JPH07231888A - 放射線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

放射線コンピュータ断層撮影装置

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JPH07231888A
JPH07231888A JP6024086A JP2408694A JPH07231888A JP H07231888 A JPH07231888 A JP H07231888A JP 6024086 A JP6024086 A JP 6024086A JP 2408694 A JP2408694 A JP 2408694A JP H07231888 A JPH07231888 A JP H07231888A
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fluoroscopic
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radiation
ray
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JP6024086A
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Shigeru Tanaka
茂 田中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】経皮針生検の針やカテーテル等の挿入の際に正
確、かつリアルタイムにガイドを行うことができる放射
線CT装置を提供すること。 【構成】被検体Pの多方向の投影データを再構成演算し
て被検体Pの断層像を求める放射線コンピュータ断層撮
影装置において、被検体Pの透視像を得る手段12a,
12bを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線コンピュータ断
層撮影装置(以下、放射線CT装置と称する)に係り、
特に体内の腫瘍に対する経皮針生検を行う場合に針の位
置をほぼリアルタイムに表示して正確に針の位置をガイ
ドすることができる放射線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から患者の体内の肺等の腫瘍に対す
る経皮針生検を行う際の針のガイドやカテーテルの挿入
等による治療のガイドを行うために、X線透視装置が用
いられている。すなわち、X線透視装置は、被検体に対
して所定の方向からX線を照射して透視像を得るもので
あり、表示をリアルタイムに行うことが可能である。ま
た、従来のX線透視装置では1方向からの透視像しか得
られないが、1方向からの透視像だけでは、その方向に
沿った位置のずれは透視像から判明しないため、患者の
体軸に対し垂直であり、かつ互いに垂直な2方向からの
透視像が得られるX線透視装置も用いられている。
【0003】2方向透視を行うX線診断装置によるガイ
ドを行う場合にあっては、針やカテーテル等が挿入され
る向きが上記2方向のいずれかと一致している場合に
は、正確な位置表示を行うことができる。しかし、2方
向のいずれにも一致しない場合には断面内の正確な位置
の判別に熟練を要するためガイドが困難であった。この
ため、生検針等の挿入方向が限定されるという問題があ
った。また、X線透視装置では小腫瘤等は判別できない
という問題があった。
【0004】そこで、患者の多方向の投影データを再構
成演算して、患者体の断層像を求めることにより、小腫
瘤等、ほとんど全ての病変をも撮像することができるX
線CT装置を用いたガイドを行う方法がある。一方、2
次元検出器を用いて、多数の断層像を再構成演算し、複
数の断層像若しくは立体像を得る方法が提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のX
線CT装置を用いて断層像によるガイドのもとに経皮針
生検を行う場合には次のような問題があった。すなわ
ち、針やカテーテルが断層像のある断層面から外れた場
合、すなわち、体軸方向にずれた場合には画像に針やカ
テーテルが映らなくなるという問題があった。また、投
影データの収集及び再構成演算を行う時間だけタイムラ
グを生じ、リアルタイムに画像を得ることが困難である
という問題があった。また、立体像を得る方法では、断
層面から外れる虞はないが、画像が得られる時間は通常
のCTに比較しても長くなり、リアルタイムに画像を得
ることは困難である。
【0006】そこで本発明は、経皮針生検の針やカテー
テル等の挿入の際に正確、かつリアルタイムにガイドを
行うことができる放射線CT装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は、被検体の多方向の投影デー
タを再構成演算して上記被検体の断層像を求める放射線
コンピュータ断層撮影装置において、前記被検体の透視
像を得る手段を備えるようにした。
【0008】また、前記透視像を得る手段は、放射線を
発生する放射線発生手段と、この放射線発生手段に対し
前記被検体を挟んで配置され、前記放射線を検出する2
次元検出器とを備えていることが好ましい。
【0009】さらに、前記投影データは前記透視像を得
る手段から得られることが好ましく、前記透視像を得る
手段は、複数設けられていることが好ましく、前記透視
像を得る手段で得られた複数の透視像のうち少なくとも
2つの透視方向は垂直をなしていることが好ましい。
【0010】さらにまた、前記2次元検出器は検出素子
が複数並べられた検出素子列が複数設けられていてもよ
い。さらにまた、前記複数の透視像を得る手段の中心位
置は異なる位置に設けられていてもよい。
【0011】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。被検体の多方向の投影データを再構成演算して断層
像を求める際に、断層像に対して垂直な方向からの前記
被検体の透視像を得る手段を備えることにより、断層像
と透視像の両方を得ることができる。このため、精密な
画像が得られるCT装置とリアルタイムに画像が得られ
る透視装置のそれぞれの利点を利用することができる。
【0012】一方、透視像を得る手段を2次元検出器と
することで、大量の投影データを同時に収集できるので
リアルタイムに近い断層像若しくは立体像を得ることが
できる。また、投影データは透視像を得る手段と共用す
ることにより、特別に検出器を設けることなく透視像と
断層像・立体像を得ることができるため装置の構成が簡
単になる。
【0013】さらに、透視像を得る手段を複数設けるこ
とにより、複数方向からの被検体の透視像を得ることが
できる。また、複数の透視像を得る手段はそれぞれ異な
る投影データを収集することにより、データ収集速度は
速くなるか、若しくは画像の分解能が高くなり、より精
密な画像を得ることができる。一方、複数の透視像を得
る手段は断層像に対して垂直方向に所定距離だけ隔てて
配置することにより広い範囲の立体像を得ることが可能
である。
【0014】
【実施例】図1は本発明の第1実施例に係る放射線CT
装置の一つであるX線CT装置の構成を示すブロック図
である。本実施例に係るX線CT装置は図中矢印方向に
回転自在に設けられた架台10と、この架台10に90
°の間隔をもって配置されたX線管球11a,11b
と、これらX線管球11a,11bに体軸が紙面と直交
してる患者Pを介してそれぞれ対峙する位置に設けられ
た2次元検出器12a,12bとを備えている。2次元
検出器12a,12bは図2に示すようにそれぞれ多数
のX線検出素子13が曲面上若しくは曲面に外接した多
面上若しくは平面上に2次元に配列されており、曲線に
沿って配列された検出素子の数がchの数となる。な
お、2次元検出器12a,12bの患者Pの体軸方向の
幅Wは20〜30mm程度の狭いものでもよい。
【0015】X線管球11a,11bはX線コントロー
ラ20に接続されており、X線コントローラ20は後述
するシステムコントローラ50に接続されている。架台
10は架台コントローラ30に接続されており、架台コ
ントローラ30はシステムコントローラ50に接続され
ている。
【0016】2次元検出器12a,12bの出力はそれ
ぞれA/D変換ユニット40a,40bに接続されてお
り、これらA/D変換ユニット40a,40bの出力は
データ収集コントローラ41,バッファメモリ42,後
述する第1ディスプレイコントローラ61,第2ディス
プレイコントローラ62に接続されている。データ収集
コントローラ41はシステムコントローラ50及び前処
理装置43に接続されている。バッファメモリ42は前
処理装置43及び磁気ディスク44に接続されている。
前処理装置43は磁気ディスク44及び再構成装置45
に接続されている。再構成装置45はシステムコントロ
ーラ50,磁気ディスク44,画像処理装置46に接続
されている。画像処理装置46は後述する第3ディスプ
レイコントローラ63に接続されている。
【0017】一方、図中50はシステムコントローラを
示しており、X線コントローラ20,架台コントローラ
30,データ収集コントローラ41をそれぞれ相互に制
御を行う。なお、51はオペレータからの指令をシステ
ムコントローラ50に送る操作コントローラを示してい
る。
【0018】システムコントローラ50の出力は第1デ
ィスプレイコントローラ61,第2ディスプレイコント
ローラ62,第3ディスプレイコントローラ63に接続
されており、これら第1〜第3ディスプレイコントロー
ラ61〜63はそれぞれ第1CRT71,第2CRT7
2,第3CRT73に接続されている。
【0019】このように構成されたX線CT装置を用い
て図3に模式的に示す患者Pの腹部に経皮針生検のガイ
ドを行う場合について説明する。なお、図3中Nは経皮
針、P1 ,P2 はスライス幅の端部、Q1 は腫瘍、Q2
は内臓、X方向はX線管球11aから2次元検出器12
aに向かう方向、Y方向はX線管球11bから2次元検
出器12bに向かう方向、Zは患者Pの体軸を示してい
る。また、図4の(a),(b),(c)はそれぞれ第
1CRT71、第2CRT72、第3CRT73に表示
される画像を示しており、図中C1 〜C3 はCRT画面
を示している。
【0020】最初にオペレータは寝台(不図示)に患者
Pを載置し、架台10の開口部に患者Pを導入する。次
に、操作卓51により透視モードとCTモードとを操作
卓51を介して適宜切り替える。
【0021】透視モードでは、架台コントローラ30に
より架台10は回転せず、所定の位置で固定した状態と
なるように制御される。また、X線コントローラ20に
よりX線管球11a,11bの印加X線条件は例えば8
0kV4mAの低線量に制御される。さらに、データ収
集コントローラ41では次のように制御が行われる。す
なわち、2次元検出器12a,12bで収集されたデー
タは、A/D変換ユニット40a,40bによりデジタ
ル信号に変換され、それぞれ第1ディスプレイコントロ
ーラ61,第2ディスプレイコントローラ62を介して
それぞれ第1CRT71及び第2CRT72に透視像が
リアルタイムに表示される。ここで、第1CRT71,
第2CRT72に表示される透視像はそれぞれ図4の
(a)及び(b)に示すようなものとなる。また、この
透視モードではデータ収集コントローラ41を介して前
処理装置43,再構成装置45,画像処理装置46,第
3ディスプレイコントローラ61,第3CRT71は動
作しないように制御されるか、他の画像を表示するため
に用いてもよい。
【0022】なお、これらの投影データは必要に応じて
バッファメモリ42を介して磁気ディスク44に記憶さ
れる。また、図示されないビデオ装置に記録することも
可能である。
【0023】一方、CTモードでは、架台コントローラ
30により架台10が図中矢印R方向に所定の回転数で
回転するように制御される。また、X線コントローラ2
0によりX線管球11a,11bの印加X線条件は例え
ば120kV300mAに制御される。さらに、データ
収集コントローラ41では次のように制御が行われる。
すなわち、90°+X線管球のファンビーム角度だけ回
転した時点で2次元検出器12a,12bで収集された
投影データはA/D変換ユニット40a,40bにより
デジタル信号に変換された後、バッファメモリ42を介
して前処理装置43で前処理が行われる。次に前処理が
行われた投影データにより再構成装置45で断層像が再
構成された後、画像処理装置46で画像処理が行われ、
第3ディスプレイコントローラ63を介して第3CRT
73に1枚の断層像若しくは必要に応じて立体像が表示
される。なお、立体像は多数のスライスの断層像を3次
元処理を行うことにより間接に、若しくは3次元再構成
を行うことにより直接に得られる。ここで、第3CRT
73に表示される断層像は図4の(c)に示すようなも
のとなる。以降は連続的にある一定回転毎に新たな断層
像若しくは立体像の投影データが得られる。ここで断層
像若しくは立体像が得られる時間は例えばフルスキャン
に要する時間を0.5sec.とすれば、ハーフスキャ
ンでは0.15sec.程度となる。したがって、連続
回転をすれば連続的に0.15sec.遅れ程度で断層
像若しくは立体像が得られることとなり、リアルタイム
に近い画像が得られる。
【0024】さらに、回転している2次元検出器12
a,12bの位置が上述した透視モードにおける所定位
置と同じ位置にきたときは、A/D変換ユニット40
a,40bの出力が第1ディスプレイコントローラ61
及び第2ディスプレイコントローラ62を介してそれぞ
れ第1CRT71及び第2CRT72に透視像が表示さ
れる。なお、CTモード時は、2次元検出器12a,1
2bがそれぞれ所定の角度にあるときにのみ透視像を検
出するので、所定の角度にないときは次の透視像が検出
されるまで前の透視像が表示されることとなる。
【0025】上述したように本実施例に係るX線CT装
置によれば、経皮針生検のガイドに透視モードとCTモ
ードとを切り替えて用いることができ、透視モードにお
いては、リアルタイムに経皮針のガイドを行い、CTモ
ードにおいては、透視モードでは撮像困難な症例のガイ
ドをも行うことが可能である。また、CTモードでは立
体像または複数の断層像が得られるため、従来のCTで
問題点であった1横断面外での針の挿入も可能となり、
経皮針の挿入角度の許容範囲も広くなる。また、X線検
出器として2次元検出器12a,12bを用いているの
で、得られる投影データの列が多くなるとともに、架台
10の回転角度がほぼ90°+X線管球のファンビーム
角度で全方向の投影データを収集できるので、スキャン
時間が大幅に短縮され、ほぼリアルタイムに近い立体像
の表示が可能である。
【0026】さらに、常にCTモードを用いた場合に比
べ、透視モードではX線曝射量は大幅に少ない量で済む
ため、ガイドを行った場合のX線曝射量並びに被曝量が
減る。また、単一の装置で透視像及び断層像が得られる
ので、被検者を移動させる必要がないとともに各種条件
設定が省力化できるのでオペレータの負担を軽減する。
【0027】なお、第3ディスプレイコントローラ63
及び第3CRT73を省略し、それぞれ第1ディスプレ
イコントローラ61又は第2ディスプレイコントローラ
62及び第1CRT71又は第2CRT72と兼用する
ようにしてもよい。
【0028】また、第1実施例の変形例としてX線管球
と2次元検出器を一組のみ使用したものでは、撮影条件
は例えば140kV100mAの条件で行なう。この場
合、透視モード時には一方向のみの透視像を表示するが
できないが、必要により、架台を回転により透視方向を
変えることにより、任意の方向の透視像が得られる。こ
の状態でガイドが困難な場合は上述した第1実施例と同
様にCTモードに切り替えれば、断層像若しくは立体像
が得られる。したがって、第1実施例とほぼ同様の効果
が得られるとともに、X線管球と2次元検出器が一組で
よいので簡単な構成となる。
【0029】図5は本発明の第2実施例に係るX線CT
装置の架台に組み込まれたX線管球11a,11b及び
2次元検出器12a,12bを示す図である。なお、本
実施例の構成は上述した第1実施例と同様であるので省
略する。
【0030】本実施例に係る本実施例と第1実施例とが
異なる点は、2次元検出器12bに対してX線管11b
の中心位置が検出素子1/4ch分だけオフセット配置
されている点にある。2次元検出器12a,12bの検
出素子が回転中心から1/2ch分だけオフセット配置
されている このように構成されていると、X線管球11aから照射
され2次元検出器12aに入射するX線の経路とX線管
球11bから照射され2次元検出器12bに入射するX
線の経路と1/4chだけ異なることとなる。さらに、
X線管球11aから照射され2次元検出器12aに入射
するX線の経路とX線管球11aが180°回転した位
置から照射され2次元検出器12aに入射するX線の経
路とを1/2chだけ異ならせることで、検出素子1/
4ch分刻みの投影データを得ることができる。したが
って、したがって、1画像を構成するためのスキャン時
間はオフセット配置しない場合に比べ長くなるため、サ
ンプリングレートは粗くなるが、検出素子の数が4倍に
なるのと同様の効果が得られるため分解能を高めること
ができる。このときスキャン時間、すなわち立体像が表
示されるまでのタイムラグは、例えば架台の1回転が
0.3〜0.5sec.の場合は、180°+ファンビ
ーム角度の回転でデータ収集を行うハーフスキャンであ
れば画像再構成の時間を考慮すればて約0.2〜0.3
sec.となる。なお、オフセット配置は上記に限られ
ない。
【0031】図6は本発明の第3実施例に係るX線CT
装置の架台に組み込まれた2次元検出器12a,12b
を示す図である。なお、本実施例の構成は上述した第1
実施例と同様であるので省略する。
【0032】本実施例に係る本実施例と第1実施例とが
異なる点は、2次元検出器12a,12bが患者Pの体
軸方向、すなわちスライス幅方向にW1 だけオフセット
配置されている点にある。この実施例に係るX線CT装
置によれば、2次元検出器12a,12bのスライス幅
が小さい場合であっても、厚いスライス幅の立体像を得
ることが可能である。また、X線管球11b、2次元検
出器12bをスライス幅方向に移動可能に構成してもよ
い。
【0033】このように構成されていると、第1実施例
の場合に比べて同一の時間で厚いスライスのスキャンが
可能であり、より広い範囲の立体像を得ることができ
る。また、ヘリカルスキャンと組み合わせることにより
さらに厚いスライスのスキャンが可能である。
【0034】なお、本発明は上述した各実施例に限定さ
れるものではない。すなわち上記各実施例では、第3世
代の場合について記したが、第4世代について適用して
もよい。また、検出器として検出素子を2次元配置した
2次元検出器を用いているが、このような検出器に限定
されることなく図7に示すようなイメージインテンシフ
ァイア(以下、「I.I.」と称する。)を用いるよう
にしてもよい。図7中80は架台、81a,81bはX
線管球、82a,82bはI.I.を示している。ま
た、蛍光板とCCDとの組み合わせやシンチレータとイ
メージセンサとの組み合わせたものでもよい。さらに、
上記実施例では経皮針やカテーテルのガイドに用いてい
るが、立体像を得るためのボリュームCTとして用いる
ようにしてもよい。この場合は必要に応じてヘリカルス
キャンを行うことによりスライス幅方向に広範囲のスキ
ャンを短時間に行うことができる。さらにまた、本装置
のCTモードで得られた各方向の投影データを用いて、
各回転角度毎のDA(デジタルアンギオグラフィ)やD
SA(デジタルサブトラクションアンギオグラフィ)を
行なうこともできる。このほか本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、被検体の多方向の投影
データを再構成演算して断層像を求める際に、断層像に
対して垂直な方向からの前記被検体の透視像を得る手段
を備えることにより、断層像と透視像の両方を得ること
ができる。このため、精密な画像が得られるCT装置と
リアルタイムに画像が得られる透視装置のそれぞれの利
点を利用することができる。特に、透視像を得る手段を
2次元検出器とすることで、大量の投影データを同時に
収集できるのでリアルタイムに近い断層像若しくは立体
像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るX線CT装置の構成
を示すブロック図。
【図2】同装置に組み込まれた検出器の配置を示す斜視
図。
【図3】同装置を用いて被検体の透視像及び断層像をと
る方向を示す図。
【図4】同装置を用いて得られた被検体の透視像及び断
層像を示す図。
【図5】本発明の第2実施例に係るX線CT装置に組み
込まれた検出器の配置を示す正面図。
【図6】本発明の第3実施例に係るX線CT装置に組み
込まれた検出器の配置を示す斜視図。
【図7】X線CT装置に組み込まれたX線管球とI.
I.の配置を示す正面図。
【符号の説明】
10…架台 11a,11b…
X線管球 12a,12b…2次元検出器 13…X線検出素
子 20…X線コントローラ 30…架台コント
ローラ 40a,40b…A/D変換ユニット 41…データ収集コントローラ 42…バッファメ
モリ 43…前処理装置 44…磁気ディス
ク 45…再構成装置 46…画像処理装
置 50…システムコントローラ 51…操作コント
ローラ 61…第1ディスプレイコントローラ 62…第2ディスプレイコントローラ 63…第3ディスプレイコントローラ 71…第1CRT 72…第2CRT 73…第3CRT

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体の多方向の投影データを再構成演算
    して上記被検体の断層像を求める放射線コンピュータ断
    層撮影装置において、 前記断層像に対して垂直な方向からの前記被検体の透視
    像を得る手段を備えてなることを特徴とする放射線コン
    ピュータ断層撮影装置。
  2. 【請求項2】前記透視像を得る手段は、放射線を発生す
    る放射線発生手段と、この放射線発生手段に対し前記被
    検体を挟んで配置され、前記放射線を検出する2次元検
    出器を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の放
    射線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 【請求項3】前記投影データは前記透視像を得る手段か
    ら得られることを特徴とする請求項1または2に記載の
    放射線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 【請求項4】前記透視像を得る手段は、複数設けられて
    いることを特徴とする請求項1,2または3に記載の放
    射線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 【請求項5】前記透視像を得る手段で得られた複数の透
    視像のうち少なくとも2つの透視方向は垂直をなしてい
    ることを特徴とする請求項4に記載の放射線コンピュー
    タ断層撮影装置。
  6. 【請求項6】前記2次元検出器は検出素子が複数並べら
    れた検出素子列が複数設けられていることを特徴とする
    請求項2,3,4または5に記載の放射線コンピュータ
    断層撮影装置。
  7. 【請求項7】前記複数の透視像を得る手段の中心位置は
    異なる位置に設けられていることを特徴とする請求項
    4,5または6に記載の放射線コンピュータ断層撮影装
    置。
  8. 【請求項8】前記複数の透視像を得る手段は前記被検体
    の体軸方向に所定距離だけ隔てて配置されていることを
    特徴とする請求項4,5,6または7に記載の放射線コ
    ンピュータ断層撮影装置。
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