JPH07236781A - 座席体の製造方法 - Google Patents

座席体の製造方法

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JPH07236781A
JPH07236781A JP5485694A JP5485694A JPH07236781A JP H07236781 A JPH07236781 A JP H07236781A JP 5485694 A JP5485694 A JP 5485694A JP 5485694 A JP5485694 A JP 5485694A JP H07236781 A JPH07236781 A JP H07236781A
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JP
Japan
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cushion body
skin material
peripheral frame
outer peripheral
shape
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JP5485694A
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English (en)
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Takashi Oi
隆志 大井
Toshiaki Monma
利明 門馬
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Achilles Corp
Original Assignee
Achilles Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表皮材のクッション体への被覆作業が容易で
製品の製造コストが他の方法より優位性があり、品質安
定性、意匠性、クッション性、耐久性に優れた座席体を
製造することを目的とする。 【構成】 クッション体の座面に接着剤層を設け、下型
の外周枠内にクッション体をセットし、表皮材を載置し
て、外周枠有する上型にて加熱圧着することにより、ク
ッション体と表皮材の接着をすると共に、表皮材に付形
する事を特徴とする座席体の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車、鉄道車輌、家
具等に用いられる座席体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、これらの座席体は、つぎのような
方法により製造されていた。 (1)表皮材1を予め所定形状に形成されたクッション
体11の少なくとも座面に接着剤を塗布したのち、手貼
り、あるいは補助装置を併用して被覆する方法。 (2)表皮材1をクッション体11の表面形状、外観形
状に近い形状に縫製するか、凹凸型により熱プレス成形
等の加工を施し、袋状とした後に、接着、ホグリング、
面ファスナー等の手段により、表皮材1でクッション体
11を被覆する方法。 (3)表面材2の材質により、不通気性フィルム等を積
層した表皮材1を、座席体形状の凹型により真空成形
し、その型内に未発泡原液を注入し、発泡硬化一体化す
る方法。 (4)表皮材1を縫製等の手段により袋状に形成した
後、その袋状内に未発泡原液を注入し、発泡硬化一体化
する方法。等の方法が取られていた。しかしながら、前
記方法には次のような問題点がある。
【0003】(1)に対しては、クッション体11のコ
ーナー等の小さいR部分において、表皮材1に寄せジワ
等が入らないようにクッション体11に被覆させるため
には、比較的伸びの大きい表面材2を使用する必要があ
り、表面材2の材質に制約を受けることとなる。さら
に、被覆するときにクッション体11のコーナー部分に
比較的大きい張力が加えられるために、クッション体1
1のコーナー形状が潰れてしまい、所望する形状に被覆
できず、外観を損ね易くなる。したがって、熟練を要す
る作業になるため、量産性に乏しく、被覆するための工
賃も高いものとなる。また、座面等に凹凸意匠等を表現
することも困難であった。
【0004】(2)に対しては、表皮材1を前工程で縫
製又は成形加工を行う必要があり、作業工程が煩雑にな
り、製品コストが高くなる。クッション体11への被覆
に際しても、とくに縫製品では、袋状表皮の大きさや伸
びにバラツキが生じ易く、そのために、シワ等の発生に
より外観を損ね易くなるものであった。
【0005】(3)に対しては、真空成形を利用するた
めに、表面材2には、不通気性の素材を使用するか、通
気性の素材には裏面に不通気性フィルムを積層させる必
要があった。したがって、完成された座席体は、表皮材
1に通気性が無く、長時間の着座時、発汗等による水分
の吸収性がないために、不快感を与えるものであった。
また、伸びの大きい表面材2を使用しないとクッション
体11のコーナー部分の形状がシャープに出来ず、使用
する表面材2の制約を受けることになる。また、成形型
等の設備も高価なものとなり、製品コスト上昇の要因と
なった。
【0006】(4)に対しては、表面材2にワディング
材3が積層された表皮材1の場合、通気性の表面材2を
使用すると、注入発泡原液のシミ出しにより、風合い、
外観、通気性等を損ねるものであり、注入発泡原液が含
浸されて形成される固化層によって座席体の感触を損な
う。この含浸を防ぐために、例えば裏面に皮膜を設けた
り、ワディング材3を密度40kg/m3 以上の高密度
で10mm以上の厚さのものにする必要があり、材料コス
トの上昇要因となった。さらに、縫製のバラツキ、発泡
型への袋状表皮材1のセットのバラツキ等による不良発
生が起こりやい。また、クッション体11と表皮材1が
座面のみでなくほぼ全面で接着一体化されているため
に、着座時ごとに座席体サイド部の同一箇所にシワが入
り、長期間使用することにより、永久シワ、表皮材1の
破れへと発生し易く耐久性の面で問題があった。
【0007】本発明は、この様な従来製造方法の問題点
を背景になされたもので、表皮材1のクッション体11
への被覆作業が容易であり、また、製品の製造コストが
他の製造方法に対して優位性があり、さらに、品質安定
性、意匠性、クッション性、耐久性に優れる座席体を製
造することを目的とするものである。
【0008】
【問題を解決するための手段】本発明の座席体の製造方
法は、予め準備された所定形状のクッション体に表皮材
を接着した座席体の製造方法であって、クッション体の
外周形状にほぼ合致した外周枠を有する下型の外周枠内
に、座面を上にしてクッション体をセットし、所定形状
に裁断された表皮材を下型に載置し、型閉めしたとき下
型外周枠の外側に位置する外周枠を有する上型にて、表
皮材とクッション体を加熱圧着すると共に、表皮材の未
接着部分をクッション体の外周形状に付形することを特
徴とする座席体の製造方法である。
【0009】本発明に使用される成形型は、上下型の2
型より構成されいる。材質は、部分的又は全体が熱伝導
性の良好な金属より作成されていることが好ましい。例
えば鉄、アルミニウム、真鍮等を使用することが出来
る。
【0010】成形型の下型6は、クッション体11を保
持するための下型外周枠7を有しており、クッション体
11をこの下型外周枠7内にセットされるようになって
いる。この下型外周枠7の高さは、所望する座席体の肉
厚に相応するクッション体11の厚みと同等か、又は、
マイナス5mm以内が好ましい。下型外周枠7が低すぎる
と加熱圧着時に、クッション体11の圧着による歪みが
大きくなり、表皮材1の付形が所望形状に成らない場合
がある。高すぎると表皮材1とクッション体11の接着
に支障が生じると同時に、所望形状に付形できない場合
がある。高さは、全周が均一である必要がなく、所望座
席体の形状により異なっていてもよい。例えば、座席体
の右端が50mm、左端が100mmの厚みで側面形状が略
台形のような場合は、その形状に従った高さの変化を持
たせたものであってもよい。下型外周枠7は、下型基部
に対して垂直に設けなくともよい、例えばクッション体
の座面が底面より小さくなっており、座面と底面との間
の側面が例えば曲面になっている場合には、下型外周枠
7は、このクッション体の端部形状にあった、曲面形状
をしたものであってもよい。この時に、上型外周枠10
も対応した形状とする必要はない。下型外周枠7の厚み
は特に限定されないが、通常、1〜10mm程度とされ、
付形性、型の耐久性等の点から1〜3mm程度が好まし
い。
【0011】上型8は、上型8と下型6を型閉めしたと
きに、下型外周枠7の外側に位置する上型外周枠10を
有する。上型8は、型閉めした際、必ずしも表皮材1と
クッション体11をその座面で押圧しなくとも良い。ま
た、上型8は、表皮材1の付形及び座面での接着と同時
に、座面に凹凸形状を熱付形するために意匠押刃9’を
設けたり、彫金等によって、凹凸形状としても良い。意
匠押刃9’の長さや彫金意匠の深さは、所望する凹凸形
状、クッション体11の硬度、表皮材1の材質、構成等
により設定される。座面に凹凸形状を熱付形する場合
は、表面材2にワディング材3が積層されている表皮材
1を使用するか、また、さらに裏布4をワディング材3
の裏面に積層することで、より凹凸意匠性が強調されて
好ましい。クッション体11の座面に予め凹凸形状が形
成されている場合、その凹凸形状に表皮材1を接着する
ように、座面全体を押圧する上型8としても良い。
【0012】上型外周枠10の高さは、下型6の基部に
接する様に設定される。また、厚みは、下型外周枠7と
同様特に限定されないが、通常、1〜10mm程度とさ
れ、付形性、型の耐久性等の点から3〜7mm程度が好ま
しい。上型外周枠10は、連続した枠でなくともよく、
例えば一定間隔に板状又は、棒状の物が配置さていても
よい。下型6への圧着時に表皮材1の付形が所望形状に
なるような形状であればよい。
【0013】圧着時に型閉めした、上型外周枠10と下
型外周枠7のクリアランスは、表皮材1の厚みに対して
プラス10mm以内に設定することが好ましい。例えば、
表皮材1の厚みが10mmであった場合、クリアランス
は、10〜20mmの範囲となる。このクリアランスが小
さい場合、表皮材1表面が上型外周枠10により擦られ
て、毛倒れ、白化、溶融等の現象が発生し、外観不良の
原因となる場合がある。又、クリアランスが表皮材1の
厚み対してプラス10mm以上であった場合、表皮材1の
付形が不十分な物となり、形状の潰れや表皮材1のダブ
ツキ等の外観不良の原因となる場合がある。
【0014】表皮材1としては、表面材2のみか、表面
材2とワディング材3、裏布4による2層、3層等の積
層体が用いられる。表面材2の伸び率としては、通常座
席体として使用されているものが使用できるが、破断時
において15〜100%程度のものが好ましい。伸びが
ほとんどない表面材2を使用すると、付形時に破断が生
じたり、付形効果が不十分な場合がある。
【0015】また、表面材2としては、座席体の機能、
構成等によって、適宜選択されるが、通気性を必要とす
る場合には、ポリエスル、ナイロン、アクリル、ポリプ
ロピレン等の合成繊維、ウール、シルク、綿等の天然繊
維、あるいは、これらの混紡による編織布、不織布等が
使用される。また、PVCレザー、合成皮革、天然皮革
等を使用してもよい。
【0016】ワディング材3は、ポリエチレン、ポリプ
ロピレン、ポリ塩化ビニル等の合成樹脂発泡体、天然繊
維、合成繊維よりなる綿(例えばポリエステル綿等)が
使用できる。ラミネート作業性、定尺カット性、熱成形
性、クッション性等を考慮すると軟質ポリウレタンフォ
ームが適切であり、その物性、熱変形温度は、使用され
る表面材2の材質及び座席体の所望性能により適宜選択
される。また、厚みは、成形性の面より3〜15mmが好
ましく、所望する意匠の凹凸間により選択される。裏布
3は、必ずしも必要としないが、押圧成形時に、表皮材
1のサイド部分のワディング材3が破断されるのを防ぐ
補強効果の面で使用され、例えばポリエステル、ナイロ
ン等の編織布、不織布等が使用できる。
【0017】クッション体11は、へたり等の耐久性及
びクッション性の面より軟質ポリウレタンフォームが適
する。発泡体ブロックより、所望する形状にカットされ
たもの、あるいは、所望形状に型内発泡成形された軟質
或いは半硬質ポリウレタンフォーム等が使用できる。座
席体の要求性能さえ充足すれば、ポリウレタンフォーム
以外の他の合成樹脂発泡体、繊維集合体等であっても支
障ない。クッション体の形状及び厚さは、特に制限され
るものではない。形状としては、座面に凹凸が付形され
たものでも、円錐台状、角錐台等であってもよい。座面
に凹凸が付形されたクッション体を使用する場合に、上
型8は、凹凸形状に合致したものであることが好まし
く、表皮材を凹凸形状に対応して、クッション体に接着
することが可能となる。厚さについては、通常、使用さ
れている座席体の厚さのものであれば使用できるが、好
ましくは 20〜200mmの厚みのものが使用できる。
クッション体11が表皮材1の厚さと大差なければ、本
発明の効果を得ることができない場合もある。また、極
端に厚い物であれば、表皮材1によっては座席体側面に
シワ等が発生し易い場合もある。
【0018】表皮材1とクッション体11を接着する接
着剤は、クッション体の座面や表皮材1に設けられる
が、作業性、安全性、環境等を考慮するとアクリル樹
脂、ウレタン樹脂、ポリオレフィン樹脂、合成ゴム等あ
るいはこれらの共重合樹脂の水性エマルジョン、または
ホットメルト等が好ましい。クッション体11の座面へ
の接着剤の塗布は、ロール等によるコーティングやスプ
レー等の手段により行うことができる。シートあるいは
ウェブ状のホットメルトを使用する場合は、予め表皮材
に積層しておいても、クッション体と表皮材との間に載
置しても、クッション体座面に予め加熱接着等しておい
てもよい。
【0019】成形型は、通常100〜200℃の範囲内
に加熱されているが、好ましくは120〜180℃で加
熱されているのがよい。温度が低いと、クッション体と
表皮材の接着が不十分であったり、表皮材の付形が不完
全となることもある。また、高すぎると、表面材2に変
色、溶融等の不具合が生じる場合もある。また、上型と
下型の加熱温度を異ならしてもよい。
【0020】上型による圧着時間は、通常0.5〜5分
程度であるが、これは表皮材の材質、積層構成及び座面
の凹凸意匠、接着剤の種類等により決定される。また、
成形型の加熱温度にも関係するため、作業効率のよい、
加熱温度と時間を設定することができる。下型の基部に
上型外周枠10が接している部分に表皮材端部が挟持さ
れ、また、表皮材1が付形されると共に、座面部では表
皮材とクッション体が接着され、下型外周枠7の上端部
と下型の基部に上型外周枠10が接している部分との間
で、表皮材が緊張される。したがって、圧着圧力として
は、上型と下型による表皮材の挟持、緊張が表皮材の張
力等によりずれないように型閉めされればよい。例えば
圧着圧力は、0.1〜10kg/cm2 程度が好ましい。
【0021】
【作用】所定形状にカットされた表皮材1を、クッショ
ン体11をセットした下型6の上に載置し、上型8にて
加熱圧着することにより、上型外周枠10と下型外周枠
7の相互作用により、クッション体11の外周形状に沿
った形状で座席体サイド部に相当する部分の表皮材1が
熱付形される。更に、表皮材1とクッション体11が座
面部で強固に接着さる。また、上型8に凹凸形状を有す
る場合は、座面部に所望の凹凸形状が同時に熱付形され
る。クッション体11と下型外周枠7がほぼ同形状をな
し、表皮材1とクッション体11の接着時、及び表皮材
1の熱付形時に、下型6の外周枠内にクッション体11
があるために、表皮材1の熱付形は、クッション体11
の圧縮による歪み等の影響を受けずに行える。したがっ
て、熱付形は、クッション体11にほぼ忠実になされ、
コーナー部aの形状がシャープなものとなる。
【0022】このようにして得られた半製品を成形型よ
り取り出し、クッション体11サイド部に接着剤を塗布
することなく、表皮材1の端部をクッション体11の裏
面に巻き込んで接着等により固定し座席体とするもので
ある。サイド部の表皮材1がクッション体11に固定さ
れていないために、着座時に同一部分だけシワが入るこ
とがなく、表皮材1の永久シワ、破れ等が発生しにくい
座席体となる。
【0023】このように、被覆作業が容易となり、作業
者の熟練度を必要とせず、成形型も従来の物より安価な
物となるために、品質が向上し、意匠性、クッション性
耐久性に優れ、低コストの座席体となる。
【0024】
【実施例】第1図及び第2図は、本発明の一実施例によ
り座席体を製造する際の断面図である。
【0025】下型外周枠7に厚さ2mm、高さ45mmの鉄
製帯板を使用し、上型外周枠10に厚さ6mm、高さ80
mmの鉄製帯板を使用し、それぞれに曲げ加工を施し、押
圧時に、両外周枠のクリアランスが13mmとなるように
配設した。また、上型8には、第4図に示すAマークの
意匠押刃を厚さ1.2mm、高さ40mmの鉄製帯板で型取
りし配設した。
【0026】表皮材1は、表面材2としてポリエステル
起毛ニット、ワディング材3として密度25kg/
3 、硬度10kg、反発弾性35%の物性を有し、厚
さ10mmにスライスされた軟質ポリウレタンフォーム、
裏布3は、ナイロン不織布30g/m2 の目付品を使用
し、水性接着剤であるエチレンー酢ビ共重合樹脂エマル
ジョンにて三層一体にラミネートし、定尺にカットした
ものを使用した。
【0027】クッション体11は、密度35kg/
3 、硬度15kg、反発弾性45%の物性を有する軟
質ポリウレタンフォームのブロックより、厚さ50mmに
スライスして使用した。
【0028】クッション体11の座面部に、固形分55
%よりなるアクリル樹脂系エマルジョンを目付量60g
/m2 を塗布し、150℃に加熱された下型外周枠7内
に、接着剤塗布面を上にしてクッション体11をセット
した。続いて、接着剤が固化する前に、先に準備してお
いた表皮材1を裏布3側をクッション体11に接するよ
うに載置し、160℃に加熱された上型8により3分間
押圧し、脱型することにより第3図に示す半製品を得
た。
【0029】次いで、表皮材1サイド部の端末をクッシ
ョン体11の裏面に巻き込み固定することで座席体とな
るが、本実施例では、裏当材12として厚さ5mmの塗装
合板を介して表皮材1端末をU字型ピンにて止着するこ
とにより第4、5図の座席体を得た。
【0030】
【発明の効果】表皮材1に被覆されるクッション体11
は、下型外周枠7内にセットされるため、位置擦れ等の
作業性のバラツキにより発生する問題は皆無となる。表
皮材1に、クッション体11の小さなコーナ形状まで付
形することが可能となり、被覆するのに熟練度を必要と
せず、短時間で作業を完成する。したがって、安定した
品質で、大量生産できるので、製品コストにおいて優位
性を図ることができる。座席体において、クッション体
11と表皮材1は、座面部において強固に接着されてお
り、サイド部は、クッション体11に接着されない状態
で表皮材1が組み付けされているので、クッション性、
耐久性、意匠性に優れた座席体を得ることができる。表
面材2の素材が、伸び、通気性等にとらわれずに選択で
きるので、座席体のデザインのバリエーションも増加す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における実施例の成形型断面図である。
【図2】本発明における実施例の熱圧着時の断面図であ
る。
【図3】本発明における実施例の熱圧着完了後の半製品
の断面図である。
【図4】本発明における実施例の座席体の断面図であ
る。
【図5】本発明における実施例の座席体の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 表皮材 2 表面材 3 ワディング材 4 裏布 5 接着材塗布面 6 下型 7 下型外周枠 8 上型 9’ 意匠押刃 10 上型外周枠 11 クッション体 12 裏当材 13 意匠 a コーナ部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め準備された所定形状のクッション体
    に表皮材を接着した座席体の製造方法であって、クッシ
    ョン体の外周形状にほぼ合致した外周枠を有する下型の
    外周枠内に、座面を上にしてクッション体をセットし、
    所定形状に裁断された表皮材を下型に載置し、型閉めし
    たとき下型外周枠の外側に位置する上型外周枠を有する
    上型にて、表皮材とクッション体を加熱圧着すると共
    に、表皮材の未接着部分をクッション体の外周形状に付
    形することを特徴とする座席体の製造方法。
  2. 【請求項2】 上型外周枠内に凹凸形状を有する上型に
    て、表皮材とクッション体を加熱圧着すると同時に、座
    面に凹凸形状を付形することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項請求の座席体の製造方法。
  3. 【請求項3】 型閉めしたときの上型と下型の両外周枠
    のクリアランスが、使用される表皮材の厚みプラス10
    mm以内であることを特徴とする特許請求の範囲第1また
    は2項請求の座席体の製造方法。
JP5485694A 1994-03-01 1994-03-01 座席体の製造方法 Pending JPH07236781A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001070104A (ja) * 1999-08-31 2001-03-21 T S Tec Kk 座席の製造方法及び製造装置

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