JPH07232203A - スリット圧延におけるロール冷却装置 - Google Patents

スリット圧延におけるロール冷却装置

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JPH07232203A
JPH07232203A JP2853994A JP2853994A JPH07232203A JP H07232203 A JPH07232203 A JP H07232203A JP 2853994 A JP2853994 A JP 2853994A JP 2853994 A JP2853994 A JP 2853994A JP H07232203 A JPH07232203 A JP H07232203A
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slit
rolling
roll
rolls
cooling water
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JP2853994A
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Ichirou Ebashiro
一郎 江馬城
Mutsumi Yasutake
睦実 安竹
Katsu Kitagaki
克 北垣
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Mitsubishi Materials Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B27/00Rolls, roll alloys or roll fabrication; Lubricating, cooling or heating rolls while in use
    • B21B27/06Lubricating, cooling or heating rolls
    • B21B27/10Lubricating, cooling or heating rolls externally
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B1/00Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations
    • B21B1/08Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel
    • B21B1/0815Metal-rolling methods or mills for making semi-finished products of solid or profiled cross-section; Sequence of operations in milling trains; Layout of rolling-mill plant, e.g. grouping of stands; Succession of passes or of sectional pass alternations for rolling structural sections, i.e. work of special cross-section, e.g. angle steel from flat-rolled products, e.g. by longitudinal shearing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Metal Rolling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 外周面に断面山型のスリット山部14を備え
たロール11,12によって、被圧延材Sをその圧延方
向に沿って分断するスリット圧延において、ロール1
1,12の出口近傍には、スリット山部14に対向する
ようにノズル18,19が配設され、このノズル18,
19からは冷却水がスリット山部14に向けて噴出可能
とされている。ここで、ノズル18,19から噴出され
る冷却水の圧力は、10kg/cm2〜70kg/cm2に設定され
ている。 【効果】 圧延速度の相違等から高い熱負荷を受けて摩
耗が促進され易いスリット山部14を集中的かつ効率的
に冷却して、このスリット山部14における耐摩耗性の
著しい向上を図ることができ、スリット圧延におけるロ
ール11,12の寿命の大幅な延長および寿命の安定化
をなすことが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一の被圧延材をスリッ
ト圧延用ロールによってその圧延方向に二つの圧延材に
分断するスリット圧延におけるロール冷却装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】一の被圧延材(ビレット材)から、例え
ば異形棒鋼材などの最終ワークを圧延によって2つ成形
する場合には、スリット圧延が用いられる。このスリッ
ト圧延は、図4に示すように多段階の圧延工程(a)〜
(e)を経て行なわれるものであって、まず角柱状の被
圧延材の各側面の中央部に圧延方向に沿って凹溝を形成
し(a)、次いで外周面を周回する一対の凹溝部とこれ
らの凹溝部の間に形成される断面山型のスリット山部と
を備えたスリット圧延用ロールを用い、上記被圧延材の
互いに反対側の側面に位置する一対の凹溝を上記スリッ
ト山部により押しつぶすようにして、被圧延材の断面形
状が中央部のくびれたピーナッツ形を呈するように圧延
する(b)。
【0003】次に、このくびれた部分の厚さがさらに薄
くなるように、上記ロールよりも鋭いスリット山部を有
するスリット圧延用ロールを用いて、被圧延材をその断
面形状がメガネ形を呈するように圧延して、このくびれ
た部分から2つに分断する(c)。そして、このように
分断された各ワークはその断面が略楕円形となるように
圧延され(d)、しかる後仕上げ工程を経て異形棒鋼等
の最終ワークに成形される(e)。なお、図4(a)〜
(d)においては、被圧延材を圧延加工する一対のロー
ルの凹溝部同士によって形成される形状が示されてい
る。このようなスリット圧延によれば、ロールスタンド
等に手を加えることなく、1本のビレット材から2本の
最終ワークへの成形を行なうことができ、生産性の向上
を図ることができるという利点が得られる。
【0004】一方、この種の圧延ロールにおいては、特
に熱間圧延におけるロール寿命の延長を図るため、圧延
によるロール表面の温度の上昇を防止する冷却装置が付
設されている。図5(a)〜(c)は、それぞれ通常の
熱間圧延ロールにおける従来の冷却装置の例を示すもの
である。これらの例のうち、図5(a)に示す例では、
被圧延材Sを圧延する上下一対の圧延ロール1,2を上
下方向に挟む位置に、先端から冷却水が噴出される冷却
ホース3,3を設けるとともに、これら圧延ロール1,
2の間の被圧延材Sが送り出される出口の近傍に、他の
冷却ホース4,4が設けられており、これらのホース
3,4から噴出される冷却水によって圧延ロール1,2
が冷却されるようになされている。
【0005】また、図5(b)に示す例では、圧延ロー
ル1,2を上下に挟む位置に噴出部5,5が設けられて
おり、各噴出部5,5の円弧板状をなす取付板6の内側
に設けられた複数のノズル7…から冷却水を噴出するこ
とにより、圧延ロール1,2が全体的に均一に冷却され
るようになされている。さらに図5(c)の例では、上
記ホース4,4が圧延ロール1,2の出口近傍に設けら
れるとともに、上記噴出部5,5もこの出口側に設けら
れており、被圧延材Sに接触して高温となった出口側に
おける圧延ロール1,2の表面を効率的に冷却できるよ
うに図られている。なお、このような冷却装置では、ホ
ース3,4および噴射部5のノズル7から噴出される冷
却水の水圧は従来1〜5kg/cm2程度とされていたが、こ
れよりも高い水圧で冷却水を噴出させて一層効率的な冷
却を図ろうという提案も近年なされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したス
リット圧延においては、その特殊な圧延形態のため、こ
のような一般的な圧延ロールの冷却装置によっては必ず
しも十分な冷却効果を得ることができないという問題が
あった。特に、図4(b)や(c)に示した工程におい
ては、圧延ロールの外周面に形成された凹溝部の底部近
傍とスリット山部の頂部との間で、当該圧延ロールの回
転中心からの距離が異なるため、その周速、すなわち圧
延速度が凹溝部よりもスリット山部の方が大きくなる。
そして、これによりスリット山部と被圧延材との間に滑
りが発生して該スリット山部における熱負荷が高くなっ
てしまい、これに滑りによる擦り摩耗が加わって、他の
部分に比べてスリット山部の摩耗の進行が著しく促進さ
れてしまう。また、図4(b)、(c)の工程では、ス
リット山部は断面ピーナッツ形やメガネ形の被圧延材の
くびれた部分に挟み込まれることとなり、スリット山部
に集中した熱負荷が発散され難くなるため、熱負荷によ
る摩耗が一層促進される結果となる。
【0007】従って、ロール寿命はこのスリット山部の
摩耗に依存するところが大きくなってしまい、このよう
な摩耗からスリット山部に欠損が生じたり、あるいはス
リット山部が偏摩耗したりして、ロール寿命が大幅に短
縮されるおそれがあった。また、圧延加工時に被圧延材
がロールの間に挿入される際には、被圧延材はスリット
山部から当り初めるため、スリット山部に大きな衝撃が
作用することは避けられず、この衝撃と上記の摩耗とに
よってスリット山部が欠損して、その時点でロール寿命
が尽きてしまうおそれもあった。そして、このような問
題は、被圧延材を分断するためにスリット山部の頂角が
鋭く形成されている図4(c)の工程のロールにおい
て、特に顕著となる。本発明は、このような背景の下に
なされたもので、スリット圧延において圧延ロールを効
率的に冷却してその寿命の延長を図ることが可能な冷却
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、外周面を周回する一対の凹溝部とこれら
の凹溝部の間に形成される断面山型のスリット山部とを
備えたスリット圧延用ロールによって、被圧延材をその
圧延方向に沿って分断するスリット圧延におけるロール
冷却装置であって、少なくとも上記ロールの出口近傍に
上記スリット山部に対向するようにノズルを配設し、こ
のノズルから上記スリット山部に冷却水を噴出可能とし
たことを特徴とする。
【0009】
【作用】このような構成のロール冷却装置によれば、ス
リット圧延用ロールの出口近傍にノズルがスリット山部
に対向するように設けられており、このノズルからスリ
ット山部に冷却水を噴出することにより、スリット山部
を集中的に冷却することが可能となって、圧延速度の相
違等から高い熱負荷が作用するスリット山部において特
に冷却効果を高めることができる。従って、このスリッ
ト山部の耐摩耗性を向上させて局部的に摩耗が促進され
るのを防ぐことが可能となり、ロール全体の摩耗の進行
の均一化を図ることができるので、かかるスリット山部
の摩耗の如何によってロール全体の寿命が大幅に短縮さ
れるような事態を防ぐことが可能となる。
【0010】
【実施例】図1および図2は、本発明の一実施例を示す
ものである。これらの図において符号11,12で示す
のは、上下方向に並設された一対のスリット圧延用ロー
ルであって、上述した図4(c)の工程に対応するもの
である。これらのロール11,12は、例えば超硬合金
等の硬質材料を主成分として成形されたものであって、
各ロール11,12の外周面には周方向にそれぞれの回
転軸O11,O12回りに周回するように、断面略半円状の
一対の凹溝部13,13が形成されており、これらの凹
溝部13,13の間には、断面山形を呈するスリット山
部14が形成されることとなる。なお、図2に示すよう
にこのスリット山部14の頂部がなす頂角θは、本実施
例では50°に設定されている。
【0011】一方、両ロール11,12の出口側、すな
わち両ロール11,12の間の被圧延材Sが送り出され
る側(図1において右側)から、僅かに両ロール11,
12の回転方向側に離れた位置には、ロール11,12
の外周面に均一に冷却水を吹き付ける噴射部15,15
が設けられている。これらの噴射部15,15は、上記
回転軸O11,O12方向に亙ってロール11,12と略同
じ長さをなしており、ロール11,12の外周面に沿っ
て湾曲する円弧板状の取付部16の内周面に、多数のノ
ズル17…がロール11,12の周方向および軸方向に
所定間隔で取り付けられた構成となっている。これらの
ノズル17…には図示しない供給源から冷却水が供給可
能とされており、供給された冷却水は各ノズル17…か
らロール11,12の外周面に噴出されるようになされ
ている。ただし、このノズル17…から噴出される冷却
水の圧力は、従来と同様に1〜5kg/cm2程度に設定され
ている。
【0012】さらに、両ロール11,12の出口に臨む
位置には、上側のロール11および下側のロール12に
向けて、それぞれノズル18,19が配設されている。
そして、これらのノズル18,19は各ロール11,1
2の外周面に形成された上記スリット山部14に対向す
るようにその位置が設定されるとともに、各ノズル1
8,19には上記ノズル17…と同様に図示しない供給
源から冷却水が供給可能とされており、この冷却水が所
定の圧力で噴出されて各ロール11,12のスリット山
部14に吹きかけられるようになされている。なお、図
中に符号20で示すのは、両ロール11,12の出口か
らノズル18,19の間に設けられ、被圧延材Sの圧延
方向に延びてスリット圧延された被圧延材Sを案内する
案内部材である。
【0013】ここで、これらのノズル18,19から噴
出される冷却水の圧力は、ノズル18,19の一つにつ
いて10kg/cm2〜70kg/cm2の比較的高圧の範囲内とな
るように設定されており、本実施例では略50kg/cm2
度に設定されている。また、上記ノズル18,19は、
図1に示すように上記回転軸O11,O12に平行な方向か
らみて、各案内部材20,20の上下からロール11,
12の出口に向け、被圧延材Sの圧延方向に対して斜交
する方向に配置されている。さらに、上記ノズル18,
19は、本実施例ではそれぞれ各ロール11,12につ
いて一対ずつのノズル18,18およびノズル19,1
9から構成されている。そして、これら一対のノズル1
8,18およびノズル19,19は、図2に示すように
平面視においてそれぞれ各ロール11,12のスリット
山部14を挟んで互いに反対側に、スリット山部14の
中心線に対して対称に斜交する方向に配置されている。
【0014】このような構成の冷却装置を用いてロール
11,12を冷却しつつ、該ロール11,12によって
被圧延材Sをスリット圧延する場合には、各供給源から
冷却水を噴射部15,15のノズル17…およびノズル
18,19に供給し、ノズル17…から比較的低圧でロ
ール11,12の外周面全体に冷却水を吹きかけるとと
もに、ノズル18,19から各ロール11,12のスリ
ット山部14に向けて比較的高圧で集中的に冷却水を噴
出して吹きかける。すると、噴射部15,15からの冷
却水によってロール11,12が全体的に均一に冷却さ
れる一方、圧延速度の相違等から高い熱負荷が作用する
スリット山部14においては、ノズル18,19から集
中的に噴出される冷却水によって効果的に冷却が行なわ
れる。そしてこれにより、高い熱負荷によって摩耗し易
いスリット山部14の耐摩耗性を大幅に向上させること
が可能となり、かかる部分において局部的に摩耗が促進
されるのを防止することができる。このため本実施例の
冷却装置によれば、スリット山部14の摩耗の進行によ
ってロール11,12の寿命が著しく短縮されてしまう
ような事態を防ぐことができ、ロール寿命の安定化およ
び延長を図ることが可能となる。
【0015】また本実施例では、ノズル18,19から
このスリット山部14に噴出される冷却水の圧力が10
kg/cm2〜70kg/cm2の範囲内の高い圧力に設定されてお
り、このため該ノズル18,19から噴出された冷却水
はロール11,12の出口側から被圧延材Sとの接触部
Aに入り込み、ロール11,12の該接触部Aを速やか
に冷却する。このため、本実施例によれば、スリット山
部14の耐摩耗性をさらに向上させることが可能とな
り、これによってロール11,12の寿命の一層の延長
をなすことができる。さらに、このように高圧で冷却水
を噴出することにより、例えばノズル17,18の位置
が多少ロール11,12の出口側から離間していたとし
ても、冷却水を短時間で接触部Aに到達せしめて効果的
な冷却を行なうことができるという利点も得られる。
【0016】なお、本実施例ではこのようにノズル1
8,19から噴出される冷却水の圧力を10kg/cm2〜7
0kg/cm2の範囲内に設定したが、これは冷却水の噴出圧
力が10kg/cm2を下回ると冷却水がロール11,12と
被圧延材Sとの接触部Aに入り込み難くなって冷却効果
の向上が期待できなくなるためであり、またその一方で
圧力を70kg/cm2を上回るように設定しても、冷却水が
ロール11,12の表面に衝突して跳ね返る現象が生じ
て接触部Aへの冷却水の入り込み量が飽和してしまい、
それ以上の冷却効果の向上が認められなくなってしまう
からである。また、本実施例ではスリット山部14の頂
部の断面がなす頂角θが50°に設定されているのに対
し、冷却水の噴出圧力を50kg/cm2に設定したが、この
頂角θが小さくなるほどスリット山部14の肉厚も小さ
くなり、これに伴って熱負荷による摩耗の進行や欠損が
発生する危険性も大きくなる。従って、上記範囲内にお
いては、頂角θが小さくなるほどより高い圧力で冷却水
を噴出するように設定するのが望ましい。
【0017】さらに、本実施例では1つのロール11,
12に対してそれぞれ一対のノズル18,18およびノ
ズル19,19が設けられており、しかも各ノズル1
8,18および19,19は、それぞれロール11,1
2のスリット山部14を挟んで互いに反対側に位置する
ように配置されている。このため、本実施例によればよ
り効率的かつ満遍無くスリット山部14の冷却を行なう
ことができ、上記効果と相俟ってスリット山部14の摩
耗を一層確実に抑えることが可能となる。そしてこれに
より、ロール11,12の寿命の更なる延長を図ること
が可能となる。また、各ノズル18,18または19,
19から噴出された冷却水は、ロール11または12の
一対の凹溝部13,13を通って上記接触部Aに到達す
るため、該接触部Aの冷却をより確実に行えるという利
点も得られる。
【0018】ただし、このような構成を採ることによ
り、冷却水の供給経路の分岐やより高圧で冷却水を供給
するための供給源の確保など、冷却装置の構造が複雑化
することは避けられない。そこで、一定の冷却効果を維
持した上で装置構造の複雑化を防ぐためには、例えば図
3に示すように各ロール11,12につきそれぞれ一つ
のノズル18,19を配置して冷却水を噴出するように
してもよい。ここで、図3におけるノズル18(19)
は、平面視においてロール11(12)のスリット山部
14の中心線上に位置するように配置されており、スリ
ット山部14の頂部を中心にスリット山部14の略全体
に冷却水がゆきわたるように図られている。しかして、
このような構成としても、スリット山部14の摩耗の促
進を抑えることが可能であり、かつその一方で冷却装置
の構造が複雑化するのを避けることができる。
【0019】なお、本実施例では本発明の冷却装置を、
上述したスリット圧延における工程のうち図4(c)に
示される工程に用いた場合について説明したが、同様に
ロールにスリット山部を有する図4(b)に示した工程
に適用することも可能である。また、本発明は上述した
形状のロール11,12の他にも、スリット山部を有す
るスリット圧延用のロールであれば種々の形状のものに
適用して上述の効果を得ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ールの出口近傍に設けられたノズルからスリット山部に
向けて冷却水を噴出することにより、圧延速度の違い等
から高い熱負荷を受けて摩耗が促進され易いスリット山
部を集中的かつ効率的に冷却して、このスリット山部に
おける耐摩耗性の著しい向上を図ることができる。そし
てこれにより、かかるスリット山部の摩耗によってロー
ル寿命が短縮されるような事態を防ぐことができるの
で、スリット圧延におけるロールの寿命の大幅な延長お
よび寿命の安定化をなすことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1に示す実施例のXX方向視の平面図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例を示す、図1におけるXX
方向視の平面図に相当する平面図である。
【図4】スリット圧延工程を示すロールの模式図であ
る。
【図5】従来の圧延ロールの冷却装置を示す図である。
【符号の説明】
11,12 ロール 13 凹溝部 14 スリット山部 15 噴射部 18,19 ノズル S 被圧延材 A ロール11,12と被圧延材Sとの接触部 O11,O12 ロール11,12の回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北垣 克 岐阜県安八郡神戸町大字横井字中新田1528 番地 三菱マテリアル株式会社岐阜製作所 内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面を周回する一対の凹溝部とこれら
    の凹溝部の間に形成される断面山型のスリット山部とを
    備えたスリット圧延用ロールによって、被圧延材をその
    圧延方向に沿って分断するスリット圧延におけるロール
    冷却装置であって、少なくとも上記ロールの出口近傍に
    は上記スリット山部に対向するようにノズルが配設さ
    れ、このノズルからは冷却水が上記スリット山部に向け
    て噴出可能とされていることを特徴とするスリット圧延
    におけるロール冷却装置。
  2. 【請求項2】 上記ノズルから噴出される冷却水の圧力
    が、10kg/cm2〜70kg/cm2に設定されていることを特
    徴とする請求項1記載のスリット圧延におけるロール冷
    却装置。
  3. 【請求項3】 上記ロールの出口近傍には、一対の上記
    ノズルが互いに上記スリット山部の反対側に配置されて
    いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    スリット圧延におけるロール冷却装置。
  4. 【請求項4】 上記ロールの出口近傍には、一の上記ノ
    ズルが上記スリット山部の頂部に向けて配置されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスリ
    ット圧延におけるロール冷却装置。
JP2853994A 1994-02-25 1994-02-25 スリット圧延におけるロール冷却装置 Withdrawn JPH07232203A (ja)

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JP (1) JPH07232203A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1147828A1 (en) * 2000-04-20 2001-10-24 Danieli & C. Officine Meccaniche SpA Cooling device for rolling rings and relative method
JP2010158690A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Jfe Bars & Shapes Corp 圧延ロールの冷却装置

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EP1147828A1 (en) * 2000-04-20 2001-10-24 Danieli & C. Officine Meccaniche SpA Cooling device for rolling rings and relative method
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