JPH0723940Y2 - インダクタンス素子 - Google Patents

インダクタンス素子

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JPH0723940Y2
JPH0723940Y2 JP1989035511U JP3551189U JPH0723940Y2 JP H0723940 Y2 JPH0723940 Y2 JP H0723940Y2 JP 1989035511 U JP1989035511 U JP 1989035511U JP 3551189 U JP3551189 U JP 3551189U JP H0723940 Y2 JPH0723940 Y2 JP H0723940Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bobbin
pin
terminal
protrusion
inductance element
Prior art date
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Application number
JP1989035511U
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English (en)
Other versions
JPH02127011U (ja
Inventor
啓 今泉
茂幸 前田
春義 野田
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はインダクタンス素子に関し、例えば、通信機用
のトランスや高い絶縁耐圧の必要な電源トランスに用い
られる。
(従来の技術) 第5図と第6図は従来のインダクタンス素子を示し、例
えば実願平1-11794に示されている。図で、21と22は、
ほぼE形の磁性コアで31はコイルを巻回するためのボビ
ンである。ボビン31は胴部32と、その両端にもうけられ
る1対のフランジ32Aを有し、各フランジ32Aは一方の端
に台座部33を有し、台座部33から複数の端子ピン33Aが
のびている。端子ピン33Aの方向はボビンの中心軸の方
向Aに対し直交する方向である。
ボビンに1次コイル34及び2次コイル35を巻いたとき、
下側の1次コイル34の端部のリード線34aをピン33Aに接
続するために、リード線34aは、上側の2次コイル35の
側を通る必要がある。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の構造では次のような欠点がある。
第1に1次巻線のリード線が2次巻線の側を通るため、
絶縁耐圧を保つためのカバー絶縁テープ処理が必要で、
作業能率が悪く、インダクタンス素子のコスト上昇の要
因となる。
第2に、自動巻線が困難である。リード線をピンにから
げる作業を自動機で行なうと、リード線に張力がかか
り、断線が起き易くなる。
本考案は上記欠点を改善するもので、絶縁処理が容易
で、かつ、自動巻線の容易なインダクタンス素子を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の特徴は、胴部、該胴
部の両端に設けられたフランジ、及び該フランジの端部
に設けられており複数の端子ピンが前記胴部の軸方向に
対して直交する方向に伸長する台座部を有しており、該
台座部が前記端子ピンの隣に該ピンの方向にそれぞれ切
り込まれ該台座部を横断する複数の溝、及び該溝を介し
て互いに隣り合う端子ピン埋設用の複数の端子埋設部を
有している、樹脂で一体成形したボビンと、該ボビンに
巻回されるコイルと、該ボビンに組込まれる磁心とを有
するインダクタンス素子において、前記各端子埋設部が
前記ピンの方向と直交する方向に突出する突起をそれぞ
れ有しており、該突起は前記コイルの前記溝を介して引
き出されるリード線が互いに接触しないように案内する
ための段差を互いに有しているインダクタンス素子にあ
る。
(作用) 1次巻線及び2次巻線の端部リード線は、ボビンの台座
部の溝を通って引き出され、台座部からのびる突起によ
りガイドされてピンに至り、ピンにからげられる。従っ
て、下側の1次巻線のリード線は2次巻線の側を通らな
いので、絶縁耐圧は良好である。さらに突起によりガイ
ドされるので、自動機でリード線をピンにからげてもコ
イル部にかかる張力はそれほど大きくならず、かつ、台
座部における複数のリード線の交叉を防止することがで
きる。従って本考案の目的が達成される。
(実施例) 本考案の構成を第1図と第2図により説明する。各図に
おいて、32はボビンの胴部、32Aはボビンのフランジ、3
3Aは端子ピン、40はボビンの台座部、34は1次巻線、35
は2次巻線、50は台座部40からボビンの中心軸Aの方向
に突出する突起、70はコイル端のリード線、60は台座部
40の底に設けられる溝で、好ましくはピン33Aに対応し
て設けられる。ピン33Aは図示のごとくボビンの中心軸
Aの方向に対しほぼ直交する方向である。コイル34又は
35のリード線70は、図示の如く、台座部40の溝60を通っ
てボビンの外部に引き出され、突起50をガイドとしてピ
ン33Aに導かれ、ピン33Aにからげられる。溝60の深さは
ボビンの胴部32にほぼ達するので、コイルのリード線
は、コイル層のどこにあっても、ほかのコイルの側部を
通ることなく、溝60を通ってコイルの外に引き出すこと
ができる。
リード線を突起50にそわせた後ピンにからげるので、自
動機によりからげ作業を行なってもリード線に過度の張
力が加わることはなく、さらに、リード線が上層のコイ
ルの側部を通らないこととあいまって、コイルを上層に
重ね巻きしてもリード線が切断されることはない。
第2図は本考案の修飾例で、突起50A,50B,50Cが台座部
の基準面40Aに対し、相互に異なる距離にもうけられ、
従って、各突起の間に段差Δxがもうけられる。段差の
効果は次のとおりである。
溝60Aから出たリード線70Aは、基準面40Aまでの距離の
短い突起50C′,50Cをガイドとしてピン33A−1にからげ
られる。一方、溝60Bから出たリード線70Bは、基準面40
Aまでの距離の大きな突起50A′をガイドとしてピン33A
−2にからげられる。従って、リード線70Aと70Bは、溝
を出てからピンに至る間で台座部の同じ個所を通るにも
かかわらず、2本のリード線が相互に交叉することはな
い。このことはリード線部における絶縁耐圧を向上させ
る効果につながる。
なお、好ましくは突起50の幅は、台座部の溝の間の端子
(ピン)埋設部の幅の半分かそれ以下である。
なお、溝と突起の位置関係は、図のごとく、突起を溝の
左端にもうける他、溝の右端、又は溝から離れた位置で
もよい。
第3図と第4図は本考案の実際的構成例で、各参照番号
は第1図と第2図と同じ部材を示し、突起50と溝60と
が、台座部40にもうけられている。なお、突起50の先端
は台座部の外側面の先端55と同じ高さか、又はこれより
高いものとする。
(考案の効果) 以上述べたように本考案のインダクタンス素子は、各端
子埋設部が端子ピンの方向と直交する方向に突出する突
起をそれぞれ有しており、突起は台座部を横断する複数
の溝を介して引き出されるリード線が互いに接触しない
ように案内するための段差を互いに有しているので、極
めて簡単な構成でリード線間のレアショートや耐電圧不
良の発生を抑止することができる。もちろん、リード線
の切断事故の防止をも図ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図と第2図は本考案の実施例を示す図、第3図と第
4図は本考案の具体的構成例、第5図と第6図は従来の
技術を示す図である。 31…ボビン、32…胴部、32A…フランジ、33A…ピン、40
…台座部、34,35…コイル、50…突起、60…溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭56−106409(JP,U) 実開 昭57−924(JP,U) 実開 昭62−2225(JP,U) 実開 昭59−31206(JP,U) 実公 昭63−39953(JP,Y2)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】胴部、該胴部の両端に設けられたフラン
    ジ、及び該フランジの端部に設けられており複数の端子
    ピンが前記胴部の軸方向に対して直交する方向に伸長す
    る台座部を有しており、該台座部が前記端子ピンの隣に
    該ピンの方向にそれぞれ切り込まれ該台座部を横断する
    複数の溝、及び該溝を介して互いに隣り合う端子ピン埋
    設用の複数の端子埋設部を有している、樹脂で一体成形
    したボビンと、 該ボビンに巻回されるコイルと、 該ボビンに組込まれる磁心とを有するインダクタンス素
    子において、 前記各端子埋設部が前記ピンの方向と直交する方向に突
    出する突起をそれぞれ有しており、該突起は前記コイル
    の前記溝を介して引き出されるリード線が互いに接触し
    ないように案内するための段差を互いに有していること
    を特徴とするインダクタンス素子。
  2. 【請求項2】前記溝が前記ボビンの前記胴部にほぼ達す
    る深さを有している実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のインダクタンス素子。
  3. 【請求項3】前記突起の先端面が、前記台座部の外側面
    の高さ以上の高さを有している実用新案登録請求の範囲
    第1項に記載のインダクタンス素子。
  4. 【請求項4】前記突起の幅又は径が、前記端子埋設部の
    幅の半分以下である実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のインダクタンス素子。
JP1989035511U 1989-03-30 1989-03-30 インダクタンス素子 Expired - Lifetime JPH0723940Y2 (ja)

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JPH02127011U JPH02127011U (ja) 1990-10-19
JPH0723940Y2 true JPH0723940Y2 (ja) 1995-05-31

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JPS56106409U (ja) * 1980-01-19 1981-08-19
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