JPH07234339A - かしめ固定型光素子モジュール - Google Patents
かしめ固定型光素子モジュールInfo
- Publication number
- JPH07234339A JPH07234339A JP6023905A JP2390594A JPH07234339A JP H07234339 A JPH07234339 A JP H07234339A JP 6023905 A JP6023905 A JP 6023905A JP 2390594 A JP2390594 A JP 2390594A JP H07234339 A JPH07234339 A JP H07234339A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- optical element
- optical
- optical fiber
- fixing member
- vessel
- Prior art date
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- Pending
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- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、フランジ付き光ファイバ固定
部材を用いることにより、部品の寸法精度及び性能ばら
つきを相殺し、容易に高く安定した結合効率を得ること
と、光軸調整不要である光学素子の固定をかしめて固定
を行うことにより、安価でしかも作業性の優れた構造を
提供することにある。 【構成】光学素子保護部材５，６により保護された光学
素子１を容器２内部でかしめ固定され、またフランジ付
き光ファイバ固定部材４を用いて光学素子１とフェルー
ル付き光ファイバ３との間でＸ・Ｙ・Ｚ軸方向の光軸調
整を行う。
部材を用いることにより、部品の寸法精度及び性能ばら
つきを相殺し、容易に高く安定した結合効率を得ること
と、光軸調整不要である光学素子の固定をかしめて固定
を行うことにより、安価でしかも作業性の優れた構造を
提供することにある。 【構成】光学素子保護部材５，６により保護された光学
素子１を容器２内部でかしめ固定され、またフランジ付
き光ファイバ固定部材４を用いて光学素子１とフェルー
ル付き光ファイバ３との間でＸ・Ｙ・Ｚ軸方向の光軸調
整を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いられる光
素子モジュールの構造に関する。
素子モジュールの構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】高い結合効率を維持する光軸調整技術と
それに対応した構造設計の開発は、長年の懸案事項とな
っており、光素子モジュールにおいて、この部分での信
頼性，作業性の向上は重要な評価項目の一つとなってい
る。
それに対応した構造設計の開発は、長年の懸案事項とな
っており、光素子モジュールにおいて、この部分での信
頼性，作業性の向上は重要な評価項目の一つとなってい
る。
【０００３】図２は従来の光素子モジュールの断面図を
示すものである。図２において、７は光学素子、８は該
光学素子を固定するための光学素子ホルダ、９は光ファ
イバを保持する円筒状金具、１０は円筒状金具９を保持
する袋ナット、１１は光ファイバ端末、１２は光学素子
７と光ファイバ端末１１との距離を一定に維持するスト
ッパであり、光ファイバ端末１１の長さｌｚのばらつき
に関係なく光学素子７と光ファイバ端末１１間の距離を
一定に保つ構造になっている。しかしながら上記の構造
ではストッパ１２の寸法のばらつきや光学素子７の固定
位置のばらつきによる光軸ずれの危険性があると言え
る。出願前に知られている例として、図２（平−１２０
５０１）を示した。
示すものである。図２において、７は光学素子、８は該
光学素子を固定するための光学素子ホルダ、９は光ファ
イバを保持する円筒状金具、１０は円筒状金具９を保持
する袋ナット、１１は光ファイバ端末、１２は光学素子
７と光ファイバ端末１１との距離を一定に維持するスト
ッパであり、光ファイバ端末１１の長さｌｚのばらつき
に関係なく光学素子７と光ファイバ端末１１間の距離を
一定に保つ構造になっている。しかしながら上記の構造
ではストッパ１２の寸法のばらつきや光学素子７の固定
位置のばらつきによる光軸ずれの危険性があると言え
る。出願前に知られている例として、図２（平−１２０
５０１）を示した。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の構造
は、光ファイバ端末１１の長さのばらつきを相殺するス
トッパ１２により、光学素子７と該光ファイバ端末１１
との間の距離を一定に保とうとしているが、該光学素子
７の位置合わせも同時に行って、Ｚ軸方向の光軸調整を
２箇所で行っており、また該光学素子７のＺ軸方向の最
適焦点距離のばらつきを踏まえると安定した最適結合が
困難となる問題点があった。本発明者は上記の問題点を
解消すべく、また作業性の向上を踏まえ光素子モジュー
ルを考案した。
は、光ファイバ端末１１の長さのばらつきを相殺するス
トッパ１２により、光学素子７と該光ファイバ端末１１
との間の距離を一定に保とうとしているが、該光学素子
７の位置合わせも同時に行って、Ｚ軸方向の光軸調整を
２箇所で行っており、また該光学素子７のＺ軸方向の最
適焦点距離のばらつきを踏まえると安定した最適結合が
困難となる問題点があった。本発明者は上記の問題点を
解消すべく、また作業性の向上を踏まえ光素子モジュー
ルを考案した。
【０００５】従って本発明の一つの目的は、部品の寸法
精度及び性能ばらつきを相殺し、高い結合効率を維持で
きる構造を提供することである。
精度及び性能ばらつきを相殺し、高い結合効率を維持で
きる構造を提供することである。
【０００６】更に本発明の他の目的は、安価で作業性も
向上するような構造を提供することである。
向上するような構造を提供することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、光学素
子を内部に挿入固定した容器とフランジ付き光ファイバ
固定部材及びフェルール付き光ファイバを設置し、また
該光学素子を位置調整せずに該容器内部で容器をかしめ
て固定を行うことによって上記目的を達成する。
子を内部に挿入固定した容器とフランジ付き光ファイバ
固定部材及びフェルール付き光ファイバを設置し、また
該光学素子を位置調整せずに該容器内部で容器をかしめ
て固定を行うことによって上記目的を達成する。
【０００８】
【作用】本発明によれば、光学素子を内部に挿入固定し
た容器とフランジ付き光ファイバ固定部材及びフェルー
ル付き光ファイバを設置することによって、部品の寸法
精度及び性能ばらつきを相殺し、高い結合効率を維持す
ることができる。
た容器とフランジ付き光ファイバ固定部材及びフェルー
ル付き光ファイバを設置することによって、部品の寸法
精度及び性能ばらつきを相殺し、高い結合効率を維持す
ることができる。
【０００９】また本発明によれば、該フランジ付き光フ
ァイバ固定部材を用いることにより、同時に容易にＸ・
Ｙ・Ｚ軸方向の光軸調整を行うことができ、作業性を向
上させることができる。
ァイバ固定部材を用いることにより、同時に容易にＸ・
Ｙ・Ｚ軸方向の光軸調整を行うことができ、作業性を向
上させることができる。
【００１０】更に本発明によれば、該光学素子は位置調
整せず、該容器内部で容器をかしめて瞬時に固定するこ
とにより、半田材や接着剤等の固着部材が不必要とな
り、安価で容易に該光学素子を固定することができる。
整せず、該容器内部で容器をかしめて瞬時に固定するこ
とにより、半田材や接着剤等の固着部材が不必要とな
り、安価で容易に該光学素子を固定することができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図１により説明す
る。図１は本発明の一実施例の断面図面である。図１で
示すように、光学素子１と光伝送口を有し該光学素子を
内部で固定するための容器２、フェルール付き光ファイ
バ３、光軸調整及び該ファイバを保護し、また光軸調整
後の調整箇所の固定部材となるフランジ付き光ファイバ
固定部材４、及び該光学素子を保護するための光学素子
保護部材５，６を備えている。即ち該容器下口より該光
学素子保護部材５、該光学素子１、該光学素子保護部材
６を順に挿入し、該容器下口部を光学素子保護部材６に
対しかしめて固定を行い、次に該フェルール付き光ファ
イバ３を通した該フランジ付き光ファイバ固定部材４を
該容器２上部にのせ、該フランジ付き光ファイバ固定部
材４を動かしてＸ・Ｙ軸方向の光軸調整を行い、同時に
該フェルール付き光ファイバ３を動かしてＺ軸方向の光
軸調整を行い、３方向の光軸調整による最適結合がなさ
れる。なお光軸調整不要箇所である該光学素子１と該容
器２との間はかしめ固定による作業性の向上を目的とし
たが、光軸調整箇所である該フェルール付き光ファイバ
３と該フランジ付き光ファイバ固定部材４との間は光軸
ずれがおこらないような隙間にして嫌気性接着剤を用い
て固定を行い、また該容器２と該フランジ付き光ファイ
バ固定部材４とは局部的な加熱の可能な高周波半田付け
によって固定を行うこととし熱伝導性を踏まえ接触部分
は刻みをいれている。これにより厳密に位置調整した箇
所の高い接合信頼性を維持しつつ、作業性の向上をはか
っている。
る。図１は本発明の一実施例の断面図面である。図１で
示すように、光学素子１と光伝送口を有し該光学素子を
内部で固定するための容器２、フェルール付き光ファイ
バ３、光軸調整及び該ファイバを保護し、また光軸調整
後の調整箇所の固定部材となるフランジ付き光ファイバ
固定部材４、及び該光学素子を保護するための光学素子
保護部材５，６を備えている。即ち該容器下口より該光
学素子保護部材５、該光学素子１、該光学素子保護部材
６を順に挿入し、該容器下口部を光学素子保護部材６に
対しかしめて固定を行い、次に該フェルール付き光ファ
イバ３を通した該フランジ付き光ファイバ固定部材４を
該容器２上部にのせ、該フランジ付き光ファイバ固定部
材４を動かしてＸ・Ｙ軸方向の光軸調整を行い、同時に
該フェルール付き光ファイバ３を動かしてＺ軸方向の光
軸調整を行い、３方向の光軸調整による最適結合がなさ
れる。なお光軸調整不要箇所である該光学素子１と該容
器２との間はかしめ固定による作業性の向上を目的とし
たが、光軸調整箇所である該フェルール付き光ファイバ
３と該フランジ付き光ファイバ固定部材４との間は光軸
ずれがおこらないような隙間にして嫌気性接着剤を用い
て固定を行い、また該容器２と該フランジ付き光ファイ
バ固定部材４とは局部的な加熱の可能な高周波半田付け
によって固定を行うこととし熱伝導性を踏まえ接触部分
は刻みをいれている。これにより厳密に位置調整した箇
所の高い接合信頼性を維持しつつ、作業性の向上をはか
っている。
【００１２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、Ｘ
・Ｙ・Ｚ軸方向の光軸調整による高結合効率化、光軸３
方向同時調整及び光軸調整不要箇所のかしめ固定による
作業性の向上をはかることができる。
・Ｙ・Ｚ軸方向の光軸調整による高結合効率化、光軸３
方向同時調整及び光軸調整不要箇所のかしめ固定による
作業性の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図２】従来の光素子モジュールを示す断面図である。
１…光学素子、２…容器、３…フェルール付き光ファイ
バ、４…フランジ付き光ファイバ固定部材、５…光学素
子保護部材１、６…光学素子保護部材２、７…光学素
子、８…光学素子ホルダ、９…円筒状金具、１０…袋ナ
ット、１１…光ファイバ端末、１２…ストッパ。
バ、４…フランジ付き光ファイバ固定部材、５…光学素
子保護部材１、６…光学素子保護部材２、７…光学素
子、８…光学素子ホルダ、９…円筒状金具、１０…袋ナ
ット、１１…光ファイバ端末、１２…ストッパ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 幹雄 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報通信事業部内
Claims (3)
- 【請求項１】光学素子と光伝送路とを光学的に結合する
結合器において、光学素子と、伝送口を有し、該光学素
子を内部に挿入固定するための容器と、光ファイバ、及
び該容器と該光ファイバとの固定及び光軸調整を行うた
めのフランジ付き光ファイバ固定部材を備えることを特
徴とするかしめ固定型光素子モジュール。 - 【請求項２】該フランジ付き光ファイバ固定部材を用い
ることにより、同時にＸ・Ｙ・Ｚ軸方向の光軸調整を行
い、該ファイバの保護部材となり、また光軸調整後の調
整箇所の固定部材となることを特徴とする請求項１記載
のかしめ固定型光素子モジュール。 - 【請求項３】該光学素子の固定を該容器内部で容器をか
しめて行うことを特徴とする請求項１記載のかしめ固定
型光素子モジュール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6023905A JPH07234339A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | かしめ固定型光素子モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6023905A JPH07234339A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | かしめ固定型光素子モジュール |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07234339A true JPH07234339A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12123491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6023905A Pending JPH07234339A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | かしめ固定型光素子モジュール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07234339A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107917753A (zh) * | 2017-07-31 | 2018-04-17 | 河南中基阳光电子技术有限公司 | 一种适用于光器件探测器的自动耦合方法 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6023905A patent/JPH07234339A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN107917753A (zh) * | 2017-07-31 | 2018-04-17 | 河南中基阳光电子技术有限公司 | 一种适用于光器件探测器的自动耦合方法 |
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