JPH07241687A - レーザ加工方法及びその装置 - Google Patents

レーザ加工方法及びその装置

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JPH07241687A
JPH07241687A JP6033372A JP3337294A JPH07241687A JP H07241687 A JPH07241687 A JP H07241687A JP 6033372 A JP6033372 A JP 6033372A JP 3337294 A JP3337294 A JP 3337294A JP H07241687 A JPH07241687 A JP H07241687A
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JP
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processing
line
workpiece
laser
machining
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JP6033372A
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Yoshimune Kodama
義宗 小玉
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工線をリング状に有する被加工物にあっ
て、加工線の位置検出の精度の向上を図る。 【構成】 ディスクホイール11は回転テーブルに固定
状態にセットされ、Y軸方向に延びる軸心Oを中心に回
転駆動される。ディスクホイール11の上方にレーザヘ
ッド18を設ける。レーザヘッド18を自在にX,Y,
Z軸方向に移動させるヘッド駆動機構19を設ける。デ
ィスクホイール11の左側に、溶接線14の位置を検出
するためのCCDカメラ等からなる加工線検出装置20
を設ける。制御装置17は、ディスクホイール11を回
転させながら加工線検出装置20により溶接線14の位
置データを全周に渡って検出する加工線検出工程と、そ
の溶接線14の位置データに基づいてレーザヘッド18
を位置合せ移動させながらレーザ光Lの照射を行う加工
工程との2工程により溶接作業を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加工線をリング状に有
する被加工物の加工線を検出してレーザヘッドからレー
ザ光を照射するようにしたレーザ加工方法及びその装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のレーザ加工装置として、例えば
車両用のディスクホイールのリムとディスク部とを溶接
により接合するものがある。この場合、リムとディスク
部との突合わせ部分即ち溶接線(加工線)は、全体とし
てほぼ円筒状をなすディスクホイールの外周面部に円周
方向に延びるリング状に形成される。
【0003】図4は、この種の従来のレーザ加工装置の
構成を概略的に示すものである。ここで、被加工物(デ
ィスクホイール)1は、図示しない回転テーブルに固定
状態にセットされ、その中心部を軸心O(Y軸方向に延
びる軸)として、矢印A方向に回転駆動されるようにな
っている。また、前記回転テーブル(被加工物1)の回
転位置がエンコーダ2により検出されるようになってい
る。
【0004】そして、回転テーブル(被加工物1)の図
で上方部には、レーザヘッド3が下向きに設けられてい
る。このレーザヘッド3は、ヘッド駆動装置4により、
Y軸方向(被加工物1の軸方向)、Z軸方向(図で上下
方向)及びX軸方向(図で左右方向)に自在に移動され
るようになっている。このレーザヘッド3は、被加工物
1の真上部分に位置され、上方からその溶接線に向けて
レーザ光Lを照射するように構成されている。
【0005】一方、回転テーブル(被加工物1)の図で
左側部には、被加工物1の溶接線(加工線)を検出する
ための加工線検出装置5が設けられている。詳しい図示
はしないが、この加工線検出装置5は、光源及びCCD
カメラを備えて構成され、前記被加工物1のうちレーザ
ヘッド3によるレーザ光照射位置から例えば角度90度
ずれた位置(この角度を遅れ角と称する)の溶接線の画
像を取込むようになっている。そして、その画像データ
が、データ処理装置6に入力され、溶接線のY軸方向位
置が検出されるようになっている。また、この加工線検
出装置5も、駆動装置7によりU,V,W軸に沿って移
動可能とされている。
【0006】そして、レーザ加工装置の制御装置8は、
図5のフローチャートに示すような制御を行うようにな
っている。即ち、被加工物1がセットされると、レーザ
ヘッド3及び加工線検出装置5を、所定の部位に移動さ
せ(S1)、まず、被加工物1を遅れ角度分(90度)
回転させながら加工線検出装置5により溶接線のY軸方
向位置を検出してそのデータを記憶しておく(S2,S
3)。その後、エンコーダ2からの回転位置信号に基づ
いて、加工線検出装置5による溶接線の位置検出を行い
ながら、現在の被加工物1の位置から遅れ角度(90
度)だけ前の溶接線のY軸方向位置に従ってヘッド駆動
装置4を介してレーザヘッド3をY軸方向に移動させる
ようになっている(S4,S5)。これにて、レーザヘ
ッド3のレーザ光Lの照射位置を溶接線に一致させるよ
うにしながら、連続的に溶接加工が行われるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものにおいては、レーザヘッド3によるレーザ溶接
が行われている部位の近傍にて、加工線検出装置5によ
る位置検出(撮影)が同時に平行して行われているの
で、溶接作業に伴って発生するスパッタや金属蒸気によ
り、例えばCCDカメラや光源のレンズが汚れてしまう
といった事態が生じていた。その結果、溶接線の検出精
度が低下してしまい、ひいては加工不良を招いてしまう
虞もある。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、加工線をリング状に有する被加工物に
あって、加工線の位置検出の精度をより一層向上するこ
とができるレーザ加工方法及びその装置を提供するにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザ加工方法
は、加工線をリング状に有する被加工物を、前記加工線
の中心を軸心として回転させながら、レーザヘッドによ
りレーザ光を照射して加工を行うようにした方法であっ
て、前記被加工物を回転させながら前記加工線の位置デ
ータをその被加工物の全周に渡って検出する加工線検出
工程と、この加工線検出工程により検出された加工線の
位置データに基づいて前記レーザヘッドを前記被加工物
に対して相対的に位置合せ移動させながら加工を行う加
工工程とを順に実行するところに特徴を有する(請求項
1の発明)。
【0010】そして、本発明のレーザ加工装置は、加工
線をリング状に有する被加工物を、回転駆動手段により
前記加工線の中心を軸心として回転させながら、レーザ
ヘッドによりレーザ光を照射して加工を行うようにした
ものであって、被加工物の加工線の位置を検出する加工
線検出手段と、被加工物を回転駆動手段により回転させ
ながら前記加工線検出手段によって検出されたその被加
工物の全周に渡る加工線の位置データを記憶する加工線
位置記憶手段と、この加工線位置記憶手段に記憶された
位置データに基づいてレーザヘッドを被加工物に対して
相対的に位置合せ移動させながら加工を行うレーザヘッ
ド制御手段とを具備するところに特徴を有する(請求項
2の発明)。
【0011】また、この場合、加工線検出手段を、レー
ザヘッドによる被加工物の加工時には、被加工物から離
間した位置に退避させるように構成すれば(請求項3の
発明)、より効果的である。
【0012】
【作用】本発明のレーザ加工方法によれば、まず、被加
工物を回転させながら加工線の位置データをその被加工
物の全周に渡って検出する加工線検出工程が実行され
る。これにより、被加工物の加工線の位置データが全周
に渡って予め得られることになる。
【0013】次に、その加工線の位置データに基づいて
レーザヘッドを被加工物に対して相対的に位置合せ移動
させながら加工を行う加工工程が実行される。このと
き、レーザヘッドは、検出された加工線の位置データに
基づいて位置合わせ移動されるので、加工線に倣った精
度の高い加工が行われるようになる。そして、加工線検
出工程と、加工工程とが別途に行われるので、加工工程
において発生するスパッタや金属蒸気の悪影響を受ける
ことなく、加工線検出工程を実行することができる。
【0014】そして、本発明のレーザ加工装置によれ
ば、加工線検出手段により被加工物の加工線の位置が検
出されるのであるが、このとき、加工線位置記憶手段に
より、その被加工物の全周に渡る加工線の位置データが
記憶される。そして、レーザヘッド制御手段により、前
記加工線位置記憶手段に記憶された位置データに基づい
て、レーザヘッドを被加工物に対して相対的に位置合せ
移動させながら加工が行われる。
【0015】従って、レーザヘッドは、検出された加工
線の位置データに基づいて位置合わせ移動されるので、
加工線に倣った精度の高い加工が行われるようになる。
そして、加工線検出手段による加工線の検出と、レーザ
ヘッドによる加工とが別途に行われるので、加工時にお
いて発生するスパッタや金属蒸気の悪影響を受けること
なく、加工線の検出を行うことができる。
【0016】また、この場合、加工線検出手段を、レー
ザヘッドによる被加工物の加工時に、被加工物から離間
した位置に退避させるように構成すれば、加工線検出手
段を構成する部材等に加工時に発生するスパッタや金属
蒸気が付着することを確実に防止することができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明をレーザ溶接装置による車両用
のディスクホイールのリムとディスク部との溶接に適用
した一実施例について、図1乃至図3を参照して説明す
る。まず、図3は被加工物としてのディスクホイール1
1を示しており、これは、共に円形状をなすリム12と
ディスク部13とを軸方向に突合わせて連結して構成さ
れる。その突合わせ部分は、ディスクホイール11の外
周部にリング状に現れることになり、この突合わせ部分
が、レーザ溶接装置より溶接されるべき加工線たる溶接
線14とされる。尚、図3では、(a)にアルミホイー
ル、(b)にスチールホイールの代表的な形状を示して
おり、どちらも同様に外周部に溶接線14がリング状に
形成される。
【0018】次に、図2は、上記ディスクホイール11
の溶接加工を行うための本実施例に係るレーザ加工装置
たるレーザ溶接装置15の全体構成を概略的に示すもの
である。ここで、前記ディスクホイール11は、図示し
ない回転テーブルに固定状態にセットされるようになっ
ており、回転テーブルは、回転駆動手段としてのモータ
等からなる回転駆動機構により、ディスクホイール11
の中心部を軸心O(Y軸方向に延びる軸)として、矢印
A方向に所定速度で回転駆動されるようになっている。
また、前記回転テーブル(ディスクホイール11)の回
転位置は、エンコーダ16により検出されるようになっ
ている。このエンコーダ16の検出信号は、後述する制
御装置17に与えられ、また、前記回転駆動機構は、こ
の制御装置17により制御されるようになっている。
【0019】そして、前記回転テーブル(ディスクホイ
ール11)の図で上方には、レーザヘッド18が設けら
れている。詳しく図示はしないが、このレーザヘッド1
8は、図示しないCO2 レーザ発振器から供給されたレ
ーザ光Lを集束して下端のノズルから下方に向けて照射
するようになっている。
【0020】このレーザヘッド18は、ヘッド駆動機構
19に連結されており、このヘッド駆動機構19によ
り、前記ディスクホイール11の外周部に対する接離方
向である図で上下方向(Z軸方向)、前記ディスクホイ
ール11の軸方向(Y軸方向)、及び、図で左右方向
(X軸方向)に自在に移動されるようになっている。ま
た、このヘッド駆動機構19は、前記制御装置17によ
り制御されるようになっている。
【0021】一方、前記回転テーブル(ディスクホイー
ル11)の図で左側には、前記溶接線14の位置を非接
触にて検出するための加工線検出手段たる加工線検出装
置20が設けられている。詳しく図示はしないが、この
加工線検出装置20は、前記ディスクホイール11の外
周部に、前記溶接線14に直交するように細長い帯状の
光を照射する光源と、その照明部位を撮影する撮像手段
としてのCCDカメラ等を備えて構成されている。これ
にて、加工線検出装置20は、前記レーザヘッド18に
よる溶接(レーザ光Lの照射)位置から、例えば角度9
0度ずれた位置の溶接線14の画像を取込むようになっ
ている。
【0022】そして、前記CCDカメラからの画像デー
タはデータ処理装置21に送られ、このデータ処理装置
21により、溶接線14のY軸方向(回転軸方向)位置
が検出されるようになっているのである。検出された位
置データは、前記制御装置17に入力されるようになっ
ている。また、前記加工線検出装置20も、駆動機構2
2により、U軸(図で左右方向),V軸(回転軸方向)
及びW軸(図で上下方向)方向に自在に移動されるよう
になっており、この駆動機構22も制御装置17により
制御されるようになっている。
【0023】さて、前記制御装置17は、マイコン等か
ら構成され、そのソフトウエア構成により、上記各機構
を制御してディスクホイール11の溶接加工の作業を自
動的に実行するようになっている。この場合、後のフロ
ーチャートの説明にて明らかとなるように、溶接加工の
作業は、前記ディスクホイール11を回転駆動機構によ
り回転させながら前記加工線検出装置20により溶接線
14の位置データを全周に渡って検出する加工線検出工
程と、この加工線検出工程により検出された溶接線14
の位置データに基づいて前記レーザヘッド18を前記デ
ィスクホイール11に対して相対的に位置合せ移動させ
ながら加工を行う加工工程との2工程により行われるよ
うになっている。
【0024】従って、制御装置17が本発明にいうレー
ザヘッド制御手段として機能するのである。また、この
とき、制御装置17は、加工線検出装置20及びデータ
処理装置21により得られた溶接線14の全周(角度3
60度)分の位置データを記憶する記憶手段として機能
するようになっている。さらに、本実施例では、制御装
置17は、前記加工工程においては、加工線検出装置2
0をディスクホイール11から大きく離間した位置に退
避させるように構成されている。
【0025】次に、上記構成の作用について、図1も参
照して述べる。ディスクホイール11に対する溶接加工
の作業を行うにあたっては、作業者は、回転テーブルに
ディスクホイール11をセットする作業を行う。このと
きには、前記レーザヘッド18及び加工線検出装置20
は、回転テーブルから離間した位置に停止されている。
この状態で、レーザ溶接装置15を起動させると、図1
のフローチャートに示す手順で、溶接加工の作業が実行
される。
【0026】即ち、ステップS11〜S14では、加工
線検出工程が実行される。この工程では、まず、ステッ
プS11にて、加工線検出装置20が駆動機構22によ
り検出位置つまり図2でディスクホイール11の左側に
あってその外周部から所定距離離間した位置に移動され
る。
【0027】そして、回転駆動機構によりによりディス
クホイール11が所定速度で矢印A方向に回転されなが
ら、加工線検出装置20及びデータ処理装置21による
溶接線14のY軸方向位置の検出が行われ、その位置デ
ータが制御装置17に記憶される(ステップS12)。
この溶接線14の位置検出は、ディスクホイール11の
全周(0度〜360度)に渡って行われる(ステップS
13)。
【0028】360度分の位置検出が終了すると、検出
したディスクホイール11の0度の位置を、溶接位置
(レーザ光Lの照射位置)まで持っていくために、遅れ
角(90度)分だけ、ディスクホイール11が回転され
る(ステップS14)。
【0029】次に、ステップS15〜S18では、加工
工程が実行される。この工程では、まず、ステップS1
5にて、ディスクホイール11の近傍に位置されていた
加工線検出装置20が、駆動機構22によりディスクホ
イール11から大きく離間した位置に退避され、ステッ
プS16にて、レーザヘッド18がヘッド駆動機構19
により溶接位置つまり図2でディスクホイール11の直
ぐ上方の位置に移動される。
【0030】そして、回転駆動機構によりによりディス
クホイール11が所定速度で矢印A方向に回転されなが
ら、レーザヘッド18からディスクホイール11の外周
部に向けてレーザ光Lが照射され、溶接加工が行われる
のであるが、このとき、制御装置17が、記憶された溶
接線14の位置データに基づいて、ヘッド駆動機構19
を制御し、レーザヘッド18が検出された溶接線14の
Y軸方向位置に移動され、溶接線14に位置合せされた
状態でレーザ光Lが照射されるのである(ステップS1
7)。
【0031】この位置合せ及びレーザ光Lの照射は、デ
ィスクホイール11の回転に伴って連続的に行われ、も
ってレーザヘッド18が溶接線14にならって移動しな
がら、適切な溶接位置に対する精度の高い溶接加工が行
われるのである。ディスクホイール11の全周(0度〜
360度)に対する溶接が完了すると(ステップS1
8)、溶接加工の作業が終了する。
【0032】ところで、上記加工工程においては、溶接
作業に伴ってスパッタや金属蒸気が発生する事情があ
り、もし、このスパッタや金属蒸気が加工線検出装置2
0のCCDカメラや光源のレンズに付着するようなこと
があると、溶接線の検出精度が低下しひいては加工不良
を招くことになる。
【0033】ところが、本実施例では、加工線検出工程
と、加工工程とが別途に行われるので、加工工程におい
て発生するスパッタや金属蒸気の悪影響を受けることな
く加工線検出工程を実行することができ、溶接線14の
位置検出の精度をより一層向上することができるのであ
る。特に本実施例では、加工工程において、加工線検出
装置20を、ディスクホイール11から大きく離間した
位置に退避させるようにしたので、加工線検出装置20
を構成する部材等にスパッタや金属蒸気が付着すること
を確実に防止することができるのである。
【0034】このように本実施例によれば、加工線検出
装置14を設けたことにより、精度の高い溶接作業を行
うことができるものにあって、加工線検出工程と加工工
程とが別途に行うように構成したので、位置検出と溶接
作業とが同時に平行して行われていた従来のものと異な
り、溶接作業に伴って発生するスパッタや金属蒸気の悪
影響を受けることなく加工線検出工程を実行することが
できる。この結果、溶接線14の位置検出の精度をより
一層向上することができるという優れた実用的効果を得
ることができるものである。
【0035】尚、上記実施例では、ディスクホイール1
1の溶接に本発明を適用したが、パイプ状の被加工物を
突合わせ状態で溶接するといった場合にも適用すること
ができ、また、加工の種類としても、溶接に限らず、切
断,穿孔,表面処理等を行う場合にも適用することがで
きる。その他、本発明は上記した実施例に限定されるも
のではなく、例えば回転テーブルや加工線検出装置の構
成等についても、種々の変形例が考えられる等、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
のレーザ加工方法によれば、加工線をリング状に有する
被加工物にあって、被加工物を回転させながら加工線の
位置データをその被加工物の全周に渡って検出する加工
線検出工程と、この加工線検出工程により検出された加
工線の位置データに基づいてレーザヘッドを被加工物に
対して相対的に位置合せ移動させながら加工を行う加工
工程とを順に実行するようにしたので、加工作業に伴っ
て発生するスパッタや金属蒸気の悪影響を受けることな
く加工線検出工程を実行することができ、その結果、加
工線の位置検出の精度をより一層向上することができる
という優れた効果を奏する。
【0037】そして、本発明のレーザ加工装置によれ
ば、加工線をリング状に有する被加工物にあって、被加
工物の加工線の位置を検出する加工線検出手段と、被加
工物を回転駆動手段により回転させながら前記加工線検
出手段によって検出されたその被加工物の全周に渡る加
工線の位置データを記憶する加工線位置記憶手段と、こ
の加工線位置記憶手段に記憶された位置データに基づい
てレーザヘッドを被加工物に対して相対的に位置合せ移
動させながら加工を行うレーザヘッド制御手段とを具備
するので、加工線検出手段が加工作業に伴って発生する
スパッタや金属蒸気の悪影響を受けることがなくなり、
この結果、加工線の位置検出の精度をより一層向上する
ことができるという優れた効果を奏する。
【0038】また、この場合、加工線検出手段を、レー
ザヘッドによる被加工物の加工時には、被加工物から離
間した位置に退避させるように構成すれば(請求項3の
レーザ加工装置)、加工線検出手段を構成する部材等に
加工時に発生するスパッタや金属蒸気が付着することを
確実に防止することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、溶接加工の手
順を示すフローチャート
【図2】レーザ溶接装置の全体構成を概略的に示す図
【図3】被加工物の一例を示す縦断側面図
【図4】従来例を示す図2相当図
【図5】図1相当図
【符号の説明】
図面中、11はディスクホイール(被加工物)、14は
溶接線(加工線)、15はレーザ溶接装置(レーザ加工
装置)、16はエンコーダ、17は制御装置(加工線位
置記憶手段,レーザヘッド制御手段)、18はレーザヘ
ッド、19はヘッド駆動機構、20は加工線検出装置
(加工線検出手段)、21はデータ処理装置、22は駆
動機構、Lはレーザ光、Oは軸心を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B23K 26/10 37/047 502 B60B 23/00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工線をリング状に有する被加工物を、
    前記加工線の中心を軸心として回転させながら、レーザ
    ヘッドによりレーザ光を照射して加工を行うようにした
    レーザ加工方法であって、 前記被加工物を回転させながら前記加工線の位置データ
    をその被加工物の全周に渡って検出する加工線検出工程
    と、 この加工線検出工程により検出された加工線の位置デー
    タに基づいて前記レーザヘッドを前記被加工物に対して
    相対的に位置合せ移動させながら加工を行う加工工程と
    を順に実行することを特徴とするレーザ加工方法。
  2. 【請求項2】 加工線をリング状に有する被加工物を、
    回転駆動手段により前記加工線の中心を軸心として回転
    させながら、レーザヘッドによりレーザ光を照射して加
    工を行うようにしたレーザ加工装置であって、 前記被加工物の加工線の位置を検出する加工線検出手段
    と、 前記被加工物を回転駆動手段により回転させながら前記
    加工線検出手段によって検出されたその被加工物の全周
    に渡る加工線の位置データを記憶する加工線位置記憶手
    段と、 この加工線位置記憶手段に記憶された位置データに基づ
    いて前記レーザヘッドを前記被加工物に対して相対的に
    位置合せ移動させながら加工を行うレーザヘッド制御手
    段とを具備することを特徴とするレーザ加工装置。
  3. 【請求項3】 加工線検出手段は、レーザヘッドによる
    被加工物の加工時には、前記被加工物から離間した位置
    に退避するように構成されていることを特徴とする請求
    項2記載のレーザ加工装置。
JP6033372A 1994-03-03 1994-03-03 レーザ加工方法及びその装置 Pending JPH07241687A (ja)

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