JPH0723810A - 面ファスナー部材 - Google Patents

面ファスナー部材

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JPH0723810A
JPH0723810A JP6072638A JP7263894A JPH0723810A JP H0723810 A JPH0723810 A JP H0723810A JP 6072638 A JP6072638 A JP 6072638A JP 7263894 A JP7263894 A JP 7263894A JP H0723810 A JPH0723810 A JP H0723810A
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surface fastener
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JP6072638A
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English (en)
Inventor
Isamu Hatomoto
勇 波戸元
Yukitoshi Higashinaka
志年 東中
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MAJITSUKU TAPE KK
Original Assignee
MAJITSUKU TAPE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い係合力を持ちながら、薄く柔軟性に富ん
だおむつ用途等に適した人に優しい面ファスナー部材お
よび面ファスナーを提供すること。 【構成】 基材面に植設された係合素子が、細い熱可塑
性単繊維からなる立毛集合繊維束の先端部を加熱して形
成される各単繊維先端の膨頭部を互いに溶着一体化して
なるブドウの房状の膨頭部の集合体と、根元で集束し膨
頭部の集合体に向けて開き広がっている該細い単繊維の
集合繊維束からなる支持部とを有する面ファスナー部材
およびそれを用いた面ファスナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣料分野で広く用いられ
ている面ファスナー部材に関する。特に、人体へ直接ま
たは間接的に接触するおむつ用途などに適した、係合力
が十分でかつ薄型で柔軟性に富む肌触りの良い面ファス
ナー部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、面ファスナーとして例えば、基材
面に多数ループを有する雌側面ファスナー部材(以下、
雌面ともいう)と一本の太い単繊維から形成したフック
型の係合素子を多数有する雄側面ファスナー部材とから
なる、いわゆるフック型面ファスナー(例えば、特公昭
35−522号)、あるいは一本の太い熱可塑性樹脂製
単繊維の先端部を高温熱板等で溶融、膨頭化して形成し
たマッシュルーム型の係合素子を多数有する雄側面ファ
スナー部材と、上記雌側面ファスナー部材とを組み合わ
せる、いわゆるマッシュルーム型面ファスナー(例え
ば、特公昭53−22501号および特開昭49−38
734号)などが知られている。これらの面ファスナー
はいずれも雄側面ファスナー部材(以下、雄面ともい
う)のフック型またはマッシュルーム型の係合素子と雌
側面ファスナー部材のループとが引っ掛かりあって係合
力を発現する、いわゆる雄−雌タイプの面ファスナーで
ある。これに対して、同じ雄側面ファスナー部材同志を
組合せる雄−雄タイプ(ホモタイプ)の面ファスナーと
して単繊維複数本の先端部を互に融着した係合素子を有
するものも知られている(特公昭45−12340およ
び実開平4−123106)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記フ
ック型雄側面ファスナー部材では、フックの形成に際し
てバリカン刃の先端をフックの先駆体であるループに挿
入して該ループの一部を切削する必要上、ループの高
さ、すなわち形成されるフックの高さはバリカン刃の入
る高さに制限される。このため、フック型雄側面ファス
ナー部材の薄型化は基布を含めた厚さ1.3mm程度ま
でが限界なのが現状である。また、フックに太い単繊維
を用いるため感触も粗硬である。
【0004】一方、係合素子が一本の単繊維から形成さ
れるマッシュルーム型雄側面ファスナー部材において
も、公知のものは、一定の係合力を得るために太い単繊
維を用いた感触が粗硬で厚さも厚いものが一般的であ
り、おむつ用途などに薄型で柔軟なものが求められてい
る。マッシュルーム型雄側面ファスナー部材の薄型化
は、太い単繊維を用いても先端部の溶融量を増して係合
素子の高さを低くすればある程度可能ではあるが、実用
的な厚さ(薄さ)は以下の点で限界がある。すなわち、
限度以上に薄型化しようとすると元々熱容量の大きな太
い単繊維の溶融量を増さねばならないので、それだけ加
熱時間が長くなるうえ、高温熱板のような加熱源を基材
面に接近させる必要が生じるので基材が熱変形し面ファ
スナー部材自体がカールしたり波打ったりしてしまうか
らである。
【0005】また、一本の単繊維からなるマッシュルー
ム型係合素子では、使用中膨頭部がちぎれると、即係合
力を失なってしまう。更に、このタイプの係合素子では
単繊維材質を低融点のポリプロピレンかポリエチレンに
すれば、膨頭部の形状をエラが張った略半球形のいわゆ
るマッシュルーム状にできるので、引っ掛かった雌面の
ループが外れ難くなり、高い係合力が得られるが、雌面
の剥離の際、膨頭部がちぎれやすく耐久性に欠ける傾向
がある。一方、他の熱可塑性繊維、例えばナイロンやポ
リエステルにすると、上記ポリオレフィンに比べて、染
色が容易で、融点が高くアイロンがけをしても溶融の心
配がなく、特にナイロンの場合には通常の温湿環境下で
柔軟で感触が良好などの利点がある。しかし、ナイロン
およびポリエステルは膨頭部の形状が球状のいわゆるマ
ッチ棒型の係合素子となってしまい、高い係合力が得ら
れない欠点がある。ポリプロピレンおよびナイロンにお
ける上記膨頭部形状の差異は、Journal of
the TextileInstitute, vo
l.79, No.4, p672〜675(198
8)に例示されている。
【0006】上述のように、従来の雄側面ファスナー部
材はフック型にしろマッシュルーム型にしろ何れも係合
素子として太い単繊維を使用しているため面ファスナー
部材の厚さを薄くすることが困難で、感触も粗硬で柔軟
性に欠けるものである。かといって、細い単繊維を用い
ると薄さや柔軟性は得られても実用的な係合力が得られ
ない。
【0007】なお、加熱などによって複数本の各単繊維
の先端部を互に溶着してなる係合素子を有する面ファス
ナー部材として以下の例が開示されている。すなわち、
特開昭45−12340には、基板面に多数植設された
立毛集合繊維束の先端部を連続的に融着架橋してなるレ
ール状の係合素子を有する面ファスナー部材が開示され
ている。しかし、この面ファスナー部材はレール状の係
合素子のはめ込みにより係合させるホモタイプ用のもの
であって、雌側面ファスナー部材との係合を意図したも
のでなく、また係合素子の形状がレール状であるため、
基材が曲がり難く、柔軟性が十分でない。また、実開平
4−123106で開示されたものは、基材面の別々の
か所から立ち上がった単繊維の頭部を複数本ごとに一体
に溶着してなるマシュルーム型の係合素子を有してい
る。しかしながら、この面ファスナー部材も係合素子の
頭部同志のはめ込みにより係合させるホモタイプ用のも
のであって、係合素子を構成する各単繊維の太さが25
0〜1300デニールと太いため、雌側面ファスナー部
材との係合には適さず、得られる面ファスナー部材は肌
触りが粗硬で、厚さも基材だけでも2〜5mmと厚く、
柔軟性を有するものではない。いずれにしてもこれらの
面ファスナー部材は、特におむつ用の薄型で安価なルー
プ地やパイル地(雌面)に直接係合させる面ファスナー
部材としては適さない。
【0008】以上従来技術の問題点を記したが、本発明
の目的はこれら問題点を解決し、十分な係合力をもちな
がら厚さが薄く、柔軟性に富む、おむつ用途などに適し
た人に優しい感触を有する面ファスナー部材およびそれ
を用いた雄−雌タイプの面ファスナーを提供することで
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決し上記目的を達成するため鋭意検討した結果、意
外にもマッシュルーム型の係合素子を立毛集合繊維束か
ら形成し、該立毛集合繊維束を構成する単繊維先端を溶
着一体化して形成すれば良く、その際特に単繊維の太さ
を細くすることによって本発明の目的に沿う面ファスナ
ー部材および面ファスナーが得られることを見い出し本
発明に至った。
【0010】すなわち、本発明は特許請求の範囲の請求
項1に記載した「基材面に独立した係合素子が多数植設
された面ファスナー部材において、各係合素子が、太さ
5〜100デニールの単繊維から構成され実質的に基材
面の一か所から立ち上がった立毛集合繊維束からなり、
該立毛集合繊維束を構成する単繊維が夫々先端に膨頭部
を有し、該膨頭部が互に少なくとも部分的に一体化して
なることを特徴とする面ファスナー部材」を提供するも
のである。
【0011】また、本発明は特許請求の範囲の請求項2
に記載した「係合素子をなす立毛集合繊維束が、根元で
収束し、先端に向けて広がっていることを特徴とする請
求項1記載の面ファスナー部材」を提供するものであ
る。
【0012】また、本発明は特許請求の範囲の請求項3
に記載した「一つの係合素子を形成する各単繊維先端の
膨頭部の形状および該膨頭部の基材面からの高さが、互
に異なることを特徴とする請求項1記載の面ファスナー
部材」を提供するものである。
【0013】また、本発明は特許請求の範囲の請求項4
に記載した「係合素子が近接して対をなしていることを
特徴とする請求項1記載の面ファスナー部材」を提供す
るものである。
【0014】また、本発明は特許請求の範囲の請求項5
に記載した「係合素子が近接して対をなしており、少な
くとも一部の対は、膨頭部で互いに一体化していること
を特徴とする請求項1記載の面ファスナー部材」を提供
するものである。
【0015】また、本発明は特許請求の範囲の請求項6
に記載した「係合素子が近接して、互いにX字型の相対
位置で対をなしていることを特徴とする請求項1記載の
面ファスナー部材」を提供するものである。
【0016】また、本発明は特許請求の範囲の請求項7
に記載した「係合素子が近接して、互いにX字型の相対
位置で対をなしており、少なくとも一部の対は、膨頭部
で互いに一体化していることを特徴とする請求項1記載
の面ファスナー部材」を提供するものである。また、本
発明は特許請求の範囲の請求項8に記載した「係合素子
を形成する立毛集合繊維束のトータルの太さが、50〜
300デニールである請求項1記載の面ファスナー部
材」を提供するものである。また、本発明は特許請求の
範囲の請求項9に記載した「係合素子が、4〜60本の
単繊維から構成された立毛集合繊維束からなる請求項1
記載の面ファスナー部材」を提供するものである。
【0017】さらにまた、本発明は特許請求の範囲の請
求項10に記載した「上記のいずれかの面ファスナー部
材を雄面とすることを特徴とする雄−雌タイプの面ファ
スナー」を提供するものである。
【0018】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1は本発明に係る面ファスナー部材の一例を示
す模式的側面図である。この図では、面ファスナー部材
7の基材1の基材面1aに多数植設されている独立した
係合素子6が示されている。図2に示すように各係合素
子6は複数の細い単繊維5から構成され実質的に一か所
から立ち上がった立毛集合繊維束(支持部)4と、該立
毛集合繊維束4を構成する単繊維5の各先端に形成され
た膨頭部2同志が互に少なくとも部分的に溶着して一体
化されてなる小さな凹凸を有する集合体3とから構成さ
れている。
【0019】詳細は後述するが、本発明に係る面ファス
ナー部材7は、図3に示すように、基材面1aに熱可塑
性樹脂製の細い単繊維より構成される集合繊維を用い
て、係合素子6の前駆体となる立毛集合繊維束9を形成
し、次いで立毛集合繊維束9の単繊維先端部分を加熱溶
融法などで溶着して係合素子6を形成して製造される。
以下に本発明の実施態様をさらに具体的に説明する。
【0020】十分な係合力があり薄く柔軟性に富む面フ
ァスナー部材を得るためには、上記係合素子6の前駆体
となる立毛集合繊維束9を構成する立毛単繊維8の太さ
が5〜100デニール、好ましくは10〜50デニール
の範囲であると良い。これより細いと弾力性に欠け十分
な係合力を得難く、太いと立毛集合繊維束9の先端を加
熱溶融して溶着する際、立毛単繊維8の熱容量が大きく
なるので加熱時間が長引き、加熱による悪影響なく加熱
源を基材面1aに接近させることが困難になるので面フ
ァスナー部材7を薄くできず、感触も粗硬となり柔軟性
を欠いてしまう。本発明では用いる立毛単繊維8の太さ
を公知の複数の単繊維よりなるホモタイプの面ファスナ
ー部材の場合の250〜1300デニールより大巾に細
くしたので、本発明によって上記加熱時の問題点が除か
れ面ファスナー部材の薄型化及び柔軟化が達成される。
【0021】本発明の目的に沿う立毛集合繊維束9の太
さはトータル50〜300デニール、好ましくは150
〜250デニールであると良い。この範囲を外れる場合
には、上記単繊維の太さが好適範囲を外れる場合と同様
の理由で好ましくない。
【0022】本発明の目的に沿う立毛集合線束9を構成
する立毛単繊維8の数は4〜60本、好ましくは7〜2
0本の範囲が好適である。この範囲を外れる場合には、
形成される立毛集合繊維束9が細すぎたり太すぎたりす
る結果となるので、上記立毛集合繊維束9や立毛単繊維
8の太さが好適範囲を外れる場合と同様、係合力が不足
したり、加熱による基材への悪影響が生じたり、感触が
粗硬になったりする傾向が出てくる。本発明の目的であ
る薄く柔軟な面ファスナー部材を得るには、以上の条件
を総合して、トータルの太さ150〜250デニールの
集合繊維束9を、太さ10〜35デニールの立毛単繊維
8、7〜20本で構成するのが最も好ましい。
【0023】また、十分な係合力と良好な感触を得るた
めには、係合素子6の植設密度、すなわち前駆体である
立毛集合繊維束9の基材面1aにおける植設密度を50
〜200本/cm2 、好ましくは80〜160本/cm
2 とすると良い。この密度が低すぎると十分な係合力が
得られず、面ファスナー部材表面のザラツキ感が増す。
逆に高すぎると係合素子6同志の間隔が小さくなるた
め、雄側面ファスナー部材として用いる場合、被着面
(雌面)のループ繊維が係合素子6間へ喰い込み難くな
るため十分な係合力が得られない。
【0024】また、立毛集合繊維束9を構成する立毛単
繊維8の材質としては製造時に熱的に溶着させる点から
熱可塑性の合成樹脂、例えばポリエチレン、ポリプロピ
レン、ナイロン、ポリエステルなどを用いるのが好まし
い。
【0025】立毛繊維束9を植設する基材1の材質や種
類は特に限定されるものではなく、例えばポリプロピレ
ン、ナイロン、ポリエステルよりなる織編成物を用いれ
ば良いが、樹脂製の単層または多層の層状物などを用い
ても良い。本発明になる面ファスナー部材7は使用中、
係合素子6の間隔を一定範囲を保たないと係合力を保持
できない同種の係合素子の相互嵌合型のホモタイプでは
ないので伸縮性のある基材を使用しても良い。
【0026】係合素子6の前駆体となる立毛集合繊維束
9(図3)を形成するには、例えば図4に示すように織
編成の手法で一枚の基材1の片面1aに集合繊維からな
るループ10を形成し、次いでこのループ10を剪毛機
によって予め想定した面ファスナー部材の厚さなどに応
じた剪毛位置(例えば、図4に示す位置)で剪毛すると
良い。
【0027】その他、図示はしないが上と同様、織編成
の手法である接結二重織物法で成形した二重織物を半裁
し、二枚のパイル織物としたものを用いても良い。ま
た、植毛法によって立毛集合繊維束9を形成しても良
い。接結2重織物の半裁法や植毛法では、半裁や植毛時
に予め想定した所望の高さにはしているが、出来上った
面ファスナー部材の肌触りを良くするには、改めて剪毛
工程を通して高さを揃えることが好ましいが、剪毛工程
は省略も可能である。剪毛には一般的に毛織物の起毛品
に使用されるスパイラルカッターとアンダーナイフから
構成される剪毛機で充分である。
【0028】なお、立毛集合繊維束9、延いては係合素
子6、特に支持部4は必ずしも基材面から垂直に立ち上
がっていなくても良いし、垂直に植設されていなくても
良い。係合素子6が基材面に対して傾いて植設される
と、一旦引っ掛かった雌面のループが外れ難くなるので
面ファスナー部材と雌面との係合力が強められるので好
ましい。
【0029】立毛集合繊維束9を構成する立毛単繊維8
の先端部を膨頭化し、かつ夫々の膨頭部2を少なくとも
部分的に一体化した係合素子6を形成するには、加熱溶
融法が本発明の目的を簡便に達成でき、かつ効率的な生
産ができる点から最適である。加熱溶融法では立毛集合
繊維束9を植設した基材を走行させながら立毛集合繊維
束側から加熱して各立毛単繊維8の先端部が溶融、膨頭
化し、更には各膨頭部2が相互に少なくとも部分的に溶
着して一体化する。加熱方法としては高温熱板法も適用
できるが、高温ガス炎を用いる接炎法が効率的で基材1
の熱変形を少なくできるので好ましい。なお、膨頭部2
の大きさについては、特に制限はないが、一例として膨
頭部が略球状の場合、該球の直径が立毛単繊維8の太さ
の1.1〜3倍程度が係合力の点から好ましい。膨頭部
の大きさがこの範囲より小さいとループが抜けやすく、
大きいとループが引っ掛かり難くなり、係合力が低下す
る傾向がある。
【0030】即ち、本発明では係合素子となる立毛集合
繊維束9は細い立毛単繊維8で構成したので、先端部を
溶融するのに、太い立毛単繊維を用いた場合より熱容量
が小さく短時間の加熱で充分である上、更に高温ガス炎
を用いると瞬間的に必要熱量が供給できるため、立毛単
繊維8の先端部分だけを局部的に加熱することが可能と
なり、結果的に加熱による基材1への悪影響を避けら
れ、本発明の第1の目的である薄く、柔軟性に富む面フ
ァスナー部材の提供が可能となる。係合素子を作る際、
加熱溶融法のほか、溶剤による方法、樹脂によって膨頭
部を形成し一体化する方法(樹脂ベーキング法)などを
用いても良い。
【0031】本発明の面ファスナー部材7の厚さ(基材
1と係合素子6とを含む)の上限は、従来の面ファスナ
ー部材とも共通するので特に厳密に制限されるものでは
なく、通常1.5mm程度であれば良いが、特に下限は
上述のように本発明によって0.3mm程度までに薄く
された好ましいものである。この範囲を越えると十分な
係合力が得られず、薄過ぎる場合には、立毛集合繊維束
9の先端部の加熱工程で基材1が熱変形してしまう。
【0032】なお、本明細書で言う「膨頭部が互に少な
くとも部分的に一体化されている状態」では、必ずしも
一つの係合素子6の各単繊維5の膨頭部2が全数溶着一
体化されている状態に限らず、その係合素子6が単位と
して雌側のループと十分な係合力を発揮する程度に溶着
されていれば良い。すなわち、一つの係合素子6におい
て、一部(1本以上)の単繊維5の膨頭部2と残りの大
部分の単繊維5の膨頭部2が互に溶着してなる集合体3
とが溶着していない場合やいくつかの膨頭部2が溶着し
てなる小集合体に分れている場合および上記の場合が組
合された状態も含めている。膨頭部2相互の溶着の程度
は、膨頭部の集合体3が個々の膨頭部に由来する凹凸あ
る輪郭を保ち、集合体3の中に膨頭部2の存在を認めら
れる程度であることが係合力の点から好ましい。この場
合には、集合体の凹凸形状が引っ掛かったループを抜け
難くし係合力向上に寄与する。
【0033】厚さは、基材1の選択、立毛集合繊維束9
を構成する立毛単繊維8の材質、太さなどの特性、立毛
集合繊維束の剪毛および立毛集合繊維束先端部の加熱条
件などによって上記範囲で任意に選択可能である。ま
た、本発明では面ファスナー部材7の係合素子6の硬さ
も上記条件によって変えられる。
【0034】本発明に係る面ファスナー部材7は前述の
方法で係合素子が形成されるとき、図2に示されている
ように膨頭部の集合体3の支持部(立毛集合繊維束)4
は、根元で収束し先端すなわち膨頭部の集合体3に向け
て広がった形状となることがあるが、このようなもの
は、一旦引っ掛かったループが外れ難くなり、好ましい
ものである。この場合、該係合素子6は外観的には、側
面からは支柱の束が根元で収束し、上部に向かって広が
っているエノキ茸状となり、上面からはブドウの房状と
なる。
【0035】また、本発明に係る面ファスナー部材7の
他の好適な態様として、一つの係合素子6について見る
と、各単繊維5の膨頭部2は大きさなどの形状および基
材面(例えば、1a)からの高さを異にしていても良
い。そしてこの場合には、通常各係合素子6について
は、支持部4の先端のブドウの房状の膨頭部の集合体3
は夫々、形状、基材面1aからの高さおよび/または基
材面1aから相対的に見た向きも異にする。
【0036】また、本発明では、一つの係合素子6を他
の係合素子6と近接して対12をなすように設けても良
い(図1参照)。これによって、これらの係合素子と係
合相手となる雌側の一つのループとの係合機会が増し、
係合力が向上するので良い。この場合、係合素子を上記
織編成の手法で集合繊維のループ10から形成すると、
例えば図3および4のように本発明の係合素子の植設密
度においては、通常一つのループ10の脚部11、11
間の距離は、該ループと隣接する他のループまでの距離
に比べて近いので、一つのループ由来の二本の立毛繊維
束9、9、すなわち二本の係合素子6、6は基材面上で
近接して対をなすように形成されるので良いが、該対1
2は接結2重織物の半裁法や植毛法などにて形成しても
良い。
【0037】また、本発明の他の好適な態様として、上
記対12の一部が、図5に示す対13のように対をなす
互いに独立な係合素子6同志が、該各係合素子の膨頭部
2で溶着した格好で一体化していても良い。この場合、
対をなす係合素子が互いに支え合うので、アイロンがけ
などの圧縮力に対して係合素子が倒れ難くなり、また係
合力の向上に寄与する。
【0038】また、本発明の他の好適な態様として、図
6に示す対12のように対を成す係合素子6、6が互い
にX字型の相対位置で植設されていても良い。また、本
発明の他の好適な態様として、少なくとも一部の対は図
6の対13のように対を成す係合素子6、6が互いにX
字型の相対位置で植設され、かつ膨頭部で互いに溶着し
て一体化していても良い。
【0039】例えば図7の織成面ファスナー部材の前駆
体14の斜視図に示すように織編成された集合繊維のル
ープ10は通常捩じれた形をしているので、一つのルー
プ10の一対の脚部11、11から立毛集合繊維束9、
9を経て形成される対12をなす係合素子6、6は、図
6のように側面から見て互いにX字型に交差した相対位
置で植設できる。この場合、ループ10の剪毛位置(基
材面からの高さ)は対をなす係合素子がX字型に交差す
る位置(交差点)より高い。
【0040】これらの態様は、係合素子が互いに逆の方
向に傾斜しているため、ピール係合力を強める効果に加
えて、図6の例では通常テープ状の形態を採る面ファス
ナー部材7の長さ方向に沿った互いに逆の二つの方向の
シアー係合力を強める効果があり好ましい。また、この
態様では、対をなす係合素子が逆向きに傾斜しているた
め、雌側のループの開口方向が異なっても係合する機会
が増すので係合力が強められる。さらにまた、一部の対
の係合素子が溶着して一体化した態様では、対13の一
本の係合素子に引っ掛かった雌面のループが外れる力に
対して対をなす2本の係合素子が共同して抗するため係
合力が向上する。以上述べたように係合素子が対をなす
態様および一部の対が膨頭部で溶着して一体化した態様
をもつ面ファスナー部材は、該態様によって係合力が向
上されるが、係合素子を細い単繊維で形成したので依然
として薄く、柔軟性に富むものである。
【0041】なお、以下の実施態様も本発明の範囲に含
まれる。すなわち、本発明では、複数の立毛集合繊維束
9間および/または一つの立毛集合繊維束9内で太さお
よび/または材質を異にする単繊維を混ぜて用いること
もできるし、また、該単繊維として直線状の円形断面糸
に限らず異形断面糸、巻縮糸および螺旋糸などを単独又
は混ぜて用いても良い。異形断面糸は単繊維の染色性
(深色化、艶消し効果)や弾力性の向上に有効であり、
巻縮糸および螺旋糸の使用により面ファスナー部材の風
合や係合素子の弾力性の向上に有効である。立毛単繊維
束9には撚りを加えても良い。
【0042】また、係合素子6を基材1の両面1aおよ
び1bに設けても良い。そして、このタイプの面ファス
ナー部材の厚さは0.4mm〜2mm程度が好ましい。
係合素子6の植設密度は一つの面ファスナー部材7で均
一である必要はなく基材1の一方の面、(例えば1a)
と他の面(例えば1b)、あるいは一つの基材面内の部
分で異なる設定にすることもできる。
【0043】この他、上記織編成によって製造される本
発明の面ファスナー部材7では、基材1から係合素子6
が抜けたり、裁断面から基材1が解れたりするのを防
ぎ、耐久性を向上させるために、基材にポリウレタン等
のバッキング剤を施し、係合素子6と基材1とを固定し
ても良い。この場合、係合素子の支持部4、例えば支持
部の下部にバッキング剤が付着しても良い。
【0044】
【作用】本発明になる面ファスナー部材は上記構成によ
り以下の特徴ある作用を示す。 (1) 立毛集合繊維束9の先端部を加熱して係合素子
6を作る場合、立毛集合繊維束9を構成する立毛単繊維
8を細くしたので加熱時間を短縮でき、その結果熱変形
など熱的悪影響を及ぼすことなく基材1へ接近した加熱
が可能となるため面ファスナー部材7を薄く、柔軟性に
富むものとできる。 (2) 面ファスナー部材が織編成で作られる場合に
は、基材に織編される係合素子をなす単繊維が細いので
基材自体、延いては面ファスナー部材も柔軟なものとで
きる。 (3) 係合素子の支持部4は細い単繊維5で構成され
ており、かつ係合素子の先端部は溶融形成された膨頭部
の集合体3であるため、凹凸形状を有しながらも滑かな
曲面を有するので、面ファスナー部材7は柔軟で滑かな
肌触りをもつ、人体への違和感が少ないものとなる。 (4) 係合素子6を構成する各単繊維5は細くても、
係合素子6は該各単繊維5が多数束として先端部で溶着
され一体化されているから、面ファスナー部材7のはが
れの際の伸長力に対して各単繊維5は束として抵抗力に
寄与するため高い係合力を発揮できる。この作用は、対
を成す係合素子が膨頭部で溶着して一体化する態様によ
ってもさらに効果的に発揮される。また、係合素子が細
い単繊維から形成されているから表面からの圧縮力に対
してしなやかに抗するので、面ファスナー部材の感触が
柔軟になる。 (5) ナイロンやポリエステルは、面ファスナー素材
として種々の利点を持つが、従来型の一本の単繊維より
なるマッシュルーム型係合素子に用いた場合、膨頭部が
雌面のループの抜けやすい球状になってしまうので、ポ
リオレフィンの場合のように高い係合力は期待できなか
ったが、本発明では、細い単繊維を束にし、膨頭部2を
互いに溶着して、ブドウの房状の周囲に凹凸がある集合
体3としてループを抜け難くしたので高い係合力を与え
る。従って、本発明によれば、係合素子を形成する立毛
集合繊維束をなす単繊維として各種の素材を選択使用で
きる。 (6) 係合素子の支持部4は根元で収束し先端に向け
て広がった形状をしている場合には、引っ掛かったルー
プが外れ難いので、係合力が向上する。また、多数の係
合素子が、夫々膨頭部2の形状および基材面からの高さ
を異にしている場合には、各係合素子の膨頭部の集合体
3の形状、基材面からの高さおよび向きが各係合素子間
で異なるので係合の相手側(雌面)のループやパイル状
繊維の開口位置や大きさが不均一でも効率的に係合し易
く、高い係合力を発揮する。さらに、係合素子が対にな
っている場合は、雌面のループとの係合の機会が増すの
で係合力が強められる。 (7) 対をなす係合素子がX字型の相対位置で植設さ
れている場合は、異なる方向に開口したループを有する
雌面とも効率的に係合する上、一旦引っ掛かったループ
が外れ難いのでピール係合力及びシアー係合力を強めら
れる。 (8) 係合素子の先端が複数の単繊維の膨頭部の集合
体3であるのでループとの係合時に膨頭部がちぎれ難く
なり、反復使用に耐える。
【0045】以上説明した本発明の面ファスナー部材お
よび面ファスナーの構成により本明細書に提示した課題
は基本的に解決されるものであるが、以下に具体的に本
発明の面ファスナー部材および面ファスナーの一実験例
を示めす。
【0046】
【実験例】タテ糸、ヨコ糸にナイロン110デニール
(d)/30フィラメント(f)、ループ糸にナイロン
210d/10fのマルチフィラメント糸を用い基布
(基材)の一面にループ密度を60ケ/cm2 に織成
し、ループ部分を基布(基材)を含めた厚さ1.2mm
になるように剪毛し、立毛集合繊維束を120本/cm
2の割合で形成し、高温ガス炎により夫々の単繊維に膨
頭部を形成しながら、これらの各膨頭部を溶着し一体化
し、係合素子のない基布面側からポリウレタン系のバッ
キング剤を施した面ファスナー部材の厚さ、柔軟性など
の諸性能ならびに面ファスナーとしての係合性能は表1
の通りであった。なお、相手側の雌面素材としてはおむ
つ用素材として一般に使用されているポリエステル繊維
の75d/24fのトリコット起毛品を選んだ。係合力
の測定はJIS L3416(面ファスナ)に従った。
本明細書で用いている「係合力」、「ピール係合力」お
よび「シアー係合力」なる語は、夫々、該JISにおけ
る「接着強さ」、「剥離強さ」および「引張剪断強さ」
に相当する。
【0047】
【表1】
【0048】本実験例に示す本発明の面ファスナー部材
(本発明品)は厚さが0.8mmと薄くて、係合素子が
柔らかくて肌触りが良好で、しかも充分な係合力を発揮
している。一方、対照品イ)は、その係合素子がポリエ
ステルモノフィラメント(120デニール、0.11m
mφの単繊維)1本を加熱膨頭化して形成されたマッチ
棒状のものであるため係合力、特にピール係合力が低
い。そして、使われたモノフィラメントの太さが太いの
で係合素子自体が粗硬であり、基布も硬く若干の熱変形
もある。対照品ロ)は係合素子はイ)と同じポリエステ
ルのモノフィラメントのループをバリカン刃でカットし
てフック状としたため、面ファスナー部材の厚さをこれ
以上薄くできないし、柔軟性や肌ざわりに問題がある。
ハ)は太い(300デニール)ポリプロピレンモノフィ
ラメント1本を加熱膨頭化した係合素子を有する面ファ
スナー部材であるが、柔軟性、肌ざわりに問題があり厚
さも1.2mm程度で基布に熱変形が見られ、これ以上
の薄型化はできない。
【0049】なお、本発明品同志をホモタイプの面ファ
スナーのように係合させた場合、係合力はピール係合
力、シアー係合力共測定限界以下の弱いものであった。
【0050】
【発明の効果】以上述べたように、上記構成、作用によ
って、従来の厚く、感触も粗硬なフック型およびマッシ
ュルーム型の面ファスナー部材に対して、高い係合力を
持ちながら、薄く柔軟性に富んだ、おむつ用途などに適
した人に優しい面ファスナー部材とそれを雄側に用いた
雄−雌タイプの面ファスナーを提供できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の面ファスナー部材の一例を示す模式的
側面図である。
【図2】本発明の面ファスナー部材の係合素子の一例を
示す拡大側面図である。
【図3】基材に植設された係合素子の前駆体である立毛
集合繊維束の一例を示す側面図である。
【図4】立毛集合繊維束の前駆体である集合繊維からな
るループの一例を示す側面図である。
【図5】少なくとも一部の係合素子の対が、膨頭部で溶
着している面ファスナー部材の一例を示す側面図。
【図6】対をなす係合素子がX字型の相対位置で植設さ
れ、一部の対は膨頭部で溶着している面ファスナー部材
の一例を示す側面図。
【図7】捩じれた形状をした集合繊維からなるループを
有する織成面ファスナー部材の前駆体の一例を示す模式
的斜視図。
【符号の説明】
1 面ファスナー部材またはその前駆体の基材 1a 面ファスナー部材またはその前駆体の基材面 1b 面ファスナー部材の基材面 2 膨頭部 3 膨頭部の集合体 4 係合素子を構成する立毛集合繊維束または支持部 5 係合素子を構成する単繊維 6 係合素子 7 本発明の面ファスナー部材 8 立毛単繊維 9 立毛集合繊維束 10 集合繊維からなるループ 11 集合繊維からなるループの脚部 12 係合素子の対 13 膨頭部で溶着した係合素子の対 14 面ファスナー部材の前駆体

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材面に独立した係合素子が多数植設さ
    れた面ファスナー部材において、各係合素子が、太さ5
    〜100デニールの単繊維から構成され実質的に基材面
    の一か所から立ち上がった立毛集合繊維束からなり、該
    立毛集合繊維束を構成する単繊維が夫々先端に膨頭部を
    有し、該膨頭部が互に少なくとも部分的に一体化してな
    ることを特徴とする面ファスナー部材。
  2. 【請求項2】 係合素子をなす立毛集合繊維束が、根元
    で収束し、先端に向けて広がっていることを特徴とする
    請求項1記載の面ファスナー部材。
  3. 【請求項3】 一つの係合素子を形成する各単繊維先端
    の膨頭部の形状および該膨頭部の基材面からの高さが、
    互に異なることを特徴とする請求項1記載の面ファスナ
    ー部材。
  4. 【請求項4】 係合素子が近接して対をなしていること
    を特徴とする請求項1記載の面ファスナー部材。
  5. 【請求項5】 係合素子が近接して対をなしており、少
    なくとも一部の対は、膨頭部で互いに一体化しているこ
    とを特徴とする請求項1記載の面ファスナー部材。
  6. 【請求項6】 係合素子が近接して、互いにX字型の相
    対位置で対をなしていることを特徴とする請求項1記載
    の面ファスナー部材。
  7. 【請求項7】 係合素子が近接して、互いにX字型の相
    対位置で対をなしており、少なくとも一部の対は、膨頭
    部で互いに一体化していることを特徴とする請求項1記
    載の面ファスナー部材。
  8. 【請求項8】 係合素子を形成する立毛集合繊維束のト
    ータルの太さが、50〜300デニールである請求項1
    記載の面ファスナー部材。
  9. 【請求項9】 係合素子が、4〜60本の単繊維から構
    成された立毛集合繊維束からなる請求項1記載の面ファ
    スナー部材。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載の面フ
    ァスナー部材を雄面とすることを特徴とする雄−雌タイ
    プの面ファスナー。
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