JPH0723217A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH0723217A JPH0723217A JP5143680A JP14368093A JPH0723217A JP H0723217 A JPH0723217 A JP H0723217A JP 5143680 A JP5143680 A JP 5143680A JP 14368093 A JP14368093 A JP 14368093A JP H0723217 A JPH0723217 A JP H0723217A
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- Japan
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- securities
- unit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 新しく登録しようとする紙弊や有価証券等を
読み取ってメモリに記憶し、簡単に更新登録を行う。 【構成】 紙弊や有価証券等を新しく登録する機能を持
つ複写機として、複写機の操作パネル部等で更新登録機
能を有し、更新登録する場合には、その紙弊や有価証券
等の原稿5を複写機のスキャナ部1(読み取り部)のテ
ーブルガラス4上に載せ、読取装置6を走査し、紙弊や
有価証券等の原稿をCCD部7で読み取り、その紙弊又
は有価証券等のある特徴部分を認識し、内部メモリ内に
記憶させる。内部メモリは何種類かの紙弊や有価証券を
記憶することが出来、また、その都度必要に応じて概登
録分を消去することも出来る。
読み取ってメモリに記憶し、簡単に更新登録を行う。 【構成】 紙弊や有価証券等を新しく登録する機能を持
つ複写機として、複写機の操作パネル部等で更新登録機
能を有し、更新登録する場合には、その紙弊や有価証券
等の原稿5を複写機のスキャナ部1(読み取り部)のテ
ーブルガラス4上に載せ、読取装置6を走査し、紙弊や
有価証券等の原稿をCCD部7で読み取り、その紙弊又
は有価証券等のある特徴部分を認識し、内部メモリ内に
記憶させる。内部メモリは何種類かの紙弊や有価証券を
記憶することが出来、また、その都度必要に応じて概登
録分を消去することも出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理装置に関し、
より詳細には、紙幣偽造防止機能付ディジタルカラー複
写機において、紙幣のデザイン変更や新紙幣の複写機へ
の登録をスキャナにより紙幣のある特徴的部分を認識す
ることで順次行えるようにし、原稿の内容に応じて画像
処理プロセスを制御することのできる画像処理装置に関
する。
より詳細には、紙幣偽造防止機能付ディジタルカラー複
写機において、紙幣のデザイン変更や新紙幣の複写機へ
の登録をスキャナにより紙幣のある特徴的部分を認識す
ることで順次行えるようにし、原稿の内容に応じて画像
処理プロセスを制御することのできる画像処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の画像処理装置において、紙幣をコ
ピーした時に、紙幣であるかどうか判断するために用い
る学習機能と画像メモリを備えた辞書回路を有している
が、全てのあらゆる紙幣をメモリすることは、膨大なメ
モリが必要になり、判断するにも処理時間がかかり、又
コストもかかるため、あまり有用ではない。したがって
ある特定の紙幣のみを選別してメモリしてあるものであ
る。
ピーした時に、紙幣であるかどうか判断するために用い
る学習機能と画像メモリを備えた辞書回路を有している
が、全てのあらゆる紙幣をメモリすることは、膨大なメ
モリが必要になり、判断するにも処理時間がかかり、又
コストもかかるため、あまり有用ではない。したがって
ある特定の紙幣のみを選別してメモリしてあるものであ
る。
【0003】本発明に係る従来技術を記載した公報文献
としては、例えば、特開平4−227365号公報に
「複写装置」が提案されている。この公報のものは、原
稿の内容に応じて、画像処理プロセスを制御するもの
で、入力画像と特定画像との同性を判定する判定手段
と、前記入力画像の画像再生を行なうプロセス手段と、
前記判定手段からの出力に基づいて、前記プロセス手段
により画像再生を制御する制御手段とを有し、紙幣等の
偽造を防止するものである。
としては、例えば、特開平4−227365号公報に
「複写装置」が提案されている。この公報のものは、原
稿の内容に応じて、画像処理プロセスを制御するもの
で、入力画像と特定画像との同性を判定する判定手段
と、前記入力画像の画像再生を行なうプロセス手段と、
前記判定手段からの出力に基づいて、前記プロセス手段
により画像再生を制御する制御手段とを有し、紙幣等の
偽造を防止するものである。
【0004】また、カラー複写機が向上するにしたがっ
て、これを使った紙幣偽造が使われることが予想され
る。このような犯罪行為を起こさせないために、カラー
複写機に紙幣鑑別装置を内蔵させ、紙幣を複写原稿とし
て置かれてもそれを直に検出して複写を中断するか、紙
幣とは別のパターンを出力しようとするものがある。
て、これを使った紙幣偽造が使われることが予想され
る。このような犯罪行為を起こさせないために、カラー
複写機に紙幣鑑別装置を内蔵させ、紙幣を複写原稿とし
て置かれてもそれを直に検出して複写を中断するか、紙
幣とは別のパターンを出力しようとするものがある。
【0005】次に、図13〜図15に基づいて、従来の
中間調画像処理について説明する。従来の中間調画像処
理においては、量子化された値をそのままの状態で印字
していた。すなわち、ディジタル情報として入力された
画像データを、例えば、0〜255の階調で1画素が読
み込まれる。このままの状態では、1画素0〜255の
いずれかで表現されるために8bitの情報が必要であ
り、これを画像全体で記憶しようとすると膨大なメモリ
が必要となる。また、このままの状態では、1画素を0
〜255の階調で印字できる装置がないと読み取った画
像を印字できない。そこで、1画素のデータ量を減ら
し、印字の際の1画素の階調を少なくすることで、少な
いメモリ量と階調性がそれほど高くない印字装置でも表
現できるようにしたものである。
中間調画像処理について説明する。従来の中間調画像処
理においては、量子化された値をそのままの状態で印字
していた。すなわち、ディジタル情報として入力された
画像データを、例えば、0〜255の階調で1画素が読
み込まれる。このままの状態では、1画素0〜255の
いずれかで表現されるために8bitの情報が必要であ
り、これを画像全体で記憶しようとすると膨大なメモリ
が必要となる。また、このままの状態では、1画素を0
〜255の階調で印字できる装置がないと読み取った画
像を印字できない。そこで、1画素のデータ量を減ら
し、印字の際の1画素の階調を少なくすることで、少な
いメモリ量と階調性がそれほど高くない印字装置でも表
現できるようにしたものである。
【0006】処理手順として、画像入力時における画素
の階調は、0〜255のレベルで読み込まれる。図13
に示すように、まず、読み取られたデータに対して、0
〜255を量子化する。つまり、0〜255を図13の
W,X,Y,Zのポイントで量子化する。この量子化
は、ある固定のしきい値t1,t2,t3を設定するこ
とで、以下のように判定を行って量子化を行う。入力デ
ータをfとする。 255≧f>t1の時 W t1≧f>t2の時 X t2≧f>t3の時 Y t3≧f≧ 0の時 Z 次に、量子化を行っただけでは、小領域における原デー
タとの濃度保存ができていないために画質のなめらかさ
がなくなる。これをなくすために、図14に示すよう
に、量子化の際に発生する原データとの差を誤差分とし
て、これを処理注目画素の周りの画素濃度に影響を与え
るような処理を行うことで小領域での濃度保存を行う。
の階調は、0〜255のレベルで読み込まれる。図13
に示すように、まず、読み取られたデータに対して、0
〜255を量子化する。つまり、0〜255を図13の
W,X,Y,Zのポイントで量子化する。この量子化
は、ある固定のしきい値t1,t2,t3を設定するこ
とで、以下のように判定を行って量子化を行う。入力デ
ータをfとする。 255≧f>t1の時 W t1≧f>t2の時 X t2≧f>t3の時 Y t3≧f≧ 0の時 Z 次に、量子化を行っただけでは、小領域における原デー
タとの濃度保存ができていないために画質のなめらかさ
がなくなる。これをなくすために、図14に示すよう
に、量子化の際に発生する原データとの差を誤差分とし
て、これを処理注目画素の周りの画素濃度に影響を与え
るような処理を行うことで小領域での濃度保存を行う。
【0007】図15は、従来の中間調画像処理を説明す
るためのフローチャートである。まず、図14に示して
あるように、注目ラインiの一つ後のラインi+1のラ
イン方向に並んだ注目画素の左下、真下、右下の各画素
及び注目ラインi上の右側の画素の各々に、誤差εをあ
る配分比率で配分する(step1)。次に、画像データを
すべて処理したかどうかを判断し(step2)、すべて処
理してあれば終了し、すべて処理してなければ、i=i
+1とし(step3)、前記step1に戻り、処理を繰り返
す。
るためのフローチャートである。まず、図14に示して
あるように、注目ラインiの一つ後のラインi+1のラ
イン方向に並んだ注目画素の左下、真下、右下の各画素
及び注目ラインi上の右側の画素の各々に、誤差εをあ
る配分比率で配分する(step1)。次に、画像データを
すべて処理したかどうかを判断し(step2)、すべて処
理してあれば終了し、すべて処理してなければ、i=i
+1とし(step3)、前記step1に戻り、処理を繰り返
す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
画像処理装置においては、紙幣のデザイン等が新しく変
わった時や、今まで登録していなかった紙幣を途中で登
録する有用性が出て来た場合に、今まではその都度、紙
幣の判断部の辞書回路を入れ換える必要があり、交換作
業がしにくい面があった。
画像処理装置においては、紙幣のデザイン等が新しく変
わった時や、今まで登録していなかった紙幣を途中で登
録する有用性が出て来た場合に、今まではその都度、紙
幣の判断部の辞書回路を入れ換える必要があり、交換作
業がしにくい面があった。
【0009】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、新しく登録しようとする紙幣や有価証券等を
複写機のスキャナ(読み取り部)で読み取り、メモリ回
路内にメモリすることにより、登録したい紙幣や有価証
券等を簡単に更新登録することができるようにした画像
処理装置を提供することを目的としている。
たもので、新しく登録しようとする紙幣や有価証券等を
複写機のスキャナ(読み取り部)で読み取り、メモリ回
路内にメモリすることにより、登録したい紙幣や有価証
券等を簡単に更新登録することができるようにした画像
処理装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、(1)紙幣や有価証券等の特定パターン
を読み取る読取手段と、該読取手段により読み取られた
前記特定パターンの特徴部分を認識する認識手段と、該
認識手段による認識された特徴部分を記憶する記憶手段
と、前記特定パターンを新しく登録する更新登録手段と
から成り、前記紙幣や有価証券等のデザインの変更ある
いは新しい紙幣や有価証券等に対し、既に登録されてい
る前記特定パターンの特徴部分を更新あるいは新しい特
定パターンの特徴的部分を登録するようにしたこと、更
には、(2)暗証コードあるいは操作者コードを入力す
る入力手段を有すること、更には、(3)新しい紙幣や
有価証券等の特定パターンの登録に際して基本データは
登録変更不可とし、その他のデータについてのみ登録変
更を可能とすること、更には、(4)前記(3)におい
て、前記基本データの登録以降の追加データのみ登録の
変更を可能とすること、更には、(5)過去の紙幣や有
価証券等の複写による認識結果を記憶することを特徴と
したものである。
成するために、(1)紙幣や有価証券等の特定パターン
を読み取る読取手段と、該読取手段により読み取られた
前記特定パターンの特徴部分を認識する認識手段と、該
認識手段による認識された特徴部分を記憶する記憶手段
と、前記特定パターンを新しく登録する更新登録手段と
から成り、前記紙幣や有価証券等のデザインの変更ある
いは新しい紙幣や有価証券等に対し、既に登録されてい
る前記特定パターンの特徴部分を更新あるいは新しい特
定パターンの特徴的部分を登録するようにしたこと、更
には、(2)暗証コードあるいは操作者コードを入力す
る入力手段を有すること、更には、(3)新しい紙幣や
有価証券等の特定パターンの登録に際して基本データは
登録変更不可とし、その他のデータについてのみ登録変
更を可能とすること、更には、(4)前記(3)におい
て、前記基本データの登録以降の追加データのみ登録の
変更を可能とすること、更には、(5)過去の紙幣や有
価証券等の複写による認識結果を記憶することを特徴と
したものである。
【0011】
【作用】紙幣の偽造防止機能付のディジタル(カラー)
複写機において、読取手段で紙幣や有価証券等の特定パ
ターンを読み取り、該読取手段により読み取られた特定
パターンの特徴部分を認識手段で認識し、該認識手段に
より認識された特徴部分を記憶手段に記憶し、更新登録
手段により前記特定パターンを新しく登録する。すなわ
ち、紙幣のデザイン変更や新しい紙幣や有価証券等を、
既に登録されている偽造防止の対象となる紙幣に加える
登録、又は入れ替えての登録を、スキャナ部でその紙幣
のある特徴的部分を認識することにより可能にする。ま
た、暗証コードあるいは操作者コードを入力する入力手
段を設けることにより、特定の人のみが設定可能とし、
更新登録を容易にすることができる。
複写機において、読取手段で紙幣や有価証券等の特定パ
ターンを読み取り、該読取手段により読み取られた特定
パターンの特徴部分を認識手段で認識し、該認識手段に
より認識された特徴部分を記憶手段に記憶し、更新登録
手段により前記特定パターンを新しく登録する。すなわ
ち、紙幣のデザイン変更や新しい紙幣や有価証券等を、
既に登録されている偽造防止の対象となる紙幣に加える
登録、又は入れ替えての登録を、スキャナ部でその紙幣
のある特徴的部分を認識することにより可能にする。ま
た、暗証コードあるいは操作者コードを入力する入力手
段を設けることにより、特定の人のみが設定可能とし、
更新登録を容易にすることができる。
【0012】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による画像処理装置の一実施例を
説明するための構成図で、図中、1はスキャナ部、2は
ADF(Automatic Document Feeder;自動原稿送り装
置)、3は原稿押え部、4はテーブルガラス、5は原
稿、6は読取装置、7はCCD(Charge Coupled Devic
e;電荷結合素子)部、8a,8bはミラー、8cはレ
ンズ系、9は照明ランプである。
する。図1は、本発明による画像処理装置の一実施例を
説明するための構成図で、図中、1はスキャナ部、2は
ADF(Automatic Document Feeder;自動原稿送り装
置)、3は原稿押え部、4はテーブルガラス、5は原
稿、6は読取装置、7はCCD(Charge Coupled Devic
e;電荷結合素子)部、8a,8bはミラー、8cはレ
ンズ系、9は照明ランプである。
【0013】紙弊や有価証券等を新しく登録する機能を
持つ複写機として、複写機の操作パネル部等で更新登録
機能を持ち、更新登録する場合には、その紙弊や有価証
券等の原稿5を複写機のスキャナ部(読み取り部1)の
テーブルガラス4上に載せ、読取装置6を走査する。該
読取装置6の走査により、紙弊や有価証券等の原稿を読
み取り、その紙弊又は有価証券等のある特徴部分を認識
し、内部メモリ内に記憶させる。ここで、内部メモリは
何種類かの紙弊や有価証券を記憶することが出来る。ま
た、その都度必要に応じて概登録分を消去することも出
来るものとする。
持つ複写機として、複写機の操作パネル部等で更新登録
機能を持ち、更新登録する場合には、その紙弊や有価証
券等の原稿5を複写機のスキャナ部(読み取り部1)の
テーブルガラス4上に載せ、読取装置6を走査する。該
読取装置6の走査により、紙弊や有価証券等の原稿を読
み取り、その紙弊又は有価証券等のある特徴部分を認識
し、内部メモリ内に記憶させる。ここで、内部メモリは
何種類かの紙弊や有価証券を記憶することが出来る。ま
た、その都度必要に応じて概登録分を消去することも出
来るものとする。
【0014】次に、紙弊や有価証券等の原稿を読取装置
で読み取り、内部メモリ内に記憶させる方法について説
明する。図1のように、紙弊や有価証券等の原稿5をテ
ーブルガラス4上に置き、その原稿5を原稿押え部3で
押える。このとき、図2のように、原稿押え部3は通常
複写領域外の周り部を白く複写する必要が有るため、白
色となっている。したがって、紙弊や有価証券等の原稿
には色が付いているため、原稿5を読取装置6のCCD
7で読み取った時に、色の付いている原稿部とその回り
の原稿押え部3による白色部とによるエッジ判定を行
い、紙弊や有価証券等の原稿5の領域判定を行う。
で読み取り、内部メモリ内に記憶させる方法について説
明する。図1のように、紙弊や有価証券等の原稿5をテ
ーブルガラス4上に置き、その原稿5を原稿押え部3で
押える。このとき、図2のように、原稿押え部3は通常
複写領域外の周り部を白く複写する必要が有るため、白
色となっている。したがって、紙弊や有価証券等の原稿
には色が付いているため、原稿5を読取装置6のCCD
7で読み取った時に、色の付いている原稿部とその回り
の原稿押え部3による白色部とによるエッジ判定を行
い、紙弊や有価証券等の原稿5の領域判定を行う。
【0015】図3は、本発明による画像処理装置を備え
たディジタル複写機の全体構成を示す断面図で、図中、
10はディジタル複合機、11はスキャナ部、12はレ
ーザプリンタ部、13は多段給紙ユニット、14はソー
タ、15は原稿載置台、16は両面対応自動原稿送り装
置(RDF)、17〜19は搬送路、20はスキャナユ
ニット、21はランプリフレクタアセンブリ、22は光
電変換素子(CCD)、23は反射ミラー、24はレン
ズ、25は手差し原稿トレイ、26はレーザ書き込みユ
ニット、27は電子写真プロセス部、28は感光体ドラ
ム、29は定着器、30は搬送路、30aは反転搬送
路、30bは画面合成搬送路、31は第1カセット、3
2は第2カセット、33は第3カセット、34は搬送路
の合流点、35は第5カセット、36は共通搬送路、3
7,38は搬送路である。
たディジタル複写機の全体構成を示す断面図で、図中、
10はディジタル複合機、11はスキャナ部、12はレ
ーザプリンタ部、13は多段給紙ユニット、14はソー
タ、15は原稿載置台、16は両面対応自動原稿送り装
置(RDF)、17〜19は搬送路、20はスキャナユ
ニット、21はランプリフレクタアセンブリ、22は光
電変換素子(CCD)、23は反射ミラー、24はレン
ズ、25は手差し原稿トレイ、26はレーザ書き込みユ
ニット、27は電子写真プロセス部、28は感光体ドラ
ム、29は定着器、30は搬送路、30aは反転搬送
路、30bは画面合成搬送路、31は第1カセット、3
2は第2カセット、33は第3カセット、34は搬送路
の合流点、35は第5カセット、36は共通搬送路、3
7,38は搬送路である。
【0016】ディジタル複写機10は、スキャナ部11
とレーザプリンタ部12と多段給紙ユニット13及びソ
ータ14が備えられている。前記スキャナ部11は、透
明ガラスから成る原稿載置台15と両面対応自動原稿送
り装置(RDF)16及びスキャナユニット20から成
り、前記多段給紙ユニット13は、第1カセット31、
第2カセット32、第3カセット33及び選択により追
加可能な第5カセット35を有している。また、該多段
給紙ユニット13では、各段のカセットに収容された用
紙の上から用紙が1枚ずつ送り出され、レーザプリンタ
部12へ向けて搬送される。
とレーザプリンタ部12と多段給紙ユニット13及びソ
ータ14が備えられている。前記スキャナ部11は、透
明ガラスから成る原稿載置台15と両面対応自動原稿送
り装置(RDF)16及びスキャナユニット20から成
り、前記多段給紙ユニット13は、第1カセット31、
第2カセット32、第3カセット33及び選択により追
加可能な第5カセット35を有している。また、該多段
給紙ユニット13では、各段のカセットに収容された用
紙の上から用紙が1枚ずつ送り出され、レーザプリンタ
部12へ向けて搬送される。
【0017】RDF16は、複数枚の原稿を一度にセッ
トしておき、自動的に原稿を1枚ずつスキャナユニット
20へ送給して、オペレータの選択に応じて原稿の片面
又は両面をスキャナユニット20に読み取らせる。スキ
ャナユニット20は、原稿を露光するランプリフレクタ
アセンブリ21と原稿からの反射光像を光電変換素子
(CCD)22に導くための複数の反射ミラー23及び
原稿からの反射光像をCCD22に結像させるためのレ
ンズ24を含んでいる。
トしておき、自動的に原稿を1枚ずつスキャナユニット
20へ送給して、オペレータの選択に応じて原稿の片面
又は両面をスキャナユニット20に読み取らせる。スキ
ャナユニット20は、原稿を露光するランプリフレクタ
アセンブリ21と原稿からの反射光像を光電変換素子
(CCD)22に導くための複数の反射ミラー23及び
原稿からの反射光像をCCD22に結像させるためのレ
ンズ24を含んでいる。
【0018】スキャナ部11は、原稿載置台15に載置
された原稿を走査する場合には、原稿載置台15の下面
に沿ってスキャナユニット20が移動しながら原稿画像
を読み取るように構成されており、RDF16を使用す
る場合には、該RDF16の下方の所定位置にスキャナ
ユニット20を停止させた状態で原稿を搬送しながら原
稿画像を読み取るように構成されている。原稿画像をス
キャナユニット20で読み取ることにより得られた画像
データは、画像処理部へ送られ、各種処理が施された
後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応
じてメモリ内の画像データをレーザプリンタ部12に与
えて用紙上に画像を形成する。
された原稿を走査する場合には、原稿載置台15の下面
に沿ってスキャナユニット20が移動しながら原稿画像
を読み取るように構成されており、RDF16を使用す
る場合には、該RDF16の下方の所定位置にスキャナ
ユニット20を停止させた状態で原稿を搬送しながら原
稿画像を読み取るように構成されている。原稿画像をス
キャナユニット20で読み取ることにより得られた画像
データは、画像処理部へ送られ、各種処理が施された
後、画像処理部のメモリに一旦記憶され、出力指示に応
じてメモリ内の画像データをレーザプリンタ部12に与
えて用紙上に画像を形成する。
【0019】レーザプリンタ部12は、手差し原稿トレ
イ25とレーザ書き込みユニット26及び画像を形成す
るための電子写真プロセス部27を備えている。また、
レーザ書き込みユニット26は、上述のメモリからの画
像データに応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レ
ーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー等角速度偏向
されたレーザ光が静電写真プロセス部27の感光体ドラ
ム28上で等速度傾向されるように補正するf−θレン
ズ等を有している。電子写真プロセス部27は、感光体
ドラム28の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、
クリーニング器、除電器及び定着器29を配置して成っ
ている。該定着器29より画像が形成されるべき用紙の
搬送方向下流側には搬送路30が設けられており、搬送
路30はソータ14へ通じている搬送路37と多段給紙
ユニット13へ通じている搬送路38とに分岐してい
る。
イ25とレーザ書き込みユニット26及び画像を形成す
るための電子写真プロセス部27を備えている。また、
レーザ書き込みユニット26は、上述のメモリからの画
像データに応じたレーザ光を出射する半導体レーザ、レ
ーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー等角速度偏向
されたレーザ光が静電写真プロセス部27の感光体ドラ
ム28上で等速度傾向されるように補正するf−θレン
ズ等を有している。電子写真プロセス部27は、感光体
ドラム28の周囲に帯電器、現像器、転写器、剥離器、
クリーニング器、除電器及び定着器29を配置して成っ
ている。該定着器29より画像が形成されるべき用紙の
搬送方向下流側には搬送路30が設けられており、搬送
路30はソータ14へ通じている搬送路37と多段給紙
ユニット13へ通じている搬送路38とに分岐してい
る。
【0020】搬送路38は、多段給紙ユニット13にお
いて分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路3
0a及び両面/合成搬送路30bが設けられている。前
記反転搬送路30aは、原稿の両面を複写する両面複写
モードにおいて、用紙の裏表を反転するための搬送路で
ある。また、前記両面/合成搬送路30bは、両面複写
モードにおいて反転搬送路30aから感光ドラム28の
画像形成位置まで用紙を搬送したり、用紙の片面に異な
る原稿の画像や異なる色のトナーで画像を形成する合成
複写を行う片面合成複写モードにおいて用紙を反転する
ことなく感光ドラム28の画像形成位置まで搬送するた
めの搬送路である。
いて分岐しており、分岐後の搬送路として反転搬送路3
0a及び両面/合成搬送路30bが設けられている。前
記反転搬送路30aは、原稿の両面を複写する両面複写
モードにおいて、用紙の裏表を反転するための搬送路で
ある。また、前記両面/合成搬送路30bは、両面複写
モードにおいて反転搬送路30aから感光ドラム28の
画像形成位置まで用紙を搬送したり、用紙の片面に異な
る原稿の画像や異なる色のトナーで画像を形成する合成
複写を行う片面合成複写モードにおいて用紙を反転する
ことなく感光ドラム28の画像形成位置まで搬送するた
めの搬送路である。
【0021】多段給紙ユニット13は共通搬送路36を
含んでおり、該共通搬送路36は、第1カセット31と
第2カセット32と第3カセット33とからの用紙を電
子写真プロセス部27に向かって搬送するように構成さ
れている。また、前記共通搬送路36は、電子写真プロ
セス部27へ向かう途中で第5カセット35からの搬送
路17と合流して搬送路18に通じている。該搬送路1
8は、両面/合成搬送路30b及び手差し原稿トレイ2
5からの搬送路19と合流点34で合流して静電写真プ
ロセス部27の感光体ドラム28と転写器との間の画像
形成位置へ通じるように構成されており、これら3つの
搬送路の合流点34は画像形成位置に近い位置に設けら
れている。
含んでおり、該共通搬送路36は、第1カセット31と
第2カセット32と第3カセット33とからの用紙を電
子写真プロセス部27に向かって搬送するように構成さ
れている。また、前記共通搬送路36は、電子写真プロ
セス部27へ向かう途中で第5カセット35からの搬送
路17と合流して搬送路18に通じている。該搬送路1
8は、両面/合成搬送路30b及び手差し原稿トレイ2
5からの搬送路19と合流点34で合流して静電写真プ
ロセス部27の感光体ドラム28と転写器との間の画像
形成位置へ通じるように構成されており、これら3つの
搬送路の合流点34は画像形成位置に近い位置に設けら
れている。
【0022】従って、レーザ書き込みユニット26及び
電子写真プロセス部27において、上述のメモリから読
み出された画像データは、レーザ書き込みユニット26
によってレーザ光線を走査させることにより、感光体ド
ラム28の表面上に静電潜像として形成され、トナーに
より可視像化されたトナー像は、多段給紙ユニット13
から搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。
このようにして、画像が形成された用紙は、定着器29
から搬送路30及び37を介してソータ14へ送られた
り、搬送路30及び38を介して反転搬送路30aへ搬
送されたりする。
電子写真プロセス部27において、上述のメモリから読
み出された画像データは、レーザ書き込みユニット26
によってレーザ光線を走査させることにより、感光体ド
ラム28の表面上に静電潜像として形成され、トナーに
より可視像化されたトナー像は、多段給紙ユニット13
から搬送された用紙の面上に静電転写され定着される。
このようにして、画像が形成された用紙は、定着器29
から搬送路30及び37を介してソータ14へ送られた
り、搬送路30及び38を介して反転搬送路30aへ搬
送されたりする。
【0023】次に、ディジタル複写機に含まれている画
像処理部及び各制御系の構成及び機能について、図4に
基づいて説明する。図4は、図3に示したディジタル複
写機に含まれている画像処理部及び各制御系のブロック
構成図で、図中、50は画像データ入力部、50aはC
CD部、50bはヒストグラム処理部、50cは誤差拡
散処理部、51は画像処理部、51a,51bは多値化
処理部、51cは合成処理部、51dは濃度変換処理
部、51eは変倍処理部、51fは画像プロセス部、5
1gは誤差拡散処理部、51hは圧縮処理部、52は画
像データ出力部、52aは復元部、52bは多値化処理
部、52cは誤差拡散処理部、52dはレーザ出力部、
53はメモリ、54は画像処理CPU(中央処理装
置)、55は操作部CPU(中央処理装置)、56は操
作部LCD(液晶表示デバイス)である。
像処理部及び各制御系の構成及び機能について、図4に
基づいて説明する。図4は、図3に示したディジタル複
写機に含まれている画像処理部及び各制御系のブロック
構成図で、図中、50は画像データ入力部、50aはC
CD部、50bはヒストグラム処理部、50cは誤差拡
散処理部、51は画像処理部、51a,51bは多値化
処理部、51cは合成処理部、51dは濃度変換処理
部、51eは変倍処理部、51fは画像プロセス部、5
1gは誤差拡散処理部、51hは圧縮処理部、52は画
像データ出力部、52aは復元部、52bは多値化処理
部、52cは誤差拡散処理部、52dはレーザ出力部、
53はメモリ、54は画像処理CPU(中央処理装
置)、55は操作部CPU(中央処理装置)、56は操
作部LCD(液晶表示デバイス)である。
【0024】ディジタル複写機10に含まれている画像
処理部は、画像データ入力部50、画像処理部51、画
像データ出力部52、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)等から構成されるメモリ53及び画像処理中央処理
演算装置(CPU)54を備えている。画像データ入力
部50は、CCD部50aとヒストグラム処理部50b
及び誤差拡散処理部50cを含んでいる。また、画像デ
ータ入力部50は、図3のCCD22から読み込まれた
原稿の画像データを2値化変換して、2値のディジタル
量としてヒストグラムをとりながら、誤差拡散法により
画像データを処理して、メモリ53に一旦記憶するよう
に構成されている。すなわち、CCD部50aでは、画
像データの各画像濃度に応じたアナログ電気信号がA/
D変換された後、MTF(Modulation Transfer Functi
on)補正、白黒補正又はガンマ補正が行われ、256階
調(8ビット)のディジタル信号としてヒストグラム処
理部50bへ出力される。
処理部は、画像データ入力部50、画像処理部51、画
像データ出力部52、RAM(ランダムアクセスメモ
リ)等から構成されるメモリ53及び画像処理中央処理
演算装置(CPU)54を備えている。画像データ入力
部50は、CCD部50aとヒストグラム処理部50b
及び誤差拡散処理部50cを含んでいる。また、画像デ
ータ入力部50は、図3のCCD22から読み込まれた
原稿の画像データを2値化変換して、2値のディジタル
量としてヒストグラムをとりながら、誤差拡散法により
画像データを処理して、メモリ53に一旦記憶するよう
に構成されている。すなわち、CCD部50aでは、画
像データの各画像濃度に応じたアナログ電気信号がA/
D変換された後、MTF(Modulation Transfer Functi
on)補正、白黒補正又はガンマ補正が行われ、256階
調(8ビット)のディジタル信号としてヒストグラム処
理部50bへ出力される。
【0025】ヒストグラム処理部50bでは、CCD部
50aから出力されたディジタル信号が256階調の画
素濃度別に加算されて濃度情報(ヒストグラムデータ)
が得られると共に、必要に応じて、得られたヒストグラ
ムデータは画像処理CPU54へ送られ、又は画素デー
タとして誤差拡散処理部50cへ送られる。該誤差拡散
処理部50cでは、擬似中間調処理部の一種である誤差
拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣接画素の2値化判
定に反映させる方法により、CCD部50aから出力さ
れた8ビット/画素のディジタル信号が1ビット(2
値)に変換され、原稿における局所領域濃度を忠実に再
現するための再配分演算が行われる。
50aから出力されたディジタル信号が256階調の画
素濃度別に加算されて濃度情報(ヒストグラムデータ)
が得られると共に、必要に応じて、得られたヒストグラ
ムデータは画像処理CPU54へ送られ、又は画素デー
タとして誤差拡散処理部50cへ送られる。該誤差拡散
処理部50cでは、擬似中間調処理部の一種である誤差
拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣接画素の2値化判
定に反映させる方法により、CCD部50aから出力さ
れた8ビット/画素のディジタル信号が1ビット(2
値)に変換され、原稿における局所領域濃度を忠実に再
現するための再配分演算が行われる。
【0026】画像処理部51は多値化処理部51a,5
1bと合成処理部51cと濃度変換処理部51dと変倍
処理部51eと画像プロセス部51fと誤差拡散処理部
51g並びに圧縮処理部51bを含んでいる。また、画
像処理部51は、入力された画像データをオペレータが
希望する画像データに最終的に変換する処理部であり、
メモリ53に最終的に変換された出力画像データとして
記憶されるまでこの処理部にて処理するように構成され
ている。但し、画像処理部51に含まれている上述の各
処理部は必要に応じて機能するものであり、機能しない
場合もある。
1bと合成処理部51cと濃度変換処理部51dと変倍
処理部51eと画像プロセス部51fと誤差拡散処理部
51g並びに圧縮処理部51bを含んでいる。また、画
像処理部51は、入力された画像データをオペレータが
希望する画像データに最終的に変換する処理部であり、
メモリ53に最終的に変換された出力画像データとして
記憶されるまでこの処理部にて処理するように構成され
ている。但し、画像処理部51に含まれている上述の各
処理部は必要に応じて機能するものであり、機能しない
場合もある。
【0027】すなわち、多値化処理部51a,51bで
は、誤差拡散処理部50cで2値化されたデータが再度
256階調に変換される。合成処理部51cでは、画素
毎の論理演算、すなわち、論理和、論理積又は排他的論
理和の演算が選択的に行われる。この演算の対象となる
データは、メモリ53に記憶されている画像データ及び
パターンジェネレータ(PG)からのビットデータであ
る。濃度変換処理部51dでは、256階調のディジタ
ル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入
力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定される。変
倍処理部51eでは、指示された変倍率に応じて、入力
される既知データにより補間処理を行うことによって、
変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求め
られ、副走査が変倍された後に主走査が変倍処理され
る。
は、誤差拡散処理部50cで2値化されたデータが再度
256階調に変換される。合成処理部51cでは、画素
毎の論理演算、すなわち、論理和、論理積又は排他的論
理和の演算が選択的に行われる。この演算の対象となる
データは、メモリ53に記憶されている画像データ及び
パターンジェネレータ(PG)からのビットデータであ
る。濃度変換処理部51dでは、256階調のディジタ
ル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入
力濃度に対する出力濃度の関係が任意に設定される。変
倍処理部51eでは、指示された変倍率に応じて、入力
される既知データにより補間処理を行うことによって、
変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求め
られ、副走査が変倍された後に主走査が変倍処理され
る。
【0028】画像プロセス部51fでは、入力された画
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。誤差拡散
処理部51gでは、画像データ入力部50の誤差拡散処
理部50cと同様な処理が行われる。圧縮処理部51h
では、ランレングスという符号化により2値データが圧
縮される。又、画像データの圧縮に関しては、最終的な
出力画像データが完成した時点で最後の処理ループにお
いて圧縮が機能する。
素データに対して様々な画像処理が行われ、又、特徴抽
出等データ列に対する情報収集が行われ得る。誤差拡散
処理部51gでは、画像データ入力部50の誤差拡散処
理部50cと同様な処理が行われる。圧縮処理部51h
では、ランレングスという符号化により2値データが圧
縮される。又、画像データの圧縮に関しては、最終的な
出力画像データが完成した時点で最後の処理ループにお
いて圧縮が機能する。
【0029】画像データ出力部52は復元部52aと多
値化処理部52bと誤差拡散処理部52c及びレーザ出
力部52dを含んでいる。画像データ出力部52は、圧
縮状態でメモリ53に記憶されている画像データを復元
し、もとの256階調に再度変換し、2値データより滑
らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、
レーザ出力部52dへデータを転送するように構成され
ている。すなわち、復元部52aでは、圧縮処理部51
bによって圧縮された画像データが復元される。
値化処理部52bと誤差拡散処理部52c及びレーザ出
力部52dを含んでいる。画像データ出力部52は、圧
縮状態でメモリ53に記憶されている画像データを復元
し、もとの256階調に再度変換し、2値データより滑
らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、
レーザ出力部52dへデータを転送するように構成され
ている。すなわち、復元部52aでは、圧縮処理部51
bによって圧縮された画像データが復元される。
【0030】多値化処理部52bでは、画像処理部51
の多値化処理部51a,51bと同様な処理が行われ
る。誤差拡散処理部52cでは、画像データ入力部50
の誤差拡散処理部50cと同様な処理が行われる。レー
ザ出力部52dでは、プリント部制御用CPUからの制
御信号に基づき、ディジタル画像データがレーザのオン
/オフ信号に変換され、レーザがオン/オフ状態とな
る。操作部LCD(液晶表示部)56は、用紙の選択,
濃度設定,倍率設定,各種画像処理機能の設定・説明等
について表示を行う。なお、液晶表示部の上には透明タ
ッチパネルがあり、表示部をタッチすることで設定を行
う。操作部CPU55は、液晶表示部56の付近に設
け、該操作部CPU55により表示制御及びキースキャ
ンの制御を行う。なお、画像データ入力部50及び画像
データ出力部52において扱われるデータは、メモリ5
3の容量の削減のため、基本的には2値データの形でメ
モリ53に記憶されているが、画像データの劣化を考慮
して4値のデータの形で処理することも可能である。
の多値化処理部51a,51bと同様な処理が行われ
る。誤差拡散処理部52cでは、画像データ入力部50
の誤差拡散処理部50cと同様な処理が行われる。レー
ザ出力部52dでは、プリント部制御用CPUからの制
御信号に基づき、ディジタル画像データがレーザのオン
/オフ信号に変換され、レーザがオン/オフ状態とな
る。操作部LCD(液晶表示部)56は、用紙の選択,
濃度設定,倍率設定,各種画像処理機能の設定・説明等
について表示を行う。なお、液晶表示部の上には透明タ
ッチパネルがあり、表示部をタッチすることで設定を行
う。操作部CPU55は、液晶表示部56の付近に設
け、該操作部CPU55により表示制御及びキースキャ
ンの制御を行う。なお、画像データ入力部50及び画像
データ出力部52において扱われるデータは、メモリ5
3の容量の削減のため、基本的には2値データの形でメ
モリ53に記憶されているが、画像データの劣化を考慮
して4値のデータの形で処理することも可能である。
【0031】次に、原稿と原稿押え部の白色部とによる
エッジ判定について説明する。従来の中間調画像処理に
よって量子化されたデータを0〜255の入力データに
対してW,X,Y,Zとする。この量子化値に対して、
以下の手順で演算処理を進める。まず、処理しようとす
る注目画素に対して、n×m(n≧1,m≧注目画素の
数)のエりアの情報を図5のように分割する。この分割
した領域a,b,c,dのそれぞれの量子化値の合計を
計算し(図6のstep1)、さらに最大値と最小値を決定
し(図6のstep2)、この最大値と最小値との差がある
固定のしきい値thよりも小さければ、次の処理を実行
する。図5において、A,Bを注目画素とした場合に、
この2画素が画像中のエッジにあたるかどうかを判定す
る(図6のstep3,4)。判定は注目画素A,Bを含
め、図の主走査方向のE,F,A,B,C,Dを判定材
料とする。この6画素が図5に示すように、あらかじめ
エッジ部と判定されるパターンに合えば、その注目画素
部は、エッジ部とし、後述する(2)式の処理を行う
(図6のstep6)。逆にパターンに合わなければ非エッ
ジ部とし、後述する(1)式の処理を行う(図6のstep
5)。また、前記step2において、固定のしきい値th
よりも大きければエッジ部とし、後述する(2)式の処
理を行う(図6のstep6)。
エッジ判定について説明する。従来の中間調画像処理に
よって量子化されたデータを0〜255の入力データに
対してW,X,Y,Zとする。この量子化値に対して、
以下の手順で演算処理を進める。まず、処理しようとす
る注目画素に対して、n×m(n≧1,m≧注目画素の
数)のエりアの情報を図5のように分割する。この分割
した領域a,b,c,dのそれぞれの量子化値の合計を
計算し(図6のstep1)、さらに最大値と最小値を決定
し(図6のstep2)、この最大値と最小値との差がある
固定のしきい値thよりも小さければ、次の処理を実行
する。図5において、A,Bを注目画素とした場合に、
この2画素が画像中のエッジにあたるかどうかを判定す
る(図6のstep3,4)。判定は注目画素A,Bを含
め、図の主走査方向のE,F,A,B,C,Dを判定材
料とする。この6画素が図5に示すように、あらかじめ
エッジ部と判定されるパターンに合えば、その注目画素
部は、エッジ部とし、後述する(2)式の処理を行う
(図6のstep6)。逆にパターンに合わなければ非エッ
ジ部とし、後述する(1)式の処理を行う(図6のstep
5)。また、前記step2において、固定のしきい値th
よりも大きければエッジ部とし、後述する(2)式の処
理を行う(図6のstep6)。
【0032】画素間演算は次のように実行する。A,B
を処理の注目画素、量子化の値の数をnとした時、各画
素の処理結果をA′,B′とすると、以下の数1のよう
になる。
を処理の注目画素、量子化の値の数をnとした時、各画
素の処理結果をA′,B′とすると、以下の数1のよう
になる。
【0033】
【数1】
【0034】判定がエッジ部である時は、以下の数2の
ような処理を行い、エッジ部の補正強調を行う。
ような処理を行い、エッジ部の補正強調を行う。
【0035】
【数2】
【0036】次は、(C,D)が対象画素となる。これ
を量子化データの最終まで行うことで実現する。この方
式を使用することで従来の中間調画像処理で量子化され
た値のみで印字した画質より向上が図れる。すなわち、
入力された画像データに対して、中間調画像処理によっ
て量子化を行い、その量子化データに対して、主走査方
向(印字時)に一定の画素間隔で所定の処理を行う画素
間演算手段を設けることで、画像記録時のプリンタ部で
の駆動ムラを画質上低減させ、中間調印字画質の階調表
現を向上させる。
を量子化データの最終まで行うことで実現する。この方
式を使用することで従来の中間調画像処理で量子化され
た値のみで印字した画質より向上が図れる。すなわち、
入力された画像データに対して、中間調画像処理によっ
て量子化を行い、その量子化データに対して、主走査方
向(印字時)に一定の画素間隔で所定の処理を行う画素
間演算手段を設けることで、画像記録時のプリンタ部で
の駆動ムラを画質上低減させ、中間調印字画質の階調表
現を向上させる。
【0037】したがって、紙弊や有価証券等の原稿5の
領域が判定した後に、その領域内、つまり、紙弊や有価
証券等の原稿5の画像の模様を読取装置6内のCCD部
7の画素による電位出力(V)(図7)として認識し、
内部メモリ53内に記憶させることが出来る。そして、
内部メモリ53の容量により何種類かの紙弊や有価証券
等を記憶させておき、以後、コピーをする時には、複写
制御を行うまでに、読取装置6で原稿5を読み取ったデ
ータを中央演算処理部(CPU)により、内部メモリ内
に登録されている紙弊や有価証券等とのデータとで常に
比較を行い、そのデータレベルの差がある一定のレベル
以内にある場合には、紙弊や有価証券等だと判定出来
る。そして紙弊や有価証券等と判定された場合はコピー
動作を停止させる。
領域が判定した後に、その領域内、つまり、紙弊や有価
証券等の原稿5の画像の模様を読取装置6内のCCD部
7の画素による電位出力(V)(図7)として認識し、
内部メモリ53内に記憶させることが出来る。そして、
内部メモリ53の容量により何種類かの紙弊や有価証券
等を記憶させておき、以後、コピーをする時には、複写
制御を行うまでに、読取装置6で原稿5を読み取ったデ
ータを中央演算処理部(CPU)により、内部メモリ内
に登録されている紙弊や有価証券等とのデータとで常に
比較を行い、そのデータレベルの差がある一定のレベル
以内にある場合には、紙弊や有価証券等だと判定出来
る。そして紙弊や有価証券等と判定された場合はコピー
動作を停止させる。
【0038】図8は、紙弊や有価証券等の判定を行うた
めのフローチャートである。以下、各ステップに従って
順に説明する。まず、コピースタート(プリントスイッ
チオン)を行い(step1)、次にスキャニングを行う
(step2)。次に画像データ処理を行って(step3)、
パターンチェックを行い(step4)、次に、紙弊との画
像判定を行う(step5)。画像判定ができない時は、エ
ラーメッセージ表示し(step6)、特殊用紙を置いて再
コピーする(step7)。特殊用紙とは、紙弊や有価証券
等の原稿の外形形状より少し大きい有色の用紙(原稿の
領域判定をさせるため)である。前記step5において、
紙弊との画像判定結果「Yes」であれば、複写制御を
行い(step8)、複写紙出力して(step9)、コピー動
作を停止する(step10)。前記step5において、紙弊
との画像判定の結果、「No」であれば、偽造防止処理
を行い(step11)、停止もしくは特定パターンの合成
を行う(step12)。
めのフローチャートである。以下、各ステップに従って
順に説明する。まず、コピースタート(プリントスイッ
チオン)を行い(step1)、次にスキャニングを行う
(step2)。次に画像データ処理を行って(step3)、
パターンチェックを行い(step4)、次に、紙弊との画
像判定を行う(step5)。画像判定ができない時は、エ
ラーメッセージ表示し(step6)、特殊用紙を置いて再
コピーする(step7)。特殊用紙とは、紙弊や有価証券
等の原稿の外形形状より少し大きい有色の用紙(原稿の
領域判定をさせるため)である。前記step5において、
紙弊との画像判定結果「Yes」であれば、複写制御を
行い(step8)、複写紙出力して(step9)、コピー動
作を停止する(step10)。前記step5において、紙弊
との画像判定の結果、「No」であれば、偽造防止処理
を行い(step11)、停止もしくは特定パターンの合成
を行う(step12)。
【0039】すなわち、原稿5の外周部の色が白色に近
く、原稿押え部3の白色部との差が少ない場合には、複
写機本体の操作パネル部等にエラーメッセージを出し、
このときは、紙弊や有価証券等の外形形状よりやや大き
く原稿押え部3の白色との差が出る有色の用紙等を作
り、紙弊や有価証券等の領域判定を行うようにする。た
だし、CPU54にてデータのレベル比較するときの差
よりも小さいレベル差となるべく(有色)用紙を作る必
要がある。
く、原稿押え部3の白色部との差が少ない場合には、複
写機本体の操作パネル部等にエラーメッセージを出し、
このときは、紙弊や有価証券等の外形形状よりやや大き
く原稿押え部3の白色との差が出る有色の用紙等を作
り、紙弊や有価証券等の領域判定を行うようにする。た
だし、CPU54にてデータのレベル比較するときの差
よりも小さいレベル差となるべく(有色)用紙を作る必
要がある。
【0040】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。図9は、ディジタル複写機の操作部の構成図で、図
中、61は液晶表示部、62は操作パネル、63はテン
キー入力部、64はPauseキー、65はクリア(C)キ
ー、66はキャンセル(CA)キー、67はプリントキ
ーである。なお、液晶表示部61は、図4における操作
部LCD56に相当する。液晶表示部61は、用紙の選
択,濃度設定,倍率設定,各種画像処理機能の設定・説
明等について表示を行う。なお、液晶表示部61の上に
は透明タッチパネルがあり、液晶表示部61をタッチす
ることで設定を行う。テンキー入力部63は、コピー枚
数の設定及び画像処理機能の設定時使用する。キャンセ
ルキー66は、全機能の解除を行う(イニシャルの画面
へ戻す)。ポーズ(Pause)キー64は、設定中、又
は、コピー中に割り込み動作を行う時に使用する。C
(クリア)キー65は、コピー枚数設定の解除、コピー
中にはマシンの動作の停止を行う。プリントキー67
は、コピー動作をスタートさせるためのキーである。な
お、制御については、液晶表示部61の付近に表示専用
CPU(図4の操作部CPU55に相当)があり、この
CPUにより表示制御及びキースキャンの制御を行う。
る。図9は、ディジタル複写機の操作部の構成図で、図
中、61は液晶表示部、62は操作パネル、63はテン
キー入力部、64はPauseキー、65はクリア(C)キ
ー、66はキャンセル(CA)キー、67はプリントキ
ーである。なお、液晶表示部61は、図4における操作
部LCD56に相当する。液晶表示部61は、用紙の選
択,濃度設定,倍率設定,各種画像処理機能の設定・説
明等について表示を行う。なお、液晶表示部61の上に
は透明タッチパネルがあり、液晶表示部61をタッチす
ることで設定を行う。テンキー入力部63は、コピー枚
数の設定及び画像処理機能の設定時使用する。キャンセ
ルキー66は、全機能の解除を行う(イニシャルの画面
へ戻す)。ポーズ(Pause)キー64は、設定中、又
は、コピー中に割り込み動作を行う時に使用する。C
(クリア)キー65は、コピー枚数設定の解除、コピー
中にはマシンの動作の停止を行う。プリントキー67
は、コピー動作をスタートさせるためのキーである。な
お、制御については、液晶表示部61の付近に表示専用
CPU(図4の操作部CPU55に相当)があり、この
CPUにより表示制御及びキースキャンの制御を行う。
【0041】紙弊や有価証券等の登録がだれもが行える
と偽造防止の効果がうすくなるため、特定の人のみが設
定可能とするために、図12に示すように、複写機の操
作部のテンキー入力部63により登録しようとする紙弊
や有価証券等の原稿5を読み取るまでに、暗証コード及
び操作者が特定の人として持っている操作者コードを入
力することにより、紙弊や有価証券5等の登録を行える
ようにする。又、その操作者コードを記憶する機能も持
つことにより、操作者の管理も行えるようにする。
と偽造防止の効果がうすくなるため、特定の人のみが設
定可能とするために、図12に示すように、複写機の操
作部のテンキー入力部63により登録しようとする紙弊
や有価証券等の原稿5を読み取るまでに、暗証コード及
び操作者が特定の人として持っている操作者コードを入
力することにより、紙弊や有価証券5等の登録を行える
ようにする。又、その操作者コードを記憶する機能も持
つことにより、操作者の管理も行えるようにする。
【0042】図10は、暗証コード及び操作者コード入
力時の特定パターン(紙弊や有価証券等)の登録のフロ
ーチャートである。以下、各ステップに従って順に説明
する。まず、登録モード設定を行い(step1)、次に暗
証コードを入力する(step2)。次に暗証コードの判別
を行い(step3)、判別の結果、「No」であれば、エ
ラー表示を行い(step4)、前記step2へ戻る。前記st
ep3において、判別結果が「Yes」であれば、次の操
作者コードを入力し(step5)、コードを記憶する(st
ep6)。次に登録原稿をセットし(step7)、プリント
スイッチをオンにする(step8)。次にスキャニングを
行い(step9)、データ処理を行い(step10)、処理
されたデータをメモリ内へ登録する(step11)。次
に、次登録があるかどうかを判断し(step12)、次登
録があれば、前記step7へ戻り、次登録がなければ処理
を終了する。
力時の特定パターン(紙弊や有価証券等)の登録のフロ
ーチャートである。以下、各ステップに従って順に説明
する。まず、登録モード設定を行い(step1)、次に暗
証コードを入力する(step2)。次に暗証コードの判別
を行い(step3)、判別の結果、「No」であれば、エ
ラー表示を行い(step4)、前記step2へ戻る。前記st
ep3において、判別結果が「Yes」であれば、次の操
作者コードを入力し(step5)、コードを記憶する(st
ep6)。次に登録原稿をセットし(step7)、プリント
スイッチをオンにする(step8)。次にスキャニングを
行い(step9)、データ処理を行い(step10)、処理
されたデータをメモリ内へ登録する(step11)。次
に、次登録があるかどうかを判断し(step12)、次登
録があれば、前記step7へ戻り、次登録がなければ処理
を終了する。
【0043】次に、請求項3及び4記載の発明について
説明する。紙弊や有価証券5等の登録について、一般的
に変更がない、もしくは、今後長期間(少なくとも複写
機の寿命間)は変更がないとされるものについては、新
規登録や更新登録のときは残しておき、メモリ内部のそ
の他の空き領域部に登録が出来るようにする。又は、ユ
ーザに渡るまでにメーカー側で重要で偽造防止のため必
要で、また、長期間(少なくとも複写機の寿命間)は変
更がないと思われる紙弊や有価証券5等は再登録を不可
とし、ユーザに渡った後に別の紙弊や有価証券5等を追
加登録した場合に、その追加されたものについてのみ更
新登録の書き換えが出来ることを特徴としたものであ
る。これらによって、一般に重要で、かつ長期間(少な
くとも複写機の寿命間)は変更がないと思われる登録デ
ータの書き換えが防止出来、偽造防止の効果が上げられ
る。
説明する。紙弊や有価証券5等の登録について、一般的
に変更がない、もしくは、今後長期間(少なくとも複写
機の寿命間)は変更がないとされるものについては、新
規登録や更新登録のときは残しておき、メモリ内部のそ
の他の空き領域部に登録が出来るようにする。又は、ユ
ーザに渡るまでにメーカー側で重要で偽造防止のため必
要で、また、長期間(少なくとも複写機の寿命間)は変
更がないと思われる紙弊や有価証券5等は再登録を不可
とし、ユーザに渡った後に別の紙弊や有価証券5等を追
加登録した場合に、その追加されたものについてのみ更
新登録の書き換えが出来ることを特徴としたものであ
る。これらによって、一般に重要で、かつ長期間(少な
くとも複写機の寿命間)は変更がないと思われる登録デ
ータの書き換えが防止出来、偽造防止の効果が上げられ
る。
【0044】図11は、登録指定の出来るときの特定パ
ターン(紙弊や有価証券等)登録のフローチャートであ
る。以下、各ステップに従って順に説明する。まず、登
録モードを設定し(step1)、次に暗証コードを入力す
る(step2)。次に暗証コードを判別し(step3)、判
別の結果、「No」であれば、エラー表示をして(step
4)、前記step2へ戻る。前記step3において、判別の
結果「Yes」であれば、操作者コードを入力し(step
5)、そのコードを記憶する(step6)。次に登録原稿
をセットし(step7)、プリントスイッチをオンにする
(step8)。次にスキャニングして(step9)、データ
処理を行い(step10)、登録先を指定する(step1
1)。次に指定が有るかどうかを判断し(step12)、
指定が無ければ空気メモリへ登録し(step13)、指定
が有れば、指定先メモリへ登録する(step14)。次に
次登録が有るかどうかを判断し、次登録が有れば、前記
step7へ戻り、次登録がなければ処理を終了する。
ターン(紙弊や有価証券等)登録のフローチャートであ
る。以下、各ステップに従って順に説明する。まず、登
録モードを設定し(step1)、次に暗証コードを入力す
る(step2)。次に暗証コードを判別し(step3)、判
別の結果、「No」であれば、エラー表示をして(step
4)、前記step2へ戻る。前記step3において、判別の
結果「Yes」であれば、操作者コードを入力し(step
5)、そのコードを記憶する(step6)。次に登録原稿
をセットし(step7)、プリントスイッチをオンにする
(step8)。次にスキャニングして(step9)、データ
処理を行い(step10)、登録先を指定する(step1
1)。次に指定が有るかどうかを判断し(step12)、
指定が無ければ空気メモリへ登録し(step13)、指定
が有れば、指定先メモリへ登録する(step14)。次に
次登録が有るかどうかを判断し、次登録が有れば、前記
step7へ戻り、次登録がなければ処理を終了する。
【0045】次に、請求項5記載の発明について説明す
る。紙弊や有価証券5等の過去の再登録、新規登録等の
認識結果の経過を記憶することを特徴とするもので、こ
れにより登録更新の管理がしやすくなる。図12は、過
去の認識結果のチェックを行う特定なパターン(紙弊や
有価証券等)の登録のフローチャートである。以下、各
ステップに従って順に説明する。まず、コピースタート
を行い、プリントスイッチをオンにし(step1)、スキ
ャニング(step2)、データ処理(step3)、パターン
チェックを行う(step4)。次に画像判定を行い(step
5)、判定出来なければ、エラーメッセージを表示し
(step6)、特殊用紙を用いて再コピーを行い(step
7)、前記step1へ戻る。前記step5において、画像判
定の結果「Yes」であれば、複写制御を行い(step
8)、複写紙出力を行う(step9)。前記step5におい
て、画像判定の結果、「No」であれば、画像パターン
ナンバーとN回目かのチェックを行い(step10)、偽
造防止処理を行って(step11)、停止もしくは特定パ
ターン合成を行う(step12)。
る。紙弊や有価証券5等の過去の再登録、新規登録等の
認識結果の経過を記憶することを特徴とするもので、こ
れにより登録更新の管理がしやすくなる。図12は、過
去の認識結果のチェックを行う特定なパターン(紙弊や
有価証券等)の登録のフローチャートである。以下、各
ステップに従って順に説明する。まず、コピースタート
を行い、プリントスイッチをオンにし(step1)、スキ
ャニング(step2)、データ処理(step3)、パターン
チェックを行う(step4)。次に画像判定を行い(step
5)、判定出来なければ、エラーメッセージを表示し
(step6)、特殊用紙を用いて再コピーを行い(step
7)、前記step1へ戻る。前記step5において、画像判
定の結果「Yes」であれば、複写制御を行い(step
8)、複写紙出力を行う(step9)。前記step5におい
て、画像判定の結果、「No」であれば、画像パターン
ナンバーとN回目かのチェックを行い(step10)、偽
造防止処理を行って(step11)、停止もしくは特定パ
ターン合成を行う(step12)。
【0046】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:紙弊や有価証券等のデ
ザインの変更あるいは、新しい紙弊や有価証券等に対
し、既に登録されている前記特定パターンの特徴的部分
を更新あるいは新しい特定パターンの特徴的部分を登録
するようにするために、新しく登録しようとする紙弊や
有価証券等を複写機のスキャナ(読取部)で読み取り、
メモリ回路内にメモリすることにより、登録したい紙弊
や有価証券等を簡単に更新登録することが出来る。 (2)請求項2に対応する効果:登録しようとする紙弊
や有価証券等の原稿を読み取るまでに、暗証コード及び
操作者が特定の人として持っている操作者コードを入力
することにより、紙弊や有価証券等の登録を行えるよう
にし、又、その操作者コードを記憶する機能も持つこと
により、操作者の管理も行える。 (3)請求項3,4に対応する効果:新しい紙弊や有価
証券等の特定パターンの登録に際して基本データは登録
変更不可とし、その他のデータについてのみ登録変更を
可能とするとともに、前記基本データの登録以後の追加
データのみ登録の変更を可能としたので、一般に重要で
かつ長期間(少なくとも複写機の寿命間)は変更がない
と思われる登録データの書き換えが防止出来、偽造防止
の効果も上げられる。 (4)請求項5に対応する効果:過去の紙弊や有価証券
等の複写による認識結果を記憶することができるので、
登録変更の管理がしやすくなる。
によると、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:紙弊や有価証券等のデ
ザインの変更あるいは、新しい紙弊や有価証券等に対
し、既に登録されている前記特定パターンの特徴的部分
を更新あるいは新しい特定パターンの特徴的部分を登録
するようにするために、新しく登録しようとする紙弊や
有価証券等を複写機のスキャナ(読取部)で読み取り、
メモリ回路内にメモリすることにより、登録したい紙弊
や有価証券等を簡単に更新登録することが出来る。 (2)請求項2に対応する効果:登録しようとする紙弊
や有価証券等の原稿を読み取るまでに、暗証コード及び
操作者が特定の人として持っている操作者コードを入力
することにより、紙弊や有価証券等の登録を行えるよう
にし、又、その操作者コードを記憶する機能も持つこと
により、操作者の管理も行える。 (3)請求項3,4に対応する効果:新しい紙弊や有価
証券等の特定パターンの登録に際して基本データは登録
変更不可とし、その他のデータについてのみ登録変更を
可能とするとともに、前記基本データの登録以後の追加
データのみ登録の変更を可能としたので、一般に重要で
かつ長期間(少なくとも複写機の寿命間)は変更がない
と思われる登録データの書き換えが防止出来、偽造防止
の効果も上げられる。 (4)請求項5に対応する効果:過去の紙弊や有価証券
等の複写による認識結果を記憶することができるので、
登録変更の管理がしやすくなる。
【図1】本発明による画像処理装置の一実施例を説明す
るための構成図である。
るための構成図である。
【図2】本発明における複写の状態を説明するための図
である。
である。
【図3】本発明による画像処理装置を備えたディジタル
複写機の全体構成図である。
複写機の全体構成図である。
【図4】図3に示したディジタル複写機に含まれている
画像処理部及び各制御系のブロック構成図である。
画像処理部及び各制御系のブロック構成図である。
【図5】本発明による量子化処理方法の一例を示す図で
ある。
ある。
【図6】本発明のエッジ部判定処理を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】本発明におけるCCDの各画素に対する電位出
力を示す図である。
力を示す図である。
【図8】本発明における紙弊や有価証券等の判定を行う
ためのフローチャートである。
ためのフローチャートである。
【図9】本発明におけるディジタル複写機の操作部の構
成図である。
成図である。
【図10】本発明における暗証コード及び操作者コード
入力時の特定パターンの登録のフローチャートである。
入力時の特定パターンの登録のフローチャートである。
【図11】本発明における登録指定の出来るときの特定
パターンの登録のフローチャートである。
パターンの登録のフローチャートである。
【図12】本発明における過去の認識結果のチェックを
行う特定パターンの登録のフローチャートである。
行う特定パターンの登録のフローチャートである。
【図13】従来の量子化処理手順を説明するための図で
ある。
ある。
【図14】従来の濃度保存を説明するための図である。
【図15】従来の中間調画像処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
1…スキャナ部、2…ADF(Automatic Document Fee
der;自動原稿送り装置)、3…原稿押え部、4…テーブ
ルガラス、5…原稿、6…読取装置、7…CCD(Char
ge Coupled Device;電荷結合素子)部、8a,8b…
ミラー、8c…レンズ系、9…照明ランプ。
der;自動原稿送り装置)、3…原稿押え部、4…テーブ
ルガラス、5…原稿、6…読取装置、7…CCD(Char
ge Coupled Device;電荷結合素子)部、8a,8b…
ミラー、8c…レンズ系、9…照明ランプ。
Claims (5)
- 【請求項1】 紙幣や有価証券等の特定パターンを読み
取る読取手段と、該読取手段により読み取られた前記特
定パターンの特徴部分を認識する認識手段と、該認識手
段による認識された特徴部分を記憶する記憶手段と、前
記特定パターンを新しく登録する更新登録手段とから成
り、前記紙幣や有価証券等のデザインの変更あるいは新
しい紙幣や有価証券等に対し、既に登録されている前記
特定パターンの特徴部分を更新あるいは新しい特定パタ
ーンの特徴的部分を登録するようにしたことを特徴とす
る画像処理装置。 - 【請求項2】 暗証コードあるいは操作者コードを入力
する入力手段を有することを特徴とする請求項1記載の
画像処理装置。 - 【請求項3】 新しい紙幣や有価証券等の特定パターン
の登録に際して基本データは登録変更不可とし、その他
のデータについてのみ登録変更を可能とすることを特徴
とする請求項1記載の画像処理装置。 - 【請求項4】 前記基本データの登録以降の追加データ
のみ登録の変更を可能とすることを特徴とする請求項3
記載の画像処理装置。 - 【請求項5】 過去の紙幣や有価証券等の複写による認
識結果を記憶することを特徴とする請求項1記載の画像
処理装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143680A JPH0723217A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 画像処理装置 |
US08/259,958 US5771315A (en) | 1993-06-15 | 1994-06-14 | Image reading apparatus and image processor incorporating the same for comparing read patterns corresponding to visible and infrared light with registered patterns to identify copy-prohibited printed matter |
EP94109110A EP0629926B1 (en) | 1993-06-15 | 1994-06-14 | Image processor |
DE69415087T DE69415087T2 (de) | 1993-06-15 | 1994-06-14 | Bildverarbeitungsgerät |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5143680A JPH0723217A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723217A true JPH0723217A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15344451
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5143680A Pending JPH0723217A (ja) | 1993-06-15 | 1993-06-15 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723217A (ja) |
-
1993
- 1993-06-15 JP JP5143680A patent/JPH0723217A/ja active Pending
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