JPH0723198Y2 - 食肉スライサー - Google Patents

食肉スライサー

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JPH0723198Y2
JPH0723198Y2 JP1988060245U JP6024588U JPH0723198Y2 JP H0723198 Y2 JPH0723198 Y2 JP H0723198Y2 JP 1988060245 U JP1988060245 U JP 1988060245U JP 6024588 U JP6024588 U JP 6024588U JP H0723198 Y2 JPH0723198 Y2 JP H0723198Y2
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JP
Japan
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conveyor
meat
sets
feed rollers
support shaft
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Application number
JP1988060245U
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JPH01164095U (ja
Inventor
忠昭 木下
周造 紅林
Original Assignee
南常鉄工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、上下にコンベアを備えた肉箱内に材料食肉
を挟持させつつ、これを送り出して、材料を前端からス
ライスするようにした食肉スライサーに関し、特に上部
コンベアの後端に支点を形成して揺動自在に設けるとと
もに、前端の押えローラを常時下降方向に付勢するばね
を設けることにより、前端の送りローラを上下動できる
ようにして、スライス中の食肉の振動を抑止させるよう
にしたものである。
従来の技術 従来この種のスライサーには、例えば実開昭63−53698
号公報のように、上部コンベアの前後の送りローラに、
下部コンベアと平行する搬送面を形成させる一方、前端
の送りローラのローラ軸に、それぞれ後端を牽引ばねに
牽引される複数本のレバーの中間を遊嵌し、各レバーの
先端に圧接子を一体成形して、材料の最前端部分を押え
付けるようにした食肉スライサーがある。
考案が解決しようとする課題 上記のように、圧接子はレバーと一体成形されており、
上下のコンベアの送り作用を受けて前進する材料の移動
に従動回転するものではなかった。そのために、圧接子
の押えが却って上部コンベアによる材料の送りを阻害し
て、押えている部分に停滞を生ずるおそれがあった。
この圧接子は、刃物に可及的に接近した位置で材料を前
端面に沿って押え付けるので、上面に凹凸の少ない平滑
な材料の場合にはきわめて優れた押え効果を発するが、
食肉の上部に顕著な凹凸がある場合とか、材料が残り少
なくなった場合とかに停滞を生じ易く、窪みを形成した
りして、コンベアの送り作用が材料の送りに正確に伝達
され難くなる。そうなると、スライス片の厚さが一定し
なかったり、厚さが均一でないスライス片を生ずること
があった。
以上のようなことから、食肉の上面の凹凸に影響されな
いで、かつ、前端の押えが十分に働くようにした上送り
装置を開発することが、この種のスライサーにおいて解
決すべき課題となっていた。
課題を解決するための手段 そこで本考案は、肉箱の底に敷設された下部コンベア
と、これに対向して肉箱の上部に昇降自在に付設された
上部コンベアとを備え、この上下のコンベアの間に挟持
させた食肉を刃物に向けて送り出すようにした食肉スラ
イサーにおいて、前記上部コンベアは、肉箱の上部に設
けた昇降枠に、後部を貫通させた支持軸を介してそれぞ
れに揺動を自在にした複数組のコンベアフレームと、各
組のコンベアフレーム間に回転自在に軸受されて前後各
1組となる複数組の送りローラと、各組の前後の送りロ
ーラ間にそれぞれ設けた伝動装置とを備え、前記昇降枠
とコンベアフレームの後端との間に、コンベアフームの
前端を常時下降方向に付勢する牽引ばねを設けるととも
に、上記支持軸を介して上記伝動装置を駆動し、各組の
前後の送りローラをそれぞれ送り方向に回転駆動するよ
うに構成したことを特徴とする特徴とする食肉スライサ
ーを提供するものである。
作用 上記のように構成した本考案スライサーは、牽引ばねに
付勢される上部コンベアのコンベアフレームの揺動によ
り、該フレ−ムの前端の送りローラが材料の起伏にそっ
て上下動し、材料の前端部の押えが常に十分に働く。ま
た、揺動の支点となる支持軸を介して各組の前後の送り
ローラとの間に設けた駆動装置がされ、総ての送りロー
ラが材料の押え位置で強制的に回転駆動されて食肉の前
端を送るので、停滞を生ずる余地がない。
また、各組のコンベアフレームがそれぞれ揺動すること
によって、前端の送りローラは食肉の幅方向の凹凸に対
応して個別に上下動し、材料との当接位置を変えるの
で、幅方向の押えと送りとが共に正確に行われる。
本考案は以上のようにして前記の課題を解決したもので
ある。
実施例 以下に本考案の実施例を第1図の全体側面図、第2図の
要部拡大側面図、第3図の要部横断平面図について説明
する。
面図に示す食肉スライサーは、肉箱1の底に敷設されて
積載した食肉2をスライス用の刃物3(丸刃)に向けて
搬送する下部コンベア4と、下部コンベア4の搬送方向
の前部に対向して備えられ、下部コンベア4と同期して
食肉2を刃物3に向けて押し送る上部コンベア5を有す
る。
上部コンベア5は、第2図と第3図とに示すように、L
字型で送り方向に沿ってそれぞれ左右一対をなす3組の
コンベアフレーム20と、各組のコンベアフレーム20に両
側を回転自在に軸受されて、それぞれ、前記刃物3の刃
面11と平行する支軸12を有し、コンベアフレーム20の後
端と前端にそれぞれ3個ずつ回転自在に嵌装された計6
個の送りローラ26、27とからなる。
各組のコンベアフレーム20は、後端の各送りローラ26と
共に支軸12を貫通する支持軸19に支持され、該支持軸19
を、肉箱1の上部に付設されて門型なす支持枠17に昇降
をガイドされる昇降枠18に保持させることにより、支持
軸19を支点としてそれぞれ揺動自在に備えられている。
各組のコンベアフレーム20は、L字型の上端と昇降枠18
との間に牽引ばね14をそれぞれ設け、前端の送りローラ
27が常時食肉4と接触するように下部コンベア4側に向
けて付勢されている。
各組のコンベアフレーム20間に備えられた前後の各送り
ローラ26、27は、それぞれの一側に一体形成したスプロ
ケッット29と、前後の各スプロケッット29間に掛け渡さ
れたチエン30とからなる伝動装置を備え、後端の送りロ
ーラ26を貫通する前記支持軸19は、図示を省略している
が、従来のスライサーと同様に公知の材料送り駆動機構
に連なり、該支持軸19の回転をこれに套嵌する支軸12を
介して後端の送りローラ26の回転に伝達するように構成
されている。
そして、上記公知の材料送り駆動機構は、上記支持軸19
と共に前記下部コンベア4を間欠駆動し、上下のコンベ
ア間に挟持した食肉2を刃物3に向けて送り出す。
前記昇降枠18には、前記支持枠17に設けたエアシリンダ
ー15のピストンロッド16の下端を固定して、上方からコ
ンベアフレーム20の外側に嵌合し、エアシリンダー15の
作動により上部コンベア5と共に昇降する従来公知のも
のを使用している。
なお図中、35は下部コンベア4の駆動輪、36は搬送ベル
ト、40は上記エアシリンダー15とピストンロッド16およ
び肉箱1の左右の側壁45、46に設けた案内溝47と、昇降
枠18の側面に突出して案内溝47に嵌合するピン48とから
なる上部コンベア5の昇降案内装置である。
前記のように構成した上部コンベア5は、前端の送りロ
ーラ27をコンベアフレーム20の揺動により、食肉2の高
さの変化に対応させて個別に昇降させる。したがって、
送り方向の前後に凹凸あるいは傾斜のような高さに変化
のある材料の場合でもその形状に合わせた押え付けを刃
物3に近い前端部で行う。また、前端の送りローラ27
は、材料を押え付けながらスプロケッット29とチエン30
とからなる伝動装置の駆動作用により、食肉2の前端部
分を強制的に送り方向に移動させる。
またこの前端の送りローラ27は、刃面11と平行する横方
向には、複数個に分割され、かつ、それぞれに揺動の可
能なコンベアフレーム20に取り付けられているので、材
料の横方向に高低差のある食肉2の場合でも、個々の送
りローラ27が食肉2との当接高さを変えて、送り幅方向
でそれぞれ回転駆動する。
なお、後端の送りローラ26は、横方向に分割されてはい
るが、支持軸19の挿通により個々に高さを変えることは
できないが、エアシリンダー15の機能により弾性的にそ
の高さが変えられることは云うまでもない。
前記前端の送りローラ27の作動の説明から明らかなよう
に、このスライサーは、材料の送り方向と幅方向との双
方向の凹凸に、前端の送りローラ27の高さを対応させる
とともに、常に個々のローラ27の回転駆動により食肉2
を強制的に移動させるので、材料の前端部に停滞を生ず
る余地がなく、安定した材料送りができる。
以上のように、上部コンベアに、支持軸を後部に貫通さ
せてそれぞれに揺動を自在にした複数組のコンベアフレ
ームと、各組のコンベアフレーム間に回転自在に備えた
前後それぞれ複数個の送りローラと、各組の前後の送り
ローラ間に設けた伝動装置とを備えた本考案によれば、
上述のように、材料の送り方向と幅方向との双方向の凹
凸に前端の送りローラの高さを対応させるとともに、常
に個々のローラを回転駆動して食肉を強制的に移動させ
るので、材料の前端部に停滞を生ずる余地がなく、安定
した材料送りができる。
したがって、切断される食肉の全長にわたって厚みが均
一なスライス片を得ることができるとともに、均一な厚
み有するスライス片を得ることができ、商品価値を向上
できる。
本考案には以上にように優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を全体側面図、第2図は同じく
要部拡大側面図、第3図は同じく要部横断平面図であ
る。 1…肉箱、2…食肉、3…刃物、5…上部コンベア、11
…刃面、12…支軸、14…牽引ばね、19…支持軸、20…コ
ンベアフレーム、26…後端の送りローラ、27…前端の送
りローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】肉箱1の底に敷設された下部コンベア4
    と、これに対向して肉箱の上部に昇降自在に付設された
    上部コンベア5とを備え、この上下のコンベアの間に挟
    持させた食肉2を刃物3に向けて送り出すようにした食
    肉スライサーにおいて、前記上部コンベア5は、肉箱1
    の上部に設けた昇降枠18に、後部を貫通させた支持軸19
    を介してそれぞれに揺動を自在にした複数組のコンベア
    フレーム20と、各組のコンベアフレーム20間に回転自在
    に軸受されて前後各1組となる複数組の送りローラ26、
    27と、各組の前後の送りローラ26、27間にそれぞれ設け
    た伝動装置とを備え、前記昇降枠18とコンベアフーム20
    の後端との間に、コンベアフーム20の前端を常時下降方
    向に付勢する牽引ばね14を設けるとともに、上記支持軸
    19を介して上記伝動装置を駆動し、各組の前後の送りロ
    ーラ26、27をそれぞれ送り方向に回転駆動するように構
    成したことを特徴とする特徴とする食肉スライサー。
JP1988060245U 1988-05-07 1988-05-07 食肉スライサー Expired - Lifetime JPH0723198Y2 (ja)

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JPH01164095U JPH01164095U (ja) 1989-11-15
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JP2009172683A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Watanabe Foodmach Co Ltd 食品スライサ
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