JPH07235811A - 高周波線路 - Google Patents
高周波線路Info
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- JPH07235811A JPH07235811A JP6022689A JP2268994A JPH07235811A JP H07235811 A JPH07235811 A JP H07235811A JP 6022689 A JP6022689 A JP 6022689A JP 2268994 A JP2268994 A JP 2268994A JP H07235811 A JPH07235811 A JP H07235811A
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Abstract
(3a)および第2の導体(3b)の厚さが、コプレー
ナ線路の中心導体となる第3の導体(2)の厚さより厚
くする。また、第3の導体(2)を基板(1)から所定
の距離だけ離して形成する。このとき、基板(1)と第
3の導体(2)との間に誘電体(7)を介在させてもよ
い。
Description
周波信号を伝送するための高周波線路に関する。
られているコプレーナ線路の断面構成を示す。
上に、接地導体3a,3bと、その間に中心導体2が形
成される。このような中心導体2と接地導体3a,3b
とによりコプレーナ線路が構成される。このコプレーナ
線路に高周波信号を入力したとき、中心導体2と接地導
体3a,3bとの間に電磁界が生じ、この電磁界が中心
導体2の幅方向と直交する長さ方向に伝搬する。なお、
基板1と中心導体2および接地導体3a,3bとの間
に、パッシベーション膜などの誘電体が形成される場合
も同様である。
中心導体2の幅wと、中心導体2と接地導体3a,3b
のギャップsとの比によって決定される。それは、一定
の特性インピーダンスに対してほぼ比例関係にあり、中
心導体2の幅wを小さくすればギャップsが小さくな
る。これにより、コプレーナ線路は、中心導体2の幅w
を小さくすれば全体の形状を小さくでき、高周波集積回
路の小型化を図ることができる。
として提案されている薄膜マイクロストリップ(TFM
S)線路の断面構成を示す(T. Tokumitsu, et al., "V
erysmall MMIC's using a thin film microstrip lin
e",電子情報通信学会技術報告書, MW89-35)。
上に接地導体4が形成され、この接地導体4上に誘電体
膜5が形成される。さらに、誘電体膜5上に、幅wのス
トリップ導体6が形成される。このストリップ導体6と
接地導体4とによりTFMS線路が構成される。なお、
基板1と接地導体4との間に誘電体が形成される場合も
同様である。このTFMS線路に高周波信号を入力した
とき、ストリップ導体6と接地導体4との間に電磁界が
生じ、この電磁界がストリップ導体6の幅方向と直交す
る長さ方向に伝搬する。
トリップ導体6の幅wと、誘電体膜5の厚さhとの比に
よって決定される。TFMS線路は誘電体膜5の厚さh
が薄いので、ストリップ導体6の幅wを小さくすること
ができ、小型化が容易である。また、ストリップ導体6
と接地導体4との間に生じる電磁界は、誘電体膜5の厚
さhが薄いのでストリップ導体6の幅方向への広がりは
少ない。したがって、並行に配置したTFMS線路の間
隔を誘電体膜5の厚さhの2倍程度に設定すれば、互い
に十分なアイソレーション(<−20dB)をとることがで
きるので、TFMS線路は高周波集積回路の小型化に有
効である。
て、ストリップ導体と接地導体の位置を反転させたイン
バース型のTFMS線路(T. Tokumitsu, et al.,"Mult
ilayerMMIC using a 3μm×N-layer dielectric film
stracture",IEICE,vol.E75-C,No.6,June,1992) につい
ても同様のことが言える。
心導体2と接地導体3a,3bが基板1上の同一平面に
形成されている。したがって、図25に示すように複数
の能動素子10を接続する際には能動素子10のまわり
にコプレーナ線路を配線する必要があり、回路設計上の
制約が大きかった。また、コプレーナ線路と並行してマ
イクロストリップ線路、トリプレート線路、その他の高
周波線路を集積して配置することが困難であった。
地導体3a,3bとの間に生じる電磁界は、中心導体2
および接地導体3a,3bの厚さが薄いので中心導体2
の幅方向に広がる。したがって、並行に配置したコプレ
ーナ線路間のアイソレーションを十分にとるには、ある
程度の線路間隔が必要となり回路の高集積化には限界が
あった。
リップ導体6が基板面から離れて形成されているので、
図26に示すように能動素子10の直上にストリップ導
体6を配線することが可能である。しかし、この場合に
は能動素子10が存在する部分にTFMS線路の不連続
が生じ、さらに伝送電磁界が能動素子10と干渉して回
路特性が劣化する問題があった。
スは中心導体2の幅wと、中心導体2と接地導体3a,
3bのギャップsの比(w/s)で決まり、TFMS線
路の特性インピーダンスはストリップ導体6の幅wと誘
電体膜5の厚さhの比(w/h)で決まる。したがっ
て、これらの高周波線路の特性インピーダンスを変える
ためには、高周波線路の平面寸法を変える必要があっ
た。
TFMS線路の問題点を解決し、高集積化に適した高周
波線路を提供することを目的とする。
コプレーナ線路の接地導体となる第1の導体および第2
の導体の厚さが、コプレーナ線路の中心導体となる第3
の導体の厚さより厚いことを特徴とする。
け離して形成する。このとき、基板と第3の導体との間
に誘電体を介在させてもよい。また、第1の導体と第2
の導体との間の一部または全部に誘電体を配置する。
に、第3の導体と反対側にマイクロストリップ線路また
はトリプレート線路を形成する。
sとの比 中心導体の厚さt1 基板と中心導体の距離h 中心導体周りの誘電率 その他 によって決定される。したがって、w,sを一定として
も、中心導体の厚さt1あるいは基板と中心導体の距離
hを変えることにより、特性インピーダンスを変えるこ
とができる。すなわち、本発明の高周波線路は、平面寸
法を変えることなく特性インピーダンスを変えることが
できる。また、コプレーナ線路を構成する接地導体を厚
くすることにより、中心導体の厚さおよび基板との距離
の自由度が高くなるので、特性インピーダンスの設定範
囲を広げることができる。また、接地導体間の一部また
は全部に誘電体を配置し、中心導体周りの誘電率を変化
させることにより、平面寸法を変えることなく特性イン
ピーダンスを変えることができる。
を厚くすることにより、電磁界の伝搬方向と直交する方
向への電磁界の遮蔽効果が生じるので、並列配置される
高周波線路間のアイソレーションを大きくすることがで
きる。また、接地導体の外側にマイクロストリップ線路
またはトリプレート線路を形成することができる。
(1) は斜視図であり、(2) は (1)におけるA−A′断面
構成を示す図である。なお、本実施例では、従来構成と
機能的に同一のものは、同一符号を付している。
上に、厚さtの接地導体3a,3bと、その間に厚さh
の誘電体膜7が形成され、誘電体膜7上に接地導体3
a,3bとのギャップsの位置に幅w,厚さt1のスト
リップ形状の中心導体2が形成される。このような中心
導体2と接地導体3a,3bとによりコプレーナ線路が
構成される。
入力したとき、従来のコプレーナ線路と同様に、中心導
体2と接地導体3a,3bとの間に電磁界が生じ、この
電磁界が中心導体2の幅方向と直交する長さ方向に伝搬
する。なお、基板1と接地導体3a,3bおよび誘電体
膜7との間に、パッシベーション膜などの誘電体が形成
される場合も同様である。
て、接地導体3a,3bの厚さt(μm)に対する特性
インピーダンスZ0 (Ω)を有限要素法を用いて計算し
た結果を図2に示す。計算条件は、 中心導体2の厚さ t1= 1μm 中心導体2の幅 w=30μm 中心導体2と接地導体3a,3bのギャップ s=25μm 誘電体膜7の厚さ h= 0μm, 5μm 誘電体膜7の比誘電率 εr= 3.3 基板1の比誘電率 εr=12.3 計算周波数 f=10GHz である。この計算によれば、本実施例のコプレーナ線路
の特性インピーダンスは、接地導体3a,3bの厚さt
に対してほぼ一定であることがわかる。すなわち、接地
導体3a,3bの厚さtを厚くしても、ほぼ所定の特性
インピーダンスを維持することができる。
厚くすれば、電磁界の伝搬方向と直交する方向への電磁
界の遮蔽効果が生じるので、並列配置される高周波線路
間のアイソレーションを大きくすることができる。これ
により、本実施例のコプレーナ線路は、従来のものに比
べて並列配置する際の線路間隔を狭くすることができ、
回路の小型化および高集積化が容易になる。
て、中心導体2の厚さt1(μm)に対する特性インピ
ーダンスZ0 (Ω)を有限要素法を用いて計算した結果
を図3に示す。計算条件は、 接地導体3a,3bの厚さ t=20μm 中心導体2の幅 w=30μm 中心導体2と接地導体3a,3bのギャップ s=25μm 誘電体膜7の厚さ h= 0μm, 5μm 誘電体膜7の比誘電率 εr= 3.3 基板1の比誘電率 εr=12.3 計算周波数 f=10GHz である。この計算によれば、本実施例のコプレーナ線路
の特性インピーダンスは、中心導体2の厚さt1に応じ
て変化することがわかる。
て、誘電体膜7の厚さh(μm)に対する特性インピー
ダンスZ0 (Ω)を有限要素法を用いて計算した結果を
図4に示す。計算条件は、 接地導体3a,3bの厚さ t=20μm 中心導体2の厚さ t1= 1μm 中心導体2の幅 w=30μm 中心導体2と接地導体3a,3bのギャップ s=25μm 誘電体膜7の比誘電率 εr= 3.3 基板1の比誘電率 εr=12.3 計算周波数 f=10GHz である。この計算によれば、本実施例のコプレーナ線路
の特性インピーダンスは、誘電体膜7の厚さhに応じて
変化することがわかる。
ンピーダンスは、従来と同様に中心導体2の幅wと、中
心導体2と接地導体3a,3bのギャップsとの比(w
/s)に応じても変化する。すなわち、一定の特性イン
ピーダンスに対してwとsはほぼ比例関係にあり、wを
小さくすればsが小さくなる。
特性インピーダンスは、中心導体2の幅wと、中心導
体2と接地導体3a,3bのギャップsとの比(w/
s)、中心導体2の厚さt1、誘電体膜7の厚さ
(基板1と中心導体2の距離)hによって主に決定され
る。したがって、中心導体2の幅wと、中心導体2と接
地導体3a,3bのギャップsを一定としても、中心導
体2の厚さt1あるいは誘電体膜7の厚さhを変えるこ
とにより、特性インピーダンスを変えることができる。
すなわち、本実施例の構成では、平面寸法を変えること
なく特性インピーダンスを変えることができる。なお、
本実施例の構成では中心導体2上に誘電体膜を形成しな
いので、中心導体2の厚さt1 を厚くすることが容易で
あり、高周波線路の電流容量を大きくすることができる
利点がある。
す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示し、
機能的に同一のものは同一符号を付している。図におい
て、誘電体または半導体の基板1上に、接地導体3a,
3bと、その間に誘電体膜7が形成され、誘電体膜7上
にストリップ形状の中心導体2が形成される。さらに、
接地導体3a,3b間の中心導体2および誘電体膜7の
上に誘電体膜8が形成される。このような中心導体2と
接地導体3a,3bとによりコプレーナ線路が構成され
る。
a,3b間の全部に誘電体膜7,8を形成した構成であ
るが、高周波線路としての機能は第1実施例と同様であ
る。ここで、第2実施例のコプレーナ線路において、接
地導体3a,3bの厚さt(μm)に対する特性インピ
ーダンスZ0 (Ω)を有限要素法を用いて計算した結果
を図6に示す。計算条件は、 中心導体2の厚さ t1= 1μm 中心導体2の幅 w=30μm 中心導体2と接地導体3a,3bのギャップ s=25μm 誘電体膜7の厚さ h= 0μm, 5μm 誘電体膜8の厚さ h1=tμm,t−5μm 誘電体膜7,8の比誘電率 εr= 3.3 基板1の比誘電率 εr=12.3 計算周波数 f=10GHz である。この計算によれば、第2実施例のコプレーナ線
路の特性インピーダンスは、接地導体3a,3bの厚さ
tに応じて多少変化する。ただし、この特性インピーダ
ンスは第1実施例の場合(図3,図4)と同様に、中心
導体2の厚さt1および誘電体膜7の厚さhによっても
変化するので、それらを同時に変化させれば接地導体3
a,3bの厚さtに対してほぼ一定にすることができ
る。
す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示し、
機能的に同一のものは同一符号を付している。図におい
て、誘電体または半導体の基板1上に接地導体3a,3
bが形成され、その間にエアブリッジ構造の中心導体2
が形成される。このような中心導体2と接地導体3a,
3bとによりコプレーナ線路が構成される。
における誘電体膜7または第2実施例における誘電体膜
7,8を空気で置き換えた構成であるが、高周波線路と
しての機能は各実施例と同様である。なお、中心導体2
の周りを空気にすることにより、高周波信号の伝送ロス
を小さくすることができる。
と接地導体3a,3bとの間に生じた電磁界は、図8に
示す電気力線のように分布する。なお、図8に示す矢印
の向きおよび密度が電気力線の向きおよび強度を表す。
したがって、中心導体2と基板1の距離を十分に離せ
ば、図9に示すように中心導体2の直下に能動素子10
やその他の受動素子(抵抗器,キャパシタ等)を配置し
ても電磁界分布が乱されることない。すなわち、高周波
線路と能動素子等が干渉することがないので、高周波線
路を能動素子等の真上に配線することが可能となり、回
路設計の自由度を大きくすることができ、高集積化が可
能となる。
す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示し、
機能的に同一のものは同一符号を付している。図におい
て、誘電体または半導体の基板1上に、接地導体3a,
3bと、その間の一部に誘電体膜7が形成され、誘電体
膜7上に中心導体2が形成され、さらに中心導体2上に
誘電体膜8が形成される。このような中心導体2と接地
導体3a,3bとによりコプレーナ線路が構成される。
第2実施例が接地導体3a,3b間の全部に誘電体膜
7,8を形成したのに対して、接地導体3a,3b間の
一部に誘電体膜7,8を形成したものである。すなわ
ち、第2実施例における接地導体3a,3b間の誘電体
膜7,8の一部を空気で置き換えたものに相当する。し
たがって、高周波線路としての機能は第2実施例と同様
であるが、中心導体2と接地導体3a,3bのギャップ
sの電気的寸法が変化する。このような構成にすれば、
第2実施例の平面寸法を変えることなく特性インピーダ
ンスを変えることができ、回路設計の自由度を高めるこ
とができる。第3実施例に対する関係においても同様の
ことが言える。
す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示し、
機能的に同一のものは同一符号を付している。図におい
て、誘電体または半導体の基板1上に接地導体3a,3
bが形成され、その間にエアブリッジ構造の中心導体2
が形成される。また、接地導体3a,3b間の一部に誘
電体膜7a,7b,8a,8bが形成される。このよう
な中心導体2と接地導体3a,3bとによりコプレーナ
線路が構成される。
す第4実施例と同様に、接地導体3a,3b間の一部に
誘電体膜7a,7b,8a,8bを形成したものである
が、第4実施例とは中心導体2をエアブリッジ構造とし
ているところが異なる。これは、図7に示す第3実施例
における中心導体2と接地導体3a,3bとの間の空気
の一部を誘電体膜7a,7b,8a,8bで置き換えた
ものに相当する。したがって、高周波線路としての機能
は第3実施例と同様であり、さらに第4実施例と同様に
中心導体2と接地導体3a,3bのギャップsの電気的
寸法を変化させることができる。このような構成にすれ
ば、第3実施例の平面寸法を変えることなく特性インピ
ーダンスを変えることができ、回路設計の自由度を高め
ることができる。
す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示し、
機能的に同一のものは同一符号を付している。図におい
て、誘電体または半導体の基板1上に、接地導体3a,
4aおよび接地導体3b,4bがそれぞれL字状に形成
される。接地導体3a,3b間の基板1上および接地導
体4a,4b上に誘電体膜7が形成され、接地導体3
a,3b間の誘電体膜7上にストリップ形状の中心導体
2が形成される。さらに、中心導体2および誘電体膜7
の上に誘電体膜8が形成される。このような中心導体2
と接地導体3a,3b,4a,4bとによりコプレーナ
線路が構成される。
第2実施例の接地導体3a,3bの形状をL字型にした
だけであり、高周波線路としての機能は第2実施例と同
様である。しかし、接地導体4aまたは接地導体4bの
領域において、中心導体2と並列に誘電体膜7または誘
電体膜8上にストリップ導体を形成すると、このストリ
ップ導体と接地導体4aまたは接地導体4bによってマ
イクロストリップ線路を構成することができる。たとえ
ば、図13に示す第7実施例のように、接地導体4bの
領域の誘電体膜7上にストリップ導体6を形成すると、
ストリップ導体6と接地導体3b,4bによるマイクロ
ストリップ線路と、中心導体2と接地導体3a,3bに
よるコプレーナ線路を並列に配置することができる。こ
れにより、小さなスペースでコプレーナ線路とマイクロ
ストリップ線路の混在および接続を容易にすることがで
きる。
す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示し、
機能的に同一のものは同一符号を付している。図におい
て、誘電体または半導体の基板1上に接地導体4a,4
bが形成され、この接地導体4a,4b上に接地導体3
a,3bが形成される。さらに、接地導体3a,3b間
の基板1上および接地導体4a,4b上に誘電体膜7が
形成され、接地導体3a,3b間の誘電体膜7上にスト
リップ形状の中心導体2が形成される。さらに、中心導
体2および誘電体膜7の上に誘電体膜8が形成される。
このような中心導体2と接地導体3a,3b,4a,4
bとによりコプレーナ線路が構成される。
す第6実施例において、接地導体4a,4bを中心導体
2の下方まで延長させた構成であり、接地導体4a,4
bを接続してもよい。ただし、接地導体3a,3bと中
心導体2のギャップsに対して、誘電体膜7の厚さhが
十分に大きいものとする。したがって、高周波線路とし
ての機能は第6実施例と同様であるが、第6実施例に比
べて基板1に漏れる電磁界が遮蔽されるので、隣接する
高周波線路とのアイソレーションをよくすることができ
る。
す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示し、
機能的に同一のものは同一符号を付している。図におい
て、誘電体または半導体の基板1上に接地導体3a,3
bと、誘電体膜7が形成される。さらに、接地導体3
a,3b間の誘電体膜7上にストリップ形状の中心導体
2が形成される。さらに、接地導体3a,3b間の中心
導体2および誘電体膜7の上に誘電体膜8が形成され
る。さらに、誘電体膜8および接地導体3a,3bの上
に接地導体4c,4dが形成される。このような中心導
体2と接地導体3a,3b,4c,4dとによりコプレ
ーナ線路が構成される。
としての機能は第2実施例その他と同様である。また、
接地導体4cまたは接地導体4dの領域において、中心
導体2と並列に基板1または誘電体膜7上にストリップ
導体を形成すると、このストリップ導体と接地導体4c
または接地導体4dによって、インバース型のマイクロ
ストリップ線路を構成することができる。たとえば、図
16に示す第10実施例のように、接地導体4dの領域
の誘電体膜7上にストリップ導体6を形成すると、スト
リップ導体6と接地導体3b,4dによるインバース型
のマイクロストリップ線路と、中心導体2と接地導体3
a,3bによるコプレーナ線路を並列に配置することが
できる。これにより、小さなスペースでコプレーナ線路
とインバース型のマイクロストリップ線路の混在および
接続を容易にすることができる。
み合わせれば、コプレーナ線路と、通常のマイクロスト
リップ線路と、インバース型のマイクロストリップ線路
の混在および接続にも対応することができる。
示す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示
し、機能的に同一のものは同一符号を付している。図に
おいて、誘電体または半導体の基板1上に接地導体3
a,3bと、誘電体膜7が形成される。さらに、接地導
体3a,3b間の誘電体膜7上にストリップ形状の中心
導体2が形成される。さらに、接地導体3a,3b間の
中心導体2および誘電体膜7の上に誘電体膜8が形成さ
れる。さらに、誘電体膜8および接地導体3a,3bの
上に接地導体4c,4dが形成される。このような中心
導体2と接地導体3a,3b,4c,4dとによりコプ
レーナ線路が構成される。
す第9実施例において、接地導体4c,4dを中心導体
2の上方まで延長させた構成であり、接地導体4c,4
dを接続してもよい。ただし、接地導体3a,3bと中
心導体2のギャップsに対して、誘電体膜8の厚さh1
が十分に大きいものとする。したがって、高周波線路と
しての機能は第9実施例と同様であるが、第9実施例に
比べて上面に漏れる電磁界が遮蔽されるので、隣接する
高周波線路とのアイソレーションをよくすることができ
る。
示す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示
し、機能的に同一のものは同一符号を付している。図に
おいて、誘電体または半導体の基板1上に接地導体3
a,3bと、誘電体膜7が形成される。さらに、接地導
体3a,3b間の誘電体膜7上にストリップ形状の中心
導体2が形成される。また、誘電体膜7上で中心導体2
と反対側に、接地導体3a,3bに接続される接地導体
4e,4fが形成される。さらに、中心導体2、接地導
体4e,4fおよび誘電体膜7の上に誘電体膜8が形成
される。このような中心導体2と接地導体3a,3b,
4e,4fとによりコプレーナ線路が構成される。
としての機能は第2実施例その他と同様である。また、
接地導体4eまたは接地導体4fの領域において、中心
導体2と並列に基板1または誘電体膜8上にストリップ
導体を形成すると、このストリップ導体と接地導体4e
または接地導体4fによって、マイクロストリップ線路
を構成することができる。たとえば、図19に示す第1
3実施例のように、接地導体4fの領域の基板1および
誘電体膜8上にストリップ導体6a,6bを形成する
と、ストリップ導体6bと接地導体3b,4fによるマ
イクロストリップ線路と、ストリップ導体6aと接地導
体3b,4fによるインバース型のマイクロストリップ
線路と、中心導体2と接地導体3a,3bによるコプレ
ーナ線路を並列に配置することができる。これにより、
小さなスペースでコプレーナ線路と、通常のマイクロス
トリップ線路と、インバース型のマイクロストリップ線
路の混在および接続を容易にすることができる。
示す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示
し、機能的に同一のものは同一符号を付している。図に
おいて、誘電体または半導体の基板1上に接地導体3
a,4aおよび接地導体3b,4bがそれぞれL字状に
形成される。接地導体3a,3b間の基板1上および接
地導体4a,4b上に誘電体膜7が形成され、接地導体
3a,3b間の誘電体膜7上にストリップ形状の中心導
体2が形成される。さらに、中心導体2および誘電体膜
7の上に誘電体膜8が形成される。さらに、誘電体膜8
および接地導体3a,3bの上に接地導体4c,4dが
形成される。このような中心導体2と接地導体3a,3
b,4a,4b,4c,4dとによりコプレーナ線路が
構成される。
としての機能は第2実施例その他と同様である。また、
接地導体4a,4c間または接地導体4b,4d間にス
トリップ導体を形成すると、このストリップ導体と接地
導体4a,4cまたは接地導体4b,4dによって、ト
リプレート線路を構成することができる。たとえば、図
21に示す第15実施例のように、接地導体4b,4d
間の誘電体膜7上にストリップ導体6を形成すると、ス
トリップ導体6と接地導体3b,4b,4dによるトリ
プレート線路と、中心導体2と接地導体3a,3bによ
るコプレーナ線路を並列に配置することができる。これ
により、小さなスペースでコプレーナ線路と、トリプレ
ート線路の混在および接続を容易にすることができる。
示す。なお、本図は図1(2) に対応する断面構成を示
し、機能的に同一のものは同一符号を付している。図に
おいて、誘電体または半導体の基板1上に接地導体4
a,4bが形成され、この接地導体4a,4b上に接地
導体3a,3bが形成される。さらに、接地導体3a,
3b間の基板1上および接地導体4a,4b上に誘電体
膜7が形成され、接地導体3a,3b間の誘電体膜7上
にストリップ形状の中心導体2が形成される。さらに、
中心導体2および誘電体膜7の上に誘電体膜8が形成さ
れる。さらに、誘電体膜8および接地導体3a,3bの
上に接地導体4c,4dが形成される。このような中心
導体2と接地導体3a,3b,4a,4b,4c,4d
とによりコプレーナ線路が構成される。
す第14実施例において、接地導体4a,4bを中心導
体2の下方まで、接地導体4c,4dを中心導体2の上
方までそれぞれ延長させた構成であり、接地導体4a,
4bおよび接地導体4c,4dをそれぞれ接続してもよ
い。ただし、接地導体3a,3bと中心導体2のギャッ
プsに対して、誘電体膜7,8の厚さh,h1が十分に
大きいものとする。したがって、高周波線路としての機
能は第14実施例と同様であるが、第14実施例に比べ
て基板1および上面に漏れる電磁界が遮蔽されるので、
隣接する高周波線路とのアイソレーションをよくするこ
とができる。
路は、コプレーナ線路を構成する接地導体を厚くするこ
とにより、中心導体の厚さ、基板と中心導体の距離、接
地導体間の誘電率、その他を比較的自由に調整して特性
インピーダンスを設定することができる。すなわち、平
面寸法を変えることなく特性インピーダンスを変えるこ
とができ、回路設計の自由度を大きくすることができ
る。
磁界の伝搬方向と直交する方向への電磁界の遮蔽効果が
生じるので、並列配置される高周波線路間のアイソレー
ションを大きくすることができる。これにより、本発明
の高周波線路は、従来のものに比べて並列配置する際の
線路間隔を狭くすることができ、回路の小型化および高
集積化が容易になる。
地導体と中心導体のギャップに比べて、中心導体と基板
との距離を十分に確保することができる。これにより、
基板上に能動素子等を形成しても、その真上に本発明の
高周波線路を配線することが可能となり、回路の小型化
および高集積化が容易になる。
で、マイクロストリップ線路やトリプレート線路等の異
なった種類の高周波線路とコプレーナ線路との並列配置
や接続を可能にすることができる。
ピーダンスZ0 を示す図。
ンスZ0 を示す図。
スZ0 を示す図。
ピーダンスZ0 を示す図。
図。
線路の構成を示す図。
の接続例を示す図。
線路と能動素子との関係を示す図。
Claims (7)
- 【請求項1】 誘電体または半導体の基板上に、コプレ
ーナ線路の接地導体となる第1の導体および第2の導体
と、その間にコプレーナ線路の中心導体となる第3の導
体が形成された高周波線路において、 前記第1の導体および第2の導体の厚さが前記第3の導
体の厚さより厚い構成であることを特徴とする高周波線
路。 - 【請求項2】 請求項1に記載の高周波線路において、 第3の導体が、基板から所定の距離だけ離して形成され
た構成であることを特徴とする高周波線路。 - 【請求項3】 請求項2に記載の高周波線路において、 基板と第3の導体との間に誘電体を介在させた構成であ
ることを特徴とする高周波線路。 - 【請求項4】 請求項1に記載の高周波線路において、 第1の導体と第2の導体との間の一部に誘電体を配置し
た構成であることを特徴とする高周波線路。 - 【請求項5】 請求項1に記載の高周波線路において、 第1の導体と第2の導体との間の全部に誘電体を配置し
た構成であることを特徴とする高周波線路。 - 【請求項6】 請求項1に記載の高周波線路において、 第1の導体または第2の導体を境に、第3の導体と反対
側にマイクロストリップ線路を形成した構成であること
を特徴とする高周波線路。 - 【請求項7】 請求項1に記載の高周波線路において、 第1の導体または第2の導体を境に、第3の導体と反対
側にトリプレート線路を形成した構成であることを特徴
とする高周波線路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP02268994A JP3185837B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 高周波線路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP02268994A JP3185837B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 高周波線路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235811A true JPH07235811A (ja) | 1995-09-05 |
JP3185837B2 JP3185837B2 (ja) | 2001-07-11 |
Family
ID=12089848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP02268994A Expired - Lifetime JP3185837B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | 高周波線路 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3185837B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012015040A1 (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-02 | 京セラ株式会社 | 電子部品収納用部品、電子モジュールおよび電子装置 |
JP5518086B2 (ja) * | 2009-09-29 | 2014-06-11 | 京セラ株式会社 | 素子収納用パッケージおよび実装構造体 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP02268994A patent/JP3185837B2/ja not_active Expired - Lifetime
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CN102884619A (zh) * | 2010-07-30 | 2013-01-16 | 京瓷株式会社 | 电子部件收纳用部件、电子模块及电子装置 |
JP5697669B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2015-04-08 | 京セラ株式会社 | 電子部品収納用部品、電子モジュールおよび電子装置 |
US9078347B2 (en) | 2010-07-30 | 2015-07-07 | Kyocera Corporation | Electronic component housing unit, electronic module, and electronic device |
CN102884619B (zh) * | 2010-07-30 | 2016-08-17 | 京瓷株式会社 | 电子部件收纳用部件、电子模块及电子装置 |
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