JPH07231153A - カードエッジ基板 - Google Patents
カードエッジ基板Info
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- JPH07231153A JPH07231153A JP6018711A JP1871194A JPH07231153A JP H07231153 A JPH07231153 A JP H07231153A JP 6018711 A JP6018711 A JP 6018711A JP 1871194 A JP1871194 A JP 1871194A JP H07231153 A JPH07231153 A JP H07231153A
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- Japan
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- card edge
- edge
- card
- terminal
- connector
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
- H05K3/32—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
- H05K3/34—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
- H05K3/3452—Solder masks
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/40—Forming printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
- H05K3/403—Edge contacts; Windows or holes in the substrate having plural connections on the walls thereof
Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コネクタのコンタクトの磨耗や変形を低減で
き、コネクタからのエッジの脱落を確実に防止できるカ
ードエッジ基板を提供すること。 【構成】 このカードエッジ基板1は、基材4の少なく
とも一端部に、所定のコネクタ2に対して抜き差し可能
なエッジ3を備える。エッジ3の片面には、コネクタ2
の複数のコンタクト10に対して電気的に接続される複
数のカードエッジ端子5が形成されている。カードエッ
ジ端子5の先端部はエッジ3の端面よりも内側に配設さ
れている。基材4上かつカードエッジ端子5の先端部の
延長線上にあたる部分には、カードエッジ端子5の厚さ
よりも肉厚の樹脂層としてのソルダーレジスト7が形成
される。
き、コネクタからのエッジの脱落を確実に防止できるカ
ードエッジ基板を提供すること。 【構成】 このカードエッジ基板1は、基材4の少なく
とも一端部に、所定のコネクタ2に対して抜き差し可能
なエッジ3を備える。エッジ3の片面には、コネクタ2
の複数のコンタクト10に対して電気的に接続される複
数のカードエッジ端子5が形成されている。カードエッ
ジ端子5の先端部はエッジ3の端面よりも内側に配設さ
れている。基材4上かつカードエッジ端子5の先端部の
延長線上にあたる部分には、カードエッジ端子5の厚さ
よりも肉厚の樹脂層としてのソルダーレジスト7が形成
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コネクタの複数のコン
タクトに対して電気的に接続される複数のカードエッジ
端子を備えたカードエッジ基板に関するものである。
タクトに対して電気的に接続される複数のカードエッジ
端子を備えたカードエッジ基板に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、クシ歯状をしたフラットケー
ブルのコネクタや、別のプリント配線板に設けられたコ
ネクタ等に挿入されるエッジを持ったプリント配線板
(いわゆるカードエッジ基板)が知られている。このカ
ードエッジ基板は、エッジの少なくとも片面に複数のカ
ードエッジ端子を備えている。そして、各々のカードエ
ッジ端子は、コネクタの有する複数のコンタクトに対し
て電気的に接続されるようになっている。
ブルのコネクタや、別のプリント配線板に設けられたコ
ネクタ等に挿入されるエッジを持ったプリント配線板
(いわゆるカードエッジ基板)が知られている。このカ
ードエッジ基板は、エッジの少なくとも片面に複数のカ
ードエッジ端子を備えている。そして、各々のカードエ
ッジ端子は、コネクタの有する複数のコンタクトに対し
て電気的に接続されるようになっている。
【0003】上記のようなカードエッジ基板のカードエ
ッジ端子は、例えば基板に銅箔をラミネートしてなる銅
張積層板を出発材料とし、その銅箔をエッチングするこ
とによって形成される。また、カードエッジ端子の部分
にあたる銅箔の表面には、通常、防錆処理としてNi/
Auめっきが施される。
ッジ端子は、例えば基板に銅箔をラミネートしてなる銅
張積層板を出発材料とし、その銅箔をエッチングするこ
とによって形成される。また、カードエッジ端子の部分
にあたる銅箔の表面には、通常、防錆処理としてNi/
Auめっきが施される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のカード
エッジ基板の場合、エッジ先端部の構造からして、エッ
ジとコンタクトとの間に好適な係合関係を確保すること
ができなかった。このため、差し込まれたエッジがコネ
クタから不用意に脱落することがあった。
エッジ基板の場合、エッジ先端部の構造からして、エッ
ジとコンタクトとの間に好適な係合関係を確保すること
ができなかった。このため、差し込まれたエッジがコネ
クタから不用意に脱落することがあった。
【0005】また、近年においては従来の銅線束からな
るフラットケーブルを持つコネクタの代わりに、フレキ
シブル基板によって形成されたフラットケーブルを持つ
ものが次第に増えつつある。フレキシブル基板はその名
前の通りフレキシビリティに富んだ基板である。そのた
め、基板表面の導体回路(即ちコンタクト)も、通常の
ものと比較して薄いものとなっている。そして、前記コ
ンタクトの表面を保護するためのNi/Auめっきに
も、基板や導体回路と同じくフレキシビリティのある軟
質な材料が使用されている。
るフラットケーブルを持つコネクタの代わりに、フレキ
シブル基板によって形成されたフラットケーブルを持つ
ものが次第に増えつつある。フレキシブル基板はその名
前の通りフレキシビリティに富んだ基板である。そのた
め、基板表面の導体回路(即ちコンタクト)も、通常の
ものと比較して薄いものとなっている。そして、前記コ
ンタクトの表面を保護するためのNi/Auめっきに
も、基板や導体回路と同じくフレキシビリティのある軟
質な材料が使用されている。
【0006】ところが、カードエッジ基板はリジッドな
ものであるため、抜き差し動作を繰り返すと、コンタク
ト表面の軟質なNi/Auめっきがダメージを受け、早
期に磨耗・変形するという欠点があった。そして、この
ことがコネクタの耐久性を悪化させる原因になってい
た。
ものであるため、抜き差し動作を繰り返すと、コンタク
ト表面の軟質なNi/Auめっきがダメージを受け、早
期に磨耗・変形するという欠点があった。そして、この
ことがコネクタの耐久性を悪化させる原因になってい
た。
【0007】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、コネクタからのエッジの脱落を確
実に防止することができ、かつコネクタのコンタクトの
磨耗や変形を低減することができるカードエッジ基板を
提供することにある。また、本発明の別の目的は、煩雑
な製造工程を必要とすることなく比較的容易に得ること
ができるカードエッジ基板を提供することにある。
であり、その目的は、コネクタからのエッジの脱落を確
実に防止することができ、かつコネクタのコンタクトの
磨耗や変形を低減することができるカードエッジ基板を
提供することにある。また、本発明の別の目的は、煩雑
な製造工程を必要とすることなく比較的容易に得ること
ができるカードエッジ基板を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、基材の少なくとも一
端部に所定のコネクタに対して抜き差し可能なエッジを
備え、前記エッジの少なくとも片面に前記コネクタの複
数のコンタクトに対して電気的に接続される複数のカー
ドエッジ端子を備え、かつ前記カードエッジ端子の先端
部を前記エッジの端面よりも内側に配設したカードエッ
ジ基板において、少なくとも前記基材上かつ前記カード
エッジ端子の延長線上にあたる部分に、前記カードエッ
ジ端子の厚さよりも肉厚の樹脂層を形成したことをその
要旨としている。
めに、請求項1に記載の発明では、基材の少なくとも一
端部に所定のコネクタに対して抜き差し可能なエッジを
備え、前記エッジの少なくとも片面に前記コネクタの複
数のコンタクトに対して電気的に接続される複数のカー
ドエッジ端子を備え、かつ前記カードエッジ端子の先端
部を前記エッジの端面よりも内側に配設したカードエッ
ジ基板において、少なくとも前記基材上かつ前記カード
エッジ端子の延長線上にあたる部分に、前記カードエッ
ジ端子の厚さよりも肉厚の樹脂層を形成したことをその
要旨としている。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記樹脂層を、前記カードエッジ端
子の先端部上面、及び前記基材上かつ前記カードエッジ
端子の先端部の延長線上にあたる部分にわたって印刷さ
れるとともに、各カードエッジ端子を交差するように印
刷されたソルダーレジストとしたことをその要旨として
いる。
載の発明において、前記樹脂層を、前記カードエッジ端
子の先端部上面、及び前記基材上かつ前記カードエッジ
端子の先端部の延長線上にあたる部分にわたって印刷さ
れるとともに、各カードエッジ端子を交差するように印
刷されたソルダーレジストとしたことをその要旨として
いる。
【0010】請求項3に記載の発明では、請求項1に記
載の発明において、前記カードエッジ基板を、前記エッ
ジの表裏両側にカードエッジ端子を持つ両面板とし、前
記樹脂層を、表側に形成されたカードエッジ端子の先端
部上面、前記エッジの端面、及び裏側に形成されたカー
ドエッジ端子の先端部上面にわたって貼着された樹脂製
のテープとしたことをその要旨としている。
載の発明において、前記カードエッジ基板を、前記エッ
ジの表裏両側にカードエッジ端子を持つ両面板とし、前
記樹脂層を、表側に形成されたカードエッジ端子の先端
部上面、前記エッジの端面、及び裏側に形成されたカー
ドエッジ端子の先端部上面にわたって貼着された樹脂製
のテープとしたことをその要旨としている。
【0011】
【作用】請求項1〜3に記載の発明によると、カードエ
ッジ端子の上面の厚さよりも肉厚の樹脂層が設けられて
いるため、抜き差し動作を行う際の摺動抵抗が増加す
る。また、抜き差し動作を行う際、コンタクト表面が、
カードエッジ端子の先端部上面よりも樹脂層の上面に対
して優先的に摺動する。このため、抜き差し動作を行う
際にコンタクト表面の受けるダメージが小さくなる。
ッジ端子の上面の厚さよりも肉厚の樹脂層が設けられて
いるため、抜き差し動作を行う際の摺動抵抗が増加す
る。また、抜き差し動作を行う際、コンタクト表面が、
カードエッジ端子の先端部上面よりも樹脂層の上面に対
して優先的に摺動する。このため、抜き差し動作を行う
際にコンタクト表面の受けるダメージが小さくなる。
【0012】特に請求項2に記載の発明によると、例え
ばカードエッジ基板の表面に通常のソルダーレジストを
形成する工程のときに、樹脂層としてのソルダーレジス
トも併せて形成される。また、特に請求項3に記載の発
明によると、テープの貼着という比較的簡単な作業によ
って容易に樹脂層が形成される。
ばカードエッジ基板の表面に通常のソルダーレジストを
形成する工程のときに、樹脂層としてのソルダーレジス
トも併せて形成される。また、特に請求項3に記載の発
明によると、テープの貼着という比較的簡単な作業によ
って容易に樹脂層が形成される。
【0013】
〔実施例1〕以下、本発明を具体化した実施例1のカー
ドエッジ基板1を図1,図2に基づき詳細に説明する。
ドエッジ基板1を図1,図2に基づき詳細に説明する。
【0014】このカードエッジ基板1は、特定のコネク
タ2に対して抜き差し可能なエッジ3を備えている。カ
ードエッジ基板1を構成している基材4の片側面には、
複数個のカードエッジ端子5が平行にかつ等間隔に形成
されている。カードエッジ端子5の先端部は、いずれも
前記エッジ3の端面よりも若干内側になるように配設さ
れている。各カードエッジ端子5の基端側となる領域
は、ほぼ全面的にソルダーレジスト6によって被覆され
ている。このソルダーレジスト6は、はんだ付けの際に
おいて不必要な部分にはんだが付着してしまうのを未然
に防ぐために設けられた、いわば通常のソルダーレジス
ト6である。
タ2に対して抜き差し可能なエッジ3を備えている。カ
ードエッジ基板1を構成している基材4の片側面には、
複数個のカードエッジ端子5が平行にかつ等間隔に形成
されている。カードエッジ端子5の先端部は、いずれも
前記エッジ3の端面よりも若干内側になるように配設さ
れている。各カードエッジ端子5の基端側となる領域
は、ほぼ全面的にソルダーレジスト6によって被覆され
ている。このソルダーレジスト6は、はんだ付けの際に
おいて不必要な部分にはんだが付着してしまうのを未然
に防ぐために設けられた、いわば通常のソルダーレジス
ト6である。
【0015】エッジ3の上面には、カードエッジ端子5
の厚さよりも肉厚な樹脂層としてのソルダーレジスト7
が形成されている。本実施例では、ソルダーレジスト7
は、カードエッジ端子5の先端部上面5a、及び基材4
上かつカードエッジ端子5の延長線上にあたる部分にわ
たって印刷されている。また、同ソルダーレジスト7
は、各カードエッジ端子5を交差するようにほぼ一直線
状に印刷されている。なお、説明の便宜を図るため、以
下ソルダーレジスト6を「第1のソルダーレジスト6」
と呼称し、ソルダーレジスト7を「第2のソルダーレジ
スト7」と呼称することにする。
の厚さよりも肉厚な樹脂層としてのソルダーレジスト7
が形成されている。本実施例では、ソルダーレジスト7
は、カードエッジ端子5の先端部上面5a、及び基材4
上かつカードエッジ端子5の延長線上にあたる部分にわ
たって印刷されている。また、同ソルダーレジスト7
は、各カードエッジ端子5を交差するようにほぼ一直線
状に印刷されている。なお、説明の便宜を図るため、以
下ソルダーレジスト6を「第1のソルダーレジスト6」
と呼称し、ソルダーレジスト7を「第2のソルダーレジ
スト7」と呼称することにする。
【0016】一方、実施例1のコネクタ2には、フレキ
シブル基板8を用いたフラットケーブル9が結線されて
いる。コネクタ2の前面に形成された差し込み口10に
は、複数のコンタクト11が収容されている。コンタク
ト11の数は、カードエッジ基板1側のカードエッジ端
子5の数と等しくなっている。コンタクト11は、開口
端12において狭窄した形状を有している。そして、カ
ードエッジ基板1のエッジ3を差し込み口10に完全に
差し込んだとき、開口端12の内側部分がカードエッジ
端子5の先端部上面5aに接触し得るようになってい
る。このとき、カードエッジ基板1側とコネクタ2側と
が、各カードエッジ端子5と各コンタクト11とを介し
て電気的に接続された状態となる。なお、前記コンタク
ト11の表面には、防錆処理として軟質なNi/Auめ
っき(図示略)が施されている。
シブル基板8を用いたフラットケーブル9が結線されて
いる。コネクタ2の前面に形成された差し込み口10に
は、複数のコンタクト11が収容されている。コンタク
ト11の数は、カードエッジ基板1側のカードエッジ端
子5の数と等しくなっている。コンタクト11は、開口
端12において狭窄した形状を有している。そして、カ
ードエッジ基板1のエッジ3を差し込み口10に完全に
差し込んだとき、開口端12の内側部分がカードエッジ
端子5の先端部上面5aに接触し得るようになってい
る。このとき、カードエッジ基板1側とコネクタ2側と
が、各カードエッジ端子5と各コンタクト11とを介し
て電気的に接続された状態となる。なお、前記コンタク
ト11の表面には、防錆処理として軟質なNi/Auめ
っき(図示略)が施されている。
【0017】次に、このカードエッジ基板1の作製手順
を説明する。まず、ガラスエポキシ製の基材4の片面に
銅箔をラミネートしてなる銅張積層板を出発材料として
用意する。本実施例では、基材4の厚さが1.2mm、銅
箔の厚さが18μmの銅張積層板が使用されている。次
に、サブトラクティブ法によるパターン形成(即ち銅箔
のエッチングなど)を行うことによって、基材4の片側
面にカードエッジ端子5を形成する。
を説明する。まず、ガラスエポキシ製の基材4の片面に
銅箔をラミネートしてなる銅張積層板を出発材料として
用意する。本実施例では、基材4の厚さが1.2mm、銅
箔の厚さが18μmの銅張積層板が使用されている。次
に、サブトラクティブ法によるパターン形成(即ち銅箔
のエッチングなど)を行うことによって、基材4の片側
面にカードエッジ端子5を形成する。
【0018】その後、メッシュを有する所定のマスクを
配置してスクリーン印刷を行うことにより、基材4のほ
ぼ全面に第1のソルダーレジスト6を形成する。このと
き、同じくスクリーン印刷によって、樹脂層としての第
2のソルダーレジスト7も形成する。なお、本実施例で
はエポキシ樹脂製のソルダーレジスト6,7が選択され
ている。次に、印刷された第1及び第2のソルダーレジ
スト6,7を所定の温度で熱硬化させる。なお、前記ソ
ルダーレジスト6,7は、熱硬化した状態であっても、
軟質のNi/Auめっきよりも軟らかい。
配置してスクリーン印刷を行うことにより、基材4のほ
ぼ全面に第1のソルダーレジスト6を形成する。このと
き、同じくスクリーン印刷によって、樹脂層としての第
2のソルダーレジスト7も形成する。なお、本実施例で
はエポキシ樹脂製のソルダーレジスト6,7が選択され
ている。次に、印刷された第1及び第2のソルダーレジ
スト6,7を所定の温度で熱硬化させる。なお、前記ソ
ルダーレジスト6,7は、熱硬化した状態であっても、
軟質のNi/Auめっきよりも軟らかい。
【0019】第2のソルダーレジスト7の厚さは、基材
4上で10μm〜50μmであることがよく、カードエ
ッジ端子5上で5μm〜20μmであることがよい。さ
らには、基材4上で20μm〜50μmであることがよ
く、カードエッジ端子5上で10μm〜20μmである
ことがよい。第2のソルダーレジスト7が薄すぎると、
差し込み時においてガードエッジ端子5がコンタクト1
1に与えるダメージを充分に低減することができなくな
り、かつコンタクト11との好適な係合関係が充分に得
られなくなる。一方、これが厚すぎると、ダメージの低
減や抜け止め防止が図られる反面、抜き差し動作をスム
ーズに行うことができなくなる。
4上で10μm〜50μmであることがよく、カードエ
ッジ端子5上で5μm〜20μmであることがよい。さ
らには、基材4上で20μm〜50μmであることがよ
く、カードエッジ端子5上で10μm〜20μmである
ことがよい。第2のソルダーレジスト7が薄すぎると、
差し込み時においてガードエッジ端子5がコンタクト1
1に与えるダメージを充分に低減することができなくな
り、かつコンタクト11との好適な係合関係が充分に得
られなくなる。一方、これが厚すぎると、ダメージの低
減や抜け止め防止が図られる反面、抜き差し動作をスム
ーズに行うことができなくなる。
【0020】最後に、銅箔に対する防錆処理として、電
解ニッケルめっきと電解金めっきとを実施する。このめ
っきによって、カードエッジ端子5の上面のうちソルダ
ーレジスト6,7から露出している部分に、硬質のNi
/Auめっき(図示略)が形成される。この実施例で
は、ニッケル部分の厚さは約1μm〜5μmであり、金
部分の厚さは0.05μm〜0.5μmである。カード
エッジ基板1は以上のような手順を経て作製される。
解ニッケルめっきと電解金めっきとを実施する。このめ
っきによって、カードエッジ端子5の上面のうちソルダ
ーレジスト6,7から露出している部分に、硬質のNi
/Auめっき(図示略)が形成される。この実施例で
は、ニッケル部分の厚さは約1μm〜5μmであり、金
部分の厚さは0.05μm〜0.5μmである。カード
エッジ基板1は以上のような手順を経て作製される。
【0021】さて、ここで本実施例のカードエッジ基板
1の作用効果について説明する。このカードエッジ基板
1の場合、基材4上かつカードエッジ端子5の延長線上
にあたる部分に、カードエッジ端子5の厚さよりも肉厚
な第2のソルダーレジスト7が形成されている。このた
め、エッジ3の抜き差し動作を行う際の摺動抵抗が、従
来のものに比べて大きくなっている。それゆえ、このカ
ードエッジ基板1の場合、エッジ3がコネクタ2から不
用意に脱落するというような不都合が生じることはな
い。
1の作用効果について説明する。このカードエッジ基板
1の場合、基材4上かつカードエッジ端子5の延長線上
にあたる部分に、カードエッジ端子5の厚さよりも肉厚
な第2のソルダーレジスト7が形成されている。このた
め、エッジ3の抜き差し動作を行う際の摺動抵抗が、従
来のものに比べて大きくなっている。それゆえ、このカ
ードエッジ基板1の場合、エッジ3がコネクタ2から不
用意に脱落するというような不都合が生じることはな
い。
【0022】また、このカードエッジ基板1では、抜き
差し動作を行う際、コンタクト11の開口端12が、カ
ードエッジ端子5の先端部上面5aよりも第2のソルダ
ーレジスト7の上面に対して優先的に摺動することにな
る。ここで第2のソルダーレジスト7自体は、上述した
ように軟質のNi/Auめっきよりも軟らかいものであ
る。このため、抜き差し動作を繰り返し行ったときで
も、コンタクト11表面の軟質なNi/Auめっきが受
けるダメージは比較的小さい。よって、コネクタ2が早
期に磨耗・変形するということもない。勿論、コネクタ
2の耐久性も向上することとなる。しかも、カードエッ
ジ端子5側のNi/Auめっきの磨耗・変形も防止され
るため、カードエッジ基板1の耐久性も向上する。
差し動作を行う際、コンタクト11の開口端12が、カ
ードエッジ端子5の先端部上面5aよりも第2のソルダ
ーレジスト7の上面に対して優先的に摺動することにな
る。ここで第2のソルダーレジスト7自体は、上述した
ように軟質のNi/Auめっきよりも軟らかいものであ
る。このため、抜き差し動作を繰り返し行ったときで
も、コンタクト11表面の軟質なNi/Auめっきが受
けるダメージは比較的小さい。よって、コネクタ2が早
期に磨耗・変形するということもない。勿論、コネクタ
2の耐久性も向上することとなる。しかも、カードエッ
ジ端子5側のNi/Auめっきの磨耗・変形も防止され
るため、カードエッジ基板1の耐久性も向上する。
【0023】また、このカードエッジ基板1であれば、
第1のソルダーレジスト6を形成する工程のときに、第
2のソルダーレジスト7も併せて形成することが可能で
ある。従って、同カードエッジ基板1を既存の設備によ
って比較的容易に製造することができるという利点があ
る。 〔実施例2〕次に、実施例2のカードエッジ基板15を
図3,図4に基づき詳細に説明する。
第1のソルダーレジスト6を形成する工程のときに、第
2のソルダーレジスト7も併せて形成することが可能で
ある。従って、同カードエッジ基板1を既存の設備によ
って比較的容易に製造することができるという利点があ
る。 〔実施例2〕次に、実施例2のカードエッジ基板15を
図3,図4に基づき詳細に説明する。
【0024】このカードエッジ基板15は、表裏両面に
導体を有するいわゆる両面板である。まずこの点が、片
面板である実施例1のカードエッジ基板1と相違する点
である。ゆえに、このカードエッジ基板15の場合、基
材4の表裏両面にカードエッジ端子16,17が設けら
れた状態となっている。また、このカードエッジ基板1
5は、表裏の導体を接続するためのスルーホール18を
備えている。
導体を有するいわゆる両面板である。まずこの点が、片
面板である実施例1のカードエッジ基板1と相違する点
である。ゆえに、このカードエッジ基板15の場合、基
材4の表裏両面にカードエッジ端子16,17が設けら
れた状態となっている。また、このカードエッジ基板1
5は、表裏の導体を接続するためのスルーホール18を
備えている。
【0025】このカードエッジ基板15では、実施例1
において使用した第2のソルダーレジスト7の代わり
に、一枚の樹脂製のテープ19が樹脂層として使用され
ている。具体的にいうと、この実施例においてはポリイ
ミド製のテープ(厚さ15μm,幅4mm)19が選択さ
れている。また、このカードエッジ基板15において
は、前記テープ19の貼着を容易にすることを目的とし
て、基材4のエッジ3端面の面取りが施されている。
において使用した第2のソルダーレジスト7の代わり
に、一枚の樹脂製のテープ19が樹脂層として使用され
ている。具体的にいうと、この実施例においてはポリイ
ミド製のテープ(厚さ15μm,幅4mm)19が選択さ
れている。また、このカードエッジ基板15において
は、前記テープ19の貼着を容易にすることを目的とし
て、基材4のエッジ3端面の面取りが施されている。
【0026】そして、テープ19は、表側に形成された
カードエッジ端子16の先端部上面16a、エッジ3の
端面、及び裏側に形成されたカードエッジ端子17の先
端部上面17aにわたって貼着される。
カードエッジ端子16の先端部上面16a、エッジ3の
端面、及び裏側に形成されたカードエッジ端子17の先
端部上面17aにわたって貼着される。
【0027】前記テープ19の厚さは、5mm〜25μm
であることがよく、さらには10μm〜20μmである
ことがよい。その理由は、実施例1において述べた通り
である。
であることがよく、さらには10μm〜20μmである
ことがよい。その理由は、実施例1において述べた通り
である。
【0028】さて、実施例2のカードエッジ基板15の
作用効果について説明する。このカードエッジ基板15
の場合、基材4上かつカードエッジ端子16,17の延
長線上にあたる部分に、カードエッジ端子16,17の
厚さよりも肉厚なポリイミド製のテープ19が貼着され
ている。このため、エッジ3の抜き差し動作を行う際の
摺動抵抗が従来のものに比べて大きく、コネクタ2から
のエッジ3の脱落防止が図られる。なお、このカードエ
ッジ基板15では カードエッジ端子16,17の厚さ
よりも肉厚な部分が表裏両面に設けられた状態となって
いる。それゆえ、エッジ3の脱落防止効果も大きい。
作用効果について説明する。このカードエッジ基板15
の場合、基材4上かつカードエッジ端子16,17の延
長線上にあたる部分に、カードエッジ端子16,17の
厚さよりも肉厚なポリイミド製のテープ19が貼着され
ている。このため、エッジ3の抜き差し動作を行う際の
摺動抵抗が従来のものに比べて大きく、コネクタ2から
のエッジ3の脱落防止が図られる。なお、このカードエ
ッジ基板15では カードエッジ端子16,17の厚さ
よりも肉厚な部分が表裏両面に設けられた状態となって
いる。それゆえ、エッジ3の脱落防止効果も大きい。
【0029】また、このカードエッジ基板15では、抜
き差し動作を行う際、コンタクト11の開口端12が、
カードエッジ端子16,17の先端部上面16a,17
aよりもテープ19の表面に対して優先的に摺動するこ
とになる。勿論、前記テープ19自体は軟質のNi/A
uめっきよりも軟らかいことから、同めっきが受けるダ
メージも比較的小さい。よって、コネクタ2の早期磨耗
・変形が防止され、かつコネクタ2の耐久性の向上も図
られる。しかも、カードエッジ端子16,17側のNi
/Auめっきの磨耗・変形も防止されるため、カードエ
ッジ基板15の耐久性も向上する。
き差し動作を行う際、コンタクト11の開口端12が、
カードエッジ端子16,17の先端部上面16a,17
aよりもテープ19の表面に対して優先的に摺動するこ
とになる。勿論、前記テープ19自体は軟質のNi/A
uめっきよりも軟らかいことから、同めっきが受けるダ
メージも比較的小さい。よって、コネクタ2の早期磨耗
・変形が防止され、かつコネクタ2の耐久性の向上も図
られる。しかも、カードエッジ端子16,17側のNi
/Auめっきの磨耗・変形も防止されるため、カードエ
ッジ基板15の耐久性も向上する。
【0030】さらに、この実施例では、テープ19の貼
着という比較的簡単な作業によって、容易に肉厚な樹脂
層を形成することができるという利点がある。従って、
製造するにあたって特に煩雑な工程を要するというもの
ではない。また、この構成であると、基材4との接触
(接着)面積が大きく確保されることから、テープ19
を基材4に対して確実に貼着させることができる。さら
に、仮にテープ19が破損した場合であっても、古いテ
ープ19と新しいテープ19とを容易に交換することが
可能である。加えて、このテープ19はポリイミド製で
あるため、耐熱性にも優れている。 〔実施例3〕次に、実施例3のカードエッジ基板20を
図5,図6に基づき詳細に説明する。
着という比較的簡単な作業によって、容易に肉厚な樹脂
層を形成することができるという利点がある。従って、
製造するにあたって特に煩雑な工程を要するというもの
ではない。また、この構成であると、基材4との接触
(接着)面積が大きく確保されることから、テープ19
を基材4に対して確実に貼着させることができる。さら
に、仮にテープ19が破損した場合であっても、古いテ
ープ19と新しいテープ19とを容易に交換することが
可能である。加えて、このテープ19はポリイミド製で
あるため、耐熱性にも優れている。 〔実施例3〕次に、実施例3のカードエッジ基板20を
図5,図6に基づき詳細に説明する。
【0031】このカードエッジ基板20は、実施例1と
同じく基材4の片側面のみにカードエッジ端子21を持
つ片面板である。ただし、カードエッジ端子21がアデ
ィティブ法によって形成されている点が実施例1と相違
する点である。
同じく基材4の片側面のみにカードエッジ端子21を持
つ片面板である。ただし、カードエッジ端子21がアデ
ィティブ法によって形成されている点が実施例1と相違
する点である。
【0032】アディティブ法では、基材4上の所定の位
置にまず永久レジスト22が形成され、次いで無電解銅
めっき等が行われる。その結果、永久レジスト22の非
形成部分に前記永久レジスト22の高さよりも若干低く
銅めっきが析出する。そして、このような銅めっきの一
部がカードエッジ端子21として使用される。
置にまず永久レジスト22が形成され、次いで無電解銅
めっき等が行われる。その結果、永久レジスト22の非
形成部分に前記永久レジスト22の高さよりも若干低く
銅めっきが析出する。そして、このような銅めっきの一
部がカードエッジ端子21として使用される。
【0033】このカードエッジ基板20では、基材4上
かつカードエッジ端子21の先端部の延長線上にあたる
部分に、同カードエッジ端子21の厚さよりも肉厚の永
久レジスト22が形成された状態となっている。そし
て、この永久レジスト22が樹脂層としての役割を果た
している。なお、具体的にいうと、この実施例における
永久レジスト22は感光性エポキシ樹脂によって形成さ
れている。また、永久レジスト22の厚さは45μmで
あり、カードエッジ端子21の厚さは約38μmであ
る。
かつカードエッジ端子21の先端部の延長線上にあたる
部分に、同カードエッジ端子21の厚さよりも肉厚の永
久レジスト22が形成された状態となっている。そし
て、この永久レジスト22が樹脂層としての役割を果た
している。なお、具体的にいうと、この実施例における
永久レジスト22は感光性エポキシ樹脂によって形成さ
れている。また、永久レジスト22の厚さは45μmで
あり、カードエッジ端子21の厚さは約38μmであ
る。
【0034】さて、本実施例のカードエッジ基板20の
作用効果について説明する。このカードエッジ基板20
の場合、基材4上かつカードエッジ端子21の延長線上
にあたる部分に、カードエッジ端子21の厚さよりも肉
厚な永久レジスト22が形成されている。このため、実
施例1等と同様に、エッジ3の抜き差し動作を行う際の
摺動抵抗が従来のものに比べて大きく、コネクタ2から
のエッジ3の脱落防止が図られる。
作用効果について説明する。このカードエッジ基板20
の場合、基材4上かつカードエッジ端子21の延長線上
にあたる部分に、カードエッジ端子21の厚さよりも肉
厚な永久レジスト22が形成されている。このため、実
施例1等と同様に、エッジ3の抜き差し動作を行う際の
摺動抵抗が従来のものに比べて大きく、コネクタ2から
のエッジ3の脱落防止が図られる。
【0035】また、このカードエッジ基板20では、抜
き差し動作を行う際、コンタクト11の開口端12が、
カードエッジ端子21の先端部上面21aよりも永久レ
ジスト22の表面に対して優先的に摺動することにな
る。勿論、永久レジスト22の構成材料であるエポキシ
樹脂自体は軟質のNi/Auめっきよりも軟らかいこと
から、同めっきが受けるダメージも比較的小さい。よっ
て、コネクタ2の早期磨耗・変形が防止され、かつコネ
クタ2の耐久性の向上も図られる。しかも、カードエッ
ジ端子21側のNi/Auめっきの磨耗・変形も防止さ
れるため、カードエッジ基板20の耐久性も向上する。
き差し動作を行う際、コンタクト11の開口端12が、
カードエッジ端子21の先端部上面21aよりも永久レ
ジスト22の表面に対して優先的に摺動することにな
る。勿論、永久レジスト22の構成材料であるエポキシ
樹脂自体は軟質のNi/Auめっきよりも軟らかいこと
から、同めっきが受けるダメージも比較的小さい。よっ
て、コネクタ2の早期磨耗・変形が防止され、かつコネ
クタ2の耐久性の向上も図られる。しかも、カードエッ
ジ端子21側のNi/Auめっきの磨耗・変形も防止さ
れるため、カードエッジ基板20の耐久性も向上する。
【0036】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、次のように変更することが可能である。
例えば、 (a) 図7に示される別例1のカードエッジ基板25
のように、実施例3のカードエッジ基板20の永久レジ
スト22の上面及びカードエッジ端子21の先端部上面
21aに第2のソルダーレジスト26を設けた構成とし
てもよい。この構成であると、エッジ3が肉厚になるた
めいっそうエッジ3が抜け難くなる。
ることはなく、次のように変更することが可能である。
例えば、 (a) 図7に示される別例1のカードエッジ基板25
のように、実施例3のカードエッジ基板20の永久レジ
スト22の上面及びカードエッジ端子21の先端部上面
21aに第2のソルダーレジスト26を設けた構成とし
てもよい。この構成であると、エッジ3が肉厚になるた
めいっそうエッジ3が抜け難くなる。
【0037】(b) 樹脂層である第2のソルダーレジ
スト7は、必ずしも実施例1のように、各カードエッジ
端子5を交差するように印刷される必要はない。従っ
て、カードエッジ端子5の先端部の延長線上のみへの印
刷でも足りる。
スト7は、必ずしも実施例1のように、各カードエッジ
端子5を交差するように印刷される必要はない。従っ
て、カードエッジ端子5の先端部の延長線上のみへの印
刷でも足りる。
【0038】(c) 勿論、両面板のときに実施例1の
第2のソルダーレジスト7を使用したり、片面板のとき
に実施例2のポリイミド製のテープ19を使用したりす
ることも可能である。
第2のソルダーレジスト7を使用したり、片面板のとき
に実施例2のポリイミド製のテープ19を使用したりす
ることも可能である。
【0039】(d) 樹脂層は、実施例1〜3において
例示したポリイミドやエポキシのほか、耐磨耗性を有す
るその他の樹脂(例えばビスマレイミドトリアジン樹
脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂)等であってもよ
い。また、作製過程においてはんだ付けやめっき等の工
程があることを鑑みると、選択される樹脂には、前記耐
磨耗性に加えてある程度の耐熱性があることが好まし
い。
例示したポリイミドやエポキシのほか、耐磨耗性を有す
るその他の樹脂(例えばビスマレイミドトリアジン樹
脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂)等であってもよ
い。また、作製過程においてはんだ付けやめっき等の工
程があることを鑑みると、選択される樹脂には、前記耐
磨耗性に加えてある程度の耐熱性があることが好まし
い。
【0040】(e) 少なくともコネクタ2からのエッ
ジ3の抜け止め防止のみを図りたい場合には、図8に示
される別例2のカードエッジ基板27のように、カード
エッジ端子5の先端部上面5aに凹部28を形成してお
けばよい。
ジ3の抜け止め防止のみを図りたい場合には、図8に示
される別例2のカードエッジ基板27のように、カード
エッジ端子5の先端部上面5aに凹部28を形成してお
けばよい。
【0041】また、図9に示される別例3のカードエッ
ジ基板29のような構成にすることも可能である。ま
ず、カードエッジ端子5上にめっきレジスト30を設け
た状態でめっき層31を形成し、次いで前記めっきレジ
スト30を除去する。すると、当該部分に凹部32が形
成される。
ジ基板29のような構成にすることも可能である。ま
ず、カードエッジ端子5上にめっきレジスト30を設け
た状態でめっき層31を形成し、次いで前記めっきレジ
スト30を除去する。すると、当該部分に凹部32が形
成される。
【0042】(f) 第2のソルダーレジスト7は必ず
しも第1のソルダーレジスト6と同じ材料からなるもの
でなくてもよい。また、第1のソルダーレジスト6の印
刷時に必ずしも同時に印刷されなくてもよく、別工程に
おいて印刷されるものであってもよい。
しも第1のソルダーレジスト6と同じ材料からなるもの
でなくてもよい。また、第1のソルダーレジスト6の印
刷時に必ずしも同時に印刷されなくてもよく、別工程に
おいて印刷されるものであってもよい。
【0043】ここで、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施例及び別例によって把握
される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2において、ソルダーレジスト7は耐磨
耗性及びある程度の耐熱性を有する樹脂からなること。
この構成であると、作製工程時及び使用時を通じてのソ
ルダーレジスト7の劣化が少ない。
的思想のほかに、前述した実施例及び別例によって把握
される技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項2において、ソルダーレジスト7は耐磨
耗性及びある程度の耐熱性を有する樹脂からなること。
この構成であると、作製工程時及び使用時を通じてのソ
ルダーレジスト7の劣化が少ない。
【0044】(2) 請求項3において、前記テープ1
9はポリイミド製であること。この構成であると、耐熱
性に優れたものとなる。 (3) カードエッジ端子5の先端部上面5aに凹部2
8,32を形成すること。この構成であると、コネクタ
2からのエッジ3の抜け落ち防止を図ることができる。
9はポリイミド製であること。この構成であると、耐熱
性に優れたものとなる。 (3) カードエッジ端子5の先端部上面5aに凹部2
8,32を形成すること。この構成であると、コネクタ
2からのエッジ3の抜け落ち防止を図ることができる。
【0045】なお、本明細書中において使用した文言
,を次のように定義する。 「ソルダーレジスト: 厳密には実施例1等における
第2のソルダーレジストのことであり、エポキシ、ポリ
イミド、BTB等のような熱硬化性樹脂や感光性樹脂等
を印刷することによって形成される樹脂層をいうばかり
でなく、ラミネート法などによって貼着される樹脂層な
どを含むものである。」 「樹脂層: ソルダーレジスト、樹脂製のテープ、ア
ディティブ法における永久レジストに加え、シルクスク
リーン印刷用のインクやポッティング用樹脂等のプリン
ト配線板用の樹脂材料またはそれ以外の樹脂材料からな
る層をいう。」
,を次のように定義する。 「ソルダーレジスト: 厳密には実施例1等における
第2のソルダーレジストのことであり、エポキシ、ポリ
イミド、BTB等のような熱硬化性樹脂や感光性樹脂等
を印刷することによって形成される樹脂層をいうばかり
でなく、ラミネート法などによって貼着される樹脂層な
どを含むものである。」 「樹脂層: ソルダーレジスト、樹脂製のテープ、ア
ディティブ法における永久レジストに加え、シルクスク
リーン印刷用のインクやポッティング用樹脂等のプリン
ト配線板用の樹脂材料またはそれ以外の樹脂材料からな
る層をいう。」
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
コネクタからのエッジの脱落を確実に防止することがで
き、かつコネクタのコンタクトの磨耗や変形を低減する
ことができるという優れた効果を奏する。特に請求項
2,3に記載の発明によれば、煩雑な製造工程を必要と
することなく比較的容易に得ることができるという優れ
た効果を奏する。
コネクタからのエッジの脱落を確実に防止することがで
き、かつコネクタのコンタクトの磨耗や変形を低減する
ことができるという優れた効果を奏する。特に請求項
2,3に記載の発明によれば、煩雑な製造工程を必要と
することなく比較的容易に得ることができるという優れ
た効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した実施例1のカードエッジ基
板とコネクタとを示す部分概略斜視図である。
板とコネクタとを示す部分概略斜視図である。
【図2】実施例1のカードエッジ基板を示す部分概略断
面図である。
面図である。
【図3】実施例2のカードエッジ基板とコネクタとを示
す部分概略斜視図である。
す部分概略斜視図である。
【図4】実施例2のカードエッジ基板を示す部分概略断
面図である。
面図である。
【図5】実施例3のカードエッジ基板とコネクタとを示
す部分概略斜視図である。
す部分概略斜視図である。
【図6】実施例3のカードエッジ基板を示す部分概略断
面図である。
面図である。
【図7】別例1のカードエッジ基板を示す部分概略断面
図である。
図である。
【図8】別例2のカードエッジ基板を示す部分概略断面
図である。
図である。
【図9】別例3のカードエッジ基板を示す部分概略断面
図である。
図である。
1,15,20,25,27,29…カードエッジ基
板、2…コネクタ、3…エッジ、4…基材、5,16,
17,21…カードエッジ端子、5a,16a,17
a,21a…カードエッジ端子の先端部上面、7,26
…樹脂層としての第2のソルダーレジスト、11…コン
タクト、19…樹脂層としての樹脂製のテープ、22…
樹脂層としての永久レジスト。
板、2…コネクタ、3…エッジ、4…基材、5,16,
17,21…カードエッジ端子、5a,16a,17
a,21a…カードエッジ端子の先端部上面、7,26
…樹脂層としての第2のソルダーレジスト、11…コン
タクト、19…樹脂層としての樹脂製のテープ、22…
樹脂層としての永久レジスト。
Claims (3)
- 【請求項1】基材の少なくとも一端部に所定のコネクタ
に対して抜き差し可能なエッジを備え、前記エッジの少
なくとも片面に前記コネクタの複数のコンタクトに対し
て電気的に接続される複数のカードエッジ端子を備え、
かつ前記カードエッジ端子の先端部を前記エッジの端面
よりも内側に配設したカードエッジ基板において、 少なくとも前記基材上かつ前記カードエッジ端子の先端
部の延長線上にあたる部分に、前記カードエッジ端子の
厚さよりも肉厚の樹脂層を形成したことを特徴とするカ
ードエッジ基板。 - 【請求項2】前記樹脂層は、前記カードエッジ端子の先
端部上面、及び前記基材上かつ前記カードエッジ端子の
延長線上にあたる部分にわたって印刷されるとともに、
各カードエッジ端子を交差するように印刷されたソルダ
ーレジストであることを特徴とする請求項1に記載のカ
ードエッジ基板。 - 【請求項3】前記カードエッジ基板は、前記エッジの表
裏両側にカードエッジ端子を持つ両面板であり、前記樹
脂層は、表側に形成されたカードエッジ端子の先端部上
面、前記エッジの端面、及び裏側に形成されたカードエ
ッジ端子の先端部上面にわたって貼着された樹脂製のテ
ープであることを特徴とする請求項1に記載のカードエ
ッジ基板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018711A JPH07231153A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | カードエッジ基板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6018711A JPH07231153A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | カードエッジ基板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07231153A true JPH07231153A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=11979242
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6018711A Pending JPH07231153A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | カードエッジ基板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07231153A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2016021548A1 (ja) * | 2014-08-08 | 2016-02-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | カードエッジコネクタ及びその製造方法 |
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JP2020027682A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | イリソ電子工業株式会社 | 平型導体用コネクタ |
WO2023079794A1 (ja) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 日本端子株式会社 | カードエッジ型プリント配線基板 |
-
1994
- 1994-02-15 JP JP6018711A patent/JPH07231153A/ja active Pending
Cited By (16)
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US6851953B2 (en) | 2002-05-20 | 2005-02-08 | Nec Corporation | Card-edge connector and card member |
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EP2635098A1 (en) | 2012-02-29 | 2013-09-04 | J.S.T. Mfg. Co., Ltd. | Card member and card edge connector |
WO2016021548A1 (ja) * | 2014-08-08 | 2016-02-11 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | カードエッジコネクタ及びその製造方法 |
JP2016039127A (ja) * | 2014-08-08 | 2016-03-22 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | カードエッジコネクタ及びその製造方法 |
CN106663889A (zh) * | 2014-08-08 | 2017-05-10 | 株式会社自动网络技术研究所 | 卡缘连接器及其制造方法 |
US9893441B2 (en) | 2014-08-08 | 2018-02-13 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Card edge connector and method for manufacturing same |
JP2017076533A (ja) * | 2015-10-15 | 2017-04-20 | タイコエレクトロニクスジャパン合同会社 | コネクタ |
JP2020027682A (ja) * | 2018-08-09 | 2020-02-20 | イリソ電子工業株式会社 | 平型導体用コネクタ |
WO2023079794A1 (ja) * | 2021-11-08 | 2023-05-11 | 日本端子株式会社 | カードエッジ型プリント配線基板 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040406 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |