JPH0723691Y2 - 磁気ロータリーエンコーダ - Google Patents

磁気ロータリーエンコーダ

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JPH0723691Y2
JPH0723691Y2 JP383189U JP383189U JPH0723691Y2 JP H0723691 Y2 JPH0723691 Y2 JP H0723691Y2 JP 383189 U JP383189 U JP 383189U JP 383189 U JP383189 U JP 383189U JP H0723691 Y2 JPH0723691 Y2 JP H0723691Y2
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magnetic
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rotary encoder
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秀夫 鈴木
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Tokin Corp
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は回転ドラムの外周に磁化された磁気トラックを
磁気センサで検知して回転する物体などの位置を検出す
る磁気ロータリエンコーダに関する。
〔従来の技術〕
磁気ロータリエンコーダは第3図に示すように回転軸1
を中心に回転する回転ドラム2の外周に,予め定められ
た磁極長Pで隣接する磁極が互いに異極となるように磁
化された磁気トラック2aに対向して磁気抵抗効果素子の
ような複数個の磁気センサ3が近接配設されている。こ
の磁気センサ3の出力は演算回路4にて処理され,その
出力より回転する物体などの位置が検出できる磁気ロー
タリエンコーダが形成される。
この磁気センサ3は第4図に示すように磁気トラック2a
に近接し磁気長Pに対し、nを1,2,3……の整数とする
とき(2n−1)/4の間隔で複数個の磁気抵抗効果素子3
a,3b,3c,3d,3e,3f,3g,3hが配設され、それらは図のよう
にv0ボルトの直流電源3iに接続されて出力端子A,B,C,D
が設けられている。これを等価回路とすると第5図のよ
うに磁気抵抗効果素子3a,3b,3e,3fは電源3iのプラス側
+V0に,磁気抵抗効果素子3c,3d,3g,3hは電源3iのマイ
ナス側−V0に接続される。磁気抵抗効果素子3a,3d間,3
b,3c間,3e,3h間、3f,3g間のそれぞれの端子A,B,C,Dから
は第6図のようなV1,V2,V3,V4の電圧が出力され,第
7図の演算回路4に入力されて処理され出力41からA
相,出力42からB相の出力が得られる。この演算回路4
の入力は第6図のように磁極長Pに対応する,位相を36
0°とするとき,それぞれの位相はV1とV2は180°,V3
V4は180°,V1とV3は90°となる。
これらの入力はバッファ回路4aを経て演算増幅回路4Bに
それぞれV1−V2,V4−V3,V1−V4,V1−V3が入力され,
それらの出力は第8図のようなVa,Vb,Vc,Vdとなる。
つぎにコンパレータ4cに入力してパルスに変換し排他的
論理和回路4dによってVaとVbおよびVcとVdが合成され出
力端子41および出力端子42より,第9図のようにそれぞ
れのパルス間隔は位相差90°で,互いの位相差45°の2
個のA相とB相の出力が得られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし従来の磁気センサ3からの出力は一般に磁気記録
媒体としての磁気トラック2aから漏洩磁束の影響があ
り,その量によって変化し端子A,B,C,Dからは第10図の
ようなV′,V′,V′,V′が出力される。したが
って外部磁界が加わったときの磁気センサ3の出力V′
,V′,V′,V′の振幅の変化ΔE′に対し外部磁
界がない場合のV1,V2,V3,V4の振幅の変化ΔEOは大き
くなる。したがってV′,V′,V′,V′を演算増
幅回路4bに入力して得られる出力V′−V′,V′
−V′はそれぞれ第11図のV′−V′となり,こ
れをコンパレータ4cを通して得たパルス性出力は周期が
一定とならない欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は従来のかかる欠点を除き,回転ドラム2の円周
に沿って定められた間隔で隣接する磁極が互いに異なっ
て磁化された磁気トラック2aに対向近接された磁気セン
サ3によりそれぞれ出力される90°位相が異なる4個の
近似正弦波信号のうち互いに位相差が180°の2個の信
号が差動された2組の信号による出力と、互いに位相差
が90°の4個の信号が加減算された2個の信号が差動さ
れた2組の信号によって出力が互いに45°の位相差を有
する異なる出力が得られる演算回路4を具備する磁気ロ
ータリーエンコーダである。
〔作用〕
外部磁界の影響で振幅,位相がそれぞれ乱れている磁気
センサ3からの出力を組合せ差動して出力振幅が常に一
定になるようにし,安定した出力パルスが得られる。
〔実施例〕
本考案の磁気ロータリーエンコーダの実施例を図面を参
照して説明する。
本考案による演算回路4の例は第3図に示すように回転
ドラム2の外周に設けられた磁気トラック2aに近接する
磁気センサ3からは第6図のV1,V2,V3,V4の信号が出
力され,これが演算回路4の入力端子A,B,C,Dに入力さ
れる。この入力V1,V2,V3,V4はそれぞれバッファ回路
4aを径て演算回路4bの中の4b1にてV1−V2,4b2にてV4
V3,4b3にてV1−V2+V3−V4,4b4にてV1−V2−V3+V4の4
組が入力され、それぞれ出力として第2図のような4個
の出力信号V″,V″,V″,V″が出力される。つ
ぎに出力V″,V″,V″,V″はコンパレータ4cに
おいてパルス化され,V″とV″との2組出力はそれ
ぞれ排他的論理和回路4d1,4d2に入力され,それらから
の出力信号は第9図のように各パルス間隔の位相差が90
°で保ちそれぞれの間で45°の位相差を持つ1組のA相
とB相のパルス信号が出力端子41,42から出力される。
したがって磁気センサ3に外磁界が加わった場合はそれ
ぞれ演算増幅回路4Bの中で4個の入力信号を加減して得
られる出力の周期は一定となる。
〔考案の効果〕
以上に述べたように本考案においては磁気センサ3から
の出力振幅を常に一定となるように加減組み合わせ,外
部磁界または磁気センサ3の感度の方向性の影響を受け
ない,安定した出力パルスが出力される磁気ロータリー
エンコーダが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の磁気ロータリーエンコーダにおける演
算回路のブロック図,第2図は本考案の演算回路におい
て漏洩磁界の影響を受けた磁気センサよりの出力が差動
または加減算および差動させた4個の信号の波形図,第
3図は従来一般に使用される磁気ロータリーエンコーダ
の例の構造を示す外観斜視図,第4図は第3図における
磁気抵抗効果素子部の構造の模形を示す外観斜視図,第
5図は第4図の等価回路図,第6図は第4図における磁
気センサからの出力波形図,第7図は従来の演算回路の
ブロック図,第8図は第7図における演算増幅回路の出
力信号の波形図,第9図は第1図および第7図における
演算回路の出力端子よりの出力波形図,第10図は第7図
における磁気センサに外部磁界または磁気センサの感度
の方向性の影響があるときの演算増幅回路出力の信号波
形図。第11図は第10図の波形を第1図の回路で合成した
波形を示す。 なお 1:回転軸,2:回転ドラム,2a:磁気トラック,3:磁気セン
サ,4:演算回路,4a:バッファ回路,4b,4b1,4b2,4b3,4b4
演算増幅回路,4c:コンパレータ,4d:排他的論理和回路,4
1,42:出力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転ドラム2の円周に沿って定められた間
    隔で隣接する磁極が互いに異なって磁化された磁気トラ
    ック2aに対向して近接配設された複数個の磁気センサ3
    よりの出力信号の互いに90°の位相差が異なる4個の近
    似正弦波信号のうち位相差が180°の2個が差動された
    2組の信号と,位相差が90°の4個が加減算された2個
    のが差動された2組の信号とによって出力が互いに位相
    差が45°の1対の出力を得る演算回路4を具備する磁気
    ロータリーエンコーダ。
JP383189U 1989-01-19 1989-01-19 磁気ロータリーエンコーダ Expired - Fee Related JPH0723691Y2 (ja)

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JPH0295811U JPH0295811U (ja) 1990-07-31
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