JPH07235154A - 磁気ディスク装置の磁気ヘッド固定機構 - Google Patents

磁気ディスク装置の磁気ヘッド固定機構

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Publication number
JPH07235154A
JPH07235154A JP2172994A JP2172994A JPH07235154A JP H07235154 A JPH07235154 A JP H07235154A JP 2172994 A JP2172994 A JP 2172994A JP 2172994 A JP2172994 A JP 2172994A JP H07235154 A JPH07235154 A JP H07235154A
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JP
Japan
Prior art keywords
permanent magnet
magnetic
magnetic head
armature
fixing mechanism
Prior art date
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Pending
Application number
JP2172994A
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English (en)
Inventor
Masanori Iwabuchi
政典 岩渕
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NEC Ibaraki Ltd
Original Assignee
NEC Ibaraki Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ヘッドを磁気ディスク媒体の停止専用エ
リアに保持するための保持力を発生させるとともに、保
持力の“ばらつき”を減少させる。 【構成】 磁気ヘッドを位置決め駆動する駆動モータの
固定部側に永久磁石とこの永久磁石7の磁化方向と平行
方向に永久磁石7の側面に並設する磁性体のヨーク9を
備え、かつ駆動モータの可動部側に永久磁石7から発生
する磁束により吸引される磁性体の接極子8を備えると
ともに、接極子8の移動方向に平行に永久磁石7の磁化
方向を配置する。また、接極子8に当接し移動量を規制
するための非磁性体のストッパを備えてもよい。これに
より、磁気ヘッドの記録再生に支障となる永久磁石の漏
洩磁束を低減し、磁気ヘッドを磁気ディスク媒体の停止
専用エリアに保持するための保持力を確保し、保持力の
“ばらつき”を低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置の磁
気ヘッド固定機構に関し、特に磁気ディスク装置の停止
時に外部からの振動・衝撃により、磁気ヘッドが移動し
て磁気ディスク媒体面を損傷させることを防止するため
の磁気ヘッド固定機構に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は、従来の磁気ディスク装置の一例
を示す上面図であって、揺動形の位置決め機構(以下、
ポジショナという)を有する磁気ディスク装置を示して
いる。図3において、磁気ディスク装置1は、回転駆動
機構であるスピンドルモータ(SPM)2と、このスピ
ンドルモータ(SPM)2に装着されて回転する磁気デ
ィスク媒体3と、磁気ディスク媒体3に対向してデータ
の書き込み・読み出しを行う磁気ヘッド4と、磁気ヘッ
ド4を取り付けて磁気ディスク媒体3の所定のトラック
に位置めするポジショナ5と、ポジショナ5を回動させ
るための駆動源となるボイスコイルモータ(VCM)6
とを備えている。
【0003】磁気ディスク媒体3は、その内周側が磁気
ディスク装置の停止時に磁気ヘッドの移動を制止させ固
定しておくための停止専用エリア3aであり、また、外
周側がデータ記録エリア3bとなっており、磁気ディス
ク装置1には、さらに、磁気ヘッドを固定するための磁
気ヘッド固定機構11がボイスコイルモータ(VCM)
6の可動部および固定部に設けられている。そして、ボ
イスコイルモータ(VCM)6の動作を制止することに
より磁気ヘッドの移動を停止させる構造となっている。
【0004】従来の磁気ディスク装置の磁気ヘッド固定
機構は、永久磁石を用いる固定機構の大部分は、単に永
久磁石によって被吸引部材である磁性片(接極子)もし
くは他の永久磁石を吸引することにより、磁気ヘッドを
保持し固定するように構成されているもがある。一方、
永久磁石からの漏洩磁束の影響を低減させるものとし
て、磁性片の移動方向に対して直角に磁気回路(以下、
ヨークという)を有するものもある。
【0005】次に、後者のヨークを有する磁気ヘッド固
定機構の原理について説明する。この磁気ヘッド固定機
構は、図4に示すように、磁性体の被吸引部材である接
極子18と、永久磁石17と、この永久磁石17に並設
するヨーク19とからなり、永久磁石17に吸引させる
ための接極子18の移動方向に対し直角方向に磁性体か
らなるヨーク19を配置したものである。
【0006】そして、磁気ディスク装置には、永久磁石
17とこれに並設するヨーク19とがボイスコイルモー
タ(VCM)6の固定部に取り付けられ、さらに、接極
子18がボイスコイルモータ(VCM)6の可動部に取
り付けられ、永久磁石17に吸引されて保持力を発生さ
せるように構成されている。
【0007】図4(a)は、磁気ディスク装置1がデー
タの書き込み・読み出しを行うため、磁気ヘッド4がデ
ータ記録エリア3bに移動している状態における永久磁
石17と接極子18との関係を示している。また、矢印
で示すループは、永久磁石17が発生する磁束の流れる
方向を示している。この状態では、永久磁石17と接極
子18とが、ある距離で位置しており、外力すなわち磁
束による吸引力の影響を受けない範囲に位置している。
そのため、永久磁石17から放出される磁束のうち、接
極子18の側に放出される磁束は、ヨーク19が構成す
る磁気回路によって、矢印で示すループの方向に流れて
吸収され、接極子18は外力の影響を受けなくなる。
【0008】図4(b)は、磁気ヘッド4が停止専用エ
リア3aに固定されている状態における永久磁石17と
接極子18との関係を示している。この状態では、永久
磁石17と接極子18およびヨーク19との間におい
て、空隙を有する磁気回路が構成されることになり、永
久磁石17から発生する磁束が矢印で示すループの方向
に流れて接極子18を吸引することにより、ボイスコイ
ルモータ(VCM)6の動作(回動)が制止され、磁気
ヘッド4は停止専用エリア3aに保持される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の磁気デ
ィスク装置の磁気ヘッド固定機構では、前者のヨークを
備えていない場合は、十分な保持力を得ようとすると、
永久磁石の漏洩磁束の影響により、磁気ヘッドが磁気デ
ィスク媒体上のデータ記録エリアに移動しても吸引力が
残存し、磁気ヘッドが情報の書き込み・読み出しを行う
際に支障を来たすという欠点がある。
【0010】また、後者の磁性体移動平面に対し直角に
ヨークを備える場合は、永久磁石の漏洩磁束を低減は可
能であるが、保持力の大小が永久磁石と接極子との相対
距離の大小によって大きく変化する。すなわち、磁気デ
ィスク装置の組立公差に対して変化しやすいという欠点
がある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気ディスク
装置に配設され磁気ヘッドの移動を制止する固定機構で
あって、前記磁気ヘッドを位置決め駆動する駆動モータ
の固定部側に永久磁石とこの永久磁石の磁化方向と平行
方向に前記永久磁石の側面近傍に並設する磁性体からな
る磁気回路を備え、かつ前記駆動モータの可動部側に前
記永久磁石から発生する磁束により吸引される磁性体よ
りなる被吸引部材を備えるとともに、前記被吸引部材の
移動方向に平行に前記永久磁石の磁化方向を配置するよ
うにしたことを特徴とする。
【0012】また、前記磁気ヘッド固定機構において、
前記永久磁石および前記磁気回路に固着し、前記被吸引
部材が当接して移動を規制するための非磁性体からなる
制止部材を備えてもよい。
【0013】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、本実施例の基本原理を説明する模式図であ
って、従来例と同様に、磁性体の被吸引部材である接極
子8と、永久磁石7と、この永久磁石7に並設するヨー
ク9とからなり、接極子8の移動方向が永久磁石7の磁
化方向と平行になるように配置したものである。
【0014】そして、磁気ディスク装置には、永久磁石
7とこれに並設するヨーク19とがボイスコイルモータ
の固定部に取り付けられ、さらに、接極子8がボイスコ
イルモータ6の可動部に取り付けられ、永久磁石7に吸
引されて保持力を発生させるように構成されている。
【0015】図1(a)は、磁気ディスク装置がデータ
の書き込み・読み出しを行うため、磁気ヘッド4がデー
タ記録エリア3b(図3参照)に移動している状態にお
ける永久磁石7と接極子8との関係を示している。ま
た、矢印で示すループは、永久磁石7が発生する磁束の
流れる方向を示している。この状態では、永久磁石7と
接極子8との間は距離ΔL+αで離れているため、永久
磁石7から放出される漏洩磁束のうち、接極子8の側に
放出される磁束の大部分はヨーク9が構成する磁気回路
によって、矢印で示すループの方向に流れて吸収され、
接極子8は外力の影響を受けなくなる。
【0016】次に、図1(b)は、磁気ヘッド4が図3
に示す停止専用エリア3aに固定されている状態におけ
る永久磁石7とヨーク9との関係を示している。この状
態では、永久永久磁石7およびヨーク9と、接極子8と
の間に、それぞれ長さΔLの空隙を介して磁気回路が構
成されたことになり、永久永久磁石7およびヨーク9が
接極子8を吸引することにより、磁気ヘッドを停止専用
エリア3aに安定して保持することができる。
【0017】本実施例における接接極子8の保持特性
は、図2に示す従来の磁気ヘッド固定機構と基本的には
同様であるが、異る点は接極子8の移動方向が永久磁石
7の磁化方向と平行になっている点である。これによ
り、磁気ディスク装置の組立公差等で接極子8が永久磁
石7に対して磁化方向と直角方向にずれが発生した場合
でも、永久磁石7の磁束密度の変化が、図4に示す従来
例の場合に比較して少なくなり、ずれの許容範囲が拡大
する。
【0018】本発明の磁気ディスク装置の磁気ヘッド固
定機構によれば、永久磁石7が発生する保持力の大きさ
に対して最も影響を与える要因は、保持(固定)時にお
ける永久磁石7と接極子8との間の距離ΔLである。従
って、本発明の磁気ヘッド固定機構において保持力の安
定さ、すなわち、保持力の“ばらつき”を小さくするこ
とについて考慮すると、磁気ヘッドの保持時における永
久磁石7およびヨーク9と、接極子8との距離ΔLが一
定でかつ不変であればよい。
【0019】図2は、図1に示す本発明の磁気ディスク
装置の磁気ヘッド固定機構に磁気ヘッドを停止させるた
めのストッパを設けた一実施例を示す模式図である。本
実施例は、図2に示すように、非磁性部材(例えば、非
磁性金属もしくは合成樹脂など)からなるストッパ10
を永久磁石7aおよひヨーク9aに密接して配設されて
いる。なお、図2ではストッパ10が永久磁石7aおよ
ひヨーク9aの周囲を取り囲む構成例を示している。
【0020】ここで、ストッパ10の厚みを、図1で説
明した距離ΔLの長さとし、このストッパ10に接極子
8aを当接した状態で接極子8aを永久磁石7aおよひ
ヨーク9aに吸引させる。これにより、保持力の“ばら
つき”に最も大きな影響を与える永久磁石7a,ヨーク
9aと接極子8との距離の“ばらつき”がストッパ10
の肉厚であるΔLの寸法精度のみとなるため、各構成部
品間の公差の積み上げによって、距離の“ばらつき”が
大きくなるという悪影響を排除することができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の磁気ディ
スク装置の磁気ヘッド固定機構は、磁気ディスク装置の
作動時、すなわち磁気ヘッドが磁気ディスク媒体のデー
タ記録部に移動している状態では、磁気ヘッドの記録再
生に支障を来たすような永久磁石の漏洩磁束はない。ま
た、磁気ヘッドが固定している状態では、磁気ヘッドを
磁気ディスク媒体の停止専用エリアに保持するための保
持力を確実に発生することができるとともに、保持力の
“ばらつき”を低減できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の基本原理を説明する図である。
【図2】図1に示す本実施例の磁気ディスク装置の磁気
ヘッド固定機構にストッパを設けた構成を示す模式図で
ある。
【図3】磁気ディスク装置の一例を示す上面図である。
【図4】従来の磁気ヘッド固定機構の原理を説明する模
式図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 2 スピンドルモータ(SPM) 3 磁気ディスク媒体 3a 停止専用エリア 3b データ記録エリア 4 磁気ヘッド 5 ポジショナ 6 ボイスコイルモータ(VCM) 7,7a,17 永久磁石 8,8a,18 接極子 9,9a,19 ヨーク 10 ストッパ 11 磁気ヘッド固定機構

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスク装置に配設され磁気ヘッド
    の移動を制止する固定機構であって、前記磁気ヘッドを
    位置決め駆動する駆動モータの固定部側に永久磁石とこ
    の永久磁石の磁化方向と平行方向に前記永久磁石の側面
    近傍に並設する磁性体からなる磁気回路を備え、かつ前
    記駆動モータの可動部側に前記永久磁石から発生する磁
    束により吸引される磁性体よりなる被吸引部材を備える
    とともに、前記被吸引部材の移動方向と平行に前記永久
    磁石の磁化方向を配置するようにしたことを特徴とする
    磁気ディスク装置の磁気ヘッド固定機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の磁気ディスク装置の磁気
    ヘッド固定機構において、前記永久磁石および前記磁気
    回路に固着し、前記被吸引部材が当接して移動を規制す
    るための非磁性体からなる制止部材を備えることを特徴
    とする磁気ディスク装置の磁気ヘッド固定機構。
JP2172994A 1994-02-21 1994-02-21 磁気ディスク装置の磁気ヘッド固定機構 Pending JPH07235154A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19980916