JPS63302830A - Ｃｔ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、Ｘ線ＣＴ装置、磁気共鳴イメージング装置（
ＭＲＩＨ置）、ポジトロンエミツションＣＴ装置（ＰＥ
Ｔ装置）、−シングルフｔトンエミッションＣＴ装置（
ＳＰＥＣＴ装置）等のＣＴ（Ｃｏｍｐｕｔｅｄ　Ｔｏｍ
ｏｇｒａｈｙ）装置に関するものである。

（従来の技術） 従来、ＣＴ装置例えば被検体のＸ線透過情報に基づいて
該被検体の断層像（ＣＴ像）を形成するようにしたＸ　
Ｘ８　ＣＴ装置においては、被検体の体軸方向に連続し
且つ互いに平行なる複数スライス面の断層像を得ること
が行われ、更には前記複数スライスデータに基づく断面
変換処理（ＭＰＲ：Ｈａｌｔｉ　Ｐｌａｎａｒ　Ｒｅｃ
ｏｎｓｔｒｕｃｔｉｏｎ）や３次元側＠処理の実行によ
り被検体の所望の断面変換像表示、３次元画像表示が行
われている。

このようなＸ線ＣＴ装置においては、スキャン位置を決
定するために、予め被検体についてのスキセノ像躍影を
行っている。すなわら、Ｘ線ＣＴ　　　　′装置におけ
るＸ線管球とＸ線検出器とを定位置に固定しておき、被
検体を載置する寝台をそのＸ線管球とＸ線検出器との間
で移動させつつ、被検体に向って寝台の移動に同期して
Ｘ線を曝射し、例えば第５図に示すように、一般のＸ線
透視像とほぼ同様のスキャノ像１７を得る。Ｘ線ＣＴ装
置にあけるＣＲＴディスプレイには、スキャノ像１７と
断層倣形可能な位置を示す複数かつ等間隔の線１８とが
重畳表示されており、オペレータが前記スキャノ＠１７
を見、断層倣形部位を特定した後、ＣＲＴディスプレイ
面上の該当する線１８に対応付けられた番号をキーボー
ドを介してＸ線ＣＴ装置に入力すると、Ｘ線管球直下に
被検体の断層敵影部位が位置するように寝台の天板が移
動し、次いでＸ線管球の回転走査による断層ｌ１ｒｉ影
が行われるのである。

第６図（ａ）、（ｂ＞は、上記のスキャン位置決めによ
って撮影されたスライス像（断層像）を示しており、同
図（ａ）は前記倣形部位特定用の腺１８ａにおけるスラ
イス像、同図（ｂ）は線１８ｂにおけるスライス像をそ
れぞれ示すものでおる。

ところで、上記のスキセン位置決めは、あくまで被検体
の体軸方向の位置決め計画でしかなく、撮影領域（又は
再構成領域）φの計画はオペレータの経験に基づいて、
場合によっては一枚のスライス像を参照しながら行って
いた。

しかしながら、被検体の形状は体軸方向に大きく異なっ
ているため、上記の撮影領域計画においては、被検体の
体軸方向の形状把握が困難であり、この形状把握を誤る
と撮影領域φの適切なる設定が行われず、所望のスライ
ス像を１ｑることができない。第７図（ａ＞、（ｂ）は
第６図（ａ）。

（ｂ）のスライ支像の撮影の場合よりもＶＲ影領域φを
小さく設定した場合（ズーミング処理を施している）を
示している。Ｉｒｉ影領域設定が不適切であると、例え
ば１９で示すように撮影領域からのはみ出し部分を生じ
、後の画像処理（断面変換処理、３次元画像処理）にお
いて支障をきたすことになる。

（発明が解決しようとする問題点） 上述したように従来は、適切なる撮影領域設定が困難で
あり、断面変換処理や３次元画像処理用として適切なる
スライス像を効率良く得ることができなかった。

そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、撮影領域
の適切なる設定を容易に行うことができ、断面変換処理
や３次元画像処理用として適切なるスライス像を効率良
く得ることができるＣＴ装置の提供を目的としている。

［発明の構成コ （問題点を解決するための手段） 本発明は、空間的に互いに交差する関係にある第１．第
２の被検体撮影像を形成する第１の手段と、形成された
第１．第２の被検体撮影像を表示する第２の手段と、表
示された第１．第２の被検体撮影像のそれぞれに所望の
関心領域を設定する第２の手段と、設定された関心領域
内で前記被検体のスライスデータの収集を制御する第４
の手段とを有するものである。

（作　用） 上記構成によれば、第１．第２の被検体撮影像を表示し
、この表示像上に所望の関心領域を設定すると、この関
心領域内で被検体のスライスデータが収集される。この
ため、最大の撮影領域に前記関心領域を合せることによ
り、従来のようにスライス像において撮影領域からのは
み出し部分を生ずることはなく、撮影領域の適切なる設
定を容易に行うことができる。

（実施例） 本発明の一実施例につき図面を参照しながら説明する。

第１図（ａ）、（ｂ＞は本発明の一実施例を示すもので
、本発明をＸ線ＣＴ装置に適用した場合を示している。

第１図（ａ＞において、１はＸ線管球であり、２は被検
体３を載置するための寝台天板であり、４は透過Ｘ線を
検出する検出部である。Ｘ線管球と検出部４とは寝台天
板２を挟んで相対向して図示しないガントリに装備され
ており、被検体３の体軸を中心として回転可能に構成さ
れている。５は、データ収集部であり、Ｘ線の曝射によ
り被検体３を透過した透過Ｘ線量を検出した検出部４に
よるデータを収集し、ディジタル値に変換したＸ線透過
データを出力するものである。６はＸ線管制御部であり
、Ｘ線管１に高電圧を供給すると共に、後述する中央制
御部よりの指令に従い後述するシステム制御部で制御さ
れるタイミングにてＸ線管１を動作させ、また、Ｘ線管
１の動作によりＸ線を曝射したことを示す信号をシステ
ム制御部に帰還するように構成されている。７は機構制
御部であり、図示しないガントリを駆動させると共′　
　に、ガントリを停止させたまま、寝台天板２を水平移
動させ、特に寝台天板２の初期位置よりの移動母をカウ
ントでそのカウント値を出力するように構成されてる。

８はシステム制御部であり、Ｘ線ＣＴ装置各部の動作の
タイミングを制御するように構成されている。９は中央
制御部であり、少なくとも以下の各部を具備するように
構成されている。すなわち、第１図＜ｂ＞に示すように
、Ｘ線管１を被検体２の周囲で回動しつつＸ線を曝射し
て１ｑられるＸ線透過データを基に例えばコンボリュー
ション法等によりスライス像を再構成するスライス像再
構成手段９ａと、Ｘ！ａ管１とそれに相対向配置された
検出装置４とを図示しないガントリに固定したまま、寝
台天板２を移動させ、寝台天板２の移動に同期して曝射
されたＸ線の透過データを基にスキャノ像を再構成する
スキャノ像再構成手段９ｂと、スキャノ像上に設定され
た関心領域（ＲＯＩ）とスライスｉ影順序とを記憶する
記憶手段９Ｃと、データ収集及び画像再構成のための制
御情報を算出する演算手段９ｄと、この演算出力に基づ
いてＸ線管制御部６及び機構制御部７の動作指令信号を
出力する駆動指令手段９ｅと、前記スライス像再構成手
段９ａによって作成されたスライス像を取り込んで断面
変換処理、３次元画像処理を行う画像処理手段９ｆとで
、少なくとも前記中央制御部９が構成されている。

また、第１図（ａ＞において、１０は画像表示を行うＣ
ＲＴディスプレイを備えた表示部であり、１１はキーボ
ードやトラッカボールを陥えた入力部である。

ここで、前記スキャノ像再構成手段９ｂにおいては、被
検体のスライス面と直交する方向からの第１のスキャノ
像（第１の被検体躍影像）と、この第１のスキャノ像及
び前記スライス面の双方に一直交する第２のスキャノ像
（第２の被検体倣形像）とが形成されるようになってお
り、このスキャノ像再構成手段９ｂが本発明における第
１の手段に相当する。また、前記表示部１０には、前記
第１゜第２のスキャノ像が表示され、オペレータは前記
入力部１１のトラッカボールを介してこの第１゜第２の
スキャノ像のぞれぞれに矩形ＲＯＩ（矩形状の関心領域
を意味する）を設定することができるようになっており
、この表示部１０．入力部１１がそれぞれ本発明におけ
る第２．第３の手段に相当する。ざらに、前記トラッカ
ボールによって設定された矩形ＲＯＩの情報は、記憶手
段９Ｃを介して演算手段９ｄに取り込まれ。この演算手
段９ｄにおいて最大の撮影領域及び再構成領域として処
理されるようになっている。そしてこの演算手段９ｄよ
り前記スライス像再構成手段９ａに対して再構成領域情
報が送出され、また駆動指令手段９ｅに対してスライス
像の倣形領域情報が送出されるようになっており、駆動
指令手段９ｅはこの演算手段９ｄの演算出力に基づいて
各部の動作指令信号を生成することになる。この演算手
段９ｄと駆動指令手段９ｅとから本発明における第４の
手段１２が構成される。

次に前記構成の作用について述べる。

先ず、図示しないガントリの撮影孔前に寝台上の被検体
３を配置する（通常、被検体３の頭部を撮影孔に向けて
配置する）。次いで、寝台の基体より被検体３を載置す
る寝台天板２を繰り出す。

例えば撮影孔内に所定の長さだけ寝台天板２を挿入する
と、その時の寝台天板３とＸ線管１との配置関係を初期
状態として、機構制御７は寝台天板２を駆動する例えば
パルスモータのパルス回転数を計数し、その計数値をシ
ステム制御部８を介して中央制御部９内のスキャノ像再
構成手段９ｂに出力する。一方、Ｘ線管制御部６は、機
構制御部７により駆動される寝台天板２の移動に同期し
て、所定のスライス間隔でＸ線を曝射するよにＸ線管１
を動作させると共に、Ｘ線の＠剣を示す信号をシステム
制御部８を介して中央制御部９内のスキャノ像再構成手
段９ｂに出力する。Ｘ線管」より曝射され、被検体３を
透過したＸ線は検出部４で検出され、光電変換されてデ
ータ収集部５に出力され、データ収集部５で収集された
透過データは中央制御部９内のスキャノ像再構成手段９
ｂに出力される。スキャノ像再構成手段９ｂは、透過デ
ータを塁にスキャノ像を再構成して、これを表示部１０
に送出する。これにより被検体の第１のスキャノ像が得
られる。この第１のスキャノ像及び被検体スライス面の
双方に直交する第２のスキャノ像は、Ｘ線管１及び検出
部４を上記の位置より９０°回転させた位置で上記と同
様のステップを踏むことで１昇られ、それが前記第１の
スキャノ像と共に表示部１０に表示される。

オペレータは、表示部１０上の第１．第２のスキャノ像
を観察し、矩形ＲＯＩにてそれぞれ個別的に所望最大撮
影領域を設定する。この設定は入力部１１を介して行わ
れる。第２図において１３で示すのは第１のスキャノ像
上に設定された矩形ＲＯＩであり、第３図において１４
で示すのは第２のスキャノ像上に設定された矩形ＲＯＩ
である。

このようにして設定された矩形ＲＯＩに対応する３次元
的領域は、第４図に示すように被検体の頭部を包囲する
六面体形状となり、実際のＸ線０丁装置における撮影領
域は、この六面体１５に内接する円筒１６内となる。そ
してこのような矩形ＲＯＩ情報は記憶手段９Ｃを介して
演算手段９ｅにおいて最大搬影領域及び最大再構成領域
として処理され、後のスライスデータ収集は、前記円筒
１６によって特定される倣形領域内で行われることにな
る。

スライスデータ収集は、駆動指令手段９ｅより出力され
た駆動指令信号に基づき、システム制御部８の制御下で
行われる。すなわち、前記駆動指令信号に基づいて寝台
天板２の位置、ガントリのチルト角及び撮影領域が制御
され、各スライスにわたるスキャンによりデータ収集部
５を介して被検体の複数スライスデータが得られる。得
られたスライスデータはスライス像再構成手段９ａに取
り込まれ、ここで所定の再構成領域内でのスライス像が
形成される。形成されたスライス像は表示部１０で表示
される。また、必要に応じて、画像処理手段９ｆにおい
て断面変換処理や３次元画像処理が行われ、この処理画
像が表示部１０に表示される。

このように本実施例装置においては、第１．第２のスキ
ャノ像に基づいてＷ＆影領域を設定することができるの
で、従来のようにスライス像において撮影領域からのは
み出し部分を生ずることがなく、撮影領域及び再構成領
域の適切なる設定を容易に行うことができ、断面変換処
理や３次元画像処理用として適切なるスライス像を効率
良く得ることができる。このため、スライスデータ収集
の失敗が減少し、装置のスループットが向上する。

また不必要な部分のスキャンが少なくなるため余分なＸ
線被曝量が減少するという利点もあり、更には適切なる
倣形領域設定により空間分解能に優れたスライス陣が得
られるため、診断能の向上も期待できる。

以上本発明の一実施例について説明したが、本発明は上
記実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が
可能でおるのはいうまでもない。

例えば被検体全体のスキャノ像を得て、体内の特定の臓
器ヤ血腫等に対してＲＯＩを設定することにより部分的
な領域設定も可能である。また、第２図乃至第４図の例
では、各スライスにわたって尾形領域を一定としたが、
ＲＯＩの設定によりこの撮影領域を各スライス毎に異な
らせることもできる。例えばＲＯＩを被検体の体軸方向
に湾曲させて設定すれば、スライスデータ収集に際して
機構制御部７の制御下で、寝台のガントリに対する位置
が変化（寝台の上下動による）することになり、特に、
対象とする３次元的領域が体軸方向に大きく変化してい
る場合等においてこの変化に合せてＲＯＩＳ：ｆｌｕ定
することにより撮影領域を有効に用いることができる。

尚、本発明はＸ線ＣＴ装置に限定されず、他のＣＴ装置
（ＭＲＩ装置、ＰＥＴ装置、ＳＰＥＣＴ装置等）に適用
することができる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、蹟影領域の適切な
る設定を容易に行うことができ、断面変換処理や３次元
画像処理用として適切なるスライス像を効率良く得るこ
とができるＣＴ装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）は本発明一実施例装置のブロック図、第１
図（ｂ）は同図（ａ）の主要部の詳細なブロック図、第
２図乃至第４図は本実施例装置の作用説明図、第５図、
第６図（ａ）、（ｂ）及び第７図（ａ）、（ｂ）は従来
例によるスライス像の説明図である。 ９ｂ・・・スキャノ像再構成手段（第１の手段）、１０
・・・表示部（第２の手段）、 １１・・・入力部（第３の手段）、 １２・・・第４の手段。 代理人　弁理士　則　　近　　憲　　缶周　　　　　近
　　　　藤　　　　　猛第１図 ｌ６ 第４図 １ゝ８ｏ’＋８ｂ 第５図 （Ｇ） （ｂ） 図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）被検体の、ＣＴ像を得るＣＴ装置において、空間
   的に互いに交差する関係にある第１、第２の被検体撮影
   像を形成する第１の手段と、形成された第１、第２の被
   検体撮影像を表示する第２の手段と、表示された第１、
   第２の被検体撮影像のそれぞれに所望の関心領域を設定
   する第２の手段と、設定された関心領域内で前記被検体
   のスライスデータの収集を制御する第４の手段とを有す
   ることを特徴とするＣＴ装置。
2. （２）前記第１、第２の被検体撮影像に前記被検体のス
   キャノ像を適用した特許請求の範囲第１項に記載のＣＴ
   装置。