JPH07242364A - 粘着テープ貼付装置 - Google Patents

粘着テープ貼付装置

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JPH07242364A
JPH07242364A JP3121194A JP3121194A JPH07242364A JP H07242364 A JPH07242364 A JP H07242364A JP 3121194 A JP3121194 A JP 3121194A JP 3121194 A JP3121194 A JP 3121194A JP H07242364 A JPH07242364 A JP H07242364A
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tape
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sticking
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Daisuke Fujiwara
大輔 藤原
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Minnesota Mining and Manufacturing Co
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    • B65H37/00Article or web delivery apparatus incorporating devices for performing specified auxiliary operations
    • B65H37/002Web delivery apparatus, the web serving as support for articles, material or another web
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2801/00Application field
    • B65H2801/51Automobile

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  • Adhesive Tape Dispensing Devices (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレーム体への粘着テープの貼り付けを、よ
り作業時間の短縮、品質安定性の向上、作業性の向上が
図れる粘着テープの貼付装置を提供する。 【構成】 把持部7,貼付ヘッド20,ガイド部8,
9,離型紙剥離部30を有し、上記貼付ヘッドの基板2
1と滑性のある表層材22cの間に発泡体22aを設
け、粘着テープの仮止め部材24を貼付ヘッド部に備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車の各ピラ
ーやドアの窓枠であるフレーム体の表面に樹脂製接着テ
ープの貼り付けを行う際に使用する治具である粘着テー
プ貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粘着テープ104の粘着面に離型紙10
5が貼付されている離型紙付テープ106から離型紙1
05をはがして粘着テープ104を上記フレーム体へ貼
付する際に使用する治具として、本願出願人は特願平0
4−145837号にて貼付装置を提案しており、該貼
付装置により上記フレーム体への離型紙付テープ106
の貼付作業を簡易化、実用化することができた。上記特
許出願に開示される貼付装置の内、本発明の貼付装置に
関連する貼付装置について以下に簡単に説明する。
【0003】図10及び図11に示すように、貼付装置
40は、貼付装置自体を上記フレーム体に掛止する掛止
手段と、上記フレーム体に対して貼付ヘッドを自動的に
圧接させるための付勢手段とを備え、それにより、例え
ば窓枠の上部フレームの下面側に接着テープを貼付する
場合等に、作業者が、貼付装置を上記フレーム体へ押付
けることなく上記フレーム体に沿って移動させるだけで
離型紙付テープ106の確実な貼付を可能として、作業
性を向上させることを目的としたものである。
【0004】貼付装置40は、ハンドル42、テープ摺
動台44、ガイド部材46、貼付ヘッド48、並びにハ
ンドル42及びテープ摺動台44を支持する支持壁50
を有する。ハンドル42は、支持壁50の下端に固定さ
れ、テープ摺動台44に対向する面が凹部42aを有す
る段付面として形成される。テープ摺動台44は、ハン
ドル42との間に所定の空間を形成して支持壁50の側
面に固定され、下面に略水平のテープ挿入面52を、か
つ上面に貼付ヘッド48方向へ傾斜したテープ案内面5
4を備える。またテープ摺動台44の、ハンドル42の
凹部42aに対向する部分は、貼付ヘッド48を支持す
る支持部56として略水平に突出形成される。
【0005】ガイド部材46は、テープ摺動台44の上
方延長側壁44aの上端及びこれに対向する支持壁50
の上端の各々に固定され、相互に対向するガイド面58
をそれぞれに備える。ガイド部材46は、好ましくはア
クリル等の樹脂材料からなり、貼付作業時に例えば窓枠
等のフレーム体を両側から挟持して、貼付部位の伸長形
状に追従する貼付装置40の移動を可能にする。さらに
各ガイド部材46には、貼付装置自体を貼付部位に掛止
する掛止手段として、ガイド部材46と上方延長側壁4
4a又は支持壁50とを側方へ貫通する掛止ピン60が
設けられる。掛止ピン60は、ガイド部材46と上方延
長側壁44a、及びガイド部材46と支持壁50とを貫
通する各貫通孔62内で軸線方向へ摺動可能に設置さ
れ、貼付作業時には、ガイド部材46のガイド面58か
ら先端を突出させて、窓枠等に掛合する。
【0006】貼付ヘッド48は、図15の(a)に示す
ように、アルミニウム材の基板101と、基板101の
上表面に形成される硬質ゴム102と、該硬質ゴム10
2の表面を覆うテフロンテープからなる滑性のある表層
材103とから構成され、一対の支柱64及び圧縮コイ
ルばね66を介して、テープ摺動台44の支持部56に
よってテープ案内面54上端位置に支持される。貼付ヘ
ッド48は、貼付面68を備える。支柱64は、テープ
摺動台44の支持部56に設けた貫通孔70を摺動可能
に貫通し、一端に貼付ヘッド48が固定され、他端に掛
止環72が固定される。圧縮コイルばね66は、貼付ヘ
ッド48の下面と支持部56の上面との間に、支柱64
を取巻いて配置され、貼付ヘッド48を常に上方へ付勢
する。したがって圧縮コイルばね66は、貼付作業時に
貼付部位に対して貼付ヘッド48を自動的に圧接させる
ための付勢手段として作用する。
【0007】上記の貼付装置40の作用を以下に説明す
る。図12ないし図14に示すように、まず矩形細長帯
形状の離型紙付の離型紙付テープ106を、貼付装置4
0の側方からテープ摺動台44とハンドル42との間隙
に矢印D方向へ遊挿する。次いで離型紙付テープ106
の先端を離型紙105と粘着テープ104とに分離し、
粘着テープ104のみをテープ摺動台44のテープ挿入
面52の屈曲端部52aから上方へ巻込んでテープ案内
面54に載せ、テープ先端を貼付ヘッド48の貼付面6
8上に配置する。このようにして作業準備が完了した貼
付装置40を、窓枠等のフレーム体Fに装着する。この
とき図12に示すように、まず、ガイド部材46に設け
た掛止ピン60をガイド面58から引込めた状態で、各
ガイド部材46がフレーム体Fを挟持するように貼付装
置40をフレーム体Fに嵌合させる。次いで、図13に
示すように貼付装置40をフレーム体Fに押付けて、貼
付ヘッド48を圧縮コイルばね66の付勢に抗してハン
ドル42方向へ押込み、貼付面68をフレーム体Fに圧
接させる。貼付ヘッド48を所定距離だけ押込んだ後、
掛止ピン60の先端をガイド面58から突出させ、フレ
ーム体Fの肩部に掛合させる。この状態で貼付ヘッド4
8の貼付面68は、圧縮コイルばね66の付勢によって
フレーム体Fに圧接されており、作業者が作業中にハン
ドル42から手を離しても、この圧接状態が維持され
る。したがって作業者は、貼付装置40をフレーム体F
に沿って移動させるだけで、多様な形状のフレーム体F
に対して粘着テープ104を確実に貼付することができ
る。また、貼付作業中は、図13に示すように上記のよ
うに押込められた貼付ヘッド48の支柱64が、その他
端の掛止環72を支持部56の下面(テープ挿入面5
2)から突出させる。突出した掛止環72は、図14に
示すように、離型紙付テープ106を撓曲してハンドル
42の凹部42a内に変位させ、それにより粘着テープ
104に所定の張力を付与する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、工場ライン
で貼付作業を行うにあたり、さらなる作業時間の短縮、
品質安定性の向上、作業性の向上が求められている。即
ち、上記貼付装置に備わる従来の貼付ヘッド48の貼付
面68は、フレーム体Fと同一形状となるように加工し
ており、又、フレーム体Fと同一形状をなすように湾曲
しているため以下の現象が生じる可能性がある。(i)
貼付装置40をフレーム体に沿って高速移動させた場
合、フレーム体Fと貼付面68とがずれ、特に厚さの薄
い粘着テープの場合には貼付される粘着テープ104に
しわが発生する可能性がある。(ii)フレーム体との
摺動による湾曲面の劣化の可能性がある。
【0009】又、貼付工程中における粘着テープ104
と離型紙105との剥離は、図16に示すように、粘着
テープ104の進行方向と離型紙105の進行方向とを
分けることにより行われている。離型紙105は、自重
とこしの作用で自動的に剥離される。しかし、離型紙1
05は、離型紙付テープ106の送り速度が増加すると
剥離しにくくなる。そのため作業時間の短縮をはかるラ
イン作業にて貼付装置を高速移動させた場合には、粘着
テープ104と離型紙105との剥離が不完全になる可
能性があり粘着テープ104の貼付面に巻き込まれてし
まい円滑な作業を行うことができない可能性もある。
【0010】又、貼付作業中において貼付装置40とフ
レーム体Fとは、図13を参照し上述したように掛止ピ
ン60とガイド部材46と貼付面68とにて一定の位置
関係に保つことができる。上述したように掛止ピン60
は貫通孔62に挿入され掛止ピン60の押引の抵抗は、
掛止ピン60の軸径と上記貫通孔62とのはめあい公差
で決定していた。そのため、掛止ピン60と貫通孔62
との摩耗の度合いによっては掛止ピン60と貫通孔62
との摩擦力が非常に大きく掛止ピン60が動かない場合
や、逆に上記摩擦力が非常に小さ過ぎて作業中に貼付装
置本体から掛止ピン60が外れてしまう可能性もある。
【0011】又、ガイド部材46は、支持壁50及び上
方延長側壁44aに直接取り付けられてフレーム体Fに
接触するが、ガイド部材46はフレーム体Fの損傷を防
ぐため樹脂材質でできており摩耗による劣化が激しく部
品交換の頻度が高くなる可能性がある。
【0012】又、従来の貼付装置40では、フレーム体
Fを支持する部分としてガイド部材46があるがフレー
ム体Fの軸方向へのガイド部材46の長さが比較的短
く、貼付装置40の進行方向に対して貼付装置40がブ
レやすく、貼付工程中の振動、はずみ、面の変化等によ
り、フレーム体と貼付ヘッドとの間ですきまが生じる可
能性があり、すきまが生じた場所では、粘着テープ10
4にしわ、エア噛みが発生し安定した品質を保つことが
できない可能性がある。
【0013】又、フレーム体への粘着テープ104の貼
付作業は、上述したように、離型紙105をはがした粘
着テープ104の末端を貼付面68上に配置した後、粘
着テープ104の末端とフレーム体の端部とを合わせ位
置決めして開始する。上記位置決めを行う場合、粘着テ
ープ104の末端は貼付装置の所定位置に固定されてい
ることが望ましい。ところが上述したように従来の貼付
装置40では、粘着テープ104の末端を片手で固定し
て、もう一方の手で貼付装置40を持ってフレーム体に
位置決めする手法をとっている。このように両手がふさ
がれた状態にて行う上記位置決め作業は、フレーム体が
ライン稼動しているため困難な場合もあり作業者の習熟
を必要とする可能性がある。
【0014】本発明は上述したような現象の発生の可能
性が考えられる従来の貼付装置を改良したもので、粘着
テープ貼付装置を構成する部品の信頼性の向上若しくは
より作業時間の短縮若しくは品質安定性の向上若しくは
作業性の向上が図れる粘着テープの貼付装置を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、互いに対向す
る第1部材及び第2部材並びに上記第1部材及び上記第
2部材におけるそれぞれの一端部を連結する第3部材に
てコ字形状をなす本体部材と、粘着テープの粘着面に離
型紙が貼付された離型紙付テープの幅方向に上記第1及
び第2部材が位置し、かつ上記第1ないし第3部材にて
囲まれた上記本体部材の内側の上記第3部材における内
面とは反対の外面側を上記離型紙付テープが通過するよ
うに上記本体部材と離型紙付テープとを配置し上記離型
紙付テープの通過の際に上記離型紙付テープの振れを防
止するための通路を上記第3部材の上記外面側に形成す
るテープ振れ防止ガイド部材と、上記第3部材に備わり
上記通路を通過した上記離型紙付テープに対し上記離型
紙の進行方向とは別方向に上記粘着テープの進行案内を
行うテープガイド部と、上記本体部材の内側であって上
記第1及び第2部材のそれぞれの他端部に固定され上記
本体部材の内側を上記離型紙付テープの長手方向に延在
し上記粘着テープの貼付されるフレーム体が接触するフ
レーム体接触部材と、上記第1及び第2部材のそれぞれ
の上記他端部において上記本体部材及び上記フレーム体
接触部材を上記本体部材の内外側方向に貫通し、かつ軸
方向に移動可能であり上記本体部材を上記フレーム体に
保持するそれぞれのガイドピンと、上記テープガイド部
にて案内された上記粘着テープを上記フレーム体に押圧
し貼付する貼付ヘッドとを備え、上記フレーム体の長手
方向に沿って上記本体部材を移動させることで上記フレ
ーム体に上記粘着テープを貼付していく粘着テープ貼付
装置であって、上記貼付ヘッドは、基材と、当該貼付ヘ
ッドの表面を上記フレーム体の表面形状に応じて容易に
変形させる軟質材及び上記軟質材よりも硬い硬質材を層
状に有し上記基材表面上に形成される弾性体部材とを備
えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】このように構成することで弾性体部材は、貼付
ヘッドの表面がフレーム体の表面形状に応じて容易に変
形するように作用するので、上記フレーム体に貼付され
る粘着テープの貼付品質を向上するように作用する。
【0017】
【実施例】本発明の粘着テープ貼付装置の一実施例につ
いて図を参照しながら以下に説明する。図1ないし図5
に示すように、本実施例における粘着テープ貼付装置
は、基本的に図10、図11等に示す従来の粘着テープ
貼付装置が有する構造に類似する構造を有する。よって
図1ないし図5において図10ないし図14に示す構成
部材と同一若しくは同様の作用をする構成部材について
は同じ符号を付しその詳細な説明は省略する。又、図1
ないし図5において、同じ構成部分には同じ符号を付し
ている。本実施例における粘着テープ貼付装置1は、図
10、図11に示す従来の粘着テープ貼付装置とほぼ同
様の構成部分である、第1部材2、第2部材3及び第3
部材44からなる本体部材5と、テープ振れ防止ガイド
142と、テープガイド部54と、フレーム体接触部材
8,9と、ガイドピン11と、貼付ヘッド20とを備え
ている。尚、第1部材2は上述した従来の貼付装置にお
ける支持壁50に相当し、第2部材3は上述した従来の
貼付装置における延長側壁44aに相当し、第3部材4
4は上述した従来の貼付装置におけるテープ摺動台44
に相当し、テープ振れ防止ガイド142は上述した従来
の貼付装置におけるハンドル42に相当し、フレーム体
接触部材8,9は上述した従来の貼付装置におけるガイ
ド部材46に相当し、ガイドピン11は上述した従来の
貼付装置における掛止ピン60に相当する。
【0018】さらに粘着テープ貼付装置1は、従来の粘
着テープ貼付装置に比べ、貼付ヘッドにおけるフレーム
体を押圧する部分の材料の改良を行い、離型紙巻込防止
部材30を設け、ガイドピン11には軸方向の不要な移
動を禁止するための機構を設け、ガイド部材46部分の
改良を行い、貼付ヘッド箇所に粘着テープを保持する仮
止め部材24を設けた。
【0019】本体部材5は、適宜な間隔をあけて互いに
対向する、例えばポリアセタールをはじめとする硬質プ
ラスチック等の樹脂材から形成される板材であり、大略
長方形状をなす第1及び第2部材2,3と、第1及び第
2部材2,3の一端部にて第1部材2と第2部材3とを
連結する、例えば硬質プラスチック等の樹脂材から形成
される板材である第3部材44とを有し、第1ないし第
3部材2,3,44にてコの字形状を形成する。尚、第
3部材44には、粘着テープ104を貼付ヘッド20へ
案内する傾斜面をなすテープガイド部54が形成され
る。又、第1部材2は、第2部材3に比べ長手方向に若
干長く、又、第1部材2は長手方向に第3部材44を越
えて延在する延長部2aを有する。又、第1ないし第3
部材2,3,44にて囲まれた本体部材5の内側面であ
って粘着テープ104の縁端部が接触する可能性のある
内面には、第1及び第2部材2,3の摩耗を防止するた
めに例えばアルミニウム材にてなる薄板17が固定され
る。尚、図1に示すように薄板17は、第3部材44に
対応する箇所にて第1部材2及び第2部材3から山形に
突出する突出部17aを形成している。このような突出
部17aは第3部材44に沿って進む粘着テープ104
が蛇行するのを防止する。
【0020】さらに又、図1ないし図5に示すように第
2部材3の一端部は、第2部材3の長手方向に直交する
第2部材3の幅方向であって後述するフレーム体16の
延在方向に第2部材3の幅寸法を越える長さにて延在す
る延長部35を形成している。延長部35は、図7に示
すようにフレーム体16の一部分に接触する部分であ
り、フレーム体16への接触部分を増すことでフレーム
体16に沿って当該粘着テープ貼付装置1を移動させる
際の安定性の向上を図るためのものである。よって、延
長部35は、図示するように第2部材3に対して左側へ
延在するものに限らず、右側若しくは左右両側に延在し
てもよい。又、本実施例では、第2部材3に延長部35
を設けたが、これに限らず第1部材2若しくは第1及び
第2部材2,3の両方に設けてもよい。尚、延長部35
の長さは、第2部材の幅寸法を除き25mmから50m
m、特には30mmから40mmが好ましい。又、延長
部35の厚さは5mmから30mm、特に10mmから
20mmが好ましい。
【0021】さらに、延長部35においてフレーム体1
6が接触する部分には、フレーム体16の接触による延
長部35の摩耗を防止するため、図4に示すように延長
部35に沿って延在する金属部材36を埋設している。
金属部材36としては、例えばステンレス、ニッケル等
の材料が好ましく、その厚さとしては250μmから5
mm、特に1mmから3mmが好ましい。尚、金属部材
36は、延長部35の上面35aの全面に埋設してもよ
い。又、金属部材36は、延長部35に埋設する形態で
はなく延長部35の上面35aに載置し固定するように
してもよい。さらに、延長部35の上面35a及び金属
部材36の上面36aには、例えばフッソ系、シリコ
ン、ポリエチレン、ポリプロピレンの材質からなる滑材
を塗布してもよく、又、上記フッソ系等の材質のテープ
を貼付してもよい。
【0022】テープ振れ防止ガイド142は、図2に示
すように第1ないし第3部材2,3,44にて囲まれた
本体部材5の内側とは反対側の本体部材5の外側で、か
つ第3部材44に対して適宜なすき間を介して平行に配
置される、開口142aを有するコ字形状の板材であ
る。上記すき間は、上記延長部2aをテープ振れ防止ガ
イド142の上面42bに立設することで形成され、離
型紙付テープ106が通過する通路6となる。尚、通路
6における延長部2aの内面にも薄板17が固定され
る。又、テープ振れ防止ガイド142の下面42cには
当該粘着テープ貼付装置1の把持部であるグリップ7が
立設される。又、離型紙付テープ106は、グリップ7
に沿ってグリップ7の下端から上記開口142a方向へ
進行し上記開口142aを通過する。よって開口142
aは進行する離型紙付テープ106の蛇行を防止する。
【0023】フレーム体接触部材8,9は、ともにポリ
アセタール又はアクリル等の樹脂材料にて形成されるの
が好ましい。フレーム体接触部材8は、第1部材2の内
面2bに薄板状の弾性体10を挟んで例えばネジ、接着
剤等にて固定される。弾性体10は、フレーム体接触部
材8と同じ平面形状にてなり、硬質ゴムや軟質ゴムの材
質のものが使用される。又、弾性体10の厚さは、0.
05mm未満では弾性力がなく一方10mmを越えると
フレーム体をガイドする際の精度が低下するため好まし
くないので、0.05mmから10mmのものが使用さ
れ、好ましくは0.1mmから5mm、さらに好ましく
は0.5mmから3mmのものがよい。
【0024】このようにフレーム体接触部材8は、弾性
体10を介して第1部材2に固定されていることより、
第1部材2の内面2b及びフレーム体接触部材8の互い
の当接部分について精密な加工精度を不要とすることが
できる。又、フレーム体16がフレーム体接触部材8に
接触したとき弾性体10が適度に変形するので、フレー
ム体接触部材8のフレーム体接触面8aがフレーム体の
動きに対して追従することができること、及び緩衝作用
もあることから、フレーム体接触部材8はフレーム体の
動きによるフレーム体接触部材8への余分な力の作用を
防止することができる。よって、フレーム体接触部材8
の摩耗を有効に防止することができる。又、従来の粘着
テープ貼付装置のように支持壁50の切欠部にガイド部
材46を係合させるものではないことから、第1部材2
に対するフレーム体接触部材8の位置合わせを正確に行
うことができる。
【0025】フレーム体接触部材9は、従来と同様に、
フレーム体接触部材8に対向させて第2部材3の内面に
交換可能なようにネジにて固定される。尚、フレーム体
接触部材9についてもフレーム体接触部材8と同様に弾
性体10を挟んで第2部材3の内面に固定するようにし
てもよい。
【0026】ガイドピン11は、従来の粘着テープ貼付
装置におけるガイドピン60に相当するもので、図6に
示すように第1及び第2部材2,3並びに弾性体10、
フレーム体接触部材8及びフレーム体接触部材9をそれ
ぞれの厚さ方向に貫通する貫通孔62に挿通される概略
丸棒体であり、その材質は、耐久性、強度の面から金属
材、セラミック材が好ましい。尚、図1及び図2に示す
ようにガイドピン11の先端部11aは、フレーム体と
の接触部分を大きくするため円柱形状ではなく四角柱形
状としている。本実施例における粘着テープ貼付装置1
は、図7に示すようなフレーム体16に装着されるもの
で、ガイドピン11の先端部11aがフレーム体16の
所定箇所に当接、挿入されることでフレーム体16に装
着される。又、ガイドピン11の後端部11bは、円柱
形状であり貫通孔62の直径より大きい外径、例えば5
mmから20mmの寸法を有し、貫通孔62からのガイ
ドピン11の脱落防止を図っている。又、貫通孔62内
を滑動するガイドピン11の中央部には、例えば半円形
の断面形状をなす少なくとも2つの凹部12がガイドピ
ン11の軸方向に形成される。一方の凹部12aは、先
端部11aがフレーム体接触部材8又は9内に収納され
た状態にガイドピン11を係止する位置に形成され、他
方の凹部12bは先端部11aがフレーム体接触部材8
又は9から突出する位置にガイドピン11を係止する位
置に形成される。尚、3以上の凹部12を形成する場合
には、上記の凹部12a,12bとの間にさらに他の凹
部を形成することになる。又、図示ではガイドピン11
は丸棒形状であるが、これに限るものではなく例えば角
柱体のような他の形状の棒状体であってもよく、又、凹
部12も周面の全周にわたり形成されなくてもよい。
【0027】ガイドピン11の軸方向への不要な移動を
禁止するために、第1及び第2部材2,3には、貫通孔
62の軸方向に対し直交方向に、第1及び第2部材2,
3の表面から貫通孔62へ達する穴13があけられ、該
穴13には、上記凹部12に嵌入可能なボール14aが
半球分突出した先端部を有する公知のボールプランジャ
14が挿入され、ボールプランジャ14はその後端部が
ナット15と係合することで第1及び第2部材2,3に
それぞれ固定される。尚、ボール14aは、ボールプラ
ンジャ14の軸方向へ突出するようにボールプランジャ
14に内蔵するスプリングにて付勢されている。
【0028】このようなガイドピン11を設けること
で、ガイドピン11と貫通孔62とは比較的緩く嵌合す
るように加工すればよく精密な加工は必要なくなるとと
もに、ガイドピン11と貫通孔62との摩耗、耐久性に
関する問題の発生がなくなる。又、ガイドピン11をボ
ールプランジャ14にて固定するようにしたので、ガイ
ドピン11の押引が容易であり当該粘着テープ貼付装置
1のフレーム体16への装着作業が容易に行えるととも
に、フレーム体16に対するガイドピン11の突出を正
確かつ確実に行うことができる。
【0029】貼付ヘッド20は、例えば図8に示すよう
に、基本的に基板21と、基板21上に固定されフレー
ム体16に接触する弾性体部材22とから構成される
が、さらに基板21の突起部21aに接続されて延在す
る延長部材23と、延長部材23上面23aに固定され
る仮止め部材24と、延長部材23の上面23aから突
出するように延長部材23の側面に固定され仮止め部材
24に延在する粘着テープ104の縁端部に接触する、
プラスチック材等からなる案内板25と、基板21と延
長部材23とを固定する固定部材26とを備えるのが好
ましい。尚、このように構成される貼付ヘッド20は、
従来の粘着テープ貼付装置の場合と同様に、第3部材4
4における支持部56を滑動可能に貫通する2本の支柱
64の一端にてテープ案内面54の上端位置に支持され
る。尚、貼付ヘッド20の下面と支持部56の上面との
間には支柱64に巻回され貼付ヘッド20を上方へ付勢
する圧縮コイルバネ66が設けられ、圧縮コイルバネ6
6は貼付作業時に貼付ヘッド20を貼付部位へ押圧す
る。又、支持部56の下面から突出する支柱64の他端
には係止輪72が固定される。
【0030】弾性体部材22は、図9に示すように発泡
体22a、硬質ゴム又は硬質プラスチック22bからな
り、更に基板21の上面に発泡体22a、硬質ゴム等2
2bの順に積層しこれらを覆って滑材22cを設けるの
が好ましい。又、基板21と発泡体22aとは例えば天
然ゴム、フェノール樹脂等の接着剤にて貼付され、発泡
体22aと硬質ゴム等22b並びに硬質ゴム等22bと
滑材22cとは適宜な接着剤にて貼付される。
【0031】基板21は、軽量及び機械的加工性の点を
重視した場合にはアルミニウム材が好ましく、又、軽
量、コスト面を重視した場合にはプラスチック、フェノ
ール,エポキシ,ABS,スチレン等の各樹脂材のもの
が良く、又、寸法安定性の面を重視した場合にはセラミ
ック、ガラス材のものがよい。基板21の厚さは、1m
m未満では基板21の機械的強度が不足し10mmを越
えると基板21の重量が大きくなることから、1mmか
ら10mmが好ましく、特に3mmから6mmのものが
最も好ましい。
【0032】発泡体22aは、弾性力、耐久性の点を重
視した場合にはゴム系材料が好ましく、柔軟性、軽量
性、コスト面を重視した場合にはポリエチレン、ポリプ
ロピレン材、塩化ビニル材を使用することもでき、耐久
性の面を重視した場合にはポリスチレン材を使用するこ
ともできる。発泡体22aの厚さは、0.5mm未満で
は弾力性が不足すること、強度不足の点から好ましくな
く、又、20mmを越えると貼付性が悪くなり取り扱い
が困難となるため好ましくないので、0.5mmから2
0mmの間、特に1mmから10mmの間、さらに3m
mから5mmのものが最も好ましい。又、発泡体22a
の発泡率は、2倍未満では弾力性がないこと、100倍
を越えると強度不足となることから、2から100倍の
ものが良く、5から50倍のものが最も好ましい。
【0033】硬質ゴム等22bは、弾性体部材22がフ
レーム体に対して優れた滑動性、貼付性を有するように
適度な硬さすなわち、ショアーA硬度基準で50°以
上、好ましくは70°以上、更に好ましくは80°以上
の硬度を提供するものであり、その厚さは、0.5mm
未満では硬度を提供するという作用が得られず、又、強
度不足となり、10mmを越えると貼付性が悪くなると
ともに発泡体22aが奏する弾性作用を減殺してしまう
ので、0.5mmから10mmの間がよく、1mmから
8mm、特に2mmから5mmが最も好ましい。
【0034】滑材22cは、フレーム体に貼付される粘
着テープ104と貼付ヘッド20との間の摩擦抵抗を低
減するためのもので、軟質性、耐久性の点を重視した場
合にはテフロン、滑り性、耐久性の点を重視した場合に
はシリコン材、コスト面を重視した場合にはポリエチレ
ン、ポリプロピレン材が好ましい。又、適宜なコーティ
ング材を硬質ゴム等22bの表面に塗布してもよい。
【0035】このように構成される貼付ヘッド20を設
けることで、従来の貼付ヘッドに比べ特に発泡体22a
を設けたことで、貼付ヘッド20は容易にフレーム体1
6の表面に沿って変形することができ、フレーム体16
における平滑度、曲面性の影響を減少させることがで
き、その結果、粘着テープ104の貼付作業性、貼付さ
れた粘着テープ104の外観をより良くすることがで
き、又、貼付ヘッド20の耐久性を向上させることもで
きる。又、シワ等が入りにくく、作業性が良好なため厚
さが50μm程度の薄手の粘着テープのものにも対応す
ることができる。
【0036】延長部材23は、たとえ延長部材23がフ
レーム体16に接触してもフレーム体16に傷等が生じ
ないように、容易に変形可能なように例えば硬質ゴム若
しくは軟質ゴム又はプラスチック材からなるものであ
り、その厚さは0.1mmから10mm、特に1mmか
ら5mmが好ましい。延長部材23の上面23aに固定
される仮止め部材24は、例えば粘着剤帯片等の表面粘
着性を有するものが好適である。粘着剤帯片は、粘着剤
の主成分である高分子材料のガラス点移転を調整した
り、高分子材料に対する粘着付与剤や可塑剤の添加量を
調整したりすることにより、容易に適度な粘着性を得る
ことが可能である点で好適である。また、粘着剤帯片に
は、自己粘着性材料も含み、自己粘着性材料は、自己の
材料自身で、適度な粘着性を有し、時間的な劣化が少な
く、ゴミ等が付着して、粘着力が一時的に低下しても、
水等で洗浄すれば、再現良く適度な粘着力が回復する点
で好適である。ここで、自己粘着性材料とは、自己の材
料自身のみで、適度な粘着性を有する、ゴム系や塩ビ系
材料をいい、自己粘着性材料の耐久性を向上させるため
には、一部架橋構造を施すことも好適である。かかる粘
着剤帯片は、弾性体部材22を越えて延在する粘着テー
プ104の非粘着面に粘着し粘着テープ104を仮止め
する機能を有する。仮止め部材24の厚さは、0.5m
mから10mm、特に1mmから8mmのものが好まし
い。又、仮止め部材24としては、上述した粘着剤帯片
に代えて、直径が5mmから20mmの吸盤形状のもの
でも良い。このように仮止め部材24を設けることで、
当該粘着テープ貼付装置1をフレーム体16に装着する
際、粘着テープ104は仮止め部材24に保持させるこ
とで粘着テープ104を手で保持する必要がなく、かつ
フレーム体16に体する粘着テープ104の位置決め作
業を容易かつ正確に行うことができる。よって作業時間
を短縮することができる。又、案内板25を設けたこと
でフレーム体16に体する粘着テープ104の貼り始め
部分をフレーム体16に平行に保持することができる。
【0037】延長部材23と基板21とは、基板21の
一端に突出する突起部21aと延長部材23の一端とを
重ね、かつ延長部材23が矢印28方向に回転しないよ
うに断面コの字状の固定部材26にて延長部材23を支
持しながら延長部材23、突起部21a及び固定部材2
6をボルトナット27にて締結することで固定される。
【0038】次に、離型紙巻込防止部材30について説
明する。粘着テープ104と離型紙105とは進行方向
を異ならせているので基本的に離型紙105は粘着テー
プ104から剥離されていくが、離型紙巻込防止部材3
0は、ライン作業で例えば100m/min以上の高速
作業でも離型紙が粘着テープ104に沿って進行するこ
とがないように粘着テープ104に沿って離型紙105
が進行する場合に離型紙105が当接し第3部材44の
テープ案内面54へ離型紙105が巻き込まれるのを防
止するものである。このような離型紙巻込防止部材30
は、図示するように例えば線材を加工したもので、第1
部材2の側面への取り付け部分である固定部30aと、
該固定部から第3部材44部分を通過する粘着テープ1
04の幅方向のほぼ中央部まで延在するアーム部30b
と、アーム部30bの端部に例えば円形状に形成される
防止部30cとから構成される。尚、離型紙巻込防止部
材30は、図示するような線材からなるものに限るもの
ではなく、プラスチック材等にてなる成型品であっても
よい。又、離型紙巻込防止部材30は、粘着テープ10
4を第3部材44のテープ案内面54へセットするとき
には、矢印31方向に回動するように構成してもよい。
【0039】このように構成される本実施例における粘
着テープ貼付装置1の動作について説明するが、基本的
に上述した従来の粘着テープ貼付装置と同様の動作であ
る。従来の粘着テープ貼付装置の場合と同様に、図4に
示す矢印D方向へ離型紙付テープ106を通路6へ挿入
し、通路6の出口にて粘着テープ104と離型紙105
とを分離する。粘着テープ104は、第3部材44のテ
ープ案内面54に沿って延在し貼付ヘッド20の弾性体
部材22の上面22dに非粘着面が接触し、粘着テープ
104の先端部分の非粘着面を仮止め部材24に保持さ
せる。
【0040】次に、2つのガイドピン11をそれぞれ本
体部材5の外側へ引っ張り図7に示すような形状をなす
フレーム体16へ本体部材5の内側をはめ込んだ後、2
つのガイドピン11をそれぞれ本体部材5の内側へ押し
入れることで図示するように2つのガイドピン11にて
フレーム体16へ当該粘着テープ貼付装置1を装着させ
る。又、フレーム体16へ粘着テープ貼付装置1を装着
することで、貼付ヘッド20の弾性体部材22にて粘着
テープ104がフレーム体16へ接着される。尚、この
とき粘着テープ104の先端部分は上述のように仮止め
部材24に保持されているので作業者が保持する必要は
なく、作業者はフレーム体16へ粘着テープ貼付装置1
を装着及び粘着テープの貼り始め位置決めを行うことに
専念することができ従来に比べ作業性がより良くなって
いる。
【0041】以上のようにフレーム体16に粘着テープ
貼付装置1が装着された後、従来と同様に、粘着テープ
貼付装置1をフレーム体16に沿って移動させること
で、貼付ヘッド20の弾性体部材22にて粘着テープ1
04がフレーム体16に押圧されながら貼り付けられて
いく。
【0042】このように本実施例の粘着テープ貼付装置
1では、貼付ヘッド20の弾性体部材22の構成に発泡
体22aを備えることで、貼付作業中の振動,はずみ,
フレーム体の表面の変化を緩衡作用により吸収すること
ができる。又、貼付ヘッド20に仮止め部材24を設
け、粘着テープ104を仮止めすることにより、従来粘
着テープを保持していた手でフレーム体16を支持する
ことができるので、粘着テープ104の貼付品質の安
定,作業性の向上を図ることができる。
【0043】又、通路6の出口付近に離型紙巻込防止部
材30を設けたことで、粘着テープ104の送り速度が
速く離型紙105が剥離されずに粘着テープ104の進
行方向と同一方向に進行したときに離型紙105の移動
を禁止することができる。そのため、離型紙105の進
行方向は剥離作用の方向へ修正され剥離紙105が粘着
テープ104とともにフレーム体16へ巻き込まれる可
能性はなくなる。
【0044】又、ガイドピン11の軸方向への移動に対
する抵抗を付するものとして、ガイドピン11の軸方向
に対して交差する方向からガイドピン11を押圧するボ
ールプランジャ14を設け、一方、ガイドピン11の所
定位置に凹部12aを設けることによりボールプランジ
ャ14の先端部を凹部12aに係合させることでガイド
ピン11の軸方向の移動を固定することができる。又、
ガイドピン11の押引の抵抗力はボールプランジャー1
4のばね圧で適当な強さに調整することができる。よっ
て、従来に比べガイドピン11の作業性をより向上させ
ることができる。
【0045】又、フレーム体接触部材8を弾性体10を
介して第1部材2へ固定するようにしたことより、貼付
作業中におけるフレーム対接触部材8に作用する過負荷
を吸収,緩和させてフレーム対接触部材8の耐久性を向
上させることができる。
【0046】フレーム体16と接触し摺動する第2部材
3に延長部35を設けることでフレーム体16に体する
粘着テープ貼付装置1の装着性を高め、さらに延長部3
5に金属部材36を埋設したので、第2部材3の延長部
35の耐久性を向上させることができる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、貼
付ヘッドの弾性体部材に軟質材を備えたことより、貼付
ヘッドの表面がフレーム体の表面形状に応じて容易に変
形することができ粘着テープは上記フレーム体の表面に
密着して貼付され粘着テープの貼付品質を向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粘着テープ貼付装置の一実施例にお
いて離型紙巻込防止部材側から見た斜視図である。
【図2】 図1に示す粘着テープ貼付装置について貼付
ヘッド側から見た斜視図である。
【図3】 図1に示す粘着テープ貼付装置の正面図であ
る。
【図4】 図1に示す粘着テープ貼付装置の左側面図で
ある。
【図5】 図1に示す粘着テープ貼付装置の右側面図で
ある。
【図6】 図1に示す粘着テープ貼付装置のガイドピン
及びボールプランジャとの関係を示す断面図である。
【図7】 図1に示す粘着テープ貼付装置をフレーム体
に装着した状態を示す図である。
【図8】 図1に示す粘着テープ貼付装置の貼付ヘッド
を示す平面図、正面図、右側面図である。
【図9】 図1に示す粘着テープ貼付装置の貼付ヘッド
の弾性体部材を示す平面図、正面図、右側面図である。
【図10】 従来の粘着テープ貼付装置をテープ案内面
側から見た斜視図である。
【図11】 図10に示す粘着テープ貼付装置を貼付ヘ
ッド側から見た斜視図である。
【図12】 従来の粘着テープ貼付装置をフレーム体に
装着するときの状態を示す図である。
【図13】 従来の粘着テープ貼付装置をフレーム体に
装着した後の状態を示す図である。
【図14】 従来の粘着テープ貼付装置をフレーム体に
装着した状態であって粘着テープの移動経路を説明する
ための図である。
【図15】 従来の粘着テープ貼付装置における貼付ヘ
ッドの構成を示す図である。
【図16】 従来の粘着テープ貼付装置において粘着テ
ープ及び離型紙の進行方向を説明するための斜視図であ
る。
【符号の説明】
1…粘着テープ貼付装置、2…第1部材、3…第2部
材、5…本体部材、6…通路、8,9…フレーム体接触
部材、10…弾性体、11…ガイドピン、12a,12
b…凹部、14…ボールプランジャ、16…フレーム
体、17…薄板、20…貼付ヘッド、21…基板、22
…弾性体部材、22a…発泡体、22b…硬質ゴム、2
2c…滑材、23…延長部材、24…仮止め部材、25
…案内板、26…固定部材、30…離型紙巻込防止部
材、30a…固定部、30b…アーム部、30c…防止
部、 35…延長部、36…金属部材、44…第3部
材、54…テープ案内面、64…支柱、66…圧縮コイ
ルバネ、104…粘着テープ、105…離型紙、106
…離型紙付テープ、142…テープ振れ防止ガイド。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対向する第1部材及び第2部材並
    びに上記第1部材及び上記第2部材におけるそれぞれの
    一端部を連結する第3部材にてコ字形状をなす本体部材
    と、粘着テープの粘着面に離型紙が貼付された離型紙付
    テープの幅方向に上記第1及び第2部材が位置し、かつ
    上記第1ないし第3部材にて囲まれた上記本体部材の内
    側の上記第3部材における内面とは反対の外面側を上記
    離型紙付テープが通過するように上記本体部材と離型紙
    付テープとを配置し上記離型紙付テープの通過の際に上
    記離型紙付テープの振れを防止するための通路を上記第
    3部材の上記外面側に形成するテープ振れ防止ガイド部
    材と、上記第3部材に備わり上記通路を通過した上記離
    型紙付テープに対し上記離型紙の進行方向とは別方向に
    上記粘着テープの進行案内を行うテープガイド部と、上
    記本体部材の内側であって上記第1及び第2部材のそれ
    ぞれの他端部に固定され上記本体部材の内側を上記離型
    紙付テープの長手方向に延在し上記粘着テープの貼付さ
    れるフレーム体が接触するフレーム体接触部材と、上記
    第1及び第2部材のそれぞれの上記他端部において上記
    本体部材及び上記フレーム体接触部材を上記本体部材の
    内外側方向に貫通し、かつ軸方向に移動可能であり上記
    本体部材を上記フレーム体に保持するそれぞれのガイド
    ピンと、上記テープガイド部にて案内された上記粘着テ
    ープを上記フレーム体に押圧し貼付する貼付ヘッドとを
    備え、上記フレーム体の長手方向に沿って上記本体部材
    を移動させることで上記フレーム体に上記粘着テープを
    貼付していく粘着テープ貼付装置であって、 上記貼付ヘッドは、基材と、当該貼付ヘッドの表面を上
    記フレーム体の表面形状に応じて容易に変形させる軟質
    材及び上記軟質材よりも硬い硬質材を層状に有し上記基
    材表面上に形成される弾性体部材とを備えたことを特徴
    とする粘着テープ貼付装置。
  2. 【請求項2】 上記基材はアルミニウム材であり、上記
    軟質材は発泡体であり、上記硬質材はショアーA硬度基
    準で50°以上の硬質ゴム又は硬質プラスチックであ
    る、請求項1記載の粘着テープ貼付装置。
  3. 【請求項3】 上記テープ振れ防止ガイド部材を含み形
    成される上記通路から上記離型紙付テープが排出される
    出口箇所であって上記テープガイド部へ導かれる上記粘
    着テープと上記粘着テープから剥離した離型紙との分岐
    箇所に位置して設けられ上記テープガイド部方向への上
    記離型紙の移動を阻止する離型紙巻込防止部材を備え
    た、請求項1又は2記載の粘着テープ貼付装置。
  4. 【請求項4】 上記離型紙巻込防止部材は、上記本体部
    材の外面に取り付けられる取付部と、上記取付部から上
    記出口箇所まで延在するアーム部と、上記離型紙付テー
    プに接触し上記離型紙を上記離型紙付テープから強制的
    に剥離させる巻込防止部とを有する、請求項3記載の粘
    着テープ貼付装置。
  5. 【請求項5】 上記ガイドピンには軸方向に所定間隔に
    て外面に凹部が形成され、上記本体部材には上記凹部へ
    嵌入し上記ガイドピンの軸方向移動を禁止し一方上記凹
    部との嵌入を解除することで上記ガイドピンの軸方向へ
    の移動を許容する棒状体を備えた、請求項1ないし4の
    いずれかに記載の粘着テープ貼付装置。
  6. 【請求項6】 上記フレーム体接触部材は、上記本体部
    材に対して上記フレーム体接触部材のフレーム体接触面
    がフレーム体の動きに追従する弾性体層を有する、請求
    項1ないし5のいずれかに記載の粘着テープ貼付装置。
  7. 【請求項7】 上記フレーム体接触部材に隣接する位置
    にて上記本体部材に固定され上記フレーム体の長手方向
    に沿って上記第1及び第2部材の幅寸法を越えて延在し
    上記フレーム体に接触する延長部材を備えた、請求項1
    ないし6のいずれかに記載の粘着テープ貼付装置。
  8. 【請求項8】 上記延長部材は上記フレーム体と接触す
    る部分に金属部材を固定した、請求項7記載の粘着テー
    プ貼付装置。
  9. 【請求項9】 上記延長部材は上記金属部材をも含み、
    接触物に対して滑りのよい滑材にて覆われる、請求項8
    記載の粘着テープ貼付装置。
  10. 【請求項10】 上記貼付ヘッドまで導かれた上記粘着
    テープの進行方向へ上記貼付ヘッドから延在する延長部
    と、該延長部に固定され上記粘着テープの非粘着面を仮
    止めする仮止め部材とを備えた、請求項1ないし9のい
    ずれかに記載の粘着テープ貼付装置。
  11. 【請求項11】 上記仮止め部材は粘着剤帯片である、
    請求項10記載の粘着テープ貼付装置。
  12. 【請求項12】 上記仮止め部材は吸盤である、請求項
    10記載の粘着テープ貼付装置。
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