JPH07230652A - ディスク二重挿入防止装置 - Google Patents

ディスク二重挿入防止装置

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JPH07230652A
JPH07230652A JP6041749A JP4174994A JPH07230652A JP H07230652 A JPH07230652 A JP H07230652A JP 6041749 A JP6041749 A JP 6041749A JP 4174994 A JP4174994 A JP 4174994A JP H07230652 A JPH07230652 A JP H07230652A
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double
lever
disk
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Kunio Kido
国男 城戸
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良次 青山
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Tanashin Denki Co Ltd
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    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/04Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit
    • G11B17/05Feeding or guiding single record carrier to or from transducer unit specially adapted for discs not contained within cartridges
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B17/00Guiding record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor
    • G11B17/02Details
    • G11B17/022Positioning or locking of single discs

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目 的】 簡単な構成でディスク二重挿入防止レバ
ーをディスク挿入防止位置に係止することができるディ
スク二重挿入防止装置を提供する。 【構 成】 ディスク二重挿入防止レバー(B)は、
ディスクローディング機構(L)に連動して、ディスク
再生部にディスクが搬入されているときには前記ディス
ク挿入口(35)を閉鎖する位置に移動され、前記ディ
スク再生部にディスクが搬入されていないときには前記
ディスク挿入口(35)を開放する位置に移動される。
このディスク二重挿入防止レバー(B)は、ディスク挿
入口(35)を閉鎖する位置にあるとき、常時は前記デ
ィスク挿入口を形成する部材(W)と非係合で、かつ前
記ディスク挿入口(35)の前方よりディスク挿入方向
に押圧されたとき、この押圧力を受けてディスク挿入口
を形成する部材(W)の一部(41)と係合してその位
置変位を禁止する係合部(55)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CDなどのディスクを
再生する装置において、ディスクを誤って二重に挿入す
ることを防止するディスク二重挿入防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のディスク二重挿入防止装置
は、たとえば実開昭63−191447号公報、実開平
2−42240号公報などに記載されているように、誤
挿入防止扉がディスクローディング機構により駆動され
たり、ディスクローディング機構でロックされたりして
いる。
【0003】また、従来のディスクローディング機構、
特に車載用ディスク再生装置におけるディスクローディ
ング機構において、外部からの振動の影響を軽減するた
めに弾性支持されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
弾性支持されているディスクローディング機構に従来の
ディスク二重挿入防止装置を採用すると、外部からの振
動が誤挿入防止扉を介してディスクローディング機構に
伝達される。また、弾性支持されていないディスクロー
ディング機構においても、誤挿入防止扉にディスクなど
を押圧した場合に、その押圧による作用力が誤挿入防止
扉を介してディスクローディング機構に伝達される。そ
して、この外部振動や外部からの作用力がディスクの再
生に悪い影響を与える。
【0005】そこで、本出願の発明者達は、ディスク再
生中においては、ディスクローディング機構がディスク
二重挿入防止部材から離脱することを考えた。しかしな
がら、ディスクローディング機構がディスク二重挿入防
止部材から離脱すると、このディスク二重挿入防止部材
はディスクローディング機構では係止することが不可能
である。したがって、誤ってディスクが二重に挿入され
ると、ディスク二重挿入防止部材が強制的に解除される
場合が想定される。したがって、別途、ディスク二重挿
入防止部材を係止する手段を設ける必要が生じた。
【0006】本発明は、以上のような課題を解決するた
めのもので、簡単な構成でディスク二重挿入防止レバー
をディスク挿入防止位置に係止することができるディス
ク二重挿入防止装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のディスク二重挿入防止装置は、ディスクが
挿入されるディスク挿入口(35)をディスク二重挿入
防止レバー(B)により閉鎖する。このディスク二重挿
入防止レバー(B)は、ディスクローディング機構
(L)に連動して、ディスク再生部にディスクが搬入さ
れているときには前記ディスク挿入口(35)を閉鎖す
る位置に移動され、前記ディスク再生部にディスクが搬
入されていないときには前記ディスク挿入口(35)を
開放する位置に移動される。
【0008】そして、このディスク二重挿入防止レバー
(B)は、ディスク挿入口(35)を閉鎖する位置にあ
るとき、常時は前記ディスク挿入口を形成する部材
(W)と非係合で、かつ前記ディスク挿入口(35)の
前方よりディスク挿入方向に押圧されたとき、この押圧
力を受けてディスク挿入口を形成する部材(W)の一部
(41)と係合してその位置変位を禁止する係合部(5
5)を備えている。
【0009】また、ディスク挿入口(35)を閉鎖する
位置に向けて前記ディスク二重挿入防止レバー(B)を
付勢する付勢手段(F)が設けられている。そして、デ
ィスクローディング機構(L)によりディスク再生部に
ディスクが搬入されていないときには、ディスクローデ
ィング機構(L)との連動によりディスク二重挿入防止
レバー(B)を上記付勢手段(F)に抗して前記ディス
ク挿入口(35)を開放する位置に移動させる。
【0010】さらに、ディスク二重挿入防止レバー
(B)はディスク挿入方向に撓むことが可能に構成され
ている場合がある。
【0011】
【作 用】このようにディスク二重挿入防止装置が構
成されているので、ディスク二重挿入防止レバー(B)
の係合部(55)は、ディスク挿入口(35)を閉鎖す
る位置にあるとき、常時は前記ディスク挿入口を形成す
る部材(W)と非係合である。したがって、ディスク二
重挿入防止レバー(B)が、ディスクローディング機構
(L)に連動して、ディスク挿入口(35)を開放する
位置に移動される際には、係合突起55は何ら妨げには
ならない。
【0012】しかし、前記ディスク挿入口(35)にデ
ィスクなどが挿入されようとして、ディスク挿入方向に
押圧されたときには、ディスク二重挿入防止レバー
(B)の係合部(55)はこの押圧力を受けてディスク
挿入口を形成する部材(W)の一部(41)と係合し
て、ディスク二重挿入防止レバー(B)の位置変位を禁
止する。
【0013】また、ディスク挿入口(35)を閉鎖する
位置に向けて前記ディスク二重挿入防止レバー(B)を
付勢する付勢手段(F)が設けられている場合がある。
この場合には、ディスク再生部にディスクが搬入されて
いるときに、ディスク二重挿入防止レバー(B)は付勢
手段(F)の付勢力により、ディスク挿入口(35)を
閉鎖する位置に移動される。
【0014】さらに、ディスク二重挿入防止レバー
(B)は、ディスク挿入口(35)の前方よりディスク
挿入方向に押圧されたとき、ディスク挿入方向に撓みを
生じてディスク挿入口を形成する部材(W)の一部と係
合する。
【0015】
【実 施 例】つぎに、本発明におけるディスク二重挿
入防止装置の一実施例について説明する。
【0016】(全体構造について)まず初めに、本発明
のディスク二重挿入防止装置の一実施例が採用されてい
るディスク再生装置の全体構造を簡単に説明する。ディ
スク再生装置の各構成要素の詳細は後述する。
【0017】図1は本発明のディスク二重挿入防止装置
の一実施例が採用されているディスク再生装置の概略斜
視図で、ディスク二重挿入防止レバーがディスク挿入許
容位置にある状態での図である。図2は同ディスク再生
装置の概略斜視図で、ディスク二重挿入防止レバーがデ
ィスク挿入防止位置にある状態での図である。
【0018】図1において、金属製のシャーシSは、そ
のディスク挿入側に合成樹脂製のディスク挿入口枠Wが
取り付けられている。このディスク挿入口枠Wの中央部
上側には一対のディスク二重挿入防止レバーBが回動可
能に設けられている。このディスク二重挿入防止レバー
Bはディスク挿入口枠Wのディスク挿入口35を開放す
るディスク挿入許容位置(図1に図示する位置)とディ
スク挿入口35を閉鎖するディスク挿入防止位置(図2
に図示する位置)との間を往復動する。
【0019】また、シャーシSの中央部の前端にネジN
で固定された付勢手段である板バネFはディスク二重挿
入防止レバーBを図2に図示するディスク挿入防止位置
に付勢する。そして、シャーシSの内部にはディスクロ
ーディング機構Lが内蔵され、このディスクローディン
グ機構Lは図1に図示するように板バネFに当接するデ
ィスク搬入排出位置と、図2に図示するように板バネF
から離れるディスク再生位置との間を往復動する。
【0020】ディスクローディング機構Lがディスク搬
入排出位置にある時は、ディスクローディング機構Lの
上端が板バネFに当接してディスク二重挿入防止レバー
Bをディスク挿入許容位置側に変位させ、また、ディス
クローディング機構Lがディスク再生位置にある時に
は、板バネFから離れ、板バネFの付勢力がディスク二
重挿入防止レバーBをディスク挿入防止位置に変位させ
る。このようにして、ディスク二重挿入防止レバーBは
ディスクローディング機構Lに連動して駆動される。
【0021】(ディスクローディング機構Lについて)
つぎに、ディスクローディング機構Lについて説明をす
る。図3は同ディスク再生装置の横断面図で、ディスク
ローディング機構がディスク搬入排出位置にある状態で
の図である。図4は同ディスク再生装置の横断面図で、
ディスクローディング機構がディスク再生位置にある状
態での図である。
【0022】図3において、シャーシSの上板両側には
前後各一対のバネ取付け部1が形成され、また、シャー
シSの側板2から内側に係合部3が突出して形成されて
いる。そして、図示しないターンテーブルおよび光学ヘ
ッドを搭載した再生ユニット11の前後に設けられたバ
ネ取付け部12は、シャーシSのバネ取付け部1とバネ
13で連結されている。また、再生ユニット11の前側
にはシャーシSの係合部3に係合する突起15が形成さ
れている。そして、再生ユニット11に設けられた回転
カム17が図示しない駆動モータにより回転する。
【0023】再生ユニット11の上方にはディスクホル
ダー21が設けられ、奥側(図においては左側)に設け
られた軸22で再生ユニット11と回動自在に連結され
ている。このディスクホルダー21は軸22とは反対側
の端部から、ディスクが挿入され、適宜手段によりディ
スクホルダー21内部に引き込まれる。また、ディスク
ホルダー21の下面には、再生ユニット11に設けられ
た回転カム17と接触している突起24が下方に突設さ
れている。
【0024】そして、図3に図示するディスク搬入排出
状態では、回転カム17により突起24が持ち上げら
れ、再生ユニット11とディスクホルダー21は軸22
を中心として他端が開いた状態となっている。この状態
では、再生ユニット11の突起15はシャーシSの係合
部3に係合し、またディスクホルダー21の前側におい
て上方に突出している前側端部25は板バネFに当接し
ている。
【0025】また、図3に図示するディスク搬入排出状
態において、回転カム17を回転すると、回転カム17
に沿って突起24がシャーシSの上面より下方に引き込
まれて、再生ユニット11とディスクホルダー21は軸
22とは反対側の端部が閉じていく。
【0026】すると、まず最初に再生ユニット11およ
びディスクホルダー21の連結部(軸22)側が、重力
により奥側(図においては左側)のバネ13の付勢力に
抗して突起15を軸として反時計方向に回動する。その
時、前側端部25は板バネFに当接した状態を維持しな
がら、奥側に少し移動する。
【0027】さらに、再生ユニット11とディスクホル
ダー21が閉じていくと、手前側(図においては右側)
のバネ13の付勢力により再生ユニット11が上方に移
動し、その突起15はシャーシSの係合部3から離脱す
る。この再生ユニット11の上昇により手前側のバネ1
3の長さが短くなって、その付勢力が減少する。そし
て、全てのバネ13の付勢力と再生ユニット11および
ディスクホルダー21の重力とが一致すると、再生ユニ
ット11はその上昇を停止する。そして、回転カム17
がさらに回転すると、ディスクホルダー21は、再生ユ
ニット11との間に張架された図示しないバネの力によ
り降下し、板バネFから離脱する。そして、図4に図示
するディスク再生位置の状態となる。
【0028】この状態では、再生ユニット11の突起1
5はシャーシSの係合部3から離脱し、またディスクホ
ルダー21の前側端部25も板バネFから離れる。そし
て、再生ユニット11およびディスクホルダー21はバ
ネ13によりシャーシSに弾性支持され、外部振動が遮
断される。また、再生ユニット11とディスクホルダー
21とが近接することにより、再生ユニット11に設け
られている図示しない光学ヘッドによりディスクホルダ
ー21内のディスクが再生可能となる。この様にして、
ディスク挿入口35に挿入されたディスクはディスク再
生部に搬入され、再生ユニット11およびディスクホル
ダー21がディスクローディング機構Lを構成する。
【0029】ディスク再生部のディスクを前記ディスク
挿入口35より排出する場合には、再生ユニット11に
設けられた回転カム17を逆回転し、図4に図示するデ
ィスク再生位置にある状態から図3に図示するディスク
搬入排出位置にある状態にして、ディスクホルダー21
から適宜手段によりディスク挿入口35を介して排出さ
れる。
【0030】(ディスク挿入口枠Wについて)つぎに、
ディスク挿入口枠Wについて説明をする。図5は同ディ
スク再生装置の要部正面図である。図6は同ディスク再
生装置の要部平面図である。図7は図1の要部横断面図
である。図8は図2の要部横断面図である。なお、図6
において、各部材が複雑な立体形状をしているため、線
が複雑であり、各部材の境界線が分かり難いので、シャ
ーシSには細かいドットにより地模様を付した。
【0031】図1において、細長く形成されたディスク
挿入口枠Wは、上枠31、一対の側枠32および下枠3
3で構成され、ディスクが挿入されるディスク挿入口3
5はこれら上枠31、側枠32、下枠33で囲まれてい
る。上枠31の中央部には、一対のディスク二重挿入防
止レバーBが回動可能に取り付けられている。そして、
図5および図6において、上枠31には一対の凹部37
が形成され、ディスク二重挿入防止レバーBがその凹部
37内を回動する。また、上枠31には一対の切り込み
38が形成され、この切り込み38内において板バネF
が上下動する。図6において、上枠31の上面には一対
の突起39が一体に成形されている。
【0032】図2において、ディスク挿入口枠Wの下枠
33の中央部には、ディスク二重挿入防止レバーBを係
止するための係止部材としての係止凹部41が左右一対
形成されている。図5において、この係止凹部41は図
において左右方向に細長く延在し、かつ図7において、
下枠33の奥側(図においては左側)に引っ込んで形成
されている。
【0033】(ディスク二重挿入防止レバーBについ
て)つぎに、ディスク二重挿入防止レバーBについて説
明をする。図5において、ディスク二重挿入防止レバー
Bは、くの字状に湾曲した形状の合成樹脂製の平板であ
り、また外力により撓むことが可能に構成されている。
そして、ディスク二重挿入防止レバーBの一端部には回
動軸51が垂直に突出して一体に形成されている。この
回動軸51はディスク挿入口枠Wの上枠31の正面に対
して垂直に配置されて、上枠31に回動可能に取り付け
られている。
【0034】また、ディスク二重挿入防止レバーBの回
動軸51が設けられている面すなわち裏面には、板バネ
Fを嵌めているバネ保持部53が突出して設けられてい
る。さらに、ディスク二重挿入防止レバーBの端部の裏
面には、係合部である係合突起55が突出して形成され
ている。図8において、ディスク二重挿入防止レバーB
がディスク挿入防止位置にある時には、ディスク二重挿
入防止レバーBに設けられた係合突起55は、ディスク
挿入口枠Wの下枠33に形成された係止凹部41とは、
前後方向(図においては左右方向)に間隙を有して対向
している。すなわち、係止凹部41は係合突起55に対
向し、かつ間隔を開けた位置に配置されている。
【0035】(板バネFについて)つぎに、板バネFに
ついて説明をする。図6において、付勢手段である板バ
ネFは、前述のようにネジNによりシャーシSに固定さ
れている。そして、板バネFには、ディスク二重挿入防
止レバーBのバネ保持部53に嵌められる作動突片61
がバネ保持部53に向かって突出して一対設けられてい
る。この作動突片61はバネ保持部53を下方(図にお
いては紙面裏側)に付勢する。また、この作動突片61
の間には取付け枠62が設けられ、この取付け枠62が
上枠31の突起39とシャーシSとを嵌め込んで、突起
39を固定し、この固定により突起39が形成されてい
るディスク挿入口枠WをシャーシSに係止する。
【0036】(実施例の作動について)つぎに、このよ
うに構成されたディスク二重挿入防止装置の作動につい
て説明する。図9はディスク二重挿入防止レバーBがデ
ィスク挿入防止位置にある時に、ディスクを挿入しよう
とした場合の説明図である。図10はディスクがディス
ク挿入防止位置にあるディスク二重挿入防止レバーBを
挿入方向に押圧した場合の説明図である。
【0037】前述のように、ディスクローディング機構
Lのディスクホルダー21は、ディスク搬入排出位置と
ディスク再生位置との間を往復動する。図7および図8
において、ディスクホルダー21の前側端部25は、図
7に図示するディスク搬入排出位置(図においては上側
の位置)にある時には、板バネFの作動突片61と当接
して、作動突片61の先端を上方に持ち上げ、図8に図
示するディスク再生位置(図においては下側の位置)に
ある時には、板バネFの作動突片61から離脱し、作動
突片61はその復元力で作動突片61の先端を下方に押
し下げる。このようにして、作動突片61は図において
上下に往復動する。
【0038】図5において、板バネFの作動突片61の
先端はディスク挿入口枠Wの切り込み38内を図におい
て上または下に移動する。すると、作動突片61を嵌め
ているバネ保持部53も上下動し、ディスク二重挿入防
止レバーBを回動軸51を軸として回転させる。この回
転により、ディスク二重挿入防止レバーBは図5に図示
するディスク挿入許容位置と、図2および図8に図示す
るディスク挿入防止位置との間を往復回動する。なお、
図8において、ディスク二重挿入防止レバーBがディス
ク挿入防止位置にある時に、その係合突起55は、ディ
スク挿入口枠Wの係止凹部41に対向しているが、前述
のように間隙を有しているので、ディスク二重挿入防止
レバーBの回転には何ら妨げにはならない。
【0039】ディスク挿入防止位置にあるディスク二重
挿入防止レバーBを板バネFの付勢力に抗して横方向に
押圧すると、板バネFの付勢力はさほど強くはないの
で、ディスク二重挿入防止レバーBは回動軸51を軸と
して簡単に回動可能である。図10において、ディスク
挿入防止位置にあるディスク二重挿入防止レバーBにデ
ィスクCDを矢印の方向に挿入すると、ディスクCDは
円形であるので、図示するようにディスク二重挿入防止
レバーBを挿入方向の力Xおよび横方向の力Yで押圧す
る。図9において、この挿入方向の力Xにより、ディス
ク二重挿入防止レバーBは撓み、その係合突起55がデ
ィスク挿入口枠Wの係止凹部41に係合し係止され、デ
ィスク二重挿入防止レバーBの位置変位を禁止する。し
たがって、ディスク二重挿入防止レバーBの回動軸51
を軸とする回動は防止される。
【0040】なお、ディスク挿入口枠Wの係止凹部41
が形成されていない場合には、ディスクCDを挿入する
と、ディスク二重挿入防止レバーBの係合突起55は係
止されない。そして、ディスクCDによる横方向の力Y
により、板バネFの付勢力に抗してディスク二重挿入防
止レバーBは回動軸51を軸としてディスク挿入許容位
置方向に回動する。その結果、ディスク二重挿入防止レ
バーBはディスクを二重に挿入されることを防止するこ
とができない場合がある。
【0041】(実施例の効果)このように構成された実
施例は、種々の効果を奏するが、特に下記に記載の効果
を奏する。ディスク二重挿入防止レバーBはくの字状に
湾曲した形状であるので、その回動角度は小さくて済
む。たとえば、図5に図示する実施例の場合には約45
度で済む。なお、ディスク二重挿入防止レバーBを直線
状に形成した場合には、略90度回動させる必要があ
る。
【0042】また、ディスク二重挿入防止レバーBは合
成樹脂製であるので、ディスクを傷つけることが少な
い。さらに、ディスク再生装置は最終的にはフロントパ
ネルなどで覆われてオーディオ商品となるが、ディスク
二重挿入防止レバーBはディスク挿入方向に配置された
回動軸51に回動可能に設けられているので、横方向に
移動し、ディスク挿入方向には移動しない。その結果、
ディスク再生装置とフロントパネルとの間隔を小さくす
ることが可能である。
【0043】また、ディスク再生装置にディスク二重挿
入防止装置が設けられているので、フロントパネルには
ディスク二重挿入防止装置を設ける必要がない。その結
果、セットメーカーは、ディスク二重挿入防止装置付き
のディスク再生装置にパネルを固定するだけで済み、セ
ットメーカーはディスク二重挿入防止装置を取り付ける
工程を削減することが可能である。したがって、ディス
ク再生装置は部品としての完成度が向上する。
【0044】さらに、フロントパネルなどはデザインな
どの関係で度々設計変更が行われるが、フロントパネル
にディスク二重挿入防止装置が設けられていると、その
度にディスク二重挿入防止装置の配置などの設計変更を
行う必要がある。しかしながら、この実施例の場合に
は、ディスク二重挿入防止装置がディスク再生装置に配
置されているので、フロントパネルが変更されても、デ
ィスク二重挿入防止装置の設計変更は行う必要がない。
【0045】(変更例)以上、本発明の実施例を詳述し
たが、本発明は、前記実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内
で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更
実施例を下記に例示する。
【0046】(1)実施例においては、ディスクローデ
ィング機構としてのホルダーが付勢手段としての板バネ
に直接当接しているが、他の部材たとえばディスク二重
挿入防止レバーなどを介して間接的に当接することも可
能である。 (2)実施例においては、ディスクローディング機構は
弾性部材で支持されて、外部からの振動の影響を受けな
いようになっているが、本発明は外部からの振動の影響
が少ない据え置き型のディスク再生装置にも採用するこ
とが可能であり、その場合などにおいては必ずしも弾性
支持されている必要はない。
【0047】(3)ディスクローディング機構は実施例
に示された形式に限定されず、種々の形式たとえばディ
スク搬送ローラを用いている形式などを採用することも
可能である。 (4)実施例においては、ディスク二重挿入防止レバー
Bを係止する係止部材はディスク挿入口枠Wの下枠33
に形成されている係止凹部41であるが、係止する機能
を有するならば、係止凹部ではなく他の構造たとえば係
止突起などで構成することも可能である。
【0048】(5)実施例においては、付勢手段は板バ
ネで構成されているが、他の付勢手段例えばコイルバネ
などの他のバネ手段でも可能である。 (6)実施例においては、ディスク二重挿入防止レバー
Bの係合部は係合突起55であるが、係合機能を有する
ならば他の手段たとえば係合凹部などで構成することも
可能である。
【0049】(7)実施例においては、ディスク二重挿
入防止レバーBは板バネFの付勢力によりディスク挿入
防止位置へ移動しているが、ディスク二重挿入防止レバ
ーBなどの重力によりディスク挿入防止位置へ移動する
ことも可能である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、ディスク挿入口にディ
スクなどが挿入されようとして、ディスク挿入方向に押
圧されたときには、ディスク二重挿入防止レバーの係合
部はこの押圧力を受けてディスク挿入口を形成する部材
の一部と係合して、ディスク二重挿入防止レバーの位置
変位を禁止する。したがって、ディスク二重挿入防止レ
バーの位置変位を禁止する手段がディスク二重挿入防止
レバーの係合部とディスク挿入口を形成する部材とで構
成されている。その結果、極めて簡単な構成で、ディス
クの二重挿入を確実に防止することができる。
【0051】また、ディスク挿入口を閉鎖する位置に向
けて前記ディスク二重挿入防止レバーを付勢する付勢手
段が設けられている場合がある。この場合には、ディス
ク再生部にディスクが搬入されているときに、ディスク
二重挿入防止レバーは付勢手段の付勢力により、ディス
ク挿入口を閉鎖する位置に確実に移動される。
【0052】さらに、ディスク二重挿入防止レバーはデ
ィスク挿入方向に撓むことが可能に構成されている場合
がある。この場合には、簡単な構成で、ディスク二重挿
入防止レバーの係合部とディスク挿入口を形成する部材
の一部とを係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のディスク二重挿入防止装置の一
実施例が採用されているディスク再生装置の概略斜視図
で、ディスク二重挿入防止レバーがディスク挿入許容位
置にある状態での図である。
【図2】図2は同ディスク再生装置の概略斜視図で、デ
ィスク二重挿入防止レバーがディスク挿入防止位置にあ
る状態での図である。
【図3】図3は同ディスク再生装置の横断面図で、ディ
スクローディング機構がディスク搬入排出位置にある状
態での図である。
【図4】図4は同ディスク再生装置の横断面図で、ディ
スクローディング機構がディスク再生位置にある状態で
の図である。
【図5】図5は同ディスク再生装置の要部正面図であ
る。
【図6】図6は同ディスク再生装置の要部平面図であ
る。
【図7】図7は図1の要部横断面図である。
【図8】図8は図2の要部横断面図である。
【図9】図9はディスク二重挿入防止レバーBがディス
ク挿入防止位置にある時に、ディスクを挿入しようとし
た場合の説明図である。
【図10】図10はディスクがディスク挿入防止位置に
あるディスク二重挿入防止レバーBを挿入方向に押圧し
た場合の説明図である。
【符号の説明】
B ディスク二重挿入防止レバー F 板バネ(付勢手段) L ディスクローディング機構 W ディスク挿入口枠(ディスク挿入口を形成する部
材) 35 ディスク挿入口 41 係止凹部(一部) 55 係合突起(係合部)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが挿入されるディスク挿入口
    (35)と、 このディスク挿入口(35)に挿入されたディスクをデ
    ィスク再生部に搬入するとともに、該ディスク再生部の
    ディスクを前記ディスク挿入口(35)より排出するデ
    ィスクローディング機構(L)と、 このディスクローディング機構(L)に連動して、前記
    ディスク再生部にディスクが搬入されているときには前
    記ディスク挿入口(35)を閉鎖する位置に移動され、
    前記ディスク再生部にディスクが搬入されていないとき
    には前記ディスク挿入口(35)を開放する位置に移動
    されるディスク二重挿入防止レバー(B)とを具備し、 前記ディスク二重挿入防止レバー(B)は、ディスク挿
    入口(35)を閉鎖する位置にあるとき、常時は前記デ
    ィスク挿入口を形成する部材(W)と非係合で、かつ前
    記ディスク挿入口(35)の前方よりディスク挿入方向
    に押圧されたとき、この押圧力を受けてディスク挿入口
    を形成する部材(W)の一部(41)と係合してその位
    置変位を禁止する係合部(55)を備えていることを特
    徴とするディスク二重挿入防止装置。
  2. 【請求項2】 ディスク挿入口(35)を閉鎖する位置
    に向けて前記ディスク二重挿入防止レバー(B)を付勢
    する付勢手段(F)が設けられており、 ディスクローディング機構(L)によりディスク再生部
    にディスクが搬入されていないときには、ディスクロー
    ディング機構(L)との連動によりディスク二重挿入防
    止レバー(B)を上記付勢手段(F)に抗して前記ディ
    スク挿入口(35)を開放する位置に移動させることを
    特徴とする請求項1記載のディスク二重挿入防止装置。
  3. 【請求項3】 ディスク二重挿入防止レバー(B)は、
    ディスク挿入方向に撓むことが可能に構成されており、
    ディスク挿入口(35)の前方よりディスク挿入方向に
    押圧されたとき、ディスク挿入方向に撓みを生じてディ
    スク挿入口を形成する部材(W)の一部(41)と係合
    するものであることを特徴とする請求項1または2記載
    のディスク二重挿入防止装置。
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