JPH0724039Y2 - 着生植物用鉢 - Google Patents

着生植物用鉢

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JPH0724039Y2
JPH0724039Y2 JP1991104539U JP10453991U JPH0724039Y2 JP H0724039 Y2 JPH0724039 Y2 JP H0724039Y2 JP 1991104539 U JP1991104539 U JP 1991104539U JP 10453991 U JP10453991 U JP 10453991U JP H0724039 Y2 JPH0724039 Y2 JP H0724039Y2
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JP
Japan
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outer cylinder
pot
bottomed
inner cylinder
epiphytic
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JP1991104539U
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JPH065449U (ja
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銘 達 雄 有
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有銘 達雄
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    • Y02P60/216

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)
  • Hydroponics (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は特に着生植物に適した着
生植物用鉢に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】着生植
物は他の植物や、建物や電柱などの非生物的構造物の上
で非寄生的に生長する植物の総称で、着生ラン,シャコ
葉(カニ葉)サボテン,セッコク,ノキシノブ等がこれ
に属する。
【0003】この着生植物はその生育条件として、灌水
と乾燥を適度の時間間隔で繰り返すことが必要で、灌水
状態が不充分だと養分の補給が不足し、また灌水状態が
長時間持続すると根腐れを起こし、生育に支障を来す。
【0004】このような着生植物は従来水苔を充填した
通常の鉢内で生育されていたが、乾燥した水苔は水が内
部に浸透しにくく溢れ出ることになり、かつ水を含んだ
水苔はその内部を早急に乾燥させることができず、前記
した灌水と乾燥を着生植物の生育条件に合致させてコン
トロールすることが難しかった。
【0005】また、着生植物は木の枝や、家屋の軒など
に吊して自然の生育環境に似た環境で生育することが適
しているが、通常の鉢は吊して使用する構造にはなって
おらず、吊すには別個に吊す手段を工夫しなければなら
ず面倒であった。
【0006】さらに、通常の鉢は、積み重ねができない
ので、植物の植込量は限定され、植物の量あるいは品種
が増えた時はそれだけ多数の鉢が必要となり、延ては鉢
を置く床面積も広く確保する必要があり、不経済である
という問題点をも有していた。
【0007】本考案は上記した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は灌水と乾燥のコントロールが容易
で、かつ吊り下げに適した構造になっていると共に、縦
方向に連続させて植込み面積を自由に拡大できる着生植
物用鉢を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案は、前記した目的
を達成するため、底部に水抜き孔が穿設されると共に、
側部に複数の植込口が縦方向に開設された有底外筒と、
この外筒の上,下端部に設けられ他の外筒と相互連結す
る連結部と、前記外筒内に取付けられ側部に複数の透通
孔が縦方向に穿設された有底内筒と、前記外筒と内筒と
の間に充填された植込材とからなることを特徴としてい
る。
【0009】このとき前記外筒の下端連結部に連結する
余剰水受皿を具備することができる。
【0010】
【作用】灌水は有底内筒に注水することによって行われ
る。灌水終了後は有底内筒内に空気が流入し、植込材の
内部から乾燥されるので迅速な乾燥が行われる。着生植
物用鉢は外筒の上,下端部に設けた連結部を介して他の
外筒を連結することによって他の着生植物用鉢を縦方向
に連結することができる。また、着生植物用鉢は外筒の
下端連結部に余剰水受皿を連結することによって、余剰
水を外部へ漏水することなく使用することができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案を図示した実施例に基づいて具
体的に説明する。図1乃至図3に本考案の実施例である
着生植物用鉢1を示す。着生植物用鉢1は有底外筒2
と、有底内筒3と、植込材4とから大略構成されてい
る。
【0012】有底外筒2は円筒体で形成されており、側
部には上方に開口する植込口5が縦方向に複数開設され
ている。この植込口5は同一高さのものは略120°間
隔に3個設けられており、最高位から最下位まで順次6
0°ずつ位置ずれさせて千鳥状に設けられている。ま
た、有底外筒2の底部には水抜き孔6が開設されており
余剰水を外部へ排水できるようになっている。さらに、
この有底外筒2には、上,下端部に連結部を構成する雌
ねじ部7と雄ねじ部8とが形成されている。この雌ねじ
部7及び雄ねじ部8はそれぞれ他の外筒の雄ねじ部及び
雌ねじ部が連結可能に形成されている。
【0013】有底内筒3は底部が閉塞された円筒体で、
その外径が有底外筒2よりも十分小径に形成されてい
る。内筒3の側部には透通孔9が縦方向に複数形成され
ている。この実施例では上記透通孔9は下方よりも上方
の方が大径になるように穿設されている。また、内筒3
の上端にはフランジ部3aが形成されており、その底部
下面には係合用突起3bが形成されている。内筒3は外
筒2内に挿入すると共にフランジ部3aを天板2aに係
止させ、かつ係合用突起3bを外筒2の底部に設けた係
合孔2bに係合させて取付けられている。このように取
付けられた有底内筒3は有底外筒2に対して取外し自在
となっており、汚れ等を生じたとき適宜取外して清掃が
可能となっている。これらの有底外筒2及び有底内筒3
はプラスチックで一体成形できる。
【0014】植込材4は前記したように有底内筒3が有
底外筒2内に組付けられた後、植込口5から内筒3と外
筒2の間に充填される。植込材4としては水苔や軽石が
用いられる。
【0015】このようにして着生植物用鉢1は形成され
るが、この着生植物用鉢1は次のように使用される。ま
ず、着生植物の苗10は植込口5の植込材4に植付けら
れる。その後、苗10に対する養分の補給のため液肥を
有底内筒3に注入する。注入された液肥は各透通孔9,
9,…から植込材4に浸透し、各植込口5,5,…に植
付けられた苗10,10,…に養分が補給される。液肥
が植込材4に浸透されると、内筒3内に空気が流入する
と共に透通孔9を介して植込材4を内部から乾燥させ
る。このため植込材4は過剰の湿潤状態が長時間持続さ
れることなく、適度の湿潤状態が維持された後、内筒3
内に流入した空気により効率よく乾燥される。気温の高
い夏期においては、乾燥も早く、かつ植物の活力も旺盛
なので水や液肥の注入も充分に行うことが必要である
が、気温の低い冬期においては、水分をあまり必要とせ
ず、また水分が植込材4の温度を低下させるので、効率
よく迅速に植込材4を乾燥させることが必要となる。こ
のように本実施例の着生植物用鉢1は植込材4の乾燥を
適度にコントロールして着生植物の生育環境を適度に維
持することができる。
【0016】また、着生植物用鉢1は軒あるいは枝に吊
し易いように全体が筒体形状に形成されており、吊すこ
とによって、着生植物を自然環境に似た環境で生育する
ことができる。このため着生植物用鉢1には外筒2の雌
ねじ部7に吊り下げ用金具が係止する係止孔11が穿設
されている。さらに、多数の着生植物を植込むときに一
個の鉢1では植込口5が足りないときは、鉢1と同一の
構造を有する他の鉢を縦方向に連結して植込口5を増加
させることができる。このときの連結は鉢1の雌ねじ部
7(あるいは雄ねじ部8)に他の鉢の雄ねじ部(あるい
は雌ねじ部)を螺合させることによって行う。尚、図2
に示す符号12は、前記したように鉢1を縦方向に連結
したときに途中から液肥を注入する注入口である。
【0017】また、図4及び図5に余剰水受皿13を示
す。この受皿13は着生植物用鉢1の下端の雄ねじ部8
に連結して用いられる。そのため受皿13には雄ねじ部
8に螺合する雌ねじ部14が形成されている。受皿13
はこの雌ねじ部14が形成された内筒15と、この内筒
15を囲繞する外筒16とが底部で連結されて形成され
ており、内筒15の下端部には外筒16に透通する連通
孔17が形成されている。この受皿13は着生植物用鉢
1の下端部に連結されて鉢1からの漏水を受けることが
できる。このため受皿13を用いることにより漏水を嫌
う屋内でも着生植物用鉢1を用いることができる。
【0018】さらに図6において実際の使用状態の一例
を示す。着生植物用鉢1は上部に取付けた吊り金具18
を介して屋内の天井部19に吊り下げられており、鉢1
の下端部には受皿13が連結されている。また各植込口
5には着生植物10が植込まれている。
【0019】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば灌水
と乾燥のコントロールが容易であると共に吊り下げに適
した構造になっているので着生植物を自然環境に似た環
境で生育することができ、かつ縦方向に連結することに
よって植込み面積を自由に拡大できる。
【0020】また、本考案の着生植物用鉢は縦方向に連
結させることによって、運搬,保存等の取扱性が向上す
ると共にそれに要するスペースも小スペースで足りる等
の実用上の効果をも奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の着生植物用鉢の平面図である。
【図2】図1の着生植物用鉢の側面図である。
【図3】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図4】余剰水受皿の側面図である。
【図5】図4の余剰水受皿の縦断面図である。
【図6】本考案の着生植物用鉢の使用状態を示す側面図
である。
【符号の説明】
1 着生植物用鉢 2 有底外筒 3 有底内筒 4 植込材 5 植込口 6 水抜き孔 7 雌ねじ部(連結部) 8 雄ねじ部(連結部) 9 透通孔 10 着生植物 13 余剰水受皿

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に水抜き孔が穿設されると共に、側
    部に複数の植込口が縦方向に開設された有底外筒と、こ
    の外筒の上,下端部に設けられ他の外筒と相互連結する
    連結部と、前記外筒内に取付けられ側部に複数の透通孔
    が縦方向に穿設された有底内筒と、前記外筒と内筒との
    間に充填された植込材とからなることを特徴とする着生
    植物用鉢。
  2. 【請求項2】 前記外筒の下端連結部に連結する余剰水
    受皿を具備したことを特徴とする請求項1記載の着生植
    物用鉢。
JP1991104539U 1991-11-26 1991-11-26 着生植物用鉢 Expired - Lifetime JPH0724039Y2 (ja)

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JP1991104539U JPH0724039Y2 (ja) 1991-11-26 1991-11-26 着生植物用鉢

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JPH065449U JPH065449U (ja) 1994-01-25
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KR101028282B1 (ko) * 2010-07-07 2011-04-11 박호건 통기부재를 갖는 수평형 다수확 식물 재배용기 및 이를 갖는 장치
SG11201708315SA (en) * 2015-04-10 2017-11-29 Eden Green Hydroponics Int (Pty) Ltd Hydroponics
KR101852141B1 (ko) * 2016-04-20 2018-06-04 김태균 타워형 화분
SE545686C2 (en) * 2020-04-08 2023-12-05 Eko Groenovation Ab Structure and arrangement for hydroponic cultivation

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JPH065449U (ja) 1994-01-25

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