JPH06230249A - 光機能素子の結合方法および装置 - Google Patents
光機能素子の結合方法および装置Info
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- JPH06230249A JPH06230249A JP5013998A JP1399893A JPH06230249A JP H06230249 A JPH06230249 A JP H06230249A JP 5013998 A JP5013998 A JP 5013998A JP 1399893 A JP1399893 A JP 1399893A JP H06230249 A JPH06230249 A JP H06230249A
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Abstract
子を結合した光製品を効率的かつ大量生産を可能とする
方法および装置を実現する。 【構成】 低モーメントで互いに直交する方向に滑らか
に回動する二つの回動体を同心的に設け、その中心に光
機能素子の一方を固定し、この一方の光機能素子の結合
端面に他方の光機能素子の結合端面を当接させ、端面同
士が密着するまで押し付けて、回動体を各素子の各結合
端面の総計的な傾斜に対応して任意の方向に任意の角度
だけ適切に傾斜させ、これにより、素子の適正な相対結
合角度と位置とを決定する。
Description
式などの技術分野における光機能素子と光機能素子との
結合方法および装置に関するものである。
光計測技術の実現のためには、光ファイバ、半導体レー
ザ、半導体フォトダイオード、導波路型光機能素子、光
機能集積化素子などの各種光機能素子自身の特性向上と
ともに、これらの光機能素子相互の結合がきわめて重要
な課題である。これらの光機能素子の結合においては、
結合効率を高めるために両者の光軸を高い精度で一致さ
せる技術が要求される。
光ファイバとの従来の結合例を示したものである。図に
おいて、1は半導体レーザであり、この半導体レーザ1
は、パッケージ2に、その電流印加用の電極端子3およ
び4を貫通することにより、固定されている。前記半導
体レーザ1に対抗する水平位置にある6は、光ファイバ
である。この光ファイバ6は、光ファイバ先端面研磨用
パイプ7内に貫通されており、パイプ7は、結合用ガイ
ドホルダ8により支持されている。前記ガイドホルダ8
は位置調整用微動台9に取付けられている。この位置調
整用微動台9は、それぞれ、X軸方向,Y軸方向,Z軸
方向に微動するスライダ9x,9y,9zからなり、前
記光ファイバ6の回転角を微調整する角度調整用微動傾
斜ステージ10γを介して架台11に取り付けられてい
る。これに対し、前記半導体レーザ1は、パッケージ2
を介して角度調整用微動傾斜台10に取り付けられてお
り、この微動傾斜台10は、前記微動傾斜ステージ10
γと協同して前記半導体レーザ1と光ファイバ6との相
互の光軸の傾斜角や端面の傾斜角を調整する傾斜ステー
ジ10α,10βとからなる。
結合効率を高めるためには、相互に光軸を一致させる必
要があり、通常は、一方の光機能素子(上例では半導体
レーザ1)を位置調整用微動台9の上に配置するととも
に、他方の光機能素子(上例では光ファイバ6)を角度
調整用の微動傾斜台10の上に配置する。そして、光量
などをモニタしながら、一方の光機能素子のX,Y,Z
の3軸を他方の光機能素子に対して微調整するととも
に、微動傾斜台ステージ10α,10β,10γによ
り、各光機能素子の相互の光軸傾斜角および各端面の傾
斜角を微調整する方法が利用されている。微動調整およ
び角度調整が終了した後、両光機能素子の端面や側面を
接着剤や熱的な融着により結合固定することにより、両
光機能素子は実用に提供される。
体的な値としては、光ファイバと半導体レーザとの許容
光軸ずれ量が0.2μm以下、許容角度ずれ量は1度以
下、という高精度な軸合わせ技術が必要となる。最近で
は、X,Y,Z軸の微動装置は移動精度が向上し、0.
1μmオーダの装置が開発され、実用に供されている。
する微動装置は、一般に、図1に示すように、凹曲面と
凸曲面を有する二つの機械部品を組み合せ、その内部に
設けたウォーム歯車と平歯車により案内溝に沿って移動
できるガイド構成により、マイクロメータで両部品を摺
動させることにより、角度成分を微動調整する機構が知
られている。
整では、その構造上、三つの問題がある。
度を高くするためには、案内溝や摺動部の機械加工精度
を高めること、ウォーム歯車と平歯車の機械加工精度を
高めなければならず、価格の上昇と装置の複雑化または
大型化を招くことになる。
わち、通常は、直交する方向に角度微動傾斜ステージを
2台配置し、(図1では、10αと10β)、両装置を
微動することにより、角度の調整を行なっているが、調
整可能範囲が直交する方向のみであるため、角度調整範
囲が限定される。このため、他の回転軸方向の回転機構
を有する微動傾斜ステージ(10γ)を増設して、3方
向の角度調整を図る必要があり、機構装置が大型とな
る。
高いことである。多量、多様な光機能素子の結合の作業
性を高めるためには、前述したように両素子の位置方向
調整と角度方向調整を簡易に行なう必要がある。最近で
は、マイクロモータを備えた位置調整微動機構が開発さ
れており、位置方向調整の作業の自動化が進んでいる。
ところが、光機能素子の端面傾斜角度は、任意の方向に
数度程度以内であるが、一つ一つの素子毎にわずかに異
なっており、しかも、端面傾斜角の一致を簡易に確認す
る方法がないため、通常は、結合作業時に両素子の端面
を横方向から顕微鏡などで拡大し、観測しつつ、角度調
整する方法がとられている。このため、素子の端面傾斜
角に応じて角度調整をする労力がかかり、角度調整の作
業の自動化が要求されている。
おいて、新規な動作原理による角度方向の調整が可能
で、実用性の高い光機能素子を得ることができる光機能
素子の結合方法および装置を提供することにある。
機能素子を、その結合端面が自在に全方向に傾斜可能に
保持し、この一方の光機能素子の結合端面に他方の光機
能素子の結合端面を当接させ、端面同士が密着するまで
押し付けて、前記一方の光機能素子を、前記他方の光機
能素子の端面に対して、各光機能素子の各結合端面の総
計的な傾斜角度だけ適切に傾斜させ、これにより、適正
な結合角度と位置を決定し、この状態で両素子を接着す
ることを特徴とする。すなわち、各光機能素子が有する
端面の傾斜を、結合角度を決定かつ調整するためのモー
メント力として利用する、全く新規な原理を用いること
を特徴とする。
架台と、該架台に同心的に取り付けられ、互いに直交す
る向きを有する回転軸を持つ第1および第2の回動体と
を有し、前記二つの回動体の中心に結合すべき光機能素
子の一方を設置するマウント部が設けられていることを
特徴とする。
された一対の直立アームに、軸受を介して、前記第1の
回動体が取り付けられ、該第1の回動体に前記直立アー
ムと直交する方向に設けられた直立アームに、軸受を介
して、前記第2の回動体が取り付けられ、この第2の回
動体の中央部に前記マウント部が形成され、さらに、前
記架台の直立アームと第1の回動体の直立アームのそれ
ぞれに、またはそれらの近傍に前記二つの回動体を独立
に回転停止できる停止手段を設けた構成としてもよい。
前記二つの回動体をそれぞれ軸支しているそれぞれの一
対の回転軸の一方に回転駆動手段を直結してもよい。
べき光機能素子の他方を設置するマウント部を有し、該
マウント部の位置を、前記第1の構成の結合装置に対し
て、少なくとも2軸以上の方向に微移動させて、前記二
つの光機能素子を光学的に軸合わせする位置調整微動装
置が、前記第1の構成の結合装置に対して配置されてい
ることを特徴とする。
装置の回動体を停止する機構と、前記位置調整微動装置
における2軸以上の微移動を行なう機構とを自動制御す
る電子制御装置をさらに設けてもよい。
前記二つの光機能素子を互いに密着させたときに、これ
ら光機能素子を結合する接着手段を、さらに設けてもよ
い。
力で回転可能で、互いの回転方向が直交する二つの回動
体の内部に、光機能素子マウント部を設けた構造であ
り、回動体の回転量によりマウント部の傾斜角度を任意
かつ連続的に設定することができる。このため、結合作
業時に両光機能素子を緩やかに突き合わせると、両者の
端面傾斜角と光軸傾斜角の相当量が本装置の二つの回動
体の回転角に変換され、両光機能素子端面は密着され
る。この後、通常の位置方向の光軸調整により、両者は
最良の結合効率が得られる。
の結合端面が自在に全方向に傾斜可能に保持し、この一
方の光機能素子の結合端面に他方の光機能素子の結合端
面を当接させ、端面同士が密着するまで押し付け、これ
により、前記一方の素子を、他方の素子の端面に対し
て、各素子の各結合端面の総計的な傾斜角度だけ適切に
傾斜させ、これにより、適正な結合角度と位置を決定す
る、この状態で両素子を接着する、ことを特徴としてい
る。
有する端面の傾斜を、結合角度を決定かつ調整するため
のモーメント力として利用する、新規な方法ある。
装置を実施例に基づいて詳細に説明する。
発明の実施例を示す装置の一部切り欠いて示した斜視
図,平面図および側断面図である。
内側に回転自在に軸支されている第1の回動体、23は
前記第1の回動体22の内側に回転自在に軸支されてい
る第2の回動体、24は前記第2の回動体23の中心に
固定されている光機能素子設置用のマウント部、25は
第1の回動体22を回転停止させる第1のストッパ、2
6は第2の回動体23を回転停止させる第2のストッパ
である。
材であり、その中心を介して対向する端縁には直立支持
アーム21a,21aが立設されている。この直立アー
ム21a,21aの上部には、第1の回動体22を軸支
するためのボルト27が直立アーム21aに対して垂直
に螺設されている。また、いずれか一方の直立アーム2
1aの下部にはボルト状の第1のストッパ25がこの直
立アーム21aに対して垂直に螺設されている。
の架台21より小径の円筒状部材であり、その中心を介
して対向する二つの端縁に一対の直立アーム22a,2
2aが立設され、さらに、これら端縁に対して、それぞ
れさらに90度回動した端縁に、一対の直立アーム22
b,22bが立設されている。一対の直立アーム22
a,22aの上部には、それぞれ前記軸支ボルト27を
嵌入させるボールベアリング軸受28がはめ込まれてい
る。この構造によって、第1の回動体22は、架台21
に対して、回動容易となっている。また、もう一対の直
立アーム22b,22bの上部には、第2の回動体23
を軸支するためのボルト29が、このアームに対して垂
直に螺設されている。また、いずれか一方の直立アーム
22bの下部にはボルト状の第2のストッパ26がこの
直立アーム22bに対して垂直に螺設されている。
材であり、底部は上端に形成されて、その上面の中心部
分にマウント部24が形成されている。また、この第2
の回動体23には、その中心を介して対向する二つの端
縁に一対の直立アーム23a,23aが立設され、これ
ら直立アーム23a,23aの上部には、それぞれ前記
軸支ボルト29を嵌入させるボールベアリング軸受30
がはめ込まれている。この構造によって、第2の回動体
23は、第1の回動体22に対して、ひいては架台21
に対しても、回動容易となっている。
回動体22が直立アーム22aの軸受28を回転中心と
して滑らかに回動する機構を有している。さらに、架台
21の2箇所の直立アーム21a,21aが形成する平
面に直交する方向の2箇所に配置されている直立アーム
22b,22bに対向する第2の回動体23の直立アー
ム23a,23aの軸受30を回転中心として、前記回
動体23が滑らかに回動する機構を有している。
マウント部24は、半導体レーザ、半導体受光器、光フ
ァイバなどの光機能素子を固定する部分であり、不図示
の固定手段により光機能素子を固定できるようになって
いる。この光機能素子設置用のマウント部24は、前記
二つの回転機構により、マウントの平面は水平面に対し
て任意の傾斜角位置に移動可能となる。
23をそれぞれ所定の回転角位置で停止し、固定するた
めに、前記したように、第1および第2のストッパ2
5,26がある。通常、このストッパの構成は、本実施
例でのように、回転中心である軸受28,30の近傍に
ネジなどを設け、このネジを回動体22,23に押圧で
きる簡易なものでよいが、柔軟性を有する板状のものを
圧縮空気により加圧して押圧する機能を有するものを利
用することもできる。このようにすれば、ストッパによ
り回動体の回転および停止を簡易にでき、しかも、停止
による回転角の位置ずれを防止できる。
は、素子として半導体レーザを取り付けるときのため
に、レーザの電極端子を通す孔が形成され、下部内側に
は、レーザの電極端子を電源に接続するための接続電極
31が取り付けられている。
能素子の結合を行なうために、さらに、位置調整微動装
置を結合した装置を図5に示す。図5は半導体レーザと
単一モード光ファイバとの結合例である。図において、
図1ないし図4と同一構成要素には同一符号を付してあ
る。半導体レーザ1は、前記構成の装置のマウント部2
4に固定されており、その電極端子3、4は、マウント
部24の接続電極31に接続されている。光ファイバ6
は、三軸微動装置40により前記結合装置の上方に保持
され、X,Y,Z軸方向に微動可能となっている。三軸
微動装置40は、スライダ40x,40y,40zと、
微動アーム41と、微動アーム41の先端に形成された
光ファイバマウント部41aとから構成されている。ま
た、光ファイバ6の他端は、ファイバ内を通る光量を測
定する受光器42に接続されている。
以下に述べる。光ファイバ6の結合側と反対の端面に
は、受光器42で光量を検出するとともに、本装置のマ
ウント部24に設置した半導体レーザ1の電流端子3,
4にはマウント部24の下方内部にある接続電極31を
介して電源と接続し、半導体レーザ1を発光可能にして
おく。この例では、半導体レーザ1を水平面に設置し、
光ファイバ6を前記三軸微動装置40の微動アーム41
先端の光ファイバマウント部41aにより垂直に固定し
つつ、両者を結合することとする。まず始めに、光ファ
イバマウント部41aの中心部と半導体レーザマウント
部24の中心部とを、X軸,Y軸方向をスライダ40
x,40yで微動させることによって、位置調整する。
次に、スライダ40zにより光ファイバ6を垂直方向に
移動し、その先端面(結合端面)を半導体レーザ1の結
合端面に緩やかに接触させ、さらに、互いの接触部が最
初の当接位置から数μmから十数μmほど移動する程度
に、光ファイバ6を半導体レーザ1に押圧する。する
と、マウント部24に固定されている半導体レーザ1の
結合端面の傾斜角と、光ファイバマウント部41aに固
定されている光ファイバ6の先端面の傾斜角と、の総計
角度成分と同一の角度だけ、本装置の二つの回動体2
2,23が回転し、半導体レーザ1と光ファイバ6とが
密着された状態となる。ここで、例えば、一方の光ファ
イバ6の装置マウント部への取付角度が若干ずれていて
も、その誤差角度は、二つの回動体22,23の回動に
よって調整、吸収され、光ファイバ6と半導体レーザ1
との密着に影響を与えることはない。この端面密着状態
で、二つの回動体22,23を二つのストッパ25,2
6により独立に固定する。
μmから10μm程度戻し、光ファイバ6と半導体レー
ザ1との間隔をわずかに広げる。その後、半導体レーザ
1に電流を印加して発光させ、その光量を受光器42に
よってモニタしながら、結合部分の軸合わせ調整を行な
い。スライダ40x,40yで光ファイバ6を最適位置
に移動調整する。最後に、光ファイバ6と半導体レーザ
1との間隔を再び狭め、両者を緩やかに接触させる。こ
こで、接着剤により両光機能素子を固定するか、半田の
加熱により固定するか、YAGレーザの照射による融着
で両者を固定する。
実施例を示すもので、前記図5の装置をさらに自動化し
た構成の装置を示している。この装置と前記図5の装置
との相違点は、以下の点にある。
ダ40x,40y,40zがマイクロモータ43と機械
的に結合して外部からの電気信号で動作すること、第2
に、二つの回動体22,23を回転停止させる二つのス
トッパについて、柔軟性を有する板状のものを圧縮空気
により加圧して押圧する機能を有する装置44を付加し
たこと、第3に、接着剤の供給装置または半田の加熱装
置またはYAGレーザの照射装置等の接着装置45を付
加したこと、第4に、自動制御装置46を付加し、受光
器42,三軸微動装置40,ストッパ機能装置44,接
着装置45を自動制御する構成としたことである。
半導体レーザ1と光ファイバ6との結合を半自動化する
ものである。まず、二つの光機能素子をマウントする。
次に、半導体レーザ1を発光させる。受光器42を検出
し、三軸微動装置40で光ファイバ6を半導体レーザ1
に接触させ、さらに約10μmほど押圧する。ストッパ
機能装置44で回動体22,23を固定する。三軸微動
装置40により光ファイバ6の先端を10μmほど戻
し、受光器42の光量が最大となるように、三軸の内の
X,Yの2軸を微動調整する。さらに、三軸微動装置4
0で両素子を密着させる。続いて、例えば、接着剤を供
給して両素子を接着する。最後に、両素子をマウントか
ら取り外す。
例である。前記各実施例と基本的には同様であるが、二
つの回動体22,23を回動自在に支持している2対の
軸(前記実施例ではボルト状)の各対のそれぞれの一つ
を各回動体22,23に固定状態とし、これら二つの回
転軸にモータ51,52を直結させて、これらモータ5
1,52により、回転体22,23を回動可能としてい
ることが、相違点である。このような構造では、外部か
らのパルス電気信号によりモータ51,52の回転を制
御できるので、光機能素子のマウント部24を所望の回
転角に容易に設定できる特徴を持つ。特に、光学定盤で
の高精度の実験において、光導波路型光学素子の角度調
整などへ利用できる。
円筒状としたが、角筒状でもよい。また、通常は、光機
能素子の端面傾斜角および光軸傾斜角は数度程度以内で
あり、二つの回動体の回動角もこの範囲内であれば良い
ことから、小型化のために他の形状や構造に改良するこ
とが可能である。
発明の光機能素子結合装置は、低モーメントで互いに直
交する方向に滑らかに回動する二つの回動体によって適
性結合角度の調整を行なう、という新規な原理によるも
ので、従来の角度微動調整装置とは基本的に異なるもの
である。その特徴は、以下の通りである。
瞬時に実現できる。
の各結合端面同士を当接、密着させることにより自動的
に決定されるので、精度は、軸受の精度のみで決まり、
極めて高い。
させて、その角度を設定するのではなく、本発明では、
“回動体の中心に設置した一方の光機能素子の結合端面
に他方の光機能素子の結合端面を当接させ、端面同士が
密着するまで押し付け、それにより、回動体を各素子の
各結合端面の総計的な傾斜に対応して任意の方向に任意
の角度だけ適切に傾斜させる”という方法、すなわち、
各光機能素子が有する端面の傾斜を、結合角度を決定か
つ調整するためのモーメント力として利用する、新規な
方法を用いて、自動的に最適な結合角度を決定する。こ
の方法の利点は顕著である。例えば、光機能素子の一方
または双方の装置への取付角度が若干ずれても、その誤
差分は本装置の回動体の回動によって調整、吸収され、
素子同士の結合角度の決定は、両光機能素子の端面の傾
斜のみに依存するので、調整角度の精度に影響を与える
ことはない。したがって、角度調整作業は極めて容易か
つ自動的であり、しかも、調整角度は正確に決定でき
る。その結果、角度調整の確認工程を省略でき、光機能
素子結合の総体的な自動化に貢献できる。
小型の装置である。
素子の結合の自動化が可能となり、結合された光製品を
効率的かつ大量に生産することが実現できる。
素子の結合において、簡易な構成により、高い精度で角
度調整ができ、結合作業の自動化に大きく貢献できる。
成図である。
した斜視図である。
る。
た構成の説明図である。
に自動化を徹底させた構成の装置の構成図である。
の平面構成図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 一方の光機能素子を、その結合端面が自
在に全方向に傾斜可能に保持し、この一方の光機能素子
の結合端面に他方の光機能素子の結合端面を当接させ、
端面同士が密着するまで押し付けて、前記一方の光機能
素子を、前記他方の光機能素子の端面に対して、各光機
能素子の各結合端面の総計的な傾斜角度だけ適切に傾斜
させ、これにより、適正な結合角度と位置を決定し、こ
の状態で両素子を接着することを特徴とする光機能素子
の結合方法。 - 【請求項2】 架台と、該架台に同心的に取り付けら
れ、互いに直交する向きを有する回転軸を持つ第1およ
び第2の回動体とを有し、前記二つの回動体の中心に結
合すべき光機能素子の一方を設置するマウント部が設け
られていることを特徴とする光機能素子の結合装置。 - 【請求項3】 前記架台に立設された一対の直立アーム
に、軸受を介して、前記第1の回動体が取り付けられ、
該第1の回動体に前記直立アームと直交する方向に設け
られた直立アームに、軸受を介して、前記第2の回動体
が取り付けられ、この第2の回動体の中央部に前記マウ
ント部が形成され、さらに、前記架台の直立アームと第
1の回動体の直立アームのそれぞれに、またはそれらの
近傍に前記二つの回動体を独立に回転停止できる停止手
段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の結合装
置。 - 【請求項4】 前記二つの回動体をそれぞれ軸支してい
るそれぞれの一対の回転軸の一方に回転駆動手段が直結
されていることを特徴とする請求項2または3に記載の
結合装置。 - 【請求項5】 結合すべき光機能素子の他方を設置する
マウント部を有し、該マウント部の位置を、前記請求項
2または3の結合装置に対して、少なくとも2軸以上の
方向に微移動させて、前記二つの光機能素子を光学的に
軸合わせする位置調整微動装置が、前記請求項2または
3の結合装置に対して配置されていることを特徴とする
光機能素子の結合装置。 - 【請求項6】 前記結合装置の回動体を停止する機構
と、前記位置調整微動装置における2軸以上の微移動を
行なう機構とを自動制御する電子制御装置をさらに設け
たことを特徴とする請求項5に記載の結合装置。 - 【請求項7】 前記二つの光機能素子を互いに密着させ
たときに、これら光機能素子を結合する接着手段がさら
に設けられていることを特徴とする請求項5または6に
記載の結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013998A JPH06230249A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 光機能素子の結合方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5013998A JPH06230249A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 光機能素子の結合方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06230249A true JPH06230249A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11848904
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5013998A Pending JPH06230249A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 光機能素子の結合方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH06230249A (ja) |
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