JPH07233833A - ハイドロニューマチックシリンダ - Google Patents

ハイドロニューマチックシリンダ

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JPH07233833A
JPH07233833A JP6022759A JP2275994A JPH07233833A JP H07233833 A JPH07233833 A JP H07233833A JP 6022759 A JP6022759 A JP 6022759A JP 2275994 A JP2275994 A JP 2275994A JP H07233833 A JPH07233833 A JP H07233833A
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hollow
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Katsuyuki Sano
克幸 佐野
Osamu Yasuike
修 安池
Kimitoshi Kato
公敏 加藤
Kenji Hayashi
兼司 林
Tamotsu Furukawa
保 古川
Hiroyuki Terada
裕之 寺田
Hideyuki Kobayashi
秀行 小林
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Aisin Corp
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Toyota Motor Corp
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    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/06Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid
    • F16F9/08Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium using both gas and liquid where gas is in a chamber with a flexible wall
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G13/00Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers
    • B60G13/02Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers having dampers dissipating energy, e.g. frictionally
    • B60G13/06Resilient suspensions characterised by arrangement, location or type of vibration dampers having dampers dissipating energy, e.g. frictionally of fluid type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K17/00Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
    • B60K17/04Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing
    • B60K17/06Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of gearing of change-speed gearing
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は車輪のリバウンド動作により低圧側
の作動流体を高圧側に圧送して車高調整を行うようにし
たハイドロニューマチックシリンダを提供することを目
的とする。 【構成】 ハイドロニューマチックシリンダ1は、シリ
ンダ本体2と、内部シリンダ3と、ピストン4と、中空
ピストンロッド5と、中空ポンプロッド6と、ポンプ部
7と、連通機構8とよりなる。ポンプ部7は、ピストン
4が圧縮方向に移動する車輪のバウンド動作により低圧
室22内の作動流体が吸引されるポンプ室7aを有し、
ピストン4が伸び方向に移動する車輪のリバウンド動作
によりポンプ室7aに吸い込まれた作動流体を高圧室と
しての高圧作動流体室14に吐出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハイドロニューマチック
シリンダに係り、特に車両の積載荷重の変動に拘わらず
車高を一定に保つように構成したハイドロニューマチッ
クシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車においては、各車輪が夫
々サスペンションにより支持されており、各車輪にかか
る荷重に応じてサスペンションのショックアブソーバが
伸縮して衝撃を吸収するようになっている。従って、凹
凸のある路面を走行する際は、ショックアブソーバが伸
縮するとともにシリンダ内に充填された作動流体の抵抗
を利用して減衰力が発生するため、路面の凹凸による衝
撃が緩和される。
【0003】ところが、例えば車両の乗車人数又は積載
物の重量によってもショックアブソーバが伸縮して車高
が変動するため、各車輪にかかる重量が増加してショッ
クアブソーバが圧縮された状態になると、路面の凹凸に
よる衝撃を良好に吸収できなくなるばかりか操縦安定性
も影響されることがあるので、車両の乗車人数又は積載
物の重量が変動しても車高を一定に保つように作動する
ハイドロニューマチックシリンダが開発されつつある。
【0004】この種のハイドロニューマチックシリンダ
としては、例えば米国学会誌SAE(Society of Autom
otive Enginieers,INC. )780052に記載されたものが知
られている。
【0005】このハイドロニューマチックシリンダは、
シリンダ本体内に高圧ガスが封入された高圧作動流体室
と低圧作動流体室とが設けられており、車両の乗車人数
又は積載物の重量増大により車高が低下すると、ハイド
ロニューマチックシリンダの伸縮に際して、ピストンの
摺動動作によるポンプ作用により低圧作動流体室の作動
流体が高圧作動流体室へ圧送され、高圧作動流体室の圧
力を高めることにより車高を一定に保つようになってい
る。又、車両の乗車人数又は積載物の重量が減少した場
合、ピストンが下がるとともに、高圧作動流体室の作動
流体が低圧作動流体室へ戻されて車高を一定に保つよう
になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記ハイド
ロニューマチックシリンダは、車輪が路面の凹凸を通過
する際にバウンド(ピストンが圧縮方向に移動)する
と、ポンプ作用により低圧作動流体室の作動流体が高圧
作動流体室へ圧送されるようになっているため、バウン
ド時のピストン摺動動作による抵抗力が大きくなってし
まう。
【0007】従って、従来は、ピストンが圧縮方向に移
動する過程で高圧作動流体室の圧力がより加圧されるこ
とになるので、路面から車輪に作用する上方への衝撃を
吸収するバウンド時、あるいは車両の荷重が車輪に作用
する下方への衝撃を吸収するバウンド時にピストンに対
する抵抗が増大し、その反力が車体に伝達されてしまう
ことになり、乗り心地が低下するといった課題がある。
【0008】又、上記のような車高を一定に保つ車高調
整機能を有するハイドロニューマチックシリンダでは、
例えば路面に大きな凹凸があるような悪路を走行すると
きのように車輪が激しくバウンドすると、ピストンの動
作回数が多くなり、且つピストンのストロークが長くな
るため、上記ポンプ作用により作動流体が高圧作動流体
室へ供給過剰となってしまい、乗り心地が低下するとい
った課題がある。
【0009】そこで、本発明は上記課題に鑑み、車輪の
バウンド時に車輪からの衝撃が車体に伝達されないよう
にしたハイドロニューマチックシリンダを提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記請求項1の発明は、
作動流体が充填された作動流体室を有するシリンダと、
該作動流体室と連通する高圧作動流体室と、前記シリン
ダ内の作動流体室に摺動自在に設けられたピストンと、
該ピストンが一端に設けられ、内部に作動流体が充填さ
れた低圧室を有する中空ピストンロッドと、該低圧室と
連通する低圧作動流体室と、一端が前記中空ピストンロ
ッド内に挿入され、他端が前記シリンダに固定され、内
部に前記低圧室と前記低圧作動流体室とを連通する連通
路を有する中空ポンプロッドと、該中空ポンプロッドの
他端と前記中空ピストンロッドの低圧室との間に形成さ
れたポンプ室と、前記ピストンが圧縮方向に移動する過
程で前記低圧作動流体室内の作動流体を前記中空ポンプ
ロッドの連通路及び前記中空ピストンロッドの低圧室を
介して前記ポンプ室に吸い込むように開弁するインレッ
トバルブと、前記ピストンが伸び方向に移動する過程で
前記ポンプ室に吸い込まれた作動流体を前記高圧作動流
体室に吐出させるように開弁するアウトレットバルブ
と、よりなることを特徴とする。
【0011】又、請求項2の発明は、作動流体が充填さ
れた作動流体室を有するシリンダと、該作動流体室と連
通する高圧作動流体室と、前記シリンダ内の作動流体室
に摺動自在に設けられたピストンと、該ピストンが一端
に設けられ、内部に作動流体が充填された低圧室を有す
る中空ピストンロッドと、該低圧室と連通する低圧作動
流体室と、一端が前記中空ピストンロッド内に挿入さ
れ、他端が前記シリンダに固定され、内部に前記低圧室
と前記低圧作動流体室とを連通する連通路を有する中空
ポンプロッドと、該中空ポンプロッドの他端と前記中空
ピストンロッドの低圧室との間に形成されたポンプ室を
有し、前記ピストンが圧縮方向に移動する過程で前記低
圧作動流体室内の作動流体を前記中空ポンプロッドの連
通路及び前記中空ピストンロッドの低圧室を介して前記
ポンプ室に吸い込み、前記ピストンが伸び方向に移動す
る過程で前記ポンプ室に吸い込まれた作動流体を前記高
圧作動流体室に圧送するポンプ手段と、前記ピストンが
伸び方向に変位して所定位置に達すると、前記中空ポン
プロッドの連通路と前記シリンダの作動流体室とを連通
する連通手段と、よりなることを特徴とする。
【0012】又、請求項3の発明は、前記連通手段が、
前記中空ポンプロッドの連通路を介して前記低圧室と前
記シリンダの作動流体室とを連通する連通孔と、前記ピ
ストンの伸び方向への動作又は圧縮方向への動作により
前記中空ポンプロッドに沿って摺動して前記連通孔を開
閉する摺動部材と、よりなることを特徴とする。
【0013】又、請求項4の発明は、前記連通手段が、
前記中空ポンプロッドの連通路と前記シリンダの作動流
体室とを連通する連通孔と、一端が前記中空ポンプロッ
ドの連通路内に挿通され、前記ピストンの伸び方向への
動作又は圧縮方向への動作により前記連通路内を摺動し
て前記連通孔を開閉し、他端が前記中空ピストンロッド
の低圧室に連通するよう延在する中空状の連通管と、よ
りなることを特徴とする。
【0014】又、請求項5の発明は、前記ピストンが減
衰力発生部を備えており、前記ポンプ室と連通され、前
記ピストンが伸び方向に移動する過程で前記ポンプ室に
吸い込まれた作動流体を前記高圧作動流体室に吐出する
ことを特徴とする。
【0015】又、請求項6の発明は、前記ポンプ手段
が、前記連通手段が前記中空ポンプロッドの連通路と前
記シリンダの作動流体室とを連通する車高位置近傍に前
記ピストンが変位したとき、前記ピストンの伸び方向へ
の移動距離に対する作動流体の吐出量を減少させる吐出
量調整手段を有することを特徴とする。
【0016】又、請求項7の発明は、前記吐出量調整手
段が、前記中空ポンプロッドの連通路と前記ポンプ室と
を連通することを特徴とする。
【0017】又、請求項8の発明は、前記吐出量調整手
段が、ポンプ室の内部に中空ポンプロッドの他端に設け
られたポンプピストンよりも大径な拡径部よりなること
を特徴とする。
【0018】又、請求項9の発明は、前記シリンダの内
部又は前記中空ピストンロッドの内部の少なくともいず
れか一方に、作動流体中に含まれた異物を吸着する吸着
手段を設けてなることを特徴とする。
【0019】
【作用】上記請求項1によれば、低圧作動流体室内の作
動流体をポンプ室に吸い込むインレットバルブと、ポン
プ室の作動流体を高圧作動流体室に吐出させるアウトレ
ットバルブと、を有するため、ピストンの圧縮方向への
移動する過程でインレットバルブが開弁し、ピストンが
伸び方向に移動する過程でアウトレットバルブが開弁す
ることにより、車輪のバウンド動作時に高圧室が加圧さ
れることを防止して乗り心地を向上させる。
【0020】又、請求項2によれば、ピストンが伸び方
向に変位して所定位置に達すると、中空ポンプロッドの
連通路とシリンダの作動流体室とが連通することによ
り、車輪に作用する荷重が軽減した場合も自動的に車高
調整される。
【0021】又、請求項3によれば、ピストンの伸び方
向への動作又は圧縮方向への動作により摺動部材が摺動
して中空ポンプロッドの連通路とシリンダの作動流体室
とを連通する連通孔を開閉することにより、比較的簡単
な構成で自動的に車高調整できる。
【0022】又、請求項4によれば、中空ポンプロッド
の連通路内に挿通された中空状の連通管が、ピストンの
伸び方向への動作又は圧縮方向への動作により連通路内
を摺動して連通孔を開閉することにより、比較的簡単な
構成で自動的に車高調整できる。
【0023】又、請求項5によれば、ピストンの減衰力
発生部がポンプ室と連通されているので、ピストンが伸
び方向に移動する過程でポンプ室の作動流体を減衰力発
生部を介して高圧作動流体室に吐出することができ、ア
ウトレットバルブを不要にできる。
【0024】又、請求項6によれば、ピストンの伸び方
向への移動距離に対する作動流体の吐出量を減少させる
吐出量調整手段を有することにより、車高が所定位置に
調整されると、高圧作動流体室への作動流体の過剰供給
を防止する。
【0025】又、請求項7によれば、中空ポンプロッド
の連通路とポンプ室とを連通することにより、車高が所
定位置に調整されたとき高圧作動流体室への作動流体の
過剰供給を防止する。又、連通位置を設定することによ
り所望とする車高位置に保つことができる。
【0026】又、請求項8によれば、ポンプ室の内部に
拡径部を設けることにより、車高が所定位置に調整され
たとき高圧作動流体室への作動流体の過剰供給を防止す
る。
【0027】又、請求項9によれば、作動流体中に含ま
れた異物を吸着する吸着手段を有するので、ピストンの
摺動動作等により発生した異物が各連通孔や摺動部分や
各バルブ部分に付着して動作不良となることを防止す
る。
【0028】
【実施例】図1乃至図3に本発明になるハイドロニュー
マチックシリンダの第1実施例を示す。
【0029】各図中、ハイドロニューマチックシリンダ
1は、例えば自動車の後輪を支持するサスペンションの
ショックアブソーバとして組み込まれている。
【0030】ハイドロニューマチックシリンダ1は、シ
リンダ本体2と、内部シリンダ3と、ピストン4と、中
空ピストンロッド5と、中空ポンプロッド6と、ポンプ
部(ポンプ手段)7と、連通機構(連通手段)8とより
なる。シリンダ本体2は、ハイドロニューマチックシリ
ンダ1の外筒として機能し、上端に車体(図示せず)に
連結される連結部9を有し、下端開口には中空ピストン
ロッド5を摺動自在にガイドする軸受部材10が嵌合し
ている。
【0031】上記本発明の要部を構成するポンプ部7
は、後述するようにピストン4が圧縮方向に移動する過
程で低圧室22内の作動流体が吸引されるポンプ室7a
を有し、ピストン4が伸び方向に移動する過程でポンプ
室7aに吸い込まれた作動流体を高圧室としての高圧作
動流体室14に吐出する。
【0032】さらに、シリンダ本体2の下端開口には、
軸受部材10が脱落しないように固定する環状の固定部
材11が嵌合している。又、シリンダ本体2の内部は、
筒状のインナチューブ12により低圧作動流体室(低圧
室)13と高圧作動流体室(高圧室)14とに画成され
ており、低圧作動流体室13及び高圧作動流体室14内
には抵抗力を発生させる作動流体が充填されている。し
かも、インナチューブ12と内部シリンダ3との間には
全周に隙間が形成されており、この隙間は高圧作動流体
室14と内部シリンダ3内とを連通する通路40として
機能する。
【0033】尚、作動流体としては、一般に「粘性を有
する作動油」が使用され、粘性の異なる作動油を選択す
ることにより減衰特性(ピストンのストロークに対する
抵抗力)が設定される。
【0034】又、上記シリンダ本体2の内壁と高圧作動
流体室14との間には、筒状のダイヤフラム15が挿入
されており、ダイヤフラム15は上,下端部が上記イン
ナチューブ12,軸受部材10により係止されている。
そして、ダイヤフラム15とシリンダ本体2の内壁との
間が高圧ガス室17となっている。この高圧ガス室17
には、例えば窒素ガス等の高圧ガス(図1及び図2中、
ナシ地模様で示す)が封入されるそのため、高圧作動流
体室14内に充填された作動流体は、ダイヤフラム15
を介して高圧ガス室17のガス圧により加圧されてい
る。又、低圧作動流体室13には、低圧のためダイヤフ
ラムが設けられていないが、上部に低圧ガス(図1及び
図2中、ナシ地模様で示す)が充填された低圧ガス室1
6が形成され、下部に作動流体が充填されている。
【0035】上記シリンダ本体2内に挿入された内部シ
リンダ3の内部は作動流体室となっており、この作動流
体室は摺動自在に嵌合したピストン4により上室18と
下室19とに画成されている。この上室18及び下室1
9には、高圧ガス室17のガス圧により加圧された作動
流体が充填されている。
【0036】又、ピストン4には、下動するとき下室1
9の作動流体を上室18に導く小孔4aと、上動すると
き上室18の作動流体を下室19に導く小孔4bと、が
穿設されている。従って、ピストン4が車輪(図示せ
ず)から入力された振動により内部シリンダ3内を摺動
すると、作動流体が減衰力発生部としての小孔4a又は
小孔4bを通過して抵抗力を発生させる。
【0037】ピストン4は、下面側に小孔4bを開閉す
るリーフバルブ4cが設けられ、上面側に小孔4aを開
閉するリーフバルブ4dが設けられている。従って、ピ
ストン4が圧縮方向に摺動する際は、下面側のリーフバ
ルブ4cが開弁し、ピストン4が伸び方向に摺動する際
は、上面側のリーフバルブ4dが開弁する。
【0038】又、中空ピストンロッド5は、上端にピス
トン4が設けられ、下端開口に車輪を支持する支持アー
ム(図示せず)に連結される連結部21の軸21aが嵌
合している。中空ピストンロッド5の内部には、軸方向
に貫通する低圧室22を有する。この低圧室22は上記
連結部21の軸21aにより閉塞されており、低圧室2
2には上記低圧ガスに付勢された作動流体が充填されて
いる。
【0039】中空ポンプロッド6は、一端が中空ピスト
ンロッド5内に挿入され、他端が上記シリンダ本体2の
上部内面に固定され、内部に軸方向に貫通する連通路2
3を有する。この連通路23は、上端が低圧作動流体室
13に挿入されたパイプ24に連通され、下端が中空ピ
ストンロッド5の低圧室22に挿入されている。従っ
て、低圧作動流体室13内の作動流体は、パイプ24及
び連通路23を通過して低圧室22に供給される。
【0040】ポンプ部7は、中空ポンプロッド6と中空
ピストンロッド5との間に形成されたポンプ室7a内に
設けられている。このポンプ部7は、中空ポンプロッド
6の下端に設けられたポンプピストン25と、このポン
プピストン25に穿設され低圧室22とポンプ室7aと
を連通する吸込通路26と、低圧室22の作動流体をポ
ンプ室7aに吸い込む際に吸込通路26を開くインレッ
トバルブ27と、中空ピストンロッド5の上端部28に
穿設され、ポンプ室7aと内部シリンダ3の上室18と
を連通する吐出通路29と、ポンプ室7aの作動流体を
内部シリンダ3の上室18に吐出する際に吐出通路29
を開くアウトレットバルブ30と、よりなる。
【0041】インレットバルブ27及びアウトレットバ
ルブ30は、ピストン4の往復動作に伴って生ずる圧力
差により吸込通路26,吐出通路29を開又は閉とする
ようになっている。従って、上記ピストン4が上動(圧
縮方向)してポンプ室7aが拡張される吸込行程では、
インレットバルブ27が開弁して低圧室22の作動流体
をポンプ室7aに吸い込み、ピストン4が下動(伸び方
向)してポンプ室7aが縮小される吐出行程では、アウ
トレットバルブ30が開弁してポンプ室7aの作動流体
を内部シリンダ3の上室18に吐出する。
【0042】さらに、インレットバルブ27は、中空ポ
ンプロッド6に固定されたバネ受け部材32の下端との
間に介装されたコイルバネ33のバネ力により閉弁方向
に付勢されている。バネ受け部材32は中空ポンプロッ
ド6の凹部に嵌合固定された嵌合部32aを有し、軸方
向の位置が規制されている。
【0043】図3に示すように、連通機構8は、中空ポ
ンプロッド6の連通路23と内部シリンダ3の上室18
とを連通する連通孔6aと、中空ピストンロッド5の伸
び動作により中空ポンプロッド6に沿って摺動して連通
孔6aを開閉する開閉弁31と、よりなる。
【0044】中空ポンプロッド6に穿設された連通孔6
aは、後述するようにピストン4が伸び方向(下方)に
変位して所定の下限位置に至ると、開とされて中空ポン
プロッド6の連通路23と内部シリンダ3の上室18と
を連通する位置に穿設されている。
【0045】即ち、開閉弁31が連通孔6aよりも下方
に移動すると、連通孔6aが全開状態となる。このよう
に、開閉弁31が下方に摺動することにより中空ポンプ
ロッド6の連通路23と内部シリンダ3の上室18とが
連通され、内部シリンダ3の上室18の作動流体は、低
圧作動流体室13に戻される。
【0046】従って、連通機構8は、連通孔6aと開閉
弁31とよりなる簡単な構成であり、車輪への荷重が軽
減されたときは、連通孔6aを介して連通路23と上室
18とが連通状態に切り換わり、自動的に車高調整を行
う。
【0047】又、開閉弁31は、中空ポンプロッド6に
嵌合して連通孔6aを開閉する円筒状の摺動部31a
と、摺動部31aの下端より半径方向に突出する鍔部3
1bとよりなる。後述するようにピストン4が下方に移
動するのに伴って中空ピストンロッド5の上端部28は
摺動部31aの上端に当接し、開閉弁31を下方に押圧
する。
【0048】通常、開閉弁31は、バネ受け部材32の
上端との間に介装されたコイルバネ34により中空ポン
プロッド6の連通孔6aを閉弁する位置に保持されてい
る。
【0049】尚、上記開閉弁31の鍔部31b及びバネ
受け部材32は、複数の切欠又は小孔(図示せず)が設
けられている。そのため、インレットバルブ27の開弁
によりポンプ室7aに流入した作動流体は、開閉弁31
の鍔部31b及びバネ受け部材32に穿設された切欠又
は小孔を通過し、その後アウトレットバルブ30の開弁
により内部シリンダ3の上室18へ吐出される。
【0050】又、上記低圧作動流体室13及び中空ピス
トンロッド5の低圧室22の内壁には、吸着手段として
の永久磁石41,42が固着されている。この永久磁石
41,42は低圧作動流体室13及び中空ピストンロッ
ド5内の作動流体に含まれた金属製の異物(例えばピス
トン4の摺動動作に伴って発生する金属摩耗粉等)を吸
着する。これにより、作動流体に含まれた金属製の異物
が上記連通孔6a及びピストン4やインレットバルブ2
7,アウトレットバルブ30やピストン4の小孔4a,
4bに付着して動作不良あるいは車高調整不良となるこ
とを防止できる。
【0051】尚、上記永久磁石41,42は、いずれか
一方のみが設けられた構成としても良いのは勿論であ
る。又、永久磁石41,42の代わりに、作動流体に含
まれた異物を吸着するよう形成された他の吸着部材(例
えば多孔質材料等)を設けるようにしても良い。
【0052】ここで、上記構成になるハイドロニューマ
チックシリンダ1の動作につき説明する。
【0053】例えば、車輪が路面の凹凸を通過する際に
上下動すると、その振動が連結部21を介して中空ピス
トンロッド5に伝達される。中空ピストンロッド5の上
端に設けられたピストン4は、上記車輪の上下動ととも
に内部シリンダ3内を往復動する。
【0054】このようにピストン4が上動するとき、上
室18の作動流体はピストン4の小孔4bを通過して下
室19に流れ、ピストン4が下動するとき下室19の作
動流体は小孔4aを通過して上室18に流れる。その
際、小孔4a,4bにおいて、粘性抵抗が発生し、これ
が車輪の上下動を減衰させる抵抗力となる。
【0055】又、車輪の上下動に伴うピストン4の動作
は、上記ダイヤフラム15により画成された高圧ガス室
17のガス圧が空気ばねと同じ作用をするため、高圧ガ
ス室17のガス圧により吸収される。
【0056】次に車高を一定に保つ車高調整動作につい
て説明する。
【0057】車輪の上下動に伴ってピストン4が上方
(圧縮方向)に移動すると、相対的にポンプピストン2
5が中空ピストンロッド5内を下方に移動することにな
る。そして、上記内部シリンダ3内の上室18及び下室
19には、高圧ガス室17のガス圧により加圧された作
動流体が充填され、中空ピストンロッド5の低圧室22
には低圧ガスに付勢された作動流体が充填されている。
【0058】さらに、ピストン4が上方に移動して相対
的にポンプピストン25が下方に移動すると、ポンプ室
7aの容積が拡張され、且つ低圧室22の容積が縮小さ
れる。そのため、低圧室22の容積が減少するととも
に、インレットバルブ27が開弁動作し、低圧室22の
作動流体はポンプピストン25の吸込通路26を通過し
てポンプ室7aに流入する。
【0059】次に、ピストン4が下方(伸び方向)に移
動して相対的にポンプピストン25が上方に移動する
と、ポンプ室7aの容積が縮小され、且つ低圧室22の
容積が拡張される。そのため、ポンプ室7aの容積が減
少するとともに、アウトレットバルブ30が開弁してイ
ンレットバルブ27が閉弁動作する。よって、ポンプ室
7aの作動流体は、ポンプ室7aの容積が減少するにつ
れて吐出通路29を通過して内部シリンダ3の上室18
に吐出される。
【0060】上室18は、通路40を介して高圧作動流
体室14と連通しているため、上記ポンプ部7の動作に
より低圧室22の作動流体が内部シリンダ3内に供給さ
れると、その分高圧作動流体室14の作動流体が増大
し、高圧ガス室17のガス圧が上昇する。この高圧ガス
室17のガス圧により、車輪から伝達された衝撃が吸収
される。
【0061】このように、ポンプ室7aの作動流体は、
ピストン4が下方に移動する伸び動作の過程で上室18
に吐出されるため、例えば車輪が路面の凹凸を通過する
際にバウンド(ピストンが圧縮方向に移動)しても、ポ
ンプ作用により低圧作動流体室13の作動流体が高圧作
動流体室14へ圧送されないため、バウンド時のピスト
ン摺動動作による抵抗力が増大しない。
【0062】従って、このようにピストン4が圧縮方向
に移動する過程ではポンプ室7aの作動流体を高圧作動
流体室14に突出しないので、路面から車輪に作用する
上方への衝撃及び、車両の荷重が車輪に作用する下方へ
の衝撃を良好に吸収することができ、乗り心地を向上さ
せることができる。
【0063】又、乗車人数又は積載物の重量が増大する
と、上端の連結部9に作用する荷重増大によりピストン
4が上方に移動して相対的にポンプピストン25が下方
に移動する。そのため、上記ポンプ動作が繰り返される
と、低圧室22の作動流体が徐々に内部シリンダ3の上
室18へ供給されるため、やがて高圧ガス室17のガス
圧が上昇して車高が上昇する。
【0064】上記ポンプ動作により高圧ガス室17のガ
ス圧が上昇すると、あるいは乗車人数又は積載物の重量
が減少すると、ピストン4は上室18と下室19との受
圧面積の差により下動する。さらに、ピストン4が下動
すると、図4に示すように、中空ピストンロッド5の上
端部28が開閉弁31に当接し、これを下方に摺動させ
る。そのため、開閉弁31は中空ポンプロッド6に沿っ
て下動して連通孔6aを開とする。
【0065】さらに、ピストン4が下動すると、連通孔
6aがピストン4より上方に位置して上室18に開口す
る。よって、上室18の作動流体は、連通孔6aを介し
て中空ポンプロッド6内の連通路23へ流入し、上室1
8の圧力が減圧される。
【0066】このように、高圧作動流体室14に供給さ
れた作動流体は、低圧作動流体室13に戻されて高圧ガ
ス室17のガス圧が低下して車高が一定となる。よっ
て、車高が一定に調整されるため、路面から車輪に作用
する上方への衝撃及び、車両の荷重が車輪に作用する下
方への衝撃を良好に吸収することができ、乗り心地を向
上させることができる。
【0067】図5乃至図7に本発明の第2実施例を示
す。
【0068】図5に示すハイドロニューマチックシリン
ダ50は、上記第1実施例よりもシリンダ径及びピスト
ン径等が大径とされており、より大きな荷重に耐えられ
るよう構成されているが、上記第1実施例と同一部分に
は同一符号を付してその説明は省略する。
【0069】各図中、連通手段としての連通機構51
は、中空ポンプロッド6の連通路23と内部シリンダ3
の作動流体室としての上室18とを連通する連通孔6a
と、一端が中空ポンプロッド6の連通路23内に挿通さ
れ、他端が低圧室22の底部に固着された連通管52
と、よりなる。この連通管52は、内部に通路52aが
形成され、下端52bが中空ピストンロッド5も凹所5
aに嵌合して中央部に位置決めされるとともに、ろう付
け等により強固に固着されている。
【0070】そのため、連通管52は、ピストン4の摺
動動作を妨げることがなく、ピストン4の摺動動作とと
もに中空ポンプロッド6の連通路23内を摺動すること
になる。又、連通管52は、下端52bの近傍に小孔5
2cが穿設されており、連通管52内の通路52aは小
孔52cを介して低圧室22と連通する。従って、低圧
室22の作動流体は、連通路23及び連通管52の通路
52a,小孔52cを介して低圧ガス室16からの圧力
に保持される。
【0071】上記連通孔6aは、ピストン4の伸び方向
への動作又は圧縮方向への動作により連通路23内を摺
動する連通管52の上端52dの摺動位置により開閉さ
れる。従って、連通管52は連通路23内で連通孔6a
を開閉する開閉弁として機能するように設けられてい
る。
【0072】上記ピストン4が圧縮方向へ動作する際
は、図6に示すように、連通機構51の、連通管52が
連通孔6aを閉としており、ポンプ室7a内の作動流体
が連通路23に流出することが防止される。即ち、連通
機構51は、図7に示すように、ピストン4が伸び方向
へ動作して下限位置に達すると、連通管52の上端52
d及びアウトレットバルブ30が連通孔6aより下方に
移動する。
【0073】尚、本実施例では、連通管52の上端52
dが中空ポンプロッド6の上端部28も設けられたアウ
トレットバルブ30とほぼ同じ高さ位置になるように、
連通管52の全長が設定されている。
【0074】上記構成とされたハイドロニューマチック
シリンダ50において、乗車人数又は積載物の重量が減
少すると、ピストン4は上室18と下室19との受圧面
積の差により下動する。このように、ピストン4が下動
すると、中空ピストンロッド5と一体的に設けられた連
通管52も連通路23内を下方に摺動する。
【0075】そのため、連通管52の上端52dは、中
空ポンプロッド6に穿設された連通孔6aよりも下方に
移動し、連通孔6aを開とする。
【0076】さらに、連通管52の上端52dがアウト
レットバルブ30とほぼ同じ高さ位置にあるため、連通
孔6aが開となって低圧側の連通路23と高圧側の上室
18とが連通する。よって、上室18の作動流体は、連
通孔6aを介して中空ポンプロッド6内の連通路23へ
流入し、上室18の圧力が減圧される。
【0077】このように、高圧作動流体室14に供給さ
れた作動流体は、低圧作動流体室13に戻されて高圧ガ
ス室17のガス圧が低下して車高が一定となる。よっ
て、車輪への荷重が減少した場合も、車高が一定に調整
されるため、路面から車輪に作用する上方への衝撃及
び、車両の荷重が車輪に作用する下方への衝撃を良好に
吸収することができ、乗り心地を向上させることができ
る。
【0078】又、本実施例では、第1実施例のように狭
いポンプ室7a内に開閉弁31及び開閉弁31を閉弁位
置に保持するバネ34が不要であるので、部品点数を削
減して組立作業性の向上を図れるとともに、ポンプ室7
aにおける抵抗が減少してポンプ効率を高めることもで
きる。
【0079】図8に本発明の第3実施例を示す。
【0080】同図中、ピストン4及び上端にピストン4
を有する中空ピストンロッド5には、ピストン4の小孔
4bに連通する吐出孔55が半径方向に穿設されてい
る。又、ピストン4の下面に設けたリーフバルブ4c
は、小孔4bの位置において、下室19から上室18へ
の流れのみを許容する構造とされている。
【0081】従って、ポンプ室7aの作動流体は、前述
したポンプ作用によりピストン4が伸び方向に摺動する
際、吐出孔55を通過して小孔4bに至り、リーフバル
ブ4dの開弁により上室18に吐出される。このとき、
下室19内の作動流体は、リーフバルブ4cが開弁され
ることにより、小孔4bを介して上室18に流入する。
【0082】即ち、ピストン4の小孔4b及びピストン
4の上面側に設けられたリーフバルブ4dは、減衰力発
生部として機能するとともに、ポンプ部7のアウトレッ
トバルブとしても機能する。
【0083】従って、本実施例では、中空ピストンロッ
ド5の上端部28には、前述した第1実施例の吐出通路
29及びアウトレットバルブ30が不要となり、その分
中空ピストンロッド5の全長を短くすることができると
ともに部品点数が削減され、組立工程の作業能率を高め
ることができる。
【0084】図9に本発明の第4実施例を示す。
【0085】同図中、ポンプ部7は、所定の車高位置に
調整されたとき、ピストン4の伸び方向への移動距離に
対する作動流体の吐出量を減少させる吐出量調整機構5
6を有する。この吐出量調整機構56は、ピストン4が
伸び方向に摺動する吐出行程でポンプ室7aと連通路2
3とを連通させ、ポンプ室7aの作動流体を低圧室22
に戻すように構成されている。
【0086】中空ポンプロッド6は、開閉弁31が摺動
する大径部57(外径Da)とバネ受け部材32が摺動
する小径部58(外径Db)とを有し、大径部57と小
径部58との段部59にバネ受け部材32が当接する
(Da>Db)。
【0087】段部59より下方の小径部58には、連通
路23に連通する小孔60が径方向に穿設されている。
この小孔60は、小径部58を摺動する開閉弁としての
バネ受け部材32により開閉される。
【0088】バネ受け部材32は、インレットバルブ2
7を閉弁方向に付勢するバネ33により上方向に押圧さ
れている。ピストン4が圧縮方向に摺動する吸込行程で
は、インレットバルブ27が上方に変位して開弁してお
り、バネ受け部材32は、段部59に押圧されている。
従って、吸込行程の場合、小孔60はバネ受け部材32
により閉弁されている。
【0089】しかし、ピストン4が伸び方向に摺動する
吐出行程では、図10に示すように、開閉弁31が中空
ピストンロッド5の上端部28に当接して下方に摺動
し、連通孔6aが上端部28の上方に位置することにな
る。その際、ポンプ室7aの容積は、ピストン4が伸び
方向に摺動するとともに縮小され、ポンプ室7aの作動
流体はアウトレットバルブ30の開弁に伴い吐出通路2
9を通過して上室18に吐出される。
【0090】このように、吐出行程では、連通孔6aが
上室18と連通路23とを連通して上室18の作動流体
を連通路23に流出させて車高調整が行われる。ところ
が、この吐出行程においては、高圧作動流体室14の作
動流体が低圧作動流体室13に戻される際、ポンプ部7
ではポンプ室7aの作動流体を上室18へ吐出させるた
め、その分中空ピストンロッド5には負荷が余計にかか
ることになる。
【0091】しかるに、本実施例では、開閉弁31が中
空ピストンロッド5の上端部28に当接して下方に摺動
すると、バネ34のバネ力の方がバネ33バネ力よりも
大となり、バネ受け部材32が下方に摺動する。そのた
め、小孔60は開となり、ポンプ室7aと連通路23と
を連通させる。
【0092】その結果、ピストン4が伸び方向に摺動す
る吐出行程では、ポンプ室7aの作動流体が小孔60を
通過して連通路23及び低圧室22に戻される。従っ
て、中空ピストンロッド5に作用する負荷が軽減され、
車輪のリバウンド動作がスムーズとなり乗り心地が改善
される。
【0093】図11に本発明の第5実施例を示す。
【0094】同図中、ポンプ部7は、所定の車高位置に
調整されたとき、ピストン4の伸び方向への移動距離に
対する作動流体の吐出量を減少させる吐出量調整機構6
1を有する。この吐出量調整機構61は、上記第4実施
例と同様にピストン4が伸び方向に摺動する吐出行程で
ポンプ室7aと連通路23とを連通させ、ポンプ室7a
の作動流体を低圧室22に戻すように構成されており、
上記第4実施例と同一部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
【0095】中空ポンプロッド6は、開閉弁31が摺動
する大径部57とバネ受け部材62が摺動する小径部5
8とを有し、大径部57と小径部58との段部59にバ
ネ受け部材62が当接する。
【0096】段部59より下方の小径部58には、連通
路23に連通する小孔60が径方向に穿設されている。
この小孔60は、小径部58を摺動する開閉弁としての
バネ受け部材62により開閉される。
【0097】バネ受け部材62は、インレットバルブ2
7を閉弁方向に保持するバネ33とは別体のコイルバネ
63により上方向に押圧され、開閉弁31を付勢するバ
ネ34により下方に押圧されている。そして、バネ33
とバネ63との間には、バネ係止部材64が介在してい
る。このバネ係止部材64は、環状に形成されており、
内周側が小径部58に設けられた溝65に嵌合してい
る。
【0098】従って、バネ63,33は、夫々溝65に
係止されたバネ係止部材64の上下面に当接し、互いに
干渉しないように設けられている。よって、インレット
バルブ27は、バネ33のバネ力のみにより付勢され、
バネ受け部材62の摺動動作に伴うバネ63のバネ力の
変動の影響を受けることはない。即ち、インレットバル
ブ27は、バネ受け部材62の摺動動作に拘わらず、安
定に開閉動作することができる。
【0099】ハイドロニューマチックシリンダ1が所定
の長さよりも長くなった状態では、図12に示すよう
に、開閉弁31が中空ピストンロッド5の上端部28に
当接して下方に摺動し、連通孔6aが上端部28の上方
に位置することになる。その際、ポンプ室7aの容積
は、ピストン4が伸び方向に摺動するとともに縮小さ
れ、ポンプ室7aの作動流体はアウトレットバルブ30
の開弁に伴い吐出通路29を通過して上室18に吐出さ
れる。
【0100】このように、吐出行程では、連通孔6aが
上室18と連通路23とを連通して上室18の作動流体
を連通路23に流出させて車高調整が行われる。そし
て、この吐出行程においては、高圧作動流体室14の作
動流体が低圧作動流体室13に戻される際、ポンプ部7
ではポンプ室7aの作動流体を上室18へ吐出させるた
め、その分中空ピストンロッド5には負荷が余計にかか
ることになる。
【0101】しかるに、本実施例では、開閉弁31が中
空ピストンロッド5の上端部28に当接して下方に摺動
すると、バネ34のバネ力の方がバネ63バネ力よりも
大となり、バネ受け部材62が下方に摺動する。そのた
め、小孔60は開となり、ポンプ室7aと連通路23と
を連通させる。
【0102】その結果、ピストン4が伸び方向に摺動す
る吐出行程では、ポンプ室7aの作動流体が小孔60を
通過して連通路23及び低圧室22に戻される。従っ
て、中空ピストンロッド5に作用する負荷が軽減され、
車輪のリバウンド動作がスムーズとなり乗り心地が改善
される。
【0103】図13に本発明の第6実施例を示す。
【0104】同図中、ポンプ部7は、所定の車高位置に
調整されたとき、ピストン4の伸び方向への移動距離に
対する作動流体の吐出量を減少させる吐出量調整機構6
7を有する。この吐出量調整機構67は、ポンプ室7a
を形成する中空ピストンロッド5の内壁に設けられた拡
径部68よりなる。
【0105】中空ピストンロッド5の内壁は、ポンプピ
ストン25がガタツキなく嵌合する嵌合部69(内径D
1 )と、ポンプピストン25より大径とされポンプピス
トン25が遊嵌する遊嵌部70(内径D2 )と、嵌合部
69と遊嵌部70との間に形成されたテーパ部71とを
有する。嵌合部69と遊嵌部70とは、夫々の内径がD
1 <D2 となる。
【0106】この拡径部68は、上記遊嵌部70とテー
パ部71とよりなる。尚、テーパ部71を省略して拡径
部68が遊嵌部70のみにより形成される構成としても
良い。
【0107】車高が所定位置に調整されたとき、ポンプ
ピストン25が遊嵌部70の下端に達するように設けら
れている。即ち、ピストン4が伸び方向に摺動してポン
プピストン25が拡径部68に至ると、ポンプピストン
25の外周と拡径部66との間に隙間72が形成され
る。そして、ポンプピストン25が相対的に上動するに
つれて上記隙間72が大となる。
【0108】そのため、インレットバルブ27の開弁動
作により低圧室22の作動流体がポンプ室7aに流入す
るとともに、ポンプピストン25が拡径部68に嵌合す
る位置に達すると、上記隙間72を通過してポンプ室7
aの作動流体が低圧室22に戻される。
【0109】このようにポンプピストン25がテーパ部
71を通過する過程で上記隙間72が徐々に変化するた
め、急激にポンプ室7aの作動流体が低圧室22に戻さ
れたり、急激にポンプ室7aから低圧室22への流出が
遮断されることがなく、油撃の発生が防止される。
【0110】車高が既に所定位置に調整された状態のピ
ストン4が伸び方向に摺動する吐出行程では、開閉弁3
1が中空ピストンロッド5の上端部28に当接して下方
に摺動し、図14に示すように、連通孔6aが上端部2
8の上方に位置することになる。その際、ポンプ室7a
の容積は、ピストン4が伸び方向に摺動するとともに縮
小され、ポンプ室7aの作動流体はアウトレットバルブ
30の開弁に伴い吐出通路29を通過して上室18に吐
出される。
【0111】このように、連通孔6aが上室18と連通
路23とを連通して上室18の作動流体を連通路23に
流出させて車高調整が行われる。そして、この吐出行程
においては、高圧作動流体室14の作動流体が低圧作動
流体室13に戻される際、ポンプ部7ではポンプ室7a
の作動流体を上室18へ吐出させるため、その分中空ピ
ストンロッド5には負荷が余計にかかることになる。
【0112】しかるに、本実施例では、前述したポンプ
ピストン25の外周と拡径部68との間の隙間72を介
してポンプ室7aと低圧室22とが連通される。
【0113】そのため、ピストン4が伸び方向に摺動す
る吐出行程では、ポンプ室7aの作動流体が上記隙間7
2を通過して低圧室22に戻される。従って、中空ピス
トンロッド5に作用する負荷が軽減され、車輪のリバウ
ンド動作がスムーズとなり乗り心地が改善される。
【0114】尚、上記実施例では、自動車を一例として
挙げたが、これ以外の車両にも適用できるのは勿論であ
る。
【0115】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1によれば、ピ
ストンの圧縮動作過程でインレットバルブが開弁して低
圧作動流体室の作動流体をポンプ室へ吸い込み、ピスト
ンの伸び動作過程でアウトレットバルブが開弁してポン
プ室の作動流体を高圧作動流体室に吐出されるため、車
輪が路面の凹凸を通過する際にバウンド(ピストンが圧
縮方向に移動)しても、アウトレットバルブが閉弁して
低圧作動流体室の作動流体が高圧作動流体室へ圧送され
ないため、バウンド時にインレットバルブが開弁してピ
ストン摺動動作による抵抗力の増大を防止できる。従っ
て、ピストンが圧縮方向に移動する過程で高圧作動流体
室の圧力がより加圧されることを防止できるので、路面
から車輪に作用する上方への衝撃及び、車両の荷重が車
輪に作用する下方への衝撃を良好に吸収することがで
き、乗り心地を向上させることができる。しかも、低圧
室が中空ピストンロッド内に形成されることによりコン
パクトな構成にできる。
【0116】又、請求項2によれば、ピストンが伸び方
向に変位して所定位置に達すると、中空ポンプロッドの
連通路とシリンダの作動流体室とを連通するため、車輪
に作用する荷重が軽減した場合も自動的に所定の車高が
維持されるように車高調整することができ、操縦安定性
を確保できるとともに、乗り心地を高めることもでき
る。
【0117】又、請求項3によれば、ピストンの伸び方
向への動作又は圧縮方向への動作により摺動部材が摺動
して中空ポンプロッドの連通路とシリンダの作動流体室
とを連通する連通孔を開閉するため、連通孔の位置によ
り所望とする車高位置を設定することができ、比較的簡
単な構成で自動的に所定の車高が維持されるように車高
調整することができる。
【0118】又、請求項4によれば、中空ポンプロッド
の連通路内に挿通された中空状の連通管が、ピストンの
伸び方向への動作又は圧縮方向への動作により連通路内
を摺動して連通孔を開閉するため、連通孔の位置により
所望とする車高位置を設定することができ、比較的簡単
な構成で自動的に所定の車高が維持されるように車高調
整することができるとともに、ポンプ室の構成を簡略化
して部品点数を削減できる。又、ポンプ室内に開閉弁を
設けるよりもポンプ室内の抵抗が減少してポンプ効率を
高めることができる。
【0119】又、請求項5によれば、ピストンの減衰力
発生部がポンプ室と連通されているため、ピストンが伸
び方向に移動する過程でポンプ室の作動流体を減衰力発
生部を介して高圧作動流体室に吐出することができ、ポ
ンプ室のアウトレットバルブを不要にでき、その分中空
ピストンロッドの全長を短くすることができるとともに
部品点数が削減され、組立工程の作業能率を高めること
ができる。
【0120】又、請求項6によれば、ピストンの伸び方
向への移動距離に対する作動流体の吐出量を減少させる
吐出量調整手段を有するため、高圧作動流体室への作動
流体の過剰供給を防止することができ、所定の車高に調
整されるとポンプ効率を低減させることにより、ポンプ
作用により乗り心地が低下することを防止できる。
【0121】又、請求項7によれば、中空ポンプロッド
の連通路とポンプ室とを連通するため、比較的簡単な構
成で上記請求項6と同様な効果が得られる。
【0122】又、請求項8によれば、ポンプ室の内部に
拡径部を設けたため、比較的簡単な構成で上記請求項6
と同様な効果が得られる。
【0123】又、請求項9によれば、作動流体中に含ま
れた異物を吸着する吸着手段を有するため、ピストンの
摺動動作等により発生した異物が各通路や摺動部分や各
バルブ部分に付着して動作不良となることを防止でき、
自動的に車高調整する際の作動流体の流れを確保して車
高調整の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるハイドロニューマチックシリンダ
の第1実施例の縦断面図である。
【図2】シリンダ本体の内部を拡大した縦断面図であ
る。
【図3】連通機構を拡大して示す縦断面図である。
【図4】ピストンの摺動動作を説明するための縦断面図
である。
【図5】本発明の第2実施例の縦断面図である。
【図6】第2実施例の要部を拡大して示す縦断面図であ
る。
【図7】第2実施例の連通機構の動作を説明するための
縦断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の要部を拡大して示す縦断
面図である。
【図9】本発明の第4実施例の縦断面図である。
【図10】第4実施例の動作を説明するための縦断面図
である。
【図11】本発明の第5実施例の縦断面図である。
【図12】第5実施例の動作を説明するための縦断面図
である。
【図13】本発明の第6実施例の縦断面図である。
【図14】第6実施例の動作を説明するための縦断面図
である。
【符号の説明】
1,50 ハイドロニューマチックシリンダ 2 シリンダ本体 3 内部シリンダ 4 ピストン 5 中空ピストンロッド 6 中空ポンプロッド 7 ポンプ部 8 連通機構 12 インナチューブ 13 低圧作動流体室 14 高圧作動流体室 15 ダイヤフラム 16 低圧ガス室 17 高圧ガス室 18 上室 19 下室 22 低圧室 23 連通路 25 ポンプピストン 27 インレットバルブ 30 アウトレットバルブ 31 開閉弁 41,42 永久磁石 51 連通機構 52 連通管 55 吐出孔 56 吐出量調整機構 57 大径部 58 小径部 59 段部 61 吐出量調整機構 64 バネ係止部材 67 吐出量調整機構 68 拡径部 69 嵌合部 70 遊嵌部 71 テーパ部 72 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 公敏 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 林 兼司 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 古川 保 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 寺田 裕之 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内 (72)発明者 小林 秀行 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作動流体が充填された作動流体室を有す
    るシリンダと、 該作動流体室と連通する高圧作動流体室と、 前記シリンダ内の作動流体室に摺動自在に設けられたピ
    ストンと、 該ピストンが一端に設けられ、内部に作動流体が充填さ
    れた低圧室を有する中空ピストンロッドと、 該低圧室と連通する低圧作動流体室と、 一端が前記中空ピストンロッド内に挿入され、他端が前
    記シリンダに固定され、内部に前記低圧室と前記低圧作
    動流体室とを連通する連通路を有する中空ポンプロッド
    と、 該中空ポンプロッドの他端と前記中空ピストンロッドの
    低圧室との間に形成されたポンプ室と、 前記ピストンが圧縮方向に移動する過程で前記低圧作動
    流体室内の作動流体を前記中空ポンプロッドの連通路及
    び前記中空ピストンロッドの低圧室を介して前記ポンプ
    室に吸い込むように開弁するインレットバルブと、 前記ピストンが伸び方向に移動する過程で前記ポンプ室
    に吸い込まれた作動流体を前記高圧作動流体室に吐出さ
    せるように開弁するアウトレットバルブと、 よりなることを特徴とするハイドロニューマチックシリ
    ンダ。
  2. 【請求項2】 作動流体が充填された作動流体室を有す
    るシリンダと、 該作動流体室と連通する高圧作動流体室と、 前記シリンダ内の作動流体室に摺動自在に設けられたピ
    ストンと、 該ピストンが一端に設けられ、内部に作動流体が充填さ
    れた低圧室を有する中空ピストンロッドと、 該低圧室と連通する低圧作動流体室と、 一端が前記中空ピストンロッド内に挿入され、他端が前
    記シリンダに固定され、内部に前記低圧室と前記低圧作
    動流体室とを連通する連通路を有する中空ポンプロッド
    と、 該中空ポンプロッドの他端と前記中空ピストンロッドの
    低圧室との間に形成されたポンプ室を有し、前記ピスト
    ンが圧縮方向に移動する過程で前記低圧作動流体室内の
    作動流体を前記中空ポンプロッドの連通路及び前記中空
    ピストンロッドの低圧室を介して前記ポンプ室に吸い込
    み、前記ピストンが伸び方向に移動する過程で前記ポン
    プ室に吸い込まれた作動流体を前記高圧作動流体室に圧
    送するポンプ手段と、 前記ピストンが伸び方向に変位して所定位置に達する
    と、前記中空ポンプロッドの連通路と前記シリンダの作
    動流体室とを連通する連通手段と、 よりなることを特徴とするハイドロニューマチックシリ
    ンダ。
  3. 【請求項3】 前記連通手段は、前記中空ポンプロッド
    の連通路を介して前記低圧室と前記シリンダの作動流体
    室とを連通する連通孔と、 前記ピストンの伸び方向への動作又は圧縮方向への動作
    により前記中空ポンプロッドに沿って摺動して前記連通
    孔を開閉する摺動部材と、 よりなることを特徴とする請求項2のハイドロニューマ
    チックシリンダ。
  4. 【請求項4】 前記連通手段は、前記中空ポンプロッド
    の連通路と前記シリンダの作動流体室とを連通する連通
    孔と、 一端が前記中空ポンプロッドの連通路内に挿通され、前
    記ピストンの伸び方向への動作又は圧縮方向への動作に
    より前記連通路内を摺動して前記連通孔を開閉し、他端
    が前記中空ピストンロッドの低圧室に連通するよう延在
    する中空状の連通管と、 よりなることを特徴とする請求項2のハイドロニューマ
    チックシリンダ。
  5. 【請求項5】 前記ピストンは減衰力発生部を備えてお
    り、前記ポンプ室と連通され、前記ピストンが伸び方向
    に移動する過程で前記ポンプ室に吸い込まれた作動流体
    を前記高圧作動流体室に吐出することを特徴とする請求
    項1のハイドロニューマチックシリンダ。
  6. 【請求項6】 前記ポンプ手段は、前記連通手段が前記
    中空ポンプロッドの連通路と前記シリンダの作動流体室
    とを連通する車高位置近傍に前記ピストンが変位したと
    き、前記ピストンの伸び方向への移動距離に対する作動
    流体の吐出量を減少させる吐出量調整手段を有すること
    を特徴とする請求項2のハイドロニューマチックシリン
    ダ。
  7. 【請求項7】 前記吐出量調整手段は、前記中空ポンプ
    ロッドの連通路と前記ポンプ室とを連通することを特徴
    とする請求項6のハイドロニューマチックシリンダ。
  8. 【請求項8】 前記吐出量調整手段は、ポンプ室の内部
    に中空ポンプロッドの他端に設けられたポンプピストン
    よりも大径な拡径部よりなることを特徴とする請求項6
    のハイドロニューマチックシリンダ。
  9. 【請求項9】 前記シリンダの内部又は前記中空ピスト
    ンロッドの内部の少なくともいずれか一方に、作動流体
    中に含まれた異物を吸着する吸着手段を設けてなること
    を特徴とする請求項1又は2のハイドロニューマチック
    シリンダ。
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