JPH07234419A - 薄膜トランジスタ基板 - Google Patents

薄膜トランジスタ基板

Info

Publication number
JPH07234419A
JPH07234419A JP2773694A JP2773694A JPH07234419A JP H07234419 A JPH07234419 A JP H07234419A JP 2773694 A JP2773694 A JP 2773694A JP 2773694 A JP2773694 A JP 2773694A JP H07234419 A JPH07234419 A JP H07234419A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixel electrode
groove
electrode
film
thin film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2773694A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Yokomizo
政幸 横溝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP2773694A priority Critical patent/JPH07234419A/ja
Publication of JPH07234419A publication Critical patent/JPH07234419A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶表示装置に用いる薄膜トランジスタ基板
の画素電極のエッチング不良により生ずる隣接パターン
との短絡を防止する。 【構成】 TFT基板において絶縁基板12,1に形成
された画素電極5の周りを囲んで溝13が設けられた構
造とする。又、溝13の形状を断面垂直なものとし、溝
の深さを画素電極5の膜厚の3倍以上、溝の幅を溝の深
さ以下とする。 【効果】 画素電極のITO膜が溝部分で段切れを生
じ、短絡が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、液晶表示装置の薄膜
トランジスタ基板における画素電極とゲート電極との短
絡防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の液晶表示装置に用いる薄膜トラン
ジスタ基板(以下TFT基板と云う)の構造は、図5a
の平面図及び図5bに示す図5aのY−Y断面図の様
に、ガラス基板1上に形成されたゲート電極2及び画素
電極5と、上記ゲート電極2上に形成されたゲート絶縁
膜6と、上記ゲート電極2の真上で上記ゲート絶縁膜6
上に形成された半導体層7と、上記半導体層7を挟んで
上記ゲート絶縁膜6上に形成されたソース電極3及びド
レイン電極4と、上記ソース又ドレイン電極3、4上に
形成された絶縁膜8とで構成されている。上記ドレイン
電極4と画素電極5とは、上記ゲート絶縁膜6に形成さ
れたコンタクトホール10を通じて接続されている。
【0003】従来の薄膜トランジスタの製造工程を図6
に示す。図6aに示すようにガラス基板1上にスパタ法
により透明導電膜であるITO(インジウムティンオキ
サイド)膜を0.1μm成膜し、これをウェットエッチ
ング法によりパターニングして画素電極5を形成する。
次に図6bに示すように上記画素電極をマスクした上で
スパタ法によりCr膜を膜厚0.3μm成膜し、フォト
レジストパターンを施してパターニングし、ゲート電極
2を形成する。図6cに示すように、上記ゲート電極2
上にCVD法によりSiNx膜を0.2μm成膜し、こ
れにフォトレジストマスクを施しパターニングしてゲー
ト絶縁膜6を形成する。次にCVD法によりアモルファ
スシリコン膜7を0.1μm成膜し、これをフォトレジ
ストマスクによりパターニングして半導体層7を形成す
る。次に図6dに示すように、この上にスパタ法により
Cr又はAl膜を0.3μm成膜し、フォトレジストマ
スクを施してパターニングし、ソース電極3及びドレイ
ン電極4を形成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5a、bで示した従
来のTFT基板の構成においては、画素電極5とゲート
電極2とが同一基板1上に構成されているので、画素電
極5のエッチング不良により図7及び図8aに示すよう
にゲート電極2、ドレイン電極4間の短絡Eや、画素電
極5とゲート電極2との短絡A,Bや、画素電極5と隣
接画素電極5との短絡C,D等の欠陥のモードがあり短
絡箇所のリペアが可能な場合でも画素電極5は透明導電
膜で形成されているため、発見がきわめて困難であるこ
と、或いは図7のC,Dの場合の様に、基板形成後に短
絡が発見された場合でも、短絡部分が上部配線の下側に
あるため、レーザリペアが出来ない等の問題があった。
【0005】この発明は上記の問題点を解決するために
なされたもので、画素電極のエッチング不良が発生して
も、画素電極を介したゲートドレイン間短絡や、ゲー
ト、隣接ゲート間短絡の発生を防止するTFT基板をう
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】画素電極5とゲート電極
が形成されている絶縁基板上に画素電極5の周囲を囲っ
て断面垂直な溝を形成することによる。
【0007】
【作用】上記の構造をとることによりエッチング不良に
より画素電極5のITO膜が隣接電極の方向に拡がりが
生じても、上記溝の部分で段切れを生じ、画素電極を介
した短絡が回避できる。
【0008】
【実施例】
実施例1.図1はガラス基板1或いは上記ガラス基板1
上に形成された絶縁膜12により構成される絶縁基板上
に形成された本願発明の液晶表示装置のTFT基板の平
面図で図2は図1のX−X断面図を示す。図1におい
て、薄膜トランジスタはゲート電極2、半導体層7、ソ
ース電極3、ドレイン電極4から構成されており、これ
に隣接して設けられた画素電極5とドレイン電極4とコ
ンタクトホール10を通じ接続されている。上記画素電
極5の周囲に溝13が形成されている。図2において、
ガラス基板1上に絶縁膜SiNx膜12が形成されてお
り、上記絶縁膜12上にゲート電極2と、ITO膜によ
る画素電極5が形成されている。上記画素電極5の周囲
の上記絶縁膜12に溝13が形成されている。上記ゲー
ト電極2及び画素電極5の1部の上部にゲート絶縁膜6
が形成されており、ゲート電極2の真上の上記ゲート絶
縁膜6上に半導体層7が形成されている。上記ゲート絶
縁膜6上で上記半導体層7上にソース電極3及びドレイ
ン電極4が形成されている。上記ドレイン電極4と上記
画素電極5とは、上記ゲート絶縁膜6に形成されたコン
タクトホール10を通じて接続されている。上記ソース
電極3、ドレイン電極4、半導体層7上にSiNx膜に
よる保護膜8が形成されている。
【0009】図3に本願装置の製造工程の実施例を示
す。図3aに示すようにガラス基板1上にCVD法によ
り絶縁膜のSiNx膜12を形成する。次に図3bに示
すように画素電極5の周囲の上記SiNx膜12をRI
E(反応性イオンエッチング)法により溝13を形成す
る。ここでは溝を平坦で表面粗さの小さいSiN膜上に
形成したが図4cに示すようにガラス基板1上に直接形
成したり、或いは図4dに示すように溝を薄いSiN膜
等を突ぬけて形成してもよい。次に図3cに示すように
上記絶縁膜12上にスパタ法によりITO膜を膜厚0.
1μm形成した後、ウェットエッチング法でパターニン
グし画素電極5を形成する。次に図3cに示すようにス
パッタ法によりCr膜を成膜しこれにフォトレジストマ
スクを施しパターニングしてゲート電極2及びゲート配
線を形成する。次に図3dに示すように、この上にCV
D法によりSiNxを形成し、これを図4aに示すよう
にフォトレジストマスクを施してパターニングし、同時
にコンタクトホール10を形成する。次に図4bに示す
ようにゲート電極2の真上のゲート絶縁膜6上にCVD
法によりアモルファスシリコン膜7を形成し、これにフ
ォトレジストマスクを施してパターニングし、次にスパ
タ法によりCrを成膜後、パターニングしてソース電極
3及びドレイン電極4を形成し、最後にCVD法により
SiN膜を成膜しこれをパターニングすることにより保
護膜8を形成し、本願の薄膜トランジスタ基板が形成さ
れる。図4bにおいて、この実施例ではアモルファスシ
リコン膜を用いたTFTの場合について説明したが、半
導体膜を高移動度が得られるポリシリコン膜であっても
よい。
【0010】上記実施例1の構造の作用を次に示す。画
素電極5の周りの絶縁膜12上に溝13が設けられてお
り、図8aに示すようなスパタ法で形成されたITO膜
のパターニングの際のエッチング不良によりITO膜が
溝13より外側にはみ出した場合でもITO膜を画素電
極の形状にパターニング後の残留膜は非常に薄くなって
おり図8bに示すように溝の段差部において容易に段切
れを生ずる。
【0011】よって、第1の発明の溝を画素電極の周辺
を囲んで形成することにより、画素電極5と隣接パター
ンとの短絡を防止することができる。
【0012】実施例2.第2の発明によるTFT基板
は、図1及び図2に示した絶縁基板12上の画素電極5
の周辺を囲んで形成された溝13を断面垂直な形状とし
た事を特徴とする。ここで、断面垂直な溝というのは、
溝の端部の角度が鋭くナイフエッジの役割をはたすもの
を総称し必ずしも溝の上面と溝の壁面との角度が90゜
でなくてもよい。この断面垂直な溝は、図39に示した
絶縁膜12をRIE(反応性イオンエッチング)法によ
る異方性エッチング技術を用いて形成する。
【0013】上記実施例2の構造の作用を次に示す。上
記のように溝13の端部形状が垂直で鋭角のナイフエッ
ジの形成しているので、ITO膜を画素電極5形状にパ
ターニング後の残留膜は非常に薄くなっているので、ナ
イフエッジの働きで図8bに示すように溝の段差部にお
いて容易に段切れを生ずる。
【0014】よって第2の発明の断面垂直な溝の構造を
採用することにより画素電極5と隣接パターンとの短絡
を防止することができる。
【0015】実施例3.第3の発明によるTFT基板
は、図2において、ガラス基板1上に膜厚1μmの絶縁
膜SiNx膜12が形成されており、上記絶縁膜12上
にCrによる膜厚0.3μmのゲート電極2と、膜厚
0.1μmのITO膜による画素電極5が形成されてい
る。上記画素電極5の周囲の上記絶縁膜12にRIE法
による異方性エッチングにより幅0.5μm、深さ0.
5μmの断面垂直な溝13が形成されている。
【0016】以上の構造をとると溝の端のナイフエッジ
の効果と、溝の深さ方向に作用する膜応力の効果が相乗
してより確実に段切れを促進することができる。溝の深
さは通常のITOの膜厚が数100〜1000オングス
トロームのとき、ITOの膜厚の3倍以上の深さで、溝
の幅を溝の深さ以下にしたとき段切れを起こすことが実
験的に知られている。
【0017】以上のような発明2による構造を採用する
ことにより隣接電極との間に短絡のない画素電極を形成
することができる。
【0018】
【発明の効果】第1の発明により画素電極の周りに設け
た溝により画素電極と隣接電極との短絡を防止できる。
第2の発明により、画素電極の周り設けられた溝の形状
を断面垂直の端部とすることにより、残留画素電極膜を
段切れさせ、隣接電極との短絡を防止できる。第3の発
明に示した溝の形状、寸法を採用することにより、より
確実に短絡防止が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の薄膜トランジスタ基板の平面図。
【図2】図1のX−X断面図。
【図3】実施例1の薄膜トランジスタ基板の製造工程
図。
【図4】実施例1の薄膜トランジスタ基板の製造工程
図。
【図5】従来の薄膜トランジスタ基板の構造図。
【図6】従来の薄膜トランジスタ基板の製造工程図。
【図7】従来の薄膜トランジスタ基板における短絡発生
のモードを示す平面図。
【図8】従来の基板における短絡の状況を示す断面図と
発明の効果を示す図。
【符号の説明】 1 絶縁基板 2 ゲート電極 3 ソース電極 4 ドレイン電極 5 画素電極 6 ゲート絶縁膜 7 半導体層 8 保護膜 9 フォトレジスト 10 コンタクトホール 12 絶縁層 13 溝 A〜E 短絡箇所

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁基板と、上記絶縁基板上に形成され
    た薄膜トランジスタ及び画素電極とを有し、上記画素電
    極の周辺を囲むように溝を設けたことを特徴とする薄膜
    トランジスタ基板。
  2. 【請求項2】 絶縁基板と、上記絶縁基板上に形成され
    た薄膜トランジスタ及び画素電極とを有し、上記画素電
    極の周辺を囲むように断面垂直な溝を設けたことを特徴
    とする薄膜トランジスタ基板。
  3. 【請求項3】 絶縁基板と上記絶縁基板上に形成された
    薄膜トランジスタ及び画素電極と、上記画素電極の周囲
    を囲むように設けられた断面垂直な溝とを有し、上記溝
    の深さを上記画素電極の厚みの3倍以上とし上記溝の幅
    を溝の深さ以下とすることを特徴とする薄膜トランジス
    タ基板。
JP2773694A 1994-02-25 1994-02-25 薄膜トランジスタ基板 Pending JPH07234419A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2773694A JPH07234419A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 薄膜トランジスタ基板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2773694A JPH07234419A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 薄膜トランジスタ基板

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07234419A true JPH07234419A (ja) 1995-09-05

Family

ID=12229321

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2773694A Pending JPH07234419A (ja) 1994-02-25 1994-02-25 薄膜トランジスタ基板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07234419A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402702B1 (ko) * 1999-12-16 2003-10-22 샤프 가부시키가이샤 액정 표시 장치 및 그의 제조 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402702B1 (ko) * 1999-12-16 2003-10-22 샤프 가부시키가이샤 액정 표시 장치 및 그의 제조 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3410656B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
US7511301B2 (en) Liquid crystal display unit
CN107611139B (zh) 薄膜晶体管阵列基板及制作方法
JP3053848B2 (ja) アクティブマトリクス基板
CN111223815B (zh) 薄膜晶体管阵列基板及其制作方法
JPH08236775A (ja) 薄膜トランジスタおよびその製造方法
KR100202231B1 (ko) 액정표시장치의 제조방법 및 액정표시장치의 구조
KR100192373B1 (ko) 액정표시장치의 구조
KR101087398B1 (ko) 액정표시장치의 패드 구조 및 그 제조방법
JP3600112B2 (ja) 液晶表示装置の製造方法
KR101407635B1 (ko) 횡전계형 액정표시장치용 어레이 기판 및 이의 제조 방법
KR20080048261A (ko) 수평 전계 인가형 액정표시패널 및 그 제조방법
KR20010081858A (ko) 액정표시장치용 어레이기판의 데이터패드 과식각 방지방법
KR20060123810A (ko) 금속패턴 형성방법 및 이를 이용한 액정표시장치 제조방법
JPH07234419A (ja) 薄膜トランジスタ基板
JP2007121804A (ja) 薄膜積層基板、及びその製造方法、並びに薄膜積層基板を備える液晶表示装置
KR100577782B1 (ko) 박막 트랜지스터 액정 표시 소자
KR20070001548A (ko) 액정표시장치용 어레이 기판의 제조방법
KR101232151B1 (ko) 액정 표시 장치의 제조 방법
US6462793B1 (en) Liquid crystal display device and method of fabricating the same
JP2881868B2 (ja) 薄膜トランジスタ液晶ディスプレイの製造方法
KR19990008583A (ko) 액정표시장치의 기판 및 그 액정표시장치의 기판의 제조방법
KR100599958B1 (ko) 고개구율 및 고투과율 액정표시장치의 제조방법
KR101096706B1 (ko) 액정표시소자의 제조방법
JP2008164881A (ja) 表示装置およびその製造方法