JPH07236219A - 分岐接続箱 - Google Patents

分岐接続箱

Info

Publication number
JPH07236219A
JPH07236219A JP6025545A JP2554594A JPH07236219A JP H07236219 A JPH07236219 A JP H07236219A JP 6025545 A JP6025545 A JP 6025545A JP 2554594 A JP2554594 A JP 2554594A JP H07236219 A JPH07236219 A JP H07236219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
case
peripheral wall
tab
connection box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6025545A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuya Oka
達也 岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP6025545A priority Critical patent/JPH07236219A/ja
Publication of JPH07236219A publication Critical patent/JPH07236219A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Connection Or Junction Boxes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 分岐接続箱に後付けするコネクタに、分岐接
続箱に収容したバスバーのタブを接続する場合、タブが
コネクタ内部でガタつくのを防止する。 【構成】 分岐接続箱1のケース2の内部にバスバー4
が収容されていると共に、上記分岐接続箱のケース周壁
にコネクタ取付用の切欠8、9が設けられ、該切欠に一
端が挿入される第一コネクタ3にバスバーのタブ4A、
4Bが挿入され、該第一コネクタ3と雌雄嵌合する第二
コネクタ13の内部の電線圧着端子と接続され、上記ケ
ースの切欠に嵌合されるスペーサ10により第一コネク
タがケースとの間に密嵌挟持されると共に、該スペーサ
から突設した突起10fが第一コネクタのタブ側開口部
に挿入され、該突起によりタブと第一コネクタ内周にの
間の隙間が閉鎖されている。上記分岐接続箱に後付けさ
れる第一コネクタは第二コネクタとの間にゴムリング1
2を備える防水コネクタ23を用いている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のエンジンルー
ムおよび二輪車において浸水が発生しやすい箇所に取り
付ける防水タイプの分岐接続箱に関し、特に、分岐接続
箱に収容したバスバーを、該分岐接続箱に後付けする防
水コネクタの端子にガタつきなく接続出来るようにする
ものである。
【0002】
【従来の技術】浸水が発生しやすい箇所に取り付ける分
岐接続箱は、防水を図るために、ケースにアッパーカバ
ーおよびロアカバーを取り付けていると共に、ケース内
に収容したバスバーと電線との接続部からの浸水を防止
するため、バスバーと電線とを接続するコネクタの防水
を図る必要がある。
【0003】防水コネクタは、互いに嵌合する雄コネク
タ又は雌コネクタのいずか一方の内部にゴムリングを装
着し、いずれか他方の周壁外面との間を閉塞して、分岐
接続箱への浸水の発生防止を図っているが、ゴムリング
を取り付ける必要があるため、ケースと一体に防水コネ
クタを形成することが出来ず、分岐接続箱に防水コネク
タを後付けする必要がある。
【0004】しかしながら、ゴムリングを装着した防水
コネクタを後付けする場合、既存の防水コネクタは電線
圧着端子同士を接続する寸法設定となっているため、分
岐接続部に収容したバスバーの挿入側にも大きな開口が
あいており、バスバーは防水コネクタの内部でガタつき
が発生する欠点がある。さらに、防水コネクタと分岐接
続箱の取付部からの浸水を防止する手段も施す必要があ
る。
【0005】防水コネクタを後付けする場合には、上記
した問題が発生するため、従来、分岐接続箱に収容した
バスバーを電線と接続する場合には、ゴムリングを装着
しない非防水コネクタを分岐接続箱のケースと一体に成
形し、バスバーを該非防水コネクタに挿入して端子と接
続した後にグリスを注入して防水を図っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記非
防水コネクタをケースと一体成形して、グリスを注入し
て防水を図る場合、グリスを注入する作業が必要とな
り、作業性が極めて悪い欠点がある。また、分岐接続箱
にグリス注入用の非防水コネクタを一体成形するため、
分岐接続箱が大型化し、特に二輪車に取り付ける場合に
は分岐接続箱の大型化は問題となる。さらに、分岐接続
箱の形状が複雑となって、分岐接続箱を成形する金型の
製造費がアップする欠点がある。
【0007】本発明は、上記した問題に鑑みてなされた
もので、防水コネクタを後付けするタイプとして、分岐
接続箱の小型化を図ると共に、防水コネクタを後付けす
る場合に発生する上記バスバーのガタの発生防止および
防水コネクタと分岐接続箱との取付部の防水の両方を併
せて簡単に図ることが出来るようにした分岐接続箱を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、請求項1で、分岐接続箱のケース内部に
バスバーが収容されていると共に、上記分岐接続箱のケ
ース周壁にコネクタ取付用の切欠が設けられ、該切欠に
一側部が挿入される第一コネクタに上記バスバーのタブ
が挿入されると共に、該第一コネクタと雌雄嵌合される
第二コネクタ内部の電線圧着端子と上記タブが接続さ
れ、かつ、上記ケースの切欠に嵌合されるスペーサによ
り上記第一コネクタがスペーサとケースとの間に密嵌挟
持されると共に、該スペーサから突設した突起が第一コ
ネクタのタブ側開口部に挿入され、該突起によりタブと
第一コネクタ内周の隙間が閉鎖されている分岐接続箱を
提供している。
【0009】上記分岐接続箱に後付けされる第一および
第二コネクタとして、雄コネクタまたは雌コネクタのい
ずれか一方からなる第一コネクタの周壁内面にゴムリン
グを装着し、他方の第二コネクタの周壁外面との隙間を
閉鎖した防水コネクタを用いている請求項1に記載の分
岐接続箱を提供している。
【0010】さらに、請求項3で、上記分岐接続箱は、
ケース周壁に後付けされるコネクタにケース内部に収容
したバスバーのタブが接続された状態で、ケース内部に
樹脂が充填されケース内部の防水が図られている請求項
1あるいは請求項2のいずれか1項に記載の分岐接続箱
を提供している。
【0011】詳しくは、上記コネクタ取付用の切欠を設
ける分岐接続箱のケース周壁は、スペーサ嵌合用の隙間
をあけて2重壁とし、これら2重壁に略U字形状の切欠
を連通させて形成する一方、こられ2重壁の間に挿入す
る上記スペーサには上記切欠と逆方向のU字形状の嵌合
用切欠を設けると共に、該切欠の上面側連結部より直交
する方向に上記突起を突設し、該突起にコネクタ周壁嵌
合溝を設けた形状とし、上記ケース周壁の切欠に上記第
一コネクタの外周面を当接させて嵌合すると共に、ケー
ス周壁の間の上記スペーサをはめ込み、該スペーサの上
記嵌合用切欠の連結部を上記第一コネクタの上側外周面
に当接させると共に、該連結部より突設した突起のコネ
クタ周壁嵌合溝に第一コネクタの周壁を嵌合させて、コ
ネクタ周壁嵌合溝の一側部を第一コネクタの内部に挿入
して上記バスバーのタブと第一コネクタの周壁内面に密
嵌させると共に他側部を第一コネクタの周壁外面に当接
させる構成としている。
【0012】さらに、上記分岐接続箱のケース周壁に設
けるU字形状の切欠は複数個並列に形成し、複数の第一
コネクタを並列に取り付ける一方、これら第一コネクタ
の上面側に上記スペーサを取り付け、1枚のスペーサと
ケースとの間に上記複数の第一コネクタを密嵌させると
共に、該スペーサから間隔をあけて突設した上記突起を
各第一コネクタのタブ側開口に挿入して、夫々タブと第
一コネクタ内周の隙間を閉鎖している。
【0013】尚、具体的構成は上記構成に限定されず、
コネクタ取付部分のケース周壁は2重壁とせずに、1つ
の周壁に切欠を設ける一方、スペーサの両側に嵌合溝を
設けてケース周壁の切欠両端に嵌合して取り付けても良
い。
【0014】
【作用】上記請求項1の構成とした分岐接続箱では、雌
雄嵌合されるいずれか一方の第一コネクタを後付けし、
該第一コネクタを分岐接続箱のケースに固定保持するス
ペーサに突起を設け、該突起を第一コネクタに挿入し
て、バスバーのタブと第一コネクタの内周面の間を閉鎖
しているため、第一コネクタの内部でタブが上記突起に
より、ガタつきなく、位置決め保持される。また、第一
コネクタとケースとの取付部分においても、スペーサに
よりケースとの間に第一コネクタを密嵌保持するため、
第一コネクタはガタつきなくケースに取付られ、当該部
分からケース内部への浸水も発生も確実に防止出来る。
【0015】また、請求項2に記載したように、バスバ
ーのタブを挿入する第一コネクタはケースに後付けする
ために、該第一コネクタと雌雄嵌合させる第二コネクタ
との間にゴムリングを介装する防水コネクタを用いるこ
とができる。よって、第二コネクタと第二コネクタとの
接続部から浸水が発生するのを確実に防止出来る。か
つ、第一コネクタのバスバー接続側は上記したようにス
ペーサの突起の挿入により隙間をなくしているため、よ
り確実な防水が図れる。
【0016】さらに、請求項3に記載したように、バス
バーおよび他の電気接続部品を収容した分岐接続箱のケ
ース内部にエポキシ等の樹脂を充填すると、ケース内部
の確実な防水がはかれる。さらに、従来、分岐接続箱の
ケースはアッパーケースとロアケースとを組み合わせて
形成していたが、一面開口の1つのケースだけでよくな
り、分岐接続箱の小型化を図ることが出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例により詳細
に説明する。図1から図3は、分岐接続箱1のケース2
には、雄コネクタからなる第一コネクタ3と雌コネクタ
13とからなる防水コネクタ23を2個を後付けして取
り付けている。即ち、ケース2の内部に収容しているバ
スバー4のタブを第一コネクタ3の内部に挿入し、該第
一コネクタ3に雌雄嵌合する第二コネクタ13に挿入し
ている端子11に上記バスバー4のタブを接続してい
る。上記第一コネクタ3内のタブをガタつきなく保持す
るために、ケース2にスペーサ10を取り付けており、
上記のように防水コネクタ23をケース2に取り付けた
後、ケース2の内部にエポキシ樹脂5を充填して、完全
防水を図っている。尚、第一コネクタ3として雌コネク
タ、第二コネクタ13として雄コネクタを用いても良い
ことはいうまでもない。
【0018】分岐接続箱1のケース2は、図中、上面開
口で、周壁2aおよび底壁2bを備え、樹脂成形したの
もで、内部にヒューズ6A、6B、バスバー7等の所要
の電気接続部品を収容している。上記バスバー4のタブ
と第一コネクタ3とを接続する部分のケース周壁2aに
は、図4から図6に拡大して示すように、スペーサ嵌合
用の隙間Sをあけて2重の周壁2a−1、2a−2を設
け、かつ、外側の周壁2a−1の外側にコネクタ用ガイ
ド壁2cを突設している。
【0019】上記2重の周壁2a−1、2a−2には、
上面開口の略U字形状の切欠8、9を隙間Sを隔てて連
通した状態で形成し、かつ、これら切欠8、9を中央の
仕切壁2d−1、2d−2を介して間隔をあけて2個並
列に形成し、ケース2の外部から、上記防水コネクタ2
3の第一コネクタ3をバスバー接続側を挿入するように
している。上記切欠8、9は、夫々深さHで、幅Wとす
ると共に、底面側は円弧形状として、挿入する第一コネ
クタ3の外周面と対応させ、切欠8、9に第一コネクタ
3が丁度内嵌できるように設定している。また、上記切
欠8、9には、ケース2の内部からバスバー4のタブ4
A、4Bを貫通させて外部に突出させるようにしてい
る。
【0020】上記2重の周壁2a−1、2a−2の隙間
Sに挿入する上記スペーサ10は、図7(A)(B)
(C)に示す形状で、絶縁樹脂により成形している。ス
ペーサ10には上記切欠8、9と逆方向の下面開口の逆
U字形状の嵌合用切欠10aを形成し、かつ、該切欠1
0aを上記2個並列した切欠8、9と同様に、2個並列
して設けている。よって、隙間Sにスペーサ10を挿入
すると、2重の周壁2a−1と2a−2の両側に形成さ
れる嵌合溝2e、2eにスペーサ10の両端部10bが
係止されると共に、2個の切欠10aはそれぞれ並設し
た切欠8,9、8,9と連通し、中央の仕切壁2d−1
と2d−2の間にスペーサ10の中央仕切部10cが挟
まれるようにしている。
【0021】また、上記スペーサ10の中央仕切部10
cの上端部にはロック片10dを設け、外側の周壁2a
−1より突設したロック突起2fを係止し、隙間Sに挿
入したスペーサ10の位置決め保持を図っている。即
ち、ロック突起2fをロック片10dにロックした状態
で、図3に示すように、切欠10aの上側連結部10e
により切欠10aに挿入する雄コネクタ3の上側外周面
と圧接して、ケース2の切欠8、9の下側連結部2g−
1、2g−2に第一コネクタ3の下側外周面を圧接させ
るようにしている。
【0022】上記スペーサ10の2個の切欠10aの上
側連結部10eから、図7に示すように、ケース2の内
部側、即ち、バスバー接続側へ直角方向に突出する厚肉
の突起10fを形成し、該突起10fに突出側と反対方
向から切り込んだコネクタ周壁嵌合溝10hを形成して
いる。上記コネクタ周壁嵌合溝10hにより区切られた
突起10fの先端側10f−1は、第一コネクタ3のバ
スバー接続側開口より第一コネクタ3の内部に挿入し、
該第一コネクタ3の内部に挿入されるバスバーのタブ4
Aおよび4Bを、図3に示すように第一コネクタ3の周
壁3aの内面に圧接し、タブとコネクタ周壁内面との隙
間を閉鎖するように設定している。一方、突起10fの
基部側10f−2は第一コネクタ3の周壁3aの外面に
圧接するように設定している。
【0023】さらに、切欠10aの上側連結部10eよ
り、突起10fと反対側へ突出する突起10iを設け、
該突起10iを第一コネクタ3の周壁3aの外周面に当
接すると共に突起10iの先端を周壁3aの段部3bに
圧接させるようにしている。
【0024】分岐接続箱のケース2に後付けする防水コ
ネクタ23の第一コネクタ3は、図8(A)(B)に示
す構成で、ケース挿入側に小径とした上記周壁3aを備
えると共に、反対側の電線接続部側に大径とした周壁3
cを備え、上記小径の周壁3aの先端にバスバー挿入用
開口3dを、大径の周壁3cの先端に、電線Wを圧着さ
れた端子11を収容している第二コネクタ13を挿入す
る挿入する開口3eを備えている。また、第一コネクタ
3の周壁3cの内面には、切欠溝3fを設けており、該
切欠溝3fにゴムリング12を装着し、開口3eより挿
入する第二コネクタ13の外周面にゴムリング12を密
着させている。
【0025】上記大径の開口3eから挿入される第二コ
ネクタ13は、図3に示すように、電線Wにかしめ止め
した部分に防水用のゴム栓15を装着した端子11を挿
入して、周壁13aと端子11との間の隙間を無くし、
防水を図っている。また、周壁13と一体にロック用腕
部13bを設けており、該ロック用腕部13bに設けた
ロック突起13cが第一コネクタ3のロック孔3gに嵌
合することにより、第二コネクタ13は第一コネクタ3
内に保持されている。上記第一コネクタ3の周壁3aの
内面に装着したゴムリング12は、第一コネクタ3の周
壁3aの内面と第二コネクタ13の周壁13aの外面と
の隙間を閉鎖するため、電線接続側から防水コネクタ2
3の内部への浸水が確実に遮断される。
【0026】上記防水コネクタ23の第一コネクタ3お
よびスペーサ10のケース2に対する取り付けは、ま
ず、ケース2にスペーサ10を取り付けておく。この状
態で、U字形状の切欠8と9の間に逆向きのU字形状の
切欠10aが位置する関係となっている。また、ケース
2の内部側から突出するバスバーのタブ4A、4Bは切
欠9、10a、8を貫通して外部側へ突出している。
【0027】上記のように、スペーサ10をケース2に
予め取り付けた状態で、第一コネクタ3を後付けする。
即ち、バスバー接続側の小径周壁3aを切欠8、10a
および9へと挿入する。この時、周壁3aの一側部(下
側部)はバスバーのタブ4A、4Bと切欠8、9の下側
連結部2g−1、2g−2の間に挿入すると共に、周壁
3aの他側部(上側部)はスペーサ10のコネクタ周壁
嵌合溝10hに挿入し、突起10fの一側部10f−1
を先端開口3dより挿入する。
【0028】第一コネクタ3の段部3bがスペーサ10
の突起10iに当接すると、第一コネクタ3の挿入限に
達する。この状態で、第一コネクタ3はケース側の切欠
8、9と上からかぶせられる状態となるスペーサ側の切
欠10aの間に位置決め固定される。即ち、第一コネク
タ3の周壁3aの下側部外周面は切欠8、9の切欠周縁
に圧接する一方、周壁3aの上側部外周面はスペーサの
突起10f−2、10iに圧接し、第一コネクタ3とケ
ース取付部分との間に隙間が発生せず、コネクタ取付部
からの防水が図られる。
【0029】また、第一コネクタ3の開口3dにはバス
バーのタブ4A、4Bと共にスペーサ10の突起10f
が挿入され、タブをコネクタの周壁3aの内面に圧接す
るので、タブをガタ付きなく位置決め保持できる。この
状態で、第一コネクタ3の開口3eより第二コネクタ1
3を挿入して、該第二コネクタ13の内部に収容されて
いる端子11を上記バスバーのタブ4A、4Bと接続さ
せる。上記第一コネクタ3と第二コネクタ13との隙間
にはゴムリング12が介装されて、隙間を発生させない
ことにより、電線接続側からコネクタ内部への浸水を確
実に遮断する事ができる。
【0030】さらに、上記のように、スペーサ10およ
び防水コネクタ23を組みつけた後、ケース2にはエポ
キシ樹脂5を充填し、ケース2の内部の完全な防水を図
っている。よって、ケース2の開口を閉鎖するために、
他のケースカバーを取り付ける必要がなく、分岐接続箱
の大幅な小型化を図る事ができる。
【0031】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の請求項1の分岐接続箱によれば、分岐接続箱と一体成
形せずに後付けする第一コネクタに対して、分岐接続箱
に収容しているバスバーを接続する場合、バスバーのタ
ブが第一コネクタの開口面積に対して小さすぎ、タブに
ガタ付きが発生しやすい時、ケースに取り付けるスペー
サに突起を設け、該突起を第一コネクタのタブ挿入側開
口に挿入しているため、タブのガタ付き発生を防止する
ことができる。しかも、このスペーサにより後付けする
第一コネクタを分岐接続箱のケースに対してガタつきな
く位置決め保持して固定することができる。
【0032】また、分岐接続箱に対して第一コネクタを
後付けするため、請求項2に記載のように、第一コネク
タとして、該第一コネクタと雌雄嵌合する第二コネクタ
との間にゴムリングを装着する防水コネクタを用いるこ
とができ、コネクタの電線接続側からの防水を図る事が
できる。よって、従来のように分岐接続箱のケースにコ
ネクタを一体成形して、タブと電線圧着端子を接続した
後に、コネクタ内部にグリスを注入して防水を図る必要
はなくなり、作業性の向上が図られる。かつ、分岐接続
箱のケースにコネクタを一体に成形しないために、ケー
スの小型化が図れ、特に、分岐接続箱の小型化が要請さ
れている二輪車に好適に用いられる。
【0033】さらに、バスバーを外部コネクタと接続し
た後に、請求項3に記載したように、ケース内部の全体
に樹脂を充填して完全防水をはかると、ケースを他のケ
ースと組み合わせてカバーする必要がなくなり、分岐接
続箱を更に小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の分岐接続箱の平面図である。
【図2】 図1の要部拡大図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 上記分岐接続箱のケースの要部平面図であ
る。
【図5】 図4のV−V線断面図である。
【図6】 図4のVI−VI線断面図である。
【図7】 上記分岐接続箱に用いるスペーサを示し、
(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は要部断面図
である。
【図8】 上記分岐接続箱に用いる防水コネクタを示
し、(A)は平面図、(B)は断面図である。
【符号の説明】
1 分岐接続箱 2 ケース 2a、2a−1、2a−2 周壁 3 第一コネクタ 3a、3c 周壁 3d、3f 開口 4、7 バスバー 4A、4B タブ 10 スペーサ 10a 切欠 10f 突起 10h コネクタ周壁嵌合溝 13 第二コネクタ 23 防水コネクタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分岐接続箱のケース内部にバスバーが収
    容されていると共に、上記分岐接続箱のケース周壁にコ
    ネクタ取付用の切欠が設けられ、該切欠に一側部が挿入
    される第一コネクタに上記バスバーのタブが挿入される
    と共に、該第一コネクタと雌雄嵌合される第二コネクタ
    内部の電線圧着端子と上記タブが接続され、かつ、上記
    ケースの切欠に嵌合されるスペーサにより上記第一コネ
    クタがスペーサとケースとの間に密嵌挟持されると共
    に、該スペーサから突設した突起が第一コネクタのタブ
    側開口部に挿入され、該突起によりタブと第一コネクタ
    内周の隙間が閉鎖されている分岐接続箱。
  2. 【請求項2】 上記分岐接続箱に後付けされる第一およ
    び第二コネクタとして、雄コネクタまたは雌コネクタの
    いずれか一方からなる第一コネクタの周壁内面にゴムリ
    ングを装着し、他方の第二コネクタの周壁外面との隙間
    を閉鎖した防水コネクタを用いている請求項1に記載の
    分岐接続箱。
  3. 【請求項3】 上記分岐接続箱のケース内部全体に樹脂
    充填されて、ケース内部の防水が図られている請求項1
    あるいは請求項2のいずれか1項に記載の分岐接続箱。
JP6025545A 1994-02-23 1994-02-23 分岐接続箱 Withdrawn JPH07236219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025545A JPH07236219A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 分岐接続箱

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6025545A JPH07236219A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 分岐接続箱

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07236219A true JPH07236219A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12168957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6025545A Withdrawn JPH07236219A (ja) 1994-02-23 1994-02-23 分岐接続箱

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07236219A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2575393Y2 (ja) 防水コネクタ
JPH0553155U (ja) 防水コネクタ
JP2861661B2 (ja) ジョイントコネクタ
JPH11126636A (ja) 圧接コネクタのカバー固定構造
JP3285004B2 (ja) コネクタ
US5752856A (en) Sealed fuse connector
JPH11354201A (ja) 防水コネクタ
US6102740A (en) Waterproof connector and assembling method of waterproof connector
JP2849897B2 (ja) 簡易防水コネクタ
JP3244632B2 (ja) 多段コネクタ
JP2002343503A (ja) 多極コネクタ
JP3437063B2 (ja) 防水型コネクタ
JPH07153523A (ja) 簡易防水コネクタ
JP3788724B2 (ja) 保護カバー
JP3570534B2 (ja) コネクタ
JP2001110511A (ja) 防水ジョイントキャップおよび、防水ジョイントコネクタ
JPH07236219A (ja) 分岐接続箱
KR20030019846A (ko) 방수 커넥터
JPH08205364A (ja) 電気接続箱
JPH09199188A (ja) ターミナルキャップ
JPH0340046Y2 (ja)
JPH0247568Y2 (ja)
JPH07312259A (ja) 接続端子固定機構
JPH07161411A (ja) 防水コネクタ
JP2901127B2 (ja) 防水コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508