JPH07237195A - ファスナ−作製パンチ - Google Patents
ファスナ−作製パンチInfo
- Publication number
- JPH07237195A JPH07237195A JP5510894A JP5510894A JPH07237195A JP H07237195 A JPH07237195 A JP H07237195A JP 5510894 A JP5510894 A JP 5510894A JP 5510894 A JP5510894 A JP 5510894A JP H07237195 A JPH07237195 A JP H07237195A
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- Japan
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- hole
- fastener
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 打抜孔を有する孔体6と穿孔体3との間のシ
−ト挿入隙間2にファスナ−材のシ−トS1を挿入し、
穿孔し、穿孔物として、例えば5mm幅といったように
綴じるシ−トの穴の径より幅狭の中央部と、例えば10
mmといったように綴じるシ−トの穴の径より幅広の両
方の側部とを有するファスナ−Fを作製するパンチ。 【効果】 穿孔物を捨てる対象としない。しかも、この
使用の対象となる穿孔物として、比較的簡単な形状で、
しかも、実用性も高く、手軽に使用できる1穴用のファ
スナ−を、容易に作製することができる。
−ト挿入隙間2にファスナ−材のシ−トS1を挿入し、
穿孔し、穿孔物として、例えば5mm幅といったように
綴じるシ−トの穴の径より幅狭の中央部と、例えば10
mmといったように綴じるシ−トの穴の径より幅広の両
方の側部とを有するファスナ−Fを作製するパンチ。 【効果】 穿孔物を捨てる対象としない。しかも、この
使用の対象となる穿孔物として、比較的簡単な形状で、
しかも、実用性も高く、手軽に使用できる1穴用のファ
スナ−を、容易に作製することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、打抜孔を有する孔体と
穿孔体との間のシ−ト挿入隙間にシ−トを挿入し、穿孔
体を打抜孔に通すように押圧することでシ−トに穿孔す
るようにしたパンチに関する。
穿孔体との間のシ−ト挿入隙間にシ−トを挿入し、穿孔
体を打抜孔に通すように押圧することでシ−トに穿孔す
るようにしたパンチに関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般的な
パンチは、打抜孔を有する孔体と穿孔体との間のシ−ト
挿入隙間にファイルなどに連綴するシ−トを挿入し、穿
孔体を打抜孔に通すように手で押圧する手動式のものと
なっている。シ−トの縁部近傍に所定の間隔で2穴穿孔
するものである。また、近年、モ−タ−を穿孔体の駆動
源とする、所謂、電動パンチも市販されている。
パンチは、打抜孔を有する孔体と穿孔体との間のシ−ト
挿入隙間にファイルなどに連綴するシ−トを挿入し、穿
孔体を打抜孔に通すように手で押圧する手動式のものと
なっている。シ−トの縁部近傍に所定の間隔で2穴穿孔
するものである。また、近年、モ−タ−を穿孔体の駆動
源とする、所謂、電動パンチも市販されている。
【0003】これらパンチの穿孔形状は、通常、円形で
ある。即ち、シ−トから穿孔された穿孔物の形状は円状
である。打抜孔の開口形状も丸く、穿孔体の、刃となる
先端部も、曲面状ではあるけれど、やはり、丸い。
ある。即ち、シ−トから穿孔された穿孔物の形状は円状
である。打抜孔の開口形状も丸く、穿孔体の、刃となる
先端部も、曲面状ではあるけれど、やはり、丸い。
【0004】しかし、穿孔物を捨てる対象ではなく使用
の対象として認識すれば、穿孔物の形状は、何も円状で
ある必然性はない。例えば、なんらかの図形形状に穿孔
することによって、その図形形状ゆえの使用ができるも
のとなる。思いつくままに一例を挙げれば、ハ−ト形状
の穿孔物を得、これを手紙の封かん紙として使用するよ
うなこともできる。
の対象として認識すれば、穿孔物の形状は、何も円状で
ある必然性はない。例えば、なんらかの図形形状に穿孔
することによって、その図形形状ゆえの使用ができるも
のとなる。思いつくままに一例を挙げれば、ハ−ト形状
の穿孔物を得、これを手紙の封かん紙として使用するよ
うなこともできる。
【0005】この点、本発明で選択したのがファスナ−
である。と言っても、通常、ファスナ−と言えば、金属
製であって、綴じるシ−トの穴に挿通する舌部と呼ばれ
る所定長さの部分を所定長さの中央部の両側に設けたフ
ァスナ−本体と、このファスナ−本体の舌部を綴じるシ
−トの穴に挿通後、折曲固定する別体の押え部材とより
なるものが、まず最初に想起されるであろうが、このよ
うなものとは異なる。剃刀やはさみのようなもので切る
のと比べると、パンチによる穿孔物の形状はある程度簡
単なものに制限されてしまう。
である。と言っても、通常、ファスナ−と言えば、金属
製であって、綴じるシ−トの穴に挿通する舌部と呼ばれ
る所定長さの部分を所定長さの中央部の両側に設けたフ
ァスナ−本体と、このファスナ−本体の舌部を綴じるシ
−トの穴に挿通後、折曲固定する別体の押え部材とより
なるものが、まず最初に想起されるであろうが、このよ
うなものとは異なる。剃刀やはさみのようなもので切る
のと比べると、パンチによる穿孔物の形状はある程度簡
単なものに制限されてしまう。
【0006】
【課題を解決するための手段】比較的簡単な形状で、し
かも、ファスナ−としての実用性も高いものをと種々検
討の結果、決定したのが2穴用ではなく1穴用とするこ
とである。1穴用であれば、あまり長い穿孔物とする必
要性はなくなる。また、1穴用でも、2穴もしくはそれ
以上の穴を有する綴じるシ−トの1穴だけを利用する、
あるいは、1穴しか有さない綴じるシ−トにも使用でき
るという点で、十分実用性があり、しかも、手軽に使用
できるものとなる。具体的形状としては、綴じるシ−ト
の穴の径より幅狭の中央部と、綴じるシ−トの穴の径よ
り幅広の両方の側部とを有するものとする。本発明は、
このようなファスナ−を作製するパンチ、従って、打抜
孔を有する孔体と穿孔体との間のシ−ト挿入隙間にシ−
トを挿入し、穿孔体を打抜孔に通すように押圧すること
でシ−トに穿孔するようにしたパンチであって、シ−ト
から穿孔された穿孔物が、綴じるシ−トの穴の径より幅
狭の中央部と、綴じるシ−トの穴の径より幅広の両方の
側部とを有するファスナ−となるファスナ−作製パンチ
を要旨とする。
かも、ファスナ−としての実用性も高いものをと種々検
討の結果、決定したのが2穴用ではなく1穴用とするこ
とである。1穴用であれば、あまり長い穿孔物とする必
要性はなくなる。また、1穴用でも、2穴もしくはそれ
以上の穴を有する綴じるシ−トの1穴だけを利用する、
あるいは、1穴しか有さない綴じるシ−トにも使用でき
るという点で、十分実用性があり、しかも、手軽に使用
できるものとなる。具体的形状としては、綴じるシ−ト
の穴の径より幅狭の中央部と、綴じるシ−トの穴の径よ
り幅広の両方の側部とを有するものとする。本発明は、
このようなファスナ−を作製するパンチ、従って、打抜
孔を有する孔体と穿孔体との間のシ−ト挿入隙間にシ−
トを挿入し、穿孔体を打抜孔に通すように押圧すること
でシ−トに穿孔するようにしたパンチであって、シ−ト
から穿孔された穿孔物が、綴じるシ−トの穴の径より幅
狭の中央部と、綴じるシ−トの穴の径より幅広の両方の
側部とを有するファスナ−となるファスナ−作製パンチ
を要旨とする。
【0007】
【実施例】添付図1〜図6に基づき一例の説明をする。
図1において、パンチPは、押圧体1を押圧して、シ−
ト挿入隙間2に挿入したファスナ−材のシ−トを穿孔す
るものとなっている。図2に断面を示すように、押圧体
1には穿孔体3を一体に取り付けてある。穿孔体3の刃
となる先端部(図面下端部)は平面状に描いてあるが、
適宜曲面状となっていてよい。外枠体4が、弾撥体5に
よる付勢力を受けた押圧体1及び穿孔体3の飛び出しを
防止している。
図1において、パンチPは、押圧体1を押圧して、シ−
ト挿入隙間2に挿入したファスナ−材のシ−トを穿孔す
るものとなっている。図2に断面を示すように、押圧体
1には穿孔体3を一体に取り付けてある。穿孔体3の刃
となる先端部(図面下端部)は平面状に描いてあるが、
適宜曲面状となっていてよい。外枠体4が、弾撥体5に
よる付勢力を受けた押圧体1及び穿孔体3の飛び出しを
防止している。
【0008】また、打抜孔を有する孔体6は、接着や溶
着、あるいは、圧入嵌合などによって、外枠体4と固定
状態にある。必要ならば、これら外枠体4と孔体6とを
分離可能にしてもよい。図示のものでは、この孔体6自
体が有する隙間としてシ−ト挿入隙間2を設けてある。
シ−ト挿入隙間2のシ−ト突当部7は、挿入するファス
ナ−材のシ−トが穿孔体3の全体を受け得るよう、即
ち、穴を穿てるよう、穿孔体3よりも図面右側に位置さ
せてある。尚、図示の孔体6は底体となっているが、通
常のパンチにおける屑入れ、即ち、穿孔物を入れる収容
部をこの孔体6の下部に設けておけば、パンチP自体が
作製したファスナ−の収容体ともなる。
着、あるいは、圧入嵌合などによって、外枠体4と固定
状態にある。必要ならば、これら外枠体4と孔体6とを
分離可能にしてもよい。図示のものでは、この孔体6自
体が有する隙間としてシ−ト挿入隙間2を設けてある。
シ−ト挿入隙間2のシ−ト突当部7は、挿入するファス
ナ−材のシ−トが穿孔体3の全体を受け得るよう、即
ち、穴を穿てるよう、穿孔体3よりも図面右側に位置さ
せてある。尚、図示の孔体6は底体となっているが、通
常のパンチにおける屑入れ、即ち、穿孔物を入れる収容
部をこの孔体6の下部に設けておけば、パンチP自体が
作製したファスナ−の収容体ともなる。
【0009】図3に孔体6の打抜孔の形状を示す。左右
対称・上下対称の亜鈴状である。図4に示すように、フ
ァスナ−材のシ−トS1から作製されるファスナ−Fの
形状は、この打抜孔の形状に沿ったものとなる。前述し
たように、また、図5に示すように、ファスナ−Fの中
央部は、綴じるシ−トS2の穴の径と比べて、幅が狭く
なっている。綴じるシ−トS2の穴の径は、JISに基
づき約6mmとなっているのが一般的であるから、約3
mm〜5mmにすると概ね好ましい。これに対し、両方
の側部は、同じく幅が広くなっている。材質にもよる
が、綴じるシ−トS2の穴へ通すときのシ−トS2の変
形やファスナ−Fの変形を考えると略2倍位まで、上述
したJISを考慮すると、約8mm〜14mmにするの
が概ね好ましい。従って、孔体6の打抜孔も、実際に
は、作製するファスナ−Fと若干の寸法差を生じること
もあろうが、上述のような寸法にしておくと概ね好まし
い。
対称・上下対称の亜鈴状である。図4に示すように、フ
ァスナ−材のシ−トS1から作製されるファスナ−Fの
形状は、この打抜孔の形状に沿ったものとなる。前述し
たように、また、図5に示すように、ファスナ−Fの中
央部は、綴じるシ−トS2の穴の径と比べて、幅が狭く
なっている。綴じるシ−トS2の穴の径は、JISに基
づき約6mmとなっているのが一般的であるから、約3
mm〜5mmにすると概ね好ましい。これに対し、両方
の側部は、同じく幅が広くなっている。材質にもよる
が、綴じるシ−トS2の穴へ通すときのシ−トS2の変
形やファスナ−Fの変形を考えると略2倍位まで、上述
したJISを考慮すると、約8mm〜14mmにするの
が概ね好ましい。従って、孔体6の打抜孔も、実際に
は、作製するファスナ−Fと若干の寸法差を生じること
もあろうが、上述のような寸法にしておくと概ね好まし
い。
【0010】ファスナ−Fは、綴じるシ−トS2の穴に
通したままの状態として使用することもできる。しか
し、確実に綴じるには、例えば、図6に示すように、綴
じるシ−ト2に接着や溶着などで固定するのが好まし
い。そのためには、接着剤などを作製したファスナ−F
に後から塗布してもよいが、ファスナ−材のシ−トS1
自体に粘着シ−トを用いるのが都合がよい。例えば、合
成樹脂製シ−トや紙や布などの軟質シ−トとか、金属薄
板など、変形容易かつ穿孔容易な材質からなる母材の一
方の面を粘着面とし、その上から剥離シ−トで覆ったも
のなどである。その他、セロファンテ−プなどの巻回テ
−プ状のものもある。このような剥離シ−トを有さない
ものに対しても、粘着面と触れる可能性のある、シ−ト
挿入隙間2や穿孔体3の刃となる先端部の表面を適宜剥
離容易面、例えば、梨地面としたり剥離剤で処理した面
などとしておけば、面倒なく穿孔できる。
通したままの状態として使用することもできる。しか
し、確実に綴じるには、例えば、図6に示すように、綴
じるシ−ト2に接着や溶着などで固定するのが好まし
い。そのためには、接着剤などを作製したファスナ−F
に後から塗布してもよいが、ファスナ−材のシ−トS1
自体に粘着シ−トを用いるのが都合がよい。例えば、合
成樹脂製シ−トや紙や布などの軟質シ−トとか、金属薄
板など、変形容易かつ穿孔容易な材質からなる母材の一
方の面を粘着面とし、その上から剥離シ−トで覆ったも
のなどである。その他、セロファンテ−プなどの巻回テ
−プ状のものもある。このような剥離シ−トを有さない
ものに対しても、粘着面と触れる可能性のある、シ−ト
挿入隙間2や穿孔体3の刃となる先端部の表面を適宜剥
離容易面、例えば、梨地面としたり剥離剤で処理した面
などとしておけば、面倒なく穿孔できる。
【0011】次に、図7〜図9に基づき別の一例の説明
をする。尚、前例のものと基本的に同一の部位には同一
の参照符号を使用する。まず、断面を示す図7におい
て、前例のものの断面を示した図2との違いは、シ−ト
突当部7の位置にある。穿孔体3も図面左右長さが短く
なっているが、シ−ト突当部7は、その短くなった穿孔
体3の図面右側に位置せず、下側に位置している。と言
っても、シ−ト挿入隙間2は穿孔体3の穿孔移動を阻害
しない。孔体6のシ−ト挿入隙間2部分の外縁部だけが
シ−ト突当部7となっている。
をする。尚、前例のものと基本的に同一の部位には同一
の参照符号を使用する。まず、断面を示す図7におい
て、前例のものの断面を示した図2との違いは、シ−ト
突当部7の位置にある。穿孔体3も図面左右長さが短く
なっているが、シ−ト突当部7は、その短くなった穿孔
体3の図面右側に位置せず、下側に位置している。と言
っても、シ−ト挿入隙間2は穿孔体3の穿孔移動を阻害
しない。孔体6のシ−ト挿入隙間2部分の外縁部だけが
シ−ト突当部7となっている。
【0012】しかも、図8に示すように、この本例のも
のにおける孔体6の打抜孔の形状は前例のものと大きく
異なる。一見すると、片方の側部が幅広とならないもの
を作製するかのようである。しかし、この本例のもの
も、前例のものと略同形状のファスナ−を作製する。即
ち、図9に示すように、本例のものにおけるシ−ト挿入
隙間2には、予め二つ折りにしたファスナ−材のシ−ト
S1を折り目側から挿入する。穿孔体3によるファスナ
−材のシ−トS1への打抜形状は、この折り目の部分に
凹陥部を形成するものとなり、ファスナ−材のシ−トS
1を開くと、穴の穿ったものとなる。従って、打抜物も
やはり穿孔物であり、この二つ折りの穿孔物も、開く
と、綴じるシ−トの穴の径より幅狭の中央部と、綴じる
シ−トの穴の径より幅広の両方の側部とを有するファス
ナ−となる。ちなみに、このように二つ折りに予めなし
たファスナ−Fは、図6に示した、綴じるシ−トS2に
固定するときの表裏両面側での合掌一致性の高いものと
なる。
のにおける孔体6の打抜孔の形状は前例のものと大きく
異なる。一見すると、片方の側部が幅広とならないもの
を作製するかのようである。しかし、この本例のもの
も、前例のものと略同形状のファスナ−を作製する。即
ち、図9に示すように、本例のものにおけるシ−ト挿入
隙間2には、予め二つ折りにしたファスナ−材のシ−ト
S1を折り目側から挿入する。穿孔体3によるファスナ
−材のシ−トS1への打抜形状は、この折り目の部分に
凹陥部を形成するものとなり、ファスナ−材のシ−トS
1を開くと、穴の穿ったものとなる。従って、打抜物も
やはり穿孔物であり、この二つ折りの穿孔物も、開く
と、綴じるシ−トの穴の径より幅狭の中央部と、綴じる
シ−トの穴の径より幅広の両方の側部とを有するファス
ナ−となる。ちなみに、このように二つ折りに予めなし
たファスナ−Fは、図6に示した、綴じるシ−トS2に
固定するときの表裏両面側での合掌一致性の高いものと
なる。
【0013】図示は省略するが、その他にも種々なせ
る。例えば、前述した二例目のものにおいて、シ−ト突
当部7の位置を調整できるようにしてもよい。一例とし
て、図7の図面左右方向に位置調整できるものとする
と、幅狭の中央部の長さの種々異なったファスナ−Fを
容易に作製できるものとなる。綴じるシ−トS2の厚さ
に応じて適宜所望のファスナ−Fを準備できる訳であ
る。また、図7の図面上下方向に回転軸を有するような
位置調整をできるものとすると、全体として「く」の字
状のファスナ−Fを容易に作製できるものとなる。ファ
スナ−Fの綴じるシ−トS2に対する固定の方向は適宜
にできることを考えると、例えば、ファスナ−Fによっ
て綴じるシ−トS2の穴の補強も兼ねる上で、このよう
な形状の方が好ましい場合もある。そして、このよう
に、シ−ト突当部7の位置調整を可能にすることを、前
述した一例目のものに適用すると、ファスナ−材のシ−
トS1を二つ折りにしないで、また、二つ折りにして、
シ−ト挿入隙間2に挿入することによるファスナ−Fの
作製が可能となる。
る。例えば、前述した二例目のものにおいて、シ−ト突
当部7の位置を調整できるようにしてもよい。一例とし
て、図7の図面左右方向に位置調整できるものとする
と、幅狭の中央部の長さの種々異なったファスナ−Fを
容易に作製できるものとなる。綴じるシ−トS2の厚さ
に応じて適宜所望のファスナ−Fを準備できる訳であ
る。また、図7の図面上下方向に回転軸を有するような
位置調整をできるものとすると、全体として「く」の字
状のファスナ−Fを容易に作製できるものとなる。ファ
スナ−Fの綴じるシ−トS2に対する固定の方向は適宜
にできることを考えると、例えば、ファスナ−Fによっ
て綴じるシ−トS2の穴の補強も兼ねる上で、このよう
な形状の方が好ましい場合もある。そして、このよう
に、シ−ト突当部7の位置調整を可能にすることを、前
述した一例目のものに適用すると、ファスナ−材のシ−
トS1を二つ折りにしないで、また、二つ折りにして、
シ−ト挿入隙間2に挿入することによるファスナ−Fの
作製が可能となる。
【0014】また例えば、前述した二例目は、幅広の両
方の側部を互いに合わせるよう二つ折りになったファス
ナ−Fを作製するものとしたが、両方の側部のそれぞれ
中心を結ぶ線に沿って二つ折りになったファスナ−Fを
作製するものとすることもできる。図示したファスナ−
Fでは、細長い形状に二つ折りになったものとなる。こ
のようにすると、綴じるシ−トS2の穴に通すのも比較
的容易になるから、ファスナ−Fの両側部の幅を前述し
たJISによるシ−ト穴寸法に対する考慮の点でも少し
広めにできる。即ち、金属薄板製の場合のように、あま
り変形の跡を残したくないようなものでも、二つ折りし
た状態で9mmとしても概ね好ましい。
方の側部を互いに合わせるよう二つ折りになったファス
ナ−Fを作製するものとしたが、両方の側部のそれぞれ
中心を結ぶ線に沿って二つ折りになったファスナ−Fを
作製するものとすることもできる。図示したファスナ−
Fでは、細長い形状に二つ折りになったものとなる。こ
のようにすると、綴じるシ−トS2の穴に通すのも比較
的容易になるから、ファスナ−Fの両側部の幅を前述し
たJISによるシ−ト穴寸法に対する考慮の点でも少し
広めにできる。即ち、金属薄板製の場合のように、あま
り変形の跡を残したくないようなものでも、二つ折りし
た状態で9mmとしても概ね好ましい。
【0015】更に例えば、前述した2例は、なるべく簡
単な構造物にせんとして、押圧体1に穿孔体3を一体に
取り付けたものとしたが、市販の一般的な2穴パンチの
ように、軽い力で穿孔できるよう力のモ−メントを利用
した構造物としたりしてもよい。また、穿孔物、従っ
て、ファスナ−Fの形状も、必ずしも上下、左右の対称
性を有さなくてよい。
単な構造物にせんとして、押圧体1に穿孔体3を一体に
取り付けたものとしたが、市販の一般的な2穴パンチの
ように、軽い力で穿孔できるよう力のモ−メントを利用
した構造物としたりしてもよい。また、穿孔物、従っ
て、ファスナ−Fの形状も、必ずしも上下、左右の対称
性を有さなくてよい。
【0016】
【発明の効果】本発明のパンチは、穿孔物を捨てる対象
としないだけでなく、この使用の対象となる穿孔物とし
て、比較的簡単な形状で、しかも、ファスナ−としての
実用性も高く、手軽に使用できる1穴用のものを、具体
的には、綴じるシ−トの穴の径より幅狭の中央部と、綴
じるシ−トの穴の径より幅広の両方の側部とを有するフ
ァスナ−を、容易に作製することができる。
としないだけでなく、この使用の対象となる穿孔物とし
て、比較的簡単な形状で、しかも、ファスナ−としての
実用性も高く、手軽に使用できる1穴用のものを、具体
的には、綴じるシ−トの穴の径より幅狭の中央部と、綴
じるシ−トの穴の径より幅広の両方の側部とを有するフ
ァスナ−を、容易に作製することができる。
【図1】本発明の一実施例を説明するための斜視図。
【図2】図1のものの断面図。
【図3】図2のものの底面図
【図4】図1のものの使用と作製ファスナ−形状を説明
するための斜視図。
するための斜視図。
【図5】図1のものによる作製ファスナ−の使用を説明
するための斜視図。
するための斜視図。
【図6】図1のものによる作製ファスナ−の使用を説明
するための斜視図。
するための斜視図。
【図7】本発明の別の一実施例を説明するための断面
図。
図。
【図8】図7のものの底面図。
【図9】図7のものの使用と作製ファスナ−形状を説明
するための斜視図。
するための斜視図。
P パンチ 1 押圧体 2 シ−ト挿入隙間 3 穿孔体 4 外枠体 5 弾撥体 6 孔体 7 シ−ト突当部 F ファスナ− S1 ファスナ−材のシ−ト S2 綴じるシ−ト
Claims (2)
- 【請求項1】 打抜孔を有する孔体と穿孔体との間のシ
−ト挿入隙間にシ−トを挿入し、穿孔体を打抜孔に通す
ように押圧することでシ−トに穿孔するようにしたパン
チであって、シ−トから穿孔された穿孔物が、綴じるシ
−トの穴の径より幅狭の中央部と、綴じるシ−トの穴の
径より幅広の両方の側部とを有するファスナ−となるフ
ァスナ−作製パンチ。 - 【請求項2】 打抜孔を有する孔体と穿孔体との間のシ
−ト挿入隙間に二つ折りにしたシ−トを折り目側から挿
入し、穿孔体を打抜孔に通すように押圧することでシ−
トに穿孔するようにしたパンチであって、シ−トから穿
孔された二つ折りの穿孔物が、これを開くと、綴じるシ
−トの穴の径より幅狭の中央部と、綴じるシ−トの穴の
径より幅広の両方の側部とを有するファスナ−となるフ
ァスナ−作製パンチ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5510894A JPH07237195A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | ファスナ−作製パンチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5510894A JPH07237195A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | ファスナ−作製パンチ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07237195A true JPH07237195A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12989563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5510894A Pending JPH07237195A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | ファスナ−作製パンチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07237195A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102179840A (zh) * | 2011-02-24 | 2011-09-14 | 天津大学 | 一种高分子膜片冲切刀 |
JP5116067B1 (ja) * | 2012-06-01 | 2013-01-09 | 株式会社ジオ | 折り返しタブ作成用孔開け器 |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP5510894A patent/JPH07237195A/ja active Pending
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