JPH07230026A - 光学部品の角度調整装置 - Google Patents

光学部品の角度調整装置

Info

Publication number
JPH07230026A
JPH07230026A JP8663394A JP8663394A JPH07230026A JP H07230026 A JPH07230026 A JP H07230026A JP 8663394 A JP8663394 A JP 8663394A JP 8663394 A JP8663394 A JP 8663394A JP H07230026 A JPH07230026 A JP H07230026A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
axis
optical component
optical
movable member
angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8663394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3090573B2 (ja
Inventor
Mitsunori Kokubo
光典 小久保
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Machine Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Machine Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Machine Co Ltd filed Critical Toshiba Machine Co Ltd
Priority to JP06086633A priority Critical patent/JP3090573B2/ja
Publication of JPH07230026A publication Critical patent/JPH07230026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3090573B2 publication Critical patent/JP3090573B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】対向する2個の光学部品の境界面を平行にする
ために、人為的にX軸及びY軸まわりの角度修正をする
ことなく、また、境界面を圧接させても、光学部品のホ
ルダに弾性変形を与えることなく、X軸及びY軸まわり
の角度ずれを修正できるようにした光学部品の角度調整
装置を提供する。 【構成】固定ホルダ3あるいは移動ステージであるXY
Zステージ4に取付けられる角度調整装置20であっ
て、第1あるいは第2の光学部品1,2を保持してこれ
ら第1及び第2の光学部品1,2がXY平面に垂直なZ
方向に圧接されることにより、前記X軸65及びY軸6
2まわりに回転し、前記第1及び第2の光学部品の対向
面の角度を調整する可動部材63,66と、この可動部
材を移動可能に支持する固定部材61と、角度調整後に
前記可動部材63,66が回転しないよう保持するクラ
ンプ装置66,67とを設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、端面を対向させて結合
される2個の光学部品の光軸の調芯に先立って、前記光
学部品の相互の対向面の角度を調整する光学部品の角度
調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光通信に用いられる光ファイバシ
ステムには、半導体レーザダイオード(以下LD)や発
光ダイオード(LED)から出射する光を、光ファイバ
に入射させるLDモジュール(受光モジュール)や、分
岐カプラと光ファイバの接続において調芯作業が不可欠
である。
【0003】光ファイバ、特にシングルモード光ファイ
バのコア径は10μmと細いので、少しの光軸ずれが大
きな損失につながる。そこで、光学部品を接続する場合
には、調芯装置で光ファイバの光軸を調芯してから接続
する。
【0004】すなわち、調芯装置の固定クランプに第1
の光学部品を取付け、移動ステージに第2の光学部品を
取付け、前記第1及び第2の光学部品を、直交するX,
Y軸によって形成されるXY平面を介して対向させる。
【0005】そして、上記移動ステージをXY方向及び
XY平面に垂直なZ方向の位置を移動させることによ
り、光の透過量が最大になる最適位置を探す。なお、1
本の光軸合せを行う場合は、X,Y,Zの3軸を、複数
の光軸合せを行う場合はX,Y,Z,C(Z軸まわりの
回転軸)の4軸を動かして調芯するのが一般的である。
【0006】ところで、上記した調芯に先立ち、第1及
び第2の光学部品の対向する境界面が互いに平行になる
ように、X軸及びY軸まわりに角度を修正する必要があ
る。従来においては、調芯装置に付設できる光学部品の
角度調整装置が無かった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の角
度調整装置なしの調芯装置で、LDモジュール、分岐カ
プラ等の光学部品の調芯を行う場合は、第1の光学部品
ガイド面(固定ホルダが保有する光学部品保持用のクラ
ンプ装置で光学部品が接触する基準面)と、第2の光学
部品ガイド面(移動ステージが保有する光学部品保持用
のクランプ装置で光学部品が接触する基準面)の平行度
を高精度に組立てる必要があり、装置の構成上大きな困
難となる。
【0008】また、仮に前述のような高精度の装置を製
作したとしても、第1及び第2の光学部品の境界面同士
を一定の力で押当てた状態で調芯する場合、第1及び第
2の光学部品の側面(前記光学部品ガイド面と接触する
面)とそれぞれの光学部品端面の精度(直角度)が悪い
光学部品では、それぞれの光学部品保持用クランプ装置
に弾性変形が生じ、境界面は平行な状態になるが、光学
部品保持用クランプ装置に無理な力が作用する。
【0009】また、光学部品保持用クランプ装置の剛性
が大きく、弾性変形が生じない場合は境界面が平行にな
らず、調芯の際に片方の光学部品境界面のエッジ部が相
手を引っかいてしまう。
【0010】このため、光学部品保持用クランプ装置の
剛性が小さくても大きくても、調芯の際に必要以上の力
を要する上に、調芯完了後、第1及び第2の光学部品を
結合する際、例えばレーザなどで加熱・溶融結合を行っ
た場合などには、特に歪み発生の原因となり、結果とし
て結合後に位置ずれが生じ、調芯によってサーチした最
適光量が変化してしまうという現象が起こる。
【0011】また、2つの光学部品の境界面に間隔を開
けて調芯を行った後、加熱・溶融結合などを行った場合
も、境界面が平行になっていないと歪みの発生の要因と
なり、結果として最適光量の変化が起きてしまうといっ
た問題があった。
【0012】本発明は、上記事情に基づきなされたもの
で、対向する2個の光学部品の境界面を平行にするため
に、人為的にX軸及びY軸まわりの角度修正をすること
なく、また、境界面を圧接させても、光学部品のホルダ
に弾性変形を与えることなく、X軸及びY軸まわりの角
度ずれを修正できるようにした光学部品の角度調整装置
を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための第1の手段として、固定ホルダに第1の光学
部品を取付け、移動ステージにX軸及びこのX軸に直交
するY軸からなるXY平面を介して前記第1の光学部品
に対向する第2の光学部品を取付け、前記第1及び第2
の光学部品の対向面の角度を調整する光学部品の角度調
整装置において、前記固定ホルダあるいは移動ステージ
に取付けられ、前記第1あるいは第2の光学部品を保持
し、前記第1及び第2の光学部品が前記XY平面に垂直
なZ方向に圧接されることにより、前記X軸及びY軸ま
わりに回転し、前記第1及び第2の光学部品の対向面の
角度を調整する可動部材と、この可動部材を移動可能に
支持する固定部材と、角度調整後に前記可動部材が回転
しないよう保持する保持機構とを具備してなる構成とし
たものである。
【0014】また、第2の手段として、固定ホルダに第
1の光学部品を取付け、移動ステージにX軸及びこのX
軸に直交するY軸からなるXY平面を介して前記第1の
光学部品に対向する第2の光学部品を取付け、前記第1
及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する光学部品
の角度調整装置において、前記固定ホルダあるいは移動
ステージに取付けられ、前記第1あるいは第2の光学部
品を保持し、前記第1及び第2の光学部品が前記XY平
面に垂直なZ方向に圧接されることにより、前記X軸及
びY軸に平行な第1及び第2の軸を回転軸として、X軸
及びY軸まわりに回転し、前記第1及び第2の光学部品
の対向面の角度を調整する可動部材と、この可動部材の
回転軸をガイドする回転軸受を有する固定部材と、角度
調整後に前記第1及び第2の回転軸が回転しないよう保
持する保持機構とを具備してなる構成としたものであ
る。
【0015】また、第3の手段として、固定ホルダに第
1の光学部品を取付け、移動ステージにX軸及びこのX
軸に直交するY軸からなるXY平面を介して前記第1の
光学部品に対向する第2の光学部品を取付け、前記第1
及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する光学部品
の角度調整装置において、前記固定ホルダあるいは移動
ステージに取付けられ、前記第1あるいは第2の光学部
品を保持し、前記第1及び第2の光学部品が前記XY平
面に垂直なZ方向に圧接されることにより、前記X軸及
びY軸に平行な第1及び第2の軸の交点を回転中心とす
る球状案内面に沿ってX軸及びY軸まわりに回転し、前
記第1及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する少
なくとも外周一部に、凸球面を有する可動部材と、この
可動部材の凸球面を案内する凹球面を有する固定部材
と、角度調整後に前記可動部材が回転しないよう保持す
る保持機構とを具備してなる構成としたものである。
【0016】また、第4の手段として、固定ホルダに第
1の光学部品を取付け、移動ステージにX軸及びこのX
軸に直交するX軸からなるXY平面を介して前記第1の
光学部品に対向する第2の光学部品を取付け、前記第1
及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する光学部品
の角度調整装置において、前記固定ホルダあるいは移動
ステージに取付けられ、前記第1あるいは第2の光学部
品を保持し、前記第1及び第2の光学部品が前記XY平
面に垂直なZ方向に圧接されることにより、前記X軸及
びY軸にそれぞれ平行な第1及び第2の軸を中心とする
円筒状案内面に沿ってX軸及びY軸まわりに回転し、前
記第1及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する2
段重ねの可動部材と、下方の可動部材の円筒状案内面を
受ける案内面を有する固定部材と、角度調整後に前記可
動部材が回転しないよう保持する保持機構とを具備して
なる構成としたものである。
【0017】また、第5の手段として、固定ホルダに第
1の光学部品を取付け、移動ステージにX軸及びこのX
軸に直交するY軸からなるXY平面を介して前記第1の
光学部品に対向する第2の光学部品を取付け、前記第1
及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する光学部品
の角度調整装置において、前記固定ホルダあるいは移動
ステージに取付けられ、前記第1あるいは第2の光学部
品を保持し、前記第1及び第2の光学部品が前記XY平
面に垂直なZ軸方向に圧接されることより、前記X軸及
びY軸に平行な第1及び第2の軸の交点を回転中心にし
て回転し、前記第1及び第2の光学部品の対向面の角度
を調整する、少なくとも外周一部に凸球面を有する可動
部材と、この可動部材の凸球面を、上記回転中心で回転
するように案内する複数の球状部材を有する固定部材
と、角度調整後に前記可動部材が回転しないように保持
する保持機構とを具備してなる構成としたものである。
【0018】
【作用】本発明の光学部品の角度調整装置によれば、固
定ホルダ及び移動ステージに第1及び第2の光学部品を
取付け、移動ステージを移動させることにより、第1及
び第2の光学部品の端面を圧接させる。このとき、第1
及び第2の光学部品の端面が平行でない場合には、可動
部材がX軸及びY軸まわりに回転する。これにより、光
学部品の保持部材に弾性変形を与えることなく、第1及
び第2の光学部品の対向面の角度を平行に調整すること
が可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図8を
参照して詳細に説明する。図1は調芯装置100の全体
的な構成を示すもので、図1中1,2は調芯すべき第1
及び第2の光学部品である。
【0020】上記第1の光学部品1は固定ホルダ3に固
定されている。上記第2の光学部品2は、移動ステージ
であるXYZステージ4に搭載されており、XYZステ
ージ4により位置制御されて上記第1の光学部品1との
調芯が行われる。
【0021】通常、図2に示すLDモジュール110の
調芯には、XYZの調芯軸の場合が多く、分岐カプラ1
20の調芯にはXYZC(C軸はZ軸まわりの回転軸)
の調芯軸の場合が多い。
【0022】上記XYZステージ4は、ベース5を有
し、このベース5にはZ案内部6が設けられている。こ
のZ案内部6にはZステージ7が搭載され、このZステ
ージ7は図1において上下方向であるZ方向にZモータ
8により移動される。
【0023】また、上記Zステージ7上にはY案内部9
とYステージ10が搭載され、Zステージ7上に取付け
られたYモータ11により垂直なY方向に移動できるよ
うになっている。さらに、上記Yステージ10上にはX
案内部12とXステージ13が搭載され、Yステージ1
0上に取付けられたXモータ14によりX方向(図中左
右方向)に移動できるようになっている。
【0024】また、図1には示されていないがC軸を必
要とする場合は、Xステージ13上にZまわりの回転軸
であるC軸を搭載する。なお、上記XYZステージ4の
構成は、本発明とは直接関係なく、後述するX方向、Y
方向、Z方向、(C方向)が調整できる構造であればよ
い。
【0025】また、調芯装置100には、本発明の光学
部品の角度調整装置20が組込まれたものとなってい
る。なお、この実施例では、角度調整装置20を移動ス
テージであるXYZステージ4側に取付けた場合を示
す。
【0026】また、図1中、25は、XYZステージ4
におけるXYZ方向の制御を行う制御装置である。この
制御装置25には各軸の現在位置を表示する表示部26
が設けられている。
【0027】また、配線27は、上記制御装置25から
前記各モータ8,11,14等への制御信号及び位置セ
ンサからのフィードバック信号路を示す。また、光パワ
ー測定部30には、電源部28(分岐カプラの調芯には
光源部28′と光パワー測定器29が配置されている。
前記電源部28は上記第2の光学部品2に接続される。
なお、分岐カプラの調芯の場合、光源部28′は光ファ
イバを介して上記第2の光学部品2に接続される。
【0028】前記光パワー測定器29は、光ファイバ4
0を介して上記第1の光学部品1に接続されている。上
記光パワー測定部29にはCPU41が接続され、光パ
ワー測定器29からの信号を受けて第1及び第2の光学
部品1,2の調芯状態を判断し、次の新しい指令を上記
制御装置25へ送り出すようになっている。
【0029】なお、図1に示す15はYAGレーザ発生
装置である。図2は、調芯作業を必要とするLDモジュ
ール110と分岐カプラ120を示す。図1に示す調芯
装置100の構成は、主としてLDモジュール110の
調芯を行うためのものなので、LDモジュール110を
調芯する場合について説明する。
【0030】図2中、LD42は電源部28から電気を
得て光を発射する。そしてこの光をレンズ43によって
集光し、光ファイバ40に入射させる。光ファイバ40
は、図3に示すように、直径0.01mmのコア部55
と、その外側の直径0.125mmのクラッド部56
と、その外周の被覆材57とから成る。LD42から出
射された光は、直径0.01mmのコア部55を通るの
で、光透過量を大きくするためには、高精度の調芯作業
が必要となる。
【0031】このため、LDモジュール110の第2の
光学部品2と第1の光学部品1を、調芯装置100のX
YZステージ4と固定ホルダ3に取付けて調芯を行う。
調芯方向は、X,Y,Z方向であり、図1のXステージ
13、Yステージ10、Zステージ7を移動させて、上
記第1の光学部品1と上記第2の光学部品2の相対位置
を最適にするものである。
【0032】調芯終了後、2つの光学部品1,2の筒体
44と45をレーザ溶接あるいは紫外線硬化接着剤46
等で結合固定する。また、Z方向の隙間をなくすため
に、図4に示す中間部材47を使用することもある。こ
の場合、固定箇所は図2の場合よりも多く、符号48と
49で示す2箇所となる。
【0033】図5ないし図8は、前記第1及び第2の光
学部品1,2の対向する境界面の調芯に先立ち、第1及
び第2の光学部品1,2の対向面の角度を平行にするた
めの角度調整装置20を示すものである。
【0034】この角度調整装置20は、上記移動ステー
ジであるXYZステージ4のXステージ13上にY軸ま
わりの回転軸受60を組込んだ固定部材61を取付け、
回転軸受60に、Y軸まわりの回転軸62を有する第1
の可動部材63の前記回転軸62を差込み、Y軸まわり
の回転運動が可能としている。
【0035】さらに、第1の可動部材63は、Y軸まわ
りの回転軸62に直行する方向にX軸まわりの回転軸受
64を有している。そして、このX軸まわりの回転軸受
64にX軸受まわりの回転軸65を有する第2の可動部
材66のX軸受まわりの回転軸65を差込み、X軸まわ
りの回転運動も可能としている。
【0036】また、Y軸まわりの回転軸62の端部に
は、第1のクランプ装置67があり、このクランプ装置
67でクランプすることにより固定部材61と第1の可
動部材63を一体化できる。
【0037】さらに、X軸まわりの回転軸65の端部に
は、第2のクランプ装置68がありクランプ装置68で
クランプすることにより第1の可動部材63と第2の可
動部材66を一体化できる。
【0038】このように、X軸及びY軸まわりの角度調
整後、保持機構としての第1,第2のクランプ装置67
と68でクランプすることにより、X軸及びY軸まわり
の回転運動ができなくなり、最適角度を保持することが
できる。なお、回転軸62と回転軸65は第1,第2の
光学部品1,2の接合部と一致する高さに配置されてい
る。
【0039】また、図5中、69は第2の光学部品2を
クランプするためのねじであり、このねじ69を締める
ことにより、図7に示すクランプ用アーム70が第2の
光学部品2を第2の可動部材66との間で挟み込み、ク
ランプできる。
【0040】第1の光学部品1は、クランプ装置として
のクランプ用ねじ71を締めることにより固定ホルダ3
にクランプ可能である。固定ホルダ3は、第2の光学部
品2を角度調整装置20に取付け易くするため、加えて
第1の光学部品1を固定ホルダ3自身に取付け易くする
ため軸受72で保持される回転軸82を旋回中心として
跳ね上げることができる。
【0041】また、固定ホルダ3は、第1の光学部品1
を取付けた後、クランプ装置としてのクランプ用ねじ7
3によりベース74に取付けられ固定される。図7に示
す90はコードであり、図8に示す91はクランプ片で
ある。
【0042】つぎに、図1、図4、図5〜図8を参照し
て、作用を説明する。調芯に先立ち、第1及び第2の光
学部品1,2の対向する端面の平行度を出すためには、
まず、固定ホルダ3をベース74に固定しているクラン
プ用ねじ73をゆるめ、固定ホルダ3を軸受72で保持
される回転軸82を旋回中心として跳ね上げる。そし
て、固定ホルダ3の光学部品クランプ用ねじ71をまわ
して第1の光学部品1を固定ホルダ3にクランプする。
【0043】次に、移動ステージとしてのXYZステー
ジ4に取付けられた角度調整装置20の光学部品クラン
プ用ねじ69を回すことによりクランプ用アーム70を
第2の光学部品2に押当て、光学部品クランプ用ストッ
パ75との間で第2の光学部品をクランプする。
【0044】図8中、76はバネ材からなる押え部材
で、図4に示すような中間部材47を有するLDモジュ
ール110の調芯を行う際、中間部材47と第2の光学
部品2の間に隙間が開かないよう中間部材47を第2の
光学部品2に押当てる役目をする。
【0045】このように第1及び第2の光学部品1,2
をそれぞれ固定ホルダ3と角度調整装置20に取付けた
後、クランプ用ねじ73により固定ホルダ3をベース7
4に固定する。
【0046】次に、移動ステージのZステージ7をZモ
ータ8によりZ(+)方向に移動させ、第2の光学部品
2の端面を固定ホルダ3の第1の光学部品1の端面に押
当てる。これにより、第1及び第2の光学部品1,2の
境界面同志が圧接される状態になる。
【0047】この圧接により、第1及び第2の光学部品
1,2の境界面が平行でない場合には、第2の光学部品
2が固定部材61に組込まれたY軸まわりの回転軸受6
0を回転運動のガイドにし第1の可動部材63がY軸ま
わりの回転をする。また、第1の可動部材63のY軸ま
わりの回転軸62と垂直方向に組込まれたX軸まわりの
回転軸受64を回転運動のガイドにして第2の可動部材
66がX軸まわりの回転をする。
【0048】また、X軸まわりの回転運動の回転中心7
7とY軸まわりの回転運動の回転中心78が同一XY平
面内にあり、かつ、このXY平面と第2の光学部品2の
固定箇所(端面)48が同一XY平面にあれば、第2の
光学部品2は第2の光学部品の固定箇所(端面)48
(図4)内の一点、理想的には第2の光学部品2の端面
中心79(図4参照)を旋回中心にして回転する。
【0049】この第2の光学部品2の回転運動により、
第1及び第2の光学部品1,2の端面同志が平行化され
て最適角度が決定する。このように、最適角度が決定し
たら、前記第1,第2のクランプ装置67と68を締め
て固定部材61と第1の可動部材63、さらに第2の可
動部材66を連結固定して調芯に備える。
【0050】上述したように、第1の光学部品1の端面
に第2の光学部品2を圧接させるだけなので、境界面の
平行化を非常に短時間で簡単に行うことができる。ま
た、第1及び第2の光学部品1,2の保持部材に無理な
力がかからないので、光学部品や光学部品の保持部材が
弾性変形することなく、確実に平行状態を維持できる。
【0051】また、第1の光学部品1と第2の光学部品
2の境界面を平行化したのちは、前記第1,第2のクラ
ンプ装置67と68を締めて固定部材61と第1の可動
部材63、さらに、第2の可動部材66を連結固定し、
X軸まわりの回転運動及びY軸まわりの回転運動をでき
なくするため、第1の光学部品1と第2の光学部品2の
端面間に隙間をあけて調芯する場合においても、最適角
度が狂うことはない。
【0052】その後、Xステージ13,Yステージ10
により調芯を行う。つぎに、図9を参照して、本発明の
第1の他の実施例について説明する。この角度調整装置
20は、前記移動ステージであるXYZステージ4のX
ステージ13上に凹球面154及び凸球面155からな
る球状の回転運動案内面150を有する固定部材156
を取付け、前記固定部材156の球状の回転運動案内面
150を構成する凹球面154と凸球面155の間に少
なくとも外周に一部、球状の回転運動案内面150とそ
れぞれ同じ曲率半径の凸球面157と凹球面158を有
する可動部材159を挟み込む。
【0053】可動部材159は、固定部材156の球状
の回転運動案内面150をガイド面にして回転運動する
ため、図5ないし図8で示したX軸及びY軸まわりの回
転運動と同様の動作が行える。この際、固定部材156
の球状の回転運動案内面150には気体が吹き出る孔1
60,161が開いている。
【0054】これら孔160,161は、気体の供給源
を別々に有しており、それぞれ独立して気体の吹出し開
始、吹出し停止のどちらかを選択できる。固定部材の凹
球面154と可動部材の凸球面157、また、固定部材
の凸球面155と可動部材159の凹球面158の間に
は数μm程度の隙間がある。そのため、前記孔160か
ら気体を流さなければ可動部材159の自重により可動
部材の凸球面157と固定部材の凹球面154が接触し
ている状態となる。
【0055】しかし、前記孔160,161から気体を
流すことにより、可動部材159は推し上げられ、その
ため可動部材159は固定部材156に接触せず、スム
ーズな回転運動が行える。
【0056】また、前記孔161から気体を吹出し続け
たまま、前記孔160の気体の吹出しを停止することに
より、固定部材156の凹球面154と可動部材159
の凸球面157同志を気体の圧力で密着させクランプで
きる。
【0057】このようにX軸及びY軸まわりの角度調整
後、前記孔160からの気体の吹出しのみを停止するこ
とにより、X軸及びY軸まわりの回転運動ができなくな
り、最適角度を保持することができる。
【0058】つぎに、図1,図4,図9を参照して、作
用を説明する。しかして、移動ステージに取付けられた
角度調整装置20の光学部品2は気体ポート162から
圧縮気体(6〜7kgf/cm2 程度)をスペース16
3へ送り込むことにより、クランプ用アーム164を光
学部品2に押当て、可動部材159に固定されている受
金165との間ではさみこみクランプする。
【0059】次に、移動ステージのZステージ7をZモ
ータ8によりZ(+)方向(図1の上方向)に移動さ
せ、第2の光学部品2の端面を図示省略した固定ホルダ
に取付けられている第1の光学部品1の端面に押当て
る。これにより、第1及び第2の光学部品1,2の境界
面同志が圧接される状態になる。
【0060】この圧接により、第1及び第2の光学部品
1,2の境界面が平行でない場合には、第2の光学部品
2を取付けた可動部材159が前述のように固定部材1
56の球状の回転運動案内面150をガイド面にして回
転運動するため図5〜図8で示したX軸及びY軸まわり
の回転運動と同様の動作が行える。
【0061】このとき、球状の回転運動案内面150に
は、前記孔160,161が設けられており、前記孔1
60,161から気体を流すことにより可動部材159
は固定部材156に接触せず、スムーズな回転運動が行
える。
【0062】また、球面154,155,157,15
8の中心が同一位置にあり、かつこの点が第2の光学部
品2の端面内にあれば、第2の光学部品2は第2の光学
部品の固定箇所48である端面(図4参照)内の一点、
理想的には第2の光学部品2の端面中心149(図4参
照)を旋回中心にして回転する。
【0063】この第2の光学部品2の回転運動により、
第1及び第2の光学部品1,2の端面同志が平行化され
て最適角度が決定する。このように、最適角度が決定し
たら、前記孔161から気体を吹出し続けたまま、前記
孔160の気体の吹出しを停止することにより、固定部
材156の凹球面154と可動部材159の凸球面15
7同志を気体の圧力で密着させクランプし、固定部材1
56と可動部材159を連結固定して調芯に備える。
【0064】上述したように、第1の光学部品1の端面
に第2の光学部品2を圧接させるだけなので、境界面の
平行化を非常に短時間で簡単に行うことができる。ま
た、第1及び第2の光学部品1,2の保持部材に無理な
力がかからないので、光学部品や光学部品の保持部材が
弾性変形することなく、確実に平行状態を維持できる。
【0065】また第1の光学部品1と第2の光学部品2
の境界面を平行化したのちは、前記孔161から気体を
吹出し続けたまま、前記孔160の気体の吹出しを停止
することにより、固定部材156の凹球面154と可動
部材159の凸球面157同志を気体の圧力で密着させ
クランプし、固定部材156と可動部材159を連結固
定して回転運動ができなくするため、第1の光学部品1
と第2の光学部品2の端面間に隙間をあけて調芯する場
合においても、最適位置が狂うことはない。
【0066】つぎに、図10および図11を参照して、
本発明の第2の他の実施例について説明する。この角度
調整装置20は前記移動ステージ(固定ホルダでも可)
のXステージ13上にY軸まわりの円筒状の回転運動案
内面170を有する固定部材171を取付け、前記回転
運動案内面170をガイド面とする第1の可動部材17
2を固定部材171の回転運動案内面170内に組込
む。
【0067】第1の可動部材172は4個のローラ17
3を介して固定部材171に接しており、Y軸まわりの
回転運動を可能としている。さらに、第1の可動部材1
72はY軸に直交するX軸まわりの円筒状の回転運動案
内面175を有している。
【0068】そして、このX軸まわりの回転運動案内面
175に前記回転運動案内面170をガイド面とする第
2の可動部材176を組込む。第2の可動部材176は
4個のローラ177を介して第1の可動部材172に接
しており、X軸まわりの回転運動を可能としている。
【0069】また固定部材171には、気体の圧力で動
作する第1のクランプ装置178が取付けられている。
クランプ装置178は図示しないクランプロッドを空圧
力により第1の可動部材172の側面に押当て、固定部
材171と第1の可動部材172を一体化しクランプす
る。さらに、第1の可動部材172にも気体の圧力で動
作する第2のクランプ装置179が取付けられている。
クランプ装置179は、クランプ装置178と同じよう
に、図示省略したクランプロッドを第2の可動部材17
6の側面に押当て、第1の可動部材172と第2の可動
部材176を一体化しクランプする。このようにX軸及
びY軸まわりの角度調整後、クランプ装置178と17
9でクランプすることによりX軸及びY軸まわりの回転
運動ができなくなり、最適角度を保持することができ
る。
【0070】つぎに、図1,図4,図10,図11を参
照して、作用を説明する。移動ステージに取付けられた
角度調整装置20の光学部品2は、図9と同様にクラン
プする。
【0071】次に、移動ステージのZステージ7をZモ
ータ8によりZ(+)方向に移動させ、第2の光学部品
2の端面第1の光学部品1の端面に押当てる、これによ
り、第1及び第2の光学部品1,2の境界面同志が圧接
される状態になる。
【0072】この圧接により、第1及び第2の光学部品
1,2の境界面が平行でない場合には、第2の光学部品
2が固定部材171のY軸まわりの回転運動案内面17
0を回転運動のガイド面にし第1の可動部材172がロ
ーラ173を介してY軸まわりの回転をする。
【0073】また、第1の可動部材172に、Y軸と垂
直方向に組込まれたX軸まわりの回転運動案内面175
を回転運動のガイド面にして第2の可動部材176がロ
ーラ177を介してX軸まわりの回転をする。また、X
軸まわりの回転運動の回転中心とY軸まわりの回転運動
の回転中心が同一XY平面内にあり、かつ、このXY平
面と第2の光学部品2の固定箇所(端面)48(図4参
照)が同一XY平面にあれば、第2の光学部品2は第2
の光学部品の固定箇所(端面)48内の一点、理想的に
は第2の光学部品2の端面中心149(図4参照)を旋
回中心にして回転する。
【0074】この第2の光学部品2の回転運動により、
第1及び第2の光学部品1,2の端面同志が平行化され
て最適角度が決定する。このように、最適位置が決定し
たら、前記第1のクランプ装置178と,第2のクラン
プ装置179を作動させて固定部材171と第1の可動
部材172それに第2の可動部材176を気体の圧力に
よって押当てて固定し、調芯に備える。
【0075】上述したように、第1の光学部品1の端面
に第2の光学部品2を圧接させるだけなので、境界面を
平行化が非常に短時間で簡単に行うことができる。ま
た、第1及び第2の光学部品の保持部材に無理な力がか
からないので、光学部品や光学部品の保持部材が弾性変
形することなく、確実に平行状態を維持できる。
【0076】また第1の光学部品1と第2の光学部品2
の境界面を平行化したのちは、前記第1のクランプ装置
178と第2のクランプ装置179を作動させ固定部材
171と第1の可動部材172それに第2の可動部材1
76を気体の圧力によって押当てて固定し、X軸まわり
の回転運動及びY軸まわりの回転運動をできなくするた
め、第1の光学部品1と第2の光学部品2の端面間に隙
間をあけて調芯する場合においても、最適角度が狂うこ
とはない。
【0077】次に、図12および図13を参照して、本
発明の第3の他の実施例について説明する。この角度調
整装置20は、前記移動ステージ(固定ホルダでも可)
であるXYZステージ4のXステージ13上に取付けら
れる。角度調整装置20は回転可動部材180、回転ク
ランプ用可動アーム181、固定部材182、回転クラ
ンプ用アームガイド183、クランプ用エアシリンダ1
84、補助エアシリンダ185及び回転可動部材Z方向
(図12,図13の上下方向)位置検出センサ186で
構成される。
【0078】回転可動部材180は少なくとも一部、凸
球面187と、前述の凸球面187と等しい中心の凹球
面188を有し、回転クランプ用可動アーム181は回
転可動部材180に取付けた第2の光学部品2へ電気を
供給するためのコード(電線)90を通すために中空状
になっている。
【0079】図12,図13の状態はクランプ用エアシ
リンダ184により回転クランプ用可動アーム181が
Z(+)方向(図12,図13の上方向)いっぱいまで
上昇した状態を示す。回転クランプ用可動アーム181
は固定部材182に組み込まれた回転クランプ用アーム
ガイド183でZ方向(図12,図13の上下方向)以
外の動きを拘束されている。
【0080】回転クランプ用可動アーム181をクラン
プ用エアシリンダ184で上昇させていくと回転クラン
プ用可動アーム181の上昇限ストッパ189が固定部
材182の上昇限ストッパガイド面190に接触して回
転クランプ用可動アーム181の上昇がストップする。
【0081】この状態のとき回転クランプ用可動アーム
181に取付けられた回転運動案内用球191により回
転可動部材180がz(+)方向(図12,図13の上
方向)に押上げられ、回転可動部材180の凸球面18
7と同じ曲率半径の回転クランプ用凹球面192との間
に隙間が空き、角度調整可能になる。球191は複数個
あるので、バラバラにならないように保持器で保持され
ており、自転運動のみが可能であり、回転クランプ用可
動アーム181に取付けられているので、回転クランプ
用可動アーム181が上下に動くと連動して動く。
【0082】なお、凸球面187を3点で支持するよう
にしても良く、また、凹球面である必要はない。この
際、回転可動部材180の凹球面188と、この凹球面
188と同じ曲率半径の、回転クランプ用凸球面193
の間には隙間を設ける。なお、凹球面188を3点で押
圧するようにしてもよく、また、凸球面である必要はな
い。
【0083】しかして、光学部品の角度調整後、クラン
プ用エアシリンダ184により回転クランプ用可動アー
ム181をZ(−)方向(図12,図13の下方向)へ
下降させていくと、回転可動部材180の凸球面187
と固定部材182の回転クランプ用凹球面192が接触
する。さらに下降させていくと回転クランプ用可動アー
ム181の回転クランプ用凸球面193が回転可動部材
180の凹球面188に接触する。
【0084】最終的には固定部材182の回転クランプ
用凹球面192と回転クランプ用可動アーム181の回
転クランプ用凸球面193で回転可動部材180の凹凸
両球面を挟み込んでクセンプする。
【0085】このクランプの際、角度を調整した後の光
学部品2の姿勢を崩さないよう、回転可動部材180の
凸球面187と凹球面188、さらに、回転クランプ用
可動アーム181の回転クランプ用凸球面193と固定
部材182の回転クランプ用凹球面192の中心のX及
びY座標を一致させる必要がある。
【0086】固定部材182に組込まれた補助エアシリ
ンダ185と可動部材Z方向(図12,図13の上下方
向)位置検出センサ186については、つぎの作用説明
部分で説明する。
【0087】つぎに、図1、図4、図9を加えて作用を
説明する。しかして、移動ステージに取付けられた角度
調整装置20の光学部品2はクランプ用カム194のレ
バーを回転させることにより、さらにばね195を介し
てクランプ用ブロック196を光学部品2に押当て、回
転可動部材180に固定されている受金197との間で
挟み込みクランプする。
【0088】つぎに、移動ステージのZステージ7をZ
モータ8によりZ(+)方向(図1の上方向)に移動さ
せ、第2の光学部品2の端面を図示省略した固定ホルダ
に取付けられている第1の光学部品1の端面に押当て
る。これにより、第1,第2の光学部品1,2の境界面
同志が圧接される状態になる。
【0089】この際、第1の光学部品1及び第2の光学
部品2のZ(+)方向(図1の上方向)の長さのバラツ
キや取付け誤差などがあった場合、それが原因で、第1
及び第2の光学部品の端面同志が接触するときのZ座標
にバラツキが生じる。Z座標の位置により押付力を制御
しようとしたとき、このバラツキのため押付圧力過剰と
なる可能性がある。その場合、第1,第2の光学部品
1,2や固定ホルダ3及び角度調整装置20の第1及び
第2の光学部品1,2のクランプ部に無理な力が加わ
り、破損などの原因となる。
【0090】そのため、図12,図13に示す角度調整
装置20では、移動ステージのZステージ7をZモータ
8によりZ(+)方向(図1、図12、図13の上方
向)に移動させて、第2の光学部品2の端面を図示省略
した固定ホルダに取付けられている第1の光学部品1の
端面に押当てていったとき、押付圧力過剰になった際に
は回転クランプ用可動アーム181及びそれて連動した
回転可動部材180が、それ以上移動ステージのZステ
ージ7のZ(+)方向(図1、図12、図13の上方向
12の上方向)への上昇にともなって上昇しないような
構造となっている。
【0091】回転クランプ用可動アーム181が上昇を
停止する押付力は、クランプ用エアシリンダ184の回
転クランプ用アーム181をZ(+)方向(図12,図
13の上方向)に上昇させる際の空気圧を制御すること
で設定できる。
【0092】しかし、回転クランプ用可動アーム181
及びそれと連動した回転可動部材180の上昇は停止し
ても、固定部材182は移動ステージのZステージ7の
Z(+)方向(図1、図12,図13の上方向)への上
昇に伴って上昇していくため、回転可動部材180の凸
球面187と固定部材182の回転クランプ用凹球面1
92との間の間隔が小さくなっていき、前述の凸球面1
87と回転クランプ用凹球面192との間の間隔が0と
なってからもZステージ7のZ(+)方向(図1、図1
2,図13の上方向)への上昇を継続すると再び押付圧
力過剰の状態が生じる。
【0093】したがって、再び押付圧力過剰の状態を生
じさせないために、固定部材182の回転クランプ用凹
球面192内に可動部材Z方向(図12,図13の上下
方向)位置検出センサ186を組込み、前述の凸球面1
87と回転クランプ用凹球面192との間の間隔が0に
なるZステージ7のZ(+)方向への上昇を停止させ
る。
【0094】この工程、すなわち「移動ステージのZス
テージ7をZモータ8によりZ(+)方向(図1の上方
向)に移動させ、第2の光学部品2の端面を図示省略し
た固定ホルダに取付けられている第1の光学部品1の端
面にも押当てる。」は、回転クランプ用可動アーム18
1の上昇限ストッパ189が固定部材182の上昇限ス
トッパガイド面190に接触して回転クランプ用可動ア
ーム181の上昇がストップした状態、すなわち角度調
整可能状態のときに開始する。
【0095】この圧接により、第1及び第2の光学部品
1、2の境界面が平行でない場合には、第2の光学部品
2を取付けた回転可動部材180が、前述のように回転
クランプ用可動アーム181の回転運動案内用球191
をガイドにして回転運動するため図5〜図7で示したX
軸及びY軸まわりの回転運動と同様の動作が行なえる。
【0096】この第2の光学部品2の回転運動により、
第1及び第2の光学部品1、2同志が平行化されて最適
角度が決定する。このように、最適角度が決定したら、
その状態で固定部材182に組込まれた3本以上の補助
エアシリンダ185にエアーを送り込み補助エアシリン
ダ先端部198を回転可動部材180の凸球面187に
押当てる。
【0097】この工程は、前述の最適角度を保持する目
的で行なうため、補助エアシリンダ185の推力はクラ
ンプ用エアシリンダ184に比べ小さいものを使用す
る。補助エアシリンダ先端部198は回転可動部材18
0の凸球面187に傷をつけないよう、また凸球面18
7と補助エアシリンダ先端部198の摩擦抵抗を大きく
するためゴムやプラスチック製のものが望ましい。
【0098】第1及び第2の光学部品1,2の角度調整
後、クランプ用エアシリンダ184により回転クランプ
用可動アーム181をZ(−)方向へ下降させていく
と、回転可動部材180の凸球面187と固定部材18
2の回転クランプ用凹球面192が接触する。さらに下
降させていくと、回転クランプ用可動アーム181の回
転クランプ用凸球面193が、回転可動部材180の凹
球面188に接触する。
【0099】最終的には固定部材182の回転クランプ
用凹球面192と回転クランプ用可動アーム181の回
転クランプ用凸球面193で回転可動部材180の凹球
面188、凸球面187を、クランプ用エアシリンダ1
84の引込み側に作用させる気体の圧力で、挟み込んで
クランプし、固定部材182と回転可動部材180を連
結固定して調芯に備える。
【0100】上述したように、第1の光学部品1の端面
に第2の光学部品2を圧接させるだけなので、境界面の
平行化を非常に短時間で行なうことができる。また、第
1及び第1,第2の光学部品1,2のZ(+)方向(図
1の上方向)の長さのバラツキや取付け誤差などがあっ
た場合でも、光学部品や光学部品の保持部材が必要以上
に弾性変化することなく、確実に平行状態を維持でき
る。
【0101】また第1の光学部品1と第2の光学部品2
の境界面を平行化した後は、前述のように固定部材18
2と回転可動部材180を連結固定して回転運動ができ
なくするため、第1の光学部品1と第2の光学部品2の
端面間に隙間をあけて調芯する場合においても、最適位
置が狂うことはない。
【0102】なお、上述した各実施例においては、角度
調整装置20を移動ステージとしてのXYZステージ4
側に設けたが、これに限られることなく、固定ホルダ3
側に設けるようにしても良い。
【0103】また、第1及び第2の光学部品1,2をそ
れぞれ角度調整装置20と固定ホルダ3に固定する際
に、図5〜図8に示す実施例ではマニュアルのねじ式ク
ランプ装置を用い、図9に示す実施例では気体の圧力を
利用したクランプ装置を用いたが、どちらの実施例にど
ちらのクランプ装置を使用してもかまわない。
【0104】さらにまた、図5〜図8の第1,第2の可
動部材63,66の固定と、図9の可動部材159の固
定を、図10および図11に示した空圧式のクランプ等
で行ってもよい。
【0105】さらに、図9の球面方式においては、案内
面を1組のみとしてもよく、かつ気体案内面方式に変え
てコロガリ案内面方式としてもよい等、種々変形可能で
ある。その他、本発明は、上記の一実施例に限らず、本
発明の要旨を変えない範囲で種々の変形実施可能なこと
は勿論である。
【0106】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、第1の光
学部品1の端面に第2の光学部品2を圧接させるだけな
ので、境界面の平行化を非常に短時間で簡単に行うこと
ができる。また、第1及び第2の光学部品の保持部材に
無理な力がかからないので、光学部品や光学部品の保持
部材が弾性変形することなく、確実に平行状態を維持で
きる。
【0107】したがって、調芯の際に必要以上の力がい
らないとともに、調芯完了後、第1及び第2の光学部品
を結合固定する際、歪みが発生して結合固定後に位置ず
れが生じることもなく、調芯によってサーチした最適光
量を維持できる。
【0108】また、第1及び第2の光学部品の境界面に
間隔を開けて調芯を行ったのち、加熱、溶融結合(例え
ばレーザ溶接)などを行った場合も、歪みの発生がな
く、最適光量を維持できるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の角度調整装置が付設される調芯装置の
概略的構成図。
【図2】図1の調芯装置によって角度調整及び調芯され
る光学部品の構成説明図。
【図3】同実施例にて使用される光ファイバーの断面
図。
【図4】図1の調芯装置によって角度調整及び調芯され
る光学部品の他の構成説明図。
【図5】同実施例の要部である角度調整装置の概略的平
面図。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図。
【図7】図5のB−B線に沿う断面図。
【図8】図5のC−C線に沿う断面図。
【図9】本発明の他の第1の実施例である光学部品の角
度調整装置の断面図。
【図10】本発明の他の第2の実施例である光学部品の
角度調整装置の断面図。
【図11】図10のD−D線に沿う断面図。
【図12】本発明の他の第3の実施例である光学部品の
角度調整装置の断面図。
【図13】図12のE−E線に沿う断面図。
【符号の説明】
1…第1の光学部品、2…第2の光学部品、3…固定ホ
ルダ、4…XYZステージ(移動ステージ)、20…角
度調整装置、61…固定部材、62…Y軸まわりの回転
軸、63…第1の可動部材、65…X軸まわりの回転
軸、66…第2の可動部材、67…第1のクランプ装
置、68…第2のクランプ装置、71…クランプ装置、
73…クランプ装置、100…調芯装置、110…LD
モジュール、120…分岐カプラ、150…回転運動案
内面、154…凹球面、155…凸球面、156…固定
部材、157…凸球面、158…凹球面、159…可動
部材、160,161…孔、162…気体ポート、16
4…クランプ用アーム、165…受金、170…Y軸ま
わりの回転運動案内面、171…固定部材、172…第
1の可動部材、175…X軸まわりの回転運動案内面、
176…第2の可動部材、178…第1のクランプ装
置、179…第2のクランプ装置、180…回転可動部
材、181…回転クランプ用可動アーム、182…固定
部材、183…回転クランプ用アームガイド、184…
クランプ用エアシリンダ、185…補助エアシリンダ、
186…Z方向位置検出センサ、187…凸球面、18
8…凹球面、189…上昇限ストッパ、190…上昇限
ストッパガイド面、191…回転運動案内用球、192
…回転クランプ用凹球面、193…回転クランプ用凸球
面、194…クランプ用カム、195…ばね、クランプ
用ブロック、196…クランプ用ブロック、197…受
金、198…補助エアシリンダ先端部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定ホルダに第1の光学部品を取付け、移
    動ステージにX軸及びこのX軸に直交するY軸からなる
    XY平面を介して前記第1の光学部品に対向する第2の
    光学部品を取付け、前記第1及び第2の光学部品の対向
    面の角度を調整する光学部品の角度調整装置において、 前記固定ホルダあるいは移動ステージに取付けられ、前
    記第1あるいは第2の光学部品を保持し、前記第1及び
    第2の光学部品が前記XY平面に垂直なZ方向に圧接さ
    れることにより、前記X軸及びY軸まわりに回転し、前
    記第1及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する可
    動部材と、 この可動部材を移動可能に支持する固定部材と、 角度調整後に前記可動部材が回転しないよう保持する保
    持機構と、を具備することを特徴とする光学部品の角度
    調整装置。
  2. 【請求項2】固定ホルダに第1の光学部品を取付け、移
    動ステージにX軸及びこのX軸に直交するY軸からなる
    XY平面を介して前記第1の光学部品に対向する第2の
    光学部品を取付け、前記第1及び第2の光学部品の対向
    面の角度を調整する光学部品の角度調整装置において、 前記固定ホルダあるいは移動ステージに取付けられ、前
    記第1あるいは第2の光学部品を保持し、前記第1及び
    第2の光学部品が前記XY平面に垂直なZ方向に圧接さ
    れることにより、前記X軸及びY軸に平行な第1及び第
    2の軸を回転軸として、X軸及びY軸まわりに回転し、
    前記第1及び第2の光学部品の対向面の角度を調整する
    可動部材と、 この可動部材の回転軸をガイドする回転軸受を有する固
    定部材と、 角度調整後に前記第1及び第2の回転軸が回転しないよ
    う保持する保持機構と、を具備することを特徴とする光
    学部品の角度調整装置。
  3. 【請求項3】固定ホルダに第1の光学部品を取付け、移
    動ステージにX軸及びこのX軸に直交するY軸からなる
    XY平面を介して前記第1の光学部品に対向する第2の
    光学部品を取付け、前記第1及び第2の光学部品の対向
    面の角度を調整する光学部品の角度調整装置において、 前記固定ホルダあるいは移動ステージに取付けられ、前
    記第1あるいは第2の光学部品を保持し、前記第1及び
    第2の光学部品が前記XY平面に垂直なZ方向に圧接さ
    れることにより、前記X軸及びY軸に平行な第1及び第
    2の軸の交点を回転中心とする球状案内面に沿ってX軸
    及びY軸まわりに回転し、前記第1及び第2の光学部品
    の対向面の角度を調整する少なくとも外周一部に、凸球
    面を有する可動部材と、 この可動部材の凸球面を案内する凹球面を有する固定部
    材と、 角度調整後に前記可動部材が回転しないよう保持する保
    持機構と、を具備することを特徴とする光学部品の角度
    調整装置。
  4. 【請求項4】固定ホルダに第1の光学部品を取付け、移
    動ステージにX軸及びこのX軸に直交するX軸からなる
    XY平面を介して前記第1の光学部品に対向する第2の
    光学部品を取付け、前記第1及び第2の光学部品の対向
    面の角度を調整する光学部品の角度調整装置において、 前記固定ホルダあるいは移動ステージに取付けられ、前
    記第1あるいは第2の光学部品を保持し、前記第1及び
    第2の光学部品が前記XY平面に垂直なZ方向に圧接さ
    れることにより、前記X軸及びY軸にそれぞれ平行な第
    1及び第2の軸を中心とする円筒状案内面に沿ってX軸
    及びY軸まわりに回転し、前記第1及び第2の光学部品
    の対向面の角度を調整する2段重ねの可動部材と、 下方の可動部材の円筒状案内面を受ける案内面を有する
    固定部材と、 角度調整後に前記可動部材が回転しないよう保持する保
    持機構と、を具備することを特徴とする光学部品の角度
    調整装置。
  5. 【請求項5】 固定ホルダに第1の光学部品を取付け、
    移動ステージにX軸及びこのX軸に直交するY軸からな
    るXY平面を介して前記第1の光学部品に対向する第2
    の光学部品を取付け、前記第1及び第2の光学部品の対
    向面の角度を調整する光学部品の角度調整装置におい
    て、 前記固定ホルダあるいは移動ステージに取付けられ、前
    記第1あるいは第2の光学部品を保持し、前記第1及び
    第2の光学部品が前記XY平面に垂直なZ軸方向に圧接
    されることより、前記X軸及びY軸に平行な第1及び第
    2の軸の交点を回転中心にして回転し、前記第1及び第
    2の光学部品の対向面の角度を調整する、少なくとも外
    周一部に凸球面を有する可動部材と、 この可動部材の凸球面を、上記回転中心で回転するよう
    に案内する複数の球状部材を有する固定部材と、 角度調整後に前記可動部材が回転しないように保持する
    保持機構と、を具備してなることを特徴とする角度調整
    装置。
  6. 【請求項6】 複数の球状部材を有する固定部材が、光
    学部材の圧接方向へ押圧力を与えつつ移動可能に設けら
    れ、保持機構は、固定部材が前記押圧力によって押し込
    まれたとき可動部材の背面側に設けられている凸球面を
    受け止める部材と、凸球面を該部材に押圧すべく可動部
    材の前面側を背面側へ押圧する部材とからなることを特
    徴とする請求項5記載の光学部品の角度調整装置。
  7. 【請求項7】 可動部材の前面側を背面側へ押圧する部
    材が、固定部材と一体的に移動可能に取付けられている
    ことを特徴とする請求項6記載の光学部品の角度調整装
    置。
  8. 【請求項8】 固定部材の圧接方向位置を検出するため
    の位置検出センサを設け、該センサの出力により圧接動
    作を制御するように構成したことを特徴とする請求項6
    または7記載の光学部品の角度調整装置。
  9. 【請求項9】 凸球面を受けとめる部材に、該凸球面に
    対向すべく少なくとも3つの補助シリンダを設け、その
    ピストンロッド先端を凸球面に当接可能に構成したこと
    を特徴とする請求項6、7、または8記載の光学部品の
    角度調整装置。
JP06086633A 1993-12-24 1994-04-25 光学部品の角度調整装置 Expired - Lifetime JP3090573B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06086633A JP3090573B2 (ja) 1993-12-24 1994-04-25 光学部品の角度調整装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5-326373 1993-12-24
JP32637393 1993-12-24
JP06086633A JP3090573B2 (ja) 1993-12-24 1994-04-25 光学部品の角度調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07230026A true JPH07230026A (ja) 1995-08-29
JP3090573B2 JP3090573B2 (ja) 2000-09-25

Family

ID=26427740

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06086633A Expired - Lifetime JP3090573B2 (ja) 1993-12-24 1994-04-25 光学部品の角度調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3090573B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015007A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Toshiba Mach Co Ltd 面合わせ装置及び面合わせ方法
JP2014074459A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Precise Gauges Co Ltd 回転機構

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4856941B2 (ja) * 2005-12-09 2012-01-18 東芝機械株式会社 ジンバル機構を備えた転写装置及び同装置を用いる転写方法
JP4857050B2 (ja) * 2006-08-23 2012-01-18 東芝機械株式会社 ジンバル機構を備えた転写装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003015007A (ja) * 2001-06-29 2003-01-15 Toshiba Mach Co Ltd 面合わせ装置及び面合わせ方法
JP2014074459A (ja) * 2012-10-04 2014-04-24 Precise Gauges Co Ltd 回転機構

Also Published As

Publication number Publication date
JP3090573B2 (ja) 2000-09-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2561799B2 (ja) レーザ・アレイをファイバ・アレイに整合させる方法および装置
US7715129B2 (en) Method for aligning and assembling two lens pieces, and a machine to accomplish this task
EP1924954A2 (en) Method for aligning and assembling two lens pieces, and a machine to accomplish this task
KR20060096990A (ko) 발광소자의 장착방법 및 장착장치
JP3090573B2 (ja) 光学部品の角度調整装置
US20020003997A1 (en) Manipulator/end effector head for robotic assembly
JP2000162484A (ja) 光学部品の面合せ装置
CN116825702A (zh) 键合贴片机
US9919423B2 (en) Positioning device
US6801694B2 (en) Method and device for face alignment
JPH04270151A (ja) 貼り合わせ装置
US7023550B2 (en) Aligning optical components of an optical measuring system
EP1405034B1 (en) Aligning optical components of an optical measuring system
JPH06230249A (ja) 光機能素子の結合方法および装置
JP2005154201A (ja) 金型装置、プレス装置、ハンドリング装置及び方法、並びに、位置決め方法
JP2875933B2 (ja) 光学部品の角度調整装置
JP3350579B2 (ja) 光半導体モジュールの組立方法
JP4148464B2 (ja) ピエゾ駆動体を備えたアライメント装置の制御方法
WO2023038019A1 (ja) 融着機、光ファイバの接続方法
KR20000032388A (ko) 평면브라운관 제조용 마스크/패널 접합장치
JPH09211337A (ja) 載物台
JPH09133829A (ja) 光ファイバ部品間接続面の面合せ機構およびこの機構を用いた光ファイバ部品の接続装置
JPH0769499B2 (ja) 光素子モジュールの組立方法
JP4783521B2 (ja) 面合わせ装置及び面合わせ方法
Lindenmeyer Proposed method of assembly for the BCD silicon strip vertex detector modules

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080721

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090721

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100721

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 11

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110721

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120721

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130721

EXPY Cancellation because of completion of term