JPH07239093A - ユニット部材の吊り下げ構造 - Google Patents

ユニット部材の吊り下げ構造

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JPH07239093A
JPH07239093A JP6026429A JP2642994A JPH07239093A JP H07239093 A JPH07239093 A JP H07239093A JP 6026429 A JP6026429 A JP 6026429A JP 2642994 A JP2642994 A JP 2642994A JP H07239093 A JPH07239093 A JP H07239093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hanging
ceiling
mounting frame
slide groove
unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP6026429A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Nibu
仁 丹生
Masashi Higuchi
政司 樋口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Metals Ltd filed Critical Hitachi Metals Ltd
Priority to JP6026429A priority Critical patent/JPH07239093A/ja
Publication of JPH07239093A publication Critical patent/JPH07239093A/ja
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 クリーンルーム等の天井に吊り下げられる空
調ユニット等の吊り下げ位置のずれを補正できる調節機
能を備えたユニット部材の吊り下げ構造を提供するこ
と。 【構成】 本発明は、天井スラブに固定した吊りボルト
と、ユニット部材を収容する取付け枠と、前記吊りボル
トと取付け枠とを連結する吊り具とを備え、取付け枠の
連結部は天井面に対して略平行に延びるスライド溝を形
成し、吊り具にはスライド溝に係合してスライドと位置
固定ができる締結部材を設け、ユニット部材を吊り下げ
るとき、吊り具をスライド溝に沿って移動させて吊り位
置を適正状態に補正調節できるようにしたユニット部材
の吊り下げ構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クリーンルーム等の天
井にモジュール化して取付けられるフィルタユニットあ
るいは空調ユニットなどの吊り下げ構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、クリーンルームにおける空調コン
トロールは、室内の天井板と天井スラブとの間のふとこ
ろ部にエアチャンバとこのエアチャンバの下面に取付け
たフィルタとからなるフィルタユニットをモジュール化
して必要な個所に配置し、一方で送風機と空気冷却器と
は別途、点検等のしやすいセントラル室に据付け、この
送風機及び空気冷却器と上記各フィルタユニットのエア
チャンバとの間をダクトによって連絡して構成したもの
がある。
【0003】また、他の例としては図4に示すようにフ
ィルタ部分と空気冷却器部分を一体組みとし、同様にモ
ジュール化して必要な個所に配置する空調ユニットがあ
る。尚、この空調ユニットは、最上部に室内へ供給しよ
うとする空気を吸込み下方に送風するファン71と、この
ファンの下方にあって空気中の粒子を補集し交換自在に
配置したプレフィルタ72と、このプレフィルタの下方に
配置され空気の顕熱を除去する空気冷却器73と、この空
気冷却器の下方に配置され空気中の粒子を補集するHE
PAフィルタ74とから構成されている。尚、このとき天
井板4もモジユール化されて天井面に敷詰めるようにな
っている。以下ユニット部材といえば、フィルタユニッ
トあるいは空調ユニットをさすものとする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記ユニッ
ト部材は、天井スラブから吊り下げて天井面に設置する
吊り下げ構造となっている。即ち、図4において、70は
例えば空調ユニット7を収容し、天井面の要所空間に設
置する取付け枠、60は天井スラブ5に打ち込み固定され
た吊りボルト、80は吊りボルト60と取付け枠70とを連結
する締付けナットである。このようにして取付け枠70は
吊りボルト60、通常4本を介して直接天井スラブ5に吊
り下げられている。
【0005】ここで、天井スラブ側の吊り下げ位置、即
ち、吊りボルトの打ち込みは天井板4を設ける前に行わ
れており、その後、天井板4を敷詰めて上記ユニット部
材7が入る空間が形成される。その為、吊りボルト60の
位置と取付け枠70の位置がずれることがある。このずれ
は寸法誤差が重なって20〜60mmもでることがあるため、
結果、吊りボルト60は傾斜した状態で連結され、ユニッ
ト部材も相当無理な体勢で吊り下げられるという問題が
あった。しかも、空調ユニットの場合、それ自体の重量
が重い上に、ファン等の振動が繰り返しかかるため、締
付けナット部の緩みとか吊りボルト打込み部等への応力
集中によって破損が生じる危険があった。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
で、振動や衝撃などによる悪影響を抑制し、かつ吊り下
げ位置のずれを補正できる調節機能を備えた、ユニット
部材の吊り下げ構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、吊りボルトと
取付け枠との間に吊り具を介在させ、この吊り具が取付
け枠に対してスライド自在にすることによって上記問題
を解決した。即ち、空調ユニットなどのユニット部材を
天井スラブから吊り下げて天井の要所に設置する吊り下
げ構造において、天井スラブに固定した吊りボルトと、
前記ユニット部材を収容する取付け枠と、前記吊りボル
トと取付け枠とを連結する吊り具とを備え、前記取付け
枠の側面にスライド溝を形成し、吊り具には該スライド
溝に係合してスライドと位置固定ができる締結部材を設
け、吊り具が取付け枠のスライド溝に沿って移動してユ
ニット部材の吊り位置を調節できるようにしたユニット
部材の吊り下げ構造である。
【0008】
【作用】本発明のユニット部材の吊り下げ構造によれ
ば、吊りボルトと取付け枠との間に吊り具を介在させて
いるから、この吊り具部分で振動や衝撃を吸収して発生
応力を緩和することができる。さらに、吊り具は、取付
け枠に形成したスライド溝に沿ってスライド可能になっ
ているから、上述のように、吊りボルトと取付け枠の連
結位置がずれていても、その都度、適正状態に補正調節
することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明の吊り下げ構造を取付け枠の内
側から見た正面図、図2はその側面図、図3は、要部の
拡大側面図である。天井スラブ5には、従来と同様4本
の吊りボルト1が予め設計された位置に打ち込まれ固定
されており、その上で天井板4を敷詰めて予め設計され
た位置に取付け用空間を形成し、この空間にユニット部
材を設置するものである。図中3は、ユニット部材7
(点線で仮想的に図示している。)を収容する取付け枠
で、ここではアルミ合金製である。上部の内側面にはス
ライド溝31やユニット固定溝34が形成されている。この
内スライド溝31は、後述するボルト32,33が係合してス
ライドと荷重を受けるところで、図示のように天井面に
略平行な一様の切欠き溝である。本実施例では、紙面に
向って左右に延びるスライド溝であるから、この方向の
位置調節が可能である。また、紙面に向って前後方向の
スライド溝を形成し、これに吊り具を掛けるようにすれ
ば前後方向の調節も可能となる。無論、両者を兼ねて前
後左右の位置調節をすることもできる。一方、下部に
は、天井板4とフィルタ部分を支持する張出し部36と支
持金具37が設けられており、張出し部36で天井板の下面
を支持し、支持金具37と固定ビス35によってフィルタを
支持している。
【0010】そして、本発明の吊り下げ構造の一つの特
徴は、吊りボルト1と取付け枠3を吊り具で連結してい
る点にある。吊り具2は、ここでは鋼板製であるが他に
樹脂等であってもよい。上端に吊りボルト1を固定する
ために二股形状となっており、ここに吊りボルト1を挿
通してナット21によって締結している。以上によって、
吊り具自身に弾性があり動きが比較的フレキシブルなの
で、ユニット部材からの振動や地震等の衝撃を吸収する
という効果がある。一方、下部には、取付け枠3にある
上記スライド溝31内に係合してスライドする締結部材3
2,33が設けてある。ここでは、いずれもボルトであ
り、それぞれ吊り具2の下部に形成しためねじに螺合す
るようになっている。従って、吊りボルト1と取付け枠
3を連結するには、このボルト32,33をスライド溝31内
に引掛けて係合し、吊りボルト1の傾きが適正状態にな
るようスライド移動して、少なくとも左右方向において
は吊りボルト1が垂直になった位置で、両ボルト32,33
を締め込んで位置固定する。次に、ユニット部材を取付
け枠3内に載置して、固定ビス39で位置調整した後固定
をする。以上によって、無理な体勢でユニット部材が吊
り下げられたままになることを避けることができる。
【0011】また、締結部分の他の実施例としては、吊
り具にめねじを設けることなく通し穴とし、代わりにめ
ねじを形成した板材をスライド溝内に挿入して、位置固
定の働きはこの部材にボルトの一方を締め付けることで
実施することが考えられる。
【0012】
【発明の効果】本発明によれば、ユニット部材の吊り下
げ構造にかかる振動や衝撃を吸収できると共に吊り下げ
位置のずれを補正できるから、吊り下げ姿勢が安定して
おり品質的にも寿命においても信頼性の高いものとなっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の吊り下げ構造の実施例を示し、取付
け枠の内側から見た正面図である。
【図2】 図1の側面図である。
【図3】 一部を断面で示した要部拡大側面図である
【図4】 従来の吊り下げ構造を示すユニット部材付き
の正面図である。
【符号の説明】
1…吊りボルト 2…吊り具 3…取付け枠 4…天井板 5…天井スラブ 7…ユニット部材 21…ナット 31…スライド溝 32,33…ボルト 34…固定溝 35,39…固定ビス 36…張出部 37…支持金具 38…ガスケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ユニットなどのユニット部材を天井
    スラブから吊り下げて天井の要所に設置する吊り下げ構
    造において、天井スラブに固定した吊りボルトと、前記
    ユニット部材を収容する取付け枠と、前記吊りボルトと
    取付け枠とを連結する吊り具とを備え、前記取付け枠の
    側面にスライド溝を形成し、前記吊り具には前記スライ
    ド溝に係合してスライドと位置固定ができる締結部材を
    設け、吊り具が取付け枠のスライド溝に沿って移動して
    ユニット部材の吊り位置を調節できるようにしたことを
    特徴とするユニット部材の吊り下げ構造。
JP6026429A 1994-02-24 1994-02-24 ユニット部材の吊り下げ構造 Pending JPH07239093A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6026429A JPH07239093A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ユニット部材の吊り下げ構造

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JP6026429A JPH07239093A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ユニット部材の吊り下げ構造

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JPH07239093A true JPH07239093A (ja) 1995-09-12

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JP6026429A Pending JPH07239093A (ja) 1994-02-24 1994-02-24 ユニット部材の吊り下げ構造

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JP (1) JPH07239093A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100861041B1 (ko) * 2007-04-19 2008-09-30 김한구 헤파 필터 어셈블리 및 이 헤파 필터 어셈블리의 고정구조
JP5234175B2 (ja) * 2009-04-24 2013-07-10 株式会社島津製作所 光または放射線撮像装置
CN112240073A (zh) * 2019-07-16 2021-01-19 益科德管理有限公司 用于构造洁净室的天花板模块

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EP3767189A1 (de) * 2019-07-16 2021-01-20 Exyte Management GmbH Deckenmodul zum aufbau eines reinraums
US11512467B2 (en) 2019-07-16 2022-11-29 Exyte Management GmbH Ceiling module for the construction of a clean room

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