JPH0210208Y2 - - Google Patents

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JPH0210208Y2
JPH0210208Y2 JP1981012621U JP1262181U JPH0210208Y2 JP H0210208 Y2 JPH0210208 Y2 JP H0210208Y2 JP 1981012621 U JP1981012621 U JP 1981012621U JP 1262181 U JP1262181 U JP 1262181U JP H0210208 Y2 JPH0210208 Y2 JP H0210208Y2
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sliding
lever
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grease
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用のドアを適度の開度に保持す
ることができる自動車用ドアチエツク装置に関す
る。
(従来の技術) 従来のこの種の自動車用ドアチエツク装置は、
ドアの開閉作動に応じてレバー上を押圧されなが
ら摺動変位してレバーを摺動体との摩擦力により
適宜のドア開度を保持しているが、レバーの表面
に埃、水等が付着したり或いはレバー上に塗布さ
れたグリスがレバーと摺動体の摩擦によりグリス
切れを生じてステイツクスリツプ音が発生する原
因となつている。
この欠点を解消するために実開昭55−27386号
公報に示されるように、弾性体にグリスが充填さ
れる空所を設けると共に摺動体の略中央にレバー
と摺動体との摺接面と空所とを連通する孔を設
け、摺動体の摺動に伴う弾性体の圧縮により、孔
よりグリスが押し出され摺接面に塗布されるよう
にしたものがあつた。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記した自動車用ドアチエツク装置で
あると、グリスが充填された空所と摺接部とを連
通する孔が摺動体の略中央に設けられているた
め、摺動体の摺動方向に対して孔より前方に位置
する摺接部にはグリスが塗布されにくく、以前と
して摺動性が悪く、異常摩耗や異音が発生する恐
れがあつた。
故に本考案は、摺接面全体に確実にグリスが塗
布されるようにすることを、その技術的課題とす
るものである。
〔考案の目的〕
(課題を解決するための手段) 上記技術的課題を解決するために本考案におい
て講じた技術的手段は、保持部材内に収納される
弾性体又は該弾性体の少なくとも一端側にグリス
を充填する空所を設け、該空所とレバーと摺動体
との摺接部とを連通する孔を前記摺動体の両端に
夫々設けると共に前記空所と外部とを連通するグ
リス注入用の孔をカバーに設けたことである。
(作用) 上記技術的手段は次のように作用する。空所と
摺接面とを連通する孔は、摺動体の両端に形成さ
れているため、摺動体の摺動方向に対して常に前
方よりグリスが押し出されることとなるので、摺
接面全体にグリスを確実に塗布することがき、こ
れにより、摺動性、耐摩耗性及び耐異音性を良く
することができる。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を添付図面に基づいて
説明する。
第1図は本考案装置の取付状態を示し、ドアチ
エツク装置10は自動車ボデーのピラーに固締し
たブラケツト12にレバー13の一端をピン20
にて枢支する。14はドアを示し、該ドア14に
は保持部材15がボルト19にて固定されドア1
4のヒンジ位置16を支点とするドア14の開閉
作動に応じて、保持部材15はレバー13を摺動
変位する。レバー13の他端には保持部材15の
変位を規制するストツパープレート17が固着さ
れ、該ストツパープレート17にはその当接衝撃
を緩衝する緩衝部材18が配置される。又、スト
ツパプレート17はピン21にてレバー13の図
示右方向に固締される。
レバー13は第2図示のように、二枚の板材2
2,23にて形成され、該板材22,23には
夫々面対象に外方へ突出する隆起部22a,23
aが形成されており、この隆起部22a,23a
の両側端側において板材22,23が固着され空
間を形成し、隆起部22a,23aが埋没方向に
撓み可能となつている。板材22,23の隆起部
22a,23aには夫々板材22,23の巾より
小さい巾の窪部22b,23bが形成され、その
背面側が互に当接して傾斜面22d,23dの撓
みを防止又は抑制する。隆起部22a,23aの
傾斜角度はピン20側の傾斜面22c,23cが
ピン21側の傾斜面22d,23dに比して小さ
くしてある。保持部材15はベースプレート24
にカバー25が一体的に固着されてなる。24
a,25aはボルト19の取付孔を示す。ベース
プレート24とカバー25の内部にはバネ作用す
る弾性体26,27が嵌挿され、該弾性体26,
27の付勢作用を受けてレバー13を挟着し摺動
抵抗を生じる摺動体28,29が装着される。3
0は保持部材15の内部へ埃、水等が侵入するの
を防止するシール部材である。
第2図に於て31及び32はカバー25に設け
られたグリス注入用の孔である。弾性体26,2
7とベースプレート24との間及び弾性体26,
27とカバー25との間に空所39,40,4
1,42が設けられ、該空所内39,40,4
1,42内にはグリスが充填されている。尚、空
所39,40,41,42は、弾性体26,27
とベースプレート24の間及び弾性体26,27
とカバー25との間のどちらか一方にのみ設けて
もよいし、又、弾性体26,27内に設けてもよ
い。摺動体28,29は夫々左右端に孔43,4
4,45,46を有し、該孔43,44,45,
46は空所39,40,41,42と夫々連通し
ている。
以下、その作動について説明すると、ドア14
の全閉状態を示す第1図に於て保持部材15は左
方に位置しているが、ドア14の開作動に応じて
保持部材15は、摺動体28,29がレバー13
上を相対的に第2図右方向へ変位して、やがてレ
バー13の隆起部22a,23aにさしかかり、
摺動体28,29が弾性体26,27による押圧
力により傾斜面22c,23cを微小撓ませ、そ
の傾斜角度を撓む以前の休止状態時の傾斜角度よ
りも減少させながら隆起部22a,23aの頂部
に達してドア14は半開状態となる。この時、保
持部材15の変位は、摺接面の弾性体26,27
とレバーとの摺接面の摩擦力及び弾性体28,2
9による押圧力により静止し、ドア14が半開位
置に停止する。ドア14の半開位置からドア14
を全開位置とするには、ドア14を更に開けば保
持部材15は摺動部材28,29が傾斜面22
d,23dを下り始めて第2図示のようにレバー
13の右方へと変位し、カバー25が緩衝部材1
8に当接してその変位が規制されてドア14の全
開状態となる。
上述の作動に於て、摺動体28,29がレバー
13の隆起部22a,23a上に位置する時、摺
動体28,29を介して弾性体26,27は撓
み、弾性体26,27の空所39,40,41,
42内のグリスは摺動体28,29の孔43,4
4,45,46を介して押出され、摺接面に塗布
される。これにより、摺動体28,29の摺動
時、摺接面は常時グリスが塗布された状態となり
摺動体28,29の摺動を常時円滑なものとする
ことができ、耐摩耗性及び耐異音性を向上させる
ことができる。更に、孔43,44,45,46
は摺動体28,29の摺動方向に対して常に前方
に位置するため、摺接部全体にグリスを確実に塗
布することができ、さらに耐摩耗性及び耐異音性
を向上させることができる。又、カバー25に
は、外部と空所39,40,41,42とを連通
する孔31,32が設けられているので、空所3
9,40,41,42のグリスが切れた時、グリ
スを補充することができ、グリス切れによる摺動
性の悪化及び摩耗、異音の発生を防止することが
できる。尚、グリスの塗布量はドア14の半開位
置での保持部材15の静止を妨げる程の量ではな
い。
〔考案の効果〕
本考案は、ドアの開閉作動に応じてレバー上を
押圧されながら摺動変位して前記レバーとベース
プレートとカバーを一体固着してなる保持部材内
に収納される摺動体との摩擦力により適宜のドア
開度を保持する自動車用ドアチエツク装置に於
て、前記保持部材内に収納される弾性体内又は該
弾性体の少なくとも一端側にグリスを充填する空
所を設け、該空所と前記レバーと前記摺動体との
摺接部とを連通する孔を前記摺動体の両端に夫々
設けると共に前記空所と外部とを連通するグリス
注入用の孔を前記カバーに設けて自動車用ドアチ
エツク装置を構成したので、摺接面を常時グリス
が塗布された状態とすることができ、常時円滑な
摺動を得ることができる。これにより、耐摩耗性
及び耐異音性を向上させることができる。更に、
空所と摺接面とを連通する孔を摺動体の両端に設
けたので、摺動体の摺動方向に対して常に前方か
らグリスが押し出され、摺接面全体に確実にグリ
スを塗布することができ、さらに、摺動体の摺動
を円滑なものとすることができる。これにより、
さらに耐摩耗性及び耐異音性を向上させることが
できる。又、カバーに外部と空所とを連通する孔
を設けたので、空所内のグリスがきれた時、外部
より補充することができ、グリス切れによる摺動
体の摺動性の悪化を防ぎ、耐摩耗性及び耐異音性
を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置の取付状態を示す外観図、
第2図は第1図の主要部断面図である。 10……ドアチエツク装置、13……レバー、
14……ドア、15……保持部材、26,27…
…弾性体、28,29……摺動体、39,40,
41,42……空所、43,44,45,46…
…孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドアの開閉作動に応じてレバー上を押圧されな
    がら摺動変位して前記レバーとベースプレートと
    カバーを一体固着してなる保持部材内に収納され
    る摺動体との摩擦力により適宜のドア開度を保持
    する自動車用ドアチエツク装置に於て、前記保持
    部材内に収納される弾性体内又は該弾性体の少な
    くとも一端側にグリスを充填する空所を設け、該
    空所と前記レバーと前記摺動体との摺接部とを連
    通する孔を前記摺動体の両端に夫々設けると共に
    前記空所と外部とを連通するグリス注入用の孔を
    前記カバーに設けたことを特徴とする自動車用ド
    アチエツク装置。
JP1981012621U 1981-01-30 1981-01-30 Expired JPH0210208Y2 (ja)

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JPS57124568U JPS57124568U (ja) 1982-08-03
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