JPH07239970A - 自動販売機のコイン回収装置 - Google Patents

自動販売機のコイン回収装置

Info

Publication number
JPH07239970A
JPH07239970A JP2840594A JP2840594A JPH07239970A JP H07239970 A JPH07239970 A JP H07239970A JP 2840594 A JP2840594 A JP 2840594A JP 2840594 A JP2840594 A JP 2840594A JP H07239970 A JPH07239970 A JP H07239970A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
door
vending machine
movable plate
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2840594A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Watanabe
利男 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2840594A priority Critical patent/JPH07239970A/ja
Publication of JPH07239970A publication Critical patent/JPH07239970A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動販売機本体の前面に設けられた扉に、コ
インメカと、返却されたコインを受ける返却口と、コイ
ンを回収する回収箱とを有する自動販売機において、コ
インメカから払出されたコインを容易に回収できる構造
のものを提供するものである。 【構成】 コインメカ10の下方に、返却口のための返
却受皿20を設け、返却受皿20の下方に、回収箱36
のための回収受皿32を設け、コインメカ10の下方に
位置する扉に水平方向の回転シャフト30を設け、回転
シャフト30にコインホッパ38を吊り下げ、コインホ
ッパ38は、その上部にコインメカ10からコインを受
けるコイン入口40を有し、その下部にコイン出口44
を有し、扉を閉めた状態で、コインホッパ38が本体1
の押圧部58に押圧されてコイン出口44が上方に回動
し返却受皿20に連結され、扉を開けた状態で、コイン
出口44が下方に回動し回収受皿32に連結される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動販売機に関し、特
にコインメカに収納されたコインの回収装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ジュース缶やビール缶等の商品を販売す
る自動販売機においては、図12に示すように10円
玉、50円玉及び100円玉等のコインCを回収し、販
売操作、返却操作及び払出し操作に伴ってコインCを払
出すコインメカ110が、自動販売機本体1の前部にあ
る扉2に取付けられている。
【0003】そして、このコインメカ110に収納され
ているコインCを回収するために図13に示すコイン回
収装置100が従来より扉2に備えられている。
【0004】まず、客が釣銭や返却金を取出す場合につ
いて説明する。
【0005】コインメカ110の底面に設けられたコイ
ン落下口112の下方に、扉2の前面に設けられたコイ
ン返却口114に通じるシュート116が設けられてい
る。コインメカ110のコイン落下口112から落下し
たコインCは、このシュート116を滑って返却口11
4に至る。そしてこのコインCを客が取出す。
【0006】また、販売機の管理者が、コインメカ11
0に収納されたコインCを回収する場合には、上記のよ
うに返却口114からコインCを取出すか、または、次
のような場合がある。
【0007】すなわち、シュート116の途中に開口部
120が設けられ、この開口部120に蓋板122が回
動自在に設けられている。そして、管理者がコインCを
取出す場合には、扉2を開いた状態で、扉2の後側から
この蓋板122を手前に開いて、この位置よりコインC
を手で取出して回収箱134に回収する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のコイン回収装置
100であると、回収動作が手動式であり、特に管理者
が蓋板122を手前に開いてコインCを出す必要がある
ので、作業が面倒であり、回収にも時間がかかった。
【0009】また、コインメカ110から連続してコイ
ンCを払出すと、返却口114にコインCが溜りすぎ、
蓋板122の開閉ができなくなったり、手を返却口11
4の中に入れることができなくなり、コインCの回収が
不可能となる場合があった。そのため、一定量ずつのコ
インCしか取出すことができず、連続の払出しができな
いという問題があった。
【0010】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、コイ
ンメカから払出されたコインを容易に回収できる構造の
自動販売機のコイン回収装置を提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の自動
販売機のコイン回収装置は、自動販売機本体の前面に設
けられた扉に、コインメカと、返却されたコインを受け
る返却口と、コインを回収する回収箱とを有する自動販
売機において、前記コインメカの下方に、前記返却口の
ための返却受皿を設け、前記返却受皿の下方に、前記回
収箱のための回収受皿を設け、前記コインメカの下方に
位置する前記扉に水平方向の回転シャフトを設け、前記
回転シャフトにコインホッパを吊り下げ、前記コインホ
ッパは、その上部に前記コインメカからコインを受ける
コイン入口を有し、その下部にコイン出口を有し、前記
扉を閉めた状態で、前記コインホッパが前記本体に押圧
されて前記コイン出口が上方に回動し前記返却受皿に連
結され、前記扉を開けた状態で、前記コイン出口が下方
に回動し前記回収受皿に連結されるものである。
【0012】請求項2の自動販売機のコイン回収装置
は、請求項1のものにおいて、前記扉の後面より一対の
支持壁を設け、前記一対の支持壁に前記回転シャフトを
架設し、前記一対の支持壁に前記回転シャフトを中心と
した円弧状の固定長孔をそれぞれ設け、前記回転シャフ
トに可動板を吊り下げ、前記可動板に前記回転シャフト
を中心とした円弧状の移動長孔を設け、前記コインホッ
パの下部に移動シャフトを設け、前記移動シャフトの両
端は、前記一対の固定長孔と前記移動長孔とを貫通し、
前記可動板と前記移動シャフトとを連結部材によって連
結し、前記扉を閉める途中の状態で、前記可動板の後部
が前記本体に押圧されて、前記移動シャフトが、前記固
定長孔の上端部に移動することにより、前記コイン出口
が上方に回動し前記返却受皿に連結され、前記扉を閉め
る途中の状態から完全に閉めた状態までは、前記移動シ
ャフトが前記固定長孔の上端部に固定されると共に、前
記可動板は前記本体に押圧されて、前記移動シャフトに
沿って前記移動長孔が移動し、前記可動板のみが回動す
るものである。
【0013】請求項3の自動販売機のコイン回収装置
は、請求項1のものにおいて、前記コインホッパのコイ
ン出口下端にコイン排出用のシュートを設け、前記シュ
ートの両側板の上端部より一対の姿勢制御板を相対向す
るように設け、前記一対の姿勢制御板の間隔が、前記シ
ュートの下方程狭くなるように、前記一対の姿勢制御板
を略三角形にそれぞれ形成したものである。
【0014】請求項4の自動販売機のコイン回収装置
は、請求項1のものにおいて、前記回収受皿と前記回収
箱とをダクトによって連結し、前記ダクトの底面は、中
央部程下方になるように形成され、前記ダクトの幅D
は、コインの直径より小さく形成され,かつ、前記底面
の最下端から底面の上端までの距離がコインの直径より
小さく形成されているものである。
【0015】
【作 用】請求項1のコイン回収装置において、客にコ
インを払出す場合について説明する。
【0016】自動販売機本体の前部に設けられた扉は閉
じられているため、コインメカから落下したコインは、
コインホッパのコイン入口からコイン出口に至り、コイ
ン出口から返却口の返却受皿に至る。これにより、客は
コインを返却口から取出すことができる。
【0017】自動販売機の管理者がコインを取出す場合
について説明する。
【0018】本体前部の扉を開く。扉の後面に設けられ
たコインホッパは、本体からの押圧がなくなるため、コ
イン出口が下方に回動し回収受皿に連結される。そし
て、コインメカから排出されたコインはコインホッパを
経て回収受皿に至り、回収箱に回収される。
【0019】請求項2のコイン回収装置について説明す
る。
【0020】扉を閉める途中においては、本体が可動板
を前方に押圧し、可動板は、回転シャフトを中心に回動
する。可動板が回動すると、連結部材によって連結され
た移動シャフトも同時に固定長孔に沿って回転し、コイ
ンホッパの下部を上方に回動させる。そして、前記移動
シャフトが、前記固定長孔の上端部に移動することによ
り、前記コイン出口が上方に回動し前記返却受皿に連結
される。
【0021】そして、前記扉を閉める途中の状態から完
全に閉めた状態までは、前記移動シャフトが前記固定長
孔の上端部に固定されて移動できない。しかし、前記可
動板は前記本体に押圧されて、前記移動シャフトに沿っ
て前記移動長孔が移動し、前記可動板のみが回動する。
【0022】移動シャフトが、支持壁の固定長孔の上端
部に至っても、製品のバラツキにより押圧距離が異なり
可動板が本体により前方に押圧される場合がある。この
場合に、可動板の移動長孔の分だけ可動板のみ移動する
ため、本体からの押圧距離にバラツキがあっても吸収で
きる。
【0023】請求項3のコイン回収装置について説明す
る。
【0024】シュートに至るコインの落下方向は、横向
きであったり、縦向きであったり、飛びはねて落下した
りする。そのため、コインが横向きで落下してきた場合
には、一対の姿勢制御板と底面との間を通過し、回収受
皿に至る。コインが縦向きで落下してきた場合には、一
対の姿勢制御板に当って倒れz横向きとなり、回収受皿
に至る。コインが飛びはねて落下してきた場合には、姿
勢制御板によって横向きに修正され、回収受皿に至る。
【0025】請求項4のコイン回収装置であると、ダク
ト内をコインが通過する際に、コインは側面と点接触と
なり、横倒し状態で常にやや傾斜して縦向きで転がる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図11に
基づいて説明する。
【0027】符号10は、コインメカであって、自動販
売機本体1の前部にある扉2の後面に設けられている。
このコインメカ10の底面には、コイン落下口12が複
数箇所設けられ、コインCの種類によってコイン落下口
12が異なる。
【0028】符号14は、扉2の前面に設けられた返却
口である。この返却口14は、釣銭または返却金の取出
しのために設けられている。返却口14は、コインメカ
10の下方に設けられている。
【0029】符号16は、扉2の後面に設けられたコイ
ン回収装置である。コイン回収装置16の取付け位置
は、コインメカ10の下方で、かつ、返却口14の後方
に位置している。以下、このコイン回収装置16の詳細
について説明する。
【0030】符号18は、コイン回収装置16の本体で
ある略立方体の箱体である。この箱体18の前面は開口
し、返却口14に面している。そして、その前面の両側
部より取付け板19が突出し、取付け板19を扉2の後
面にネジ止めすることによりコイン回収装置16を扉2
に固定する。箱体18の底面は、返却受皿20となって
おり、返却されるコインCを溜めておく場所である。返
却受皿20の後面は、垂直壁22であり、この垂直壁2
2の上端部から傾斜壁24が上方へ延設されている。そ
して、傾斜壁24の上部と、箱体18の天井面25との
間は開口している。
【0031】符号26,28は、箱体18の両側壁18
a,18bより後方に延設された一対の支持壁である。
支持壁26,28の後部上端部には、回転シャフト30
が架設されている。
【0032】符号32は、箱体18の傾斜壁24の下方
に設けられた回収受皿である。
【0033】符号34は、回収受皿32の左側部より突
出したダクトである。このダクト34の底面は、図11
(a)に示すように断面略U字状に形成され、その幅D
は、コインCの直径より小さく形成され,かつ、底面の
最下端34aから底面の上端34bまでの距離がコイン
Cの直径より小さく形成されている。これにより、コイ
ンCが、横倒しにならず常にやや傾斜して縦向きで転が
る。そして、従来のダクト35のように底面が平らであ
った場合は、コインCが側面に面接触して、転動しない
ことが考えられるが、ダクト34では側面とは点接触と
なり必ず転動する。なお、ダクト34の底面の形状は、
図11(b)(c)に示すように、略V字型、V字型で
もよい。
【0034】符号36は、ダクト34の左端部に設けら
れたコインCの回収箱である。
【0035】符号38は、一対の支持壁26,28の間
に設けられたコインホッパである。コインホッパ38の
上部は、コイン入口40を形成しており、コインメカ1
0のコイン落下口12から落下するコインCを受取る。
また、コイン入口40の後縁部から後面38が前方に行
くほど下方に傾斜して設けられ、後面38の下端から底
面38bが、前方に行くほど下方に傾斜して設けられて
いる。コイン入口40の前縁部から前面38cが前方に
行くほど下方に傾斜して設けられている。前面38cの
下端からフランジ部42が突設している。そして、フラ
ンジ部42と底面38bとの間は開口しており、コイン
出口44を形成している。コインホッパ38の両側壁3
8d,38dも内側に傾斜している。コインホッパ38
の後面38aには回転シャフト30が取付けられ、この
回転シャフト30にコインホッパ38が吊下げられてい
る。
【0036】符号46は、コインホッパ38と右の支持
壁26との間に設けられた可動板である。可動板46
は、その後上端部において回転シャフト30に回転自在
に吊下げられている。
【0037】符号48は、可動板48の下部において、
回転シャフト30を中心に設けられた円弧状の移動長孔
である。
【0038】符号50は、右の支持壁26において、回
転シャフト30を中心に円弧状に設けられた固定長孔で
ある。左の支持壁28にも、固定長孔50と同一形状及
び同一の位置に固定長孔51が設けられている。
【0039】符号52は、コインホッパ38の底面38
bの下端に設けられた移動シャフトである。移動シャフ
ト52の右端部は、移動長孔48及び固定長孔50を貫
通している。その左端部は、左の支持壁28の固定長孔
51を貫通している。
【0040】符号54は、コイル状のバネであり、その
上端部は可動板46の上部に固定され、下端は移動シャ
フト52に固定されている。
【0041】符号56は、コインホッパ38の底面38
bより移動シャフト52に吊下げられたコイン排出用の
シュートである(図10参照)。シュート56は、コイ
ン出口44と回収受皿32とを連結する役割をする。シ
ュート56の構造について説明する。
【0042】 シュート56の底面56aは、略台形
をなし、シュート56の下方程狭くなっている。
【0043】 底面56aの両側から両側板56b,
56cが設けられている。両側板56b,56cは、略
三角形をなし、シュート56の下方程広くなっている。
そして、側板56bと側板56cの形状は、少し異なっ
ている。
【0044】 両側板56b,56cの上端部から相
対向するように一対の姿勢制御板56d,56eが設け
られている。姿勢制御板56d,56eは、それぞれ略
三角形をなし、姿勢制御板56d,56eの間隔がシュ
ート56の下方程狭くなっている。そして、姿勢制御板
56dと姿勢制御板56eの形状は、少し異なってい
る。
【0045】 側板56b,56c、姿勢制御板56
d,56eの形状が、それぞれ異なるのは、シュート5
6の落下方向の軸線と、側板56b,56c、姿勢制御
板56d,56eのなす角がそれぞれ異なるようにする
ためである。ここで、落下方向の軸線とは、コインCが
シュート56の傾きに沿って落下する方向の軸線をい
う。
【0046】符号58は、本体1の前面より突出した押
圧部である。押圧部58は、可動板46に対向する位置
にある。
【0047】上記構成のコイン回収装置16の動作状態
について説明する。
【0048】(1)扉2を開けた状態(図4,7参照) 扉2を開けた状態においては、コインホッパ38がその
自重によりコイン出口44が下がる。この場合、フラン
ジ部42が、箱体18の傾斜壁24の後端部に載置され
るとともに、移動シャフト52が、固定長孔50,51
の下端部に位置しているため、それ以上コイン出口44
は下がらない。そして、シュート56の下部が回収受皿
32に載置されている。
【0049】この状態において、自動販売機の管理者が
コインCを回収箱36に回収する場合について説明す
る。
【0050】コインメカ10のコイン落下口12からコ
インCを落下させる。落下したコインCは、コインホッ
パ38のコイン入口46に至り、後面38a,底面38
bを通り、シュート56の入口に至る。シュート56の
入口に至ったコインCは、シュート56を通り回収受皿
32に至る。回収受皿32に至ったコインCは、ダクト
34を落下し、回収箱36に至る。
【0051】コインメカ10に設けられているコイン落
下口12は、複数個所設けられているため、コインホッ
パ38に落下するコインCの場所がそれぞれ異なる。し
たがって、シュート56に至るコインCの落下方向が横
向きであったり、縦向きであったり、飛びはねて落下し
たりする。コインCが横向きで落下してきた場合には、
一対の姿勢制御板56d,56eと底面56aとの間を
通過し、確実に回収受皿32に至る。コインCが縦向き
で落下してきた場合には、一対の姿勢制御板56d,5
6eに当って倒れ、横向きとなり、回収受皿32に至
る。コインCが飛びはねて落下してきた場合には、姿勢
制御板56d,56eによって横向きに修正され、回収
受皿32に至る。また、各板56b〜56eが、落下方
向の軸線とそれぞれ異なった角度をなしているため、コ
インCがどの板56b〜56eに当たった場合でも、シ
ュート56の途中で止まることなく回収受皿32に至
る。
【0052】また、コインCが水に濡れていたり、汚れ
ていたり、コインCにダクト32の錆や汚れが付着した
場合でも、コインCはダクト34の略U字状に形成され
た底面のため、縦向きの傾いた状態で転がり、コインC
がダクト32の側面に全て接触しない。したがって、ダ
クト32の傾斜角が小さくても、ダクト32の途中でコ
インCが止まることなく、回収箱36に案内できる。
【0053】(2)扉2を閉める途中での状態(図5,
8参照) 自動販売機の管理者が作業を終え、扉2を閉める途中で
の状態においては、本体1から突出した押圧部58が、
可動板46の後部に当たる。すると、可動板46は、回
転シャフト30を中心に前部が上方に回動する。可動板
46が回動すると、バネ54に連結された移動シャフト
52も固定長孔50,51に沿って上方に移動し、それ
とともにコインホッパ38も回動する。なお、移動シャ
フト52は、移動長孔48の上部に位置している。
【0054】(3)扉2を完全に閉めた状態(図6,9
参照) 扉2を完全に閉めると、押圧部58が可動板46を完全
に前方に押す。
【0055】この場合に、移動シャフト52は、固定長
孔50,51の上端部に位置し、それ以上、上方に移動
できない。この状態で、コインホッパ38の底面38b
の下端と箱体18の傾斜壁24とが連結される。
【0056】そして、可動板46が、押圧部58により
さらに前方に押圧されている状態であっても、移動シャ
フト52はそれ以上移動できない。そのため、可動板4
6のみがバネ54の付勢力に反して回動し、移動長孔4
8が移動シャフト52に対し移動し、そして、移動長孔
48の下部に移動シャフト52が位置する。
【0057】すなわち、可動板46の移動長孔48の分
だけ、押圧部58の前方への押圧が吸収できる。これに
より、製品のバラツキ等で、押圧部58の押圧距離が異
なっても、移動長孔48によって、可動板46のみが回
転し、かつ、コインホッパ38は移動しないため、その
移動長孔48の分だけ製品のバラツキを吸収することが
できる。
【0058】上記の状態で、客の返却レバー等の操作に
より、コインメカ10のコイン落下口12からコインC
を落下させると、コインCはコイン入口40から、コイ
ンホッパ38の後面38a、底面38bを通り、箱体1
8の傾斜壁24に至り、返却受皿20にコインCが落下
する。これにより、返却口14からコインCを客は取出
すことができる。
【0059】なお、上記実施例では、シュート56をコ
イン出口44の下端に設けたが、これに代えてシュート
56を設けず、コイン出口44を回収受皿32に直接連
結させてもよい。
【0060】
【発明の効果】本発明の請求項1の自動販売機のコイン
回収装置であると、コインホッパの回動により、コイン
メカから落下したコインを扉の開閉状態によって、回収
受皿と返却受皿とに確実に振分けることができる。
【0061】請求項2の自動販売機のコイン回収装置で
あると、可動板に設けられた移動長孔の分だけ、本体か
らの押圧距離にバラツキがあっても、そのバラツキを吸
収することができる。
【0062】請求項3の自動販売機のコイン回収装置で
あると、シュートの姿勢制御板により、コインの姿勢が
横向きに制御されるため、シュートの途中でコインが詰
まることがない。
【0063】請求項4の自動販売機のコイン回収装置で
あると、ダクトの傾斜角が小さくても、コインが途中で
詰まることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すコイン回収装置の斜視
図である。
【図2】コイン回収装置の正面図である。
【図3】コイン回収装置の左側面図である。
【図4】扉を開けた状態における左側から見たコイン回
収装置の縦断面図である。
【図5】扉を閉める途中の状態における左側から見たコ
イン回収装置の縦断面図である。
【図6】扉を完全に閉めた状態における左側から見たコ
イン回収装置の縦断面図である。
【図7】扉を開けた状態における可動板と支持壁との関
係を示す説明図である。
【図8】扉を閉める途中の状態における可動板と支持壁
との関係を示す説明図である。
【図9】扉を完全に閉めた状態における可動板と支持壁
との関係を示す説明図である。
【図10】シュートの斜視図である。
【図11】ダクトの縦断面図である。
【図12】自動販売機の扉を開いた状態の正面図であ
る。
【図13】従来のコイン回収装置の縦断面図である。
【符号の説明】
1 自動販売機本体 2 扉 10 コインメカ 12 コイン落下口 14 返却口 16 コイン回収装置 18 箱体 20 返却受皿 22 垂直壁 24 傾斜壁 26 支持壁 28 支持壁 30 回転シャフト 32 回収受皿 34 ダクト 36 回収箱 38 コインホッパ 40 コイン入口 42 フランジ部 44 コイン出口 46 可動板 48 移動長孔 50 固定長孔 51 固定長孔 52 移動シャフト 54 バネ 56 シュート 58 押圧部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動販売機本体の前面に設けられた扉に、
    コインメカと、返却されたコインを受ける返却口と、コ
    インを回収する回収箱とを有する自動販売機において、 前記コインメカの下方に、前記返却口のための返却受皿
    を設け、 前記返却受皿の下方に、前記回収箱のための回収受皿を
    設け、 前記コインメカの下方に位置する前記扉に水平方向の回
    転シャフトを設け、 前記回転シャフトにコインホッパを吊り下げ、 前記コインホッパは、その上部に前記コインメカからコ
    インを受けるコイン入口を有し、その下部にコイン出口
    を有し、 前記扉を閉めた状態で、前記コインホッパが前記本体に
    押圧されて前記コイン出口が上方に回動し前記返却受皿
    に連結され、 前記扉を開けた状態で、前記コイン出口が下方に回動し
    前記回収受皿に連結されることを特徴とする自動販売機
    のコイン回収装置。
  2. 【請求項2】前記扉の後面より一対の支持壁を設け、 前記一対の支持壁に前記回転シャフトを架設し、 前記一対の支持壁に前記回転シャフトを中心とした円弧
    状の固定長孔をそれぞれ設け、 前記回転シャフトに可動板を吊り下げ、 前記可動板に前記回転シャフトを中心とした円弧状の移
    動長孔を設け、 前記コインホッパの下部に移動シャフトを設け、前記移
    動シャフトの両端は、前記一対の固定長孔と前記移動長
    孔とを貫通し、 前記可動板と前記移動シャフトとを連結部材によって連
    結し、 前記扉を閉める途中の状態で、前記可動板の後部が前記
    本体に押圧されて、前記移動シャフトが、前記固定長孔
    の上端部に移動することにより、前記コイン出口が上方
    に回動し前記返却受皿に連結され、 前記扉を閉める途中の状態から完全に閉めた状態まで
    は、前記移動シャフトが前記固定長孔の上端部に固定さ
    れると共に、前記可動板は前記本体に押圧されて、前記
    移動シャフトに沿って前記移動長孔が移動し、前記可動
    板のみが回動することを特徴とする請求項1記載の自動
    販売機のコイン回収装置。
  3. 【請求項3】前記コインホッパのコイン出口下端にコイ
    ン排出用のシュートを設け、 前記シュートの両側板の上端部より一対の姿勢制御板を
    相対向するように設け、 前記一対の姿勢制御板の間隔が、前記シュートの下方程
    狭くなるように、前記一対の姿勢制御板を略三角形にそ
    れぞれ形成したことを特徴とする請求項1記載の自動販
    売機のコイン回収装置。
  4. 【請求項4】前記回収受皿と前記回収箱とをダクトによ
    って連結し、 前記ダクトの底面は、中央部程下方になるように形成さ
    れ、 前記ダクトの幅Dは、コインの直径より小さく形成さ
    れ,かつ、前記底面の最下端から底面の上端までの距離
    がコインの直径より小さく形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の自動販売機のコイン回収装置。
JP2840594A 1994-02-25 1994-02-25 自動販売機のコイン回収装置 Pending JPH07239970A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2840594A JPH07239970A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 自動販売機のコイン回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2840594A JPH07239970A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 自動販売機のコイン回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07239970A true JPH07239970A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12247759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2840594A Pending JPH07239970A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 自動販売機のコイン回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07239970A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011034162A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Iguchi Issei:Kk 自動販売機用寄付金収集箱
CN103150815A (zh) * 2012-08-16 2013-06-12 苏州艾隆科技股份有限公司 硬币找零缓冲装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011034162A (ja) * 2009-07-30 2011-02-17 Iguchi Issei:Kk 自動販売機用寄付金収集箱
CN103150815A (zh) * 2012-08-16 2013-06-12 苏州艾隆科技股份有限公司 硬币找零缓冲装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20060266616A1 (en) Coin detection apparatus
EP1340202A1 (fr) Appareil securise a pieces de monnaie
US6695689B2 (en) Detector unit for coin blockage in a coin dispenser
US3946847A (en) Golf ball vendor
US20080035445A1 (en) Coin Collecting Machine and Coin Bin
US4412608A (en) Coin dispensing machine for non-ferrous beverage cans
JPH07239970A (ja) 自動販売機のコイン回収装置
JP3206699B2 (ja) 硬貨送出装置
JP4161600B2 (ja) 投入メダル選別装置
US4363392A (en) Product dispenser having increased coin holding capacity
JP3766130B2 (ja) 硬貨払出装置
JP3508900B2 (ja) 自動販売機の商品搬出装置
JPH02213372A (ja) パチンコ機
JP2986516B2 (ja) パチンコ機
JPH0229471Y2 (ja)
JP3558711B2 (ja) パチンコ機の機構板に設けた入賞球集合部の構造
FR2662002A1 (fr) Distributeur automatique de pellicules photographiques ou d'appareils photographiques a usage unique a prepaiement.
JPH0438863Y2 (ja)
JP2586629Y2 (ja) 貯留硬貨供給装置
JPH0517735Y2 (ja)
JPS6239480Y2 (ja)
JP4527620B2 (ja) メダル送り装置
JP2022136410A (ja) コインセレクターおよび自動サービス機
JPH0325252Y2 (ja)
JPH0230273B2 (ja)