JPH07242194A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JPH07242194A
JPH07242194A JP6059832A JP5983294A JPH07242194A JP H07242194 A JPH07242194 A JP H07242194A JP 6059832 A JP6059832 A JP 6059832A JP 5983294 A JP5983294 A JP 5983294A JP H07242194 A JPH07242194 A JP H07242194A
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steering shaft
steering
lower mount
upper casing
bracket
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Manabu Yamamoto
学 山本
Takio Ogasawara
滝男 小笠原
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Yamaha Marine Co Ltd
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Sanshin Kogyo KK
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロアマウント部での機械加工を減らしてコス
トダウンを図り、ロアマウントハウジングとステアリン
グ軸との結合力をステアリング軸が太くなるのを避けつ
つ確保する。 【構成】 ロアマウント部11を、断面円形のステアリ
ング軸31をロアマウントハウジング34,35で挾持
する構造とする。これら両者をピン34b,35bと貫
通孔31aとの嵌合により回り止めした。ステアリング
軸31は鋳造された状態で後加工を行うことなく組み付
けられる。このため、両者の結合部を機械加工せずに済
み、コストダウンを図れる。ステアリング軸31の径に
影響されずに結合力が得られるので、ステアリング軸3
1を必要以上に太くせずに済む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ステアリング軸にアッ
パーマウント部およびロアマウント部を介してアッパー
ケーシングが連結された船外機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、船外機は、船体側となるスイベ
ルブラケットにステアリング軸が操舵自在に支持され、
エンジンが搭載されて船外機本体を形成するアッパーケ
ーシングがこのステアリング軸にアッパーマウント部お
よびロアマウント部を介して弾性支持されている。前記
アッパーマウント部は、操舵用ハンドルが連結されるス
テアリングブラケットを左右に分割形成してこれら両半
部によって断面略円形状のステアリング軸の上端部を挟
持させると共に左右両半部とステアリング軸とをボルト
によって回り止めした状態で結合させ、このステアリン
グブラケットの後部を、アッパーケーシング上部のマウ
ント部材に弾性材を介して連結して構成されていた。
【0003】また、ロアマウント部は、左右一対のロア
マウントハウジングでステアリング軸とアッパーケーシ
ング下部とを挟持して両者を連結する構成になってい
た。そして、左右のロアマウントハウジングとアッパー
ケーシングとの間に弾性材を介装することによって、ス
テアリング軸にアッパーケーシングを弾性支持させてい
た。このロアマウント部でのステアリング軸に対するロ
アマウントハウジングの回り止めは、ステアリング軸の
下端部を断面略正方形状に形成すると共に、ロアマウン
トハウジングのステアリング軸挾持部を前記正方形状部
分が嵌合するような形状に形成して行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述したよ
うにアッパーマウント部やロアマウント部を形成したの
では、コストが高くなってしまうという問題と、ステア
リング軸を細くして軽量化することが難しいという問題
があった。コストが高くなるのは、アッパーマウント部
ではステアリングブラケットとステアリング軸との両方
に結合ボルト用の孔を機械加工しなければならず製造工
数が多くなるからであった。また、前記両者をボルト結
合する関係から部品点数および組立て工数が多くなるこ
ともコストアップの原因になっていた。
【0005】一方、ロアマウント部は、ステアリング軸
の下端部を正方形状とするとそれより上方の軸径を正方
形状の外接円としなければならず、必然的に軸径を太く
せざるを得ない。ステアリング軸が太くなると、その分
重量が重くなってしまう。
【0006】本発明はこのような問題点を解消するため
になされたもので、アッパーマウント部やロアマウント
部に施す機械加工を可及的に少なくすると共に、アッパ
ーマウント部での部品点数を減らしてコストダウンを図
ることを目的とする。また、ロアマウント部をステアリ
ング軸が太くなるのを避けつつ結合力を確保できるよう
にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る船外機
は、ロアマウント部を、アッパーケーシング側から前方
へ延びる左右一対のロアマウントハウジングによってス
テアリング軸の下端部を挾持する構造とし、ステアリン
グ軸を断面円形に鋳造によって成形すると共にロアマウ
ントハウジングのステアリング軸挾持部をステアリング
軸が嵌合する形状に成形し、これら両者を、これらの何
れか一方に一体に突設されたピンと他方に形成されて前
記ピンが嵌入するピン孔とによって回り止めしたもので
ある。
【0008】第2の発明に係る船外機は、ステアリング
ブラケットを、ステアリングブラケット成形用金型にス
テアリング軸を装填して鋳造したものである。
【0009】
【作用】第1の発明によれば、ステアリング軸は後加工
を行うことなく組み付けられる。また、ステアリング軸
とロアマウントハウジングとの結合力はピンがピン孔に
嵌合することによって確保される。
【0010】第2の発明によれば、ステアリングブラケ
ットはステアリング軸が一体化された状態で形成される
ので、両者を結合するボルト類が不用になると共にボル
ト孔を開ける必要がなくなる。また、ステアリングブラ
ケットとステアリング軸との結合力を確保するに当たり
特別な部材を必要としない。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4に
よって詳細に説明する。図1は本発明に係る船外機の側
面図、図2は本発明に係る船外機の要部を拡大して示す
断面図、図3は図2におけるステアリングブラケットと
ベースプレートのIII−III線断面図、図4は図2におけ
るIV−IV線断面図である。
【0012】これらの図において、1は本発明に係る船
外機で、この船外機1はアッパーケーシング2の上部に
2気筒の2サイクルエンジン3が搭載され、下部にロア
ケーシング4が取付けられている。5は前記エンジン3
を覆うカウリングである。
【0013】6はこの船外機1を不図示の船体に取付け
るためのクランプ機構で、船体に固定されるクランプブ
ラケット7と、このクランプブラケット7にチルト軸8
を介して揺動自在に連結されたスイベルブラケット9
と、このスイベルブラケット9に枢支されかつ前記アッ
パーケーシング2に連結されたアッパーマウント部1
0、ロアマウント部11等から構成されている。12は
操舵用ハンドルで、これはアッパーマウント部10の後
述するステアリングブラケット13に前後揺動自在に取
付けられている。なお、図1では後方へ倒された非航走
状態を示してある。
【0014】14はロアケーシング4に回転自在に軸支
されたプロペラ、15はこのプロペラ14にエンジン3
の動力を伝えるためのドライブシャフトである。このド
ライブシャフト15は、上端がエンジン3のクランク軸
(図示せず)に結合され、アッパーケーシング2を上下
に貫通してロアケーシング4内に上方から延ばされて下
端部がプロペラ駆動機構14aに連結されている。この
ドライブシャフト15の途中に設けられた符号16で示
すものはエンジン冷却水用ウォーターポンプである。
【0015】ウォーターポンプ16は、ロアケーシング
4の吸込口4aから浸入した船外機外の水(例えば海
水)を、ドライブシャフト15に略沿う冷却水供給管1
7およびアッパーケーシング2の上部開口縁部の冷却水
通路(図示せず)を介してロアケーシング4内からエン
ジン3に供給するように構成されている。
【0016】前記アッパーケーシング2はアルミニウム
合金によって一体成形され、図1および図2に示すよう
にその内部が隔壁18によって前後に画成されている。
図2において前側のアッパーケーシング内空間を符号1
9で示し、後側のアッパーケーシング内空間を符号20
で示す。前側のアッパーケーシング内空間19の上部
は、前記アッパーマウント部10の一部を構成するベー
スプレート21によって閉塞されている。
【0017】前記ベースプレート21は、アルミニウム
合金製鋳造物であり、前記前側のアッパーケーシング内
空間19を閉塞する略平板状のシールプレート部22
と、このシールプレート部22より上方に突出してステ
アリングブラケット13の後端部が連結されるホルダー
部23とが一体成形されている。前記シールプレート部
22は、図3に示すように、平面視において船外機後側
を底辺とする略三角形状に形成され、前部および左右の
頂点の近傍にねじ穴22aが穿設されている。このねじ
穴22aに取付けボルト24を通してそれをアッパーケ
ーシング2に螺着させることによって、このベースプレ
ート21がアッパーケーシング2に固定される。また、
シールプレート部22にはドライブシャフト15が貫通
する穴22bと、冷却水供給管17が貫通する穴22c
とが穿設されている。これらの穴22b,22cは、シ
ールプレート部22の左右方向略中央部に配置されてい
る。
【0018】前記ホルダー部23は、図3に示すよう
に、筒体23aを左右に配設して構成されている。この
筒体23aの中空部には、カラー25を軸心部に位置づ
けた状態でクッションゴム26が加硫接着されている。
すなわち、前記カラー25に連結ボルト27を後側から
差し込んでその先端をステアリングブラケット13に螺
着させることによって、ステアリングブラケット13に
ベースプレート21がクッションゴム26を介して連結
されて弾性支持される構造になっている。
【0019】また、前記ホルダー部23の後面側に位置
する符号28で示すものは弾性材で、この弾性材28
は、プロペラ14が回転してスラスト力が生じたとき
に、左右の連結ボルト27間に架設された押圧板29か
らスラスト荷重が加えられるように構成されている。
【0020】そして、左右の筒体23aどうしの間に冷
却水供給管貫通用の穴22cが形成され、この穴22c
を通って冷却水供給管17が上方へ延ばされている。ベ
ースプレート21を貫通した冷却水供給管17はベース
プレート21とエンジン3との間で屈曲され、アッパー
ケーシング2の上部を下方へ向けて凹ませてなる冷却水
通路(図示せず)に開口されている。この冷却水通路
は、アッパーケーシング2にエンジン3を搭載させた状
態でエンジン3の冷却水流入口(図示せず)に連通され
るように構成されている。すなわち、エンジン3の冷却
水は、冷却水供給管17からアッパーケーシング2とエ
ンジン3との間の冷却水通路に入り、ここからエンジン
3内に供給されることになる。
【0021】前記ステアリングブラケット13もアルミ
ニウム合金製鋳造物であり、ホルダー部23との連結部
から前方へ延在され、図2および図3に示すようにアッ
パーケーシング2の前方においてステアリング軸31が
結合されると共に、前端部に前記操舵用ハンドル12が
連結されている。
【0022】前記ステアリング軸31は、鋳造によって
断面円形の管状に一体成形されており、その下端部に図
2および図3に示すように本発明に係るピン孔としての
貫通孔31aが穿設されている。このステアリング軸3
1を鋳造するに当たっては、その外周部を成形する金型
の型割り方向を船外機左右方向に一致させて行ない、鋳
造時に下端部に貫通孔31aを同時に成形する。
【0023】そして、鋳造物からなる前記ステアリング
ブラケット13は、ステアリングブラケット成形用金型
(図示せず)内に前記ステアリング軸31を装填た状態
で鋳造されている。すなわち、ステアリングブラケット
13はステアリング軸31をインサートして鋳造されて
いる。このため、ステアリングブラケット13に対して
ステアリング軸31を回り止めするに当たっては特別な
回り止め用部材を用いてはいない。
【0024】このようにステアリング軸31が結合され
たステアリングブラケット13は、ステアリング軸31
をスイベルブラケット9の筒状部9aに上方から挿通さ
れ、筒状部9aに上端部の軸受32と下端部の軸受33
とを介して回転自在に支持されている。
【0025】ステアリング軸31は上述したスイベルブ
ラケット9への装着状態においてスイベルブラケット9
より下方へ突出するように構成されており、この下方突
出部にロアマウント部11が結合されている。このロア
マウント部11は、図2および図4に示すように、左右
一対のロアマウントハウジング34,35によってステ
アリング軸31とアッパーケーシング2の前部とを挾持
してステアリング軸31にアッパーケーシング2を連結
する構造になっている。
【0026】前記ロアマウントハウジング34,35は
アルミニウム合金製鋳造物であり、アッパーケーシング
2との間にクッションゴム36がそれぞれ介装されると
共に、アッパーケーシング2から前方へ延びて前端部が
断面略円形状のステアリング軸31と嵌合するように形
成されている。なお、クッションゴム36はアッパーケ
ーシング2とロアマウントハウジング34,35の凹陥
部2a,34a,35aに嵌入されて保持されている。
【0027】また、ロアマウントハウジング34,35
におけるステアリング軸挾持部には、ステアリング軸3
1の貫通孔31aに嵌入する円柱状ピン34b,35b
が一体に設けられている。このピン34b,35bを貫
通孔31aに嵌入させることにより、ステアリング軸3
1に対するロアマウントハウジング34,35の回り止
めを行うに当たり専用の位置決めピン等を別途設けた
り、ステアリング軸31やロアマウントハウジング3
4,35に回り止め用嵌合部を機械加工する必要がな
い。
【0028】そして、左右のロアマウントハウジング3
4,35は、連結ボルト37,38によってステアリン
グ軸31を挟圧保持するように互いに締結されている。
連結ボルト37はステアリング軸31より前方において
上下に配置され、連結ボルト38はステアリング軸31
より後方において上下に配置されている。
【0029】すなわち、ロアマウント部11は、ピン3
4b,35bと貫通孔31aとの嵌合によりステアリン
グ軸31に回り止めされたロアマウントハウジング3
4,35と、クッションゴム36とを介してステアリン
グ軸31にアッパーケーシング2を弾性支持させる構造
になっている。
【0030】上述したようにステアリング軸13の上下
にアッパーマウント部10およびロアマウント部11を
介してアッパーケーシング2を連結すると、ステアリン
グブラケット13に連結された操舵用ハンドル12を左
右に揺動させることによって、アッパーケーシング2が
スイベルブラケット9に対してステアリング軸31を中
心に回動することになる。
【0031】図1においてアッパーケース2内に符号3
9で示すものはエンジン3の排気管で、この排気管39
は、上端がエンジン3に固定され下端がアッパーケース
2内の後側アッパーケーシング内空間20に開口してい
る。この後側アッパーケーシング内空間20は、ロアケ
ーシング4内に形成された排水・排気通路4bに連通さ
れている。なお、この排水・排気通路4bは、プロペラ
14およびプロペラ駆動機構14aの軸心部を介して船
外機外に連通されている。
【0032】このように構成された船外機1では、操舵
用ハンドル12を左右に揺動させることによって操舵力
がステアリングブラケット13およびロアマウント部1
1を介してアッパーケーシング2に伝わり、船外機1が
操舵されることになる。このとき、ステアリングブラケ
ット13に加えられた操舵力は、ステアリングブラケッ
ト13からクッションゴム26およびベースプレート2
1を介してアッパーケーシング2の上部に伝えられると
共に、ロアマウントハウジング34,35からクッショ
ンゴム36を介してアッパーケーシング2の下部に伝え
られる。
【0033】そして、上述したようにステアリングブラ
ケット13を鋳造するときにステアリング軸31をイン
サートして行ったため、ステアリングブラケット13は
ステアリング軸31が一体化された状態で形成されるの
で、両者を回り止めした状態で結合するに当たり、結合
するボルト類を不用とすることができ、ボルト孔等を開
ける必要がなくなる。また、ステアリングブラケット1
3とステアリング軸31との結合力を確保するに当たり
特別な部材を用いずに済む。
【0034】さらに、ロアーマウント部11を、断面略
円形に鋳造によって成形されかつ貫通孔31aが成形さ
れたステアリング軸31にピン34b,35bを有する
ロアマウントハウジング34,35を嵌合させたため、
回り止めを成形物そのものによって行うことができる。
このため、ステアリング軸31は鋳造された状態で後加
工を行うことなく組み付けることができる。また、ステ
アリング軸31とロアマウントハウジング34,35と
の結合力は、両者が4本の連結ボルト37,38によっ
て締付けられることと、ピン34b,35bが貫通孔3
1aに嵌合することによって確保されることになる。
【0035】なお、前記実施例ではロアマウント部11
の回り止めを、ステアリング軸31に形成された貫通孔
31aとロアマウントハウジング34,35に突設され
たピン34b,35bとによって行う例を示したが、図
5に示すように、ピン孔とピンとを上記とは逆に構成し
てもよい。
【0036】図5はロアマウント部の他の実施例を示す
断面図で、同図において前記図1ないし図4で説明した
ものと同一もしくは同等部材については、同一符号を付
し詳細な説明は省略する。図5においては、ステアリン
グ軸31の左右に略円柱状のピン41が一体に突設さ
れ、ロアマウントハウジング34,35に前記ピン41
が嵌入する凹陥部42,43が形成されている。このよ
うに構成しても前記実施例と同等の効果が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように第1の発明に係る船
外機は、ロアマウント部を、アッパーケーシング側から
前方へ延びる左右一対のロアマウントハウジングによっ
てステアリング軸の下端部を挾持する構造とし、ステア
リング軸を断面円形に鋳造によって成形すると共にロア
マウントハウジングのステアリング軸挾持部をステアリ
ング軸が嵌合する形状に成形し、これら両者を、これら
の何れか一方に一体に突設されたピンと他方に形成され
て前記ピンが嵌入するピン孔とによって回り止めしたた
め、ステアリング軸は鋳造された状態で後加工を行うこ
となく組み付けられる。
【0038】このため、ステアリング軸の下端部とロア
マウントハウジングのステアリング軸挾持部とに機械加
工を施す必要がなくなるから、コストダウンを図ること
ができる。その上、ステアリング軸とロアマウントハウ
ジングとの結合力はピンがピン孔に嵌合することによっ
て確保されるので、ステアリング軸を剛性が確保できる
程度に細く形成することが可能となり、軽量化を図るこ
とができる。
【0039】第2の発明に係る船外機は、ステアリング
ブラケットを、ステアリングブラケット成形用金型にス
テアリング軸を装填して鋳造したため、ステアリングブ
ラケットはステアリング軸が一体化された状態で形成さ
れるので、両者を結合するボルト類が不用になると共に
ボルト孔を開ける必要がなくなる。
【0040】このため、ステアリングブラケットにステ
アリング軸を結合するに当たり機械加工を何等必要とし
なくなると共に、結合部での部品点数が最小限度で済む
ようになる。また、ステアリングブラケットとステアリ
ング軸との結合力を確保するに当たり特別な部材が不用
になる。さらに、ステアリング軸として鋳造によって形
成されたものを使用すると、ステアリングブラケットに
ステアリング軸を強固にかつ安価に固着させることがで
きる。これは、特別な工夫を凝らすことなくステアリン
グブラケットにステアリング軸の外周面の全域を接合さ
せることが可能だからである。
【0041】したがって、アッパーマウント部の構造を
ステアリング軸とステアリングブラケットとの結合力を
確保しつつ簡素化することができ、コストダウンを図る
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る船外機の側面図である。
【図2】 本発明に係る船外機の要部を拡大して示す断
面図である。
【図3】 図2におけるステアリングブラケットとベー
スプレートのIII−III線断面図である。
【図4】 図2におけるIV−IV線断面図である。
【図5】 ロアマウント部の他の実施例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…船外機、2…アッパーケーシング、3…エンジン、
10…アッパーマウント部、11…ロアマウント部、1
3…ステアリングブラケット、21…ベースプレート、
31…ステアリング軸、31a…貫通孔、34…ロアマ
ウントハウジング、34b…ピン、35…ロアマウント
ハウジング、35b…ピン、41…ピン、42…凹陥
部、43…凹陥部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンが搭載されるアッパーケーシン
    グにステアリング軸を連結するロアマウント部を、アッ
    パーケーシング側から前方へ延びる左右一対のロアマウ
    ントハウジングによってステアリング軸の下端部を挾持
    する構造とし、前記ステアリング軸を断面円形に鋳造に
    よって成形すると共にロアマウントハウジングのステア
    リング軸挾持部をステアリング軸が嵌合する形状に成形
    し、これら両者を、これらの何れか一方に一体に突設さ
    れたピンと他方に形成されて前記ピンが嵌入するピン孔
    とによって回り止めしたことを特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】 エンジンが搭載されるアッパーケーシン
    グから前方へ延びてステアリング軸の上端部に結合され
    るステアリングブラケットを、ステアリングブラケット
    成形用金型にステアリング軸を装填して鋳造したことを
    特徴とする船外機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005319918A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Yamaha Marine Co Ltd 船外機
JP2005319917A (ja) * 2004-05-10 2005-11-17 Yamaha Marine Co Ltd 船外機
US7410397B2 (en) 2004-05-10 2008-08-12 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Outboard motor with bracket assembly

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