JPH0724254Y2 - ガラスモールの取付構造 - Google Patents

ガラスモールの取付構造

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JPH0724254Y2
JPH0724254Y2 JP2035289U JP2035289U JPH0724254Y2 JP H0724254 Y2 JPH0724254 Y2 JP H0724254Y2 JP 2035289 U JP2035289 U JP 2035289U JP 2035289 U JP2035289 U JP 2035289U JP H0724254 Y2 JPH0724254 Y2 JP H0724254Y2
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JP
Japan
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molding
corner
straight
engaging
fastener
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JP2035289U
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徹 小溝
光司 荒川
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、自動車のシールドガラスの周縁に沿って、装
飾用モールを連続して取り付ける取付構造の改良に関す
るものである。
「従来の技術」 従来のこの種取付構造の一例として、例えば実開昭60−
第54620号公報に示すものが存する。
該従来の取付構造は、具体的には図示しないが、自動車
の窓枠を画成する車体パネルに樹脂製のファスナーを固
着して、該ファスナーに対する係止状態を得て、モール
をシールドガラスの周縁に取り付けるもので、当該ファ
スナーは、自身の帯状基体の上端部に、パネル面に接触
するリップ片を一体に形成し、帯状基体の下端部に、モ
ール側の係合脚部を係止するU字状の係止片を一体に立
ち上げ形成する一方、特に窓枠の曲線コーナー部に対応
する係止片の部分を一定の範囲に亘って切欠する構成と
なっている。
そして、実際にモールを取り付ける場合には、ファスナ
ーの帯状基体を両面接着テープを介して窓枠を画成する
パネルに固着する一方、シールドガラスを接着剤を介し
て窓枠に固定した後、ファスナーの帯状基体と係止片間
にモールの係合脚部を差し込み、該係合脚部を係止片に
係止することにより、モールがシールドガラスの周縁に
沿って取り付けられることとなる。
しかも、従来の取付構造にあっては、既述した如く、窓
枠の曲線コーナー部に対応するファスナーの部位には、
モールの係合脚部を係止する係止片が切欠されているの
で、この切欠域の存在により、リップ片に多数の皺を発
生させることなく、ファスナーを窓枠コーナー部の形状
に容易に追随させながら、理想的な状態で固着できる利
点がある。
又、近年は、装飾用モール自体を、自動車窓枠の直線部
に対応する直線モールと、曲線コーナー部に対応するコ
ーナーモールとに分割して、該直線モールとコーナーモ
ールとを各自の端部同士を連結して、シールドガラスの
周縁に取り付けるケースも見受けられる。
従って、この分割された直線モールとコーナーモールと
を、上記従来の取付構造を利用して取り付ける場合に
は、直線モールは勿論であるが、少なくともコーナーモ
ールの連結端部側にも、ファスナーの係止片に係止する
係合脚部を一体に垂設して、該コーナーモールの係合脚
部と直線モールの係合脚部とを、対応する係止片に一緒
に連続して係止する構成となせば、直線モールとコーナ
ーモールとを、連結した状態のままで取り付けることが
可能となる。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、直線モールの係合脚部とコーナーモールの係
合脚部とを、一緒に連続してファスナーの係止片に係止
することは、例えばコーナーモールと窓枠の曲線コーナ
ー部間に、寸法誤差や形状誤差等が生じているような場
合には、該各誤差等に起因するコーナーモール側の不良
状態が、ファスナーの係止片を介して直線モール側にも
簡単に伝わって、これが為に、取付状態が窓枠のコーナ
ー部のみならず、直線部においても不良となってしまう
大きな問題点を有していた。
又、通常、直線モールは合成樹脂で成形され、コーナー
モールはステンレス鋼板等の金属板で成形されている関
係で、各モールの係合脚部の形状・大きさも必然的に異
なるので、この異なる係合脚部を一緒に連続して係止片
に係止すると、当然に大きい方の係合脚部により係止片
が外方に押し拡げられて、小さい方の係合脚部と係止片
との係止力が自ずと弱くなる結果、この点からも、モー
ルの取付状態が著しく不安定となる恐れが十分にあっ
た。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、上記従来の課題を有効に解決するた
めに開発されたもので、自動車窓枠の直線部に対応する
直線モールと、窓枠の曲線コーナー部に対応するコーナ
ーモールとを備え、窓枠を画成するパネルに固着される
ファスナーに対する係止状態を得て、直線モールとコー
ナーモールとを各自の端部同士を連結して、シールドガ
ラスの周縁に連続して取り付ける構造を前提として、少
なくとも直線モールとコーナーモールの各連結端部に、
上記ファスナーの端部に形成された係止片に係止する係
合脚部を夫々設ける一方、ファスナーの係止片の各係合
脚部を係止する部分をスリットを介して分断して、両モ
ールの係合脚部を係止片の対応する部分に独立して係止
する構成を採用した。
「作用」 依って、本考案にあっては、コーナーモールの係合脚部
と直線モールの係合脚部とが、スリットを介して分断さ
れている係止片の対応部分に対して、夫々独立に係止す
ることとなるので、例えコーナーモールと窓枠の曲線コ
ーナー部間に寸法誤差や形状誤差等が生じていても、該
各誤差に起因するコーナーモールの不良状態が、係止片
を介して直線モール側には絶対に伝わらないので、取付
状態が直線部分においても不良となることは全くなくな
る。
又、直線モールとコーナーモールの各係合脚部間で大小
の関係が生じているような場合でも、大きい方の係合脚
部を対応する係止片の部分に係止すると、該係止片の部
分は脚部の大きさに応じて外方に押し拡げられることと
なるが、この場合にあっても、スリットの分断作用によ
り、当該係止片の部分の押し拡がりが、直線モールの係
合脚部を係止している係止片の別の部分には伝わらない
ので、小さい方の係合脚部の係止力が不足して、モール
の取付状態が著しく不安定となる心配も全くなくなる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳述すれ
ば、該実施例に係る取付構造も、第1図に示す如く、自
動車窓枠の直線部に対応する直線モール1Aと、窓枠の曲
線コーナー部に対応するコーナーモール1Bとを備え、前
者の直線モール1Aは、合成樹脂で一体成形されて、シー
ルドガラスの周縁外側に配される装飾基体2と、該装飾
基体2の下面に一体に垂設された係合脚部3とアンカー
脚部4とを有し、後者のコーナーモール1Bは、ステンレ
ス鋼板等で略断面C字状に成形されて、自動車窓枠のコ
ーナー部と対応する曲線形状を有し、且つ直線モール1A
と連結される端部に係合脚部5を一体に垂設している。
又、パネルPに固着される合成樹脂製のファスナー6
は、その帯状基体7の下端部に係止片8を立ち上げ形成
すると共に、帯状基体7の上端部にパネルPの折曲面に
接触するリップ片9を形成して、少なくとも上記直線モ
ール1Aと対応するパネルPの直線部に対してのみ、両面
接着テープ11を介して固着される構成となっている。
そして、本実施例にあっては、斯る構成のファスナー6
の係止片8に関して、図示する如く、コーナーモール1B
の係合脚部5を係止する部分8aと、直線モール1Aの係合
脚部3を係止する部分8bとを、縦スリット10を介して左
右に分断して、該各モール1A・1Bの係合脚部3・5が相
互に干渉されることなく、係止片8の対応する分断部位
8aと8bに夫々独立して係止することを特徴とするもので
ある。
依って、本実施例の取付構造において、直線モール1Aと
コーナーモール1Bを連結して、接着剤12により固定され
ているシールドガラスGの周縁に取り付ける場合には、
まず直線モール1Aの装飾基体2の端部を、対応するコー
ナーモール1BのC字状端部内に差し込んで、各モール1A
・1Bの端部同士を連結する。
そして、予め両面接着テープ11を介して固着されている
ファスナー6の帯状基体7と係止片8の分断部分8a間
に、コーナーモール1Bの係合脚部5を係止すると同時
に、帯状基体7と係止片8の分断部分8b間に、直線モー
ル1Aの係合脚部3を夫々係止すれば、第2図・第3図に
示す如く、連結された状態の直線モール1Aとコーナーモ
ール1Bとが、シールドガラスGの周縁に対して連結して
取り付けられることとなる。
しかも、本実施例にあっては、コーナーモール1Bの係合
脚部5と直線モール1Aの係合脚部3とが、スリット10を
介して分断されている係止片8の各部分8a・8bに対して
夫々独立して係止している関係で、例えコーナーモール
1Bと窓枠の曲線コーナー部間に寸法誤差や形状誤差等が
生じていても、スリット10の分断作用により、該各誤差
に起因するコーナーモール1Bの取付不良状態が、係止片
8を介して直線モール1A側には絶対に伝わらないので、
取付状態が直線部においても不良となる心配は全くなく
なる。
又、直線モール1Aは合成樹脂で成形され、コーナーモー
ル1Bは金属板で成形されている関係で、本実施例にあっ
ては、コーナーモール1Bの係合脚部5の方が大きく設定
されているので、該係合脚部5が対応する係止片8の部
分8aに係止すると、第3図Aに示す如く、該係止片8の
対応部分8aは、脚部5の大きさに応じて外方に押し拡げ
られることとなるが、この場合にあっても、同図Bに示
す如く、スリット10の分断作用により、部分8aの押し拡
がりが、直線モール1Aの係合脚部3が係止している部分
8bに絶対に伝わらないので、直線モール1Aの係合脚部3
の係止力が不足して、モール全体の取付状態が著しく不
安定となる心配も全くなくなる。
尚、以上の説明は、スリット10の作用が、直線モール1A
側よりも製造誤差等が生じ易いコーナーモール1B側の不
良状態を、直線モール1A側に伝達することを阻止するも
のであったが、直線モール1A側の不良状態をコーナーモ
ール1B側に伝えないためにも働くことは言うまでもな
い。
又、上記の実施例は、第1図から明らかな如く、ファス
ナー6を窓枠の曲線コーナー部には固着しない構成を採
用しているが、本考案はこれに限定されるものではな
く、例えば既述した曲線コーナー部に対応する係止片の
部分が切欠された従来ファスナーをパネルに連続して固
着しても、係止片がスリット10を介して左右に分断され
ていれば、同様な取付状態が得られることは言うまでも
ない。
「考案の効果」 以上の如く、本考案に係る取付構造は、直線モールとコ
ーナーモールの連結端部に、ファスナーの端部に形成さ
れた係止片に係止する係合脚部を夫々設け、他方ファス
ナーの係止片の各係合脚部を係止する部分をスリットを
介して分断して、両モールの係合脚部を係止片の対応す
る部分に独立して係止することを特徴とするものである
から、例えコーナーモールと窓枠の曲線コーナー部間に
寸法誤差や形状誤差等が生じていても、上記スリットの
分断作用により、該各誤差等に起因するコーナーモール
の不良状態が、係止片を介して直線モール側には絶対に
伝わらないので、取付状態が直線部分においても不良と
なることは全くなくなった。
又、直線モールとコーナーモールの各係合脚部間で大小
の関係が生じているような場合でも、大きい方の係合脚
部を対応する係止片の部分に係止すると、該係止片の部
分が脚部の大きさに応じて外方に押し拡げられることと
なるが、この場合にあっても、スリットの分断作用によ
り、係止片の部分の押し拡がりが、直線モールの係合脚
部を係止している係止片の部分には絶対に伝わらないの
で、小さい方の係合脚部の係止力が不足して、モールの
取付状態が著しく不安定となる心配も全くなくなった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る取付構造を示す要部分解
斜視図、第2図はモールの取付状態を示す要部斜視図、
第3図Aはコーナーモール側の取付状態を示す要部断面
図、第3図Bは直線モールの取付状態を示す要部断面図
である。 1A……直線モール、1B……コーナーモール、3……直線
モールの係合脚部、5……コーナーモールの係合脚部、
6……ファスナー、8……係止片、8a……コーナーモー
ルの係合脚部を係止する部分、8b……直線モールの係合
脚部を係止する部分、10……スリット、P……パネル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車窓枠の直線部に対応する直線モール
    と、窓枠の曲線コーナー部に対応するコーナーモールと
    を備え、窓枠を画成するパネルに固着されるファスナー
    に対する係止状態を得て、直線モールとコーナーモール
    とを各自の端部同士を連結して、シールドガラスの周縁
    に連続して取り付ける構造において、少なくとも直線モ
    ールとコーナーモールの各連結端部に、上記ファスナー
    の端部に形成された係止片に係止する係合脚部を夫々設
    ける一方、ファスナーの係止片の各係合脚部を係止する
    部分をスリットを介して分断して、両モールの係合脚部
    を係止片の対応する部分に独立して係止するように構成
    したことを特徴とするガラスモールの取付構造。
JP2035289U 1989-02-23 1989-02-23 ガラスモールの取付構造 Expired - Lifetime JPH0724254Y2 (ja)

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