JPH0723202U - サラバネの内外径測定治具 - Google Patents

サラバネの内外径測定治具

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JPH0723202U
JPH0723202U JP5834893U JP5834893U JPH0723202U JP H0723202 U JPH0723202 U JP H0723202U JP 5834893 U JP5834893 U JP 5834893U JP 5834893 U JP5834893 U JP 5834893U JP H0723202 U JPH0723202 U JP H0723202U
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JP
Japan
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plate
flat spring
inner diameter
outer diameter
diameter measuring
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Pending
Application number
JP5834893U
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English (en)
Inventor
康 入野
忠司 中林
Original Assignee
東海バネ工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮時に変化するサラバネの内外径を正確か
つ迅速に測定できる治具を提供する 【構成】 第1プレート10と第2プレート11でサラ
バネ2の両面を挟み込み、ボルト16とナット17で第
1プレート10と第2プレート11を挟み込み方向に締
め付けることにより、サラバネ2を圧縮状態に圧縮し
て、第1プレート10の内径測定穴10cにノギスの内
径測定爪12aを軸方向から挿入してサラバネ2の内径
d3を測定すると共に、外径測定切欠き溝10e,13
bにノギスの外径測定爪12bを直径方向から挿入して
サラバネ2の外径d4を測定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、圧縮時に変化するサラバネの内外径を正確に測定できる治具に関す る。
【0002】
【従来の技術】
一般に、工具の交換を自動的に行うマシニングセンターでは、図5に示すよう に、ドローバー(サラバネガイド)1に多数枚のサラバネ2を重ね合わせて嵌合 させ、シリンダー等の往動でドローバー1を往動させ、各サラバネ2を圧縮しな がらコレットチャック3を開いてツール(工具)4を交換した後、シリンダー等 の復動で、各サラバネ2の復元力によりドローバー1を復動させ、コレットチャ ック3を閉じてツール4をチャックするようになっている。
【0003】 上記サラバネ2は、図6(A)の自由高さH1では、内径d1と外径2はいず れも小径に変化し、図6(B)の圧縮高さH2では、内径d3は大径に、外径d 4は小径に変化する(d1<d3,d2>d4)。
【0004】 したがって、上記サラバネ2の内周面をドローバー1の外周面に嵌合させて圧 縮したとき、サラバネ2の内径がd1からd3に広がるから、ドローバー1とサ ラバネ2のクリアランスが大きくなり、ドローバー1とサラバネ2が高速回転( 10000〜30000rpm以上)するとき、図5に二点鎖線aで示すように 、ドローバー1に対してサラバネ2が蛇行する、いわゆる「なわとび現象」が発 生して、ドローバー1が大きく振動する。
【0005】 この「なわとび現象」を抑制するためには、ドローバー1との間のクリアラン スが変化しないか、又は変化が最小であるのが望ましい。このため、特にサラバ ネ2の圧縮時の内径d3の変化量を正確に知る必要がある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来では、サラバネ2の圧縮時の内径d3の変化量を設計上の 計算で推測しているだけであったから、サラバネ2の「なわとび現象」を抑制で きないという問題があった。
【0007】 そこで、本考案の目的は、圧縮時に変化するサラバネの内外径を正確かつ迅速 に測定できる治具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案は、サラバネの両面を挟み込む第1プレー ト及び第2プレートと、第1プレートと第2プレートを挟み込み方向に締め付け て、上記サラバネを圧縮するボルト及びナットとを備え、第1プレートには、上 記サラバネの内径よりも大径で、ノギスの内径測定爪を軸方向から挿入可能な内 径測定穴と、該サラバネの外周にノギスの外径測定爪を直径方向から挿入可能な 外径測定切欠き溝とが形成されていることを特徴としている。
【0009】
【作用】
本考案によれば、第1プレートと第2プレートでサラバネの両面を挟み込み、 ボルトとナットで第1プレートと第2プレートを挟み込み方向に締め付けること により、サラバネを自由状態から圧縮状態に圧縮して、第1プレートの内径測定 穴にノギスの内径測定爪を軸方向から挿入してサラバネの内径を測定すると共に 、外径測定切欠き溝にノギスの外径測定爪を直径方向から挿入してサラバネの外 径を測定する。
【0010】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例により詳細に説明する。 図1及び図2に示すように、サラバネ2の内外径測定装置は、円板状の上部プ レート10と長方形状の下部プレート11とを備えている。
【0011】 上記上部プレート10には、180度の間隔で2個の段付きボルト挿通穴10 a,10aがあけられると共に、上面の中央部には、直径方向に貫通する深い凹 段部10bが形成されている。該上部プレート10の凹段部10bの底面の軸心 部には、上記サラバネ2の内径d1,d3よりも大径の内径測定穴10cが形成 されている。上記凹段部10bが直径方向の貫通し、かつ該凹段部10bにより 内径測定穴10cの深さが浅くなることにより、ノギスの内径測定爪12a,1 2a(図3参照)が短寸であっても、軸方向から内径測定穴10cにスムーズに 挿入することができる。
【0012】 上記上部プレート10の下面の軸心部には、上記内径測定穴10cと同軸に、 上記サラバネ2の外径d2,d4よりも大径の浅い凹部10dが形成され、該凹 部10dに、サラバネ2の外周を位置決めすると共に、サラバネ2の底面が当接 する位置決め凹部13aを有するガイドプレート13が嵌合されている。該ガイ ドプレート13の位置決め凹部13aの底面は、ガイドプレート13を凹部10 dに嵌合させたとき、上部プレート10の下面よりも下方に突出して位置するよ うに設定する。該ガイドプレート13は、位置決め凹部13aの直径が異なるも のを用意して交換できるようにすれば、外径の異なる多種類のサラバネ2を測定 することができる。
【0013】 また、上記上部プレート10の下面には、上記凹段部10bと同じ位置及び同 じ幅で、上記凹部10dを横切って直径方向に貫通する外径測定凹部10eが形 成されている。該外径測定凹部10eが位置する上記ガイドプレート13の外周 面には、ノギスの外径測定爪12b,12b(図4参照)を直径方向から挿入可 能な切欠き溝13b,13bが形成されている。上記外径測定凹部10eにより 、ノギスの外径測定爪12b,12bを直径方向から切欠き溝13b,13bに スムーズに挿入することができる。
【0014】 上記下部プレート11は、上記サラバネ2の外径よりも細幅に形成され、該下 部プレート11には、上記上部プレート10の段付きボルト挿通穴10a,10 aに一致するボルト挿通穴11a,11aがあけられると共に、上面の軸心部に は、上記上部プレート10の凹部10dと同径の深い凹部11bが形成され、該 凹部11bに、サラバネ2の頂面が当接する座板14が嵌合されている。該座板 14の上面は、凹部11bに嵌合させたとき、下部プレート11の上面と同じ位 置となるように設定する。
【0015】 上記構成であれば、上部プレート10のガイドプレート13の位置決め凹部1 3aにサラバネ2を嵌め込んで位置決めしながら底面を当接させると共に、下部 プレート11の座板14をサラバネ2の頂面に当接させて、上部プレート10と 下部プレート11とでサラバネ2の両面を挟み込む。
【0016】 その後、下部プレート11を図1のように耐圧板15の上にセットし、上部プ レート10と下部プレート11の各ボルト挿入穴10a,11aに六角穴付ボル ト16,16を挿通させ、各ボルト16,16にナット17,17を仮締めして おく。そして、上部プレート10をプレス機等で押圧して、サラバネ2を圧縮状 態の圧縮荷重と圧縮ストロークで圧縮して、上記ナット17,17を本締めする 。
【0017】 これにより、サラバネ2は、圧縮状態と同じ条件で圧縮されているから、図3 に示すように、上部プレート10の内径測定穴10cにノギスの内径測定爪12 a,12aを軸方向から挿入して、サラバネ2の圧縮状態の内径d3を測定する 。また、図4に示すように、上部プレート10の外径測定凹部10eからガイド プレート13の切欠き溝13bにノギスの外径測定爪12b,12bを直径方向 から挿入して、サラバネ2の圧縮状態の外径d4を測定する。
【0018】 上記のようにして、圧縮時に変化するサラバネ2の内外径d3,d4を、正確 に、かつ迅速に測定することができる。
【0019】
【考案の効果】 以上の説明より明らかなように、本考案のサラバネの内外径測定治具は、第1 プレートと第2プレートでサラバネの両面を挟み込んで、ボルトとナットで挟み 込み方向に締め付けることにより、サラバネを圧縮状態に圧縮して、内径測定穴 にノギスの内径測定爪を挿入してサラバネの内径を測定すると共に、外径測定切 欠き溝にノギスの外径測定爪を挿入してサラバネの外径を測定するようにしたか ら、圧縮時に変化するサラバネの内外径を正確に、かつ迅速に実測できるように なる。これにより、ドローバーとサラバネの間のクリアランスの変化を最小に設 定できるから、サラバネに「なわとび現象」が発生しにくくなるので、ドローバ ーの振動が少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の測定治具の断面図
【図2】 図1の平面図
【図3】 内径測定時の測定治具の斜視図
【図4】 外径測定時の測定治具の斜視図
【図5】 マシニングセンターの断面図
【図6】 (A)はサラバネの自由状態の断面図、
(B)はサラバネの圧縮状態の断面図
【符号の説明】
2…サラバネ、10…上部プレート、10c…内径測定
穴、10e…外径測定凹部、11…下部プレート、12
a…内径測定爪、12b…外径測定爪、13…ガイドプ
レート、13b…切欠き溝、14…座板、16…ボル
ト、17…ナット、d3…内径、d4…外径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サラバネの両面を挟み込む第1プレート
    及び第2プレートと、第1プレートと第2プレートを挟
    み込み方向に締め付けて、上記サラバネを圧縮するボル
    ト及びナットとを備え、第1プレートには、上記サラバ
    ネの内径よりも大径で、ノギスの内径測定爪を軸方向か
    ら挿入可能な内径測定穴と、該サラバネの外周にノギス
    の外径測定爪を直径方向から挿入可能な外径測定切欠き
    溝とが形成されていることを特徴とするサラバネの内外
    径測定治具。
JP5834893U 1993-10-01 1993-10-01 サラバネの内外径測定治具 Pending JPH0723202U (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5834893U JPH0723202U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 サラバネの内外径測定治具

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JP5834893U JPH0723202U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 サラバネの内外径測定治具

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Publication Number Publication Date
JPH0723202U true JPH0723202U (ja) 1995-04-25

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5834893U Pending JPH0723202U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 サラバネの内外径測定治具

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JP (1) JPH0723202U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241450A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Showa Denko Kk 中心部に円状の開口部を有する円盤状基板の開口径を検査する方法及び装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008241450A (ja) * 2007-03-27 2008-10-09 Showa Denko Kk 中心部に円状の開口部を有する円盤状基板の開口径を検査する方法及び装置

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