JP5049305B2 - 周波数変換装置 - Google Patents

周波数変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5049305B2
JP5049305B2 JP2009045595A JP2009045595A JP5049305B2 JP 5049305 B2 JP5049305 B2 JP 5049305B2 JP 2009045595 A JP2009045595 A JP 2009045595A JP 2009045595 A JP2009045595 A JP 2009045595A JP 5049305 B2 JP5049305 B2 JP 5049305B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
band
output
local
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009045595A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009246956A (ja
Inventor
匡章 布施
仁志 関谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Anritsu Corp
Original Assignee
Anritsu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Anritsu Corp filed Critical Anritsu Corp
Priority to JP2009045595A priority Critical patent/JP5049305B2/ja
Priority to DE102009040775.8A priority patent/DE102009040775B4/de
Priority to US12/556,085 priority patent/US8300734B2/en
Publication of JP2009246956A publication Critical patent/JP2009246956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5049305B2 publication Critical patent/JP5049305B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D7/00Transference of modulation from one carrier to another, e.g. frequency-changing
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R23/00Arrangements for measuring frequencies; Arrangements for analysing frequency spectra
    • G01R23/16Spectrum analysis; Fourier analysis

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Superheterodyne Receivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Description

本発明は、例えば移動体通信で用いられる高周波で且つ広帯域なアナログ信号の波形解析やスペクトラム解析を、デジタル型解析装置で行う際に用いる周波数変換装置において、広帯域な信号の瞬時パワーによる歪を低減させ、広帯域で且つ高いダイナミックレンジを実現するための技術に関する。
例えば、移動体通信で用いられる無線信号は、数GHz以上の高周波帯でかつ数10MHz以上の広帯域な変調波である。このような高周波帯で且つ広帯域な信号の解析、例えばスペクトラム解析を行うための装置として従来からアナログ方式のスペクトラムアナライザが用いられている。
アナログ方式のスペクトラムアナライザとしては、図15に示すように、測定対象のアナログ信号x(t)をミキサ12に入力してローカル信号発生器11からのローカル信号Lと混合し、そのミキサ12の出力からアナログ信号x(t)とローカル信号Lとの差周波数成分を狭帯域なフィルタに13により抽出する構成とし、ローカル信号Lの周波数を広帯域に掃引して、アナログ信号x(t)に含まれる各周波数成分のレベルを検出するのが一般的である(例えば、次の特許文献1の図7参照)。
特開平2−47563号公報
しかし、測定対象のアナログ信号x(t)が前記したような広帯域な変調波の場合、その尖頭電力対平均電力比が非常に大きくなり、その全ての電力がミキサ12に入力されることになり、ミキサ12の適正な動作範囲を越え、混変調歪を発生させ、測定結果にエラーを生じさせる。
これを防ぐために、通常はミキサ12の前段に減衰器を設けて、入力信号の尖頭電力が適正範囲となるように減衰させているが、この減衰器によって平均電力レベルも低下し、結果的に信号のS/Nが低下して、測定ダイナミックレンジが狭くなるという問題がある。
また、上記問題を解決する方法として、ミキサ12の前段に、帯域が異なる複数のフィルタを選択可能に設け、ミキサ12へのローカル信号Lの周波数に応じて前段のフィルタを選択するフィルタ選択方式や、一つの周波数可変型のフィルタをミキサ12の前段に設け、そのフィルタの周波数をローカル信号の周波数に追従変化させるトラッキング方式がある。
しかし、いずれの方式でもローカル信号Lの掃引により入力信号のスペクトラム情報を得る方式であるため、原理的に実時間測定ができない。
本発明は、上記問題を解決して、高周波帯の広帯域信号の実時間のスペクトラム情報を、デジタル処理しやすいより低い周波数帯へ高いダイナミックレンジで変換する周波数変換装置を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明の請求項1の周波数変換装置は、
アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f〜f+fBW)を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc〜fc)に対して所定中間周波数(f)だけ差のある周波数(fc±f、fc±f、…、fc±f)の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f′〜f′+fBW)のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
前記信号分波部は、
前記分割した各帯域の信号成分のみをそれぞれ通過させる複数(M)のバンドパスフィルタ(22(1)〜22(M))が、その通過帯域が隣接しない同士の組合せで複数(N)のグループに分けられ、
該各グループに属するバンドパスフィルタは、各グループに設けられたサーキュレータ(23(1)〜23(N))の入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに並列的に接続され、さらに、該複数(N)のサーキュレータは、一つのサーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートと、別のサーキュレータの入力ポートとの間が接続されるように縦列接続されており、その初段のサーキュレータの入力ポートに前記変換対象の信号が与えられていることを特徴とする。
また、本発明の請求項2の周波数変換装置は
アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
前記信号分波部は、
サーキュレータ(23′)と、該サーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに接続され、前記所定周波数領域より狭い通過帯域で且つ前記分割した各帯域の少なくとも一つの帯域の信号成分を抽出するバンドパスフィルタ(22′)とで形成され、前記サーキュレータの入力ポートに入力された信号を、前記バンドパスフィルタにより抽出された信号成分と、前記サーキュレータの前記入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートから出力される信号成分とに分ける分波ユニット(24)を有し、
前記分波ユニットを、通過帯域幅が後段に向かうほど狭くなる状態でツリー状に複数段接続し、最終段の各分波ユニットから前記各帯域の信号成分をそれぞれ並列出力するように構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項3の周波数変換装置は
アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
前記周波数変換部は、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換する複数の周波数変換器(27(1)〜27(M))と、
前記複数の周波数変換器によってそれぞれ前記中間周波数帯に変換された信号を、共通のサンプリングクロックによってデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)のA/D変換器(30(1)〜30(M))とにより構成され、
前記各周波数変換器は、
前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
前記複数のミキサの出力を加算合成する合成器(47)とにより構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項4の周波数変換装置は
アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
前記周波数変換部は、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯に変換された信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)の周波数変換器(27(1)′〜27(M)′)により構成され、
前記各周波数変換器は、
前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
前記複数のミキサの出力を、共通のサンプリングクロックによりデジタルの信号列に変換する複数(K)のA/D変換器(48 〜48 )と、
前記複数のA/D変換器の出力を加算合成する合成器(49)とにより構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項5の周波数変換装置は
アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
前記周波数変換部から出力されるデジタルの信号列に生じる位相誤差を補正するための補正係数を予め記憶している補正係数メモリ(36)と、
前記複数のA/D変換器と信号再生部の間に挿入され、前記補正係数メモリに記憶されている補正係数にしたがって、各A/D変換器から出力されるデジタルの信号列に生じる位相誤差を補正して、前記信号再生部に与える補正処理部(37)とを備えたことを特徴とする。
また、本発明の請求項6の周波数変換装置は、請求項記載の周波数変換装置において、
前記ローカル信号発生器が出力する各ローカル信号は、所定の基準信号に位相同期し、且つ該基準信号の整数倍(u 〜u )の周波数に設定されており、
前記補正処理部は、前記各ローカル信号の周波数の前記基準信号の周波数に対する各倍数(u 〜u )の公約数(U)倍の周波数の信号の周期で、位相補正処理を行うことを特徴とする。
また、本発明の請求項7の周波数変換装置は、請求項5または請求項6記載の周波数変換装置において、
前記周波数変換部は、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換する複数の周波数変換器(27(1)〜27(M))と、
前記複数の周波数変換器によってそれぞれ前記中間周波数帯に変換された信号を、共通のサンプリングクロックによってデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)のA/D変換器(30(1)〜30(M))とにより構成され、
前記各周波数変換器は、
前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
前記複数のミキサの出力を加算合成する合成器(47)とにより構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項8の周波数変換装置は、請求項5または請求項6記載の周波数変換装置において、
前記周波数変換部は、
前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯に変換された信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)の周波数変換器(27(1)′〜27(M)′)により構成され、
前記各周波数変換器は、
前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
前記複数のミキサの出力を、共通のサンプリングクロックによりデジタルの信号列に変換する複数(K)のA/D変換器(48 〜48 )と、
前記複数のA/D変換器の出力を加算合成する合成器(49)とにより構成されていることを特徴とする。
また、本発明の請求項9の周波数変換装置は、請求項3〜8のいずれかに記載の周波数変換装置において、
前記信号分波部は、
変換対象の信号を複数(M)に分岐し、該分岐された信号を、前記分割した各帯域の信号成分のみをそれぞれ通過させる複数(M)のバンドパスフィルタ(22(1)〜22(M))にそれぞれ入力し、該各バンドパスフィルタから前記各帯域の信号成分を並列に出力させることを特徴とする。
また、本発明の請求項10の周波数変換装置は、請求項3〜8のいずれかに記載の周波数変換装置において、
前記信号分波部は、
前記分割した各帯域の信号成分のみをそれぞれ通過させる複数(M)のバンドパスフィルタ(22(1)〜22(M))が、その通過帯域が隣接しない同士の組合せで複数(N)のグループに分けられ、
該各グループに属するバンドパスフィルタは、各グループに設けられたサーキュレータ(23(1)〜23(N))の入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに並列的に接続され、さらに、該複数(N)のサーキュレータは、一つのサーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートと、別のサーキュレータの入力ポートとの間が接続されるように縦列接続されており、その初段のサーキュレータの入力ポートに前記変換対象の信号が与えられていることを特徴とする。
さらに本発明の請求項11の周波数変換装置は、請求項3〜8のいずれかに記載の周波数変換装置において、
前記信号分波部は、
サーキュレータ(23′)と、該サーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに接続され、前記所定周波数領域より狭い通過帯域で且つ前記分割した各帯域の少なくとも一つの帯域の信号成分を抽出するバンドパスフィルタ(22′)とで形成され、前記サーキュレータの入力ポートに入力された信号を、前記バンドパスフィルタにより抽出された信号成分と、前記サーキュレータの前記入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートから出力される信号成分とに分ける分波ユニット(24)を有し、
前記分波ユニットを、通過帯域幅が後段に向かうほど狭くなる状態でツリー状に複数段接続し、最終段の各分波ユニットから前記各帯域の信号成分をそれぞれ並列出力するように構成されていることを特徴とする。
このように構成したため、本発明の周波数変換装置は、広帯域な信号が入力された場合であっても、その信号が複数の帯域に分けられてそれぞれ周波数変換処理を受けることになるので、周波数変換器のミキサの飽和による歪の発生が抑制され、高いダイナミックレンジで且つ高S/Nの実時間信号処理が可能となる。
また、信号分波部として、サーキュレータとバンドパスフィルタを用いたものでは、帯域が隣接あるいは重複するフィルタ同士の影響を低減し、フィルタの設計が容易になり、周波数可変型のフィルタにも対応しやすくなる。
また、周波数変換部を構成するアナログ型の各周波数変換器として、一つの帯域についての入力信号を同相分岐して複数のミキサに入力して同相のローカル信号で周波数変換処理を行い、その出力を合成する構成のものでは、ミキサへの過大入力がさらに軽減され、それによって高調波歪や相互変調歪がさらに抑制される。また、信号成分については同相加算されるのでミキサの個数倍に増加するのに対し、ミキサによって発生するランダム性のノイズ成分は、ミキサの個数の平方根分しか増加しないので、S/N比が改善される。
また、上記周波数変換器の各ミキサの出力をそれぞれA/D変換器によってデジタル信号列に変換してから加算合成する構成のものでは、上記ミキサへの過大入力の防止、S/N比の改善効果の他に、A/D変換器への過大入力も抑制することができ、さらにダイナミックレンジが広くなる。
また、複数に分割した帯域毎に周波数変換とA/D変換処理を行っていることによる帯域毎の位相ずれを、補正処理部において補正してから所望帯域への信号再生処理を行っているので、元の信号の位相情報を正確に再現することができ、デジタル変調信号の再生処理も正確に行うことができる。
本発明の実施形態の構成を示す図 実施形態の動作を説明するための図 実施形態の要部の構成図 実施形態の校正方法を説明するための図 実施形態の補正処理で得られた結果の一例を示す図 実施形態の要部の構成図 信号分波部の別の構成例を示す図 図7の各バンドパスフィルタの通過帯域を示す図 信号分波部の別の構成例を示す図 図9の各バンドパスフィルタの通過帯域を示す図 信号分波部の別の構成例を示す図 図11の各バンドパスフィルタの通過帯域を示す図 周波数変換部の周波数変換器の別の構成例を示す図 周波数変換部の周波数変換器の別の構成例を示す図 従来装置の構成図
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を適用した周波数変換装置20の構成を示している。
この周波数変換装置20は、移動帯通信で用いられるOFDM方式のような数GHzの高周波帯の数10MHzにおよぶ広帯域なアナログ信号を、デジタル信号処理が行えるより低い周波数帯(例えば数100MHz)に変換するためのものであり、アナログの変換対象の入力信号x(t)は信号分波部21に入力される。
信号分波部21は、アナログの変換対象の信号x(t)が存在する所定周波数領域f〜f+fBWを複数Mの帯域に分割し、その分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力するものであり、この実施形態では、入力信号x(t)が複数Mに並列分岐されて、複数Mのバンドパスフィルタ22(1)〜22(M)にそれぞれ入力される。
複数Mのバンドパスフィルタ22(1)〜22(M)は、図2の(a)に示すように、変換対象の信号が存在する可能性のある所定周波数領域f〜f+fBW(例えばf=2GHz、fBW=100MHz)を、M個の等しい周波数幅f=fBW/M(例えばM=10の場合、100/10=10MHz)の帯域に分割し、分割した各帯域の信号x(t)〜x(t)をそれぞれ選択的に抽出して、後述の周波数変換部26の複数Mの周波数変換器27(1)〜27(M)にそれぞれ入力させる。
ここで、バンドパスフィルタ22(1)〜22(M)の中心周波数をfc〜fcとすると、上記関係から各バンドパスフィルタ22(1)〜22(M)の通過帯域は、それぞれ、fc±f/2、fc±f/2、…、fc±f/2となる。
一方、周波数変換部26は、信号分波部21から出力される各帯域の信号x(t)〜x(t)と、その各帯域の信号に対応したローカル信号発生器25(1)〜25(M)から出力されたローカル信号L〜Lとをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を中間周波数fc〜fcを中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、それらの中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力するものである。
ここで、周波数変換部26は、複数の周波数変換器27(1)〜27(M)とA/D変換器30(1)〜30(M)により構成されている。
周波数変換器27(1)〜27(M)には、各バンドパスフィルタ22(1)〜22(M)を通過する信号にそれぞれ対応して設けられたローカル信号発生器25(1)〜25(M)で発生したローカル信号L〜Lがそれぞれ入力される。
ローカル信号発生器25(1)〜25(M)は、周波数frの共通の基準信号Rを用いた位相同期ループ(PLL)回路で構成されており、ローカル信号L〜Lは、各バンドパスフィルタ22(1)〜22(M)の中心周波数fc〜fcに対して、所定の中間周波数f(例えばf=50MHz)だけ差のある周波数fL1〜fLM(fL1=fc+f、fL2=fc+f、…、fLM=fc+f、または、fL1=fc−f、fL2=fc−f、…、fLM=fc−f)に正確に設定されている。なお、中間周波数fは、前記所定周波数領域の下限周波数fより低い周波数である。
各周波数変換器27(1)〜27(M)は、例えば図3のように、ミキサ27aとバンドパスフィルタ27bにより構成されており、各ハンドパスフィルタ22(1)〜22(M)の出力信号x(t)〜x(t)と、そのバンドパスフィルタに対応したローカル信号発生器25(1)〜25(M)から出力されたローカル信号L〜Lとをそれぞれのミキサ27aで混合し、その混合成分から差の周波数成分、即ち、図2の(b)のように、中間周波数fを中心とする中間周波数帯f±f/2の成分をバンドパスフィルタ27bにより抽出して、各信号x(t)〜x(t)を中間周波数帯f±f/2の信号y(t)〜y(t)にそれぞれ変換する。
各周波数変換器27(1)〜27(M)から出力される信号y(t)〜y(t)は、それぞれA/D変換器30(1)〜30(M)に入力され、クロック発生器28から出力された共通のクロック信号Csによってサンプリングされてデジタルの信号列Y(k)〜Y(k)にそれぞれ変換される。このクロック信号Csも、前記した基準信号Rに位相同期した周波数fs(=p・fr)の信号である(pは整数)。
ここで、各信号を数式で表す。各バンドパスフィルタ22(1)〜22(M)の出力信号x(t)〜x(t)を、そのフィルタの中心周波数の信号として次のように表す。ただし、θ〜θは、各信号の初期位相である。
(t)=sin (2πfc・t+θ
(t)=sin (2πfc・t+θ
……
(t)=sin (2πfc・t+θ
また、各ローカル信号L〜Lとを次のように表す。ただし、φ〜φは、各ローカル信号の初期位相である。
=sin (2πfL1・t+φ
=sin (2πfL2・t+φ
……
=sin (2πfLM・t+φ
上記各信号x(t)〜x(t)と各ローカル信号L〜Lに対して各周波数変換器27(1)〜27(M)から出力される信号y(t)〜y(t)は、以下のように表される。ただし、αは、周波数変換器27(1)〜27(M)の変換係数で定まる値である。
(t)=α・cos (2πft+θ−φ
(t)=α・cos (2πft+θ−φ
……
(t)=α・cos (2πft+θ−φ
よって各A/D変換器30(1)〜30(M)から出力される信号列Y(k)〜Y(k)は、次のように表される。ただし、ΔtはA/D変換器のサンプリング周期であり、kはサンプリング順を示す数0、1、2、…である。
(k)=α・cos (2πfkΔt+θ−φ
(k)=α・cos (2πfkΔt+θ−φ
……
(k)=α・cos (2πfkΔt+θ−φ
このデジタルの信号列Y(k)〜Y(k)は全て中間周波数fを中心とする幅fの中間周波数帯に変換されているが、これを元の周波数差の関係を保った状態でデジタル処理が可能な所望周波数帯(f′〜f′+fBW)へ変換する(例えばf′=150MHz)ことを考える。
この周波数変換処理は、信号列Y(k)については、f′+(f/2)−fに相当する周波数のシフトを行い、信号列Y(k)については、f′+(3f/2)−fに相当する周波数のシフトを行い、信号列Y(k)については、f′+(5f/2)−fに相当する周波数のシフトを行うことで実現でき、これはデジタル型の直交変調技術で実現可能である。
ただし、単純に周波数のシフト処理を行った場合、上記各信号列Y(k)〜Y(k)に含まれる初期位相項(θ−φ)、(θ−φ)、…、(θ−φ)がそのまま変換されてしまう。
つまり、元の信号の初期位相の情報θの他にローカル信号の初期位相の情報φが含まれている。各ローカル信号の初期位相の情報φが全て等しい(φ=φ=…=φ)場合には、元の信号の位相関係は保持されるが、位相は周波数に依存するのでローカル信号の周波数を任意に設定した場合にはローカル信号の初期位相を一致させることは困難である。
また、上記構成のように入力信号を複数の経路に分けて周波数変換処理する構成の場合、各フィルタの特性差、信号の長さの違い等により、帯域間の位相差が生じる。
そこで、この実施形態では、全てのローカル信号の周波数fL1〜fLMを前記したように、基準信号Rの整数倍の周波数に同期させ、整数u〜uに対して次の式が成り立つようにしている。
L1=u・fr
L2=u・fr
……
LM=u・fr
したがって、各ローカル信号の位相関係は、整数u〜uの公約数Uに基準信号Rの周波数を乗じた周波数の周期で繰り返されることになる。例えば、基準信号Rの周波数frを1Mzとし、M=10とすると、次のようになる。
L1=1890MHz u=1890
L2=1910MHz u=1910
……
L9=2050MHz u=2050
L10=2070MHz u10=2070
この場合の最大公約数Uは10であるから、10×1MHZの周期0.1μS毎に同一の位相関係が繰り返されることになる。
したがって、基準信号Rに位相同期した上記周期の信号を補正タイミング用信号として生成し、その信号の例えば立ち上がりタイミングにおける各信号列の情報に基づいてローカル信号の位相差の情報を求め、それを補正処理することで、前記したローカル信号の初期位相差や信号経路の差等の影響を受けない状態で、元の信号の周波数変換処理が行える。
上記処理を行うために、実施形態の周波数変換装置20は、前記した補正タイミング信号Hを出力する補正タイミング信号発生器29、補正情報算出部35、補正係数メモリ36、補正処理部37を有している。
また、補正情報の算出処理に必要な校正用信号発生器40を有しており、補正情報を求める際に、校正用信号Caを、スイッチ41を介して入力できる構成となっている。
なお、ここでは、補正情報算出部35と校正用信号発生器40を用いているが、周波数変換装置20としては、補正情報算出部35と校正用信号発生器40を別の構成としてもよい。
補正情報算出部35は、校正用信号Caを入力したときの各A/D変換器30(1)〜30(M)から出力される信号列に基づいて、各周波数変換器27(1)〜27(M)から出力される信号の位相補正に必要な補正係数を算出する。
例えば、校正用信号発生器40から、図4のように、帯域が隣り合う2つのバンドパスフィルタ22(1)、22(2)の帯域の境界周波数fCA1の校正用信号Caを入力する。
この状態では、2つのバンドパスフィルタ22(1)、22(2)に対応するA/D変換器30(1)、30(2)から出力される信号列Y(k)、Y(k)は理想的には等しいはずであるが、実際には、上記のローカル信号の位相差、信号路の長さのバラツキ、A/D変換器の特性差等により、位相差が生じる。
なお、入力信号を複数のバンドパスフィルタ22(1)〜22(M)に分けて周波数変換処理を行っているので、実際には信号経路間の利得差による振幅差も生じるが、これは予め単信号、あるいはレベルが既知の異なる周波数の複数の信号を合成して得られた信号を入力してその振幅情報から各信号経路間の利得差を求めることができ、その情報に基づいて補正することができる。この利得補正も以下の補正処理に含めてもよいが、ここでは振幅については等しいものとし、位相補正処理に関して説明する。
補正情報算出部35は、信号列Y(k)、Y(k)を受け、Y(k)に対するY(k)の位相差Δψ21を検出する。
(k)=α・cos {2π(fCA1−fL1)kΔt
+θCA1−φ
(k)=α・cos {2π(fCA1−fL2)kΔt
+θCA2−φ−Δψ21
上記2つの信号列の位相差Δψ21は、前記したローカル信号の関係が繰り返されるタイミング、即ち補正タイミング信号Hの立ち上がりタイミングにおいて定常的に検出することができる。
位相差Δψ21は、数式で表すと、
Δψ21=θCA2−θCA1+φ−φ
となる。
上記処理を、次の隣り合う2つのバンドパスフィルタ22(2)、22(3)に対しても行い、信号列Y(k)に対するY(k)の位相差Δψ32を検出する。
以下、同様の処理を行うことで、隣り合う帯域間の位相差Δψ21、Δψ32、…、Δψ(M−1)Mが得られる。
図5は上記処理によって得られる位相差の変化の特性Fを示すものであり、全体的には隣り合う帯域間の位相差が累積されることになり、理論特性Gに対する特性Fの誤差を補正することで、元の信号の位相情報を変えることなく所望の周波数帯への変換が可能となる。
補正情報算出部35は、上記処理で求めた位相差の情報と理論特性との差を小さくするための特性を有するデジタルフィルタ(例えばFIRフィルタ)の係数を補正係数として算出し、前記した補正係数メモリ36に記憶させる。なお、この補正係数は、別に設けた補正情報算出部や校正用信号発生器を用いて、装置の製造時や出荷時に求め、補正係数メモリ36に登録してもよい。
なお、上記処理では、隣り合う帯域の境界周波数の単一の校正用信号を用いて位相差の情報を得ていたが、固定の周波数差Δfをもち且つ互いの位相関係が既知の2つの校正用信号を同時に入力して、この2信号に対して得られた信号列Y(k)の位相差を検出し、その位相差が元の2信号の位相差に等しくなるための補正係数を求めてもよい。
補正処理部37は、帯域毎に設けたデジタルフィルタにより構成されており、補正係数メモリ36に記憶されている補正係数にしたがって各信号列Y(k)〜Y(k)に対する補正処理を行い、元の信号の位相関係を維持した信号列Y(k)′〜Y(k)′を信号再生部50に出力する。なお、前記した利得補正を行う場合には、このデジタルフィルタに利得補正情報も含めればよい。
信号再生部50は、補正された各信号列Y(k)′〜Y(k)′をそれぞれ直交型の周波数変換器51(1)〜51(M)に入力してその出力を合成器52で加算合成することで、元の信号x(t)を、その相対的な周波数差を保持したままで、デジタル処理が可能な所望の周波数領域(f′〜f′+fBW)へ変換する(例えばf′=150MHz)。
各直交型の周波数変換器51(1)〜51(M)は、例えば図6のように、入力信号Y(k)′を移相器51aにより直交成分I、Qに分けてミキサ51b、51cに入力し、変換する帯域にそれぞれ対応した周波数f′で互いに90度の位相差を有するローカル信号La、Lbを入力して乗算処理を行い、その乗算結果から所望帯域の信号をフィルタ51d、51eにより抽出して合成器51fで加算合成する。
これらの周波数変換器51(1)〜51(M)から出力された信号Z(k)〜Z(k)は合成器52で合成されて、図2の(c)に示しているように、元の信号x(t)の各周波数成分がその位相関係を正確に保持した状態で所望周波数帯(f′〜f′+fBW)へ変換されたデジタル信号列X(k)となる。
このように、実施形態の周波数変換装置20では、広帯域な信号x(t)が入力された場合であっても、その信号が信号分波部21の複数のバンドパスフィルタによって帯域分割されてそれぞれ周波数変換処理を受けることになるので、周波数変換器のミキサの飽和による歪の発生が抑制され、高いダイナミックレンジで且つ高S/Nの実時間信号処理が可能となる。
また、信号分波部21で複数のパンドパスフィルタを用いてその帯域毎に周波数変換とA/D変換処理を行っていることによる帯域毎の位相ずれを、補正処理部において補正してから所望帯域への信号再生処理を行っているので、元の信号の位相情報を正確に再現することができ、デジタル変調信号の再生処理も正確に行うことができる。
なお、前記実施形態の信号分波部21では、分割された各帯域の幅を等しくすることで、各帯域についての周波数変換後の信号に対するA/D変換処理を等しい周波数領域で行うことができ、その特性合わせが容易となるようにしていたが、分割された各帯域の幅は、必ずしも等しく設定する必要はなく、例えば周波数が高い程、帯域幅を広くすればフィルタの製造が容易となる。
また、前記実施形態の信号分波部21では、アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域f〜f+fBWを複数Mの帯域に分割し、その分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する構成として、入力信号をM系列に並列分岐してそれぞれの帯域の信号を通過させるM個のバンドパスフィルタ22(1)〜22(M)に入力していたが、信号分波部21の構成としては、上記構成の他に、例えば図7のように、サーキュレータとバンドパスフィルタとの組合せにより構成することもできる。
図7に示す信号分波部21は、M=8の例であり、前記同様のバンドパスフィルタ22(1)〜22(8)と、N個(この場合N=2)のサーキュレータ23(1)、23(2)により構成されている。
ここでバンドパスフィルタ22(1)〜22(8)は、その通過帯域が隣接しない同士の組合せで複数(N=2)のグループに分けられている。
即ち、この例では、通過帯域が低い方から数えて奇数番目のバンドパスフィルタ22(1)、22(3)、22(5)、22(7)の組合せの第1グループと、偶数番目のバンドパスフィルタ22(2)、22(4)、22(6)、22(8)の組合せの第2グループに別れる。図8はグルーブ毎の通過帯域を示すものであり、同じグルーブに属するフィルタの通過帯域はそれぞれ離間している。
サーキュレータ23(1)、23(2)は、所定周波数領域f〜f+fBWの信号を低損失に通過させる特性を有しており、入力ポート(内部に示した矢印の基部に位置するポート)から入力された信号は、その入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1の入出力ポート(内部に示した矢印の中間部に位置するポート)へ向かって伝搬され出力される。また、この第1の入出力ポートから入力された信号は、入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2の入出力ポート(内部に示した矢印の先端部に位置するポート)へ向かって伝搬され出力される。
そして、サーキュレータ23(1)の第1入出力ポートには前記第1グルーブのバンドパスフィルタ22(1)、22(3)、22(5)、22(7)が並列に接続され、サーキュレータ23(2)の第1入出力ポートには前記第2グルーブのバンドパスフィルタ22(2)、22(4)、22(6)、22(8)が並列に接続され、さらに、二つのサーキュレータ23(1)、23(2)は、一つのサーキュレータ23(1)の第2の入出力ポートと、別のサーキュレータ23(2)の入力ポートとの間が接続されるように縦列接続されており、その初段のサーキュレータ23(1)の入力ポートに変換対象の信号x(t)が与えられている。
このようなサーキュレータを介して複数のフィルタを接続する構成の場合、入力信号x(t)は、サーキュレータ23(1)の第1入出力ポートから第1グルーブの各バンドパスフィルタに入力され、信号x(t)のうち、第1グループの各バンドパスフィルタの帯域成分がそれぞれのフィルタを通過する。
一方、信号x(t)のうち、第1グループの各バンドパスフィルタを通過できない周波数成分は、インピーダンス不整合により全反射されてサーキュレータ23(1)の第1入出力ポートに入力される。
したがって、この第1グループの各バンドパスフィルタを通過できない周波数成分は、サーキュレータ23(1)の第2入出力ポートから出力され、次段のサーキュレータ23(2)の入力ポートに入力され、その第2入出力ポートから第2グルーブの各バンドパスフィルタに入力され、それらの各バンドパスフィルタを通過することになる。
なお、最終段のサーキュレータ23(2)の第2入出力ポートはサーキュレータの特性インピーダンスに対応した抵抗Rで終端されており、サーキュレータを通過でき、且つ周波数領域f〜f+fBWに含まれない不要信号成分はこの抵抗Rで終端される。
上記例はN=2の場合であったが、例えばM=16の場合、N=2とすれば、第1グループは、通過帯域を周波数順にみて奇数番目の8個(=M/N)のバンドパスフィルタ22(1)〜22(15)となり、第2グループは、偶数番目の8つのバンドパスフィルタ22(2)〜22(16)となり、これらを前記同様に2段接続した2つのサーキュレータ23(1)、23(2)の第1入出力ポートに並列接続すればよい。
また、例えばM=16の場合、N=4とすれば、第1グループは、通過帯域が隣接しない4つのバンドパスフィルタ22(1)、22(5)、22(9)、22(13)となり、第2グループは、通過帯域が隣接しない4つのバンドパスフィルタ22(2)、22(6)、22(10)、22(14)となり、第3グループは、通過帯域が隣接しない4つのバンドパスフィルタ22(3)、22(7)、22(11)、22(15)となり、第4グループは、通過帯域が隣接しない4つのバンドパスフィルタ22(4)、22(8)、22(12)、22(16)となる。そして、これらの各グループのフィルタを前記同様に4段接続したサーキュレータ23(1)〜23(4)の第1入出力ポートに並列接続すればよい。
上記構成の整数M、Nは任意であり、最小構成単位は、M=N=2の場合であって、二つのバンドパスフィルタ22(1)、22(2)の一方がサーキュレータ23(1)の第1入出力ポートに接続され、他方がサーキュレータ23(2)の第1入出力ポートに接続される構造となる。
このように、互いに通過帯域が隣接しないハンドパスフィルタをサーキュレータにより分離した構造の信号分波部21では、通過帯域が隣接するフィルタ同士の通過帯域の境界部分の特性が互いに影響し合うことによる設計の困難性を排除することができ、しかも、各バンドパスフィルタを周波数可変型にする場合でも容易に設計できる。
サーキュレータとバンドパスフィルタを用いた信号分波部21としては、図9の構成例も可能であり、この図9の構成の場合、通過帯域が重複するフィルタ同士の特性が互いに影響し合うことによる設計の困難性を排除することができる。
この構成例は、サーキュレータ23′と、その第1入出力ポートに接続され、前記所定周波数領域より狭い通過帯域で且つ前記分割した各帯域の少なくとも一つの帯域の信号成分を抽出する一つのバンドパスフィルタ22′とで構成され、サーキュレータ23′の入力ポートに入力された信号を、バンドパスフィルタ22′を通過する信号成分と、そのバンドパスフィルタ22′を通過できずに反射されてサーキュレータ23′の第2入出力ポートから出力される信号成分とに分ける分波ユニット24を、ツリー状に複数段接続するとともに、各分波ユニットの通過帯域を後段に向かうほど狭めていくことにより、最終段の各分波ユニットから前記各帯域の信号成分をそれぞれ並列出力するように構成されている。なお、図9の構成例は前記同様にM=8の例を示している。
初段の分波ユニット24(1)のサーキュレータ23(1)′の入力ポートに入力された信号x(t)は、第1入出力ポートからバンドパスフィルタ22(1)′に入力される。このバンドパスフィルタ22(1)′の通過帯域は、前記所定周波数領域の例えば半分f+(fBW/2)〜f+fBWとなっており、その帯域の周波数成分はこのバンドパスフィルタ22(1)′を通過して後段の分波ユニット24(2)に入力される。またバンドパスフィルタ22(1)′を通過できなかったf〜f+(fBW/2)の周波数成分は、サーキュレータ23(1)′の第2入出力ポートからサーキュレータ23(0)を介して後段の分波ユニット24(3)に入力される。
分波ユニット24(2)は、サーキュレータ23(2)′とバンドパスフィルタ22(2)′により構成され、入力されたf+(fBW/2)〜f+fBWの周波数成分のうちの例えば半分の帯域f+(3fBW/4)〜f+fBWの周波数成分をバンドパスフィルタ22(2)′により抽出して最終段の分波ユニット24(4)に入力し、そのバンドパスフィルタ22(2)′を通過できないf+(fBW/2)〜f+(3fBW/4)の周波数成分を最終段の分波ユニット24(5)に入力する。
一方、分波ユニット24(3)は、サーキュレータ23(3)′とバンドパスフィルタ22(3)′により構成され、入力されたf〜f+(fBW/2)の周波数成分のうちの例えば半分の帯域f+(fBW/4)〜f+(fBW/2)の周波数成分をバンドパスフィルタ22(3)′により抽出して最終段分波ユニット24(6)に入力し、そのバンドパスフィルタ22(3)′を通過できないf〜f+(fBW/4)の周波数成分を最終段の分波ユニット24(7)に入力する。
最終段の分波ユニット24(4)は、入力されたf+(3fBW/4)〜f+fBWの周波数成分のうちの例えば半分の帯域f+(7fBW/8)〜f+fBWの周波数成分をバンドパスフィルタ22(4)′により抽出して出力し、バンドパスフィルタ22(4)′を通過できないf+(3fBW/4)〜f+(7fBW/8)の周波数成分をサーキュレータ23(4)′の第2入出力ポートから出力する。
また、分波ユニット24(5)は、入力されたf+(fBW/2)〜f+(3fBW/4)の周波数成分のうちの例えば半分の帯域f+(5fBW/8)〜f+(3fBW/4)の周波数成分をバンドパスフィルタ22(5)′により抽出して出力し、バンドパスフィルタ22(5)′を通過できないf+(fBW/2)〜f+(5fBW/8)の周波数成分をサーキュレータ23(5)′の第2入出力ポートから出力する。
また、分波ユニット24(6)は、入力されたf+(fBW/4)〜f+(fBW/2)の周波数成分のうちの例えば半分の帯域f+(3fBW/8)〜f+(fBW/2)の周波数成分をバンドパスフィルタ22(6)′により抽出して出力し、バンドパスフィルタ22(6)′を通過できないf+(fBW/4)〜f+(3fBW/8)の周波数成分をサーキュレータ23(6)′の第2入出力ポートから出力する。
さらに、分波ユニット24(7)は、入力されたf〜f+(fBW/4)の周波数成分のうちの例えば半分の帯域f+(fBW/8)〜f+(fBW/4)の周波数成分をバンドパスフィルタ22(7)′により抽出して出力し、バンドパスフィルタ22(7)′を通過できないf〜f+(fBW/8)の周波数成分をサーキュレータ23(7)′の第2入出力ポートから出力する。
なお、サーキュレータ23(0)の第2入出力ポートはサーキュレータの特性インピーダンスに対応した抵抗Rで終端されており、サーキュレータを通過でき、且つ周波数領域f〜f+fBWに含まれない不要信号成分はこの抵抗Rで終端される。
この構成の信号分波部21においては、図10に示すように、前段(図で上段側)の分波ユニットのフィルタ通過帯域の一部に、後段(図で下段側)の分波ユニットのフィルタ通過帯域が重複することになるが、その間にサーキュレータが存在しているので、その帯域が重複するフィルタ間の相互の影響は小さく、それらの設計が容易となる。
なお、上記構成例で例えばM=16に対応させる場合には、図9の最終段の4つの分波ユニットの各出力にそれぞれ分波ユニットを設けて、さらに帯域を細分化すればよい。つまり、必要な帯域数Mに対して(M−1)の分波ユニットを用いることで対応できる。
前記したように、上記のようなサーキュレータを用いた信号分波部ではバンドパスフィルタの通過帯域を可変して、変換対象信号の周波数領域を可変することができるが、この周波数領域の可変は、バンドパスフィルタの数を増加させ、それをスイッチで選択することで実現することもできる。
図11はその一例を示すものであり、変換対象信号の周波数領域を3バンドに可変でき、且つ各バンド内を4つの帯域に分割した場合の構成を示している。
この場合、バンド1を4分割するバンドパスフィルタ22(1,1)〜22(1,4)のうちの帯域が隣接しない同士の組合せ、即ち、バンドパスフィルタ22(1,1)、22(1,3)の組とバンドパスフィルタ22(1,2)、22(1,4)の組に分けている。他のバンドについても同様に分け、各バンドについての一方の組をなすフィルタ群をサーキュレータ23(1)の第1入出力ポートに接続し、他方の組をなすフィルタ群をサーキュレータ23(2)の第1入出力ポートに接続している。そして、スイッチ60により、所望バンド(i)のフィルタの出力x(i,1)〜x(i,4)を選択的に出力する。
図12は、この構成の信号分波部21の第1グルーブと第2グループの通過帯域とスイッチ選択の関係を示す図であり、この場合も、第1グループと第2グループのフィルタは互いに帯域が離間しているので、並列接続されたフィルタ同士の影響は少なく、それによる特性の乱れが僅少であるため、フィルタ設計が容易となる。
また、上記実施形態では、周波数変換部26の周波数変換器27(1)〜27(M)として、図3にミキサ27aとバンドパスフィルタ27bの構成例を示したが、この周波数変換器27としては、図13のような構成例も採用できる(一つの周波数変換器27(i)についてのみを示すが他も同一構成とする)。
この周波数変換器27(i)は、前記各帯域の信号をそれぞれ複数K(この例ではK=4)に同相分岐する入力信号同相分配器44と、ローカル信号Liを複数Kに同相分岐するローカル信号同相分配器45と、入力信号同相分配器44によって同相分岐された信号x(i,1)〜x(i,K)と、ローカル信号同相分配器45によって同相分岐されたローカル信号L(i,1)〜L(i,K)とをそれぞれ受けて混合する複数Kのミキサ46〜46と、これら複数のミキサ46〜46の出力を加算合成する合成器47とにより構成されており、この周波数変換器27(i)の出力yiが対応するA/D変換器30(i)によってデジタル信号列にYiに変換される。
このように、一つの帯域の信号を複数Kのミキサに分配入力することで、個々のミキサへの過大入力を防止することができ、過大入力によって生じる高調波歪や相互変調歪を低減することができる。
また、信号成分については同相で相関があるので、それらを加算合成した場合ミキサの個数K倍の出力が得られるのに対し、ミキサで生じるノイズ成分は非相関であるのでこれを加算合成するとノイズ自体は√K倍しか増加しない。つまりK=4の場合、S/N比は約6dB改善されることになる。
上記した周波数変換部26は、アナログ型の各周波数変換器27の出力をそれぞれA/D変換器30によってデジタル値に変換しているが、図14に示す周波数変換器27(i)′のように、各ミキサ46〜46の出力をそれぞれA/D変換器48〜48に入力し、共通のサンプリングクロックCsによってデジタル信号列Y(i,1)〜Y(i,K)に変換してから、デジタル型の合成器49(数値加算器)により加算合成して、デジタル信号列Yiを得ることもできる。この場合、周波数変換部26は、複数の周波数変換器27(1)′〜27(M)′のみで構成され、前記したA/D変換器30(1)〜30(M)は不要となる。
この構成の場合には、ミキサへの過大入力の防止効果やS/N比の改善効果だけでなく各A/D変換器48〜48に対する過大入力も防止できる。
20……周波数変換装置、22(1)〜22(M)……バンドパスフィルタ、22(1)′〜22(7)′……バンドパスフィルタ、23(1)、23(2)、23(1)′〜23(7)′……サーキュレータ、25(1)〜25(M)……ローカル信号発生器、27(1)〜27(M)、27(1)′〜27(M)′……周波数変換器、28……クロック信号発生器、29……補正タイミング信号発生器、30(1)〜30(M)……A/D変換器、35……補正情報算出部、36……補正係数メモリ、37……補正処理部、40……校正用信号発生器、41……スイッチ、44……入力信号同相分配器、45……ローカル信号同相分配器、46……ミキサ、47……合成器、48……A/D変換器、49……合成器、50……信号再生部、51(1)〜51(M)……周波数変換器、52……合成器、60……スイッチ

Claims (11)

  1. アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f〜f+fBW)を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc〜fc)に対して所定中間周波数(f)だけ差のある周波数(fc±f、fc±f、…、fc±f)の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
    前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f′〜f′+fBW)のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
    前記信号分波部は、
    前記分割した各帯域の信号成分のみをそれぞれ通過させる複数(M)のバンドパスフィルタ(22(1)〜22(M))が、その通過帯域が隣接しない同士の組合せで複数(N)のグループに分けられ、
    該各グループに属するバンドパスフィルタは、各グループに設けられたサーキュレータ(23(1)〜23(N))の入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに並列的に接続され、さらに、該複数(N)のサーキュレータは、一つのサーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートと、別のサーキュレータの入力ポートとの間が接続されるように縦列接続されており、その初段のサーキュレータの入力ポートに前記変換対象の信号が与えられていることを特徴とする周波数変換装置。
  2. アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
    前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
    前記信号分波部は、
    サーキュレータ(23′)と、該サーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに接続され、前記所定周波数領域より狭い通過帯域で且つ前記分割した各帯域の少なくとも一つの帯域の信号成分を抽出するバンドパスフィルタ(22′)とで形成され、前記サーキュレータの入力ポートに入力された信号を、前記バンドパスフィルタにより抽出された信号成分と、前記サーキュレータの前記入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートから出力される信号成分とに分ける分波ユニット(24)を有し、
    前記分波ユニットを、通過帯域幅が後段に向かうほど狭くなる状態でツリー状に複数段接続し、最終段の各分波ユニットから前記各帯域の信号成分をそれぞれ並列出力するように構成されていることを特徴とする周波数変換装置。
  3. アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
    前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
    前記周波数変換部は、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換する複数の周波数変換器(27(1)〜27(M))と、
    前記複数の周波数変換器によってそれぞれ前記中間周波数帯に変換された信号を、共通のサンプリングクロックによってデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)のA/D変換器(30(1)〜30(M))とにより構成され、
    前記各周波数変換器は、
    前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
    前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
    前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
    前記複数のミキサの出力を加算合成する合成器(47)とにより構成されていることを特徴とする周波数変換装置。
  4. アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
    前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
    前記周波数変換部は、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯に変換された信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)の周波数変換器(27(1)′〜27(M)′)により構成され、
    前記各周波数変換器は、
    前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
    前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
    前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
    前記複数のミキサの出力を、共通のサンプリングクロックによりデジタルの信号列に変換する複数(K)のA/D変換器(48 〜48 )と、
    前記複数のA/D変換器の出力を加算合成する合成器(49)とにより構成されていることを特徴とする周波数変換装置。
  5. アナログの変換対象の信号が存在する所定周波数領域(f 〜f +f BW )を複数(M)の帯域に分割し、該分割した各帯域の信号成分を抽出して並列的に出力する信号分波部(21)と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号にそれぞれ対応して設けられ、該各帯域の中心周波数(fc 〜fc )に対して所定中間周波数(f )だけ差のある周波数(fc ±f 、fc ±f 、…、fc ±f )の複数(M)のローカル信号をそれぞれ出力する複数(M)のローカル信号発生器(25(1)〜25(M))と、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯の信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する周波数変換部(26)と、
    前記周波数変換部から出力されたデジタルの各信号列に対する周波数変換処理を行い、該周波数変換処理された信号列を合成して、前記所定周波数領域に含まれる信号を、該所定周波数領域と等しい幅の周波数領域(f ′〜f ′+f BW )のデジタルの信号として再生する信号再生部(50)とを備えた周波数変換装置であって、
    前記周波数変換部から出力されるデジタルの信号列に生じる位相誤差を補正するための補正係数を予め記憶している補正係数メモリ(36)と、
    前記複数のA/D変換器と信号再生部の間に挿入され、前記補正係数メモリに記憶されている補正係数にしたがって、各A/D変換器から出力されるデジタルの信号列に生じる位相誤差を補正して、前記信号再生部に与える補正処理部(37)とを備えたことを特徴とする周波数変換装置。
  6. 前記ローカル信号発生器が出力する各ローカル信号は、所定の基準信号に位相同期し、且つ該基準信号の整数倍(u 〜u )の周波数に設定されており、
    前記補正処理部は、前記各ローカル信号の周波数の前記基準信号の周波数に対する各倍数(u 〜u )の公約数(U)倍の周波数の信号の周期で、位相補正処理を行うことを特徴とする請求項記載の周波数変換装置。
  7. 前記周波数変換部は、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換する複数の周波数変換器(27(1)〜27(M))と、
    前記複数の周波数変換器によってそれぞれ前記中間周波数帯に変換された信号を、共通のサンプリングクロックによってデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)のA/D変換器(30(1)〜30(M))とにより構成され、
    前記各周波数変換器は、
    前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
    前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
    前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
    前記複数のミキサの出力を加算合成する合成器(47)とにより構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の周波数変換装置。
  8. 前記周波数変換部は、
    前記信号分波部から出力される前記各帯域の信号と、該各帯域の信号に対応した前記ローカル信号発生器から出力されたローカル信号とをそれぞれ混合し、当該帯域の信号を前記中間周波数を中心とする中間周波数帯にそれぞれ変換し、該中間周波数帯に変換された信号をデジタルの信号列に変換してそれぞれ出力する複数(M)の周波数変換器(27(1)′〜27(M)′)により構成され、
    前記各周波数変換器は、
    前記各帯域の信号をそれぞれ複数(K)に同相分岐する入力信号同相分配器(44)と、
    前記ローカル信号を複数(K)に同相分岐するローカル信号同相分配器(45)と、
    前記入力信号同相分配器によって同相分岐された信号と、前記ローカル信号同相分配器によって同相分岐されたローカル信号とをそれぞれ受けて混合する複数(K)のミキサ(46 〜46 )と、
    前記複数のミキサの出力を、共通のサンプリングクロックによりデジタルの信号列に変換する複数(K)のA/D変換器(48 〜48 )と、
    前記複数のA/D変換器の出力を加算合成する合成器(49)とにより構成されていることを特徴とする請求項5または請求項6記載の周波数変換装置。
  9. 前記信号分波部は、
    変換対象の信号を複数(M)に分岐し、該分岐された信号を、前記分割した各帯域の信号成分のみをそれぞれ通過させる複数(M)のバンドパスフィルタ(22(1)〜22(M))にそれぞれ入力し、該各バンドパスフィルタから前記各帯域の信号成分を並列に出力させることを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の周波数変換装置。
  10. 前記信号分波部は、
    前記分割した各帯域の信号成分のみをそれぞれ通過させる複数(M)のバンドパスフィルタ(22(1)〜22(M))が、その通過帯域が隣接しない同士の組合せで複数(N)のグループに分けられ、
    該各グループに属するバンドパスフィルタは、各グループに設けられたサーキュレータ(23(1)〜23(N))の入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに並列的に接続され、さらに、該複数(N)のサーキュレータは、一つのサーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートと、別のサーキュレータの入力ポートとの間が接続されるように縦列接続されており、その初段のサーキュレータの入力ポートに前記変換対象の信号が与えられていることを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の周波数変換装置。
  11. 前記信号分波部は、
    サーキュレータ(23′)と、該サーキュレータの入力ポートから信号伝達方向にみて近い方の第1入出力ポートに接続され、前記所定周波数領域より狭い通過帯域で且つ前記分割した各帯域の少なくとも一つの帯域の信号成分を抽出するバンドパスフィルタ(22′)とで形成され、前記サーキュレータの入力ポートに入力された信号を、前記バンドパスフィルタにより抽出された信号成分と、前記サーキュレータの前記入力ポートから信号伝達方向にみて遠い方の第2入出力ポートから出力される信号成分とに分ける分波ユニット(24)を有し、
    前記分波ユニットを、通過帯域幅が後段に向かうほど狭くなる状態でツリー状に複数段接続し、最終段の各分波ユニットから前記各帯域の信号成分をそれぞれ並列出力するように構成されていることを特徴とする請求項3〜8のいずれかに記載の周波数変換装置。
JP2009045595A 2008-03-10 2009-02-27 周波数変換装置 Expired - Fee Related JP5049305B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009045595A JP5049305B2 (ja) 2008-03-10 2009-02-27 周波数変換装置
DE102009040775.8A DE102009040775B4 (de) 2009-02-27 2009-09-09 Frequenzumwandlungssystem
US12/556,085 US8300734B2 (en) 2008-03-10 2009-09-09 Frequency converting system

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008059458 2008-03-10
JP2008059458 2008-03-10
JP2009045595A JP5049305B2 (ja) 2008-03-10 2009-02-27 周波数変換装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009246956A JP2009246956A (ja) 2009-10-22
JP5049305B2 true JP5049305B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=41308331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009045595A Expired - Fee Related JP5049305B2 (ja) 2008-03-10 2009-02-27 周波数変換装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8300734B2 (ja)
JP (1) JP5049305B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7940199B2 (en) * 2008-11-25 2011-05-10 Mediatek Inc. Method for calibrating analog-to-digital converting circuits
JP5340189B2 (ja) * 2010-01-27 2013-11-13 日本電信電話株式会社 通信装置
JP5486965B2 (ja) * 2010-03-10 2014-05-07 アンリツ株式会社 光位相変調評価装置及び光位相変調評価方法
JP5043142B2 (ja) * 2010-03-15 2012-10-10 アンリツ株式会社 周波数変換装置及び周波数変換方法
JP5048095B2 (ja) * 2010-03-26 2012-10-17 アンリツ株式会社 周波数変換装置及び周波数変換方法
JP4991896B2 (ja) * 2010-03-26 2012-08-01 アンリツ株式会社 周波数変換装置及び周波数変換方法
JP5242618B2 (ja) * 2010-03-29 2013-07-24 アンリツ株式会社 周波数変換装置及び周波数変換方法
JP5303594B2 (ja) * 2011-03-29 2013-10-02 アンリツ株式会社 周波数変換装置
FR2973972B1 (fr) * 2011-04-07 2013-05-17 Inst Telecom Telecom Paristech Banc d'echantillonneurs avec fonctions de filtrage inherent et versatilite etendue pour conversion analogique numerique large bande multivoie
US9557358B2 (en) 2011-04-20 2017-01-31 Tektronix, Inc. Minimal reconfiguration spectrum stitching with overlapped bands
US8749410B1 (en) * 2012-12-19 2014-06-10 Broadcom Corporation Calibration of interleaving errors in a multi-lane analog-to-digital converter
WO2014112040A1 (ja) * 2013-01-15 2014-07-24 三菱電機株式会社 中継衛星、中継装置および衛星通信システム
US9917634B2 (en) * 2013-02-14 2018-03-13 Mitsubishi Electric Corporation Demultiplexing apparatus, multiplexing apparatus, and relay apparatus
WO2014170927A1 (ja) * 2013-04-18 2014-10-23 三菱電機株式会社 分波装置、合波装置および中継装置
DE102013207464B4 (de) * 2013-04-24 2023-07-13 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Messverfahren und Messgerät zur Vermessung von breitbandigen Messsignalen
TWI633760B (zh) * 2016-01-29 2018-08-21 立積電子股份有限公司 訊號發射器
EP4246151A1 (en) * 2022-03-18 2023-09-20 Rohde & Schwarz GmbH & Co. KG Measurement system for a broadband signal

Family Cites Families (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0769361B2 (ja) 1988-08-10 1995-07-31 アンリツ株式会社 スペクトラムアナライザ
US5302914A (en) * 1992-10-20 1994-04-12 At&T Bell Laboratories Method and apparatus for reducing the peak-to-average power in multi-carrier RF communication systems
US5412690A (en) * 1993-03-08 1995-05-02 Motorola, Inc. Method and apparatus for receiving electromagnetic radiation within a frequency band
JP3563421B2 (ja) * 1993-08-25 2004-09-08 株式会社東芝 無線通信装置
JP3388508B2 (ja) * 1994-07-27 2003-03-24 日本電信電話株式会社 ディジタル復調器
JPH08139691A (ja) * 1994-11-10 1996-05-31 Fujitsu Ten Ltd 周波数分割多重変調方式送信機および受信機
JP4015750B2 (ja) * 1998-05-14 2007-11-28 株式会社東芝 アクティブアレイアンテナシステム
JP3717038B2 (ja) * 1999-07-23 2005-11-16 日本放送協会 Ofdm信号のダイバーシティ受信装置
JP4234878B2 (ja) * 2000-03-24 2009-03-04 富士通株式会社 無線受信機
JP2002101062A (ja) * 2000-09-26 2002-04-05 Yrp Kokino Idotai Tsushin Kenkyusho:Kk マルチキャリア通信システム及び無線受信装置
US20020169603A1 (en) * 2001-05-04 2002-11-14 Texas Instruments Incorporated ADC resolution enhancement through subband coding
US6473013B1 (en) * 2001-06-20 2002-10-29 Scott R. Velazquez Parallel processing analog and digital converter
US7127008B2 (en) * 2003-02-24 2006-10-24 Ibiquity Digital Corporation Coherent AM demodulator using a weighted LSB/USB sum for interference mitigation
US6724335B1 (en) * 2003-06-03 2004-04-20 Broadcom Corporation Systems and methods for digital upconversion for television signals
US7848303B2 (en) * 2003-06-30 2010-12-07 Nxp B.V. Satellite multi-choice switch system
JP3819389B2 (ja) * 2003-12-19 2006-09-06 株式会社日立国際電気 キャリア可変多重伝送装置
US7885178B2 (en) * 2003-12-29 2011-02-08 Intel Corporation Quasi-parallel multichannel receivers for wideband orthogonal frequency division multiplexed communications and associated methods
JP4315012B2 (ja) * 2004-02-16 2009-08-19 ソニー株式会社 無線受信装置
EP1723728B1 (en) * 2004-02-19 2019-10-16 Texas Instruments Incorporated Scalable, cooperative, wireless networking for mobile connectivity
US7333053B2 (en) * 2004-04-29 2008-02-19 Novariant Inc. Signal path system and method for a ranging signal receiver
US7466767B2 (en) * 2004-09-13 2008-12-16 Glowlink Communications Technology, Inc. Signal processing system and method having increased bandwidth
EP1835632A4 (en) * 2004-12-28 2008-12-31 Panasonic Corp SPECTRUM spreading RECEPTION DEVICE
TWI264193B (en) * 2005-03-04 2006-10-11 Mediatek Inc Apparatus and method for compensating IQ imbalance in OFDM system with carrier frequency offset
US7292166B2 (en) * 2005-05-26 2007-11-06 Advantest Corporation Analog/digital converter and program therefor
US8902369B2 (en) * 2006-06-16 2014-12-02 Thomson Licensing Multichannel digital cable tuner

Also Published As

Publication number Publication date
US8300734B2 (en) 2012-10-30
US20100220778A1 (en) 2010-09-02
JP2009246956A (ja) 2009-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5049305B2 (ja) 周波数変換装置
JP4015750B2 (ja) アクティブアレイアンテナシステム
US7257497B2 (en) Sequential frequency band acquisition apparatus for test and measurement instruments
JP5604702B2 (ja) バンドパスデジタル/アナログ変換器のための方法および装置
JP2006523057A (ja) I/q不整合補償スキームを有するトランシーバ
CN101373984A (zh) 用于宽带信号生成的频率交织方法
JP2010507965A (ja) 無線周波数増幅器のスイッチ変調
WO2013086361A1 (en) Transformer power combiner with filter response
JP4996644B2 (ja) 周波数変換装置
JP5148581B2 (ja) スペクトラムアナライザ
EP1009100B1 (en) Interference canceling device
US20180217189A1 (en) Test and measurement device, method for calibrating a test and measurement device as well as method for analyzing a high bandwidth of a radio frequency signal
JP5486965B2 (ja) 光位相変調評価装置及び光位相変調評価方法
US20020196860A1 (en) Orthogonal frequency division multiplex signal demodulator circuit having simple circuit configuration
JP3367735B2 (ja) 歪み特性測定用rf装置及び歪み特性測定方法
US8185328B2 (en) Device, method, and program for measuring signal, and recording medium
JP4881904B2 (ja) 信号発生装置
JP6416818B2 (ja) Rf信号生成装置およびrf信号解析装置
Eghbali et al. An arbitrary-bandwidth transmultiplexer and its application to flexible frequency-band reallocation networks
JP5303594B2 (ja) 周波数変換装置
JPH06311134A (ja) 直交周波数分割多重信号発生器
JP3409136B2 (ja) ディジタル放送用直交変調装置
JP5043142B2 (ja) 周波数変換装置及び周波数変換方法
JP5049308B2 (ja) 周波数変換器
JP2022172940A (ja) 信号発生器および任意波形発生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110307

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120417

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120703

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120720

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5049305

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees