JP4490520B2 - 食肉スライサーにおける上押え装置 - Google Patents

食肉スライサーにおける上押え装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、肉箱の底部に沿って敷設された下部コンベアと共同して材料を上部から押えつつ、機台の一側に立設されて回転する刃物に向けて押し出すようにした食肉スライサーの上押え装置に関し、材料の前端部を幅のあるベルトコンベアで押え、後部は個別に揺動の可能な多数本のフィンガーで押えるようにしたことを特長とするものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の上押え装置には、例えば本出願人の先願に実公平5−13515公報がある。
この先願の上押え装置は、上押えコンベアの前端部の前方に揺動可能なフィンガーの前端部を突出させて、切断される材料の端面の際を押えるようにしたものであった。そのため、横断方向に形の一定しない材料の際押えとしてきわめて有効であった。また、ローラーの径を越える前方で材料の押えが効くので残り少なくなった材料を終わりまで切断する場合に特に有用であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の上押え装置は、肉箱の前端部の上押えとして上記のように有用であったが、例えば2枚に切り整えられた魚肉フィレあるいはタンのように、比較的に材料の長さ方向の形状が一定しなかったり、横断方向に凹凸のある材料の場合には、フィンガーとコンベアの押えが有効に機能しないで材料の後部の横ずれを生じ易い。
【0004】
このようなことから本発明が解決しようとする課題は、比較的に長尺で長さ方向または長さ方向と横断方向共に形状が一定しない不定形材料のスライスに好適して、切断中の材料の横ずれを防止できるようにした上押え装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明は、機台の一側に立設されて回転する刃物に向けて、前下がり傾斜の下部コンベアと共同して肉箱内の材料を送り出すようにした食肉スライサーにおける上押え装置において、肉箱の前端部に沿って材料を押し出す前部押えとして、肉箱の幅方向に沿う小径のローラにベルトを回させたベルトコンベアを用い、材料の中間に接する部分には、肉箱の上部に横架した支持軸に、材料の送り方向に沿ってそれぞれ揺動を自在にして取り付けられた多数の薄板状のフィンガーを適宜間隔に設け、各フィンガーには、それぞれの前端を材料に圧接させるように付勢するばねを取り付けるとともに、前端の下降限度を制定するストッパーを設け、小径のローラ軸にベルトを巻回させた前記ベルトコンベアに材料の前端部を幅方向に圧接させ、中間部以後は材料の厚さと幅に応じて個別に圧接する上記フィンガーにより材料の振れを防止するようにしたことを特徴とする食肉スライサーにおける上押え装置を提供するものである。
【0006】
上記のように構成した本発明上押え装置は、小径のローラ軸にベルトを巻回させたベルトコンベアで材料の前端部を幅広く荷重を掛けて押えつつ送り出し、材料の中間以降は個々に揺動の可能なフィンガーによって、外形形状と幅に応じて弾性的に抑止するので、切り始めから切り終わるまで材料の形状に沿った押えが有効に作用し、後部の横ずれを可及的に防止するので、比較的に長尺で、かつ、横断方向にも形状が一定しない材料の上押えとして好適する。
【0007】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面について説明する。
図において、fは、自公転する刃物(図示省略)を収容して機台Fの一側に立設した従来公知のスライサーの刃物台、Bは、刃物台fの図示右手に前端部を接続した台座部1に前部を枢着させて、比較的に傾斜を急にして固定された肉箱、2は、肉箱Bの底部に敷設した前下がり傾斜の下部コンベア、3は、下部コンベア1に対向して肉箱Bの上部に設置した上押え装置である。
【0008】
上押え装置3は、刃物台fの端面に沿って台座部1の前部に設けたガイド溝4に前部両側のガイドローラ5を嵌合し、後部を肉箱Bの後部に設けたブラケット17に支承されるリンク6に支えられたコンベアフレーム7と、該フレーム7の前端部に横架した小径のローラ軸8と後部に横架した大径のローラ軸9との間に掛け渡した上送りベルトコンベア10とからなる前部押えaと、中間部押えbとして、ブラケット17の上部に横架した支持軸11に、材料の送り方向に沿ってそれぞれ弾性的に揺動を自在にして取り付けられた多数の薄板状のフィンガー12を有する。
【0009】
各フィンガー12は、支持軸11上にスペーサ13を介在させて等間隔に配置されるとともに、それぞれの前端を材料に圧接させるように付勢するばね14を、支持軸11に平行してブラケット17に設けたばね受け軸15との間に設けるとともに、各フィンガー12の前端の下降限度を制定するストッパー16を支持軸11の後部上方に横架している。
【0010】
下部コンベア2の前端の回転軸18と、上送りベルトコンベア10の後部のローラ軸9は、図1に示すように、台座部1の後部に設置したサーボモータ19、減速機ユニット20、出力軸21に、それぞれの回転伝動機構22、23を介して連結されており、サーボモータ19に駆動されて、下部コンベア2と上送りベルトコンベア10の前端部は互いに逆方向に回転する。
【0011】
肉箱Bに積載した材料は、上記のように構成した下部コンベア2との押え装置3との間に挟持され、下部コンベア2の前端の回転軸18と上押え装置3の後部のローラ軸9の回転と共に刃物台fに向けて送り出され、所望の厚さにスライスされる。
【0012】
そして、前部押えaを構成する上送りベルトコンベア10は、軸上に多数のローラーベアリングを配置することにより形成した小径のローラ軸8に巻回されているので、材料の前端部を幅広く加圧するとともに、図示省略の刃物の切断位置に可及的に近接した位置で材料を送り出す。
【0013】
また、中間部押えbを構成する各フィンガー12は、ばね14に付勢される前端を個々に材料に圧接させて横断方向の凹凸に沿って上から押える。そして、材料のないとろではストッパー16に抑止されるまで前端を下降させることにより、材料を両側から抑制して切断中における横ずれを阻止するように機能する。
【0014】
なお、図示した実施例は、主として与えられた材料を斜め切りする場合のもので、台座部1の後部と肉箱Bの後部との間に備えた突っ張り棒24の固定位置25を変えることにより肉箱Bの傾斜を変えられるようにしている。
【0015】
本発明の実施に際して、上記上押え装置3を付設する食肉スライサーの構造は、実施例のように傾斜した機台F上に肉箱Bを定置し、同じく傾斜した刃物台f内に自公転する刃物を備えたものに限定されない。例えば肉箱を水平方向に往復させるようにし、定位置に回転する丸刃を備えたものであってもよい。また、各部材の形状等は図示の態様に限定されるものではなく、本発明の要旨にそって任意に設計変更されることはいうまでもない。
【0016】
【発明の効果】
前記のように構成し、上記のように用いられるようにした本発明によれば、上押え装置の前端部で荷重を掛けつつ材料を幅一杯に送り出し、中間部以降は材料の形状に沿った押えが行われるので、スライス中の振動による材料の横ずれが防止され、特に、比較的に長尺であったり、長さ方向、幅方向に凹凸があって上押えが一定に働き難い材料のスライスに好適し、例えば魚肉フィレとかタンのような材料をスライスする場合に、切り始めから切り終わるまで所望の形状に近いスライス片を得ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を付設したスライサーの一部切欠立面図
【図2】図2は上押え装置部分の拡大平面図である。
【符合の説明】
F 機台
f 刃物台
B 肉箱
1 台座部
2 下部コンベア
3 上押え装置
a 前部押え
4 ガイド軸
5 ガイドローラ
6 リンク
7 コンベアフレーム
8 ローラ軸
9 ローラ軸
10 上送りベルトコンベア
b 中間部押え
11 支持軸
12 フィンガー
13 スペーサ
14 ばね
15 ばね受け軸
16 ストッパー
17 ブラケット
18 回転軸
19 サーボモータ
20 減速機ユニット
21 出力軸
22 回転伝動機構
23 回転伝動機構
24 突っ張り棒
25 固定位置

Claims (1)

  1. 機台の一側に立設されて回転する刃物に向けて、前下がり傾斜の下部コンベアと共同して肉箱内の材料を送り出すようにした食肉スライサーにおける上押え装置において、肉箱の前端部に沿って材料を押し出す前部押えとして、肉箱の幅方向に沿う小径のローラにベルトを回させたベルトコンベアを用い、材料の中間に接する部分には、肉箱の上部に横架した支持軸に、材料の送り方向に沿ってそれぞれ揺動を自在にして取り付けられた多数の薄板状のフィンガーを適宜間隔に設け、各フィンガーには、それぞれの前端を材料に圧接させるように付勢するばねを取り付けるとともに、前端の下降限度を制定するストッパーを設け、小径のローラ軸にベルトを巻回させた前記ベルトコンベアに材料の前端部を幅方向に圧接させ、中間部以後は材料の厚さと幅に応じて個別に圧接する上記フィンガーにより材料の振れを防止するようにしたことを特徴とする食肉スライサーにおける上押え装置。
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