JPH07229924A - 加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

加速度センサ及びその製造方法

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JPH07229924A
JPH07229924A JP2287494A JP2287494A JPH07229924A JP H07229924 A JPH07229924 A JP H07229924A JP 2287494 A JP2287494 A JP 2287494A JP 2287494 A JP2287494 A JP 2287494A JP H07229924 A JPH07229924 A JP H07229924A
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JP
Japan
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acceleration sensor
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cantilever
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end portion
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JP2287494A
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English (en)
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Yasuo Imaeda
泰夫 今枝
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】破損に対する耐力を向上させた上で検出感度を
高めることが可能な加速度センサを提供する。 【構成】加速度が印加されると重り部4がたわんで片持
梁2の基端部が歪み、その歪みに応じた力が圧電変換器
3に加わる。その力を圧電変換器3が感知し、印加され
た加速度に対応した検出信号を出力する。重り部4が矢
印α方向にある程度以上たわむと、重り部4の受け部4
aが片持梁11の自由端部11aに当接し、重り部4が
それ以上にたわむのが防止される。反対に、重り部4が
矢印β方向にたわんだときには、片持梁12の自由端部
12aが枠部1aの受け部1bに当接する。各片持梁1
1,12は弾性に富むポリイミド系樹脂膜によって形成
され、各自由端部11a,12aが各受け部4a,1b
と急激に衝突したとしても、その衝突力は各片持梁1
1,12によって吸収される。従って、各片持梁11,
12または各受け部4a,1bが破損することはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は加速度センサ及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、シリコン基板に片持梁の基端部が
固定され、その片持梁の基端部に圧電変換器が設けら
れ、片持梁の自由端部に重り部が設けられ、前記シリコ
ン基板は重り部の外周を所定の間隔を開けて取り囲むよ
うに形成されている半導体加速度センサが種々提案され
ている。このような半導体加速度センサでは、加速度が
印加されると重り部がたわんで片持梁の基端部が歪み、
その歪みに応じた力が圧電変換器に加わる。その力を圧
電変換器が感知し、印加された加速度に対応した検出信
号を出力する。
【0003】しかし、このような半導体加速度センサ
は、大きな加速度が印加されると、重り部が過剰にたわ
んで片持梁の基端部が破損する恐れがある。そこで、特
開平1−162159号公報や特開平3−255369
号公報に開示されるように、重り部に突起部を設け、重
り部の外周を囲むシリコン基板には前記突起部に空隙を
開けて当接可能に臨む受け部(または第2の突起部)を
設ける構成が提案されている。つまり、重り部がある程
度以上にたわむと突起部が受け部に当接し、重り部がそ
れ以上にたわむのを防止するわけである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記各公報によると、
突起部および受け部が共にシリコン基板をエッチングし
て形成されている。つまり、突起部と受け部とは共に、
固くてもろい単結晶シリコンによって形成されている。
従って、過大な衝撃力などの極めて大きな加速度が印加
されると、突起部および受け部が破損する恐れがあっ
た。その結果、突起部と受け部とが当接しなくなり、重
り部が過剰にたわんで片持梁の基端部が破損する恐れも
あった。
【0005】また、前記各公報によると、シリコン基板
上にP型またはN型シリコンを多層に形成し、P型およ
びN型シリコンのエッチングレートの差を利用して突起
部および受け部を形成している。従って、P型またはN
型シリコンを多層に形成する工程と、それらを異なるエ
ッチング条件で複数回に渡ってエッチングする工程とが
必要になり、製造工程が複雑になってしまう。加えて、
P型およびN型シリコンのエッチングレートの差は小さ
いため、突起部および受け部を所望の形状に形成するの
は難しく、制御性およびスループットが低下するという
欠点もある。
【0006】さらに、前記各公報によると、突起部の片
側にしか受け部が設けられていない。従って、突起部と
受け部とが当接する方向に重り部がたわんだ場合には、
前記したように、突起部が受け部に当接して重り部がそ
れ以上にたわむのが防止される。しかし、重り部のたわ
む方向によっては突起部と受け部とが当接せず、その場
合に重り部が過剰にたわめば、やはり片持梁の基端部が
破損する恐れがあった。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、破損に対する耐力を向
上させた上で検出感度を高めることが可能な加速度セン
サを提供することにある。また、本発明の別の目的は、
そのような加速度センサの簡単な製造方法を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、基板に片持梁の基端部が固定され、その基端部に圧
電変換器が設けられ、片持梁の自由端部に重り部が設け
られた加速度センサにおいて、基板または重り部のうち
少なくともいずれか一方に設けられ、重り部の変位を規
制すると共に、その規制時に生じる重り部からの衝撃力
を吸収する付勢緩衝部材を備えたことをその要旨とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明は、基板に片持梁の
基端部が固定され、その基端部に圧電変換器が設けら
れ、片持梁の自由端部に重り部が設けられた加速度セン
サにおいて、重り部の外周に位置する基板の枠部にその
基端部が固定され、その自由端部が重り部に所定の間隔
を開けて当接可能に臨み、弾性に富んだ材質で形成され
た第1の舌片と、重り部の端部にその基端部が固定さ
れ、その自由端部が前記枠部に所定の間隔を開けて当接
可能に臨み、弾性に富んだ材質で形成された第2の舌片
とのうち少なくともいずれか一方の舌片を備えたことを
その要旨とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、半導体基板に片
持梁の基端部が固定され、その片持梁の基端部の半導体
基板上にPN接合素子から成る圧電変換器が形成され、
片持梁の自由端部に重り部が設けられた加速度センサに
おいて、重り部の外周に位置する半導体基板の枠部にそ
の基端部が固定され、その自由端部が重り部に形成され
た受け部に空隙を開けて当接可能に臨み、弾性に富んだ
材質で形成された第1の舌片と、重り部の端部にその基
端部が固定され、その自由端部が前記枠部に形成された
受け部に空隙を開けて当接可能に臨み、弾性に富んだ材
質で形成された第2の舌片とのうち少なくともいずれか
一方の舌片を備えたことをその要旨とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2または
請求項3に記載の加速度センサにおいて、第1または第
2の舌片はそれぞれ、重り部または枠部と反対方向に反
り返っていることをその要旨とする。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項2に記載
の加速度センサの製造方法において、基板の表面に弾性
に富んだ材質から成る薄膜を形成する工程と、基板上に
圧電変換器を配置する工程と、基板をエッチングして片
持梁および重り部を形成すると共に、薄膜下の基板をア
ンダーエッチすることにより第1または第2の舌片を形
成する工程とを備えたことをその要旨とする。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項3に記載
の加速度センサの製造方法において、半導体基板の表面
に弾性に富んだ材質から成る薄膜を形成する工程と、半
導体基板上にPN接合素子から成る圧電変換器を形成す
る工程と、半導体基板をエッチングして片持梁および重
り部を形成すると共に、薄膜下の半導体基板をアンダー
エッチすることにより空隙を形成し、各受け部および第
1または第2の舌片を形成する工程とを備えたことをそ
の要旨とする。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、付勢緩衝部材
を設けたことにより、重り部の変位が規制され、その規
制時に生じる重り部からの衝撃力が吸収される。従っ
て、重り部が過剰に変位して片持梁が破損することはな
くなる。その結果、片持梁の強度を弱めることが可能に
なり、僅かな加速度が印加されても重り部が変位し易く
なって加速度の検出感度を高めることができる。
【0015】請求項2または請求項3に記載の発明によ
れば、第1または第2の舌片によって重り部の変位が規
制される。また、第1または第2の舌片は弾性に富んだ
材質で形成されているため、前記規制時に生じる重り部
からの衝撃力は第1または第2の舌片によって吸収され
る。従って、請求項1と同様の効果が得られる。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、第1また
は第2の舌片が重り部または枠部と反対方向に反り返っ
ているため、その反り返り分に応じて重り部の変位が規
制される。
【0017】請求項5または請求項6に記載の発明によ
れば、片持梁および重り部を形成するためのエッチング
時に、薄膜下の基板のアンダーエッチが進行して第1ま
たは第2の舌片が形成される。従って、特別な工程を設
けることなく、第1または第2の舌片を容易に形成する
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面に
従って説明する。本実施例の斜視図を図1に、図1のA
−A線断面図を図2に示す。
【0019】単結晶シリコン基板1には片持梁2の基端
部が固定され、その片持梁2の基端部には複数(図示で
は4個)の圧電変換器3が設けられている。片持梁2の
自由端部には重り部4が設けられている。片持梁2およ
び重り部4の外周は、所定の間隔を開けてシリコン基板
1に取り囲まれている。
【0020】その片持梁2および重り部4は、単結晶シ
リコン基板1をエッチングして形成されている。つま
り、シリコン基板1にはコの字状の溝5が形成され、そ
のコの字の開口部に位置する部分(溝5の切れていない
部分)の下側のシリコン基板1には、台形状にくり抜か
れた凹部6が形成されている。その凹部6上のシリコン
基板1の薄肉部が片持梁2となり、溝5に囲まれた薄肉
部以外のシリコン基板1が重り部4となる。
【0021】溝5を挟んで重り部4の外周を囲むシリコ
ン基板1の枠部1aには、片持梁11の基端部が固定さ
れている。重り部4には、片持梁11の自由端部11a
に空隙Bを開けて当接可能に臨む受け部4aが形成され
ている。重り部4の端部には、片持梁12の基端部が固
定されている。シリコン基板1の枠部1aには、片持梁
12の自由端部12aに空隙Cを開けて当接可能に臨む
受け部1bが形成されている。それら各片持梁11,1
2は隣接して設けられ、弾性に富むポリイミド系樹脂の
薄膜によって形成されている。また、各片持梁11,1
2の各自由端部11a,12aは、各受け部4a,1b
と反対方向に反り返っている。
【0022】このように構成された本実施例では、加速
度が印加されると重り部4がたわんで片持梁2の基端部
が歪み、その歪みに応じた力が圧電変換器3に加わる。
その力を圧電変換器3が感知し、印加された加速度に対
応した検出信号を出力する。
【0023】このとき、大きな加速度が印加されると、
それに応じて重り部4のたわみも大きくなる。そして、
重り部4が図示上方(矢印α方向)にある程度以上たわ
むと、重り部4の受け部4aが片持梁11の自由端部1
1aに当接し、重り部4がそれ以上にたわむのが防止さ
れる。反対に、重り部4が図示下方(矢印β方向)にあ
る程度以上たわむと、片持梁12の自由端部12aが枠
部1aの受け部1bに当接し、重り部4がそれ以上にた
わむのが防止される。つまり、重り部4の矢印α方向へ
のたわみ(変位)は、自由端部11aの前記反り返りと
空隙Bとによって規定される。また、重り部4の矢印β
方向へのたわみ(変位)は、自由端部12aの前記反り
返りと空隙Cとによって規定される。従って、各自由端
部11a,12aの前記反り返りと各空隙B,Cとを適
宜に調整することにより、矢印α,β方向への重り部4
の変位量を規定することができる。
【0024】ここで、各片持梁11,12は弾性に富む
ポリイミド系樹脂の薄膜によって形成されている。その
ため、過大な衝撃力などの極めて大きな加速度が印加さ
れ、各自由端部11a,12aが各受け部4a,1bと
急激に衝突したとしても、その衝突力は各片持梁11,
12によって吸収される。従って、各片持梁11,12
または各受け部4a,1bが破損することはない。
【0025】このように本実施例では、各片持梁11,
12が各受け部4a,1bに当接することによって重り
部4の過剰なたわみ(変位)が抑制されるのに加え、各
片持梁11,12が弾性に富むため各受け部4a,1b
からの衝突力が吸収される。従って、本実施例によれ
ば、大きな加速度が印加されても、重り部4が過剰にた
わんで片持梁2の基端部が破損する恐れは完全になくな
る。その結果、片持梁2の肉厚を十分に薄くすることが
可能になり、僅かな加速度が印加されても重り部4がた
わみ易くなって加速度の検出感度を高めることができ
る。
【0026】次に、上記のように構成された本実施例の
製造方法を説明する。まず、シリコン基板1の表面にポ
リイミド系樹脂の薄膜13を形成する。その方法として
は、オリゴマー溶液をスピンコート法(溶液を滴下後基
板を回転させる)またはポッティング法(溶液の自然広
がりを利用する)によって塗布し、熱処理によって縮合
させる方法が一般的である。次に、シリコン基板1上に
PN接合素子(感圧トランジスタまたは感圧ダイオー
ド)から成る圧電変換器3を形成する。続いて、薄膜1
3における各片持梁11,12の輪郭部分を削り取る。
そして、ウェットエッチングやドライエッチングなどの
適宜なエッチング法により、シリコン基板1に凹部6お
よび溝5を形成する。このエッチング時において、薄膜
13における前記各片持梁11,12の輪郭部分からア
ンダーエッチが進行し、各空隙B,Cが形成される。す
ると、薄膜13から各片持梁11,12が形成され、そ
の張力により各自由端部11a,12aは各受け部4
a,1bと反対方向に反り返る。
【0027】このように本実施例は、一般的で簡単な方
法を用いて容易に製造することができる。尚、本実施例
は以下のように変更してもよい。
【0028】1)各片持梁11,12と同様のものをそ
れぞれ複数個設ける。この場合には、上記効果をより高
めることができる。 2)各片持梁11,12のいずれか一方だけを設ける。
この場合には、重り部4の一方向へのたわみについてだ
け有効になる。
【0029】3)各片持梁11,12をポリイミド系樹
脂ではなく、弾性に富む適宜な薄膜材料(有機シリカ、
有機および無機SOG(Spin On Glass )、等)に置き
代える。
【0030】4)各片持梁11,12を設ける位置を適
宜に変更する。その場合、シリコン基板1の枠部1aは
重り部4をコの字状に囲む必要はなく、片持梁11の基
端部および受け部1bが形成可能であればよい。
【0031】5)各空隙B,Cを省く。その場合は、各
片持梁11,12の自由端部11a,12aの反り返り
だけにより、重り部4の変位量を規定することができ
る。 6)各片持梁11,12の自由端部11a,12aの反
り返りを省く。その場合は、各空隙B,Cだけにより、
重り部4の変位量を規定することができる。
【0032】7)圧電変換器3をシリコン基板1上に形
成するのではなく、シリコン基板1上に貼付する。この
場合には、バルク素子や圧電素子から成る圧電変換器3
を用いることができ、シリコン基板1を適宜な材料から
成る基板に置き代えることができる。
【0033】8)シリコン基板1の表面に薄膜13を形
成し、その薄膜13から各片持梁11,12を形成する
のではなく、別個に製造した各片持梁11,12をシリ
コン基板1の所望の箇所に貼付して固定する。
【0034】ところで、この明細書で圧電変換器とある
のは、圧抵抗素子(バルク素子またはPN接合素子)ま
たは圧電素子から成る機械量→電気量の変換素子として
の広義の圧電変換器を意味する。また、弾性に富んだ材
質とあるのは、ポリイミド系樹脂、有機シリカ、有機お
よび無機SOGからなるグループから選択された1つの
材料である。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、破
損に対する耐力を向上させた上で検出感度を高めること
が可能な加速度センサを提供することができる。また、
そのような加速度センサを簡単かつ容易に製造すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例の斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【符号の説明】
1…シリコン基板、1a…枠部、2…片持梁、3…圧電
変換器、4…重り部、11…付勢緩衝部材および第1の
舌片としての片持梁、12…付勢緩衝部材および第2の
舌片としての片持梁、11a,12a…自由端、13…
薄膜、B,C…空隙

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(1)に片持梁(2)の基端部が固
    定され、その基端部に圧電変換器(3)が設けられ、片
    持梁の自由端部に重り部(4)が設けられた加速度セン
    サにおいて、 基板または重り部のうち少なくともいずれか一方に設け
    られ、重り部の変位を規制すると共に、その規制時に生
    じる重り部からの衝撃力を吸収する付勢緩衝部材(1
    1,12)を備えた加速度センサ。
  2. 【請求項2】 基板(1)に片持梁(2)の基端部が固
    定され、その基端部に圧電変換器(3)が設けられ、片
    持梁の自由端部に重り部(4)が設けられた加速度セン
    サにおいて、 重り部の外周に位置する基板の枠部(1a)にその基端
    部が固定され、その自由端部(11a)が重り部に所定
    の間隔を開けて当接可能に臨み、弾性に富んだ材質で形
    成された第1の舌片(11)と、 重り部の端部にその基端部が固定され、その自由端部
    (12a)が前記枠部(1a)に所定の間隔を開けて当
    接可能に臨み、弾性に富んだ材質で形成された第2の舌
    片(12)とのうち少なくともいずれか一方の舌片(1
    1、12)を備えた加速度センサ。
  3. 【請求項3】 半導体基板(1)に片持梁(2)の基端
    部が固定され、その片持梁の基端部の半導体基板上にP
    N接合素子から成る圧電変換器(3)が形成され、片持
    梁の自由端部に重り部(4)が設けられた加速度センサ
    において、 重り部の外周に位置する半導体基板の枠部(1a)にそ
    の基端部が固定され、その自由端部(11a)が重り部
    に形成された受け部(4a)に空隙(B)を開けて当接
    可能に臨み、弾性に富んだ材質で形成された第1の舌片
    (11)と、 重り部の端部にその基端部が固定され、その自由端部
    (12a)が前記枠部(1a)に形成された受け部(1
    b)に空隙(C)を開けて当接可能に臨み、弾性に富ん
    だ材質で形成された第2の舌片(12)とのうち少なく
    ともいずれか一方の舌片(11、12)を備えた加速度
    センサ。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の加速度
    センサにおいて、第1または第2の舌片(11、12)
    はそれぞれ、重り部(4)または枠部(1b)と反対方
    向に反り返っていることを特徴とする加速度センサ。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の加速度センサの製造方
    法において、 基板(1)の表面に弾性に富んだ材質から成る薄膜(1
    3)を形成する工程と、 基板上に圧電変換器(3)を配置する工程と、 基板をエッチングして片持梁(2)および重り部(4)
    を形成すると共に、薄膜(13)下の基板をアンダーエ
    ッチすることにより第1または第2の舌片(11、1
    2)を形成する工程とを備えた加速度センサの製造方
    法。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の加速度センサの製造方
    法において、 半導体基板(1)の表面に弾性に富んだ材質から成る薄
    膜(13)を形成する工程と、 半導体基板上にPN接合素子から成る圧電変換器(3)
    を形成する工程と、 半導体基板をエッチングして片持梁(2)および重り部
    (4)を形成すると共に、薄膜(13)下の半導体基板
    をアンダーエッチすることにより空隙(B、C)を形成
    し、各受け部(4a、1b)および第1または第2の舌
    片(11、12)を形成する工程とを備えた加速度セン
    サの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009236824A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Oki Semiconductor Co Ltd 加速度センサの構造及びその製造方法
JP2013072836A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Seiko Epson Corp 物理量検出器、物理量検出デバイス及び電子機器

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