JPH07229944A - 歪み特性測定用rf装置、歪み特性測定方法、及びノイズ源 - Google Patents

歪み特性測定用rf装置、歪み特性測定方法、及びノイズ源

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JPH07229944A
JPH07229944A JP6019491A JP1949194A JPH07229944A JP H07229944 A JPH07229944 A JP H07229944A JP 6019491 A JP6019491 A JP 6019491A JP 1949194 A JP1949194 A JP 1949194A JP H07229944 A JPH07229944 A JP H07229944A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡易な系で歪み成分の測定ができ、さらに2
波の周波数間隔の狭い場合にも測定が可能な歪み特性測
定用RF装置と歪み特性測定方法を得ることを目的とす
る。 【構成】 2個の信号源1,2の出力を合波する合波器
5と、上記合波出力を2分配する分配器6の一方の分配
出力を入力電力可変手段11を介して入力する被測定物
の増幅器10と、他方の分配出力を入力し基準歪みを発
生する基準歪み発生器15と、上記増幅器出力と上記基
準歪み発生器出力とを任意の位相差、振幅で合成する合
成手段と、上記合成手段出力にスペクトラムアナライザ
とを備え、上記増幅器に与える入力電力レベルに対して
上記合成手段出力中の着目する歪み成分が相殺されるよ
うに、上記増幅器出力と上記基準歪み発生器出力の位相
差と振幅とを調整して、増幅器で発生する歪みの位相特
性を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は複数の信号入力時の非
測定物における歪み情報に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の通信ディジタル化、マルチキャリ
ヤ共通増幅という技術動向にともない増幅器等の低歪が
必要となり、同時にそれに対応する歪み特性測定用RF
装置及び歪み特性測定方法が要求されている。先ず、従
来の歪み特性測定用RF装置と、歪み特性測定方法と、
について説明する。図8は、従来の、例えば電子通信学
会論文誌,J64−B,pp.1449〜1456(1
981.12)に示された歪み特性測定用RF装置のブ
ロック図である。図において、1,2は信号源、5は合
波器、6は2分配器、10は被測定物である増幅器、1
1は10の入力電力を調整する可変減衰器、15は基準
歪み発生器、20,21はミクサ、25は20,21の
局発源、26は2分配器、30,31は歪みのみを通過
させるフィルタ、40はネットワークアナライザであ
る。
【0003】以下、動作について説明する。2つの独立
した信号源1,2で発生した周波数f1 ,f2 の2信号
は、合波器5で一旦合波され、分配器6で2分配され
る。分配器6の第1の分配出力は可変減衰器11を介し
て被測定物である増幅器10に入力し、信号を増幅する
とともに、その非線形性により歪み、例えば3次混変調
歪みを発生する(図8中のスペクトル図で、2f1 −f
2 や2f2 −f1 の周波数成分を持つもの)。一方、分
配器6の第2の分配出力は、基準歪み発生器15に入力
し、基準となる一定の歪みを発生する。被測定物10お
よび基準歪み発生器15の出力は夫々ミクサ20,21
で中間周波数に周波数変換される。なお、この際、ミク
サ20,21の局発波はいずれも、周波数fLOの局発源
25を分配器26で分配したものであり、これらミクサ
の中間周波数出力の周波数は等しい。ミクサ20,21
の中間周波数出力は夫々フィルタ30,31で測定する
歪みのみを抽出する。図では、周波数変換された3次混
変調歪みの1つである2f1 −f2 −fLOの波のみを抽
出している状態を示している。フィルタ30の出力はネ
ットワークアナライザ40のテストポートに、また、フ
ィルタ31の出力はリファレンスポートに入力される。
前記可変減衰器11により、被測定物10の入力電力を
変化させながら、ネットワークアナライザ40によりテ
ストポートの入力の歪みの位相変化を測定することによ
り、被測定物で発生する歪みの発生位相の入力電力依存
性を知ることができる。
【0004】また、従来のノイズ源と、上記ノイズ源を
有する歪み特性測定用RF装置と、歪み特性測定方法
と、について説明する。図9は、従来の、例えば電子情
報通信学会マイクロ波研究会資料,MW90−96,p
p.119〜124(1990.10)に示された従来
の歪み特性測定用RF装置のブロック図である。図にお
いて、50はホワイトノイズ源、51は帯域通過フィル
タ、52は帯域遮断フィルタ、10は被測定物である増
幅器、41はスペクトラムアナライザである。ノイズ源
50は広帯域にわたり一定電力レベルのノイズを発生
し、フィルタ51により所定の帯域に制限された後、フ
ィルタ52でその帯域の中心周波数付近にその帯域に比
べて十分に狭帯域なノッチを付けられる。このノイズ
は、被測定物である増幅器10で増幅されるが、その非
線形性により生じる歪みの一部がノイズに付けられたノ
ッチの周波数に発生する。このため、被測定物の出力に
おいては、その入力に比べてノッチの深さが浅くなる。
スペクトラムアナライザ41により、ノイズの電力レベ
ルとノッチの底での電力レベルとの差を測定する。この
差は、雑音電力比(NPR)と呼ばれるもので、無限の
信号を共通増幅した際の、混変調歪みに相当するもので
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の歪み特性測定用
RF装置、及び歪み特性測定方法は以上のようになって
いて、ミクサや中間周波数帯でのフィルタが必要とな
り、測定系が複雑であるだけでなく、2波の周波数間隔
の狭い場合には測定が困難になるという課題があった。
【0006】また、従来のノイズ源、歪み特性測定用R
F装置、及び歪み特性測定方法は以上のようになってい
て、狭帯域なノッチの1つ付いたノイズを用いているた
め、ダウンコンバータを被測定物とする際、その中間周
波数がノイズの帯域に比べて低い場合に、ダウンコンバ
ータで両側波帯を受信するため、受信したノッチに片側
波帯のノイズが重畳され、雑音電力比(NPR)を測定
することができないという課題があった。
【0007】本発明は上記のような課題を解決するため
になされたもので、簡易な系で歪み成分の測定ができ、
さらに2波の周波数間隔の狭い場合にも測定が可能な歪
み特性測定用RF装置、と歪み特性測定方法を得ること
を目的とする。
【0008】また、所定帯域で一定電力レベルのノイズ
を有し、且つ上記所定帯域の中心周波数付近で上記ノイ
ズの帯域に比べて十分に狭帯域な、ノイズ電力レベルの
低いノッチが複数個付けられているノイズ源を得ること
を目的とする。
【0009】また、さらに被測定物であるダウンコンバ
ータの中間周波数がノイズ、あるいはマルチ信号の帯域
に比べて低い場合においても測定可能な歪み特性測定用
RF装置、及び歪み特性測定方法を得ることを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる発明の歪み特性測定用RF装置
は、複数個の信号源と、上記信号源の出力を合波する合
波器と、上記合波出力を2分配する分配器と、上記分配
器の一方の分配出力を入力としその入力電力を可変する
手段を有する歪み特性を測定する被測定物と、上記分配
器の他方の分配出力を入力し基準となる歪みを発生する
基準歪み発生器と、上記被測定物と上記基準歪み発生器
の出力を任意の位相差、振幅で合成する合成手段と、上
記合成手段出力に接続された周波数選択機能を有する受
信機と、を備え、設定した被測定物の入力電力レベルに
対して上記合成手段出力中の着目する歪み成分が相殺さ
れるように、上記被測定物と上記基準歪み発生器出力の
位相差と振幅とを調整して、その際の移相量を測定する
ようにしたものである。
【0011】また、請求項2に係わる発明の歪み特性測
定方法は、複数個の信号源の出力を合波して後2分配
し、一方の分配出力から被測定物の入力電力を可変する
手段により設定した入力電力レベルを被測定物に与える
とともに他方の分配出力を基準となる歪み成分を発生す
る基準歪み発生器に与え、上記被測定物の出力と上記基
準歪み発生器の出力との合成出力における着目する歪み
成分が相殺されるように、上記合成する2つの出力の位
相差と振幅とを調整し、上記設定した入力電力レベルに
対する移相量を測定し、被測定物で発生する歪みの位相
特性を求めるるようにしたものである。
【0012】また、請求項3に係わる発明の歪み特性測
定用RF装置は、複数個の信号源と、上記信号源の出力
を合波する合波器と、上記合波出力を2分配する第1の
分配器と、上記第1の分配器の一方の分配出力を入力と
しその入力電力を可変する手段を有する歪み特性を測定
する被測定物と、上記第1の分配器の他方の分配出力を
2分配する第2の分配器と、上記第2の分配器の一方の
分配出力を入力する基準歪み発生器と、上記基準歪み発
生器の出力と該第2の分配器の他方の分配出力とを逆相
で合成し信号成分を相殺する第1の合成手段と、上記第
1の合成手段の出力と上記被測定物の出力とを任意の位
相差、振幅で合成する第2の合成手段と、上記第2の合
成手段出力に接続された周波数選択機能を有する受信機
と、を備え、設定した被測定物の入力電力レベルに対し
て上記第2の合成手段出力中の着目する歪み成分が相殺
されるように、上記被測定物と上記基準歪み発生器出力
の位相差と振幅とを調整して、その際の移相量を測定す
るようにしたものである。
【0013】また、請求項4に係わる発明の歪み特性測
定用RF装置は、複数個の信号源と、上記信号源の出力
を合波する合波器と、上記合波出力を2分配する第1の
分配器と、上記第1の分配器の一方の分配出力を出力可
変手段を介して2分配する第2の分配器と、上記第2の
分配器の一方の分配出力を入力する歪み特性を測定する
被測定物と、上記被測定物の出力と該第2の分配器の他
方の分配出力とを逆相で合成し信号成分を相殺する第1
の合成手段と、上記第1の合成手段の出力と上記第1の
分配器の他方の分配出力とを任意の位相差、振幅で合成
する第2の合成手段と、上記第2の合成手段出力に接続
された周波数選択機能を有する受信機と、を備え、設定
した被測定物の入力電力レベルに対して上記第2の合成
手段出力中の着目する歪み成分が相殺されるように、上
記被測定物と上記基準歪み発生器出力の位相差と振幅と
を調整して、その際の移相量を測定するようにしたもの
である。
【0014】また、請求項5に係わる発明のノイズ源
は、所定帯域で一定電力レベルのノイズを有し、且つ上
記所定帯域の中心周波数付近で上記ノイズの帯域に比べ
て十分に狭帯域なノイズ電力レベルの低いノッチが複数
個付けられているものである。
【0015】また、請求項6に係わる発明の歪み特性測
定用RF装置は、請求項5記載のノイズ源と、上記ノイ
ズ源出力を入力とする被測定物であるダウンコンバータ
と、上記被測定物であるダウンコンバータの周波数変換
後の出力端子に接続された周波数選択機能を有する受信
機と、を備えて構成したものである。
【0016】また、請求項7に係わる発明の歪み特性測
定方法は、請求項5記載のノイズ源出力を被測定物であ
るダウンコンバータの入力とし、一方、上記被測定物入
力のノイズに付けられた複数個のノッチの中央の周波数
を局発周波数とした局発信号を上記被測定物に与え、上
記被測定物出力において周波数変換されたノイズに付け
られているノッチとノッチ以外のノイズ電力との差を測
定し、被測定物で発生する歪みを求めるようにしたもの
である。
【0017】また、請求項8に係わる発明の歪み特性測
定用RF装置は、等周波数間隔で等振幅の8波以上の変
調信号、もしくは無変調波を発生する信号発生器と、上
記信号発生器出力の8波以上の変調信号、もしくは無変
調波の中心周波数付近における複数個の波を省いて出力
波を合波する合波器と、上記合波器出力を入力とする被
測定物であるダウンコンバータと、上記被測定物である
ダウンコンバータの局発信号として上記被測定物入力波
の中心周波数付近における複数個の無入力波の中央の周
波数を局発周波数とする局発源と、上記被測定物である
ダウンコンバータの周波数変換後の出力端子に接続され
た周波数選択機能を有する受信機と、を備えて構成した
ものである。
【0018】また、請求項9に係わる発明の歪み特性測
定方法は、等周波数間隔で等振幅の8波以上の変調信
号、もしくは無変調波のうち中心周波数付近における複
数個の波を省いて出力波を合波し、上記合波した信号を
被測定物であるダウンコンバータの入力とし、一方、上
記被測定物入力波の中心周波数付近における複数個の無
入力波の中央の周波数を局発周波数とする局発信号を上
記被測定物に与え、上記被測定物の出力において周波数
変換された等振幅の変調信号、もしくは無変調波の振幅
と無入力となっている周波数帯域に発生する歪みの振幅
との差を測定するようにしたものである。
【0019】
【作用】上記のように構成された請求項1から請求項4
に係わる発明の歪み特性測定用RF装置と、歪み特性測
定方法では、独立した複数個の信号源出力を合波器で合
波してから2分配して被測定物と基準歪み発生器に入力
し、被測定物と基準歪み発生器の合成出力において、歪
み成分が相殺するように逆相合成する際の移相量から、
歪み成分の位相をフィルタを使用せずに測定することに
より、簡易な系で、且つ2波の周波数間隔が狭い場合で
も、被測定物の歪み特性を測定することができる。
【0020】また、請求項3,4に係わる発明の歪み特
性測定用RF装置では、請求項1に係わる歪み特性測定
用RF装置の構成の作用に加えて、それぞれ基準歪み発
生器、被測定物を通過する信号成分を相殺する回路を付
加すことにより、歪み特性を測定する被測定物と基準歪
み発生器の合成出力において信号成分が抑圧され歪み特
性測定が容易になる。
【0021】また、請求項5に係わる発明のノイズ源で
は、所定帯域の中心周波数付近で狭帯域な、ノイズ電力
レベルの低いノッチを複数個持たせたノイズ源を歪み特
性測定用RF装置に用いることにより、被測定物である
ダウンコンバータの中間周波数がノイズあるいはマルチ
キャリヤ信号の帯域に比べて低い場合でも、歪み特性を
測定することができる。
【0022】また、請求項6から請求項9に係わる発明
の歪み特性測定用RF装置と、歪み特性測定方法では、
所定帯域で電力レベル一定なノイズあるいはマルチキャ
リヤ信号に複数個の狭帯域なノッチを付け、あるいは無
入力のチャネルを設け、それを前記ノッチあるいは無入
力チャネルの中間となる周波数を局発信号とする被測定
物であるダウンコンバータで周波数変換した出力におい
て、周波数選択機能を有する受信機によりノッチの深
さ、即ち雑音電力比、あるいは無入力チャネルに生じる
混変調歪みを測定することにより、被測定物であるダウ
ンコンバータの中間周波数がノイズあるいはマルチキャ
リヤ信号の帯域に比べて低い場合でも、歪み特性を測定
することができる。
【0023】
【実施例】
実施例1.以下、請求項1に係わる発明の歪み特性測定
用RF装置、及び請求項2に係わる歪み特性測定方法の
実施例1について図を参照して説明する。図1におい
て、1,2は信号源、5は合波器、6は2分配器、10
は被測定物である増幅器、11は被測定物である増幅器
10の入力電力レベルを変える可変減衰器、15は基準
歪み発生器、35は可変減衰器、36は移相器、37は
スイッチ、38は合成器、41はスペクトラムアナライ
ザである。なお、可変減衰器35、移相器36、及び合
成器38を有して合成手段38aを構成している。
【0024】以下、動作について説明する。2つの独立
した信号源1,2でそれぞれ生成された信号は、一旦合
波器5で合波され、その後分配器6で2分配され、その
一方の分配出力は被測定物10に、もう一方の分配出力
は基準歪み発生器15に入力する。被測定物の入力端子
側には、3次混変調歪みの入力電力特性測定のために可
変減衰器11が挿入されている。基準歪み発生器では、
上記の3次混変調歪みの入出力特性測定の際、被測定物
10の入力電力レベルにかかわらず、基準歪み発生器の
入力電力レベルは一定に保たれており、一定の歪みを発
生している。被測定物の出力は可変減衰器35、移相器
36を通過した後、基準歪み発生器の出力と合成され、
スペクトラムアナライザ41に入力される。
【0025】ここで、入出力特性測定時の最初の入力電
力ポイントを、飽和電力から十分にバックオフを取り、
且つスペクトラムアナライザで3次混変調歪みの振幅を
十分に確認できる点とし、3次混変調歪みの位相変化を
測定する際は、この入力電力レベル時に発生する3次混
変調歪みに対する位相変化という定義にする。また、被
測定物10を除く分配器6の第1の分配器の第1の分配
出力から合成器38の第1の入力までの通過位相をφと
おく。
【0026】以下、2信号共通増幅時の信号の通過位相
および3次混変調歪みの発生位相の入力電力依存性の測
定方法について説明する。先ず、スイッチ37はオン状
態とする。最初の入力電力ポイント(i=1)におい
て、先ず、スペクトラムアナライザ41で測定している
被測定物10と、基準歪み発生器15の合成出力中の信
号成分とがヌルとなる、即ち相殺されるように可変減衰
器35、移相器36を調整する(図2にこの際のペクト
ラムを示す。信号は2波とも同時にヌルとなる。)。こ
の時のφをφc1とする。次に、3次混変調歪みがヌルと
なるように可変減衰器、移相器を調整する(図3に、ス
ペクトラムを示す。)。3次混変調歪み成分は、2×f
1 −f2 と2×f2 −f1 の2波があるので、夫々の場
合の通過位相φをφl1,φh1,(但し、f2 >f1 )と
する。次に、入力電力ポイントiにおいて同様の測定を
行いその際の通過位相φを夫々、φci,φli,φhiとす
る。この時、被測定物10における信号の通過位相の入
力電力レベルに対する変化Δφciはφci−φc1、また、
3次混変調歪みの発生位相の入力電力レベルに対する変
化Δφli,Δφhiは、それぞれ、φli−φl1,φhi−φ
h1で求めることができる。なお、上記信号および3次混
変調歪みの振幅については、スイッチ37をオフ状態と
した状態で、スペクトラムアナライザ41により測定す
る。
【0027】なお、図1では可変減衰器35、移相器3
6を被測定物10の出力端子に縦続接続した例を示して
いるが、基準歪み発生器15の出力端子に縦続接続して
もよい。また、移相器36を被測定物10又は基準歪み
発生器15の入力に接続してもよい。さらに、ここで
は、被測定物として増幅器を例に説明をしたが、これに
限らず周波数変換器を含み、歪みを発生するRF回路な
らば、同様に測定を行うことができる。
【0028】実施例2.図4は、請求項3に係わる発明
の実施例2を示す歪み特性測定用RF装置の一部のRF
回路の概略図である。図4において、43は90゜ハイ
ブリッド、44は線形増幅器、45は減衰器、46は無
反射終端、47は入力端子、48は出力端子である。こ
こで後段の90゜ハイブリッド43と線形増幅器44と
減衰器45とを備えて合成手段53を構成している。実
施例2を示す歪み特性測定用RF装置は、実施例1を示
す図1の構成ブロック図において、基準歪み発生器15
をこの図4のRF回路に置き換えたものである。上記置
き換えを行ったとき、図1における分配器6、合成手段
38aはそれぞれ第1の分配器、第2の合成手段とし、
図4における前段の90゜ハイブリッド43、合成手段
53はそれぞれ第2の分配器、第1の合成手段としてい
る。さて、入力端子47からの入力信号(図1の分配器
6の一方の分配出力)は、90゜ハイブリッド43で2
分配され、基準歪み発生器15と線形増幅器44とに入
力する。上記基準歪み発生器15と線形増幅器44の出
力は、90゜ハイブリッド43で逆相合成され、出力端
子48に出力される。上記出力端子48の出力は図1の
SW37を介して合成器38の一方の入力となる。この
際、基準歪み発生器15で発生した歪み成分は相殺され
ないが、入力信号成分は図4の回路で相殺されるため、
図1の合成器38の出力におけるスペクトラムアナライ
ザ41による測定の際に、入力信号成分が実施例1に比
べて抑圧され歪みの位相測定が容易となる。なお、この
RF回路はこれに限らず、信号成分を抑圧するものであ
ればれば他の構成であってもよく、同様の効果を奏す
る。
【0029】実施例3.図5は、請求項4に係わる発明
の実施例3を示す歪み特性測定用RF装置の一部のRF
回路の概略図である。ここで、後段の90゜ハイブリッ
ド43と線形増幅器44と減衰器45とを備えて合成手
段53を構成している。実施例3を示す歪み特性測定用
RF装置は、実施例1を示す図1の構成ブロック図にお
いて、非測定物(増幅器)10を図5のRF回路に置き
換えたものである。上記置き換えを行ったとき、図1に
おける分配器6、合成手段38aはそれぞれ第1の分配
器、第2の合成手段とし、図5における前段の90゜ハ
イブリッド43、合成手段53はそれぞれ第2の分配
器、第1の合成手段としている。さて、入力端子47か
らの入力信号(図1の分配器6の一方の分配出力を入力
とする可変減衰器11の出力)は、90゜ハイブリッド
で、2分配され、被測定物10と線形増幅器44とに入
力する。上記被測定物10と線形増幅器44の出力は、
90゜ハイブリッド43で逆相合成され、出力端子48
に出力される。上記出力端子48の出力は図1の可変減
衰器35,移相器36を介して合成器38の一方の入力
となる。この際、被測定物10で発生した歪み成分は相
殺されないが、入力信号成分は図5の回路で相殺される
ため、図1の合成器38の出力におけるスペクトラムア
ナライザ41による測定の際に、入力信号成分が実施例
1に比べて抑圧され歪みの位相測定が容易となる。な
お、この回路はこれに限らず、信号成分を抑圧するもの
であればれば他の構成であってもよく、同様の効果を奏
する。
【0030】なお、以上の実施例2では図4のRF回路
を、図1の歪み特性測定用RF装置における基準歪み発
生器15と置き換えたものであり、実施例3では図5の
RF回路を、図1の歪み特性測定用RF装置における被
測定物(増幅器)10と置き換えたものであるが、図4
のRF回路と図5のRF回路の両方を、それぞれ図1の
歪み特性測定用RF装置における基準歪み発生器15と
被測定物(増幅器)10と置き換えてもよい。
【0031】実施例4.以下、請求項5に係わる発明の
ノイズ源、請求項6に係わる発明の歪み特性測定用RF
装置、及び請求項7に係わる発明の歪み特性測定方法の
実施例4について図を参照して説明する。図6におい
て、50はホワイトノイズ源、51は帯域通過フィル
タ、52は帯域遮断フィルタ、55は被測定物であるミ
クサ、56はノイズ源、25は上記ミクサ55の局発
源、41はスペクトラムアナライザである。
【0032】以下、動作について説明する。ノイズ源5
6は、ホワイトノイズ源50で発生した周波数に対して
電力レベルが一定のノイズは、帯域通過フィルタ51で
所定帯域(周波数fl 〜fh )に制限され、直列に接続
された2つの帯域遮断フィルタ52により、その帯域の
中心周波数近傍に2つの狭帯域なノッチ(周波数fa,
fb)を付けられたものである。このノッチ付きのノイ
ズ源56の出力が被測定物の歪み特性測定時の入力とな
る。被測定物であるミクサ55で直流を含む非常に低い
周波数帯に周波数変換され、スペクトラムアナライザ4
1により、以下のように測定する。ここで被測定物を図
6に示すようにミクサ55とする場合、その局発周波数
(fLO)と、上記ノッチの周波数(fa,fb)には、
LO=(fa+fb)/2の関係が成り立つと、周波数
変換後の出力において、fa,fbの2つのノッチはい
ずれも、(fb−fa)/2の周波数に変換され、得ら
れるスペクトラムを図6に示す。ノイズとノッチの底の
電力レベル差をスペクトラムアナライザで測定すること
により雑音電力比(NPR)歪み特性を測定することが
できる。
【0033】以上被測定物として、ミクサ単体の場合を
例に説明したが、これに限らず、増幅器などを含むダウ
ンコンバータであってもよい。また、ミクサがハーモニ
ック形の場合には、局発周波数は、本実施例における基
本波ミクサの局発周波数の逓倍次数分の1の周波数とす
ればよい。また、本実施例では、ノッチの個数が2の場
合について説明したが、2より多く付けてもよく、例え
ば、4の場合、周波数変換後のノッチは2となり、これ
により、雑音電力比(NPR)の受信周波数特性を測定
することもできる。また、ホワイトノイズ源50、帯域
通過フィルタ51、及び帯域遮断フィルタ52の代わり
に任意波形発生装置を用いてもよい。
【0034】実施例5.以下、請求項8に係わる発明の
歪み特性測定用RF装置、請求項9に係わる発明の歪み
特性測定方法の実施例5について図を参照して説明す
る。図7において、1は信号源、5は合波器、55は被
測定物であるミクサ、25は上記ミクサ55の局発源、
41はスペクトラムアナライザである。
【0035】以下、動作について説明する。n個の信号
源1で発生した信号は、合波器5で合波され被測定物で
あるミクサ55に入力する。この入力は、等振幅、且つ
等周波数間隔のn波の信号であり、そのうち2箇所のチ
ャネル(周波数fa,fbとする)については無入力
(ノッチ)としているものである。このn波の信号は被
測定物であるミクサ55で直流を含む非常に低い周波数
帯に周波数変換され、スペクトラムアナライザ41で測
定される。被測定物を図7に示すようにミクサとした場
合、その局発周波数(fLO)と上記ノッチの周波数(f
a,fb)との間に、fLO=(fa+fb)/2の関係
が成り立つと、ミクサにおける周波数変換後の出力にお
いて、fa,fbの2つのノッチはいずれも、(fb−
fa)/2の周波数に変換され、得られるスペクトラム
を図7に示す。信号とノッチの底の電力レベル差をスペ
クトラムアナライザで測定することにより、n波の信号
入力時の混変調歪みを測定することができる。なお、合
波する信号源の個数は、電子情報通信学会マイクロ波研
究会資料,MW90−96,pp.122(1990.
10)に示されているように、8個以上で、生じる混変
調歪みの大きさはほぼ一定となることにより、8個以上
であればよい。
【0036】以上、被測定物としてミクサ単体の場合を
例に説明したが、増幅器などを含むダウンコンバータで
あってもよい。また、ミクサがハーモニック形の場合に
は、局発周波数は、本実施例での基本波ミクサの局発周
波数の逓倍次数分の1の周波数とすればよい。また、本
実施例では、ノッチの個数が2の場合について説明した
が、2より多く付けてもよく、例えば、4の場合、周波
数変換後のノッチは2となり、これにより、混変調歪み
の受信周波数特性を測定することもできる。また、信号
はいかなる変調波、または無変調波でもあってもよい。
また、複数の信号源1、及び合波器5の代わりに任意波
形発生装置を用いてもよい。
【0037】以上の実施例1から実施例5に説明したよ
うに、本願発明によって得られる歪み情報を基に、2以
上の信号を共通増幅あるいは周波数変換するRF回路の
制御を行うことができる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1に係わる発明によ
れば、複数の信号源出力を合成し2分配して与えた被測
定物と基準歪み発生器の合成出力において合成出力中の
歪み成分を相殺する手段を設け、その移相量を測定する
歪み特性測定系を構成することにより、簡易な系で歪み
成分の測定ができ、さらに2波の周波数間隔の狭い場合
にも測定が可能な歪み特性測定用RF装置を得ることが
できる。
【0039】また、請求項2に係わる発明によれば、複
数の信号源出力を合成し、2分配して被測定物と基準歪
み発生器に与え、その合成出力中の歪み成分を相殺する
移相量を測定することにより、簡易な系で歪み成分の測
定ができ、さらに2波の周波数間隔の狭い場合にも測定
が可能な歪み特性測定方法を得ることができる。
【0040】また、請求項3に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明による効果に加えて、被測定物と基
準歪み発生器の合成出力中の信号成分が抑圧され、歪み
特性測定が容易な歪み特性測定用RF装置を得ることが
できる。
【0041】また、請求項4に係わる発明によれば、請
求項1に係わる発明による効果に加えて、被測定物と基
準歪み発生器の合成出力中の信号成分が抑圧され、歪み
特性測定が容易な歪み特性測定用RF装置を得ることが
できる。
【0042】また、請求項5に係わる発明によれば、所
定帯域で一定電力レベルのノイズにノイズの帯域に比べ
て十分に狭帯域な、ノイズ電力レベルの低い複数個のノ
ッチを設けたことにより、歪み特性測定用RF装置に用
いて、被測定物であるダウンコンバータの中間周波数が
ノイズあるいはマルチキャリヤ信号の帯域に比べて低い
場合でも、歪み特性の測定が可能なノイズ源を得ること
ができる。
【0043】また、請求項6に係わる発明によれば、複
数のノッチが付いたノイズ源を用いることにより、被測
定物をダウンコンバータとした時、その中間周波数が非
常に低い場合においても雑音電力比(NPR)の測定が
可能な歪み特性測定用RF装置を得ることができる。
【0044】また、請求項7に係わる発明によれば、ノ
イズに複数のノッチをつけて雑音電力比(NPR)の測
定を行うことにより、被測定物をダウンコンバータとし
た時、その中間周波数が非常に低い場合においても雑音
電力比(NPR)の測定が可能な歪み特性測定法が得ら
れる。
【0045】また、請求項8に係わる発明によれば、n
個の等振幅、等周波数間隔の信号の内2つを無入力と
し、混変調歪み特性を測定することにより、被測定物を
ダウンコンバータとした時、その中間周波数が非常に低
い場合においても混変調歪みの測定が可能な歪み特性測
定装置を得ることができる。
【0046】また、請求項9に係わる発明によれば、n
個の等振幅、等周波数間隔の信号の内2つを無入力と
し、混変調歪み特性を測定することにより、被測定物を
ダウンコンバータとした時、その中間周波数が非常に低
い場合においても混変調歪みの測定が可能な歪み特性測
定方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1,2に係わる発明の実施例1を示す構
成ブロック図である。
【図2】歪み特性測定時のスペクトラムを示す図であ
る。
【図3】歪み特性測定時のスペクトラムを示す図であ
る。
【図4】請求項3に係わる発明の実施例2を示す一部の
RF回路図である。
【図5】請求項4に係わる発明の実施例3を示す一部の
RF回路図である。
【図6】請求項5,6,7に係わる発明の実施例4を示
す構成ブロック図である。
【図7】請求項8に係わる発明の実施例5を示す構成ブ
ロック図である。
【図8】従来の歪み特性測定RF装置を示す構成ブロッ
ク図である。
【図9】従来の歪み特性測定RF装置を示す構成ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1,2 信号源 5 合波器 6 2分配器 10 被測定物(増幅器) 11 可変減衰器 15 基準歪み発生器 20,21 ミクサ 25 局発源 26 2分配器 30,31 歪みのみを通過させるフィルタ 35 可変減衰器 36 移相器 37 スイッチ 38 合成器 38a 合成手段 40 ネットワークアナライザ 41 スペクトラムアナライザ 43 90゜ハイブリッド 44 線形増幅器 45 減衰器 46 無反射終端 47 入力端子 48 出力端子 50 ホワイトノイズ源 51 帯域通過フィルタ 52 帯域遮断フィルタ 53 合成手段 55 被測定物(ミクサ) 56 ノイズ源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数個の信号源と、 上記信号源の出力を合波する合波器と、 上記合波出力を2分配する分配器と、 上記分配器の一方の分配出力を入力としその入力電力を
    可変する手段を有する歪み特性を測定する被測定物と、 上記分配器の他方の分配出力を入力し基準となる歪みを
    発生する基準歪み発生器と、 上記被測定物と上記基準歪み発生器の出力を任意の位相
    差、振幅で合成する合成手段と、 上記合成手段出力に接続された周波数選択機能を有する
    受信機と、を備え、 設定した被測定物の入力電力レベルに対して上記合成手
    段出力中の着目する歪み成分が相殺されるように、上記
    被測定物と上記基準歪み発生器出力の位相差と振幅とを
    調整して、その際の移相量を測定することを特徴とする
    歪み特性測定用RF装置。
  2. 【請求項2】 複数個の信号源の出力を合波して後2分
    配し、 一方の分配出力から被測定物の入力電力を可変する手段
    により設定した入力電力レベルを被測定物に与えるとと
    もに他方の分配出力を基準となる歪み成分を発生する基
    準歪み発生器に与え、 上記被測定物の出力と上記基準歪み発生器の出力との合
    成出力における着目する歪み成分が相殺されるように、
    上記合成する2つの出力の位相差と振幅とを調整し、 上記設定した入力電力レベルに対する移相量を測定し、
    被測定物で発生する歪みの位相特性を求めることを特徴
    とする歪み特性測定方法。
  3. 【請求項3】 複数個の信号源と、 上記信号源の出力を合波する合波器と、 上記合波出力を2分配する第1の分配器と、 上記第1の分配器の一方の分配出力を入力としその入力
    電力を可変する手段を有する歪み特性を測定する被測定
    物と、 上記第1の分配器の他方の分配出力を2分配する第2の
    分配器と、 上記第2の分配器の一方の分配出力を入力する基準歪み
    発生器と、 上記基準歪み発生器の出力と該第2の分配器の他方の分
    配出力とを逆相で合成し信号成分を相殺する第1の合成
    手段と、 上記第1の合成手段の出力と上記被測定物の出力とを任
    意の位相差、振幅で合成する第2の合成手段と、 上記第2の合成手段出力に接続された周波数選択機能を
    有する受信機と、を備え、 設定した被測定物の入力電力レベルに対して上記第2の
    合成手段出力中の着目する歪み成分が相殺されるよう
    に、上記被測定物と上記基準歪み発生器出力の位相差と
    振幅とを調整して、その際の移相量を測定することを特
    徴とする歪み特性測定用RF装置。
  4. 【請求項4】 複数個の信号源と、 上記信号源の出力を合波する合波器と、 上記合波出力を2分配する第1の分配器と、 上記第1の分配器の一方の分配出力を出力可変手段を介
    して2分配する第2の分配器と、 上記第2の分配器の一方の分配出力を入力する歪み特性
    を測定する被測定物と、 上記被測定物の出力と該第2の分配器の他方の分配出力
    とを逆相で合成し信号成分を相殺する第1の合成手段
    と、 上記第1の合成手段の出力と上記第1の分配器の他方の
    分配出力とを任意の位相差、振幅で合成する第2の合成
    手段と、 上記第2の合成手段出力に接続された周波数選択機能を
    有する受信機と、を備え、 設定した被測定物の入力電力レベルに対して上記第2の
    合成手段出力中の着目する歪み成分が相殺されるよう
    に、上記被測定物と上記基準歪み発生器出力の位相差と
    振幅とを調整して、その際の移相量を測定することを特
    徴とする歪み特性測定用RF装置。
  5. 【請求項5】 所定帯域で一定電力レベルのノイズを有
    し、且つ上記所定帯域の中心周波数付近で上記ノイズの
    帯域に比べて十分に狭帯域な、ノイズ電力レベルの低い
    ノッチが複数個付けられていることを特徴とするノイズ
    源。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のノイズ源と、 上記ノイズ源出力を入力とする被測定物であるダウンコ
    ンバータと、 上記被測定物であるダウンコンバータの周波数変換後の
    出力端子に接続された周波数選択機能を有する受信機
    と、 を備えて構成したことを特徴とする歪み特性測定用RF
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項5記載のノイズ源出力を被測定物
    であるダウンコンバータの入力とし、 上記被測定物入力のノイズに付けられた複数個のノッチ
    の中央の周波数を局発周波数とした局発信号を上記被測
    定物に与え、 上記被測定物出力において周波数変換されたノイズに付
    けられているノッチとノッチ以外のノイズ電力との差を
    測定し、被測定物で発生する歪みを求めることを特徴と
    する歪み特性測定方法。
  8. 【請求項8】 等周波数間隔で等振幅の8波以上の変調
    信号、もしくは無変調波を発生する信号発生器と、 上記信号発生器出力の8波以上の変調信号、もしくは無
    変調波の中心周波数付近における複数個の波を省いた出
    力波を合波する合波器と、 上記合波器出力を入力とする被測定物であるダウンコン
    バータと、 上記被測定物であるダウンコンバータの局発信号として
    上記被測定物入力波の中心周波数付近における複数個の
    無入力波の中央の周波数を局発周波数とする局発源と、 上記被測定物であるダウンコンバータの周波数変換後の
    出力端子に接続された周波数選択機能を有する受信機
    と、 を備えて構成されたことを特徴とする歪み特性測定用R
    F装置。
  9. 【請求項9】 等周波数間隔で等振幅の8波以上の変調
    信号、もしくは無変調波のうち中心周波数付近における
    複数個の波を省いた出力波を合波して、被測定物である
    ダウンコンバータの入力とし、 上記被測定物入力波の中心周波数付近における複数個の
    無入力波の中央の周波数を局発周波数とする局発信号を
    上記被測定物に与え、 上記被測定物の出力において、周波数変換された等振幅
    の変調信号、もしくは無変調波の振幅と、無入力となっ
    ている周波数帯域に発生する歪みの振幅との差を測定す
    ることを特徴とする歪み特性測定方法。
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