JPH0723723U - 吸引型ベルトコンベア装置 - Google Patents
吸引型ベルトコンベア装置Info
- Publication number
- JPH0723723U JPH0723723U JP4695792U JP4695792U JPH0723723U JP H0723723 U JPH0723723 U JP H0723723U JP 4695792 U JP4695792 U JP 4695792U JP 4695792 U JP4695792 U JP 4695792U JP H0723723 U JPH0723723 U JP H0723723U
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- recess
- conveyor device
- belt conveyor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルト上の物体を吸引してベルト上に固定す
ることが可能な吸引型ベルトコンベア装置を提供する。 【構成】 載置された物体を搬送するため一定方向に送
られるベルト20を備え、ベルト20の物体が載置され
る位置には開口部21,22が形成され、開口部21,
22は吸引ポンプ33と連結されてベルト20上に載置
された物体を吸引して固定する。
ることが可能な吸引型ベルトコンベア装置を提供する。 【構成】 載置された物体を搬送するため一定方向に送
られるベルト20を備え、ベルト20の物体が載置され
る位置には開口部21,22が形成され、開口部21,
22は吸引ポンプ33と連結されてベルト20上に載置
された物体を吸引して固定する。
Description
【0001】
本考案は吸引型ベルトコンベア装置に係り、特に、ベルト上に載置される物体 が吸引によりベルト上に固定される吸引型ベルトコンベア装置に関する。
【0002】
従来より、物体の供給や加工等の目的のため物体を搬送する装置としてはベル トコンベア装置が用いられている。
【0003】 このようなベルトコンベア装置は一定方向に送られるベルト上に物体を載置し て、物体の搬送を行うものである。
【0004】
しかし、上述したベルトコンベア装置においては、搬送中に物体がベルト上か ら落下してしまったり、ベルト上の物体が当初の位置からずれてしまい、物体に 加工を施す際の障害になることがあるといった問題があった。
【0005】 本考案は上述した問題点を解決するためになされたものであり、ベルト上の物 体を吸引してベルト上に固定することが可能な吸引型ベルトコンベア装置を提供 することを目的とする。
【0006】
上述した目的を達成するため、本考案のベルトコンベア装置は、載置された物 体を搬送するため一定方向に送られるベルトを備え、前記ベルトの前記物体が載 置される位置には開口部が形成され、前記開口部は吸引ポンプと連結されて前記 ベルト上に載置された前記物体を吸引して固定するように構成した。
【0007】 また、上述のベルトコンベア装置において、前記開口部は、前記ベルト上に前 記物体が載置されたとき開口し、前記ベルト上に前記物体が載置されていない時 に閉鎖するバルブ手段を備えるように構成した。
【0008】
本考案のベルトコンベア装置においては、ベルト上に載置された物体は、吸引 ポンプでベルトに形成された開口部から吸引されて開口部上に固定されるので、 ベルト上に載置された物体が落下したり、当初の位置からずれてしまうことがな い。
【0009】 また、ベルト上に物体が載置されたとき開口し、ベルト上に物体が載置されて いない時に閉鎖するバルブ手段を開口部に設けることにより、物体が載置されて いる開口部のみを吸引ポンプと連結させることが可能になる。
【0010】
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明する。 図1〜図3は本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置10を示す。
【0011】 図1〜図3において、本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置10は、物体4 0を載置して一定方向に送られるベルト20と、このベルト20の下方に設けら れた吸引ベース30とを備えている。
【0012】 ベルト20は、柔軟性、可撓性を有するゴム、プラスチック等の材質により所 定の厚さを有する帯状に形成されている。このベルト20上の物体40が載置さ れる部分には、ベルト20の上面に開口する第1凹部21と、第1凹部21に対 応して、ベルト20の下面に開口する第2凹部22の2つの凹部が形成されてい る。また、この第1凹部21と第2凹部22の間には、第1凹部21と第2凹部 22を連絡するための連絡部23が形成されている。
【0013】 この第1凹部21の底面は、中央方向に向かって徐々に上方に突出する傘状に 形成されている。また、第2凹部22の底面は第1凹部21方向に向かって徐々 にその径が減少する漏斗状に形成されている。そして、第1凹部21の底面の最 も上方に突出する部分と、第2凹部22の底面の最も径が小さい部分が連絡部2 3により連絡されている。
【0014】 ベルト20の下方に設けられた吸引ベース30には、吸引ポンプ33に連結さ れた吸引パイプ31が配設されており、この吸引パイプ31はベルト20の第2 凹部22の直下で拡開して拡開部32を形成している。そして、この拡開部32 は複数の第2凹部22と連絡され、第2凹部22及びこれに連続する連絡部23 及び第1凹部21を負圧にすることができるように構成されている。
【0015】 本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置10において吸引ポンプ33が稼働し ている場合、第1凹部21上に物体40が載置されていない状況では、図3に示 されるように、連絡部23が閉鎖して第1凹部21と第2凹部22の連絡が遮断 されるように構成されている。
【0016】 一方、第1凹部21上に物体40が載置されている状況では、ベルト20の断 面形状が変化し、連絡部23が開口し、第1凹部21と第2凹部22が連絡され るように構成されている。このような構成を採用することにより、物体40が載 置されている第1凹部21のみを吸引ポンプ33と連結させることが可能なる。
【0017】 このように本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置10においては、第1凹部 21、第2凹部22及び連絡部23がバルブ手段として作用する。 次に、本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置10の作用について説明する。
【0018】 本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置10において、吸引ポンプ33が稼働 していない場合は、図1に示されるように、連絡部23が開口し、第1凹部21 と第2凹部22が連絡している。
【0019】 第1凹部21上に物体40を載置して吸引ポンプ33を稼働させると、図2に 示されるように、第1凹部21が物品40で閉鎖されることにより、第1凹部2 1、連絡部23及び第2凹部22が負圧になる。そして、第1凹部21上に載置 されている物体40は、この負圧により第1凹部21上でベルト20に固定され る。これによって、ベルト20上に載置される物体40がベルト20から落下し たり、物体40の加工をする際にベルト20上の物体40が当初の位置からずれ てしまうといったことが防止される。
【0020】 第1凹部21上に物体40を載置せずに吸引ポンプ33を稼働させると、図3 に示されるように、第1凹部21の底面は、吸引ポンプ33により発生する空気 流により下方に付勢され、第1凹部21の底面と連絡部23の連絡が遮断される 。
【0021】 これによって、同一の拡開部32に連絡する一の第1凹部21上に物体40が 載置され、他の第1凹部21上に物体40が載置されていない場合においても、 物体40が載置されている第1凹部21における吸引が妨げられることがなくな る。すなわち、同一の拡開部32に連絡する一の第1凹部21上に物体40が載 置され、他の第1凹部21上に物体40が載置されていない場合において、物体 が載置されていない第1凹部21と連続して形成された連絡部23が開口してい ると、物体40が載置されていない第1凹部21から空気が吸引され、拡開部3 2を負圧にすることができなくなり、物体40が載置されている第1凹部21に おいても物体40を固定するのに十分な負圧を確保することができなくなる。し かし、本考案に係る吸引式ベルトコンベア装置10においては、物体40が載置 されていない第1凹部21に連続する連絡部23は閉鎖されており、物体40が 載置されていない第1凹部21から拡開部32に空気が吸引されることがないの で、拡開部32及び物体40が載置されている第1凹部21を負圧にし、物体4 0をベルト20上に固定することが可能になる。
【0022】 尚、本考案は上述した実施例に限定されるものではなく、適宜変更を加えるこ とが可能である。 すなわち、上述した実施例においては、第1凹部21と第2凹部22を連絡す る連絡部23がバルブ手段を構成するものであるが、本考案はこれに限定される ものではない。
【0023】 例えば、図4に示されるように、ベルト40の物品が載置される部分に断面四 角形状の凹部41を形成し、この凹部41の底部に、これに連通する小径連絡部 42を設け、この小径連絡部42と拡開部43とを連結することにより本考案を 構成することも可能である。このような構成を採用することにより、拡開部43 から凹部41内の吸引を行った場合、前記のようなバルブ手段を設けなくとも一 度に多量の空気を吸引することがないので、吸引ポンプの容量を必要以上に大き くしなくても良く、効率的な作動が確保できる。
【0024】 また、ベルトに物体が載置されたことを感知する感圧センサを設け、この感圧 センサからの信号に基いて開閉するソレノイドバルブによりバルブ手段を構成す ることも可能である。
【0025】
以上のように構成した本考案の吸引型ベルトコンベア装置によれば、ベルト上 の物体を吸引してベルト上に固定することが可能になるので、ベルトから物体が 落下したり、ベルト上の物体が当初の位置からずれてしまい、物体に加工を施す 際に障害となることを防止することが可能になるという効果を奏する。
【0026】 また、ベルト上に物体が載置されていない時に閉鎖するバルブ手段を開口部に 設けることにより、効率的な稼働を行うことができる。
【図1】 本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置の概
要を示す図。
要を示す図。
【図2】 本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置に物
体が載置されている状態を示す図。
体が載置されている状態を示す図。
【図3】 本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置に物
体が載置されていない状態を示す図。
体が載置されていない状態を示す図。
【図4】 本考案に係る吸引型ベルトコンベア装置の他
の例を示す図。
の例を示す図。
10・・・吸引型ベルトコンベア装置 20、40・・・ベルト 21・・・第1凹部 22・・・第2凹部 23・・・連絡部 30・・・吸引ベース 31・・・吸引パイプ 32、43・・・拡開部 33・・・吸引ポンプ 41・・・凹部 42・・・小径連絡部
Claims (2)
- 【請求項1】載置された物体を搬送するため一定方向に
送られるベルトを備え、前記ベルトの前記物体が載置さ
れる位置には開口部が形成され、前記開口部は吸引ポン
プと連結されて前記ベルト上に載置された前記物体を吸
引して固定することを特徴とする吸引型ベルトコンベア
装置。 - 【請求項2】前記開口部は、前記ベルト上に前記物体が
載置されたとき開口し、前記ベルト上に前記物体が載置
されていない時に閉鎖するバルブ手段を備えていること
を特徴とする請求項1記載の吸引型ベルトコンベア装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4695792U JPH0723723U (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 吸引型ベルトコンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4695792U JPH0723723U (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 吸引型ベルトコンベア装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723723U true JPH0723723U (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=12761771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4695792U Pending JPH0723723U (ja) | 1992-07-06 | 1992-07-06 | 吸引型ベルトコンベア装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723723U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017226156A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 化粧板体の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6093055A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-24 | Toshin Kogyo Kk | 基材の間欠送り装置 |
-
1992
- 1992-07-06 JP JP4695792U patent/JPH0723723U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6093055A (ja) * | 1983-10-24 | 1985-05-24 | Toshin Kogyo Kk | 基材の間欠送り装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017226156A (ja) * | 2016-06-23 | 2017-12-28 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 化粧板体の製造方法 |
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