JPH07242355A - 搬送機構の誤差補正方法および装置 - Google Patents

搬送機構の誤差補正方法および装置

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JPH07242355A
JPH07242355A JP6033781A JP3378194A JPH07242355A JP H07242355 A JPH07242355 A JP H07242355A JP 6033781 A JP6033781 A JP 6033781A JP 3378194 A JP3378194 A JP 3378194A JP H07242355 A JPH07242355 A JP H07242355A
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JP
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output pulse
encoder
rotary encoder
rotary
drum
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JP6033781A
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Inventor
Takeshi Fujii
武 藤井
Masanori Kato
昌法 加藤
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】比較的安価なエンコーダを使用して高精度な搬
送作業を容易かつ正確に行うことを可能にする。 【構成】基準ロータリエンコーダとロータリエンコーダ
から出力される基準出力パルスと出力パルスが比較さ
れ、前記出力パルスの基準出力パルスに対する誤差デー
タが求められる。次いで、段差データに対応する補正デ
ータが得られてメモリに記憶され、前記補正データに応
じて修正された修正出力パルスに基づいて搬送機構が制
御される。このため、安価なロータリエンコーダを使用
して高精度なフィードバック制御が遂行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送機構に設けられた
エンコーダの出力パルスの誤差データを補正する搬送機
構の誤差補正方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ビーム発生手段から導出された光ビー
ムを光ビーム偏向手段および走査レンズ等を介して被走
査体上に主走査方向に走査させるとともに、この被走査
体を副走査搬送機構を介して副走査方向に搬送すること
により、前記被走査体に所定の画像等を記録する記録装
置や、該被走査体に予め担持されている画像情報を光電
的に読み取る読取装置が広く使用されている。
【0003】ところで、上記の副走査搬送機構では、被
走査体を副走査方向に搬送するために、周回走行するエ
ンドレス状ベルト、前記被走査体を挟持して回転するロ
ーラ対または回転するドラムが一般的に使用されてい
る。その際、被走査体が副走査方向に正確に搬送されて
いるか否かを検出し、その情報に基づいて副走査搬送機
構を制御すれば、前記被走査体を常時高精度に副走査方
向に搬送することができ、高品質な画像走査作業が遂行
されることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、例えば、ドラ
ムの回転軸にロータリエンコーダを連結し、前記ドラム
が回転することによりこのロータリエンコーダから出力
される出力パルスを介して該ドラムの回転角度を検出
し、この検出されたデータに基づいて前記ドラムの回転
速度をフィードバック制御することが考えられる。
【0005】しかしながら、この種のロータリエンコー
ダは、それ自体に誤差が生じ易く、前記ロータリエンコ
ーダから出力される出力パルスを介してドラムの回転角
度を正確に検出することができない場合が多い。これに
より、被走査体を副走査方向に高精度に搬送することが
困難となってしまう。そこで、所望の精度を有する高品
質なロータリエンコーダを使用することが考えられる
が、このようなロータリエンコーダは相当に高価なもの
であり、コスト上の観点から副走査搬送機構に適用する
ことが不可能となっている。
【0006】本発明は、この種の問題を解決するための
ものであり、比較的安価なエンコーダを使用して高精度
な搬送作業を容易かつ正確に行うことを可能にした搬送
機構の誤差補正方法および装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明は、搬送機構を構成するエンコーダの出力
パルスを検出し、前記出力パルスの誤差データを求める
工程と、前記誤差データに基づいて設定された補正デー
タをメモリに記憶させる工程と、前記搬送機構を使用す
る際に、前記エンコーダから得られる出力パルスを前記
メモリに記憶された補正データに応じて修正し、該修正
された出力パルスに基づいて前記搬送機構を制御する工
程と、を有することを特徴とする。
【0008】さらに、本発明は、搬送機構を構成するエ
ンコーダの出力パルスの誤差データに基づいて設定され
た補正データを記憶するメモリと、前記エンコーダから
出力される出力パルスを前記補正データに基づいて修正
して修正出力パルスを導出する修正手段と、を有するこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明に係る搬送機構の誤差補正方法および装
置では、エンコーダから出力される出力パルスの誤差デ
ータが求められ、この誤差データに基づいて設定された
補正データがメモリに記憶される。そして、搬送機構が
実際に使用される際、エンコーダから得られる出力パル
スが、メモリに記憶された補正データに応じて修正され
て高精度な修正出力パルスが得られるため、比較的安価
なエンコーダを使用しても搬送機構を精度よく制御する
ことができる。
【0010】
【実施例】本発明に係る搬送機構の誤差補正方法および
装置について実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら
以下詳細に説明する。
【0011】図1において、参照数字10は、本発明の
実施例に係る誤差補正装置を組み込む記録装置を示す。
この記録装置10は、レーザビーム等の光ビームLを導
出する記録光源12と、光変調器14と、この光ビーム
Lを主走査方向(矢印X方向)に振るための回転多面鏡
16と、走査レンズとしてのfθレンズ18と、フイル
ム(被走査体)Fを主走査方向に略直交する副走査方向
(矢印Y方向)に搬送する副走査搬送機構20とを備え
る。
【0012】副走査搬送機構20は、比較的大径なドラ
ム22とこのドラム22にフイルムFを挟持して搬送す
るためのローラ24、26とを備える。ドラム22の一
方の回転軸22aには、ベルト・プーリ手段28を介し
て副走査モータ30が連結されている。このドラム22
の他方の回転軸22bには、ロータリエンコーダ32が
連結され、このロータリエンコーダ32に、第1の実施
例に係る誤差補正装置34が配設される。
【0013】誤差補正装置34は、ロータリエンコーダ
32の出力パルスを検出するための立ち上がり検出部3
6および立ち下がり検出部38と、ドラム22の回転角
度位置を検出してメモリ(後述する)の読み出しアドレ
スを指定するためのアドレスカウンタ40と、基準パル
ス発生手段42を介して予め求められたこの出力パルス
の誤差データに対応する遅延量(補正データ)を記憶す
るメモリ44と、前記ロータリエンコーダ32から出力
される出力パルスを前記遅延量に基づいて修正して修正
出力パルスを導出する修正手段46とを有する。
【0014】修正手段46は、遅延発生部48とパルス
発生部50とを備え、この遅延発生部48は、基準信号
発振器52と、この基準信号発振器52から基準周波数
が入力される第1プリセットカウンタ54および第2プ
リセットカウンタ56とを備える。第1プリセットカウ
ンタ54には、立ち上がり検出部36からの信号および
メモリ44からの誤差データに係る遅延量信号が入力さ
れるとともに、第2プリセットカウンタ56には、立ち
下がり検出部38からの信号およびメモリ44からの誤
差データに係る遅延量信号が入力される。この第1プリ
セットカウンタ54および第2プリセットカウンタ56
は、アップカウンタまたはダウンカウンタである。
【0015】パルス発生部50は、具体的にはRSフリ
ップフロップを有しており、第1プリセットカウンタ5
4および第2プリセットカウンタ56からそれぞれ入力
される補正後の立ち上がりデータおよび立ち下がりデー
タから修正出力パルスを生成する。
【0016】基準パルス発生手段42は、図2に示すよ
うに、回転駆動源61と、この回転駆動源61に減速機
63を介して連結される回転軸64にロータリエンコー
ダ32と同軸的に連結されるとともに、このロータリエ
ンコーダ32よりも高精度な基準ロータリエンコーダ6
6とを備える。例えば、ロータリエンコーダ32のパル
ス数が3600/1回転であるのに対して、基準ロータ
リエンコーダ66のパルス数が81000/1回転また
は225000/1回転であり、約20〜60倍の差が
ある。
【0017】次に、このように構成される誤差補正装置
34の動作を、本実施例に係る誤差補正方法との関係で
以下に説明する。
【0018】まず、実際に記録作業を行う前に、図2に
示すように、基準パルス発生手段42を用いてロータリ
エンコーダ32の誤差データが求められる。すなわち、
回転軸64に基準ロータリエンコーダ66と同軸的にロ
ータリエンコーダ32が連結された状態で、回転駆動源
61が駆動されると、その回転が減速機63を介して回
転軸64に伝達される。このため、基準ロータリエンコ
ーダ66から基準出力パルスが得られる一方、ロータリ
エンコーダ32から出力パルスが得られる(図3参
照)。そして、この出力パルスがこの基準出力パルスと
比較され、前記出力パルスの前記基準出力パルスに対す
る誤差データが求められる。
【0019】次いで、前記求められた誤差データに基づ
いて出力パルスに対する遅延量(補正データ)が得られ
る。すなわち、図4に示すように、出力パルスの基準出
力パルスに対する誤差がドラム22の回転角度によって
種々変化しており、この誤差を打ち消すように遅延量が
設定される(図5参照)。これは、図3に示すように、
基準出力パルスの理想的な立ち上がり位置から常時同一
の遅延量で立ち上がる修正出力パルスを得るためであ
る。
【0020】上記のようにして得られた遅延量がメモリ
44に記憶される一方、ロータリエンコーダ32が基準
パルス発生手段42を構成する回転軸64から取り外さ
れて記録装置10を構成するドラム22の他方の回転軸
22bに連結される(図1参照)。これにより、誤差補
正装置34の調整作業が終了する。
【0021】そこで、記録装置10によりフイルムFに
対し実際に記録作業を行う場合、記録光源12が駆動さ
れるとともに、光変調器14に画像信号が供給される
と、この記録光源12から出力された光ビームLは、所
定の画像に対応して変調された後に回転多面鏡16に導
かれる。この回転多面鏡16が矢印C方向に回転されて
おり、光ビームLは、前記回転多面鏡16で反射されて
主走査方向(矢印X方向)に振られた後、fθレンズ1
8を介してフイルムFに導かれる。
【0022】一方、副走査搬送機構20では、副走査モ
ータ30が駆動されており、この副走査モータ30の回
転がベルト・プーリ手段28を介してドラム22に伝達
される。このため、ドラム22が矢印Y方向に回転して
フイルムFが副走査搬送されており、このフイルムFに
二次元的に画像が記録される。
【0023】ところで、上記のようにドラム22が回転
すると、このドラム22の回転軸22bに連結されたロ
ータリエンコーダ32から出力パルスが導出され、この
出力パルスは、立ち上がり検出部36、立ち下がり検出
部38およびアドレスカウンタ40に導入される。そし
て、図3に示すように、立ち上がり検出部36により出
力パルスの第1立ち上がり部60r1 が検出されると、
この第1立ち上がり部60r1 に対応するアドレス信号
がアドレスカウンタ40からメモリ44に導入され、こ
のメモリ44に記憶されている前記第1立ち上がり部6
0r1 に対応する遅延量A1 が第1プリセットカウンタ
54および第2プリセットカウンタ56に送給される。
この第1プリセットカウンタ54は、遅延量A1 を計数
した後にパルス発生部50に信号を出力する。
【0024】次に、立ち下がり検出部38により出力パ
ルスの第1立ち下がり部62d1 が検出されると、第2
プリセットカウンタ56は、遅延量A1 を計数した後、
パルス発生部50に信号を出力する。
【0025】さらに、第2立ち上がり部60r2 および
第2立ち下がり部62d2 では、遅延量A2 がそれぞれ
0であり、立ち上がり検出部36で第2立ち上がり部6
0r 2 が検出されると、メモリ44から第1プリセット
カウンタ54および第2プリセットカウンタ56に遅延
量0が送給される。このため、第1プリセットカウンタ
54および第2プリセットカウンタ56は、0を計数し
た後にパルス発生部50に信号を送給する。
【0026】次いで、第3立ち上がり部60r3 および
第3立ち下がり部62d3 では、遅延量A3 が設定され
ており、メモリ44から第1プリセットカウンタ54お
よび第2プリセットカウンタ56にこの遅延量A3 が導
入され、該遅延量A3 が計数された後に信号がパルス発
生部50に出力される。さらにまた、第4立ち上がり部
60r4 および第4立ち下がり部62d4 での遅延量A
4 が計数された後、信号がパルス発生部50に出力され
る。
【0027】これによって、パルス発生部50から基準
出力パルスに相当する修正出力パルスが導出され(図3
参照)、この修正出力パルスによりフィードバック制御
が行われて副走査モータ30の駆動制御がなされる。
【0028】この場合、第1の実施例では、記録装置1
0による記録作業を行う前に、ロータリエンコーダ32
よりも高精度な基準ロータリエンコーダ66を使用して
このロータリエンコーダ32の出力パルスの誤差データ
が検出され、この誤差データに基づいて設定された遅延
量がメモリ44に記憶される。このため、ロータリエン
コーダ32から出力される出力パルスが、メモリ44に
記憶されている遅延量に基づいて補正され、基準出力パ
ルスに相当する一定のパルス幅を有した高精度な修正出
力パルスが得られる。
【0029】従って、比較的精度に劣るロータリエンコ
ーダ32であっても、これから出力される出力パルスを
高精度な修正出力パルスに容易に補正することができ、
この修正出力パルスに基づいてドラム22を回転駆動す
ることにより、フイルムFの副走査搬送を高精度に遂行
することが可能になるという効果が得られる。しかも、
安価なロータリエンコーダ32を使用することができ、
記録装置10全体の製造コストを有効に削減することが
可能になる。
【0030】なお、本実施例では、ロータリエンコーダ
32の出力パルスの誤差データを検出するために、専用
の基準パルス発生手段42を使用したが、記録装置10
を用いて前記誤差データ検出作業を行うことができる。
すなわち、図6に示すように、ドラム22の他方の回転
軸22bにロータリエンコーダ32とこれより高精度な
基準ロータリエンコーダ70とが同軸的に連結され、副
走査モータ30の駆動作用下にベルト・プーリ手段28
を介してこのドラム22を回転させる。このため、ドラ
ム22に連結された基準ロータリエンコーダ70および
ロータリエンコーダ32が回転し、これらから出力され
る基準出力パルスおよび出力パルス(図3参照)が比較
され、前記出力パルスの前記基準出力パルスに対する誤
差データを求める。次いで、前記誤差データに基づいて
得られた遅延量がメモリ44に記憶される一方、ドラム
22の他方の回転軸22bに連結された基準ロータリエ
ンコーダ70が取り外され、この回転軸22bには、ロ
ータリエンコーダ32のみが連結される(図1参照)。
これにより、誤差補正装置34の調整作業が終了する。
【0031】次に、本発明の第2の実施例に係る誤差補
正装置80について、図7を参照して以下に説明する。
なお、第1の実施例と同様な構成要素には同一の参照符
号を付してその詳細な説明は省略する。
【0032】誤差補正装置80は、基準パルス発生手段
82を備え、この基準パルス発生手段82は、ドラム2
2の外周面に摺接するローラ84と、このローラ84に
同軸的に連結されロータリエンコーダ32よりも高精度
な基準ロータリエンコーダ86とを備える。
【0033】このように構成される誤差補正装置80で
は、まず、基準パルス発生手段82を構成するローラ8
4がドラム22の外周面に摺接された状態で、副走査モ
ータ30の駆動作用下にこのドラム22が回転される。
このため、ドラム22の回転軸22bに連結されたロー
タリエンコーダ32が回転するとともに、このドラム2
2の外周面に摺接するローラ84を介して基準ロータリ
エンコーダ86が回転する。
【0034】そして、第1の実施例と同様に、ロータリ
エンコーダ32から出力される出力パルスが基準ロータ
リエンコーダ86から出力される基準出力パルスと比較
され、前記出力パルスの前記基準出力パルスに対する誤
差データが求められる。次いで、前記求められた誤差デ
ータに基づいて出力パルスに対する遅延量(補正デー
タ)が得られ、この遅延量がメモリ44に記憶される。
【0035】この場合、第2の実施例では、ドラム22
の外周面に摺接するローラ84を介して基準ロータリエ
ンコーダ86がこのドラム22による副走査方向(矢印
Y方向)の移動距離を高精度に検出することができる。
このため、遅延量に基づいてロータリエンコーダ32の
出力パルスを補正して得られる修正出力パルスは、ドラ
ム22による副走査方向の搬送状態を直接表すものであ
り、この修正出力パルスに基づいて副走査モータ30を
制御することによってフイルムFを該副走査方向に対し
高精度に搬送することが可能になる。
【0036】従って、第2の実施例では、ロータリエン
コーダ32自体の誤差の他、このロータリエンコーダ3
2とドラム22との軸ずれや、このドラム22自体の偏
心が発生していても、これらに影響されることなくフイ
ルムFの副走査搬送を効率的かつ高精度に行うことがで
きるという効果が得られる。
【0037】ところで、上記のようにロータリエンコー
ダ32の遅延量が得られた後、実際に記録作業を行う際
には、ローラ84および基準ロータリエンコーダ86が
ドラム22から取り外される。
【0038】なお、第2の実施例では、ドラム22の外
周面に基準ロータリエンコーダ86に連結されたローラ
84を摺接させて基準出力パルスを検出しているが、こ
の基準ロータリエンコーダ86を用いることなくロータ
リエンコーダ32の補正データを設定することができ
る。具体的には、ドラム22によってフイルムFを副走
査搬送しながらこのフイルムFに所定の絵柄を記録さ
せ、この記録された絵柄から副走査搬送の送りムラを検
出し、この検出結果に基づいてロータリエンコーダ32
の補正データを設定すればよい。
【0039】また、第1および第2の実施例では、記録
装置を構成する副走査搬送機構20を用いて説明した
が、例えば、読取装置においても同様に適用することが
できる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る搬送機構の誤差補正方法お
よび装置によれば、以下の効果が得られる。
【0041】搬送機構を構成するエンコーダから出力さ
れる出力パルスの誤差データが求められ、この誤差デー
タに基づいて設定された補正データがメモリに記憶され
る。そして、搬送機構が実際に使用される際、エンコー
ダから得られる出力パルスがメモリに記憶された補正デ
ータに応じて修正されるため、比較的安価なエンコーダ
を使用しても高精度な修正出力パルスが得られ、この修
正出力パルスに基づいてフィードバック制御を行うこと
により搬送機構を高精度に駆動制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る誤差補正装置を組み込む
記録装置の構成を説明する概略斜視図である。
【図2】第1の実施例に係る誤差補正装置を構成するロ
ータリエンコーダが基準パルス発生手段に装着された状
態の側面図である。
【図3】前記誤差補正装置において、基準出力パルスと
出力パルスと修正出力パルスとの関係を示すタイムチャ
ートである。
【図4】ドラムの回転角度とロータリエンコーダの出力
パルスの誤差との関係図である。
【図5】前記ドラムの回転角度と遅延量との関係図であ
る。
【図6】前記記録装置を用いてロータリエンコーダの誤
差データを得る際の側面説明図である。
【図7】本発明の第2の実施例に係る誤差補正装置の構
成を説明する概略斜視図である。
【符号の説明】 10…記録装置 12…記録光源 20…副走査搬送機構 22…ドラム 30…副走査モータ 32…ロータリ
エンコーダ 34…誤差補正装置 36…立ち上が
り検出部 38…立ち下がり検出部 40…アドレス
カウンタ 42…基準パルス発生手段 44…メモリ 46…修正手段 48…遅延発生
部 50…パルス発生部 54、56…プ
リセットカウンタ 61…回転駆動源 63…減速機 64…回転軸 66、70…基
準ロータリエンコーダ 80…誤差補正装置 82…基準パル
ス発生手段 84…ローラ 86…基準ロー
タリエンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 21/00 350 21/14 H04N 1/04

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送機構を構成するエンコーダの出力パル
    スを検出し、前記出力パルスの誤差データを求める工程
    と、 前記誤差データに基づいて設定された補正データをメモ
    リに記憶させる工程と、 前記搬送機構を使用する際に、前記エンコーダから得ら
    れる出力パルスを前記メモリに記憶された補正データに
    応じて修正し、該修正された出力パルスに基づいて前記
    搬送機構を制御する工程と、 を有することを特徴とする搬送機構の誤差補正方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の誤差補正方法において、前
    記エンコーダは、ロータリエンコーダであり、 前記ロータリエンコーダと該ロータリエンコーダよりも
    高精度な基準ロータリエンコーダを同軸的に連結し、前
    記ロータリエンコーダから出力される出力パルスを前記
    基準ロータリエンコーダから出力される基準出力パルス
    と比較して該出力パルスの誤差データを求めることを特
    徴とする搬送機構の誤差補正方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の誤差補正方法において、前
    記エンコーダは、ロータリエンコーダであり、 前記搬送機構は、回転駆動源の作用下に回転されるドラ
    ムを有し、 前記ドラムの回転軸に前記ロータリエンコーダを連結す
    るとともに、該ドラムの外周面にローラを摺接させてこ
    のローラに前記ロータリエンコーダよりも高精度な基準
    ロータリエンコーダを同軸的に連結し、前記回転駆動源
    の作用下に前記ドラムを回転させて前記ロータリエンコ
    ーダから出力される出力パルスを前記基準ロータリエン
    コーダから出力される基準出力パルスと比較して該出力
    パルスの誤差データを求めることを特徴とする搬送機構
    の誤差補正方法。
  4. 【請求項4】搬送機構を構成するエンコーダの出力パル
    スの誤差データに基づいて設定された補正データを記憶
    するメモリと、 前記エンコーダから出力される出力パルスを前記補正デ
    ータに基づいて修正して修正出力パルスを導出する修正
    手段と、 を有することを特徴とする搬送機構の誤差補正装置。
  5. 【請求項5】請求項4記載の誤差補正装置において、前
    記エンコーダの出力パルスの誤差データを求めるために
    前記出力パルスと比較される基準出力パルスを出力する
    基準パルス発生手段を備えることを特徴とする搬送機構
    の誤差補正装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の誤差補正装置において、前
    記エンコーダは、ロータリエンコーダであり、 前記基準パルス発生手段は、回転駆動源と、 前記回転駆動源により回転駆動される回転軸に前記ロー
    タリエンコーダと同軸的に連結されるとともに、該ロー
    タリエンコーダよりも高精度な基準ロータリエンコーダ
    と、 を備えることを特徴とする搬送機構の誤差補正装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の誤差補正装置において、前
    記エンコーダは、ロータリエンコーダであり、 前記搬送機構は、回転駆動源の作用下に回転されるドラ
    ムを有するとともに、前記ドラムの回転軸に前記ロータ
    リエンコーダが連結され、 前記基準パルス発生手段は、該ドラムの外周面に摺接す
    るローラと、 前記ローラに同軸的に連結され前記ロータリエンコーダ
    よりも高精度な基準ロータリエンコーダと、 を備えることを特徴とする搬送機構の誤差補正装置。
JP6033781A 1994-03-03 1994-03-03 搬送機構の誤差補正方法および装置 Pending JPH07242355A (ja)

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