摩擦によってド
アチェック機能が得られるので、スライドドア全開時の
跳ね返りを防止することができるという効果が得られ
る。
さらに、支持板をレインフォースとして機能させ、それ
によって、ガイドレールの剛性を向上させることができ
るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案一実施例のガイドレール構造を示す平面
図、第2図は本実施例構造を備えたワンボックス自動車
を示す概略側面図、第3図は実施例のガイドレールを示
す斜視図、第4図は第1図I−I断面図、第5図は従来
技術が持つ課題の説明図である。 1…スライドドア 3…アッパガイドレール 11…ローラブラケット 13…前側ガイドローラ 14…後側ガイドローラ 30…内壁 32…外壁 33…ガイド溝部 6…全開ストッパ 34…切除穴 7…支持板 8…緩衝部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】スライドドアの内面にローラブラケットが
    揺動可能に枢着され、 該ローラブラケットには、前側ガイドローラ及び後側ガ
    イドローラが軸着され、 両ガイドローラが転動するガイド溝部を有すると共に、
    このガイド溝部を挟んで車体中央側の内壁と車体外側の
    外壁とを有するガイドレールが車体に固定され、 前記スライドドアの全開位置において、ローラブラケッ
    トに当接してスライド規制する全開ストッパが車体に設
    けられ、 前記スライドドアの全開時における前側ガイドローラの
    外方位置の外壁に切除穴が形成され、 該切除穴を塞いで、前記ガイドレールの外面に支持板が
    固定され、 前記切除穴を埋設する状態で、支持板の内面に緩衝部材
    が取り付けられていることを特徴とするスライドドアの
    ガイドレール構造。
JP11711388U 1988-09-06 1988-09-06 スライドドアのガイドレール構造 Expired - Fee Related JPH0724267Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11711388U JPH0724267Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06 スライドドアのガイドレール構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11711388U JPH0724267Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06 スライドドアのガイドレール構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0238319U JPH0238319U (ja) 1990-03-14
JPH0724267Y2 true JPH0724267Y2 (ja) 1995-06-05

Family

ID=31360269

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11711388U Expired - Fee Related JPH0724267Y2 (ja) 1988-09-06 1988-09-06 スライドドアのガイドレール構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0724267Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42669E1 (en) 1995-08-11 2011-09-06 Zenon Technology Partnership Vertical cylindrical skein of hollow fiber membranes and method of maintaining clean fiber surfaces

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5923830B2 (ja) * 2012-04-27 2016-05-25 本田技研工業株式会社 車両のスライドドア構造

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE42669E1 (en) 1995-08-11 2011-09-06 Zenon Technology Partnership Vertical cylindrical skein of hollow fiber membranes and method of maintaining clean fiber surfaces

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0238319U (ja) 1990-03-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6871382B2 (en) Door checker for automobile
US9840857B2 (en) Vehicle door latch
JP2003118369A (ja) 自動車用ドアチェッカ
JPH0724267Y2 (ja) スライドドアのガイドレール構造
JPH0139351Y2 (ja)
JPS631743Y2 (ja)
JPH054533Y2 (ja)
JPS5938856Y2 (ja) 自動車用扉の蝶番装置
JPH0737961Y2 (ja) 車両用ドアのウェッジバンパ装置
JPS6212659Y2 (ja)
JPH0439984Y2 (ja)
JPH0210208Y2 (ja)
JPH0635725Y2 (ja) 自動車のスライドドアレール
JPS5818529Y2 (ja) 自動車用ドアチエツク装置
JPH0423172Y2 (ja)
JP3271051B2 (ja) 車両用ドアの窓部開放感知機構
JP3693660B2 (ja) スライドレール式上吊り扉装置
JPS6137736Y2 (ja)
JPS6337419Y2 (ja)
JPS5814223Y2 (ja) 自動車用ドアチェック装置
JPH085905Y2 (ja) ドアバランサー
JPH0311336Y2 (ja)
JPS6128855Y2 (ja)
KR920003623Y1 (ko) 자동차도어의 충격 흡수장치
JPH0441017Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees