JPH07242229A - パンタグラフ型胴部カートン - Google Patents

パンタグラフ型胴部カートン

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Publication number
JPH07242229A
JPH07242229A JP5261894A JP5261894A JPH07242229A JP H07242229 A JPH07242229 A JP H07242229A JP 5261894 A JP5261894 A JP 5261894A JP 5261894 A JP5261894 A JP 5261894A JP H07242229 A JPH07242229 A JP H07242229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
body part
wall plate
pantograph
bottom plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5261894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshisada Ooishi
吉定 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKAO SEISHI KK
Original Assignee
TAKAO SEISHI KK
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Filing date
Publication date
Application filed by TAKAO SEISHI KK filed Critical TAKAO SEISHI KK
Priority to JP5261894A priority Critical patent/JPH07242229A/ja
Publication of JPH07242229A publication Critical patent/JPH07242229A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 形状上及び動作上の面白味を有し、ワンタッ
チで折り起こし折り畳み出来るカートンの提供。 【構成】 側板1,底板2,側板3,天板4を順に有す
る外包板A1と、右壁板17,前壁板18,左壁板1
9,後壁板20を順に有する胴部板A3とを備え、外包
板A1にその両端近傍を着脱可能に止着する止着手段を
設け、胴部板A3の両端を折罫を介して連結し、後壁板
20の下端を底板2の後端近傍に折罫を介して接続す
る。 【効果】 胴部がパンタグラフのように開いたり閉じた
りし、しかも回動するという面白味を有し、かつワンタ
ッチで折り起こし折り畳み出来るという作用・効果を奏
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、胴部がパンタグラフの
ように開いたり閉じたりするパンタグラフ型胴部カート
ンに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば贈答用函等では、開けた
時に頂面が大きく開いて中身がよく見え、かつ上方や側
方から或る程度の荷重が加わっても十分に耐えられ、し
かも全体の外観上の見栄えが良い、というようなことが
要望される。かかる観点から、従来、贈答用函等として
被せ蓋方式が広く用いられ、被せ蓋を外したとき身函の
開口した頂面から中身が良く見え、かつ身函と被せ蓋の
うちその一方又は双方を二重壁や空隙付き二重壁として
強度を付与するとももに外観上の見栄えも良くするとい
うことが一般的に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のように従来の贈
答用函等は被せ蓋方式が一般的であるが、この被せ蓋方
式は不使用時に折り畳むことが出来ず、嵩張って保管費
・搬送費等が嵩むという問題点がある。また、形状上及
び動作上の面白味に欠け、二重壁や空隙付き二重壁にす
ると構造が複雑となって製造に手間と経費がかかり過ぎ
るという問題点もある。
【0004】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、胴部がワンタッチでパンタグラフのように
開いたり閉じたりし、しかもその胴部が約90度回動す
るという従来にない極めて斬新な動きをするとともに、
ワンタッチで折り起こし折り畳み出来るというパンタグ
ラフ型胴部カートンを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、パンタグラフ型胴部カートンを、折罫
を介して連設された側板,底板,側板,天板を有する外
包板と、折罫を介して連設された右壁板,前壁板,左壁
板,後壁板を有する胴部板とを備え、前記外包板の端部
近傍にはその外包板の両端近傍を着脱可能に止着する止
着手段が設けられるとともに、前記胴部板の両端は折罫
を介して連結され、かつ前記後壁板の下端が前記底板の
後端近傍に折罫を介して接続されているものとして構成
した。
【0006】
【作用】胴部板がワンタッチでパンタグラフのように開
いたり閉じたりする。また、胴部板が下端の折罫を軸と
して約90度回動する。ワンタッチで全体を閉鎖された
函形状に組み立てたり、扁平に折り畳んだりすることが
出来る。
【0007】
【実施例】図により本発明の実施例を説明する。 (実施例1)本実施例のパンタグラフ型胴部カートンA
は、図2に示す外包板A1,図3に示す連結板A2,及
び図4に示す胴部板A3の三つからなる。外包板A1は
折罫を介して側板1,底板2,側板3,天板4,フラッ
プ5を順に連設し、フラップ5の先端中央に差込片6を
延設し、側板1の先端寄り中央に差込片6を差し込み係
合用の差込溝7を穿設したものからなる。フラップ5,
差込片6,及び差込溝7は、外包板A1の両端近傍を着
脱可能に止着するための止着手段として設けたものであ
る。連結板A2は連結底板8の右前左後に折罫を介して
連結側板9,10,11,12を連設し、各連結側板
9,10,11,12の先端にそれぞれ折罫を介してフ
ラップ13,14,15,16を連設したものからな
る。胴部板A3は厚みと腰を有する板紙を素材とし、折
罫を介して右壁板17,前壁板18,左壁板19,後壁
板20,貼着片21を順に連設したものからなる。貼着
片21は、胴部板A3の両端を、後壁板20と貼着片2
1との間の折罫を介して連結するために設けたものであ
る。なお、本実施例では、胴部板A3の素材として、外
面側に美麗な印刷を施した合紙を用いている。また、連
結板A2は、後壁板20の下端を底板2の後端近傍に、
連結底板8と連結側板12との間の折罫を介して接続す
ることを主たる目的として用いるものである。また、本
実施例では、連結底板8の前後巾は底板2の前後巾から
胴部板A3の厚さの2倍を差し引いた長さよりも稍小と
してある。また、連結底板8の左右巾は底板2の左右巾
と等しくし、連結側板9,10,11,12の各巾は側
板1,3の各巾と等しくしてある。
【0008】製造に当たっては、先ず、連結底板8の外
面側を底板2の内面側の中央に貼着するとともに、連結
側板12の外面側を後壁板20の内面側に貼着する。次
いで、貼着片21を折罫に沿って連結側板12に折り重
ねた後、連結前板18を折罫に沿って左壁板19に折り
重ねつつ貼着片21を右壁板17に貼着して本実施例の
パンタグラフ型胴部カートンAの製造を終わる。本実施
例のパンタグラフ型胴部カートンAは、以上の製造を終
わった扁平の状態で保管,搬送等に付される。
【0009】組立・使用に当たっては、第1図に示すよ
うに、先ず、折罫に沿って連結側板9,10,11を垂
直に折り立てる。次に、折罫に沿って胴部板A3を折り
曲げてパンタグラフ状に開いた後、折罫に沿って連結側
板12を垂直に折り立てる。その際、パンタグラフ状に
開いた胴部板A3が連結底板8と連結側板12との間の
折罫を軸として約90度回動するが、その回動の過程で
連結側板9,10,11を胴部板A3の内側に入り込ま
せる。これにより、胴部板A3と連結側板9,10,1
1,12はしっかりした矩形状の胴部を形成する。本実
施例のパンタグラフ型胴部カートンAでは、このしっか
りした矩形状の胴部内に収納物を収納する。次いで、フ
ラップ13,14,15,16を水平に折り曲げた後、
折罫に沿って側板1,3,天板4,フラップ5を順に直
角に折り曲げつつ、差込片6を差込溝7に差し込み係合
して組立を終わる。前記においては、連結板A2は後壁
板20の下端を底板2の後端近傍に折罫を介して接続す
ることを主たる目的としていると記載したが、連結板A
2は連結側板9,10,11,12が胴部板A3を所定
の位置にしっかりと矩形状に保持するという作用をも奏
する。また、フラップ13,14,15,16が収納物
の脱落を防止するとともに、開口時に頂面の周縁部を額
縁状に縁取りして収納物の見栄えを良くするという作用
をも奏する。また、本実施例では、前記のように連結底
板8の前後巾を底板2の前後巾から胴部板A3の厚さの
2倍を差し引いた長さよりも稍小としたため、組立後の
パンタグラフ型胴部カートンAにおいて、前壁板18及
び後壁板20は天板4と底板2の前端辺及び後端辺より
も若干引っ込んだ位置にある。そのため、全体の見栄え
が良い。収納物を取り出し後は、第1図に示すように、
先ず、フラップ16を折り戻してフラップ16を連結側
板12と同一平面とした後、折罫に沿って連結側板12
を折り倒し、続いて、胴部板A3をパンタグラフ状に閉
じて平板状とする。次いで、フラップ13,14,15
を折り戻してそれぞれ連結側板9,10,11と同一平
面とした後、連結側板9,10,11を連結底板8に折
り重ねて全体を扁平状とする。これにより、保管・搬送
等に当たり嵩張らない。
【0010】(実施例2)本実施例のパンタグラフ型胴
部カートンBは、実施例1のパンタグラフ型胴部カート
ンAの一部を次のように変更したものである。すなわ
ち、胴部板B3を外包板B1と同じ素材で構成し、図5
に示すように、フラップ13,14,15,16を連結
側板9,10,11,12の上端に設けないで右壁板1
7,前壁板18,左壁板19,後壁板20の上端に設け
た。なお、本実施例のパンタグラフ型胴部カートンBで
は、連結側板9,10,11,12の上下巾は右壁板1
7,前壁板18,左壁板19,後壁板20の上下巾より
小さくてもよい。
【0011】(実施例3)本実施例のパンタグラフ型胴
部カートンCは、実施例2のパンタグラフ型胴部カート
ンBの一部を更に次のように変更したものである。すな
わち、図6に示すように、連結板B2に相当するものを
設けないで、外包板C1の底板2の前後巾を天板4の前
後巾よりも稍小とするとともに、連結側板10,12を
底板2の前端及び後端に折罫を介して連設し、更に右壁
板17の下端と左壁板19の下端にそれぞれフラップ2
2、23を設けた。本実施例のパンタグラフ型胴部カー
トンCでは連結側板10とフラップ22,23とが噛み
合って係合する。これにより、胴部板C3は所定の位置
にしっかりと矩形状に保持される。また、底板2の前後
巾を天板4の前後巾よりも稍小としたため、前壁板18
と後壁板20が天板4の前端辺及び後端辺よりも若干引
っ込んだ位置にあり、全体の見栄えが良い。
【0012】本発明は上述の実施例1乃至実施例3に限
定されるものではなく、例えば、連結底板又は実施例3
の底板の前後巾を天板の前後巾と同巾としてもよく、ま
た、胴部板を底板又は連結底板に折罫を介して直接に連
設して外包板又は連結板と同一のブランク板としてもよ
い。
【0013】次に、図7及び図8に本発明者が創案した
考案を開示する。図7,図8において図1乃至図6と同
じ符号が付されたものは、それぞれ図1乃至図6におけ
ると同一物若しくは同一機能を奏するものを表す。図7
のものは前壁板18と後壁板20とを連設した連結底板
8を外包板D1の底板2に貼着したものであり、図8の
ものは前壁板18と後壁板20を外包板E1の底板2に
折罫を介して直接連設したものである。図7,図8のも
のは両者とも、右壁板と左壁板が前後に2分されてそれ
ぞれ前壁板18と後壁板20に折罫を介して連設され、
中央で切込みにより噛み合わせ係合されて右壁板と左壁
板になるようにしてある。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 (1)極めて容易かつ簡単に全体を函形状に組み立てた
り扁平に折り畳んだりすることが出来る。すなわち、胴
部板をワンタッチでパンタグラフのように開いた後、後
壁板の下端の折罫に沿って後壁板を折り立てたるだけで
胴部を立体的に形成して全体を函形状に組み立てること
が出来るとともに、後壁板の下端の折罫に沿って後壁板
を折り倒した後、胴部板をワンタッチでパンタグラフの
ように閉じるだけで胴部を扁平に折り畳んで全体を扁平
に折り畳むことが出来る。 (2)胴部板がパンタグラフのように開いたり閉じたり
し、しかも開いた胴部板が後壁板の下端の折罫を軸とし
て約90度回動するという斬新な形状の変化を呈し、面
白味に富んでいる。 (3)不使用時には簡単に折り畳むことが出来るから、
嵩張らず保管費・搬送費等を節減することが出来る。 (4)左右の壁板の長さを天板及び又は底板より稍小と
すれば、前後の壁板が天板及び又は底板の前後端より若
干引っ込んで見栄えを良い。 (5)構造が簡単で製造し易く、安価に大量生産するこ
とが出来る。 (6)胴部板を厚みと腰を有する板紙製とすれば上方や
側方からの荷重に十分に耐え得るカートンとすることが
出来、更に、胴部板を外面側に美麗な印刷を施した合紙
製等とすれば外観上の見栄えが極めて良いカートンとす
ることが出来る。 (7)開けた時に頂面が大きく開いて中身がよく見え、
しかも外観上の見栄えが良い。そのため、贈答用函等と
しても用いることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の使用状態を示す斜視図であ
る。
【図2】同実施例の構成部材の一つである外包板の展開
図である。
【図3】同実施例の構成部材の一つである連結板の展開
図である。
【図4】同実施例の構成部材の一つてある胴部板の展開
図である。
【図5】本発明の他の実施例の使用状態を示す斜視図で
ある。
【図6】本発明の更に他の実施例の使用状態を示す斜視
図である。
【図7】本発明者が創案した考案の使用状態を示す斜視
図である。
【図8】本発明者が創案した他の考案の使用状態を示す
斜視図である。
【符号の説明】
A パンタグラフ型胴部カートン A1 外包板 A2 連結板 A3 胴部板 B パンタグラフ型胴部カートン B1 外包板 B2 連結板 B3 胴部板 C パンタグラフ型胴部カートン C1 外包板 C3 胴部板 D1 外包板 E1 外包板 1 側板 2 底板 3 側板 4 天板 5 フラップ 6 差込片 7 差込溝 8 連結底板 9 連結側板 10 連結側板 11 連結側板 12 連結側板 13 フラップ 14 フラップ 15 フラップ 16 フラップ 17 右壁板 18 前壁板 19 左壁板 20 後壁板 21 貼着片 22 フラップ 23 フラップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 折罫を介して連設された側板,底板,側
    板,天板を有する外包板と、折罫を介して連設された右
    壁板,前壁板,左壁板,後壁板を有する胴部板とを備
    え、前記外包板の端部近傍にはその外包板の両端近傍を
    着脱可能に止着する止着手段が設けられるとともに、前
    記胴部板の両端は折罫を介して連結され、かつ前記後壁
    板の下端が前記底板の後端近傍に折罫を介して接続され
    ていることを特徴とするパンタグラフ型胴部カートン。
JP5261894A 1994-02-28 1994-02-28 パンタグラフ型胴部カートン Pending JPH07242229A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105083786A (zh) * 2014-05-23 2015-11-25 天梭股份有限公司 用于钟表的折叠盒

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105083786A (zh) * 2014-05-23 2015-11-25 天梭股份有限公司 用于钟表的折叠盒
JP2015224084A (ja) * 2014-05-23 2015-12-14 チソット・エス アー 計時器用の折り曲げ箱

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