JPH07237814A - 線材繰り出しサプライ装置 - Google Patents

線材繰り出しサプライ装置

Info

Publication number
JPH07237814A
JPH07237814A JP2794494A JP2794494A JPH07237814A JP H07237814 A JPH07237814 A JP H07237814A JP 2794494 A JP2794494 A JP 2794494A JP 2794494 A JP2794494 A JP 2794494A JP H07237814 A JPH07237814 A JP H07237814A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
reel
wire rod
wire
take
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2794494A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2888127B2 (ja
Inventor
Tokuhiro Okuyama
徳浩 奥山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6027944A priority Critical patent/JP2888127B2/ja
Publication of JPH07237814A publication Critical patent/JPH07237814A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2888127B2 publication Critical patent/JP2888127B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H57/00Guides for filamentary materials; Supports therefor
    • B65H57/18Guides for filamentary materials; Supports therefor mounted to facilitate unwinding of material from packages
    • B65H57/20Flyers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H59/00Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators
    • B65H59/02Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by regulating delivery of material from supply package
    • B65H59/06Adjusting or controlling tension in filamentary material, e.g. for preventing snarling; Applications of tension indicators by regulating delivery of material from supply package by devices acting on material leaving the package

Abstract

(57)【要約】 【目的】 設備費の削減および省スペース化を図ると共
に、張力調整も容易な線材繰り出しサプライ装置1を提
供する。 【構成】 線材繰り出しサプライ装置1は架台2と巻取
りリール3と回転フライヤ12とガイドプーリ18、1
9、20、35とブレーキ機構29とを備える。巻取り
リール3は複数本の線材17が巻き付けられると共に固
定状に設置される。回転フライヤ12は巻取りリール3
の軸心と同一軸心上に軸心を有し、該軸心回りに回転自
在に架台2に支持された支軸部13と、支軸部13の下
端部に延設状に設けられたガイドフレーム部14とから
なる。支軸部13には線材遊挿孔16が設けられる。ガ
イドプーリ18、19、20はガイドフレーム部14に
設けられる。ブレーキ機構29はヒステリシスブレーキ
25が使用される。巻取りリール3からガイドプーリ2
0に至る経路途中にガイドローラ21が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、同心撚り等を行う撚線
機側に複数本の線材を順次供給するための線材繰り出し
サプライ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図6に示されるような1本の中
心線材101と6本の外層線材102とを同心撚りした
撚線103を製造する場合、図7に示されるように、各
線材101、102が巻き付けられたそれぞれの巻取り
リール104を所定の設置台に転がり方向に装着し、各
巻取りリール104をそれぞれ機械的に転動させること
により各線材101、102を繰り出し、撚線機105
側に順次案内供給するよう構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構造によれば、多数の巻取りリール104をそれぞ
れ転動するように支持する機構が各設置台に必要とさ
れ、設備費が高価となると共に、多数の巻取りリール1
04を設置するための設置スペースも多く必要とされ、
設備の大型化を招く欠点もあった。
【0004】また、各線材101、102をそれぞれ独
立して撚線機105側に供給する方式であるため、各線
材101、102に対する張力調整もそれぞれ独立して
備えられた各張力調整機構を個別に調整する必要があ
り、面倒な作業となっていた。
【0005】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、設備
費の削減および省スペース化を図ると共に、張力調整も
容易な線材繰り出しサプライ装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、複数本の線材を撚線機側に順次供給す
るための線材繰り出しサプライ装置において、前記複数
本の線材が同時に巻き付けられると共に固定状に設置さ
れる巻取りリールと、該巻取りリールの軸心と同一軸心
上に軸心を有し、該軸心回りに回転自在に架台に支持さ
れると共に軸心に沿って線材遊挿孔が設けられた支軸部
と、該支軸部の巻取りリール側端部に設けられると共に
巻取りリールの側方にわたって延設状とされたガイドフ
レーム部とからなる回転フライヤと、前記巻取りリール
から繰り出される複数本の線材を、前記回転フライヤに
前記軸心回りの回転力を付与しながら前記線材遊挿孔に
案内すべく回転フライヤに取り付けられた複数のガイド
プーリと、前記線材遊挿孔を通じて案内された複数本の
線材を前記撚線機側に案内すべく前記架台側に取り付け
られたガイドプーリと、前記回転フライヤの回転を規制
するブレーキ機構とが備えられてなる点にある。
【0007】また、前記ブレーキ機構が、前記架台に取
り付けられたヒステリシスブレーキと、ヒステリシスブ
レーキの制動軸に固定されたタイミングプーリと、前記
支軸部に固定されたタイミングプーリと、両タイミング
プーリ間にわたって巻掛けられたタイミングベルトとか
ら構造としてもよい。
【0008】さらに、前記巻取りリールから繰り出され
る複数本の線材が前記回転フライヤに取り付けられた最
初のガイドプーリに至る経路途中に位置して、前記複数
本の線材を案内すべく、巻取りリールの軸心と平行な軸
心を有すると共に該軸心方向に長いガイドローラが回転
フライヤに取り付けられてなる構造としてもよい。
【0009】また、前記回転フライヤのガイドフレーム
部が、前記巻取りリールの側方にわたって二股状に延設
され、該二股状のガイドフレーム部が連結杆で互いに連
結されると共に、その一方のガイドフレーム部に前記ガ
イドローラが取り付けられ、他方のガイドフレーム部に
前記ガイドプーリが取り付けられた構造としてもよい。
【0010】
【作用】本発明によれば、複数本の線材が単一の巻取り
リールに巻き付けられており、巻取りリールの数が削減
でき、設置スペースの省スペース化が図れる。
【0011】また、複数本の線材が巻き付けられた巻取
りリールは固定状に設置され、回転フライヤの回転によ
って複数本の線材が同時に順次繰り出されて行く方式で
あり、多数の巻取りリールをそれぞれ転動するように支
持する構造の場合と比較して、設備費の削減が図れる。
【0012】さらに、ブレーキ機構により回転フライヤ
の回転を規制することによって、複数本の線材に均一な
張力を付与でき、各線材の線径のバラツキ発生を防止で
きると共に、張力調整も容易となる。
【0013】また、ブレーキ機構としてヒステリシスブ
レーキを利用することにより、安定した張力制御が行え
る。
【0014】さらに、巻取りリールから繰り出される複
数本の線材がガイドローラを経由した後、ガイドプーリ
に案内される方式にあっては、巻取りリールに巻き付け
られた複数本の線材の巻量が変化した場合にも、安定し
てガイドプーリ側に複数本の線材を案内できる。
【0015】また、回転フライヤのガイドフレーム部が
二股状とされ、二股状のガイドフレーム部が連結杆で互
いに連結されると共に、その一方のガイドフレーム部に
ガイドローラが取り付けられ、他方のガイドフレーム部
にガイドプーリが取り付けられた構造の場合には、回転
フライヤの剛性が向上し、回転フライヤの振動が軽減さ
れ、線材の振動が吸収できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図面に基づいて
説明すると、図1乃至図4において、1は線材繰り出し
サプライ装置で、架台2を備え、該架台2は巻取りリー
ル3が載置状に設置される平板状の基板部4と、該基板
部4の一側より立設状に備えられた角パイプ材等よりな
る支柱部5と、該支柱部5の上端部より基板部4側に張
り出し状に備えられた角パイプ材等よりなる支持フレー
ム部6とから構成されている。
【0017】前記基板部4上面側には、巻取りリール3
の設置位置を所定位置に位置決めするための円錐状の位
置決め体7が、ボルト締結等により着脱自在に取り付け
られている。また、前記巻取りリール3の下部フランジ
部8下面側にはガイド体9が設けられており、ガイド体
9には前記位置決め体7に外嵌状とされる位置決め孔1
0が巻取りリール3の軸心に沿った上下方向に形成され
ている。
【0018】そして、巻取りリール3の前記位置決め孔
10を位置決め体7に位置合わせして外嵌させることに
より、巻取りリール3は基板部4の所定位置に固定状に
設置されることとなる。
【0019】前記支持フレーム部6には、回転フライヤ
12が回転自在に支持されており、該回転フライヤ12
は巻取りリール3の軸心と同一軸心上に軸心を有し、該
軸心回りに回転自在に支持フレーム部6に支持された支
軸部13と、該支軸部13下端部の支持フレーム部6下
方に突出状とされた部分に相対回動不能に固定されたガ
イドフレーム部14とから構成されている。
【0020】即ち、支軸部13は図4に示される如く、
支持フレーム部6側に軸受15を介して回転自在に支持
されており、また、その軸心に沿った上下方向に線材遊
挿孔16が形成されている。
【0021】前記ガイドフレーム部14は角パイプ材等
よりなり、図1に示される如く、支軸部13に固定され
た水平部14aと、該水平部14aの一端部より下降傾
斜状に延設された傾斜部14bと、該傾斜部14bの他
端部より巻取りリール3の側方に沿って下向きに前記下
部フランジ部8まで延設された垂直部14cとから構成
されている。
【0022】また、ガイドフレーム部14の水平部14
a、傾斜部14b、垂直部14cには、巻取りリール3
から繰り出される複数本の線材17を線材遊挿孔16下
端側に案内すべく、ガイドプーリ18、19、20がそ
れぞれ転動自在に取り付けられている。
【0023】さらに、巻取りリール3から垂直部14c
のガイドプーリ20に至る複数本の線材17の繰り出し
経路途中に位置して、各線材17を案内すべく、ガイド
フレーム部14の垂直部14c一側部に、巻取りリール
3の軸心と平行な上下方向の軸心を有すると共に上下方
向に細長いガイドローラ21が回転自在に取り付けられ
ている。また、ガイドローラ21は図1や図3に示され
る如く、巻取りリール3の上下方向の巻き幅と略同じ上
下方向の長さを有している。
【0024】前記ガイドフレーム部14の水平部14a
の他端側には、回転フライヤ12の重量バランスを考慮
してカウンタウエイト22が着脱自在に取り付けられて
いる。
【0025】前記支軸部13の支持フレーム部6上方側
に突出する上端部側には、タイミングプーリ23が相対
回動不能に固定されている。また、支持フレーム部6の
支柱部5よりには、ヒステリシスブレーキ25が取り付
けられており、該ヒステリシスブレーキ25の制動軸2
6にはタイミングプーリ27が相対回動不能に固定され
ている。そして、両タイミングプーリ23、27間にわ
たってタイミングベルト28が巻掛けられている。ここ
に、これらタイミングプーリ23、27、タイミングベ
ルト28およびヒステリシスブレーキ25により支軸部
13の回転を規制するブレーキ機構29が構成される。
【0026】また、このブレーキ機構29を覆ってコ字
状のカバー体31が支持フレーム部6に着脱自在に装着
されている。そして、カバー体31上側の天板部32に
は、前記支軸部13上方に対応した位置に線材通過孔3
3が形成されると共に、天板部32上面側には線材遊挿
孔16および線材通過孔33を通過した線材17を撚線
機34側に案内すべくガイドプーリ35が水平軸回りに
転動自在に取り付けられている。
【0027】さらに、支持フレーム部6の遊端側には、
ヒステリシスブレーキ25を制御して巻取りリール3か
ら順次繰り出される複数本の線材17に適宜張力を付与
するための張力制御部37が取り付けられている。ま
た、支持フレーム部6の長手方向中途部一側面には、回
転フライヤ12のガイドフレーム部14の回転を検出す
るための回転検出器38が取り付けられている。
【0028】前記ガイドプーリ35から撚線機34に至
る案内経路途中には、ガイドプーリ35に案内された複
数本の線材17をそれぞれ分離させながら線材案内板4
0の所定位置に案内すべく複数のガイドプーリ41が適
宜配設されている。
【0029】また、図6に示されるような同心撚りの撚
線103を製造するために、中心用の線材43を供給す
べく、線材43が巻き付けられた巻取りリール44が転
動自在に所定位置に配設されており、適宜備えられた張
力調整機構(図示省略)による張力付与のもと線材43
が線材案内板40を通じて撚線機34側に案内供給され
るよう構成されている。そして、本実施例においては、
複数本の各線材17は撚線103の外層線材として前記
線材43の外部側に位置して撚線機34側に案内供給さ
れるよう構成されている。また、各線材17、43とし
て、例えば、線サイズ7/0.4〜7/1.2が使用さ
れる。
【0030】本発明の第1実施例は以上のように構成さ
れており、巻取りリール3には外層線材としての6本の
線材17が同時に繰り出し方向と逆方向に巻き付けられ
ている。そして、巻取りリール3に巻き付けられた各線
材17は、ガイドローラ21、ガイドプーリ20、1
9、18、支軸部13の線材遊挿孔16、線材通過孔3
3を通じてガイドプーリ35に案内され、さらに各線材
17に分離されながらガイドプーリ41、線材案内板4
0を通じて撚線機34側に案内されるように配設され
る。この状態で、撚線機34が駆動されると、各線材1
7、43が同心撚りされ、撚線が順次製造される。
【0031】そして、この撚線機34の駆動により、各
線材17、43が巻取りリール3、44から順次繰り出
される。この際、巻取りリール44から繰り出される中
心用の線材43は従来における巻取りリール104から
繰り出される中心線材101と同様にして繰り出され
る。
【0032】また、外層側の各線材17が繰り出される
際には、各線材17の引き出し力により回転フライヤ1
2が支軸部13の軸心回りに回転力が付与されて回転す
る。この場合、ヒステリシスブレーキ25によるブレー
キ作用により回転フライヤ12の自由回転が規制され、
ここに各線材17に適宜張力が付与される。そして、こ
の張力調整は張力制御部37によるヒステリシスブレー
キ25のブレーキ力の調整により行われる。
【0033】この各線材17の繰り出しに際し、巻取り
リール3には繰り出し方向と逆方向に各線材17が巻き
付けられており、その巻き付け方向と逆方向に回転フラ
イヤ12が回転して各線材17を順次繰り出していく方
式であり、巻取りリール3に各線材17を巻き付ける際
に生じる撚りが繰り出し時に戻されるため、ガイドプー
リ35から撚線機34側に各線材17を分離させながら
案内する際、各線材17の分離が容易になされる。
【0034】また、外層線材としての6本の線材17が
単一の巻取りリール3に一括して巻き付けられており、
従来のように各線材17を個々の巻取りリールに巻き付
けてそれぞれ設置する場合と比較して、巻取りリール3
の数が削減でき、設置スペースの省スペース化が図れ
る。
【0035】さらに、6本の線材17が巻き付けられた
巻取りリール3は固定状に設置され、回転フライヤ12
の回転によって6本の線材17が同時に順次繰り出され
て行く方式であり、従来のように多数の巻取りリールを
それぞれ転動するように支持する構造の場合と比較し
て、設備費の削減が図れる。
【0036】また、ヒステリシスブレーキ25により回
転フライヤ12の回転を規制することによって、6本の
線材17に均一な張力を付与でき、ここに各線材17の
線径のバラツキ発生を有効に防止できると共に、各線材
17の張力調整も個々に行う必要がなく、ヒステリシス
ブレーキ25のブレーキ力の調整のみによって各線材1
7の張力の調整が行え、張力調整が容易となる。そし
て、ブレーキ機構29としてヒステリシスブレーキ25
を利用することにより、安定した張力調整も行える利点
がある。
【0037】さらに、巻取りリール3から繰り出される
6本の線材17がガイドローラ21を経由した後、ガイ
ドプーリ20に案内される方式とされているため、線材
17の繰り出しによって巻取りリール3に巻き付けられ
た6本の線材17の巻量、即ち巻取りリール3に巻き付
けられた線材17の外径Rが変化した場合にも、何等影
響を受けずに安定してガイドプーリ20側に6本の線材
17を案内できる。
【0038】また、本実施例においては、中心用の線材
43のみを別途経路より供給し、他の外層用線材17を
全て巻取りリール3側から供給する方式としているた
め、同心撚り時における撚り込み分の違いにも円滑に対
応できる利点がある。
【0039】図5は第2実施例としての回転フライヤ1
2のガイドフレーム部14の構造を示しており、ガイド
フレーム部14が二股状に延設された構造とされてい
る。そして、二股状のガイドフレーム部14の水平部1
4aが連結杆46により互いに連結されている。
【0040】また、その一方のガイドフレーム部14の
垂直部14cにはガイドローラ21が取り付けられ、他
方のガイドフレーム部14の水平部14a、傾斜部14
bおよび垂直部14cにはガイドプーリ18、19、2
0がそれぞれ取り付けられている。
【0041】この第2実施例の回転フライヤ12の構造
によれば、回転フライヤ12自体の剛性が向上し、回転
時における回転フライヤ12の振動が軽減され、また、
各線材17の案内経路の距離が長くなり、線材17の振
動が吸収でき、断線が有効に防止できる利点もある。
【0042】なお、上記実施例において、ブレーキ機構
29としてヒステリシスブレーキ25を採用した構造を
示しているが、その他のブレーキ装置であってもよく、
また、ブレーキ機構29の設置位置も実施例の位置に何
等限定されない。
【0043】さらに、中心の線材43が1本と外層の線
材17が6本の同心撚りを示しているが、さらにその外
層に12本の線材を配設した同心撚りにも利用できる。
この場合には、線材繰り出しサプライ装置1をもう一台
準備し、その巻取りリール3に12本の線材を同時に巻
き付けたものを採用し、同様にして撚線機34側に案内
する構造とすればよい。また、実施例において、同心撚
りに利用した構造を示しているが、集合撚りに利用する
構造であってもよい。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明の線材繰り出しサ
プライ装置によれば、複数本の線材が同時に巻き付けら
れると共に固定状に設置される巻取りリールと、該巻取
りリールの軸心と同一軸心上に軸心を有し、該軸心回り
に回転自在に架台に支持されると共に軸心に沿って線材
遊挿孔が設けられた支軸部と、該支軸部の巻取りリール
側端部に設けられると共に巻取りリールの側方にわたっ
て延設状とされたガイドフレーム部とからなる回転フラ
イヤと、前記巻取りリールから繰り出される複数本の線
材を、前記回転フライヤに前記軸心回りの回転力を付与
しながら前記線材遊挿孔に案内すべく回転フライヤに取
り付けられた複数のガイドプーリと、前記線材遊挿孔を
通じて案内された複数本の線材を前記撚線機側に案内す
べく前記架台側に取り付けられたガイドプーリと、前記
回転フライヤの回転を規制するブレーキ機構とが備えら
れてなるものであり、巻取りリールの数が削減でき、設
置スペースの省スペース化が図れると共に、設備費の削
減が図れる。また、ブレーキ機構により回転フライヤの
回転を規制することによって、複数本の線材に均一な張
力を付与でき、各線材の線径のバラツキ発生を防止でき
ると共に、張力調整も容易となる利点がある。
【0045】また、ブレーキ機構として、ヒステリシス
ブレーキを利用することにより、安定した張力制御が行
える利点がある。
【0046】さらに、巻取りリールから繰り出される複
数本の線材がガイドプーリに至る経路途中に位置して、
巻取りリールの軸心と平行な軸心を有すると共に該軸心
方向に長いガイドローラが回転フライヤに取り付けられ
てなる構造によれば、巻取りリールに巻き付けられた複
数本の線材の巻量が変化した場合にも、安定してガイド
プーリ側に複数本の線材を案内できる利点がある。
【0047】また、回転フライヤのガイドフレーム部
が、巻取りリールの側方にわたって二股状に延設され、
該二股状のガイドフレーム部が連結杆で互いに連結され
ると共に、その一方のガイドフレーム部に前記ガイドロ
ーラが取り付けられ、他方のガイドフレーム部に前記ガ
イドプーリが取り付けられた構造によれば、回転フライ
ヤの剛性が向上し、回転フライヤの振動が軽減され、線
材の振動が吸収できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体説明図である。
【図2】図1の線材繰り出しサプライ装置における平面
図である。
【図3】図1の線材繰り出しサプライ装置における左側
面図である。
【図4】図1の要部拡大断面図である。
【図5】第2実施例における回転フライヤのガイドフレ
ーム部を示す平面図である。
【図6】同心撚りの撚線を示す斜視図である。
【図7】従来例を示す全体説明図である。
【符号の説明】
1 線材繰り出しサプライ装置 2 架台 3 巻取りリール 12 回転フライヤ 13 支軸部 14 ガイドフレーム部 16 線材遊挿孔 17 線材 18 ガイドプーリ 19 ガイドプーリ 20 ガイドプーリ 21 ガイドローラ 23 タイミングプーリ 25 ヒステリシスブレーキ 26 制動軸 27 タイミングプーリ 28 タイミングベルト 29 ブレーキ機構 33 線材通過孔 34 撚線機 35 ガイドプーリ 37 張力制御部 40 線材案内板 41 ガイドプーリ 43 線材 44 巻取りリール 46 連結杆

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の線材を撚線機側に順次供給する
    ための線材繰り出しサプライ装置において、 前記複数本の線材が同時に巻き付けられると共に固定状
    に設置される巻取りリールと、 該巻取りリールの軸心と同一軸心上に軸心を有し、該軸
    心回りに回転自在に架台に支持されると共に軸心に沿っ
    て線材遊挿孔が設けられた支軸部と、該支軸部の巻取り
    リール側端部に設けられると共に巻取りリールの側方に
    わたって延設状とされたガイドフレーム部とからなる回
    転フライヤと、 前記巻取りリールから繰り出される複数本の線材を、前
    記回転フライヤに前記軸心回りの回転力を付与しながら
    前記線材遊挿孔に案内すべく回転フライヤに取り付けら
    れた複数のガイドプーリと、 前記線材遊挿孔を通じて案内された複数本の線材を前記
    撚線機側に案内すべく前記架台側に取り付けられたガイ
    ドプーリと、 前記回転フライヤの回転を規制するブレーキ機構と、が
    備えられてなることを特徴とする線材繰り出しサプライ
    装置。
  2. 【請求項2】 前記ブレーキ機構が、前記架台に取り付
    けられたヒステリシスブレーキと、ヒステリシスブレー
    キの制動軸に固定されたタイミングプーリと、前記支軸
    部に固定されたタイミングプーリと、両タイミングプー
    リ間にわたって巻掛けられたタイミングベルトとからな
    ることを特徴とする請求項1記載の線材繰り出しサプラ
    イ装置。
  3. 【請求項3】 前記巻取りリールから繰り出される複数
    本の線材が前記回転フライヤに取り付けられた最初のガ
    イドプーリに至る経路途中に位置して、前記複数本の線
    材を案内すべく、巻取りリールの軸心と平行な軸心を有
    すると共に該軸心方向に長いガイドローラが回転フライ
    ヤに取り付けられてなることを特徴とする請求項1記載
    の線材繰り出しサプライ装置。
  4. 【請求項4】 前記回転フライヤのガイドフレーム部
    が、前記巻取りリールの側方にわたって二股状に延設さ
    れ、該二股状のガイドフレーム部が連結杆で互いに連結
    されると共に、その一方のガイドフレーム部に前記ガイ
    ドローラが取り付けられ、他方のガイドフレーム部に前
    記ガイドプーリが取り付けられたことを特徴とする請求
    項3記載の線材繰り出しサプライ装置。
JP6027944A 1994-02-25 1994-02-25 線材繰り出しサプライ装置 Expired - Lifetime JP2888127B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6027944A JP2888127B2 (ja) 1994-02-25 1994-02-25 線材繰り出しサプライ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6027944A JP2888127B2 (ja) 1994-02-25 1994-02-25 線材繰り出しサプライ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07237814A true JPH07237814A (ja) 1995-09-12
JP2888127B2 JP2888127B2 (ja) 1999-05-10

Family

ID=12235011

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6027944A Expired - Lifetime JP2888127B2 (ja) 1994-02-25 1994-02-25 線材繰り出しサプライ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2888127B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1270484A2 (en) * 2001-05-22 2003-01-02 R.C.E. S.r.l. Apparatus for unwinding wire from reels with high inertia
CN103159075A (zh) * 2013-04-02 2013-06-19 安徽首文碳纤维有限公司 碳纤维丝束分层传输装置
WO2013164920A1 (ja) 2012-05-02 2013-11-07 株式会社神津製作所 繊維束用ガイド
CN114104854A (zh) * 2021-11-20 2022-03-01 常熟市华瑞针纺织有限公司 一种并线机放线架

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03200672A (ja) * 1989-12-28 1991-09-02 Kanai Hiroyuki 線条体の繰出し方法およびその装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03200672A (ja) * 1989-12-28 1991-09-02 Kanai Hiroyuki 線条体の繰出し方法およびその装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1270484A2 (en) * 2001-05-22 2003-01-02 R.C.E. S.r.l. Apparatus for unwinding wire from reels with high inertia
EP1270484A3 (en) * 2001-05-22 2003-07-23 R.C.E. S.r.l. Apparatus for unwinding wire from reels with high inertia
WO2013164920A1 (ja) 2012-05-02 2013-11-07 株式会社神津製作所 繊維束用ガイド
CN103159075A (zh) * 2013-04-02 2013-06-19 安徽首文碳纤维有限公司 碳纤维丝束分层传输装置
CN114104854A (zh) * 2021-11-20 2022-03-01 常熟市华瑞针纺织有限公司 一种并线机放线架

Also Published As

Publication number Publication date
JP2888127B2 (ja) 1999-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5865808B2 (ja) 糸供給装置
US3828538A (en) High-speed double twist twisting apparatus mainly adapted to twist steel wires
JPH04319017A (ja) インラインワイヤー絞り加工機
US4302924A (en) Wire stranding apparatus
JP2888127B2 (ja) 線材繰り出しサプライ装置
JP2888141B2 (ja) 同心撚りにおける線材サプライ方法
JP2835827B2 (ja) 電線撚り機
JPS58144054A (ja) リ−ド線繰り出し方法
US2809791A (en) Continuous dead reel let-off with controlled tension
JP3040085B2 (ja) 撚線方法および撚線装置
JPH11322189A (ja) 搭載式ワイヤコイルを備える省スペ―ス伸線機
JP2994628B1 (ja) 撚線装置
JP3180509B2 (ja) シールド付電線の供給方法及び供給装置
CN214652575U (zh) 一种可实现30卷线盘同时放线的放线装置
JPH0978368A (ja) 二重撚糸機及び二重撚糸方法
US1537638A (en) Tension device for wrapping and twisting machines
JP3595514B2 (ja) 撚線機
KR100349315B1 (ko) 선재 자동 교체장치
JPH07320565A (ja) ボビン用フライヤ
JPH0329916B2 (ja)
KR200421239Y1 (ko) 신선 라인용 보빈 공급대
JPS5848296Y2 (ja) 巻取回転形撚線機のテ−プ供給装置
CN117446591A (zh) 一种成缆机用放线装置及成缆机
JP3036434B2 (ja) フープ材供給リールの交換機構
JPH0967721A (ja) ダブルツイスター

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080219

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090219

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100219

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110219

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110219

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120219

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140219

Year of fee payment: 15

EXPY Cancellation because of completion of term