JPH07230568A - 取引装置の筐体構造 - Google Patents

取引装置の筐体構造

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Publication number
JPH07230568A
JPH07230568A JP6021272A JP2127294A JPH07230568A JP H07230568 A JPH07230568 A JP H07230568A JP 6021272 A JP6021272 A JP 6021272A JP 2127294 A JP2127294 A JP 2127294A JP H07230568 A JPH07230568 A JP H07230568A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
welding
intermediate member
bent
bottom plate
plate
Prior art date
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Pending
Application number
JP6021272A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kimura
和夫 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6021272A priority Critical patent/JPH07230568A/ja
Publication of JPH07230568A publication Critical patent/JPH07230568A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金融機関等で使用される取引装置の改良され
た筐体構造を提供することを目的とする。 【構成】 厚鋼板製の上部部材100、中間部材101
及び底板部材102の3部材を相互に連結することによ
って構成され、前記3部材間の連結が主として溶接によ
って、または溶接及びネジ止めによって行われるように
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等で使用され
る取引装置の筐体構造に関する。
【0002】銀行、郵便局その他の金融機関では、窓口
における省力化、営業時間外や窓口以外の提携店舗等で
も利用者に対するサービスの向上を目指して、自動預金
支払兼用器(Automatic Teller Machine:ATM)や現金
自動支払機(Cash Dispencer:CD)等の取引装置が多く
設置され、利用されている。
【0003】このような取引装置は、利用客に対するサ
ービスの向上のために使い勝手の良さに加えて、多額の
現金を収納して運用される性格上、破壊、故障、誤操作
等についても安全であることが要求される。
【0004】この種の取引装置 (以下、自動機とも略記
する)は、銀行カードおよびまたは通帳類に対する読み
取り/書き込みを行い、利用者の入力する暗証番号によ
り正当性を確認し、預貯金の支払いおよび/または預入
あるいは振込等の現金自動取引を行うものである。
【0005】
【従来の技術】自動機としては、例えば図10の斜視図
のような構成を有するものが広く普及している。筐体1
には、裏扉2があり、現金の収納・回収を始め内部装置
類の点検・保守や所要用紙類の補充等が行われる。
【0006】本体の前面パネルには、最上部に当該自動
機における取引科目を示す科目表示部3がある。その下
方には、挿入されたカードの読み取りを行い、正当性を
判断して取引条件の確認を行い、取引終了後レシートの
発行を行うカードユニット4、挿入された通帳の読み取
りおよび取引内容の記帳を行う通帳ユニット5が配設さ
れている。
【0007】前面パネルの下方には、貨幣ユニット6お
よび紙幣ユニット7が配設されており、入金または出金
のための現金の投入または取り出しが行える。
【0008】前面パネルの水平部には、現金取引に必要
なガイダンスの表示を行い、さらに顧客によって取引に
必要な情報の入力を行うためのタッチパネル付きの表示
部8が設けられている。
【0009】ここでは、選択された取引き種別に応じて
暗証番号の入力や金額の入力が行われる。また振込を行
う場合などは、相手先店舗、口座番号、氏名等の入力が
行われる。
【0010】このような自動機の本体は、所望形状に板
金加工された筐体内に格納されている。この筐体は、装
置内部の各ユニット類を保護し、外観を良好に保つ重要
な役割を担っている。
【0011】特に、この種の自動機は、内部に多額の現
金を収納するものであり、安全な物でなければならな
い。そのため、顧客の使い勝手、係員の保守・点検の容
易性、防犯上の観点等を考慮して適当な形状および寸法
の筐体が製造されている。
【0012】通常、扉や前部パネルのような開閉部以外
の部分は、図11に示すように金属製枠構造物10を形
成し、この構造物に例えば薄鋼板製の右側板11をはじ
め同様の左側板、天井板、底板を多数のビスまたはボル
トとナットとによって締めつけ組立てることによって形
成されているものがある。
【0013】また、図12に示すように薄鋼板の板金に
より構成された補強部材21をスポット溶接することに
よって補強された左側板22、同様の図示されていない
右側板、天井板23、底板24のそれぞれの所要部を溶
接することによって形成されているものがある。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術に
かかる筐体構造においては、外板が薄鋼板で形成されて
おり、全体の剛性確保のために上述のような補強材が不
可欠となる。したがって、部品点数が多くなり、原材料
費ならびに製造工数が増加し、高価な物となっていた。
【0015】例えば、上述の図12に示す第2の構造で
は、左右両側板、天井板、底板の4点に加えて、補強部
材が左右6本、上下4本の計10本必要となり、合計1
4点となる。
【0016】これに伴って外板に補強材を点溶接し、そ
の後それぞれを溶接またはネジ止めによって組み立てる
ため膨大な工数を必要とし、コストの上昇を招いてい
る。
【0017】本発明は、上述のような従来技術の短所を
伴わない、構成部品点数を削減しつつ、必要かつ十分な
強度ならびに機能を発揮する取引装置の筐体構造を提供
することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明にかかる
自動機の筐体構造の組立例を示すもので、それぞれ厚鋼
板による、上部部材100、中間部材101、底板部材
102から構成される。
【0019】これら各3部材は、それぞれの間を溶接、
ネジ止めその他適宜手段により一体に組み合わせられ
る。
【0020】上部部材100は、図2に示すように1枚
の厚板を底面を上にしたコ字状に折り曲げ、両下端を内
側に折り曲げたものである。この場合、各端部は僅かに
折り込んで曲げ加工しておくことにより、強度を増すこ
とができる。
【0021】図3は中間部材101を示すもので、厚板
を大きなコ字状に折り曲げた物である。この場合、上部
部材100と接続される上板部分と、水平面操作パネル
を形成する部分とが形成される。
【0022】図4は底板部材102を示すもので、厚板
を薄いコ字状に折り曲げた物であり、両端部はそれぞれ
内側に折り曲げられる。
【0023】このように、それぞれ厚鋼板を折り曲げ加
工することによって形成された上部部材100、中間部
材101、底板部材102を図1のように組み合わせ、
各部材間を溶接またはネジ等によって適宜連結すること
によって本発明にかかる取引装置の筐体構造が構成され
る。
【0024】
【作用】本発明にかかる取引装置の筐体構造によれば、
上部部材100、中間部材101、底板部材102のそ
れぞれは、従来使用されていた薄鋼板の倍以上の厚さ、
例えば3mm以上の鋼板が使用され、所要部位で補強用
の曲げ加工が施される。
【0025】したがって、従来構造におけるような補強
部材を溶接等で付加する必要が無くなる。そのため、構
成部品点数が大幅に削減され、組立工数も同様に削減さ
れる。
【0026】本発明にかかる筐体構造では、上部部材1
00、中間部材101、底板部材102のそれぞれが剛
性を有しており、これらをスポット溶接、直線溶接等に
よって順次連結してゆく。したがって、筐体構造全体の
剛性が確保される。
【0027】
【実施例】以下、好適な実施例を示す添付図を参照しつ
つ、本発明を詳述する。図5(A)は上部部材100の
下端折り曲げ部と中間部材101の上板部材とを溶接し
て連結する状態を示すものである。
【0028】なお、この溶接部は、図5(B)に示すよ
うに折り曲げずに隅肉溶接により直接溶接することもで
きる。また、この部分を溶接ではなく図に示すようにボ
ルトとナット(図6(A))、あるいはネジ(図6
(B))で固定する。
【0029】図7は中間部材101の下端と底板部材1
02とを隅肉溶接により溶接する状態を示すものであ
る。溶接点数、肉盛りの程度等は筐体構造のサイズ、使
用鋼板の厚さ等によって適宜変更されるべきものであ
る。
【0030】図8は、上述の中間部材の他の構成例を示
すものである。中間部材は3構成部材の中で最も大き
く、板金加工にも格別の技量を必要とする。そこで中間
部材をL字形の両部材111a、111bのように分割
して形成し、これらを直接溶接して一体化することがで
きる。
【0031】図9は中間部材のさらに他の構成例を示す
ものである。各部を両側板の121a、121bとして
形成し、上板部材121cを別に形成して、これら3部
材をネジ止めまたは溶接等の適宜手段により一体化する
ものである。
【0032】3構成部材の中で最大の中間部材をこのよ
うに構成することにより、板金加工上の金型や板金加工
機の困難性を解消し、格別高度な技量を必要とせずに、
本発明にかかる自動機の筐体構造を実現することができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明によれば、取引装置 (自動機) に
おける筐体構造の構成部材点数を大幅に削減することが
でき、それに伴って、加工工数も大幅に削減することが
できる。
【0034】特に、上部部材、中間部材、底板部材のそ
れぞれを十分な強度を有する厚板で形成することによ
り、従来構造で不可欠とされた多数の補強部材が不要と
なる。したがって、筐体表面材に厚板を用いても、補強
材の重量が無視し得るため、重量増加も僅かな範囲に止
めることができる。
【0035】かかる構造においては、補強部材はもとよ
り、組立枠構造体と外板との止め部分やその他部分の固
定に使用されたネジ類も殆ど不要となる。溶接による場
合にに比較しても溶接点数が大幅に削減される。
【0036】さらに溶接加工による場合であっても、溶
接箇所が大幅に削減された結果、溶接後の研磨や歪み取
り等の後処理工数も削減され、従来構造に比して筐体製
造コストを大幅に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る取引装置の筐体構造の構成を示す
斜視図である。
【図2】上部部材の構造例を示す斜視図である。
【図3】中間部材の構造例を示す斜視図である。
【図4】底板部材の構造例示す斜視図である。
【図5】本発明に係る筐体構造の上部部材と中間部材と
の連結部の実施例(1)を示す正面図である。
【図6】本発明に係る筐体構造の上部部材と中間部材と
の連結部の実施例(2)を示す正面図である。
【図7】本発明に係る筐体構造の中間部材と底板部材の
連結部の実施例を示す正面図である。
【図8】筐体構造の中間部材の他の実施例を示す斜視図
である。
【図9】筐体構造の中間部材のさらに他の実施例を示す
斜視図である。
【図10】取引装置(自動機)の全体構成を示す斜視図
である。
【図11】従来技術に係る筐体構造の第1の構成例を示
す斜視図である。
【図12】従来技術に係る筐体構造の第2の構成例を示
す斜視図である。
【符号の説明】
100 上部部材 101 中間部材 102 底板部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引装置における筐体構造において、 厚鋼板製の上部部材(100)、中間部材(101)及
    び底板部材(102)の3部材を相互に連結することに
    よって構成されることを特徴とする、取引装置の筐体構
    造。
  2. 【請求項2】 前記中間部材が、複数に分割して形成さ
    れる、請求項1に記載の取引装置の筐体構造。
JP6021272A 1994-02-18 1994-02-18 取引装置の筐体構造 Pending JPH07230568A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6021272A JPH07230568A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 取引装置の筐体構造

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JP6021272A JPH07230568A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 取引装置の筐体構造

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JPH07230568A true JPH07230568A (ja) 1995-08-29

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ID=12050488

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JP6021272A Pending JPH07230568A (ja) 1994-02-18 1994-02-18 取引装置の筐体構造

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JP (1) JPH07230568A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016181194A (ja) * 2015-03-25 2016-10-13 日立オムロンターミナルソリューションズ株式会社 自動取引装置

Cited By (1)

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010213