JPH07238102A - 脱蛋白天然ゴムラテックス及びその製造方法 - Google Patents

脱蛋白天然ゴムラテックス及びその製造方法

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JPH07238102A
JPH07238102A JP6052989A JP5298994A JPH07238102A JP H07238102 A JPH07238102 A JP H07238102A JP 6052989 A JP6052989 A JP 6052989A JP 5298994 A JP5298994 A JP 5298994A JP H07238102 A JPH07238102 A JP H07238102A
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康之 田中
Kazuhiko Shibata
和彦 柴田
Kenichi Ikeda
健一 池田
Yuji Nishida
祐二 西田
Masaharu Hayashi
正治 林
Shinichi Nakade
伸一 中出
Akihito Kuga
昭仁 久我
Eiji Kanamaru
英次 金丸
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Kao Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製膜性やその生ゴムフィルムのグリーンスト
レングスに優れ、蛋白質を実質的に含有しない脱蛋白天
然ゴムラテックスを得ること、及びその脱蛋白天然ゴム
ラテックスを高収率に、かつ効率よく生産できる方法を
得ること。 【構成】 蛋白分解処理した天然ゴムラテックスの精製
物からなり、天然ゴムラテックスの微粒子を含有してそ
の生ゴムフィルムが5MPa以上のグリーンストレング
スを有する脱蛋白天然ゴムラテックス、及びかかる脱蛋
白天然ゴムラテックスの脱水処理物からなる脱蛋白天然
ゴム、並びに蛋白分解処理した又は蛋白分解処理用の天
然ゴムラテックスに水又は/及び界面活性剤を添加後、
回転式平膜分離装置にて精製処理する脱蛋白天然ゴムラ
テックスの製造方法。 【効果】 ラテックスは機械的安定性にも優れ、製造方
法は連続運転性、作業の安全性、メンテナンスの簡便性
にも優れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蛋白質を実質的に含有
せず、グリーンストレングスや製膜性に優れる脱蛋白天
然ゴムラテックス、及びその製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】天然ゴムの原料であるフィールドラテッ
クス中には、生産の地域や時期、気候等で種類や量が種
々に異なる蛋白質等が混在し、そのゴム製品が人に対し
て強いアレルギー反応を生じさせたり、ゴム製品の品質
にバラツキを生じさせるなどの問題を有することから、
かかるフィールドラテックスを水や界面活性剤、さらに
は蛋白分解酵素で処理して脱蛋白処理することが行われ
ている。
【0003】前記の蛋白分解酵素を用いる方式は、当該
酵素にて天然ゴムラテックスの表面や漿液中に存在する
蛋白質を分解するもので、単に水や界面活性剤で処理す
る方式に比べて蛋白質を高精度に除去でき、実質的に蛋
白質を含有しない天然ゴムラテックスも得ることができ
る。
【0004】
【従来の技術】従来、前記の脱蛋白天然ゴムラテックス
としては、蛋白分解酵素で処理した天然ゴムラテックス
の水又は/及び界面活性剤による希釈液を遠心分離機で
処理して蛋白質を分離除去して精製したものが知られて
いた。
【0005】しかしながら、得られた脱蛋白天然ゴムラ
テックスが製膜性に劣り、得られる生ゴムフィルム中に
クラックが発生するなどしてそのグリーンストレングス
に乏しい問題点があった。またその製造方法としても、
遠心分離時の蛋白質含有側に多くのラテックス粒子が残
存して天然ゴムラテックスの回収率に乏しく、かつ遠心
分離機内にラテックス粒子の凝集物が発生してその除去
に多労力を要し、生産効率に乏しい問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、製膜性やそ
の生ゴムフィルムのグリーンストレングスに優れ、蛋白
質を実質的に含有しない脱蛋白天然ゴムラテックスを得
ること、及びその脱蛋白天然ゴムラテックスを高収率
に、かつ効率よく生産できる方法を得ることを課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、蛋白分解処理
した天然ゴムラテックスの精製物からなり、天然ゴムラ
テックスの微粒子を含有してその生ゴムフィルムが5M
Pa以上のグリーンストレングスを有することを特徴と
する脱蛋白天然ゴムラテックス、及びかかる脱蛋白天然
ゴムラテックスの脱水処理物からなることを特徴とする
脱蛋白天然ゴム、並びに蛋白分解処理した又は蛋白分解
処理用の天然ゴムラテックスに水又は/及び界面活性剤
を添加後、回転式平膜分離装置にて精製処理することを
特徴とする脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法を提供
するものである。
【0008】
【作用】本発明者らは、前記の課題を克服するために鋭
意研究する中で、従来の遠心分離方式、特に連続遠心分
離機による方式では、分離回収する脱蛋白天然ゴムラテ
ックス側に凝集で肥大化したラテックス粒子を多く含
み、かつ分離除去する蛋白質含有側に微細なラテックス
粒子を多量に含むことを究明し、この知見をもとに更に
鋭意研究を重ねた結果、回転式平膜分離装置にて精製処
理することで連続処理方式の場合にもラテックス粒子の
凝集や破壊を抑制でき、かつ分離回収する脱蛋白天然ゴ
ムラテックス側に微細なラテックス粒子を多量に残存含
有させうることを見出し、そのラテックスを用いて製膜
性よくクラック等のない生ゴムフィルムの形成に成功
し、優れたグリーンストレングスを達成することができ
た。
【0009】前記において、微細なラテックス粒子を残
存含有する状態での脱蛋白天然ゴムラテックスの回収
は、スパイラル型やチューブラー型、キャピラリー型等
の加圧型膜モジュールなどを用いる膜分離法にて達成し
うると考えてそれを試みたが、天然ゴムラテックスをポ
ンプにて加圧圧送する際にラテックス粒子、特に微粒子
体の凝集が発生して精製目的を達成できないことが判明
した。本発明の回転式平膜分離装置による場合には、ラ
テックス粒子に圧力等が作用しにくくて凝集が起こりに
くく、連続的に精製処理できて生産効率に優れると共
に、微細なラテックス粒子も回収できて天然ゴムラテッ
クスの回収率にも優れている。
【0010】
【発明の構成要素の例示】本発明の脱蛋白天然ゴムラテ
ックスは、蛋白分解処理した天然ゴムラテックスの精製
物からなり、天然ゴムラテックスの微粒子を含有してそ
の生ゴムフィルムが5MPa以上のグリーンストレング
スを示すものである。
【0011】前記特長を有する脱蛋白天然ゴムラテック
スの製造は、例えば蛋白分解処理した又は蛋白分解処理
用の天然ゴムラテックスに水又は/及び界面活性剤を添
加後、回転式平膜分離装置にて精製処理する方法などに
より行うことができる。
【0012】蛋白分解処理した又は蛋白分解処理用の天
然ゴムラテックスとしては、天然のゴムの木(天然ゴム
木)から得られたゴムラテックスを蛋白分解酵素で処理
したもの、又は処理前のものが用いられる。その天然ゴ
ム木から得られたゴムラテックスは、例えば新鮮なフィ
ールドラテックスや、それをアンモニア処理した市販ラ
テックスなどのいずれであってもよく、特に限定はな
い。
【0013】また、蛋白分解処理に用いた又は用いる蛋
白分解酵素も、例えば細菌由来のものや、糸状菌由来の
もの、酵母由来のものなどのいずれであってもよく、特
に限定はない。好ましい蛋白分解酵素は、細菌由来のプ
ロテアーゼであり、特に低分子量のものが分離膜透過性
などの点より好ましい。
【0014】なおちなみに、天然ゴムラテックス中の蛋
白質の蛋白分解酵素による分解処理は通常、例えば天然
ゴム木から得られたゴムラテックスに蛋白分解酵素を
0.001〜10重量%の割合で添加し、数分間〜1週
間静置又は撹拌することにより行うことができる。その
添加量が0.001重量%未満では蛋白質が分解されな
い場合があり、10重量%を超えると増量効果に乏しく
なり、酵素の活性が低下する場合がある。
【0015】前記の蛋白分解処理に際しては、必要に応
じて温度制御してもよくその場合、5〜90℃、就中2
0〜60℃に制御することが好ましい。その温度が5℃
未満では酵素による分解反応が進行しにくくなる場合が
あり、90℃を超えると酵素の失活が早くなる場合があ
る。
【0016】本発明において分離効率や回収率などの点
より好ましい蛋白分解処理は、分離精製に用いる膜によ
っても異なるが、一般には蛋白質の分子量を5万以下、
就中3万以下、特に2万以下などの可及的に低分子量に
分解処理したものである。かかる蛋白質の低分子量化を
はかることにより、蛋白質を実質的に含有しないものの
形成が容易となる。
【0017】本発明において天然ゴムラテックスの精製
処理は、天然ゴムラテックスに水又は/及び界面活性剤
を添加し、これにより天然ゴムラテックス粒子を洗浄し
て回転式平膜分離装置にて分離処理することにより行わ
れる。
【0018】前記において精製処理は、蛋白分解処理し
たのちの天然ゴムラテックスに対して行われるが、水又
は/及び界面活性剤の添加時は任意である。従って蛋白
分解処理前や、蛋白分解酵素と同時などの蛋白分解処理
時、あるいは蛋白分解処理後のいずれの段階にても水又
は/及び界面活性剤を添加することができる。水等の添
加で精製対象の天然ゴムラテックスを希釈する場合、そ
の希釈割合は適宜に決定してよいが、一般には天然ゴム
の固形分濃度が5〜70重量%、就中8〜60重量%、
特に10〜50重量%となるように希釈される。
【0019】界面活性剤としては、適宜なものを用いう
る。好ましくは、例えば陰イオン性又は/及び非イオン
性のものなどが用いられる。その具体例としては、カル
ボン酸系、スルホン酸系、硫酸エステル系、リン酸エス
テル系などの陰イオン性界面活性剤や、ポリオキシアル
キレンエーテル系、ポリオキシアルキレンエステル系、
多価アルコール脂肪酸エステル系、糖脂肪酸エステル
系、アルキルポリグリコシド系などの非イオン性界面活
性剤があげられる。界面活性剤の添加量は、天然ゴムラ
テックスの0.001〜10重量%が一般的である。
【0020】界面活性剤等を添加した蛋白分解処理後の
天然ゴムラテックスの洗浄精製に用いる回転式平膜分離
装置としては、適宜なものを用いうる。その例を図1、
図2に例示した。図例の装置は、支持板2の両側面にス
ペーサ3を介して分離膜1を添設し、支持板2と分離膜
1の間に透過流体通路4を形成してなるプレート状膜ユ
ニットを、中空回転軸6の内部に連通接続したものから
なる。符号5の矢印は、分離膜に対する加圧を示す。な
お、前記のプレート状膜ユニットの複数個を中空回転軸
に対して併設したものが一般的な実用装置である。
【0021】前記の装置にては矢印の如く、天然ゴムラ
テックス中に装置を浸漬して回転軸6を介し支持板2を
回転させることにより、分離膜1を介して分解した蛋白
質や蛋白分解酵素を含有する廃液が透過流体通路4に浸
入し、それが回転軸6の中空内部を介し系外に排出さ
れ、精製された天然ゴムラテックスが装置の浸漬槽内に
残留して分離処理が達成される。
【0022】前記の如く、回転式平膜分離装置にては分
離膜の回転による大きい剪断力の作用下に分離処理が達
成されて、その場合に天然ゴムラテックスに遠心力等の
物理的力や損傷ないし衝撃を与えにくいことからラテッ
クス粒子の凝集を抑制することができる。
【0023】分離膜に対する廃液の透過は、例えば透過
流体通路内を分離膜の外側よりも減圧状態とする方式又
は/及び分離膜の外側を加圧状態とする方式などにより
促進することができる。分離膜を介して0.5〜1kg
f/cm2程度の緩やかな圧力差を設定することにても大
きい剪断力を作用させることができる。
【0024】回転式平膜分離装置に用いる分離膜として
は、天然ゴムラテックス粒子の大きさなどに応じて、例
えば限外濾過膜又は/及び精密濾過膜などの適宜なもの
を用いることができる。分離膜の材質については、特に
限定はなく、例えばポリスルホン、ポリエーテルスルホ
ン、ポリアクリロニトリル、塩化ビニル、ポリテトラフ
ルオロエチレンなどからなるものが好ましく用いられ、
特に限外濾過膜としてはポリスルホンからなるものが、
精密濾過膜としてはポリテトラフルオロエチレンからな
るものなどが好ましく用いられる。
【0025】分離膜における孔径としては、分解した蛋
白質は透過させるが、天然ゴムラテックス粒子、好まし
くはその微細な粒子も透過させないことが望ましく、か
かる点より限外濾過膜としては分画分子量が1万〜10
0万のもの、精密濾過膜としては0.01〜3μm、就
中0.01〜1μm、特に0.01〜0.1μmの孔径の
ものが好ましい。
【0026】本発明においては、上記した天然ゴムラテ
ックスに水又は/及び界面活性剤を添加しての回転式平
膜分離装置による分離処理を、必要に応じて複数回、通
例30回以下、就中20回以下、特に10回以下繰り返
して目的とする精製物とすことができる。精製物のゴム
固形分濃度は任意であり、30〜80重量%、就中45
〜70重量%のゴム固形分濃度に調製したものが一般的
である。
【0027】本発明における好ましい精製物、すなわち
脱蛋白天然ゴムラテックスは、窒素の含有量を0.02
重量%以下としたものである。これは実質的に蛋白質を
含有しないものである。すなわち天然ゴムは、一般に分
子量が100万〜200万の高分子量体と、10万〜2
0万の低分子量体の混合体からなり、その高分子量体は
低分子量体がそれに含まれるアブノーマル基を介して相
互に結合、分岐したものとされ、本来の生合成されたも
のは分子量が10万程度のものとされている。
【0028】従って前記において、仮に分子量10万の
低分子量の天然ゴム1分子が分子間結合に関与するペプ
チド分子を1個有するとすると、かかる天然ゴム1分子
に含まれるペプチド分子に基づく窒素原子の含有量は
0.014重量%(窒素原子1個分)となる。よって前
記の本発明における窒素含有量0.02重量%以下は、
ペプチド分子として高分子量体の形成に関与する窒素原
子を考慮すると、実質的に蛋白質を含有しないものと考
えられる。
【0029】また本発明の脱蛋白天然ゴムラテックス
は、天然ゴムラテックスの微粒子を含有するものである
が、その含有量としては精製対象の天然ゴムラテックス
における当初の含有割合にもよるが、粒径が1μm以
下、就中0.7μm以下のもの20体積%以上、就中2
5体積%以上、特に30〜95体積%が好ましい。また
0.5μm以下のものでは5体積%以上、就中10体積
%以上、特に12体積%以上が好ましい。なお粒径の下
限は、通例0.01〜0.05μm程度である。
【0030】一方、精製対象の天然ゴムラテックスにお
ける当初の含有割合(体積)に基づいた場合には、粒径
が0.7μm以下、就中0.01〜0.6μm、特に0.
05〜0.5μmのものを85%以上、就中90%以
上、特に95%以上残存させていることが好ましい。前
記の天然ゴムラテックス微粒子の含有割合とすることに
より、その生ゴムフィルムが5MPa以上のグリーンス
トレングスを有するものとすることができる。好ましい
グリーンストレングスは、6MPa以上、就中6.5M
Pa以上、特に7MPa以上である。
【0031】本発明の脱蛋白天然ゴムラテックスは、適
宜なゴム固形分濃度に調製したものであってよく、その
ラテックスの状態で、あるいはその脱水処理物からなる
シート状やフィルム状、バルク状や粉末状等の適宜な形
態の脱蛋白天然ゴムなどとして、種々のゴム製品の形成
などに用いうる。
【0032】
【実施例】
実施例1 マレーシア産のHA型天然ゴムラテックス(市販物、ゴ
ム固形分60重量%)に純水を加えてゴム固形分濃度を
30重量%とし、それにノニオンアニオン複合型界面活
性剤を2重量%、細菌由来の蛋白分解酵素を0.02重
量%の濃度となるように加えて40℃で24時間放置
し、蛋白分解処理した天然ゴムラテックスを得た。なお
用いたHA型天然ゴムラテックスにおけるラテックス粒
子の光散乱法による粒径分布は体積%に基づき、0.0
5〜3.01μm:100%、その内0.7〜1.1μ
m:74%、0.05〜0.7μm:25%(内0.05
〜0.5μm:10%)であった。
【0033】次に前記の蛋白分解処理した天然ゴムラテ
ックスに純水を加えてゴム固形分濃度を15重量%と
し、それを回転式平膜分離装置を配置した槽に加えて装
置の稼働下、ゴム固形分濃度が30重量%になるまで洗
浄精製する操作を3回繰り返した後、同じ回転式平膜分
離装置の稼働下にゴム固形分濃度が60重量%になるま
で洗浄精製して目的物を得た。
【0034】なお前記において用いた回転式平膜分離装
置は、ポリエチレンオキシドを評価物質とした場合の公
称分画分子量が75万のポリスルホン製限外濾過膜(平
膜径200mm)を使用したものである。また前記の洗浄
精製処理において、圧送空気による加圧0.5kgf/
cm2、平膜回転数300rpmの条件下におけるゴム固形分
濃度15重量%での膜透過流速は22.1L/m2h、
ゴム固形分濃度40重量%での膜透過流速は10.8L
/m2hで良好な透過流速が得られた。さらに得られた
精製物における天然ゴムラテックス粒子の粒径分布は、
精製対象のHA型天然ゴムラテックスとほぼ同じであっ
た。
【0035】実施例2 ポリスルホン製限外濾過膜に代えて、孔径0.05μm
のポリテトラフルオロエチレン製精密濾過膜を使用した
回転式平膜分離装置を用いたほかは実施例1に準じて精
製物を得た。得られた精製物における天然ゴムラテック
ス粒子の粒径分布は、精製対象のHA型天然ゴムラテッ
クスとほぼ同じであった。
【0036】比較例1 回転式平膜分離装置に代えて、同じ限外濾過膜使用のク
ロスフロー式の非回転式平膜セルを用い、ダイヤフラム
ポンプ圧0.5kgf/cm2、流量2L/分の条件で実
施例1に準じて洗浄精製処理したところ、ゴム固形分濃
度15重量%のものの処理を開始して60分後にポンプ
内で天然ゴムラテックスの凝集が起こり、運転不能状態
となった。
【0037】比較例2 回転式平膜分離装置に代えて、同じ限外濾過膜使用のデ
ッドエンド式のバッチセルを用い、窒素ガスによる0.
5kgf/cm2の加圧、バッチセル内のラテックスの撹
拌子による撹拌500rpmの条件で実施例1に準じて洗
浄精製処理したところ、ゴム固形分濃度15重量%での
膜透過流速が5.6L/m2hで、回転式平膜分離装置
の場合の約1/4であったため、ゴム固形分濃度60重
量%のものの調製は中止した。
【0038】比較例3 回転式平膜分離装置に代えて、連続遠心分離機を用い、
実施例1に準じた蛋白分解処理後の天然ゴムラテックス
に純水を加えてゴム固形分濃度を10重量%とし、それ
を1万rpm、8200Gの条件でゴム固形分濃度が60
重量%になるまで洗浄精製した後、ゴム固形分濃度が1
0重量%となるよう1重量%界面活性剤水溶液で希釈
し、それを同様に遠心分離処理してゴム固形分濃度が6
0重量%の精製目的物を得た。
【0039】なお、連続遠心分離機の運転時間は凝集物
の生成を抑制するため、1回あたり2.5時間とし、従
って合計5時間である。また分離機より凝集物を除去し
て運転を復旧しうる状態とするまでに0.5時間のメン
テナンスを要した。また得られた精製物における天然ゴ
ムラテックス粒子の粒径分布は体積%に基づき、0.7
μm超:80%、0.05〜0.7μm:20%(内0.
05〜0.5μm:8%)であった。一方、廃液におけ
る天然ゴムラテックス粒子の粒径分布は、0.7μm
超:70%、0.05〜0.7μm:30%(内0.0
5〜0.5μm:18%)であった。
【0040】評価試験 実施例1,2及び比較例3で得た精製物について、下記
の点を調べた。 回収率 精製物におけるゴム固形分重量より回収率を算出した。
【0041】窒素含有率 全窒素測定装置(三菱化成社製、微量窒素分析装置PN
−10型)にて精製物中の窒素含有率を調べた。
【0042】機械的安定性 JIS K 6381に準拠して、M.S.T.(Mechanical
Stability Time)を測定した。その場合、液温15.0
℃、pH11.1、ゴム固形分濃度55重量%、乳化剤
濃度1.0重量%とし、M.S.T測定装置にはクラクソ
ン社製装置を、粘度計にはトキメック社製のB型粘度計
を用いた。
【0043】グリーンストレングス 精製物36gをガラス板(18cm×12cm)の上に流延し、
室温にて乾燥後ガラス板より剥がし、そのガラス面側を
上にして1日間乾燥後さらに真空下で乾燥させて得た生
ゴムフィルムよりJIS4号ダンベルにて試験片を打ち
抜き、そのグリーンストレングス(生ゴム強度)を測定
した(引張試験、速度500mm/分)。
【0044】製膜性 前記のグリーンストレングス用の生ゴムフィルムの作製
時にその特性を調べ、クラックの発生なく良好に製膜で
きた場合を良好、クラックが発生した場合を不良として
評価した。
【0045】前記の結果を表1に示した。
【表1】
【0046】表1より本発明の脱蛋白天然ゴムラテック
スの場合には、回収率、M.S.T.としての機械的安定
性、グリーンストレングス及び製膜性に優れていること
がわかる。なお比較例3にては凝集物が認められたが、
実施例1,2では凝集物は認められず連続運転が可能で
あった。
【0047】
【発明の効果】本発明の脱蛋白天然ゴムラテックスは、
機械的安定性に優れており、微細なラテックス粒子を含
有してクラック等のない生ゴムフィルムを製膜性よく容
易に形成でき、そのグリーンストレングスに優れてい
る。また本発明の製造方法によれば、かかる特長を有す
る脱蛋白天然ゴムラテックスをラテックス粒子の凝集を
抑制しつつ微細なラテックス粒子を残存回収でき、天然
ゴムラテックスの回収率に優れて連続運転も容易であ
り、低速回転系等により作業の安全性にも優れて装置の
メンテナンスも簡単であり、生産効率に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転式平膜分離装置の説明斜視図。
【図2】前記回転式平膜分離装置の説明側面図。
【符号の説明】
1:分離膜 2:支持板 3:スペーサ 4:透過流体通路 6:中空回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 康之 東京都八王子市打越町1481−184 (72)発明者 柴田 和彦 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 池田 健一 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 西田 祐二 大阪府茨木市下穂積1丁目1番2号 日東 電工株式会社内 (72)発明者 林 正治 和歌山県和歌山市榎原133−5 (72)発明者 中出 伸一 兵庫県伊丹市春日丘3丁目31番地 (72)発明者 久我 昭仁 栃木県栃木市柳橋17−12 (72)発明者 金丸 英次 栃木県佐野市朝日町2917−1

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蛋白分解処理した天然ゴムラテックスの
    精製物からなり、天然ゴムラテックスの微粒子を含有し
    てその生ゴムフィルムが5MPa以上のグリーンストレ
    ングスを有することを特徴とする脱蛋白天然ゴムラテッ
    クス。
  2. 【請求項2】 窒素の含有量が0.02重量%以下であ
    る請求項1に記載の脱蛋白天然ゴムラテックス。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の脱蛋白天然ゴム
    ラテックスの脱水処理物からなることを特徴とする脱蛋
    白天然ゴム。
  4. 【請求項4】 蛋白分解処理した又は蛋白分解処理用の
    天然ゴムラテックスに水又は/及び界面活性剤を添加
    後、回転式平膜分離装置にて精製処理することを特徴と
    する脱蛋白天然ゴムラテックスの製造方法。
  5. 【請求項5】 回転式平膜分離装置における分離膜に限
    外濾過膜又は/及び精密濾過膜を用いる請求項4に記載
    の製造方法。
  6. 【請求項6】 蛋白分解酵素にて天然ゴムラテックス中
    の蛋白質の分子量を5万以下に分解処理し、精製前の天
    然ゴムラテックスにおける粒径が0.05〜0.7μm
    のものを85%以上残存させて、窒素の含有量を0.0
    2重量%以下とする請求項4又は5に記載の製造方法。
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