JPH07235883A - 完全な電子制御装置を有する放送受信機 - Google Patents

完全な電子制御装置を有する放送受信機

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JPH07235883A
JPH07235883A JP5032840A JP3284093A JPH07235883A JP H07235883 A JPH07235883 A JP H07235883A JP 5032840 A JP5032840 A JP 5032840A JP 3284093 A JP3284093 A JP 3284093A JP H07235883 A JPH07235883 A JP H07235883A
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input
receiver
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key
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ELECTRONIQUE IND ELBEUF ELINDEL SOC
ELBEUF ELECTRO INDLE
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ELECTRONIQUE IND ELBEUF ELINDEL SOC
ELBEUF ELECTRO INDLE
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】操作ボタン及び機械的スイッチが一切なく、受
信状態にある時には制御情報を表示すると共に、電源が
投入されていないときには受信機の存在を隠すようにな
された放送受信機を実現する。 【構成】放送受信機ケースの平らな正面プレート(1) に
は、、電源オンオフ、自動選局、音量調節など操作する
ために構造物が一切ない。正面プレート(1) の背面側に
配置された複数の感応領域(5,6,7,8) は、正面プレート
(1) に触れたことに感応して、上記した受信機の各種機
能を制御する。正面プレートの背面側に配置された第1
の光源手段は、受信機が動作しているときのみ、受信放
送局の周波数のような情報を表示する。正面プレートの
背面側に配置された第2の光源手段は、受信機が動作し
ているときのみ、感応領域を後ろから照明し、受信機が
動作していないときには、感応領域が見えないように不
透明のままにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は放送受信機、すなわち音
すなわちオーデオ周波数信号によって振幅または周波数
変調された放送局電磁波の受信機に関し、特にその制御
装置の配列に関する。本発明は、特に、いわゆるラジオ
受信機に関し、また特に自動車に適した、いわゆるカー
ラジオに関し、さらに何らの機械的部品が存在しないそ
の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のラジオ及びカーラジオ受信機にお
いて、制御装置は、特にプッシュボタンによって回転、
すなわち制御されなければならない、音量制御ポテンシ
ョメータを制御するシャフトに結合される“オン・オ
フ”スイッチ、回転または直線移動シャフト付の音量制
御ポテンショメータ、共振ラジオ周波数回路を同調する
反応素子、同一シャフトに固定した、例えば多数の同調
コンデンサーの如き、数個の同時に可変のリアクタン
ス、または軸線方向に可動なコア及び機械的に結合した
制御器を持つインダクタンスから成る局部発振器、並び
にプッシュボタンまたはキーを持つ回転波長範囲のスイ
ッチ、から成る。すべてのこれらの素子並びにそのダイ
ヤルを持つ同調指示器は一般に機械的な制御器を有し、
且つ回転シャフトを持つものは、使用者に向いている正
面から延びている回転ノブによって使用者によって操作
される。逆バイアス電圧の関数としてその容量が変化す
るダイオード(バリキャップ)によって可変リアクタン
ス素子が形成されるときの、例えば音量または同調電圧
調整用ポテンショメータ、及び多数の回転コンデンサー
又は可動コアコイルの如き、機械的制御素子は機械的及
び(又は)電気的(誤接触)の破損の原因であり且つ摩
耗を受ける。運転者が接近できるように自動車のダッシ
ュボードに取付けられた受信機に関する限り、そのよう
な場合ダッシュボードに形成した開口中に挿入されるも
のであるが、例えば回転制御ノブの如き受信機の正面、
すなわち前面から延びる突出部品は、特に自動車の突然
の減速中、自動車の運転者及び(又は)乗客に傷を負わ
せる傾向にある。さらに、回転制御ノブ、プッシュボタ
ン及び放送局指示器は盗難を受け易い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、機械的な制
御及び指示素子を動かない完全な電子素子に置き換える
ことによって、前述の欠点を解消するものである。本発
明は、機械的素子が全ったくない制御装置を持つ放送受
信機を提供する。本発明によると、この受信機の制御装
置は、使用者が接近しうる制御装置の正面、すなわち前
面がめだつ突出またはでこぼこがないように、構成され
ている。受信機が作動していないとき、この正面は、ほ
ぼ滑らかなファイバ透明な外観を与える。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的のために、前面
は、受信機が作動していないときは不透明さを保証し且
つ受信機がオンに切換えられたときは内部から照射する
指示ランプからの光を減衰させるように、着色した透明
な絶縁材料から作られた、所定の厚さのプレートから成
る。受信機のケースの内側に向かう面において、そのプ
レートは、容量性近接効果によるそれぞれの制御器を形
成するように、導電性材料の層でそれぞれ被覆され且つ
互いに絶縁された、数個のいわゆる感応領域を含む。こ
れらの感応領域は、周知の如く、例えば手または指の如
き、使用者の体の一部を接近させることによって作動さ
れる。
【0005】本発明の一実施例においては、各キーの導
電層は、そのコレクタが並列共振回路に接続され且つ使
用者の体の一部がこの層に容量的に結合するとき発振を
始めるトランジスタ発振器の反応絶縁の端子の1つに接
続されている。発振器によって発生される波形は整流器
回路を介して少なくとも1つのフリップフロップに伝達
され、発振器の始動に対応する転移が、フリップフロッ
プが所定の状態とは以前は反対であった(逆の状態であ
った)状態から所定の状態へ切換える。あるキーに対し
て、使用者の指が長くキーに接近していることに起因し
て発振器の発振の間整流器によって与えられる矩形信号
が少なくとも1つの一致ロジックゲート(“AND " 又は
"NAND" 形式のゲート)に加えられて、この信号の継続
期間中、組込まれたクロックからの循環パルスを発生さ
せるかまたは他の循環パルスを発生させる無安定マルチ
バイブレータのフィードバックループを閉じる。(ラジ
オ周波数入力段、ミキサー及び局部発振器が設けられ
た)受信機の同調共振回路が可変容量ダイオードから成
るような他の実施例においては、これらのダイオードの
同調電圧が自動サーチ(選局)装置によって与えられ
る。自動サーチ装置は、循環矩形信号を出すクロック
と、他のフリップフロップによって制御される他の一致
ゲートと、を含み、フリップフロップのゲートを能動化
する状態への切換はキーの1つによって制御され且つフ
リップフロップのこの状態からゲートを不能動するコン
プリメンタリ(反転)状態への切換は受信機回路からの
パルスまたは転移によって制御され、そのことは所定の
閾値(限界値)より大きな振幅の搬送波の受信を指示
し、そのクロック入力が他のとゲートによって与えられ
るバイナリカウンタと、及びカウンタの並列出力によっ
て給電され且つこの他のゲートが能動である間階段状電
圧波形をあたえる、抵抗回路網の形状であるデジタル・
アナログコンバータと、をさらに含む。
【0006】
【実施例】次に、図面を参照して本発明を説明する。図
1には1で“カーラジオ”受信機の正面が示されてお
り、カーラジオ受信機は、それが自動車のダッシュボー
ドの表面と同一面内にまたは、ダッシュボードの浅いキ
ャビティーに置かれて、自動車のダッシュボードに取付
けられている。この実施例においては、受信機は長方形
フレーム2によって囲まれており、フレームは、例えば
その内側周囲に形成した溝(図示せず)によって正面1
を定位置に保持する働きをなす。フレーム2の後部は受
信機の平行六面体形状の金属ケース(図示せず)の周囲
に固く固着されている。フレーム2を、正面1から比較
的容易にはずせるように、ある程度の弾性を有するプラ
スチック材料から形成することが有利であり、このこと
は信号機のケースの正面をはずすことによって、信号兼
照明用白熱ランプの取り換えを可能にする。
【0007】正面1は、着色した絶縁材料から、すなわ
ち比較的暗い着色の染料が混合された透明プラスチック
(樹脂)材料から作られた堅い長方形プレート3の前面
を形成する。このことは、運転者が邪魔されない、すな
わちまぶしくなく、且つプレートが外部からだけ照明さ
れるときプレートに不透明な外観を与えるように、前述
のランプから来た光を減衰させる。用いられた透明材料
は、好ましくは、ポリメチルメタクリレートの如きアク
リル製樹脂である。右下側の隅において、正面1は、例
えば着色プレートの前面または後面を金属化する(メッ
キする)または塗付することによって、製造者または販
売者のマーク4を有していてもよい。第2の場合として
は、可視化するために背後から照明されねばらない。
【0008】図1において、5、6、7及び8でそれぞ
れ表示した4つの感応領域、または接近効果結合キー、
すなわち容量性結合キーが点線で示されている。感応領
域5−8の位置において、プレート3の厚さは、部品の
モールド中またはその後の加工によって、その後面、可
能ならば前面またはそれらの両方に形成した中空体(キ
ャビティー)によって減少される。図示の4つの感応領
域、すなわちキー(沈んだキー)5−8は、ほぼ正方形
を有し、長方形プレート3の長手方向軸線に平行な軸線
に沿って等しく離れている。キーはまた長方形、円形、
楕円形、または任意の他の形状であってもよい。これら
の着色した領域のそれぞれの後面は金属化されており、
すなわち各々はその表面の主要部分にわたって金属層で
被覆され、金属層は、もし不透明ならば、記号(+、
−)または文字(R、A)の形状の数個のギャップを有
する。その結果、記号又は文字は、これらの領域の背後
に配置したランプによって与えられる背面照明によって
可視化され、さらにこれらの領域は、ランプの各々がた
だ1つのキーを照明するように、ケースの前面から突出
する不透明な分割壁によって区分されている。これらの
文字及び記号は、キー5ないし8の各々が制御する機能
(停止、走査、音量の減少または増加)を指示する。金
属化した表面は互いに絶縁されている。金属化が透明で
あるとき、透明によって照射されるべきでない領域は不
透明塗付層で被覆されなければならない。この場合、感
応領域全体を照明することが可能であり、機能を指示す
る記号又は文字は不透明でもよい。
【0009】図2において、受信回路及び制御回路を含
む平行六面体形状ケース9が斜視図で示されており、そ
の前面は、本発明の第2実施例にしたがって、長方形プ
レート3で被覆されている。ケース9の後壁、底壁、頂
壁及び側壁は、自動車の内部または外部からの点火及び
(又は)他の干渉から生じるスプリアス信号に対してス
クリーンを形成するように導電性金属(金属シート)か
ら作られる。電子回路の修理を可能にするために電子回
路に接近できるように、ケースに着脱自在の金属カバー
10' を設けることが有利である。プレート3には前面の
上部部分にわたって2つの重ね合わせた表示領域10及び
11が設けられており、これらの表示領域は、それぞれの
目盛(垂直線)及び整合した数、並びにそれらの各垂直
線の端において、これらの数に関連する単位(MHz及び
KHz)の表示を有する。単位表示の反対側において、各
表示領域は受信した波長の範囲(LW、MWまたはAM
及びFM)の表示を有する。これら指示(目盛、数字及
び文字)は周囲に対してコントラストをなすように表示
されてもよく、前者が不透明且つ後者が透明及び着色ま
たはその反対であってもよい。2つの表示領域10及び11
は、それらが受信した波長範囲に依存して交互に照明さ
れるように、不透明突出によって内側で区分されてい
る。これらの表示領域10及び11の間の空間には16の並置
した電界発光(エレクトロルミネセンス)または発光ダ
イオード(LED)によって形成した直線ランプが挿入され
ており、発光ダイオードは、例えば発光している隣接ダ
イオードの数、すなわち可視線の長さによって、受信機
のラジオ周波数回路への入力の同調周波数をほぼ表示す
る。これらの発光ダイオードはある種の色しか有効では
ないが、発光ダイオードから出た光を減衰させ過ぎない
ようにプレート3の染料と同一色を選ぶことが好まし
い。
【0010】プレート3の上部隅の1つ(ここでは左
側)において、二重7・セグメントディスプレー13によ
って、ある有名な放送局または受信した波長範囲を識別
する記号を表すことも可能である。これらの放送局はそ
れぞれの放送周波数で特徴付けられており、したがっ
て、同調電圧は各放送局に適した基準電圧でアナログ的
に比較され、また後述するが、周波数によって与えられ
たデジタル指示又は同調電圧シンセサイザーが放送局の
有効数字のいくつかを放送局に対応して記憶した数字の
ものと比較することによって、または複合器/分離器を
用いることによって、もちいられてもよい。プレート3
は例えば結合によってケース9の前面周辺と固く連結さ
れてもよい。この場合、信号兼照明ランプ用ソケット、
発光ダイオード12の直線ランプ及び二重7・セグメント
ディスプレー13を指示するケースの前面が、後部から着
脱自在のシャーシー(図示せず)と一体に形成される。
したがって、キー5ないし8の金属化領域とシャーシー
に保持された電子回路との間の電気的接続はスプリング
プレード接点によって形成されてもよい。なお、受信機
が使用されていない状態から受信機の電源を投入する場
合、正面プレートが全く証明されていなくとも、正面プ
レート自体は、人は認識できるので、正面プレートの所
定の位置にある例えばキー5付近に指を当てることは容
易である。従って、正面プレートが全く証明されていな
くとも、格別の支障は生じない。
【0011】図3は、本発明のカーラジオ受信機の全体
的な電子制御装置の実施例の概略図である。この装置に
おいて、感応キー(近接効果キー)5、6、7及び8の
各々は発振器15、16、17及び18の制御入力に接続されて
おり、その内の最初のものが概略的に示されている。受
信機は、電源Bの正極に接続した正電源端子19を含み、
電源Bの負極は接地を形成する自動車の金属シャーシー
に接続されている。この正の電源端子19は抵抗20を介し
て発振器15の正の電源入力に接続されていて、この正電
源入力は、抵抗20と共にデカップリング回路(減結合回
路)を形成するコンデンサ21を介して、接地した負電源
入力に供給されている。発振器15の正電源入力は、さら
に、並列の抵抗150 及びコンデンサー 151の回路を介し
て、PNP 形のバイポーラトランジスタ 152のエミッタ
に、また抵抗 153を介してそのベースに、接続されてい
る。このベースは、さらに抵抗154 を介して発振器15の
負電源入力に接続されており、この負電源入力は、イン
ダクタ 155及びコンデンサ156 によって形成した並列共
振回路を介してトランジスタ 152のコレクタに接続され
ている。このインダクタ 155はフィードバック巻線 157
に磁気的に密に結合されており、巻線の1つの端子はト
ランジスタ 152のベースに接続されており、他の端子は
発振器15の制御入力 158に接続されている。この制御入
力 158は、文字“A”(停止を指示する)が表示された
キー5を形成するプレート3の後面の金属化領域に接続
されている。
【0012】発振器15の正及び負電源入力の間に直列に
接続した抵抗 153及び 154は、PNPトランジスタ 152が
オンしているように、そのトランジスタのベースをバイ
アスしている。キー5は回路の残部から絶縁されている
ので、巻線 157はトランジスタ 152のベースに電流を供
給しない。発振器15は、使用者の体の一部、例えば、手
または指が金属化領域5に充分接近することによって金
属化領域5と容量的に結合したときだけ、発振を始め
る。そして、フィードバックは、発振器を発振させるた
めに充分になり、トランジスタ 152のコレクタによって
形成した出力 159において、共振コレクタ回路を形成す
るインダクタ 155及びコンデンサ 156の値によって決ま
る周波数を有する電圧波を供給する。この周波数は、例
えば超音波周波数範囲内で選ばれる。この発振は、体の
一部がキー5から充分離れるまで続く。発振器15の出力
159は整流回路25の入力に接続されており、電流回路
は、そのアノードがこの回路の入力部を形成し、そのカ
ソードがこの回路の出力部を形成するダイオード 250か
ら成る。このカソードは、さらに並列接続した抵抗 251
及びコンデンサ 252で形成した回路を介して接地されて
おり、回路の時定数 (RC)は発振器15によって伝達され
る波の期間の3倍より大きく選ばれている。したがっ
て、整流回路25は、キー5の作動継続期間に対応する継
続期間の波列に応答して、ほぼ同一の継続期間の正の長
方形信号を伝達する。長方形信号の立上り及び立下り時
間はこの時定数によって決められる。
【0013】検波回路25の出力は、分離素子で形成した
第1のワイヤードロジックインバータ段22の入力に接続
されている。この入力は直列抵抗 220を介して、そのエ
ミッタが接地された NPN形バイポーラトランジスタ 221
のベースに接続されている。この抵抗は、トランジスタ
221のベースの電流を、したがって発振の正の本サイク
ル中発振器15のLC共振回路 155-156の端子に接続した負
荷を、制御する。しかしながら、トランジスタ 221のベ
ース及びエミッタ間にコンデンサ 222を接続することは
有利であり、パルスの前縁および後縁を遅らせるパルス
の立上り及び立下り時間を増加させる結果となる。この
インバータ段22の出力部を形成するコレクタは、抵抗 2
23を介して集積化電圧調整器24の正出力に接続されてお
り、調整器の正入力は受信機の正電源端子19に接続され
ている。この調整器24の負入力及び出力は両方共接地さ
れている。その正入力及び正出力がそれぞれ2つのコン
デンサ29及び30を介して接地の減結合した電圧調整器24
は、発振器15から18、電源スイッチ及びそのトランジス
タ化した制御段を除いて、受信機の電子制御装置のすべ
てに給電することを意図したものである。入力電圧が電
源Bの電圧(12V)であるので、その出力電圧は、特
に、集積ロジック回路(ICロジック)に電源を供給する
ことを考慮して、例えば5ボルト、に選ばれる。ICデジ
タルロジックの待期中電流消費をできるだけ低く保つた
め、一般に "CMOS" と呼ばれるものが好ましくは選ばれ
る。この英語の省略形は、集積回路がコプリメンタリ対
称を有する絶縁したゲート電界効果トランジスタから形
成されていることを意味する。
【0014】インバータ段22の出力、すなわち NPNトラ
ンジスタ 221のコレクタは、 "JK"タイプのフリップフ
ロップ31のクロック入力Tに接続されており、JKフリッ
プフロップ31は非同期リセット入力R及び相補的な(コ
ンプリメンタリ)出力Q及び出力Qバーにそれぞれ供給
した(再結合した)入力J及びKから成る。この出力Q
はベース電流制限抵抗33を介して NPN形バイポーラトラ
ンジスタ32のベースに接続されている。このトランジス
タ32のエミッタは接地され、このコレクタは抵抗34を介
して正電源端子19及び他の NPNバイポーラトランジスタ
35のベースに接続されている。トランジスタ35のコレク
タは端子19にまた接続されており、そのエミッタは正出
力電源端子36に接続されている。端子36は受信機の種々
の他の回路及び信号兼照明ランプに給電するためのもの
である。このように給電スイッチは、強い電流を飽和状
態で流すことができるトランジスタ35及び抵抗34によっ
て形成される。抵抗34は、トランジスタ35のベースをバ
イアスする抵抗であると同時に、トランジスタ35と共に
このスイッチの制御段を形成するトランジスタ32のコレ
クタ抵抗である。
【0015】"JK"フリップフロップ31がハイ状態(又は
"1")のとき、そのQ出力は調整器24の出力電圧に給電
し、調整器24は、調整トランジスタ32が飽和され、その
結果スイッチトランジスタ35がオフにされるように、給
電する。受信機は、したがって、不作動にされ、背後か
ら正面1を照明するランプのいずれもが点灯されない。
したがって、このことは、プレート3が着色されている
ので、不透明な外観を与えることになる。そして、使用
者の手又は指が第1感応領域5の近くに持たらされる
と、発振器15が発振し始め、整流器25がインバータ段22
のトランジスタ 221の飽和を行う正矩形信号を伝達し、
トランジスタのコレクタは、したがって、 "JK" フリッ
プフロップのクロック入力Tにロー状態(又は“0”)
を供給する。Q及びQ出力をJ及びK入力にそれぞれ再
結合しているので、J及びK入力は、それぞれ入力Tに
前に加えられたハイ状態中において、ロー状態及びハイ
状態を受けている。ハイ状態とロー状態との間の転移が
フリップフロップ31をロー状態すなわち零状態に(Q出
力において)切換える。Q出力の零状態は制御トランジ
スタ32をオフにして、抵抗34によってそのベースがバイ
アスされたスイッチトランジスタ35が飽和されて受信機
に給電する。受信機のいくらかのランプ、特に感応キー
5ないし8を照明するランプは点灯する。
【0016】他の感応キー6、7及び8は、第1発振器
15と同様な他の関連する発振器16、17、及び18にそれぞ
れ接続されており、それらの出力は第1の整流器25とや
はり同様な整流器回路26、27及び28にそれぞれ接続され
ている。本発明の1つの実施例によると、他の整流器回
路26ないし28の出力は、3つのダイオード38、39及び40
から成るワイヤード "OR" 回路の3つの入力にそれぞれ
接続されている。3つのダイオードのカソードは互いに
接続されてその出力部を形成している。“OR" 回路37の
出力は抵抗42を介してPNP バイポーラトランジスタ41の
ベースに接続されている。このベースは、なお、抵抗43
を介して接地されている。トランジスタ41のコレクタは
接地されており、そのエミッタは、一方において、 "J
K" フリップフロップ31のリセット入力Rに接続され、
他方において、抵抗44を介して電圧調整器24の出力に接
続されている。素子42ないし44で形成した段は非反転の
バッファ段を形成する。他の感応キー6、7および8の
いずれもが使用者の体の一部の近傍によって作動されな
いとき、トランジスタ41は飽和されている。その理由
は、トランジスタのベースが抵抗43を介してそのコレク
タに接続されているからである。したがって、フリップ
フロップ31のリセット入力Rはロー状態を受けており、
このことは、他の入力T、J、及びKに加えられる信号
によってはそのスイッチングに影響を及ぼさない。他
方、1つまたはそれ以上の他のキー6ないし8が作動さ
れると、1つまたはそれ以上の整流器回路26ないし28が
正の矩形信号を供給し、直列の抵抗42及び43を通して電
流を流させるように、 "OR" 回路37の1つまたはそれ以
上のダイオード38ないし40を可能化する。もし、他の発
振器16ないし18の少なくとも1つによって供給される波
形の振幅が、他の整流器回路26ないし28の1つによって
供給され矩形信号の振幅が直列抵抗42及び43によって形
成した分圧器の分割比の逆数が乗算された調整器24によ
って与えられる調整した電圧を越えるようなものであれ
ば、トランジスタ41はオフにされ、リセット入力Rが一
時的にハイ状態を受ける。このことは、矩形信号がそこ
になければ、フリップフロップ31をリセットされる、入
力Rに加えられる矩形信号を形成することになる。前述
の如く、Q出力における零状態はトランジスタ32をオフ
にし、トランジスタ35を飽和させる。
【0017】"OR" 回路37、トランジスタ41及び抵抗42
ないし44から成るこの配列によって、受信機のオン切換
が任意の感応キー5ないし8の1つまたはそれ以上の作
動によって制御され、次いで所望の機能(放送局サー
チ、音量制御、範囲切換)が背後からの照明によって可
視化された適当なキーを作動することによって制御され
る。図3の制御装置の出力端子36を介して受信機の電源
を制御する零状態に "JK"フリップフロップ31があると
き、 "オフ" を識別する記号 "A”によって表示した第
1感応キー5の作動はそのリセットをハイ状態にさせ
る。前述の零状態中に、コンプリメンタリ出力Qに接続
した入力J及び抵抗 223とトランジスタ 221のコレクタ
との間の接続点に接続したクロック入力Tはそれぞれハ
イ状態を受けている。キー“A”5の作動によって発振
器15が発振し始め、正矩形信号がトランジスタ2211の飽
和を制御するために整流器回路25の出力に供給される。
したがって、クロック入力Tは一時的に接地され、フリ
ップフロップ31をハイ状態へ切換えて、そのハイ状態に
より、制御トランジスタ32が飽和され、スイッチトラン
ジスタ35がオフにされる。制御装置を除く受信機の回路
は、したがってもはや電力を供給されず、正面1がその
不透明外観を再び取るように、信号兼照明ランプが消え
る。
【0018】放送局に対する自動サーチ機能は記号
“R”で表示した第2感応キー6によって制御される。
その作動は第2発振器16のフィードバックを達成し、第
2発振器の出力は第2整流器回路26によって整流され、
正矩形信号を形成する。第2整流器回路26の出力は第1
インバータ22と同様な第2インバータ45の入力に接続さ
れており、第2インバータは NPNバイポーラトランジス
タ 450から成る。トランジスタのベースは電流制限抵抗
451を介してインバータの出力に接続されており、その
エミッタは接地され、そのコレクタはコレクタ抵抗 452
を介して電圧整流器24の出力に接続されている。トラン
ジスタ 450のコレクタは、さらに、クロス接続した2つ
のNANDゲート 460及び 461で形成した第1RSバイステー
ブルラッチのロー状態セット入力Sに接続されている。
第1NANDゲート 460の出力は第2NANDゲート 461の入力
の1つに接続されており、他の入力はロー状態リセット
入力Rを形成する。第2ゲート 461の出力は第1ゲート
460 の入力の1つに接続されており、その入力はトラン
ジスタ 450のコレクタに接続されていないものである。
2つのNANDゲート 460及び461の出力はラッチ46のQ出
力及びコンプリメンタリQ出力をそれぞれ形成する。
【0019】受信機の待期状態中、この場合電力が供給
されるのは電子制御装置だけであるが、S入力は抵抗45
2 を介してハイ状態を受けており、且つオフにされたス
イッチトランジスタ35によって絶縁された、端子36によ
って給電される受信機の素子47(点線で示す)に接続し
たR入力は、ロー状態を受ける。その結果、第1RSラッ
チ46は零状態にあり、すなわち、そのQ出力はロー状態
であり、そのコンプリメンタリQ出力はハイ状態にあ
る。キー5乃至8の任意の1つを作動させることによっ
て受信機をオンに切換えた後、端子36を介して電力が供
給した素子47がハイ状態を入力Rに持たらすが、そのこ
とはRSラッチ46の状態には影響を与えない。第1キー5
に関連して前述したように、第2キー(“R”)6の作
動はトランジスタ 450の一時的な飽和を行い、このこと
はロー状態を第1RSラッチ46のS入力になし、そして第
1ゲート 460がハイ状態となり第2ゲート 461の出力は
ロー状態になる。したがって、第1RSラッチ46はハイ状
態(Q=1、Qバー=0)になる。
【0020】その切換えがハイ状態によって制御され
る、2つのクス結合した NORゲートによってRSバイステ
ーブルラッチを形成することも可能である。第1RSラッ
チ46のQ出力は他のNANDゲート48の入力の1つに接続さ
れており、ゲート48の他の入力は第1の所定周波数にお
ける正方形または矩形信号 (パルス)を発生する第1
の無安定マルチバイブレータ49の出力に接続されてい
る。第1無安定マルチバイブレータ49は、好ましくは、
制御装置が構成されるような他のデジタル回路と同様な
形式(“CMOS”)の数個の集積ロジックインバータまた
はゲートから形成される。図3において、第1無安定マ
ルチバイブレータは3つのNANDゲートから形成した3つ
のリング接続したインバータから成るように示されてお
り、NANDゲートの各々はすべてのその入力が並列に接続
されており、NANDゲートの内の1つがその出力をその入
力に接続するフィードバックコンデンサを有し、そのNA
NDゲートを積分器段に形成している。積分器は三角波形
を与え、それは次の段に加えられてそのスイッチング閾
値を循環電流の矩形信号に用いる。矩形信号の周波数は
コンデンサの容量に依存する。リング状の3つのインバ
ータによって形成した無安定マルチバイブレータは1971
年8月2日発行の米国雑誌“ELECTRONICS " の第59項に
表われるファルドマン (FALDMAN)著の文献中に記載され
ている。
【0021】NANDゲート48の入力の内の1つがラッチ46
からハイ状態を受け且つ他の入力がマルチバイブレータ
49からパルス、すなわち矩形波信号を受けると、NANDゲ
ートは、第1のバイナリ(2進)カウンタ50のクロック
入力Hに接続された出力において、入力における信号に
関してコンプリメンタリな信号(反転信号)(位相にお
いて反対)を出す。カウンタ50は、各段( "JK" フリッ
プフロップ)が並列出力(Q0 ……Qn )を有するよう
な形成のものである。これはカスケード接続した数個の
4ビットバイナリカウンタから形成することもできる。
すなわち、前段のカウンタの最後の段(03)の並列出力
が次段カウンタのクロック入力に接続されているような
ものである。これらのカスケードカウンタのそれぞれの
非同期リセット入力は並列に接続され、可能ならば、受
信機が停止されるとき(または始動されるときには)い
つでも生じるリセットに対する信号源に接続されている
(例えば12ビットCMOSカウンタは4040形式である)。
【0022】カウンタ50の並列出力は、可能ならば分離
器すなわちバッファ段を介して、デジタル・アナログコ
ンバータ51の入力にそれぞれ接続されている。デジタル
・アナログコンバータは、例えばいわゆる“はしご形"
または“R-2R”抵抗回路網として周知のものである。コ
ンバータ回路網51の出力は、好ましくはコンデンサ53を
介して接地に減結合した、制御装置の出力部52におい
て、カウンタ50のクロック入力Hに加えられる各パルス
毎にある段(ステップ)だけ変化する階段状電圧波形を
発生する。段(ステップ)の大きさは、一方ではカウン
タ50の段数に依存し、他方においては、その電源電圧
(またはバッファの電源電圧)に依存する。受信機の同
調共振回路の可変容量がダイオードを逆バイアスする同
調電圧を形成するこの出力電圧は、したがって、零に近
い低い正の値とカウンタ50の電源電圧、もし多段バッフ
ァの場合には多段バッファの電源電圧との間で漸次変化
する。マルチバイブレータ49、カウンタ50及びコンバー
タ回路網51で形成した組立体は受信機の自動サーチ回路
を形成する簡単な電圧シンセサイザー(合成器)を形成
する。
【0023】長波長( 150ないし 300キロヘルツ)の受
信に関する限りは、可変容量ダイオードは、 100分の
2、3ボルトと10ボルトとの間で変化する同調電圧に対
して、(例えば形式 B B212 のものの如く)10分の2、
3のピコファランドから約 500pFまで変化する容量を形
成するものでなければならない。サーチの停止は、受信
機の素子47によって、第1RSラッチ46のロー状態リセッ
ト入力Rに伝達される負の矩形信号(パルス)によって
自動的に制御される。この素子47は、一方では、自動利
得制御回路 (AGC)に接続されており、局部発振器が振幅
変調した搬送波がピックアップされるとき(長波長又は
中波長範囲内で)正の転移を AGCから受け、且つ他方で
は、自動周波数制御回路 (AFC)に接続されている。 AFC
は周波数変調した搬送波に局部発振器が同調されるとき
正の転移を供給する。素子47は、さらに、この正転移に
応答して負パルスを供給することができるモノステーブ
ルマルチバイブレータの如き段を有しており、負パルス
の前縁はハイ状態とロー状態との転移によって形成さ
れ、且つ負パルスの後縁は前述のものと反対のものであ
る。この負パルスは、その1つの入力がRSラッチ46のQ
出力に接続されており且つ他の1つがマルチバイブレー
タ49の出力に接続されているゲート48がカウンタ50の計
算を停止し、したがって自動的サーチを停止するハイ状
態を供給するように、RSラッチ46のリセットを制御す
る。ピックアップすること、すなわち同調することによ
って、受信機の AGCまたは AFC回路の作動を行うのに充
分な振動を持つ搬送波の受信がある。
【0024】そして、もし受信したプログラムが聴取者
の望むものに対応しないならば、第2感応キー6
(“R”)を再作動させて再び自動サーチをはじめれば
充分である。自動サーチは隣接する低周波数の搬送波が
受信機によってピックアップされると、再び停止する。
このように、周波数範囲にわたって上から下まで変化さ
せ且つパルス数がカウンタ50の容量を越えたときに、上
から再び始めることが可能である。二重7−セグメント
表示によって有名な放送局を指示するために、カウンタ
50のいくつから並列出力が互いに組合された ANDまたは
NANDゲートから作られたデコーダに接続されてもよく、
デコーダの各々は入力に加えられた所定のバイナリワー
ドに対してはハイ状態を供給し、すべての他のものに応
答してロー状態を供給する。このハイ状態は、その出力
が周知の如く二重7−セグメント表示に接続された二重
英数字文字発生器を制御してもよい。放送局の搬送周波
数に対応する各バイナリワードで、二重表示は、カウン
タ50が数字上で停止したとき、2つの所定の文字または
1つの文字及び1つの数字、または任意の他の記号によ
って搬送周波数の照明記号を供給する。他の2つの感応
キー7及び8は2つの機能を有し、すなわち、一方にお
いて、自動サーチが停止したとき、音量を増加しまたは
減少させるためのものであり、また他方においては、サ
ーチ中、長波長(LW) または中波長 (MWまたはAM) 、お
よび周波数変調 (FM) または VHFバンド (88ないし108
メガヘルツ) の間の周波数を切換えるためのものであ
る。
【0025】自動サーチ中に範囲を切換えるために、第
1RSラッチ46のQ出力は2つの入力を持つ2つのNANDゲ
ート54及び55のそれぞれの第2入力に接続されており、
それらの第2入力は第3整流器回路27及び第4整流器回
路28の出力にそれぞれ接続されている。これら2つのゲ
ート54、55の第1ゲート54の出力は、第1ラッチ56と同
様に、2つのクロス結合したNANDゲートから形成した第
2RSバイステーブルラッチ56のセット入力Sに接続され
ている。これらのゲート54、55の第2ゲート55の出力は
第2RSラッチ56のリセット入力Rに接続されている。ラ
ッチ56のQ出力は、(例えばダイオードを有する)電子
スイッチを制御する、受信機の範囲切換器を制御する入
力57に接続されている。記号“1”で表示した第3感応
キー7が第1RSラッチ46のハイ状態中に作動されると、
キー7と関連する第3整流器回路27が正矩形信号を供給
し、この信号に応答して、ゲート54は、入力Sに一時的
にロー状態を適用することに対応する負パルスを出す。
負パルスは第2RSラッチ56の“1”を制御し、そのQ出
力は、受信機の同調自在の共振回路がVHF バンドで作動
し、且つ低(すなわちオーディオ)周波数増幅器の入力
が周波数弁別器、すなわち復調器に接続されるように、
範囲スイッチを制御するハイ状態を出す。
【0026】これらの条件下において、記号“−”で表
示した第4感応キー8が作動されるとき、第4整流器回
路28は、第2RSラッチ56のR入力に接続されたゲート55
の出力が一時的にロー状態になり、第2RSラッチをリセ
ットさせる信号を出す。したがってそのQ出力はロー状
態を供給し、ロー状態は、同調自在の共振回路が長波長
または中波長 (LWまたはAM) 範囲で信号を受信できるよ
うに、共振回路の切換を制御し、且つ低周波数増幅器が
包絡線検出器すなわち振幅復調器に接続されるように、
低周波数増幅器の入力の切換を制御する。第1RSラッチ
46のリセットによってサーチが、NANDゲート48の入力の
1つにロー状態を加えることによって停止されるとき、
このロー状態は、2つのNANDゲート54及び55のそれぞれ
の第1入力に加えられ、したがってそれぞれの出力は、
第2入力によって受取った信号がどのようなものであっ
てもハイ状態を供給する。このように、第2RSラッチ56
は第1RSラッチ46のリセット前に有していた状態に維持
され、自動サーチの再開後に状態を変化できる。
【0027】第1RSラッチ46の零状態によって、他方、
音量が感応キー7(“+”)及び8(“−”)の1つま
たは他の1つの作動によって制御されうる。この目的の
ために、ハイ状態を出しているコンプリメンタリQ出力
がここでは3入力NANDゲート58の入力の内の1つに接続
されており、他の2つの入力は、2つの入力をそれぞれ
持つ2つの他のNANDゲート59及び60の出力にそれぞれ接
続されている。ゲート59及び60の第1入力は、キー
“+”、7及び“−”8とそれぞれ関連する第3及び第
4整流器回路27及び28の出力にそれぞれ接続されてい
る。ゲート59及び60の第2入力のそれぞれはNANDゲート
61から形成した集積ロジックインバータ段を構成する積
分器段の出力に並列に接続されている。NANDゲート61の
入力のすべては並列に接続され、フィードバックコンデ
ンサ62がインバータ61の出力をその入力に接続してい
る。このように形成した組立体は、2つの感応キー7及
び8によって制御される。2つの入力69及び65に対する
選択的径路指示機能を持つ第2無安定マルチバイブレー
タ63を構成する。
【0028】更に詳細に言えば、第1RSラッチ46が零状
態にあり、且つそのコンプリメンタリQ出力がゲート58
の3入力の1つにハイ状態を加えており、ゲート58がキ
ー7及び8の1つの作動の期間外にその他の入力にハイ
状態を受けているとき、このゲート58の出力は零をイン
バータ61の入力に与える。他のプレートが接地されたコ
ンデンサ62のプレートの1つに接続したインバータ61の
出力は、ゲート58がロー状態を与え始めたときから、こ
の出力がハイ状態に至まで、コンデンサの徐々の充電を
行う。この増加する電圧は、スイッチング閾値が越えら
れるまで両方のゲート59及び60の第2入力のそれぞれに
並列して加えられる。この閾値から、キー“+”7の作
動によってハイ状態がゲート59の第1入力に加えられる
とき、またはキー“−”3の作動がゲート60に関して同
一のことを行うとき、ゲートは低状態を与えることがで
きる。キー7、8の1つのこのような作動は、ゲート5
9、60の1つの出力からくるロー状態をゲート58の入力
の1つに加えることによってフィードバック通路を達成
する。ゲート58の出力はハイ状態になり、その結果コン
デンサ62を放電させ、インバータ61の出力が徐々に減少
する電圧を与える。この電圧はゲート59、60の第2入力
に並列に加えられ、ゲート59または60の1つは、その第
1入力において整流器回路27、28の1つからハイ状態を
受けている。減少電圧が他のスイッチング(切換え)閾
値(ヒステリシスのために前のスイッチングの閾値)よ
り低くなるや否や、このゲート(59または60)の出力は
ハイ状態を与え、このハイ状態によって、ゲート58のハ
イ状態がロー状態に変わり、それによってコンデンサC2
の再充電を行う。
【0029】このように、キー7または8の1つの作動
期間中、無安定マルチバイブレータC3が作動し、ゲート
59及び60の出力にそれぞれ接続した出力64及び65の1つ
において、ほぼ正方形形状の周期的信号を与える。第1
RSラッチ46のリセットによって自動サーチ装置(49−50
−51)が放送局に対応する同調電圧上で停止された後
は、したがって、出力64はキー“+”7と関連し、出力
65は“−”8と関連する。また、回路63は3つのリング
ロジックインバータ(素子49を参照)を持つ無安定マル
チバイブレータから形成されてもよい。これらのインバ
ータの1つが2入力を持つNANDゲートに置き換えられ、
2入力の1つが上流のインバータの出力に接続され、他
の出力が第1RSラッチ46のコンスリメンタリQ出力に接
続されるようなものである。したがって、このマルチバ
イブレータは、サーチ装置が放送局上に停止するときは
いつでも作動する。したがって径路指示は2つの他のNA
NDゲートによって与えられる。NANDゲートの第1入力が
この無安定マルチバイブレータの出力に並列に接続さ
れ、その第2入力が第3及び第4整流器回路27及び23に
それぞれ接続されるようなものである。このような回路
は、付加的なインバータ素子またはゲートを含むことと
なる。回路63の出力64及び65は、2つのクロック入力
(U及びD)を持つ同期バイナリーアップ・ダウンカウ
ンタ66のアップカウント入力U及びダウンカウント入力
Dのそれぞれに接続されている。カウンタ66は多数の非
同期データ入力(図示せず)及び並列出力(Q0 ……Q
n )(JKフリップフロップのごとき)さらに負荷L及びリ
セットR入力、並びにボローB及びキャリーC出力を含
んでいる。ここでは、データ入力は接地され、負荷L及
びリセットR入力はボロー出力Bに共に接続されてい
る。
【0030】アップ・ダウンカウンタの並列出力は(第
1コンバータ51と同一形式の)第2はしごコンバータ
“R−2R”回路網67の並列入力に接続されており、その
出力は(可能ならばコンデンサ69を介して減結合した)
音量ボリューム68の制御入力に接続されて、階段状電圧
を供給する。矩形波がアップカウント(U)入力に供給
されるとき音量は増加し、またガウンカウント(D)入
力に供給されるとき、減少する。4段バイナリアップ・
ダウンカウンタを用いることによって、各電圧増分(減
分)はその電源電圧の16分の1にほぼ等しい。増分を減
少するために従来通りにこれらのアップ・ダウンカウン
タの数個をカスケード接続することも可能である。その
場合は、コンデンサ62容量を減少することによって第2
無安定マルチバイブレータ63の周波数を増加する必要が
ある。コンバータ回路網67の出力からボリューム制御入
力68に供給される電圧は、その利得が電圧によって制御
できるような素子の制御入力に加えられなければならな
い。そのような素子(図示せず)はポテンショメータ回
路(可変分割要素を持つ抵抗性分圧器)で作られてもよ
く、それは1つまたはそれ以上の抵抗から成り、その値
が直流電圧の関数として変化するものである。このよう
な可変抵抗は1つまたはそれ以上の絶縁ゲートの電界効
果トランジスタ(IGFET またはMOSFET)によって形成で
きる。
【0031】二重機能キー7及び8の使用を容易にする
ために、それらの各々の2つの機能がキーの2つの対角
線上で反対側の象限(4分の1部分)にそれぞれ配置さ
れ且つ第1RSラッチ46のQ及びQ出力に表れる信号によ
ってそれぞれ制御される2つの別のランプによって照明
される2つの記号、すなわち略字によって透明に表示さ
れてもよい。このように、キー7の下左側隅に略字FM
(周波数変調)及びキー8の下左側隅に略字LW (長波
長) を加えることも可能である。自動サーチの期間中、
照明される信号FM及びLMをそれぞれ照明するのはランプ
であり、このサーチが停止されると、輝いている信号
“+”及び“−”を照明するランプによって、使用者
は、音がきこえないときでされ(音量が最小に調節され
ている)、放送局を受信中であることを確認できる。同
調指示器は、整列した16個から成る発光ダイオードラン
プ(図2の12) によって形成されている。これらのダイ
オードは、(TTLの形式 54154または 74154の如き)4対
16チャンネルデコーダ/分離器(図示せず)の16個の出
力にそれぞれ接続されている。このデコーダ4入力は、
その出力ワードの4つの最も有効な数字を供給するカウ
ンタ50の4つの並列な出力にそれぞれ接続されている。
【0032】受信機の実施例の1つにおいて、二重の7
−セグメント表示(図2の13)は、最も有効な数字を供
給する4つの並列出力によって与えられるワードから制
御され、有効数字は、復号されるか、または長波長範囲
中の有名な放送局の周波数に近い周波数に対応する記憶
した4ビットワードと比較されるものである。デコーダ
/分離器が選択した出力の1つに能動状態を与え且つ長
波長範囲が受信されていることを、第2RSラッチ56のQ
の出力が(零であることによって)指示するとき、予め
選ばれた英数字文字の2つの発生器が作動され2つの照
明記号を表示する。もし、これらの出力のいずれもが能
動にならないならば、二重文字発生器によって記号 "L
W" が表示される。周波数変調に対しては、第2RSラッ
チ56のQ出力におけるハイ状態によって制御される他の
二重文字発生器によって、記号 "FM" が表示される。こ
のラッチ56の出力状態は、図1の領域10及び11を交互に
照明することを制御できる。
【0033】本発明は前述の実施例に決して制限される
ものではなく、他の周知の手段によって同一機能をはた
すことができる技術的に均等なすべてのものを含むもの
である。例えば、範囲スイッチングを制御する第2RSラ
ッチ56をクロス結合され且つ他のキーによってそのクロ
ック入力Tにおいて制御されるJKフリップフロップと置
き換えることも可能である。バイポーラトランジスタは
電界効果トランジスタによって置き換えられてもよく、
またあるNANDゲートは ANDゲートに置き換えられてもよ
い。また組合せたマルチバイブレーター径路指示回路63
を、各々が第1RSラッチ46のコンプリメンタリQ出力に
接続した付加的入力を有するような2つの3入力ゲート
で2つの二重入力ゲート59及び60を置き換え、出力64及
び65にそれぞれ接続された2つの入力を持つもので第13
入力ゲート58を置き換えて、且つ並列に接続した2つの
入力を持つインバータまたは他のゲートで第23入力ゲー
ト61を置き換えることにより、変更することも可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による非作動状態にある受信機の正面を
示す第1実施例の正面図である。
【図2】受信機が作動状態にあるときの正面を示す第2
実施例の受信機ケースの斜視図である。
【図3】“カーラジオ”受信機の電子制御装置の1実施
例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 正面 2 フレーム 3 プレート 5、6、7、8 キー 9 ケース

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】操作ボタン及び機械的スイッチが一切な
    く、受信状態にある時には制御情報を表示すると共に、
    電源が投入されていないときには受信機の存在を隠すよ
    うになされた放送受信機にして、 電源オン、電源オフ、自動選局、周波数帯及び/又は搬
    送波変調方式の切換、音量調節などの受信機の様々な機
    能を使用者が利用できるようにした実質的に平らな正面
    プレート(1) を有する放送受信機ケースにして、前記正
    面プレートは、着色透明板(3) であり、受信機を操作す
    るために構造物が一切ない、放送受信機ケースと、 前記正面プレート(1) の背面側に配置された複数の感応
    領域(5,6,7,8) にして、該正面プレート(1) に触れたこ
    とに感応して、上記した受信機の各種機能を制御するた
    めの感応領域(5,6,7,8) と、 前記正面プレートの背面側に配置されて、受信機が動作
    しているときのみ、受信放送局の周波数のような情報を
    表示するための第1の光源手段と、 前記正面プレートの背面側に配置されて、受信機が動作
    しているときのみ、前記感応領域を後ろから照明し、受
    信機が動作していないときには、前記感応領域が見えな
    いように不透明のままにする第2の光源手段とを具備す
    ることを特徴とする放送受信機。
  2. 【請求項2】請求項第1項に記載の放送受信機におい
    て、前記正面プレートの前記感応領域の1つを作動する
    ことにより受信機に電圧を供給する制御装置を有してい
    ることを特徴とする放送受信機。
  3. 【請求項3】請求項第1項または第2項に記載の放送受
    信機において、前記着色透明板は絶縁性プラスチック材
    料で作られていることを特徴とする放送受信機。
  4. 【請求項4】請求項第3項に記載の放送受信機におい
    て、前記絶縁性プラスチック材料は、染料が混合された
    アクリル系樹脂であることを特徴とする放送受信機。
  5. 【請求項5】請求項第1項から第4項までのいずれか1
    項に記載の放送受信機において、前記感応領域の各々
    は、前記正面プレートの背面側において、他の部分に比
    較して透明度を高めた部分を有し、その透明度を高めた
    部分は、前記発光手段が動作しているときに、その周囲
    に比較してより明るくなり、当該感応領域の機能を表す
    記号を表示することを特徴とする放送受信機。
  6. 【請求項6】請求項第5項に記載の放送受信機におい
    て、前記透明度を高めた部分以外の前記感応領域の他の
    部分の前記正面プレートの背面には、金属層が被覆され
    ていることを特徴とする放送受信機。
  7. 【請求項7】請求項第6項に記載の放送受信機におい
    て、前記金属層は、コンデンサの電極を形成し、前記感
    応領域は、指のような使用者の体の一部の近接により機
    能する容量性近接効果式のキーとして動作することを特
    徴とする放送受信機。
  8. 【請求項8】請求項第1項から第7項までのいずれか1
    項に記載の放送受信機において、前記感応領域の数と等
    しい数の発振器を有しており、各発振は、使用者の体の
    一部が対応する感応領域に近接しているときに、受信機
    に電源を接続し前記発光手段を付勢するためにスイッチ
    の制御電極に制御信号を発することを特徴とする放送受
    信機。
  9. 【請求項9】請求項第1項から第8項までのいずれか1
    項に記載の放送受信機において、前記表示領域の背面の
    発光ダイオード(LED) のアレイ及び制御装置を有してお
    り、該制御装置は、付勢されている発光ダイオードの数
    が同調周波数の関数となるように発光ダイオードを制御
    し、前記正面プレートの色は、前記発光ダイオードが発
    する光の色に対して透明であることを特徴とする放送受
    信機。
  10. 【請求項10】請求項第1項から第8項までのいずれか
    1項に記載の放送受信機において、前記感応領域の内の
    第1領域に対応する、前記キーの内の第1のキー(5)に
    付属する制御回路(15,25)が、電子式給電スイッチ(35)
    を制御するJK型双安定ラッチ回路(31)の制御入力(T)
    に結合されており、前記第1のキーが受信機のオン・オ
    フを制御することができるように、前記制御回路が供給
    する各矩形波信号に応答して任意の状態から反転状態へ
    の前記電子式給電スイッチの切換を制御し、更に、他の
    感応領域に対応する他のキー(6,7,8)にそれぞれ付属す
    る他の制御回路(16,26及び17,27)が発する矩形波信号
    は、ORゲート(37)で合成されて、前記電子式給電スイ
    ッチ(35)の閉成を制御する状態に前記JK型双安定ラッ
    チ回路(31)を変化させるように前記JK型双安定ラッチ
    回路(31)のリセット制御入力(R)に入力されることを特
    徴とする放送受信機。
  11. 【請求項11】請求項第6項に記載の放送受信機におい
    て、受信機が動作状態にあるとき、第2の感応領域(6)
    に対応するキーの付勢によって発生される矩形波信号
    は、RS型の第1の双安定ラッチ回路を第1の状態に切
    り換えることによって周知の方法により自動選局の開始
    を制御し、前記第1の状態の持続期間の間に、第3の感
    応領域(7) 及び第4の感応領域(8) に対応する第3及び
    第4のキーの付勢により発生されるそれぞれの矩形波信
    号によって周波数帯が切換制御でき、一方、該第3及び
    第4のキーによる音量の増減制御が禁止され、十分な振
    幅の搬送波の受信を表示する受信機の復調回路(47)の出
    力信号により前記第1の双安定ラッチ回路が第2の状態
    に切り替わり、該前記第1の双安定ラッチ回路が第2の
    状態に切り替わることにより前記自動選局が中止され且
    つ周波数帯の切換が禁止され、一方、前記第3又は第4
    のキーの付勢により音量の調節が可能となることを特徴
    とする放送受信機。
  12. 【請求項12】請求項第11項に記載の放送受信機におい
    て、前記第1の双安定ラッチ回路は、クロックまたは第
    1の非安定マルチバイブレータ(49)と第1の2進カウン
    タ(50)のシリアル入力との間に接続されたANDゲート
    またはNANDゲートからなる第1の一致ゲート(48)を
    制御し、前記2進カウンタの並列出力は、受信機の同調
    回路の可変容量ダイオードの反転分極のための同調電圧
    を供給する第1のデジタル/アナログコンバータ(51)に
    接続され、該第1のデジタル/アナログコンバータは、
    自動選局中に等増分間隔でカウントアップし、更に、前
    記第1の双安定ラッチ回路は、第3のキー(7) に付属す
    る前記制御回路(17,27) と第2のRS型ラッチ回路(56)
    の制御入力(S、R)の一方(S)との間に接続された第2
    の一致ゲート(54)と、第4のキー(8) に付属する前記制
    御回路(18,28) と第2のRS型ラッチ回路(56)の制御入
    力(S、R)の他方(S)との間に接続された第3の一致ゲ
    ート(55)とを制御し、前記第2のRS型ラッチ回路(56)
    の制御入力(S、R)の一方(S)は周波数帯の一方に対応
    する第1の状態への該第2のRS型ラッチ回路(56)の切
    換を制御し、前記第2のRS型ラッチ回路(56)の制御入
    力(S、R)の他方(R)は周波数帯の他方に対応する第2
    の状態への該第2のRS型ラッチ回路(56)の切換を制御
    し、前記第1、第2及び第3の一致ゲート(48,54,55)
    は、前記第1のRS型ラッチ回路(46)が第1の状態にあ
    るとき導通状態にあり、前記第1のRS型ラッチ回路(4
    6)が第2の状態にあるとき阻止状態にあり、更に、前記
    第1の双安定ラッチ回路は、第4の一致ゲート(58)を制
    御し、該第4の一致ゲートは、前記第1のRS型ラッチ
    回路(46)が第2の状態にあるとき第2の非安定マルチバ
    イブレータ(63)の発振を可能化し、前記第1のRS型ラ
    ッチ回路(46)が第1の状態にあるとき前記第2の非安定
    マルチバイブレータ(63)の発振を禁止することを特徴と
    する放送受信機。
  13. 【請求項13】請求項第12項に記載の放送受信機におい
    て、音量調節は、印加電圧の関数である可変利得を有し
    且つ受信機の音声周波数信号増幅路中に設けられた素子
    に制御電圧を印加する第2のデジタル/アナログコンバ
    ータ(67)に並列出力が接続されたアップダウンカウンタ
    (66)によって、前記第1のRS型ラッチ回路(46)が第2
    の状態にある期間中に行われ、前記第2の非安定マルチ
    バイブレータ(63)は、前記第3のキー(7) が付勢されて
    いる間には、前記アップダウンカウンタ(66)のアップカ
    ウント入力(U)に切換装置(59,60) を介して信号を供給
    し、前記第4のキー(7) が付勢されている間には、前記
    アップダウンカウンタ(66)のダウンカウント入力(D)に
    切換装置(59,60) を介して信号を供給することを特徴と
    する放送受信機。
  14. 【請求項14】請求項第13項に記載の放送受信機におい
    て、前記切換装置(59,60) は、それぞれ2つの入力を有
    する2つの一致ゲート(59,60) を有しており、それら一
    致ゲートの各第1の入力には、前記第3のキー(7)及び
    第4のキー(8)の付勢により発生される矩形波信号がそ
    れぞれ供給され、前記一致ゲートの各第2の入力には、
    反転論理回路(61)及びコンデンサ(62)で構成されて入力
    が出力に接続された積分段(61,62) の出力がそれぞれ接
    続され、前記一致ゲートの各出力は、前記アップダウン
    カウンタ(66)のアップカウント入力(U)及びダウンカウ
    ント入力(D)にそれぞれに接続される共に、前記第4の
    一致ゲート(58)の入力に接続され、該第4の一致ゲート
    (58)の出力は、前記積分段(61,62) の入力に接続され
    て、前記一致ゲート(59,60,58)の全てがNANDゲート
    である場合、前記第3のキー(7)及び第4のキー(8)の付
    勢により完成する2つのフィードバックループが完成す
    ることを特徴とする放送受信機。
  15. 【請求項15】請求項第14項に記載の放送受信機におい
    て、前記第4の一致ゲート(58)は3つの入力を有し、そ
    の第1の入力は、前記RSラッチ回路(46)の出力の1つ
    (Q)に接続され、該RSラッチ回路が第2の状態にある
    とき、前記第3のキー(7) 及び第4のキー(8) の一方が
    付勢されている間、前記第4の一致ゲート(58)が導通状
    態にあり、前記該RSラッチ回路が第1の状態にあると
    き、前記第4の一致ゲート(58)が阻止状態にあることを
    特徴とする放送受信機。
  16. 【請求項16】請求項第12項から第15項までのいずれか
    1項に記載の放送受信機において、前記第1のバイナリ
    カウンタ(50)の並列出力の内の4つのMSBビットは、
    4入力デコーダ/デマルチプレクサの入力に接続され、
    該4入力デコーダ/デマルチプレクサの16の出力は、同
    調表示ランプ(12)を構成する16個の発光ダイオードにそ
    れぞれ接続されていることを特徴とする放送受信機。
  17. 【請求項17】請求項第12項から第16項までのいずれか
    1項に記載の放送受信機において、前記第1のバイナリ
    カウンタ(50)の並列出力の内の4つのMSBビットは、
    1つまたは複数のデコーダに接続され、該デコーダの出
    力は、2つのアッファベット文字発生器の各々を制御
    し、それら2つのアッファベット文字発生器は、所定の
    記号、文字、数字によって長波帯または短波帯の受信放
    送局または周波数帯を表示する2つの7セグメント表示
    装置(13)を制御することを特徴とする放送受信機。
  18. 【請求項18】請求項第12項から第16項までのいずれか
    1項に記載の放送受信機において、前記第2のRSラッ
    チ回路(56)は、VHF帯の周波数変調波の受信を表示
    し、前記2つの7セグメント表示装置(13)は、更に2つ
    の文字発生器により制御されて、記号FM、MF、SW
    の表示をすることを特徴とする放送受信機。
  19. 【請求項19】請求項第1項から第17項までのいずれか
    1項に記載の放送受信機において、受信機は自動車内の
    固定位置に取付られ、受信機の内部回路は、ハウジング
    (9) 内に収容され、前記正面プレートは、使用者が近づ
    けることを特徴とする放送受信機。
  20. 【請求項20】請求項第1項から第17項までのいずれか
    1項に記載の放送受信機において、前記正面プレートに
    は調整ツマミも機械的なスイッチも全くないことを特徴
    とする放送受信機。
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