JPH0723602B2 - 軌間調節可能なレール締結装置 - Google Patents
軌間調節可能なレール締結装置Info
- Publication number
- JPH0723602B2 JPH0723602B2 JP1602489A JP1602489A JPH0723602B2 JP H0723602 B2 JPH0723602 B2 JP H0723602B2 JP 1602489 A JP1602489 A JP 1602489A JP 1602489 A JP1602489 A JP 1602489A JP H0723602 B2 JPH0723602 B2 JP H0723602B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- sleeper
- cradle
- pedestal
- fastening device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Machines For Laying And Maintaining Railways (AREA)
- Railway Tracks (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、鋳鉄などの金属製の枕木における軌間調節可
能なレール締結装置に関する。
能なレール締結装置に関する。
従来の技術 従来のこの種のレール締結装置においては、金属製の枕
木の上面に、軌間に対応する位置に一対のレール取付け
座が形成されるとともに、各レール取付け座の両側に受
け台の基端部がボルトなどの第１の締結部材により軌間
方向に移動可能に取り付けられ、両レール取付け座上に
一対のレールが載置され、各レールが、受け台の先端面
により両側から挾み付けられる構成が一般的である。そ
して、受け台に保持されたパンドロールクリップなどの
第２の締結部材によりレールを取付け座に押圧すること
により、両レールを枕木に軌間調節可能に締結してい
る。
木の上面に、軌間に対応する位置に一対のレール取付け
座が形成されるとともに、各レール取付け座の両側に受
け台の基端部がボルトなどの第１の締結部材により軌間
方向に移動可能に取り付けられ、両レール取付け座上に
一対のレールが載置され、各レールが、受け台の先端面
により両側から挾み付けられる構成が一般的である。そ
して、受け台に保持されたパンドロールクリップなどの
第２の締結部材によりレールを取付け座に押圧すること
により、両レールを枕木に軌間調節可能に締結してい
る。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記従来の構成においては、受け台の基端部を
第１の締結部材で締付けることにより、この受け台の先
端部でレールを固定しようとするものであるため、第１
の締結部材を締め付けたときに受け台の先端部が浮き上
がり、そのため、レールの固定が不確実になるおそれが
あるという問題がある。
第１の締結部材で締付けることにより、この受け台の先
端部でレールを固定しようとするものであるため、第１
の締結部材を締め付けたときに受け台の先端部が浮き上
がり、そのため、レールの固定が不確実になるおそれが
あるという問題がある。
そこで本発明は、このような問題点を解決し、受け台に
より確実にレールを固定できるようにすることを目的と
する。
より確実にレールを固定できるようにすることを目的と
する。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明は、 軌間に対応する位置に一対のレールが載置された金属製
の枕木に前記レールを締結するための装置において、 各レールの両側に一対の受け台をそれぞれ配置し、 各受け台を、その基端部が第１の締結部材により軌間方
向に移動可能に枕木に固定されるとともに、その先端部
がレールの下面と枕木の上面との間に挾み込まれ、かつ
前記一対の受け台の中間部どうしにて前記レールを挾み
付け可能に構成し、 前記受け台に、前記レールを枕木に固定するための第２
の締結装置を設けたものである。
の枕木に前記レールを締結するための装置において、 各レールの両側に一対の受け台をそれぞれ配置し、 各受け台を、その基端部が第１の締結部材により軌間方
向に移動可能に枕木に固定されるとともに、その先端部
がレールの下面と枕木の上面との間に挾み込まれ、かつ
前記一対の受け台の中間部どうしにて前記レールを挾み
付け可能に構成し、 前記受け台に、前記レールを枕木に固定するための第２
の締結装置を設けたものである。
作用 上記構成によれば、受け台の基端部がレールの下面と枕
木の上面との間に挾み込まれるので、第１の締結部材を
締め付けても、受け台の先端部が浮き上がることはな
い。したがって、第２の締結部材によりレールが枕木に
確実に固定される。
木の上面との間に挾み込まれるので、第１の締結部材を
締め付けても、受け台の先端部が浮き上がることはな
い。したがって、第２の締結部材によりレールが枕木に
確実に固定される。
実施例 第１図および第２図において、１は枕木で、その上面に
おける軌間Ｌに対応する位置に一対のレール２がレール
パッド３を介して載置されている。各レール２の両側に
は受け台４が配置され、各レール２は、受け台４に保持
された第２の締結部材としてのパンドロールクリップ５
により絶縁部材６を介して枕木１に押圧されている。各
受け台４と枕木１に形成された突起部９との間にはくさ
び７が設けられている。
おける軌間Ｌに対応する位置に一対のレール２がレール
パッド３を介して載置されている。各レール２の両側に
は受け台４が配置され、各レール２は、受け台４に保持
された第２の締結部材としてのパンドロールクリップ５
により絶縁部材６を介して枕木１に押圧されている。各
受け台４と枕木１に形成された突起部９との間にはくさ
び７が設けられている。
枕木１は、鋳鉄などの金属製の中空部材にて構成される
とともに、その下面が開放され、上面における軌間Ｌに
対応する位置に一対のレール取付け座８が形成されてい
る。各レール取付け座８の両側には、このレール取付座
８から距離をおいた位置に一対の突起部９が形成されて
いる。各突起部９の互いに向かい合う内側面には、くさ
び作用を得るための傾斜が付されている。
とともに、その下面が開放され、上面における軌間Ｌに
対応する位置に一対のレール取付け座８が形成されてい
る。各レール取付け座８の両側には、このレール取付座
８から距離をおいた位置に一対の突起部９が形成されて
いる。各突起部９の互いに向かい合う内側面には、くさ
び作用を得るための傾斜が付されている。
各レール２は、レール取付け座８の上に載置され、レー
ルパッド３によりレール取付け座８から絶縁されてい
る。レールパッド３は、ナイロンや高密度ポリエチレン
などの絶縁材からなる平板である。受け台４は、その基
端部4aが、枕木１の上面に設けられた長孔10に適用され
たボルトなどの第１の締結部材11により、軌間Ｌの方向
に移動可能に枕木１の上面に固定されている。受け台４
の中間部4bにはパンドロールクリップ保持用の貫通孔12
が設けられている。また受け台４の先端部4cは、レール
パッド３の下面と枕木１の上面との間に挾み込まれてい
る。受け台４の先端部4cと中間部4bとの境界には、レー
ル５の側端に向かい合う段部19が形成されている。パン
ドロールクリップ５は、Ｇ字形に曲成された弾性体で、
一端部が受け台４の貫通孔12内に挿入され、他端部が絶
縁部材６の上面からレール２をレール取付け座８に押圧
している。絶縁部材６は、レール２とパンドロールクリ
ップ５との間の絶縁性を保つためのもので、ナイロンな
どの絶縁材からなり、側面に形成された係止部13が受け
台４の中間部に係合することにより、レール２の方向へ
の移動が防止されている。
ルパッド３によりレール取付け座８から絶縁されてい
る。レールパッド３は、ナイロンや高密度ポリエチレン
などの絶縁材からなる平板である。受け台４は、その基
端部4aが、枕木１の上面に設けられた長孔10に適用され
たボルトなどの第１の締結部材11により、軌間Ｌの方向
に移動可能に枕木１の上面に固定されている。受け台４
の中間部4bにはパンドロールクリップ保持用の貫通孔12
が設けられている。また受け台４の先端部4cは、レール
パッド３の下面と枕木１の上面との間に挾み込まれてい
る。受け台４の先端部4cと中間部4bとの境界には、レー
ル５の側端に向かい合う段部19が形成されている。パン
ドロールクリップ５は、Ｇ字形に曲成された弾性体で、
一端部が受け台４の貫通孔12内に挿入され、他端部が絶
縁部材６の上面からレール２をレール取付け座８に押圧
している。絶縁部材６は、レール２とパンドロールクリ
ップ５との間の絶縁性を保つためのもので、ナイロンな
どの絶縁材からなり、側面に形成された係止部13が受け
台４の中間部に係合することにより、レール２の方向へ
の移動が防止されている。
このようにして、各レール２は、枕木１に軌間Ｌを調節
可能に締結されるとともに、枕木１との間の絶縁性が確
保できる。くさび７は、受け台４の固定を確実にするた
めのもので、各受け台４の基端部4aの側面とこれに向か
い合う突起部９の内側面との間に配置され、その上面
が、第１の締結部材11により受け台４に共締めされた押
え板14により押えられている。受け台４の基端部4aの端
面とこれに接するくさび７の側面とには、互いに噛み合
う歯形部15,16が上下方向に多数設けられている。ま
た、くさび７の上面とこれに接する押え板５の下面とに
も、互いに噛み合う歯形部17,18がレール２と直角な水
平方向に多数設けられている。
可能に締結されるとともに、枕木１との間の絶縁性が確
保できる。くさび７は、受け台４の固定を確実にするた
めのもので、各受け台４の基端部4aの側面とこれに向か
い合う突起部９の内側面との間に配置され、その上面
が、第１の締結部材11により受け台４に共締めされた押
え板14により押えられている。受け台４の基端部4aの端
面とこれに接するくさび７の側面とには、互いに噛み合
う歯形部15,16が上下方向に多数設けられている。ま
た、くさび７の上面とこれに接する押え板５の下面とに
も、互いに噛み合う歯形部17,18がレール２と直角な水
平方向に多数設けられている。
上記構成において、軌間Ｌを調節する際には、各レール
５の両側の両受け台４の段部19により挾み込み、くさび
７の抜き差しの量を加減して受け台４を軌間Ｌの方向に
移動させることにより大幅に調節し、また両歯形部15,1
6の噛み合わせをずらすことにより微調節する。その
後、第１の締結部材11を締め付けて受け台４を枕木１に
固定するとともに、押え板14によりくさび７を押えれば
よい。
５の両側の両受け台４の段部19により挾み込み、くさび
７の抜き差しの量を加減して受け台４を軌間Ｌの方向に
移動させることにより大幅に調節し、また両歯形部15,1
6の噛み合わせをずらすことにより微調節する。その
後、第１の締結部材11を締め付けて受け台４を枕木１に
固定するとともに、押え板14によりくさび７を押えれば
よい。
上記操作において、レール２をレール取付け座８の上に
載置したときに受け台４の先端部4cがレール２の下面と
枕木１の上面との間にレールパッド３を介して挾み込ま
れるので、第１の締結部材11を締め付けても受け台４の
先端部4cが浮き上がることはない。したがって、レール
２を枕木１に確実に固定することができる。また、歯形
部15,16の噛み合わせによりくさび７が抜け出るのを防
止し、押え板14によりくさび７の浮上りを防止し、さら
に歯形部17,18の噛み合わせによりくさび７の抜止めが
いっそう確実になっている。
載置したときに受け台４の先端部4cがレール２の下面と
枕木１の上面との間にレールパッド３を介して挾み込ま
れるので、第１の締結部材11を締め付けても受け台４の
先端部4cが浮き上がることはない。したがって、レール
２を枕木１に確実に固定することができる。また、歯形
部15,16の噛み合わせによりくさび７が抜け出るのを防
止し、押え板14によりくさび７の浮上りを防止し、さら
に歯形部17,18の噛み合わせによりくさび７の抜止めが
いっそう確実になっている。
発明の効果 以上述べたように本発明によると、受け台の先端部がレ
ールの下面と枕木の上面との間に挾み込まれる構成とし
たので、第１の締結部材を締め付けて受け台を枕木に固
定する際に、受け台の先端部が浮き上がることを防止で
きる。したがって、レールを枕木に確実に固定すること
ができ、使用中に軌間に狂いが生じることを防止でき
る。
ールの下面と枕木の上面との間に挾み込まれる構成とし
たので、第１の締結部材を締め付けて受け台を枕木に固
定する際に、受け台の先端部が浮き上がることを防止で
きる。したがって、レールを枕木に確実に固定すること
ができ、使用中に軌間に狂いが生じることを防止でき
る。
第１図は本発明の一実施例の軌間調節可能なレール締結
装置の要部を示す一部切欠き正面図、第２図は第１図の
装置の平面図である。 １……枕木、２……レール、４……受け台、4a……基端
部、4c……先端部、５……パンドロールクリップ（第２
の締結部材）、11……第１の締結部材、Ｌ……軌間。
装置の要部を示す一部切欠き正面図、第２図は第１図の
装置の平面図である。 １……枕木、２……レール、４……受け台、4a……基端
部、4c……先端部、５……パンドロールクリップ（第２
の締結部材）、11……第１の締結部材、Ｌ……軌間。
Claims (1)
- 【請求項１】軌間に対応する位置に一対のレールが載置
された金属製の枕木に前記レールを締結するための装置
であって、 各レールの両側に一対の受け台をそれぞれ配置し、 各受け台は、その基端部が第１の締結部材により軌間方
向に移動可能に枕木に固定されるとともに、その先端部
がレールの下面と枕木の上面との間に挾み込まれ、かつ
前記一対の受け台の中間部どうしにて前記レールを挾み
付け可能に構成され、 前記受け台に、前記レールを枕木に固定するための第２
の締結装置を設け、 たことを特徴とする軌間調節可能なレール締結装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1602489A JPH0723602B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 軌間調節可能なレール締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1602489A JPH0723602B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 軌間調節可能なレール締結装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02197603A JPH02197603A (ja) | 1990-08-06 |
| JPH0723602B2 true JPH0723602B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=11904995
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1602489A Expired - Lifetime JPH0723602B2 (ja) | 1989-01-25 | 1989-01-25 | 軌間調節可能なレール締結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0723602B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0618401U (ja) * | 1992-08-19 | 1994-03-11 | 株式会社クボタ | 金属製枕木のレール締結構造 |
| JP6400495B2 (ja) * | 2015-01-26 | 2018-10-03 | 西日本旅客鉄道株式会社 | 移動量付与治具 |
| JP7260418B2 (ja) * | 2019-06-27 | 2023-04-18 | 東日本旅客鉄道株式会社 | スラブ軌道用レール締結装置 |
| CN113564971B (zh) * | 2021-09-09 | 2023-07-04 | 湖南创弘源新材料科技有限公司 | 一种钢轨绝缘扣件保护结构 |
-
1989
- 1989-01-25 JP JP1602489A patent/JPH0723602B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02197603A (ja) | 1990-08-06 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8210444B2 (en) | Direct fixation track-mounting assembly | |
| US3067947A (en) | Fastener of a rail on a support by means of a resilient clamp | |
| JPH08510021A (ja) | 鉄道レールの支持及び固定装置 | |
| JPH0723602B2 (ja) | 軌間調節可能なレール締結装置 | |
| US10704205B2 (en) | Holddown assembly for railway rail | |
| US4625912A (en) | Railway fastening assembly | |
| JPH04502945A (ja) | レールパッド | |
| JP3230214B2 (ja) | レールの高さ調整固定装置 | |
| AU2017406925B2 (en) | Boltless rail brace | |
| US3696998A (en) | Device for holding down the rail to the sleeper in a railway track | |
| TW200300811A (en) | Device for the lateral support of a rail | |
| KR20030061271A (ko) | 레일의 체결구조 | |
| JPH045531Y2 (ja) | ||
| JPH02197601A (ja) | 枕木 | |
| JPH047202Y2 (ja) | ||
| JPH02197604A (ja) | 軌間調節可能なレール締結装置 | |
| JPH1018203A (ja) | 高さ調節機能付レール締結装置 | |
| US3491947A (en) | Rail fastening arrangement for ties | |
| JP2704012B2 (ja) | レールの迅速取付用ストラップ及びコンクリート製鉄道タイ | |
| US2108460A (en) | Tie plate and rail cushion retainer | |
| US3528610A (en) | Adjustable rail fastener for concrete ties | |
| JPH0757924B2 (ja) | 鉄道用レール固定装置 | |
| US862472A (en) | Means for securing rails to railroad-ties. | |
| JP3043244B2 (ja) | 軌条締結装置 | |
| JPH0318202U (ja) |