JPH0723631Y2 - ディスクブレーキ - Google Patents
ディスクブレーキInfo
- Publication number
- JPH0723631Y2 JPH0723631Y2 JP7884390U JP7884390U JPH0723631Y2 JP H0723631 Y2 JPH0723631 Y2 JP H0723631Y2 JP 7884390 U JP7884390 U JP 7884390U JP 7884390 U JP7884390 U JP 7884390U JP H0723631 Y2 JPH0723631 Y2 JP H0723631Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- caliper
- outer pad
- torque receiving
- disc
- receiving pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、ディスクブレーキの改良に関するものであ
り、キャリパが環状ディスクの内周側を跨ぐように配設
されたディスクブレーキに関するものであり、自動車、
産業要車両等に利用される。
り、キャリパが環状ディスクの内周側を跨ぐように配設
されたディスクブレーキに関するものであり、自動車、
産業要車両等に利用される。
（従来の技術） 従来のディスクブレーキとして、特開昭62−113927号公
報に示すようなものがあり、このものは、キャリパが環
状ディスクの内周側を跨ぐようにディスクの軸線側に配
設され、キャリパの両瓜部には通し穴が設けられ、該両
通し穴にはボルトがそれぞれ挿通され、各ボルトはアウ
ターパッドに螺入され、さらにアウターパッドにはキャ
リパの両瓜部に係合する支持及び補強用の桟が設けられ
ている。
報に示すようなものがあり、このものは、キャリパが環
状ディスクの内周側を跨ぐようにディスクの軸線側に配
設され、キャリパの両瓜部には通し穴が設けられ、該両
通し穴にはボルトがそれぞれ挿通され、各ボルトはアウ
ターパッドに螺入され、さらにアウターパッドにはキャ
リパの両瓜部に係合する支持及び補強用の桟が設けられ
ている。
（考案が解決しようとする課題） 従来のディスクブレーキは、制動時にアウターパッドに
作用する周方向の力をボルトおよびアウターパッドの桟
を介してキャリパの両瓜部で受けているが、高温になっ
た場合、アウターパッドとボルトとの結合部が緩み、ブ
レーキの安全性に重大な影響を与えるという問題点があ
る。そこで、本考案はかかる問題点を解消するためにな
されたもので、アウターパッドがキャリパの両瓜部に常
に一体的に係止可能なディスクブレーキを提供するもの
である。
作用する周方向の力をボルトおよびアウターパッドの桟
を介してキャリパの両瓜部で受けているが、高温になっ
た場合、アウターパッドとボルトとの結合部が緩み、ブ
レーキの安全性に重大な影響を与えるという問題点があ
る。そこで、本考案はかかる問題点を解消するためにな
されたもので、アウターパッドがキャリパの両瓜部に常
に一体的に係止可能なディスクブレーキを提供するもの
である。
（課題を解決するための手段） 本考案のディスクブレーキは、キャリパの瓜部を挿通す
るように配設されたトルク受けピンがアウターパッドに
係合すると共に、アウターパッドおよびトルク受けピン
がばねによってキャリパの瓜部に一体的に係止されたも
のである。
るように配設されたトルク受けピンがアウターパッドに
係合すると共に、アウターパッドおよびトルク受けピン
がばねによってキャリパの瓜部に一体的に係止されたも
のである。
（作用） 制動時にアウターパッドに作用する周方向の力をトルク
受けピンを介してキャリパの瓜部で受けると共に、アウ
ターパッドおよびトルク受けピンがばねによってキャリ
パの瓜部に常に一体的に係止される。
受けピンを介してキャリパの瓜部で受けると共に、アウ
ターパッドおよびトルク受けピンがばねによってキャリ
パの瓜部に常に一体的に係止される。
（実施例） 第１〜４図に本考案に係るディスクブレーキが示され、
キャリパ１が環状ディスク２の内周側を跨ぐようにディ
スク２の軸線側に配設され、キャリパ１はディスク２を
介して一側に前進後退自在なピストン３およびインナー
パッド（図示せず）を備えると共に、他側に一対の両端
突起４を有するアウターパッド５を備えている。キャリ
パ１の両瓜部６には一対の通し穴７が穿設されると共
に、トルク受けピン８が該両通し穴７に挿通され、アウ
ターパッド５に当接する。トルク受けピン８が当接する
アウターパッド５の部位に凹穴９が形成されると共に、
トルク受けピン８の一端が凹穴９に係合自在に挿入さ
れ、さらにトルク受けピン８の他端には直線状の凹溝10
が形成され、線細工ばね11がアウターパッド５の両端突
起４、トルク受けピン８の凹溝10およびキャリパ１の凹
所12にそれぞれ係合し、アウターパッド５およびトルク
受けピン８をキャリパ１の両瓜部６に一体的に係止せし
めている。
キャリパ１が環状ディスク２の内周側を跨ぐようにディ
スク２の軸線側に配設され、キャリパ１はディスク２を
介して一側に前進後退自在なピストン３およびインナー
パッド（図示せず）を備えると共に、他側に一対の両端
突起４を有するアウターパッド５を備えている。キャリ
パ１の両瓜部６には一対の通し穴７が穿設されると共
に、トルク受けピン８が該両通し穴７に挿通され、アウ
ターパッド５に当接する。トルク受けピン８が当接する
アウターパッド５の部位に凹穴９が形成されると共に、
トルク受けピン８の一端が凹穴９に係合自在に挿入さ
れ、さらにトルク受けピン８の他端には直線状の凹溝10
が形成され、線細工ばね11がアウターパッド５の両端突
起４、トルク受けピン８の凹溝10およびキャリパ１の凹
所12にそれぞれ係合し、アウターパッド５およびトルク
受けピン８をキャリパ１の両瓜部６に一体的に係止せし
めている。
キャリパ１はコ字状のトルク受け部材13に立設された第
１〜２支持ピン14、15によってディスク２の軸線方向
（第１図において紙面に垂直方向）に摺動自在に支承さ
れ、トルク受け部材13はボルト16によってナックル（図
示せず）に連結される。
１〜２支持ピン14、15によってディスク２の軸線方向
（第１図において紙面に垂直方向）に摺動自在に支承さ
れ、トルク受け部材13はボルト16によってナックル（図
示せず）に連結される。
制動時にアウターパッド５に作用する周方向の力をトル
ク受けピン８を介してキャリパ１の両瓜部６で受けると
共に、アウターパッド５およびトルク受けピン８が線細
工ばね11によってキャリパ１の両瓜部６に常に一体的に
係止される。又、線細工ばね11はアウターパッド５の両
端突起４、トルク受けピン８の凹溝10およびキャリパ１
の凹所12にそれぞれ係止される。
ク受けピン８を介してキャリパ１の両瓜部６で受けると
共に、アウターパッド５およびトルク受けピン８が線細
工ばね11によってキャリパ１の両瓜部６に常に一体的に
係止される。又、線細工ばね11はアウターパッド５の両
端突起４、トルク受けピン８の凹溝10およびキャリパ１
の凹所12にそれぞれ係止される。
上記ディスクブレーキに装着される環状ディスク２は、
有底円筒体の開口部に環状部材を接続し、該円筒体の円
筒部および底部に貫通穴を適数個形成したものであり、
該円筒体の円筒部に設けられた貫通穴は、アウターパッ
ド５をキャリパ１に装着する際、該貫通穴を介して行な
えるような形状に形成され、アウターパッド５は簡単に
外から半径方向沿いにキャリパ１に装着できる。アウタ
ーパッド５の装着は、キャリパ１を外側に（第１図にお
いて手前に）移動させた後、ディスク２の円筒部に設け
られた貫通穴を介してキャリパに装着するものであり、
ディスク２を取外さずに済む。
有底円筒体の開口部に環状部材を接続し、該円筒体の円
筒部および底部に貫通穴を適数個形成したものであり、
該円筒体の円筒部に設けられた貫通穴は、アウターパッ
ド５をキャリパ１に装着する際、該貫通穴を介して行な
えるような形状に形成され、アウターパッド５は簡単に
外から半径方向沿いにキャリパ１に装着できる。アウタ
ーパッド５の装着は、キャリパ１を外側に（第１図にお
いて手前に）移動させた後、ディスク２の円筒部に設け
られた貫通穴を介してキャリパに装着するものであり、
ディスク２を取外さずに済む。
（考案の効果） 本考案によれば、キャリパの瓜部を挿通するように配設
されたトルク受けピンがアウターパッドに係合すると共
に、アウターパッドおよびトルク受けピンがばねによっ
てキャリパの瓜部に一体的に係止されるので、パッドの
偏摩耗や自励振動が防止され、ブレーキ振動や鳴きが発
生せず、安定した制動効果が得られる。
されたトルク受けピンがアウターパッドに係合すると共
に、アウターパッドおよびトルク受けピンがばねによっ
てキャリパの瓜部に一体的に係止されるので、パッドの
偏摩耗や自励振動が防止され、ブレーキ振動や鳴きが発
生せず、安定した制動効果が得られる。
第１図は本考案に係るディスクブレーキの正面図、第２
図は同要部平面図、第３図は同要部側面図、第４図は同
要部断面図である。 １……キャリパ、５……アウターパッド、６……瓜部、
８……トルク受けピン、11……線細工ばね。
図は同要部平面図、第３図は同要部側面図、第４図は同
要部断面図である。 １……キャリパ、５……アウターパッド、６……瓜部、
８……トルク受けピン、11……線細工ばね。
Claims (1)
- 【請求項１】キャリパが環状ディスクの内周側を跨ぐよ
うにディスクの軸線側に配設されたディスクブレーキに
おいて、キャリパの瓜部を挿通するように配設されたト
ルク受けピンがアウターパッドに係合すると共に、アウ
ターパッドおよびトルク受けピンがばねによってキャリ
パの瓜部に一体的に係止されることを特徴とするディス
クブレーキ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7884390U JPH0723631Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | ディスクブレーキ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7884390U JPH0723631Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | ディスクブレーキ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0436133U JPH0436133U (ja) | 1992-03-26 |
| JPH0723631Y2 true JPH0723631Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31622473
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7884390U Expired - Lifetime JPH0723631Y2 (ja) | 1990-07-25 | 1990-07-25 | ディスクブレーキ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723631Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-07-25 JP JP7884390U patent/JPH0723631Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0436133U (ja) | 1992-03-26 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH07745Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| US5113978A (en) | Spot type disc brake | |
| JP4067689B2 (ja) | 対向ピストン型ディスクブレーキ | |
| JP2553511Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JP2008510118A (ja) | 小形のキャリアを備えたディスクブレーキ | |
| US4784241A (en) | Integrated disc brake and drum rake construction | |
| JP2003194112A5 (ja) | ||
| JPH0723631Y2 (ja) | ディスクブレーキ | |
| JPH0312975Y2 (ja) | ||
| JPS634829Y2 (ja) | ||
| JPS6238033Y2 (ja) | ||
| JP4047489B2 (ja) | 車両用ディスクブレーキのハンガーピン取付構造 | |
| US4574923A (en) | Floating disk brake | |
| JP2761503B2 (ja) | ピンスライド式キャリパ浮動型ディスクブレーキ | |
| JPH0650661Y2 (ja) | 車両用ディスクブレーキの対向多ポット型キャリパ | |
| JPS6314029U (ja) | ||
| JPH0543300Y2 (ja) | ||
| JPH0611367Y2 (ja) | 対向型ディスクブレーキ | |
| JPH0244105Y2 (ja) | ||
| KR0129241Y1 (ko) | 브레이크페달 아암과 마스터실린더 푸시바아의 체결장치 | |
| JPS5848782B2 (ja) | 可動キヤリパ型デイスクブレ−キにおけるアウタパツドの組付構造 | |
| GB2053389A (en) | Disc brake for two-wheeled vehicle | |
| JPH0138350Y2 (ja) | ||
| JPH07747Y2 (ja) | 反力式ディスクブレーキ | |
| JPH0410424Y2 (ja) |