JPH07240853A - 表示装置 - Google Patents

表示装置

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JPH07240853A
JPH07240853A JP25824392A JP25824392A JPH07240853A JP H07240853 A JPH07240853 A JP H07240853A JP 25824392 A JP25824392 A JP 25824392A JP 25824392 A JP25824392 A JP 25824392A JP H07240853 A JPH07240853 A JP H07240853A
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JP
Japan
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correction
focus
zone
circuit
ray tube
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JP25824392A
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Inventor
Kikuo Tomita
喜久雄 富田
Keiji Kitazawa
慶司 北澤
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CRTのきめ細かな焦点補正を行うことが可
能な表示装置を提供すること。 【構成】 本発明による表示装置は、焦点集束用グリッ
ド2にビーム3の走査に同期して補正信号V2を与える
焦点補正回路200と、この焦点補正回路200に偏向
回路用の同期信号を与える同期分離回路6と、焦点補正
回路200に対して焦点補正用のデータを与えるための
調整部300とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管(以下、CR
T)の焦点補正装置に係り、特に高密度画像の表示用C
RTに好適な焦点補正装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12にテレビジョン受像機等に用いら
れるCRTの構成を示す。図12において、CRT1に
は、電子ビーム3の焦点をコントロールするための焦点
集束用グリッド(以下、グリッド)2が設けられてお
り、このグリッド2に印加する電圧12により焦点を調
整することができる。入力ビデオ信号4はビデオ増幅回
路5を介してCRT1に印加され電子ビーム3となる。
また、入力ビデオ信号4から同期分離回路6により分離
整形された水平同期信号13、垂直同期信号14が偏向
回路7を介して偏向電流として水平偏向コイル9、垂直
偏向コイル10に加えられ、電子ビーム3を偏向してラ
スタ走査が行われる。
【0003】CRT1の焦点と電子ビーム3に関する部
分を要約して図13に示す。図13はCRT1の水平方
向の断面図であり、電子銃8から、電子ビーム3が入力
ビデオ信号4の量に対応した強度で発射され、水平偏向
コイル9で偏向されてCRT表示面11上に発光点17
を生ずる。グリッド2は印加されたグリッド電圧12に
対応して、電子ビーム3の焦束位置を決める。電子ビー
ム3の集束位置はCRT表示面11上が最も望ましいの
であるが、電子銃8とCRT表示面11の各点との間の
距離が異なるため、全表示面において最適焦点を得るこ
とができない。これがCRT1の表示面上に一様な焦点
が得られない原因である。
【0004】このような焦点ボケを補正するために、従
来では図14に示すように、水平同期信号13、垂直同
期信号14に同期した信号を積分回路15,16によっ
て積分し、図15に示すように全体としてパラボラ状を
有する電圧V1に変換し、グリッド2の電圧12に重畳
して補正していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図16(a)にCRT
1の正面図、同図(b),(c)に切断線I−Iでみた
パラボラ状の補正量の分布状態のグラフ図を示す。従来
の方式では図16(a)に示すように補正電圧V1は全
体としてパラボラ状の単純な波形であり、しかもこの波
形はCRT1の表示面11上の2点(例えばA,B)の
焦点補正量が決まると各補正量を結ぶ包絡線の曲率が自
動的に決まってしまうため、図16(b)のように個々
の走査位置に応じた補正電圧を作ることができず、その
結果、きめの細かい焦点補正をすることができないとい
う欠点があった。仮りに、各走査位置に対応した補正を
行うとしても、積分回路15,16に代えて種々の波形
整形回路を組み合せる必要があり、補正装置の構成の複
雑化は避けられないものであった。
【0006】なお、CRT画面の一部を割愛して予め記
憶された画像を挿入する技術が、特公昭57−2347
4号公報に記載されている。
【0007】本発明の目的は従来困難であったCRTの
きめ細かな焦点補正を行うことが可能な焦点補正装置を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の陰極線管の焦点
補正装置は、焦点集束用グリッドを有する陰極線管の焦
点補正装置において、前記陰極線管の表示面の複数の各
走査位置における電子ビームの焦点を補正するのに必要
な補正電圧データを各走査位置に対応して格納する補正
電圧データメモリと、入力映像信号から分離された同期
信号に基づいて現在の電子ビームの走査位置を検出して
対応する走査位置の補正電圧データを前記補正電圧デー
タメモリから読み出す読み出し回路と、読み出された補
正データの指示する補正電圧を前記焦点集束用グリッド
電圧に重畳して前記焦点集束用グリッドに印加する駆動
回路と、を備えたことを特徴とするものである。
【0009】また本発明の陰極線管の焦点補正装置は、
前記各走査位置は陰極線管の表示面を複数の小領域に分
割し、これらの各小領域に対応して設定したことを特徴
とするものである。
【0010】
【作用】上記構成の陰極線管の焦点補正装置において
は、CRT表示面上の電子ビームの各走査位置の焦点補
正に必要な補正電圧データを予めメモリに記憶してお
き、記憶された補正電圧データが各電子ビームの走査位
置に応じて読み出され、その補正電圧がグリッド電圧に
重畳して焦点集束用グリッドに印加される。
【0011】すなわち、本発明は例えば図16(c)に
示すように、各走査位置に対応して焦点が補正される。
【0012】したがって、個々の電子ビーム走査位置ご
とのきめ細かな焦点補正が可能となり、鮮明な画像を得
ることができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0014】図1に本発明の実施例の概略ブロック図を
示す。図12の場合と異なっている点は、焦点集束用グ
リッド2にビーム3の走査に同期して補正信号V2を与
えるための焦点補正回路200を設けている点と、この
補正回路200に偏向回路用の同期信号を与える同期分
離回路6の出力を与えている点と、焦点補正回路200
に対して焦点補正用のデータを与えるための調整部30
0を設けている点である。なお、図1〜図11におい
て、図12〜図16と重複する部分には同一の符号を使
用する。
【0015】まず、焦点補正回路200および調整部3
00の具体的構成例について説明する。図2に、その具
体的構成例を示す。焦点補正回路200は、ゾーンアド
レスジェネレータ210と、アドレスセレクター220
と、補正データメモリ230と、ディジタル/アナログ
変換器(以下、D/A変換器)240とで構成される。
ゾーンアドレスジェネレータ210は補正データ読み出
し回路であり、同期分離回路6からの水平同期信号13
および垂直同期信号14を入力として、電子ビームの走
査に応じて補正データメモリ230に記憶されているC
RT画面11上の各ゾーンに対する補正データを読み出
すためのアドレスを発生する。アドレスセレクタ220
は、補正データメモリ230に、ゾーンアドレスジェネ
レータ210が発生するアドレスを与えるか、あるいは
調整部300から発生されるアドレスを与えるかを切換
えるためのものである。補正データメモリ230は、ブ
ラウン管の焦点を補正するために必要な各ゾーンに対応
する補正データを記憶するためのものである。D/A変
換器240は、補正データメモリ230から読み出され
た補正データをアナログ信号に変換し、焦点集束用グラ
ッド2に補正電圧を与えるためのものである。
【0016】一方、調整部300は、ガイドパターンジ
ェネレータ310と、コンソール320と、プログラマ
ブルリードオンリメモリ(以下、PROM)330と、
PROMライター340と、ゲート350と、表示面判
断部360と、演算制御部(CPU)380とで構成さ
れる。ガイドパターンジェネレータ310は、焦点補正
回路200からゾーン情報を入力して、CRT表示面1
1上にガイドパターン(例えば、後述する図4(b)の
GP)を表示するための信号をビデオ増幅回路5に出力
するものである(図1参照)。コンソール320は、補
正データメモリ230に補正データとそのデータを格納
するアドレスを指令するためのものである。PROM3
30は、データメモリ230に格納されたデータをコピ
ーして記憶するためのものである。PROMライター3
40は、CPU380の指令によりデータをPROM3
30に記憶させるためのものである。ゲート350は、
補正データメモリ230の内容を調整部330側に取込
むか、調整部300側のデータを補正データメモリ23
0に与えるかを制御するためのものである。表示面判断
部360は、ビデオ増幅回路5からのビデオ信号を入力
として各々のゾーンにビデオ信号4が存在するかしない
かを判断し、存在する場合には、その存在する旨の情報
を補正データメモリ230のフラグビットに記憶させる
ためのものである。CPU380は、コンソール320
からの指令を解読し、あらかじめプログラムされた制御
手順に従って各部の動作を制御し、調整操作を遂行させ
るためのものである。
【0017】次に図2の構成において、まず焦点補正動
作について説明する。ゾーンアドレスジェネレータ21
0に同期分離回路6からの水平、垂直同期信号13,1
4を入力して、図3(b)に示すように、CRT表示面
を水平および垂直方向をいくつかに区切った格子状の小
領域(以下、ゾーン)に細分したとき、電子ビーム3の
走査位置に応じて、現在どのゾーンを走査しているかを
ゾーンアドレスとして出力する。アドレスセレクタ22
0は、補正動作中においては、ゾーンアドレスジェネレ
ータ210からのゾーンアドレスを補正データメモリ2
30に伝えるように切替えておき、補正データメモリ2
30からは、走査ビーム位置に対応したゾーンアドレス
の補正データを読み出し、D/A変換器240は補正デ
ータを電圧信号に変換して焦点集束用グリッド2に重畳
する。
【0018】次に、かかる補正データメモリ230にC
RT表示面11上の各ゾーンで焦点を最小に補正するた
めの補正データを入力する方法(調整方法)について説
明する。調整を行うためには、まず、焦点の度合いを調
整するに適切なテストパターン画面がCRT表示面11
に準備される必要がある。また調整に当っては、原理的
に各走査位置について行ってもよいが、実際の調整作業
の能率と補正の効果を考えれば、調整入力ゾーン数は必
要充分な範囲で少ないことが好ましい。補正動作中にお
いては、ゾーン分割が小さいと、ゾーン相互間での補正
データに大きなギャップを生じ、ゾーン境界での補正ず
れが目立つようになるため、ゾーン分割数そのものは小
さくできない。この傾向は特に垂直方向で著しい。そこ
で、調整入力ゾーンとしては、CRT表示面11の全体
の焦点ボケ傾向をつかめる程度に限定し、残りゾーンに
は上記の入力データを元に、補正データがうめ込まれる
ことが好ましい。一方で、調整入力を限定し、かつ入力
データから補正データを作成するためには、データが入
力されたゾーンとそれ以外を識別する手数が必要とな
る。
【0019】以上の背景のもとに、図2における特徴的
構成と、それに関連する動作を図3〜図6に示すフロー
チャートをもとに説明する。補正データメモリ230に
は、図3(b)に示すように、補正データ格納部に並列
して、2ビットのフラグビットFA,FBを付加してい
る。具体的な調整に入る前に、このフラグビットのうち
1つのビットFAを用いて、ゾーンアドレスのうちCR
T表示面11に含まれるゾーンアドレスをさがす。この
ためにはまず、調整部300からアドレスセレクタ22
0およびゲート350を介して全てのアドレスのフラグ
ビットFA,FBを“0”にリセットしたあと、こんど
は、図3(a)に示すように、ゾーンアドレスジェネレ
ータ210でアドレスをスキャンしながら、ビデオ信号
をビデオ増幅回路5からとり出し、判断部360を通し
てフラグビットFA=1に書き込む。表示面判断部36
0は、ビデオ信号があれば“1”を、ブランキングであ
れば、“0”を書き込むように映像信号レベルをみて判
別する。この時送られてくるビデオ信号はCRT表示面
11の全体に表示を与えるようにしておけば、その後フ
ラグビットFAを読み出すことによりCRT表示面11
に含まれるゾーンアドレスが識別できる。かくして、C
RT表示面11に対応したゾーンアドレスエリアが決ま
ると、その範囲内で、コーナ部を重点とした、CPU3
80にあらかじめ組込まれたアルゴリズムに従って、優
先的にデータを入力すべきゾーンアドレスをいくつか選
定し、調整部300から、補正データメモリ230のフ
ラグビットFAに“1”を書き込む。この時点では、前
のCRT表示面11の範囲を求めるに使ったフラグビッ
トは不用になるから、このフラグビットを再度使用して
よい。
【0020】かくして、データを入力すべきゾーンアド
レスまで決定すると、図4(a)に示すように、補正パ
ターンメモリ230は再度ゾーンアドレスジェネレータ
210の出力によってスキャンし、ガイドパターンジェ
ネレータ310は、前記のフラグビットFAおよびゾー
ンアドレスジェネレータ210の位相関係を参照してデ
ータを入力すべきゾーンに限定した焦点補正がしやすい
ようなガイドパターン信号GP(図4(b))をビデオ増
幅回路に送る(図1;GP)。
【0021】フラグビットFAまたは、コンソール32
0からアドレス移動指令を受けたとき、図5に示すよう
なアドレス遷移を限定するための手段、さらに補正デー
タを作成する際に識別フラグとしても利用される。補正
データメモリ230のもつ1ビットのフラグビットFB
は、データを入力しようとしているアドレスゾーンを識
別するために利用され、コンソール320からのアドレ
ス移動指令に応じてCPU380はただ1つのゾーンア
ドレスにのみフラグを書く(図5参照)。
【0022】ガイドパターンジェネレータ310は、こ
のフラグFBを参照して、図6で示すように当該ゾーン
には他のゾーンと異なるタイプのガイドパターン(例え
ばドットの点滅)を出力することで、CRT表示面11
上での識別を可能とさせるものである。
【0023】かくしてガイドパターンGPがCRT表示
面11上に表示されて、具体的な焦点補正データを入力
する場合、コンソール320上の補正および指示の様式
としては、補正データメモリ230の記憶フォーマット
そのものより、CRT表示面11での焦点補正量の増減
を指示させ、コンソール320による1回のキーイン毎
に指示方向の単位量をあらかじめプログラムしておき、
CPU380によって換算し、補正データメモリの内容
を更新させるほうが能率的である。
【0024】さて、ガイドパターンGPを表示している
ゾーンの全ての焦点補正が完了したなら、CPU380
はあらかじめプログラムされたアルゴリズムで残りのゾ
ーンに補正データを書き込む。データ入力指定ゾーンの
種類として、細密化され、かつ前のゾーンと重複させる
ような別の種類が選択できるようにしておけば、補正演
算のアルゴリズムは、水平、垂直2回の直線近瞭のよう
な低位アルゴリズムで充分である。なお、CRT表示面
11外に属するゾーンのうち、少なくとも表示面ゾーン
に接するゾーンについては、表示面内のゾーンデータか
ら外挿したデータを補正し、有効ゾーンへの影響を防止
させておく必要がある。
【0025】以上の操作によって全ゾーンの焦点補正が
完了した時点で、この補正データは、PROM330に
コピーして保存する。電源断等で、補正データメモリ2
30の内容を消失させても、次回は、PROM330の
データを補正データメモリ230に再コピーするだけで
調整は完了する。また、PROM330と、補正データ
メモリ230に、ピン互接性があるものを採用し、各々
をソケット実装としておけば、PROM330をそのま
ま補正データメモリ230として使うことができる。こ
の場合、調整部300は全て不要となるから、焦点補正
回路200のみを残して調整部は切離しておくことが可
能である。
【0026】図7に、ゾーンアドレスジェネレータ21
0およびガイドパターンジェネレータ310について、
さらに具体的実施例を示す。この図においてゾーンアド
レスジェネレータ210は、PLL211と、Hゾーン
セグメントカウンタ212と、Hアドレスカウンタ21
3、サンプル同期回路214、Vゾーンセグメントカウ
ンタ215、およびVアドレスカウンタ216から成
る。
【0027】PLL211は、同期分離回路6から出力
される水平同期信号13から、その同期期間中に、Hゾ
ーンセグメントカウンタ212、およびHアドレスカウ
ンタ213を一巡させるに必要な8倍発振周波数を出力
し、さらにその周波数は、一巡毎に水平同期信号13と
同期するようになっているものである。Hゾーンセグメ
ントカウンタ212は、1つの水平ゾーンの中点を検知
するために設けたもので、Hアドレスカウンタ213
は、水平方向のゾーンセグメント数を8ゾーンに設定す
るとともにこの水平ゾーンアドレスを指定するためのも
のである。Vゾーンセグメントカウンタ215は、垂直
方向の1つのゾーンセグメントを3本のラスタ単位と設
定するためのもの、Vアドレスカウンタ216は、垂直
方向のセグメントアドレスを発生させるためのもので、
Vゾーンカウンタ215、Vアドレスカウンタ216
は、同期分離回路6からの垂直同期信号14の前縁をサ
ンプル同期回路214で検知し、リセットされるように
して、垂直同期信号に同期して垂直ゾーンアドレスを巡
回発生するようになっている。図8および図9は、ゾー
ンアドレスジェネレータ210に関連する各部の動作波
形を示す。図9においては、垂直方向の総ラスタ数が5
29本の例を示し、この場合Vアドレスカウンタ216
は、0から176のアドレスを巡回する。図10は水平
ゾーンアドレス(HA)および垂直ゾーンアドレス(V
A)とCRT表示面の対応を示すものである。水平方向
ではHA0〜HA7のうちHA0、また、垂直方向では
VA0〜VA175のうちVA0からVA4の一部まで
が帰線消去範囲に入り、CRT表示面上には表われな
い。
【0028】なお、本例ではゾーン分割を水平8垂直3
本ラスタ単位としたが、この分割数は特に制約されるも
のではない。
【0029】さて、ガイドパターンジェネレータ310
は、デコーダ311、微分回路312、フリッカ発振回
路313およびゲート314〜316とからなり、デコ
ーダ311、微分回路312およびゲート314は、V
ゾーンセグメントカウンタ215、およびHゾーンセグ
メントカウンタ212の出力から、各ゾーンの中央部を
検知してパルスを発生し、補正データメモリ230のフ
ラグビットFAのうち、補正データを入力すべきアドレ
スゾーン(フラグA)についてのみ前記パルスをビデオ
増幅回路5に送り、そのうちデータ入力要求アドレス
(フラグB)のゾーンについては、フリッカ発振器31
3により、フリッカパルスをビデオ増幅回路5に送るよ
うになっている。図11(a)に、ガイドパターンジェ
ネレータ310の動作波形、図11(b)は、表示面で
のガイドパターンの表示例を示す。
【0030】以上のように、CRTの焦点ボケを精度よ
く補正することができる。また、補正調整方法もコンソ
ールにて調整できるため、従来行われていた可変抵抗器
等による方法に比べて能率的である。特にディスプレイ
装置を筐体等に設置したあと、コンソールをつなぐだけ
で遠隔コントロールできることは有利である。
【0031】なお、本回路を色ずれ補正のためのダイナ
ミックコンバゼンス装置と共用すれば、第9図に示す大
部分(ほぼ90%)の回路が共用できるため、さらに効
果的である。
【0032】以上の説明にあっては、1ビデオ信号のみ
で扱かったが、R,G,B,3つのビデオ信号と対応す
るカラーCRTも同様に対応できる。
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、予め
各電子ビームの走査位置に対応した補正データを格納し
ておき、ビデオ信号の変化に伴って現在の電子ビームの
走査位置に対応させてCRTの焦点集束用グリッドに最
適グリッド電圧を印加するようにしたので、従来の如く
パラボラ状の補正電圧に制限されることなく、個々の電
子ビーム走査位置ごとのきめ細かな焦点補正が可能とな
り、鮮明な画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による焦点補正装置を含むCRT表示装
置の要部を示すブロック図である。
【図2】本発明における焦点補正回路と調整部の構成を
示すブロック図である。
【図3】CRT表示面上のゾーンアドレスエリアを決め
るための動作を示すフローチャート及びCRT表示面上
のゾーンアドレスを説明するための説明図である。
【図4】ガイドパターン出力動作のフローチャート及び
ガイドパターンの例を示す説明図である。
【図5】ゾーンアドレスの移動指令を受けたときの動作
を示すフローチャートである。
【図6】ガイドパターンの点滅表示動作を示すフローチ
ャート及びガイドパターンの点滅表示例を示す説明図で
ある。
【図7】ゾーンアドレスジェネレータ及びガイドパター
ンジェネレータの具体的構成を示すブロック図である。
【図8】ゾーンアドレスジェネレータに関する各部の動
作状態を示すタイムチャートである。
【図9】ゾーンアドレスジェネレータに関する各部の動
作状態を示すタイムチャートである。
【図10】水平および垂直ゾーンアドレスとCRT画面
との対応を示す説明図である。
【図11】ガイドパターンジェネレータの動作波形図及
びガイドパターン表示例を示す説明図である。
【図12】一般的なCRT表示装置の要部を示すブロッ
ク図である。
【図13】一般的なCRTの水平断面図である。
【図14】従来の焦点補正回路を含むCRT表示装置の
要部を示すブロック図である。
【図15】従来の焦点補正電圧の例を示す波形図であ
る。
【図16】CRT表示面の正面図、その正面図のI−I
断面でみた焦点補正量の分布状態を示す説明図、及び好
ましい焦点補正量の分布状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 CRT 2 焦点集束用グリッド 5 ビデオ増幅回路 6 同期分離回路 12 グリッド電圧 13 水平同期信号 14 垂直同期信号 200 焦点補正回路 210 ゾーンアドレスジェネレータ 230 補正データメモリ 240 D/A変換器 300 調整部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月28日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 表示装置 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月28日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置に係り、特に
高密度画像を表示するに好適な表示装置に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】本発明の目的は従来困難であったCRTの
きめ細かな焦点補正を行うことが可能な表示装置を提供
することにある。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の表示装置は、
像を表示する陰極線管と、前記陰極線管の表示面を表示
対象に応じて粗または密に複数のゾーンに分割するゾー
ン分割手段と、該複数の各ゾーンに対応した前記電子ビ
ームの焦点補正の補正値を記憶する補正値記憶手段と、
該補正値記憶手段に記憶された前記補正値に基づいて前
記陰極線管の表示面における電子ビームの焦点を補正す
る焦点補正手段とを有することを特徴とするものであ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】また本発明の表示装置は、前記補正値記憶
手段は、書き込み可能な不揮発性記憶装置である第1の
記憶手段と、揮発性記憶装置である第2の記憶手段とか
らなり、前記補正値は第2の記憶手段に一旦、格納さ
れ、その後に第2の記憶手段に格納された補正値が第1
の記憶手段に転送されて保存されることを特徴とするも
のである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】
【作用】上記構成の表示装置においては、ゾーン分割手
段により陰極線管の表示面が表示対象に応じて粗または
密に複数のゾーン(走査位置)に分割される。このゾー
ン分割手段により分割された複数の各ゾーンに対応した
電子ビームの焦点補正の補正値が補正値記憶手段により
記憶される。更に補正値記憶手段に記憶された前記補正
値に基づいて焦点補正手段により前記陰極線管の表示面
における電子ビームの焦点が補正される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】変更
【補正内容】
【0033】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、予め
表示対象に応じて粗または密に分割された電子ビームの
各ゾーン(走査位置に対応した補正データを記憶手段
格納しておき、ビデオ信号の変化に伴って現在の電子
ビームの走査位置に対応させてCRTの焦点集束用グリ
ッドに最適グリッド電圧を印加するようにしたので、
示対象に応じて個々の電子ビーム走査位置ごとのきめ細
かな焦点補正が可能となり、鮮明な画質を得ることがで
きる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦点集束用グリッドを有する陰極線管の
    焦点補正装置において、前記陰極線管の表示面の複数の
    各走査位置における電子ビームの焦点を補正するのに必
    要な補正電圧データを各走査位置に対応して格納する補
    正電圧データメモリと、入力映像信号から分離された同
    期信号に基づいて現在の電子ビームの走査位置を検出し
    て対応する走査位置の補正電圧データを前記補正電圧デ
    ータメモリから読み出す読み出し回路と、読み出された
    補正データの指示する補正電圧を前記焦点集束用グリッ
    ド電圧に重畳して前記焦点集束用グリッドに印加する駆
    動回路と、を備えたことを特徴とする陰極線管の焦点補
    正装置。
  2. 【請求項2】 前記各走査位置は陰極線管の表示面を複
    数の小領域に分割し、これらの各小領域に対応して設定
    したことを特徴とする請求項1に記載の陰極線管の焦点
    補正装置。
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