JPH0723214Y2 - 熱プレス用防麈耐熱クッション - Google Patents

熱プレス用防麈耐熱クッション

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JPH0723214Y2
JPH0723214Y2 JP554789U JP554789U JPH0723214Y2 JP H0723214 Y2 JPH0723214 Y2 JP H0723214Y2 JP 554789 U JP554789 U JP 554789U JP 554789 U JP554789 U JP 554789U JP H0723214 Y2 JPH0723214 Y2 JP H0723214Y2
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JP
Japan
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heat
felt
impregnated
ptfe
cloth
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JP554789U
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JPH0297007U (ja
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幸雄 鈴木
和彦 太田
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は熱プレス用の防塵耐熱クッションに関するもの
で、積層板などを熱プレス成形する工程において、フェ
ルト状のアラミド繊維よりなる熱プレス用クッションの
回りをポリテトラフルオロエチレン樹脂(以下,PTFEと
呼ぶ)含浸布で覆うことにより積層板に均一に熱と圧力
を加え、かつフェルトから発生する埃を防止する熱プレ
ス用防塵耐熱クッションに関するものである。
〈従来技術及び考案が解決しようとする課題〉 従来、この種の耐熱クッションにおいては、石綿フェル
ト、耐熱ガラスウールなどが用いられていた。しかし、
これらは高温には耐えるが、埃が出やすく、作業性が悪
かった。そこで、埃の発生を防止するために、フェルト
状の繊維成形体に、エポキシ樹脂を含浸したガラス布を
被覆することが行われている。
しかしながら、エポキシ樹脂を含浸したガラス布を被覆
した耐熱クッションにおいては、高熱に弱く、熱プレス
成形時にエポキシ樹脂が溶け出し、樹脂がプレス機にく
っついてしまうという課題があった。
本考案は、上記の如き欠点、すなわち埃が出やすいこと
を解消すると同時に、繰り返し使用しても損傷せず、ま
た、樹脂が溶け出すことのない耐熱クッションを開示す
ることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために本考案においては、フェルト
状のアラミド繊維成形体の外側をPTFE含浸繊維布で被覆
囲繞して成る熱プレス用防塵耐熱クッションを開示する
ことにより解決し得たものである。
以下図面を参照して説明する。第1図は、本考案の耐熱
クッションの断面図である。フェルト状繊維成形体1と
しては、アラミド繊維、金属繊維等が考えられるが、そ
れ以外であっても構わない。また、PTFE含浸繊維布2と
しては、アラミド繊維またはガラス繊維等を用いる。
本考案の防塵耐熱クッションは、フェルト状のアラミド
繊維の部分が、PTFE含浸布により覆われているものであ
る。
フェルト状繊維成形体1は長方形等の四角形が好適であ
るが、それ以外の形状でも構わず、また、大きさは加
熱、加圧する積層板の大きさと同じぐらいが良い。ま
た、PTFE含浸繊維布2は、該PTFE含浸繊維布2の横(形
状を四角形にした時の長い方の辺)の長さの半分の長さ
が、前記PTFE含浸繊維布2の縦(形状を四角形にした時
の短い方の辺)方向の長さよりも20mm長くなるように
し、かつこの長くした分を折り辺4とし、また、PTFE含
浸繊維布2の縦方向の長さも前記フェルト状繊維成形体
1の横方向の長さよりも片側につき20mm長くなるように
し、この長い分を横同様に折り辺5とし、すなわち全体
で40mmの折り辺5の分だけ長くなる様にして切断したも
のを使用するのが良いが、折り辺4,5の長さは20mmに限
定されるものではなく、積層板の大きさ等によって適宜
選択しても良い。さらに、PTFE含浸繊維布2は、単層構
成のものだけでなく、多層構成のものを使用しても良
い。
次に、第2図をもとにしてフェルト状繊維成形体1にPT
FE含浸繊維布2を被覆する工程について説明する。先
ず、フェルト状繊維成形体1の横をPTFE含浸繊維布2の
横方向の長さを2等分するように設けた中心線3に接
し、かつ前記フェルト状繊維成形体1横方向の中心と、
前記PTFE含浸繊維布2の中心線3の中心とが一致する様
に設置する。次に、前記PTFE含浸繊維布2を中心線3よ
り折り曲げてフェルト状繊維成形体1を挟み込み、さら
に前工程でフェルト状繊維成形体1を挟み込んだPTFE含
浸繊維布2の上部縁と下部縁との間に耐熱性両面粘着テ
ープ6を挟み込む。最後に該耐熱性両面粘着テープ6で
密封接着する。PTFE含浸繊維布2の被覆方法としては、
上記の方法に限定されるものではなく、上記以外の方法
であっても被覆面が平滑になるのであれば構わない。
フェルト状繊維成形品は単層でだけでなく多層でも良
い。
〈作用〉 本考案の防塵耐熱クッションは、フェルト状のアラミド
繊維成形品をPTFE含浸布で覆っているため、埃が出るの
を防止し、毛羽が立つのを防ぐと同時に、熱プレス成形
時に樹脂が溶け出してくることがなく、また繰り返し使
用しても損傷することがない。
〈実施例1〉 厚み5mmのフェルト状のアラミド繊維成形品(商品名コ
ーネックス、帝人株式会社製)をPTFE(商品名フルオン
AD−1,旭硝子株式会社製)をガラス布(1080A、株式会
社有沢製作所製)に含浸した厚み0.08mmの含浸布で覆
い、ふちの部分を耐熱性両面粘着テープで貼る。
得られた防塵耐熱クッションを250℃、30kgf/cm2、60分
を1サイクルとして5サイクル加熱加圧しても弾力性を
呈し、かつ目視で確認できる埃は確認できなく、また樹
脂の溶融、PTFE含浸繊維布の損傷もなかった。
〈実施例2〉 実施例1のアラミド繊維成形品を実施例1のPTFEをアラ
ミド繊維布(商品名平織りケブラー、29繊維)に含浸し
た厚み0.08mmの含浸布で覆い、ふちの部分を実施例1の
耐熱性両面粘着テープで貼る。得られた防塵耐熱クッシ
ョンを実施例1と同じ試験を行い、実施例1と同じグレ
ードの性能を確認した。
〈比較例〉 実施例1のアラミド繊維成形品をエポキシ樹脂(主剤:
商品名エピコート828(油化シェルエポキシ株式会社
製)、硬化剤:商品名バーサミド125(ヘンケル白水株
式会社製))含浸ガラス布で覆い、ふちの部分を実施例
1の耐熱性両面テープで貼る。得られたクッションを実
施例1と同じ試験を行うと、エポキシ樹脂のガラス転移
点(Tg)より高かったためクッションとエポキシ樹脂含
浸布が一体化してしまい、クッションの用をなさなかっ
た。
〈考案の効果〉 この考案は、上記のように構成したものであるが、フェ
ルト状のアラミド繊維成形品は耐熱性と耐圧性が良いた
め熱と圧力を均一に効率よく伝える。
また、PTFE含浸布は埃、毛羽を防止し、かつ汚れた場合
にも取り替えることが可能であり、PTFEの融点が高いた
め(327℃)、約300℃まで使用でき、かつ、離型性が良
く強度が大きいため損傷せず、汚れにくいという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の耐熱性クッションを示すものであって、
第1図は断面図、第2図は被覆工程説明図である。 1……フェルト状繊維成形品 2……PTFE含浸繊維布 3……中心線 4、5……折り辺 6……耐熱性両面粘着テープ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】フェルト状のアラミド繊維成形体の外側を
    ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸繊維布で被覆囲繞
    して成ることを特徴とする熱プレス用防塵耐熱クッショ
    ン。
  2. 【請求項2】ポリテトラフルオロエチレン樹脂含浸繊維
    布の繊維がアラミド繊維またはガラス繊維であることを
    特徴とする請求項1記載の熱プレス用防塵耐熱クッショ
    ン。
JP554789U 1989-01-20 1989-01-20 熱プレス用防麈耐熱クッション Expired - Lifetime JPH0723214Y2 (ja)

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JPH0297007U JPH0297007U (ja) 1990-08-02
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JP2008050725A (ja) * 2006-08-25 2008-03-06 Nippon Sheet Glass Co Ltd 熱プレス用耐熱クッションシート材および熱プレス成形方法

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JPH0297007U (ja) 1990-08-02

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